JPH05109010A - 磁気記録媒体の再生信号の処理装置 - Google Patents

磁気記録媒体の再生信号の処理装置

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JPH05109010A
JPH05109010A JP29638991A JP29638991A JPH05109010A JP H05109010 A JPH05109010 A JP H05109010A JP 29638991 A JP29638991 A JP 29638991A JP 29638991 A JP29638991 A JP 29638991A JP H05109010 A JPH05109010 A JP H05109010A
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value
difference
signal
bit
identification
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JP29638991A
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Masaaki Hara
雅明 原
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気記録媒体から再生され、ナイキスト基準で
等化された信号をしきい値と比較することによって、2
値信号に変換する時に、識別エラーを減少させる。 【構成】入力端子1からの等化後の再生信号と、入力端
子2からのクロックとが検出回路101に供給される。
検出回路101は、A/D変換器3(図8)を有し、A
/D変換器3の出力の対象ビットとその前後のビットの
2階差分値を発生する。この2階差分値と2階差分しき
い値との和あるいは差が前のビットの識別値に応答して
選択され、選択された和あるいは差に補正係数が乗じら
れる。この補正係数を乗じられた和あるいは差が固定の
しきい値に加えられ、適応的なしきい値が形成される。
適応的なしきい値でもって、対象ビットの識別出力が得
られる。さらに、補正係数を固定して2階差分しきい値
をエラーが少なくなるように、自動調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録媒体を使用
したディジタル記録再生システムあるいは伝送システム
における再生信号の処理装置、特に、再生信号を2値信
号に変換するためのビット識別に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル記録再生システムまたはディ
ジタル伝送システムでは、記録密度を向上しようとする
と、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク等)から
の再生信号のS/Nが低くなり、再生ディジタル信号が
記録ディジタル信号と一致しないエラーが多くなる。再
生ヘッドからのアナログ波形から正しくディジタル信号
を検出するための信号処理技術が必要とされる。
【0003】従来のかかる目的に供される信号処理技術
としては、積分検出方式が知られている。これは、ナイ
キストの基準と呼ばれる等化基準に基づいた等化を行な
うことによって、識別点での符号間干渉を出来るだけ小
さくして、それから、所定のしきい値との大小関係から
ナイキスト波形を2値化するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、等化基
準を完全に満たすような等化器を実現することが困難で
あり、また、再生信号に関して、ランダム・ノイズ、低
域遮断、高域の不足などの問題があり、しきい値の近傍
にエラーが集中する欠点があった。
【0005】また、従来から積分検出を用いるディジタ
ル信号再生装置では、テープあるいはヘッドの特性のば
らつき、経時変化を補償できる簡単な構成の自動等化器
が求められていた。自動等化器は、トランスバーサル・
フィルターを用いれば自動等化アルゴリズムが適用でき
るので実現することができるが、少ないタップ数では十
分な等化を行なうことができず、逆にタップ数を増やす
と大規摸な回路になるので、実用には至っていなかっ
た。
【0006】従って、この発明の目的は、従来の積分検
出方式に比して、よりエラーレイトが少ないように改良
された再生信号の処理装置を提供することにある。
【0007】この発明の他の目的は、パラメータの自動
的な調整が可能な再生信号の処理装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、磁気記録媒
体から電磁変換器により再生された再生信号をナイキス
ト基準で等化し、等化後の再生信号としきい値と比較す
ることによって、再生信号を2値信号に変換するように
した磁気記録媒体の再生信号の処理装置において、等化
後の再生信号をデータレートでA/D変換するA/D変
換器と、A/D変換器の出力信号の対象ビットとその前
後のビットを用いて、2階差分値(ddX)を求める回路
と、前のビットの識別値(A(k-1) )を求める回路と、
後のビットの識別値(A´(k+1))を求める回路と、2
階差分しきい値(S)と2階差分値(ddX)との差および
和の一方を、前のビットの識別値(A(k-1) )に応答し
て発生し、差および和の一方としきい値補正係数(C)
を掛けてから、所定のしきい値(T)に加える回路とか
らなることを特徴とする磁気記録媒体の再生信号の処理
装置である。
【0009】また、この発明は、さらに、前後のビット
の識別値の一致検出を行い、これらが一致している時
と、一致しない時とで、2階差分しきい値およびしきい
値補正係数のそれぞれを異ならせるものである。
【0010】さらに、この発明は、しきい値補正係数を
固定し、第1および第2の2階差分しきい値を最適な値
に自動的に調整するものである。すなわち、等化後の再
生信号をデータレートでA/D変換する回路と、A/D
変換器からの対象ビットの値(X(k) )と対象ビットお
よびその前後のビットを用いて求められた2階差分値
(ddX)に固定係数を乗じた値との差分(Y(k))を求め
る回路と、この差分と所定のしきい値(T)との差分を
検出する回路と、前のビットの識別値(A(k-1))を求
める回路と、後のビットの識別値( A´(k+1) )を求め
る回路と、前後のビットの識別値が一致検出を行う回路
と、一致検出の結果DSに応答して、選択された第1お
よび第2の2階差分しきい値(D、S)の一方を、前の
ビットの識別値(A(k-1) )に応答して加算あるいは減
算し、識別出力(A(k) )を発生する回路とを含む検出
回路(101)と、検出回路(101)と結合され、検
出回路(101)からの対象ビットに対応する識別値
(A(k) )の等化誤差を検出する回路(103、10
4)と、対象ビットに関してなされる検出回路(10
1)の比較処理をトランスバーサル・フィルタとみなす
ために、導入された仮想的なゲイン(Gd、Gs)と、
第1および第2の2階差分しきい値(D、S)を、等化
誤差を減少させる方向に順次変更するパラメータ調整回
路(105、106、107、108)と、パラメータ
調整回路(105、106、107、108)からの仮
想的なゲイン(Gd、Gs)を等化誤差検出回路(10
3、104)に与えるとともに、第1および第2の2階
差分しきい値(D、S)を検出回路(101)に与える
ためのフィードバック回路とからなることを特徴とする
磁気記録媒体の再生信号の処理装置である。
【0011】
【作用】この発明は、低域遮断、高域の不足あるいはビ
ットシフトの影響を低減する方向にしきい値を動かし、
識別後のエラーを低減することができる。ここで、後の
ビットの識別値A(k+1) は、適応的なしきい値が求まっ
ていない段階で、積分検出用の所定のしきい値を使用し
て求められたものであることから、仮の識別値である。
また、この発明は、テスト信号を用いることなく、適応
的なしきい値を求めるためのパラメータを自動的に調整
することができる。
【0012】
【実施例】この発明は、ランダムノイズ、低域遮断、高
域の不足等に起因して、エラーが発生する箇所を予測で
きることに着目するものである。この発明は、積分検出
方式のしきい値を適応的に制御するものであり、下記の
ような概略的な処理がなされる。
【0013】1)等化後の再生信号(ナイキスト波形)
をデータレートでA/D変換して、対象ビットおよびそ
の前後のビットを用いて、2階差分値(ddX)を求める。
また、前後のビットの識別値( A(k-1) 、A´(k+1) )
を求める。
【0014】2)前後のビットの識別値が一致している
ときは、第1の2階差分しきい値(S)と2階差分値
(ddX)との差および和の一方を識別値に応答して選択
し、選択された差あるいは和と第1のしきい値補正係数
(Cs)を乗じてから、積分検出用のしきい値(T)に
加える。
【0015】3)前後のビットの識別値が一致しないと
きは、第2の2階差分しきい値(D)と2階差分値(dd
X)との差および和の一方を前のビットの識別値に応答し
て選択し、選択された差あるいは和と第2のしきい値補
正係数(Cd)を乗じてから、所定のしきい値(T)に
加える。これによって、低域遮断、高域の不足あるいは
ビットシフトの影響を低減する方向にしきい値を動か
し、識別後のエラーを低減することができる。ここで、
後のビットの識別値A´(k+1) は、適応的なしきい値が
求まっていない段階で、積分検出のしきい値(T)を使
用して求められたものであることから、仮の識別値であ
る。
【0016】かかる適応しきい値検出方式では、以下の
ように、しきい値を変化させて検出する。 A(k-1) =A´(k+1) の場合: X(k) ≧T+Cs×(ddX−A(k-1) ×S) :A(k) =1 X(k) <T+Cs×(ddX−A(k-1) ×S) :A(k) =−1 A(k-1) ≠A´(k+1) の場合: X(k) ≧T+Cd×(ddX−A(k-1) ×D) :A(k) =1 X(k) <T+Cd×(ddX−A(k-1) ×D) :A(k) =−1
【0017】ここで、 X(k) :k番目のビットの等化後の再生信号の振幅 A(k) :k番目のビットの識別値(1または−1) A´(k) :k番目のビットの仮識別値(1または−1) T :積分検出の所定のしきい値 S :前後のビットの識別値が等しい場合の2階差
分しきい値 D :前後のビットの識別値が異なる場合の2階差
分しきい値 Cs :前後のビットの識別値が等しい場合のしきい
値補正係数 Cd :前後のビットの識別値が異なる場合のしきい
値補正係数 ddX :ビット間隔の2階差分 ddxは、 低域遮断と高域の不足の区別に必要であっ
て、 ddX =X(k-1) −2×X(k) +X(k+1) である。
【0018】適応しきい値検出方式において、(Xth=
S=D、C=Cs=Cd)としても、エラー数を少なく
できる。この場合の上式は、下記のものとなる。 A(k-1) =1の場合: X(k) ≧T+C×(ddX−Xth) :A(k) =1 X(k) <T+C×(ddX−Xth) :A(k) =−1 A(k-1) =−1の場合: X(k) ≧T+C×(ddX+Xth) :A(k) =1 X(k) <T+C×(ddX+Xth) :A(k) =−1
【0019】ここで、図1Aのような波形の等化後の再
生信号に関して、従来の積分検出方式でビット識別を行
った結果のエラーの分布を図1Cに示す。図1Bは、振
幅の分布を示す。図1Aは、30Mbpsのディジタル
信号をテスト信号として用い、このテスト信号の等化後
の波形である。図1Bの総サンプル数が262,145
である。そして、図1Cは、積分検出のしきい値(T=
133)として、ビット識別を行った結果であり、エラ
ー数が92である。従って、エラーレートが1.5×1
-3である。
【0020】上述の適応しきい値方式で、一例として、
(D=0)とし、(C=Cs=Cd)とした時に、パラ
メータSおよびCを変化させた時のエラー分布を図2
A、図2Bにそれぞれ示す。図2Aは、(T=133、
C=0.5)の時に、2階差分しきい値Sの変化に対す
るエラー数の変化である。図2Bは、(T=133、S
=54)の時に、しきい値補正係数Cの変化に対するエ
ラー数の変化である。(T=133、S=54、C=
0.75)に設定した時に、エラー分布は、図2Cに示
すように、エラー数が92から3に減少する。このよう
に、エラーが約1/30に減少している。
【0021】この残留している3個のエラーを調べる
と、いずれも、前後のビットの識別値が異なる場合であ
った。そこで、この場合にも、2階差分しきい値を使用
することが好ましいことが判明した(D≠0)。図1A
に示す再生信号に対して、SおよびD(例えばS=D)
を使用した方式のエラー分布を図3A、図3Bに示す。
図3Aは、(T=133、C=0.5)の時に、2階差
分しきい値S、Dの変化に対するエラー数の変化であ
る。図3Bは、(T=133、S=54)の時に、しき
い値補正係数Cの変化に対するエラー数の変化である。
この図3Bから分かるように、パラメータを最適化する
と、エラーをゼロとすることができる。
【0022】(S=D、C=Cs=Cd)とした適応し
きい値検出方式によるビット識別の例を図4、図5、図
6にそれぞれ示す。図4Aが低域遮断時の再生信号波形
であり、図5Aが高域不足の再生信号波形であり、図6
Aがビットシフトが生じた再生信号波形である。いずれ
の波形も、ナイキスト等化された後のものである。これ
らの図中で、矢印で示す箇所で、積分検出のしきい値と
再生信号レベルとの関係からエラーが発生する可能性が
ある。
【0023】この発明が適用された適応しきい値検出方
式によれば、各再生信号波形に対応して、図4B、図5
B、図6Bに示すように、ビット識別のしきい値が変化
する。再生信号としきい値とを重ねて図4C、図5C、
図6Cにそれぞれ示す。これらの図から分かるように、
再生信号波形が歪んでも、正しくビット識別を行うこと
ができる。
【0024】上述の適応しきい値検出方式は、A/D変
換器、シフトレジスタ、2階差分を検出する回路、補正
係数Cを乗算する回路、前のビットの識別値に応じてし
きい値Tを増減させる加算あるいは減算器等からなる簡
単なハードウエアによって実現することができる。
【0025】かかる適応しきい値検出方式では、従来の
積分検出方式に比べて、1/10以下にエラーを低減す
ることができる。しかしながら、テスト信号を用いて、
4つのパラメータ(S、D、Cs、Cd)を最適値にそ
れぞれ調整する必要が生じる。次に述べるこの発明の他
の実施例は、このパラメータの自動調整を達成すること
ができる。
【0026】他の実施例は、概略的に下記に述べる処理
を行うものである。 1)適応しきい値検出方式の動作を一種のトランスバー
サル・フィルタとみなす。 2)積分検出のしきい値に足す前にビット間隔の2階差
分に乗じていたしきい値補正係数をあらかじめ固定して
おく。 3)トランスバーサル・フィルタの自動等化のアルゴリ
ズムを適用するために、仮想的なゲインを導入する。 4)自動等化のアルゴリズムで必要になる誤差評価関数
を適時計算する。 5)トランスバーサル・フィルタと適応しきい値検出方
式の類似性より得られる指針にしたがって2階差分しき
い値を更新する。
【0027】これによって、テスト信号を用いることな
くパラメーターの自動調整を可能にし、また、積分検出
方式に比べて符号誤り率を約1/10に低減し、さら
に、デバイスや媒体のばらつきおよび経時変化を補償す
るビット識別器を実現することができる。
【0028】次に、上述の適応しきい値検出方式に検出
のための式は、それを変形すると、一種のトランスバー
サル・フィルタとみなせることを示す。まず、前後のビ
ットの識別値と関係ない部分については、以下のような
トランスバーサル・フィルタになる。 Y(k) =X(k) −C×ddX =(1+2×C)×X(k) −C×X(k-1) −C×X(k+1)
【0029】ここで、しきい値補正係数Cは、(C=C
s=Cd)として、入力信号に関係なく、C=0.4〜
0.6に固定したものである。このように補正係数Cを
定めておき、2階差分しきい値SおよびDの値だけを最
適化しても、符号誤り率の低減効果にはおおきな差がな
い。一例として、パラメータを減らすために、C=0.
5に固定する。このとき、前後のビットの識別値と関係
ない部分は、以下のような固定係数のトランスバーサル
・フィルタになる。 Y(k) =2×X(k) −X(k-1) /2−X(k+1) /2
【0030】さらに、仮想的なゲインとしてGs、Gd
を導入して、SとDの操作を含めると、以下のような形
の非線形なトランスバーサル・フィルタになり、Zsま
たはZdの正負によって、ビットの1あるいは−1を識
別すればよい。 A(k-1) =A(k+1) の場合: Zs(k) =Gs×(Y(k) −T−A(k-1) ×S/2) A(k-1) ≠A(k+1) の場合: Zd(k) =Gd×(Y(k) −T−A(k-1) ×D/2)
【0031】この非線形なトランスバーサル・フィルタ
に、自動等化のアルゴリズムを適用することを考える。
自動等化のアルゴリズムとしては代表的なものにゼロ・
フォーシング法や最小2乗誤差法などがある。ここで
は、比較的簡単なゼロ・フォーシング法を3タップのト
ランスバーサル・フィルタによる自動等化に適用した場
合をもとにして考える。
【0032】まず、3タップのトランスバーサル・フィ
ルタの出力は、下記の式で表される。 X(k) =C(−1)×Y(k-1) +C(0)×Y(k) +C(1)×Y(k+1) ここで、 Y(k) :k番目のビットの等化前の再生信号の振幅 X(k) :k番目のビットの等化後の再生信号の振幅 C(0) :現在のビット(対象ビット)に対する係数 C(−1):前のビットに対する係数 C(1) :後のビットに対する係数
【0033】自動等化のために、等化誤差およびその評
価値が求められる。この等化誤差に相当する信号E(k)
は、次の式で与えられる。 E(k) =(X(k) −T)−B(k) ここで、 E(k) :k番目のビットの等化誤差 B(k) :k番目のビットの検出結果から得られる期待さ
れる振幅値 T :積分検出のしきい値
【0034】等化誤差の評価値H(j) は、次の式で与え
られる。 H(j) =ΣA(k-j) ×sgn(E(k) ) ここで、 Σ :(k=0)から(k=N)までの総和を表す。 A(k) :k番目のビットの識別結果( 1または−1) α≧0 : sgn(α)=1 α<0 : sgn(α) =−1 ここで、評価値H(j) を得るための適切な加算回数N
は、再生信号のS/Nに関係する。
【0035】3タップのトランスバーサル・フィルタで
は、3つの評価値の正負に応じて、フィルタの係数が符
号間干渉を減少させる方向に微小値Δ、増減される。す
なわち、自動等化された結果のフィルタ係数は、 C(−1)=C(−1)−Δ×sgn (H(−1)) C(0)=C(0)−Δ×sgn (H(0)) C(1)=C(1)−Δ×sgn (H(1)) である。これがゼロ・フォーシング法を用いた3タップ
のトランスバーサル・フィルタによる自動等化の手法で
ある。
【0036】次にこの方法を前述の適応しきい値検出方
式に適応した場合を説明する。Zs(k) 、Zd(k) の表
式を用いれば、、等化誤差に相当する信号E(k) と等化
誤差の評価値H(j) は、トランスバーサル・フィルタの
時と同様の式で与えられることがわかる。但し、ここで
も前後のビットが一致する時と、これが異なる時で場合
分けをする必要がある。
【0037】A(k-1) =A(k+1) の場合: Es(k) =Zs(k) −B(k) Hs(j) =ΣA(k-j) × sgn(Es(k) ) A(k-1) ≠A(k+1) の場合: Ed(k) =Zd(k) −B(k) Hd(j) =ΣA(k-j) × sgn(Ed(k) )
【0038】評価値としては、Hs(−1)、Hs
(0)、Hs(1)、Hd(−1)、Hd(0)、Hd
(1)がある。ほとんど全ての場合において、 Hs(−1)=Hs(1) Hd(−1)=Hd(1) である。また、通常の積分検出で仮に識別した識別値A
´(k+1) よりも、識別値A(k-1) の方が信頼度が高いの
で、等化誤差の評価値としては、Hs(0)、Hd
(0)、Hs(−1)、Hd(−1)の4つだけを考え
れば良い。それぞれの正負に応じてどのようにパラメー
タを増減すればよいかについては、以下のような考え方
から決定できる。
【0039】まず、ゲインであるGsとGdについて
は、トランスバーサル・フィルタのC(0)の代わりで
あると見なせるので、 Gs=Gs−Δg × sgn(Hs(0)) Gd= Gd - Δg × sgn(Hd(0)) でよい。
【0040】次に、2階差分しきい値SとDを増加させ
ることは低域を強調することに相当し、これを減少させ
ることは高域を強調することに相当することに着目す
る。トランスバーサル・フィルタにおいては、低域を強
調することは、C(−1)とC(1)を同時に増加させ
ることであり、高域を強調することは、C(−1)とC
(1)を同時に減少させることである。したがって、C
(−1)とC(1)を増加させるべき時には、SとDを
増加させ、これを減少させるべき場合には、SとDを減
少させればよいことになる。結局、以下のような約束で
パラメータを更新すればよい。
【0041】S=S−Δt ×sgn (Hs(−1)) D=D−Δt ×sgn (Hd(−1)) なお、Gs、Sは、Gd、Dと独立であり、全く別々に
調節することができる。
【0042】また、この発明の応用として3タップのリ
ニア・キャンセラーのタップ・ゲインも全く同じ方法で
自動設定することができる。3タップのリニア・キャン
セラーの出力は、 LC(k) =X(k) +C(−1)×A´(k-1) +C(1)×A´(k+1) である。ここで、ふたつのタップ・ゲインC(−1)、
C(1)と前述のS、Dとの間には、以下のような関係
がある。 C(−1)=(S+D)/4 C(1) =(S+D)/4
【0043】この関係を用いて、仮想ゲインGs、Gd
を導入すれば、上述の適応しきい値検出方式の場合と同
じ非線形なトランスバーサル・フィルタが得られる。 A(k-1) =A(k+1) の場合: Zs(k) =Gs×(X(k) −T−A(k-1) ×S/2) A(k-1) ≠A(k+1) の場合: Zd(k) =Gd×(X(k) −T−A(k-1) ×D/2)
【0044】従って、この発明の方法で、Gs、Gd、
S、Dを適時更新することにして、前述の関係を用い
て、C(−1)、C(1)を設定すれば、3タップのリ
ニア・キャンセラーのタップ・ゲインを自動設定するこ
とができる。
【0045】上述の他の実施例によるパラメータの自動
設定を実現するための回路構成を図7に示す。図7の回
路構成は、適応しきい値検出方式を採用した検出回路1
01、パラメータ変更制御回路102、等化誤差算出回
路103、104、パラメータ設定回路105、10
6、107、108から構成されている。
【0046】検出回路101には、入力端子1および2
から、図示せずも、再生ヘッドにより再生され、再生ア
ンプ、再生等化器を介された再生信号と、この再生信号
のデーレートのクロックCLKとが供給される。クロッ
クCLKは、図示せずPLLにより再生できる。検出回
路101は、適応しきい値検出方式のビット識別器であ
り、その一例を図8に示す。
【0047】図8に示すように、再生信号およびクロッ
クがA/D変換器3に供給される。このA/D変換器3
の出力信号がレジスタR1、R2、R3からなるシフト
レジスタ4に供給される。各レジスタには、連続する3
個のサンプル(1サンプルが8ビット)が順次蓄えられ
る。加算器5によって、X(k-1) /2およびX(k+1)/
2の値が加算され、加算器5の出力がレジスタR4を介
して減算器6に供給される。減算器6には、現在のビッ
トのサンプルX(k) の2倍が供給される。減算器6の出
力がレジスタR5に供給される。
【0048】従って、レジスタR5の出力では、 Y(k) =2×X(k) −X(k-1) /2−X(k+1) /2 が生じる。
【0049】積分検出方式の所定のしきい値Tは、スイ
ッチ7により生成される。後のビットの振幅X(k+1) が
減算器8において、しきい値Tと減算される。減算器8
の出力のMSBがインバータ9を介してレジスタR7に
取り込まれる。このレジスタR7からは、後のビットに
関する仮識別値A´(k+1) が得られる。
【0050】レジスタR5の出力Y(k) およびしきい値
Tが減算器10に供給され、その出力がレジスタR6に
供給される。レジスタR6の出力(Y(k) −T)が加算
器11に供給される。加算器11には、マルチプレクサ
12で選択された2階差分しきい値DおよびSの一方が
供給される。このマルチプレクサ12を制御する判別信
号DSは、EX−OR(排他的論理和)ゲート13によ
って生成される。
【0051】EX−ORゲート13には、仮の識別値A
´(k+1) と前のビットの識別値A(k-1) とが供給され
る。従って、両者が一致すれば、DS=0であり、両者
が異なれば、DS=1である。DS=0の時に、マルチ
プレクサ12がしきい値Sを選択的に加算器11に与え
る。DS=1の時に、マルチプレクサ12がしきい値D
を選択的に加算器11に与える。加算器11は、A(k-
1) に応答して、加算および減算の一方を行う。すなわ
ち、加算器11は、A(k-1) が1ならば、加算を行い、
A(k-1) が−1(あるいは0)ならば、減算を行う。
【0052】加算器11は、演算結果をZ(k) として出
力する。また、このZ(k) のMSBがインバータ14を
介して現在のビットの識別値A(k) として出力される。
インバータ14と接続されたレジスタR8からは、前の
ビットの識別値A(k-1) が得られる。
【0053】図7に戻ると、パラメータ変更制御回路1
02は、パラメータを変更する周期を決める回路であ
る。一例として、図9に示す構成を有している。パラメ
ータ変更制御回路102には、クロックCLKととも
に、入力端子21からイネーブル信号Enが供給され
る。イネーブル信号EnおよびクロックCLKがカウン
タ22に供給され、その出力が減算器23に供給され
る。
【0054】減算器23には、スイッチ24で設定され
た等化誤差の加算回数Nが与えられる。減算器23の出
力のMSBが制御信号NEXTとして出力されるととも
に、レジスタ25を介してクリア信号CLRとして出力
される。カウンタ22がクロックCLKを計数し、その
計数値がNになると、減算器23のMSBが反転する。
これによっでNEXTが出力され、その1クロック後
に、クリア信号CLRが発生し、これによってカウンタ
22がクリアされる。なお、イネーブル信号Enは、十
分に収束した後や、再生信号が入力されていない時にパ
ラメータが変更されることを防止するとともに、テープ
およびヘッドの当たりの変動やドロップ・アウトによっ
てパラメータが異常な値になることを避けるために使わ
れる。
【0055】等化誤差算出回路103、104は、互い
に同一の構成であり、等化誤差を算出するための回路で
ある。等化誤差算出回路103の一例を図10に示す。
再生出力の目標値Bがスイッチ31で設定される。外部
から入力される再生出力Z(k) 、識別結果A(k) 、ゲイ
ンGdを用いて、乗算器32および演算回路33は、出
力E(k) を発生する。 E(k) =Gd×Z(k) −B×(2×A(k) −1) この演算回路33の出力のMSB(符号)がインバータ
34を介されることで、Edとして出力される。すなわ
ち、E(k) >0であれば、Ed=1であり、E(k) <0
であれば、Ed=0である。8ビットにA/D変換され
たデータであれば、B=64が適当である。
【0056】パラメータを設定するためのパラメータ設
定回路105、106、107、108が設けられてい
る。これらの回路は、同一の構成であり、パラメータ設
定回路105の一例を図11に示す。図11に示すよう
に、パラメータ設定回路105は、2つのアップダウン
・カウンタ41、42からなる。カウンタ41は、等化
誤差評価関数Hを得るためのもので、イネーブル信号E
nにより、カウントが制御され、クリア信号CLRによ
りクリアされる。このイネーブル信号Enは、図7に示
すように、ANDゲート109を通過したものである。
他のパラメータ設定回路106、107、108のイネ
ーブル信号の供給路にも、ANDゲート110、11
1、112が設けられ、上述の判別信号DSに応答し
て、これらのANDゲートの開閉が制御される。
【0057】等化誤差Edと識別結果A(k) とがEX−
ORゲート43に供給される。このEX−ORゲート4
3の出力と、インバータ44を介されたその反転出力と
がカウンタ41に供給される。等化誤差の符号Edと識
別結果A(k) が一致し、EX−ORゲート44の出力が
0であれば、カウンタ41がカウント・アップする。こ
れらが異なれば、カウンタ41がカウント・ダウンす
る。
【0058】カウンタ42は、パラメータを設定するた
めのものであり、スイッチ45で設定されたプリセット
値P0を入力端子46からのロード信号LOADで読み
込む。その後に、NEXT信号が到来する度に、Hの符
号(MSB)に応答して、パラメータ(Gd)を1ステ
ップずつアップ/ダウンする。
【0059】このパラメータ設定回路105は、(Ed
×(2×A−1)>0)ならば、カウンタ41の出力H
が+1され、(Ed×(2×A−1)<0)ならば、カ
ウンタ41の出力Hが−1される。信号NEXTがイネ
ーブル信号として供給されると、(H<0)であれば、
カウンタ42の出力Pが+1され、(H>0)であれ
ば、カウンタ42の出力Pが−1される。そして、クリ
ア信号CLRによって、カウンタ41の出力Hが0とさ
れる。
【0060】上述の回路を組み合わせて構成した全体の
ブロック図である図7について説明する。入力端子1か
らの再生信号が検出回路101に入力され、その出力で
あるA(k) 、A(k-1) 、Z(k) 、DSが各部に分配され
る。等化誤差の計算とパラメータの設定は、判別信号D
Sに応答して、すなわち、前後のビットが一致している
ときと、これが異なるときで別々に行なう。
【0061】前後のビットが異なる時では、パラメータ
設定回路105で、ゲインGdを設定し、これを等化誤
差算出回路103に入力する。これとともに、パラメー
タ設定回路106で、2階差分しきい値Dを設定し、こ
れを検出回路101に入力する。前後のビットが一致し
ている時では、パラメータ設定回路107で、ゲインG
sを設定し、これを等化誤差算出回路104に入力す
る。これとともに、パラメータ設定回路108で、2階
差分しきい値Sを設定し、これを検出回路101に入力
する。パラメータ変更制御回路102は、パラメータ設
定回路中のカウンタを制御して、パラメータの変更とカ
ウンターのクリアを行なう。
【0062】この発明の他の実施例によるパラメータの
自動設定法の効果を確認するために、再生信号を8ビッ
トでAD変換して計算機に取り込んで、シミュレーショ
ンしてみた結果を図12に示す。ここでは、加算回数N
を100とし、他のパラメータを以下のような値に設定
している。この数値は、一例であって、実際には、再生
信号のS/Nと収束状態に応じて、パラメータが決めら
れる。 Δg=1/64 Δt=1 T=133 S=0(初期値) D=0(初期値) Gs=1(初期値) Gd=1(初期値)
【0063】図12は、前記の初期値から始めた収束途
中のパラメータの変化の様子を示している。図13は、
収束した結果のパラメータを初期値として入力して、収
束後のパラメータの変化を示している。これらの図12
および図13から、この発明の他の実施例を用いて、実
際に適応しきい値検出方式のパラメータが収束すること
がわかる。エラーが最小になるようにパラメータを設定
した場合と、これを自動設定した場合とを比較すると、
自動設定の場合の方がエラーの数がやや多くなるかもし
れない。しかしながら、従来の積分検出方式のエラー・
レートに比べれば、大幅に改善されており、パラメータ
を自動設定することによってテープ・ヘッドのばらつき
や経時変化に対応できる。従って、この点から、長いス
パンでみれば、エラーが最小になるようにマニュアルで
設定したパラメータを長期間用いるよりも、エラー・レ
ートを小さくすることができる。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、従来の等化後の再生
信号と所定のしきい値とを比較して、再生信号を2値信
号に変換するのと比較して、下記の効果がある。低域遮
断、高域不足、ビット・シフトで歪んだ場合でも、エラ
ーを低減することができる。ランダムノイズによるエラ
ーも低減できる。ノイズを強調することがない。誤りの
伝搬がない。簡単な回路で実現できる。
【0065】また、パラメータの自動調整を行うので、
テスト信号を用いることなくパラメーターの自動調整が
可能であり、また、デバイスやメディアのばらつきおよ
び経時変化を補償できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】再生信号の一例と従来の方法でビット識別した
時のエラーを示す略線図である。
【図2】この発明の一実施例のパラメータの変化とエラ
ー数を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施例のパラメータの変化を示す
略線図である。
【図4】この発明の一実施例のしきい値の制御を示す波
形図である。
【図5】この発明の一実施例のしきい値の制御を示す波
形図である。
【図6】この発明の一実施例のしきい値の制御を示す波
形図である。
【図7】この発明の他の実施例の全体的なブロック図で
ある。
【図8】この発明の他の実施例中の適応しきい値検出方
式を用いる検出回路の一例のブロック図である。
【図9】この発明の他の実施例中のパラメータ変更制御
回路の一例のブロック図である。
【図10】この発明の他の実施例中の等化誤差算出回路
の一例のブロック図である。
【図11】この発明の他の実施例中のパラメータ設定回
路の一例のブロック図である。
【図12】この発明の他の実施例中のパラメータの変化
を示す略線図である。
【図13】この発明の他の実施例中のパラメータの変化
を示す略線図である。
【符号の説明】
1 等化後の再生信号の入力端子 2 再生信号のデータレートのクロック 3 A/D変換器 4 シフトレジスタ 7 所定のしきい値を発生するスイッチ 13 判別信号を発生するEX−ORゲート 101 検出回路 102 パラメータ変更制御回路 103、104 等化誤差算出回路 105〜108 パラメータ設定回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体から電磁変換手段により再
    生された再生信号をナイキスト基準で等化し、上記等化
    後の再生信号としきい値と比較することによって、上記
    再生信号を2値信号に変換するようにした磁気記録媒体
    の再生信号の処理装置において、 上記等化後の再生信号をデータレートでA/D変換する
    手段と、 上記A/D変換手段の出力信号の対象ビットとその前後
    のビットを用いて、2階差分値を求める手段と、 前のビットの識別値を求める手段と、 後のビットの識別値を求める手段と、 2階差分しきい値と上記2階差分値との差および和の一
    方を、上記前のビットの識別値に応答して選択し、上記
    選択された差あるいは和としきい値補正係数を乗じてか
    ら、所定のしきい値に加える手段とからなることを特徴
    とする磁気記録媒体の再生信号の処理装置。
  2. 【請求項2】 磁気記録媒体から電磁変換手段により再
    生された再生信号をナイキスト基準で等化し、上記等化
    後の再生信号としきい値と比較することによって、上記
    再生信号を2値信号に変換するようにした磁気記録媒体
    の再生信号の処理装置において、 上記等化後の再生信号をデータレートでA/D変換する
    手段と、 上記A/D変換手段の出力信号の対象ビットとその前後
    のビットを用いて、2階差分値を求める手段と、 前のビットの識別値を求める手段と、 後のビットの識別値を求める手段と、 上記前後のビットの識別値が一致しているときは、第1
    の2階差分しきい値と上記2階差分値との差および和の
    一方を上記識別値に応答して選択し、上記選択された差
    あるいは和と第1のしきい値補正係数を乗じてから、所
    定のしきい値に加える手段と、 上記前後のビットの識別値が一致しないときは、第2の
    2階差分しきい値と上記2階差分値との差および和の一
    方を上記前のビットの識別値に応答して選択し、上記選
    択された差あるいは和と第2のしきい値補正係数を乗じ
    てから、所定のしきい値に加える手段とからなることを
    特徴とする磁気記録媒体の再生信号の処理装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体から電磁変換手段により再
    生された再生信号をナイキスト基準で等化し、上記等化
    後の再生信号としきい値と比較することによって、上記
    再生信号を2値信号に変換するようにした磁気記録媒体
    の再生信号の処理装置において、 上記等化後の再生信号をデータレートでA/D変換する
    手段と、上記A/D変換手段からの対象ビットの値と上
    記対象ビットおよびその前後のビットを用いて求められ
    た2階差分値に固定係数を乗じた値との差分を求める手
    段と、上記差分と所定のしきい値との差分を検出する手
    段と、前のビットの識別値を求める手段と、後のビット
    の識別値を求める手段と、上記前後のビットの識別値が
    一致検出を行う手段と、上記一致検出の結果に応答し
    て、選択された第1および第2の2階差分しきい値の一
    方を、上記前のビットの識別値に応答して加算あるいは
    減算し、識別出力を発生する手段とを含む検出手段と、 上記検出手段と結合され、上記検出手段からの上記対象
    ビットに対応する識別値の等化誤差を検出する手段と、 上記対象ビットに関してなされる上記検出手段の比較処
    理をトランスバーサル・フィルタとみなすために、導入
    された仮想的なゲインと、上記第1および第2の2階差
    分しきい値を、上記等化誤差を減少させる方向に順次変
    更するパラメータ調整手段と、 上記パラメータ調整手段からの上記仮想的なゲインを上
    記等化誤差検出手段に与えるとともに、上記第1および
    第2の2階差分しきい値を上記検出手段に与えるための
    フィードバック手段とからなることを特徴とする磁気記
    録媒体の再生信号の処理装置。
JP29638991A 1991-06-14 1991-10-16 磁気記録媒体の再生信号の処理装置 Pending JPH05109010A (ja)

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JP29638991A JPH05109010A (ja) 1991-10-16 1991-10-16 磁気記録媒体の再生信号の処理装置
US07/894,340 US5313472A (en) 1991-06-14 1992-06-04 Bit detecting method and apparatus
EP19920401642 EP0518782A3 (en) 1991-06-14 1992-06-12 Bit detecting method and apparatus
US07/956,246 US5369667A (en) 1991-10-16 1992-10-05 Apparatus and method for automatically adjusting parameters of an automatic equalizer
DE69231605T DE69231605T2 (de) 1991-10-16 1992-10-16 Verfahren zur Erkennung von digitalen Daten
EP92402851A EP0539276B1 (en) 1991-10-16 1992-10-16 Method for detecting digital data

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