JPH0510879U - 弁本体の接続構造 - Google Patents

弁本体の接続構造

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JPH0510879U
JPH0510879U JP5746291U JP5746291U JPH0510879U JP H0510879 U JPH0510879 U JP H0510879U JP 5746291 U JP5746291 U JP 5746291U JP 5746291 U JP5746291 U JP 5746291U JP H0510879 U JPH0510879 U JP H0510879U
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JP
Japan
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valve body
fitting
valve bodies
connection structure
welding
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Pending
Application number
JP5746291U
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Inventor
喬 木村
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Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
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Publication of JPH0510879U publication Critical patent/JPH0510879U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上、下部両弁体の溶接に伴う熱歪みによって
発生されるシート漏れを防止する。 【構成】両弁体12,14の突合せ接合面18の一部
に、それぞれ嵌合凸部32と嵌合凹部34とを形成して
嵌合部36を構成する。これにより、両弁体のシール溶
接20′に伴う熱歪みによって発生されるようとする弁
本体10とステム22との間の芯ずれが、前記嵌合部3
6の作用により規制、防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、弁本体の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、一般的な接続形の弁本体10は、上部弁体12の中央部に 設けた突出部12aを下部弁体14の中央部に設けた凹嵌部14a内に挿入し、 両弁体12,14の突合せ接合面18の外周部を溶接20するように構成されて いる。そして、ステム22はグランドパッキン24およびパッキンシート26を 介して上部弁体12およびその突出部12a内に液密に挿通され、ステム22の 先端部に設けられるディスク28が下部弁体14に設けられるシート30に対接 されるように構成されている。
【0003】 なおここで、図4に示す弁本体10は、挿入部が単なる挿入構造16に構成さ れているものであるが、この挿入部は、代案として示す図5におけるように、ね じ込み構造16′に構成することもできる。しかるにこの場合、両者は構造的強 度を異にすることから、溶接は、前者においては溶け込み量を多くした構造的溶 接20に、一方後者においては溶け込み量を少なくしたシール溶接20′に構成 される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の弁本体接続構造は、次のような基本的難点を有 していた。 すなわち、上、下部両弁本体は接合溶接に際して熱歪みを発生し、このためデ ィスクすなわちステムとシートすなわち弁本体との間に芯ずれを発生しようとす るが、前記従来の弁本体接続構造においては、前記芯ずれを規制し防止すること が一般的に不可能であった。殊に、構造的溶接(図4)の場合には殆んど不可能 であった。
【0005】 このようにして、前記従来の弁本体接続構造においては、前記芯ずれに伴う漏 洩、すなわちシート洩れが発生し、このため殊に放射能試料水配管系等に使用さ れる弁において、大きな社会的問題を引起す結果となっていた。
【0006】 そこで、本考案の目的は、両弁体の接合溶接に際して弁本体とステムとの間に 芯ずれを発生することのない、弁本体の接続構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
先の目的を達成するために、本考案に係る弁本体の接続構造は、上部弁体の中 央部に設けた突出部を下部弁体の中央部に設けた凹嵌部内に挿入し、両弁体の突 合せ接合面の外周部を溶接する弁本体の接続構造において、両弁体の前記突合せ 接合面の一部にこの両弁体を互いに嵌合する嵌合部を設けてなることを特徴とす る。
【0008】 この場合、両弁体の挿入部はねじ込み構造に構成し、突合せ接合面の溶接はシ ール溶接すると好適である。
【0009】
【作用】
両弁体の接合溶接に伴う熱歪みによって発生されようとする弁本体とステムと の間の芯ずれは、両弁体の間の嵌合部の作用によって規制、防止される。
【0010】
【実施例】
次に、本考案に係る弁本体の接続構造を添付図面を参照しながら以下詳細に説 明する。なお、説明の便宜上、図4,5に示す従来の構造と同一構成部分には同 一参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0011】 図1〜3において、先ず、本考案の弁本体の接続構造の基本的構成は、図5に 示す従来の構造、すなわちねじ込み構造部16′を備えてシール溶接20′され る構造と同一である。従って以下の説明においては、基本的構成は省略し特徴要 件部分のみについて説明する。
【0012】 しかるに、本考案の弁本体10の接続構造においては、突合せ接合面18の略 中央部において、上部弁体12に設けられる嵌合凸部32と下部弁本体に設けら れる嵌合凹部34とからなる嵌合部36が構成される。そしてこのような構成に よれば、両弁体12,14のシール溶接20′に伴う熱歪みによって発生されよ うとする弁本体10とステム22との間の芯ずれは、両弁体12,14間に作用 する嵌合部36の規制力によって有効に防止される。従って、仮に挿入部16′ のねじ構造にガタがあっても、シート30部からの洩れが確実に防止される。
【0013】
【表1】
【0014】 上記表1は嵌合凹部32の外径を
【0015】
【数1】
【0016】 (寸法差g6)に、嵌合凹部34の内径を
【0017】
【数2】
【0018】 (寸法差H7)に、挿入部16′のねじ構造をM24×1.5にそれぞれ構成し た両弁体12,14をシール溶接20′した際における、上部弁体12内部のグ ランドパッキンおよびシート部内径Aならびにディスク挿通部内径B,Cの、前 記シール溶接に伴う熱歪両を実測した値である。このように、熱歪量は極く僅か に規制されており、そしてこのような範囲においては、シール洩れが確実に防止 されることを確認することができた。
【0019】 このように、本考案によれば、両弁体の間に嵌合部を設けるという比較的簡単 な構成により、両弁体の溶接接合に伴う弁本体とシステムとの間の芯ずれを防止 し、シート漏れを確実に防止することができる。なお、実施例においては挿入部 がねじ込み構造である場合について説明したが、通常の挿入構造のものにおいて も略同様の効果を達成することが可能である。
【0020】 以上、本考案を好適な実施例について説明したが、本考案は前記実施例に限定 されることなく、その精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可能で ある。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る弁本体の接続構造は、接続される上、下部 両弁体の突合せ接合面にこれら両弁体を互いに嵌合する嵌合部を設けるよう構成 したので、両弁体の溶接接続に伴う熱歪によって発生されようとする弁本体とス テムとの間の芯ずれが、前記嵌合部の作用によって規制、防止される。従って、 この種の弁本体においてしばしば発生されていたシート洩れを確実に防止するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る弁本体の接続構造の一実施例を
説明する縦断面図である。
【図2】 図1に示す接続構造における上部弁体の嵌合
凸部および突出部ねじ構造の寸法を示す縦断面図であ
る。
【図3】 図1に示す接続構造における下部弁体の嵌合
凹部および凹嵌部ねじ構造の寸法を示す縦断面図であ
る。
【図4】 従来の弁本体の接続構造を説明する縦断面図
である。
【図5】 従来の別の弁本体の接続構造を説明する縦断
面図である。
【符号の説明】
10…弁本体 12…上部弁体 1
2a…突出部 14…下部弁体 14a…凹嵌部 16′…挿入部(ねじ構造) 1
8…突合せ接合面 20′…シール溶接 22…ステム 2
4…グランドパッキン 26…パッキンシート 28…ディスク 3
0…シート 32…嵌合凸部 34…嵌合凹部 3
6…嵌合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部弁体の中央部に設けた突出部を
    下部弁体の中央部に設けた凹嵌部内に挿入し、両弁体の
    突合せ接合面の外周部を溶接する弁本体の接続構造にお
    いて、両弁体の前記突合せ接合面の一部にこの両弁体を
    互いに嵌合する嵌合部を設けてなる弁本体の接続構造。
  2. 【請求項2】 両弁体の挿入部はねじ込み構造に構
    成し、突合せ接合面の溶接はシール溶接する請求項1記
    載の弁本体の接続構造。
JP5746291U 1991-07-23 1991-07-23 弁本体の接続構造 Pending JPH0510879U (ja)

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JP5746291U JPH0510879U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 弁本体の接続構造

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016778A (ja) * 1983-07-08 1985-01-28 Nec Corp テレビジヨン信号の多重伝送方式
JPS6235178A (ja) * 1985-08-07 1987-02-16 Toshiba Corp 弁座と弁本体蒸気室とのシ−ル溶接方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016778A (ja) * 1983-07-08 1985-01-28 Nec Corp テレビジヨン信号の多重伝送方式
JPS6235178A (ja) * 1985-08-07 1987-02-16 Toshiba Corp 弁座と弁本体蒸気室とのシ−ル溶接方法

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