JPH0510878U - バルブ - Google Patents

バルブ

Info

Publication number
JPH0510878U
JPH0510878U JP6497791U JP6497791U JPH0510878U JP H0510878 U JPH0510878 U JP H0510878U JP 6497791 U JP6497791 U JP 6497791U JP 6497791 U JP6497791 U JP 6497791U JP H0510878 U JPH0510878 U JP H0510878U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem
spout
air
cap
top surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6497791U
Other languages
English (en)
Inventor
俊晴 荒木
賀孝 西平
徳生 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP6497791U priority Critical patent/JPH0510878U/ja
Publication of JPH0510878U publication Critical patent/JPH0510878U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】空気袋への空気の注入、排出が容易に行えるよ
うにして、シート状袋体にスパウトを取り付けて液体容
器とする技術を利用しながら、エアバッグや空気袋体を
作成し、取り扱い容易なエアバッグや空気袋体を製造す
る。 【構成】バルブ1は、空気袋を形成する膜材に取り付け
られるスパウト2と、前記スパウト2内部に位置して空
気流通孔8を有するハウジング3と、前記スパウト2を
覆い天面4aにノズル挿入口9を開口したキャップ4
と、前記キャップ4の天面裏面側に上下移動可能に位置
し、前記ノズル挿入口9を開閉可能に閉止するステム5
と、前記ハウジング3とステム5との間に介在して前記
ステム5を上方に付勢するスプリング6とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、産業用クッション材として、発泡スチロールなどの代替となるエア ーバッグや、空気を注入し膨らませて使用する空気袋などに使用するバルブに関 するもので、例えは段ボール箱に電気器具などの商品を収納する際に使用する緩 衝用のエアバッグ、或は砂浜で使用するビーチボール、波乗りマット、或は広告 宣伝用のスタンドディスプレーなどのいわゆる空気もの全般に使用可能であり、 空気を注入したり排出して、膨らませたりしぼめたりするためのバルブとして使 用できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から電気器具などの商品を収納、運搬する際には発泡スチロールなどのク ッション材が使用されてきているが、昨今においては、環境問題やゴミ処理問題 などの理由からクッション材の再利用が望まれるようになってきており、空気を 注入してなるエアバッグを代替として利用し、回収時にはこのエアバッグから空 気を抜くようにする工夫が行われるようになってきた。(例えば米国特許第46 7532号明細書に示されているように、舌片を重ねてこれを袋の内外に亘るよ うにしたバルブ(空気栓)を用いたものがある。)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のバルブを用いたものでは、空気の注入はスムー ズに行われるものの、回収などの際、空気の排出を行おうとすると、前記バルブ において形成される空気通路部分の断面積が小さいことから、排出作業に手間取 り時間がかかるという問題がある。
【0004】 また空気注入後、空気袋体(例えばクッション材として)が無負荷状態で膨ら んでいると、このバルブから空気漏れが発生するという問題もある。このためこ の構造のバルブは、上記ビーチボール、波乗りマット、スタンドディスプレーな ど空気袋体に使用することができないものであった。
【0005】 そこで本考案は上記した事情に鑑みて、空気の注入、排出が容易に行えるする ことを課題とするものであり、シート状袋体にスパウトを取り付けて液体容器と する技術を利用してエアバッグや空気袋体を作成し、このエアバッグや空気袋体 の取り扱いを向上させることを目的とする。 なお、シート状物などの液体容器にスパウトを取り付けて注出口とし、これに コネクターを接続して内容物を注出する工夫としては、例えば特開昭59−84 747号公報、実開昭62−199583号公報に示されているものがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記した課題を考慮してなされたもので、空気袋を形成する膜材に取 り付けられるスパウトと、前記スパウトの内部に位置して空気流通孔を有するハ ウジングと、前記スパウトを覆い天面にノズル挿入口を開口したキャップと、前 記キャップの天面裏面側に上下移動可能に位置し、前記ノズル挿入口を開閉可能 に閉止するステムと、前記ハウジングとステムとの間に介在して前記ステムを上 方に付勢するスプリングとを備えることを特徴とするバルブを提供して、上記課 題を解消するものである。
【0007】 またもう一つの考案は、空気袋を形成する膜材に取り付けられ、筒部内底部に 空気流通孔を有するとともに、この筒部内周面に受け壁を一体に有するスパウト と、前記スパウトを覆い、天面にノズル挿入口を開口するとともに、この天面か ら垂下して前記受け壁に面一にして合致するシールリングを有するキャップと、 前記キャップの天面裏面側に上下移動可能に位置し、シールリングと受け壁とに 摺接するステムと、前記スパウトの筒部内底部とステムとの間に介在して前記ス テムを上方に付勢するスプリングとを備え、前記受け壁に空気流通用の縦溝が設 けられていることを特徴とするバルブであって、このバルブを提供して上記課題 を解消するものである。
【0008】
【作用】
第一の考案において、通常はステムが上位置にあってノズル挿入口が閉止され た状態となっている。そして空気を送るノズルを前記ノズル挿入口に押し込むと 、ステムが押し下げられる。ステムが下がると、このステムとキャップとの間が 開き、ステムとハウジングとの間及びハウジングの空気流通孔を通して空気袋体 内からノズル挿入口までが開放されて、前記ノズルから送り出された空気が空気 袋体内に注入される。また排気の場合には前記ステムを押し下げるだけで、空気 流通孔、ステムとハウジングとの間を通してノズル挿入口から外部に排出できる ようになる。
【0009】 第二の考案において、通常はステムが上位置にあってノズル挿入口が閉止され た状態となっている。そして空気を送るノズルを前記ノズル挿入口に押し込むと 、ステムが押し下げられる。ステムが下がってこのステムとキャップとの間が開 き、受け壁の縦溝がステム上方側に出てくると、この縦溝、空気流通孔を通して 空気袋体内とノズル挿入口との間が開放されて、ノズルから送り出された空気が 空気袋体内に注入される。また排気の場合には前記ステムを押し下げて縦溝を表 出させるだけで、空気流通孔及び縦溝を通してノズル挿入口から外部に排出でき るようになる。
【0010】
【実施例】
つぎに、本考案を図1から図6に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図中1はバルブで、例えば図2に示すように、シート状に形成された空気袋a の隅部に位置している。 このバルブ1は、図1に示すように、空気袋aの膜材bにヒートシールにより 取り付けられたスパウト2、このスパウト2内に配置されたハウジング3、前記 スパウト2に螺着するキャップ4、前記ハウジング3内に上下移動可能に在って キャップ4の天面4aの裏面側に位置するステム5、そして前記ハウジング3と ステム5との間に在ってこのステム5を上方に付勢するスプリング6とを備えて いる。
【0011】 上記スパウト2内に配置されるハウジング3は、図1における断面で示される ように、上縁フランジ部3aがスパウト2の筒部2aの上端に係止する状態で取 り付けられており、キャップ4の天面4aの裏面に設けられたガスケットパッキ ン7とこの上縁フランジ部3aとが密に接している。またハウジング3の底部側 には複数個の空気流通孔8が開口している。 一方、上記キャップ4の天面4aにはその中央にノズル挿入口9が開口してお り、このノズル挿入口9の裏面周縁に位置する上記ガスケットパッキン7に、上 記ステム5が付勢状態で当接してノズル挿入口9を閉止している。前記ステム5 はノズル挿入口9の裏面周縁に対応して、すなわちガスケットパッキン7に対応 して環状のシール部5aを有していて、このシール部5aが前述したようにガス ケットパッキン7に当接して気密を図るとともに、このシール部5aを設けてス テム上面を凹状とすることによって嵌挿されるノズルAを確実に受けるようにな る。
【0012】 この構造のバルブ1は通常オーバーキャップ10が取り付けられていて、外観 を整え、異物の侵入を防ぐ。そして空気注入に際しては、まず、前記オーバーキ ュップ10を取り外し、ノズルAをノズル挿入口9及びガスケットパッキン7に 嵌挿し押し込む。ノズルAの押し込みによってステム5が下がり、シール部5a とガスケットパッキン7との間、ステム5とハウジング3との間、空気流通孔8 を通してノズルAから空気が空気袋に送り込まれるようになる。 空気の注入を修了してノズルAを引き上げるとステム5がスプリング6によっ て押し上げられ、シール部5aとガスケットパッキン7とが接して閉止される。 空気の排出に際しては上記ステム5を押し下げるだけでよく、空気袋から空気 流通孔8、ステム5とハウジング3との間、シール部5aとガスケットパッキン 7との間、ノズル挿入口9を通して外部に排出され、容易に空気袋を扁平にする ことができる。 符号Bはカートンを示す。
【0013】 図3は第2の実施例を示すもので、バルブ1は、膜材bに取り付けたスパウト 20、スパウト20に螺着するキャップ40、前記キャップ40及びスパウト2 0に亘って移動可能に設けられているステム50、スパウト20の筒部20a内 に在って前記ステム50を上方に付勢するスプリング60とを備えている。
【0014】 そして上記スパウト20は、図3に示すように筒部20aに内底部20bが一 体に設けられていて、この内底部20に複数個の空気流通孔80が開口されてい る。またこのスパウト20は、筒部20a内の前記内底部20b側に複数の受け 壁11が一体に設けられ、この受け壁11間が上下方向に亘る空気流通用の縦溝 12として形成されている。 前記受け壁11の上端にはズレ防止用のロック溝11aが設けられていて、こ の受け壁11の上端にシールリング13が合致し、前記受け壁11の内面と前記 シールリング13の内面とが面一となっている。このシールリング13は上記キ ャップ40の天面40aに垂下した状態で一体に設けられていて、キャップ40 を螺着することによってこのシールリング13の外周面がスパウト20の筒部2 0aの内面に密に接触する。 また上記シールリング13内には上記スプリング60により付勢されるステム 50が上下移動可能に位置していて、このステム50の外周に在る断面略弧状の シール部50aが前記シールリング13の内周面に密に接触し、シールリング1 3の内面から受け壁11の内面にかけて摺接する。そしてステム50の上面及び 前記シール部50aがキャップ40のノズル挿入口90の周縁に密に接触してシ ールが行われている。
【0015】 このバルブ1に空気を注入する場合には、上述した第一の実施例と同様にして ノズルをキャップ40のノズル挿入口90に入れて押し込むようにする。これに よって、内底部20b上に位置するスプリング60により付勢されているステム が50が下がる。そして上記シールリング13から受け壁11側にステム50が 移動して上記縦溝12が上方側に表出すると、この縦溝12、上記空気流通孔8 0を通してノズルAから空気が空気袋側に注入できるようになる。 空気注入が終了してノズルAが引き上げられると、ステム50が上昇してノズ ル挿入口90が閉止される。 さらに排気する場合には上述した第一実施例と同様にして、ステム50を押し 下げて縦溝12を表出させれば良く、空気流通孔80、縦溝12を通してノズル 挿入口90から排出させることができる。
【0016】 図6は上記第2の実施例における排気操作を簡便に行えるようにしたものであ る。この例では筒部20aの上部側において、すなわちシールリング13と密接 する部分において、前記シールリング13の下縁と対応する以外の部分を筒部2 0aの上端までに亘って凹陥して空間cを形成するとともに、外周面側をも凹陥 して空間dを形成している。そしてキャップ40を回して少し上へ上げることに より、前記内外の空間c,dがつながるとともに内側の空間cがシールリングの 上昇でスパウト内空間と連通することになり、この空間c,dおよびキャップ4 0のねじ部間を通して排気することができるように設けられている。なお、14 はこの排気時のキャップ40の抜けを防止するための係止突起である。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案により、バルブに対するノズルの挿入によってス テムが押し下げられてこのノズルからの空気が空気袋内に送り込まれるようにな り、またノズルを引き上げることによってステムが上昇しノズル挿入口を閉止す るので、空気の注入操作が極めて簡単であり、また空気袋から排気する場合にも ステムを押し下げることによって行え、従来のバルブに比べて断面の大きい空気 流通経路が形成できて排気操作が簡単になり、短時間で排気できるようになる。 さらには、膜材にスパウトを取り付けていることから、従来の液体容器製造の手 法を利用してこのバルブを有するエアバッグ、空気袋などが容易に提供できるよ うになるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバルブの第1の実施例を断面で示
す説明図である。
【図2】本考案に係るバルブを取り付けた空気袋を示す
説明図である。
【図3】第2の実施例を断面で示す説明図である。
【図4】第2の実施例におけるスパウトの筒部内部を示
す説明図である。
【図5】ノズルの突き当て状態を示す説明図である。
【図6】第2の実施例における変形例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…バルブ 2,20…スパウト 2a,20a…筒部 3…ハウジング 4,40…キャップ 4a,40a…天面 5,50…ステム 5a,50a…シール部 6,60…スプリング 8,80…空気流通孔 9,90…ノズル挿入口 11…受け壁 12…縦溝 13…シールリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気袋を形成する膜材に取り付けられるス
    パウトと、 前記スパウトの内部に位置して空気流通孔を有するハウ
    ジングと、 前記スパウトを覆い天面にノズル挿入口を開口したキャ
    ップと、 前記キャップの天面裏面側に上下移動可能に位置し、前
    記ノズル挿入口を開閉可能に閉止するステムと、 前記ハウジングとステムとの間に介在して前記ステムを
    上方に付勢するスプリングとを備えることを特徴とする
    バルブ。
  2. 【請求項2】空気袋を形成する膜材に取り付けられ、筒
    部内底部に空気流通孔を有するとともに、この筒部内周
    面に受け壁を一体に有するスパウトと、 前記スパウトを覆い、天面にノズル挿入口を開口すると
    ともに、この天面から垂下して前記受け壁に面一にして
    合致するシールリングを有するキャップと、 前記キャップの天面裏面側に上下移動可能に位置し、シ
    ールリングと受け壁とに摺接するステムと、 前記スパウトの筒部内底部とステムとの間に介在して前
    記ステムを上方に付勢するスプリングとを備え、 前記受け壁に空気流通用の縦溝が設けられていることを
    特徴とするバルブ。
JP6497791U 1991-07-23 1991-07-23 バルブ Pending JPH0510878U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6497791U JPH0510878U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6497791U JPH0510878U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 バルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0510878U true JPH0510878U (ja) 1993-02-12

Family

ID=13273623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6497791U Pending JPH0510878U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 バルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0510878U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130049U (ja) * 1974-04-13 1975-10-25
KR980001751A (ko) * 1996-06-28 1998-03-30 이정민 가스제거부가 있는 용기의 목구조
KR102619962B1 (ko) * 2023-02-23 2023-12-29 우미숙 포장용기 뚜껑의 가스 배출장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130049U (ja) * 1974-04-13 1975-10-25
KR980001751A (ko) * 1996-06-28 1998-03-30 이정민 가스제거부가 있는 용기의 목구조
KR102619962B1 (ko) * 2023-02-23 2023-12-29 우미숙 포장용기 뚜껑의 가스 배출장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4520943A (en) Reclosable plastic container
US5096078A (en) Tamper-evident closure assembly
US20030047700A1 (en) Exhaust valve for a bag
MX2008011708A (es) Contenedor de almacenamiento al vacio.
KR20070104342A (ko) 유체 세퍼레이터를 구비한 저장 백
TWI745440B (zh) 替換容器
US20120103993A1 (en) Closure and container having the same
JPH1045180A (ja) 液体注出容器
JP2004533372A5 (ja)
JPH0510878U (ja) バルブ
KR20100005468U (ko) 튜브형 화장품용기의 공기유입 차단구조
US7789563B2 (en) Valve gear
JP3703613B2 (ja) 吐出容器のキャップ
US2592806A (en) Collapsible tube closure
JP5962433B2 (ja) 加圧注出式液体容器
KR200422328Y1 (ko) 에어배출 누름버튼과 에어공 이중 밀폐구조를 구비한음료용기
JP3076457B2 (ja) リサイクル容器
JP3638046B2 (ja) エアゾール式液体噴出容器
JPH01253698A (ja) 容器の蓋、及びディスペンサから容器に物質を移す方法及び装置
KR100526358B1 (ko) 용기의 뚜껑
JPH0439191Y2 (ja)
JP4822758B2 (ja) 逆止弁、アダプター及び圧縮袋
JPH10194289A (ja) 包装容器
KR102323991B1 (ko) 화장품 용기
JPH0443185Y2 (ja)