JPH05108677A - 医療情報システム - Google Patents
医療情報システムInfo
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- JPH05108677A JPH05108677A JP26743191A JP26743191A JPH05108677A JP H05108677 A JPH05108677 A JP H05108677A JP 26743191 A JP26743191 A JP 26743191A JP 26743191 A JP26743191 A JP 26743191A JP H05108677 A JPH05108677 A JP H05108677A
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
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Landscapes
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】患者ごとに個別に大容量記録媒体を割当てたと
同等な電子カルテシステムを経済的に得ること。 【構成】大容量の第1の記録媒体1と、この第1の記録
媒体と外形及び取扱いが同様な小容量の第2の記録媒体
の媒体2を患者ごとに使いわける。第2の記録媒体2は
第1の記録媒体の記憶領域の一部20に対応し、初診時
には第2の記録媒体を用いてカルテ情報を記録する。そ
の容量にたいし過大な情報が発生すると第1の記録媒体
1にそれ迄の情報を転送し、それ以降は第1の記録媒体
に切り替える。 【効果】患者ごとに大容量記録媒体を割当てるの論理的
及び使い勝手上で変わらず、かつ上記大容量記録媒体の
価格に起因する経済的問題の無い電子カルテシステムを
実現できる。
同等な電子カルテシステムを経済的に得ること。 【構成】大容量の第1の記録媒体1と、この第1の記録
媒体と外形及び取扱いが同様な小容量の第2の記録媒体
の媒体2を患者ごとに使いわける。第2の記録媒体2は
第1の記録媒体の記憶領域の一部20に対応し、初診時
には第2の記録媒体を用いてカルテ情報を記録する。そ
の容量にたいし過大な情報が発生すると第1の記録媒体
1にそれ迄の情報を転送し、それ以降は第1の記録媒体
に切り替える。 【効果】患者ごとに大容量記録媒体を割当てるの論理的
及び使い勝手上で変わらず、かつ上記大容量記録媒体の
価格に起因する経済的問題の無い電子カルテシステムを
実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は病院等における医療情報
の記録、管理、運用方式に関し、特に患者の全医療情報
を患者単位で一つの記録媒体に記録、管理するのに適し
た医療情報システムに関する。
の記録、管理、運用方式に関し、特に患者の全医療情報
を患者単位で一つの記録媒体に記録、管理するのに適し
た医療情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】患者の全医療情報を患者単位で一つの記
録媒体に記録、管理する医療情報システムが提案されて
いる。例えば、応用物理学会、(財)医療情報システム
開発センタ−主催の公開シンポジウム“医療における画
像ファイルシステム”(1990年2月28日〜3月1
日)や、(財)医療情報システム開発センタ−の“可搬
型大容量記録媒体を用いた医療画像ファイリングシステ
ムの調査研究報告書”(平成2年3月、(財)機械シス
テム振興協会より委託)等にそのようなシステムの提案
がある。一つは例えば光磁気ディスクに患者の画像を含
む全医療情報を記録し患者単位で運用する試みである。
即ち患者に個人用(管理は個人ではないが)の医療情報
記録媒体を割当てる方式である。一方、より以前から個
人の生涯にわたる全医療情報を個人単位に割当てた記録
媒体に記録するシステムも提案されており具体的な検討
も行われている。上記第一の例が従来の“紙カルテ+検
査データ(含画像)”の形式を持ち医療機関での通常の
運用に使用することをイメージしているのにたいし、第
二の例は“個人単位の医療情報データベース”をイメー
ジしていると言えよう。
録媒体に記録、管理する医療情報システムが提案されて
いる。例えば、応用物理学会、(財)医療情報システム
開発センタ−主催の公開シンポジウム“医療における画
像ファイルシステム”(1990年2月28日〜3月1
日)や、(財)医療情報システム開発センタ−の“可搬
型大容量記録媒体を用いた医療画像ファイリングシステ
ムの調査研究報告書”(平成2年3月、(財)機械シス
テム振興協会より委託)等にそのようなシステムの提案
がある。一つは例えば光磁気ディスクに患者の画像を含
む全医療情報を記録し患者単位で運用する試みである。
即ち患者に個人用(管理は個人ではないが)の医療情報
記録媒体を割当てる方式である。一方、より以前から個
人の生涯にわたる全医療情報を個人単位に割当てた記録
媒体に記録するシステムも提案されており具体的な検討
も行われている。上記第一の例が従来の“紙カルテ+検
査データ(含画像)”の形式を持ち医療機関での通常の
運用に使用することをイメージしているのにたいし、第
二の例は“個人単位の医療情報データベース”をイメー
ジしていると言えよう。
【0003】患者個人の全医療情報を電子化し、取扱い
容易な媒体により電子カルテとして医療機関での通常の
運用に利用できるシステムが望まれる。しかしその実現
手段として上記第一例の方式を考えると、光ディスク等
を患者単位に用意しなければならず、現状はもとより将
来十分な媒体価格の低減があったとしてもなお記録情報
量対価格の点で問題が残る。例えば上記文献での放射線
科の患者についての試算によれば、入院患者の一回の入
院で発生する情報量は平均で5インチの光磁気ディスク
の記録容量(約600MB)の1/3程度である。即ち
一枚の光ディスクに3回の入院で行う検査デ−タを記録
できる。さらに、外来患者の場合では、平均で30年
分、最大の場合でも2年分のデ−ダが記録できる。その
上、情報圧縮技術を適用すれば上記期間はさらに数倍長
くできる。従って、全ての患者対応で始めから上記大容
量媒体を用意する方式は経済的に問題である。一方、個
人の生涯にわたる医療情報の記録を目指した上記第二の
従来方式は、個人データベースとしての医学的価値は十
分だとしても、医療機関でのカルテに代る運用媒体とし
ては考慮されていない。その他、光記録媒体等を患者単
位としてではなく、病院、診療科、情報発生源等を単位
として、あるいはランダムな物理的記録領域を利用する
記録システムの例もある。しかしこの方式は媒体の利用
効率は高い反面患者単位の運用には不便である。
容易な媒体により電子カルテとして医療機関での通常の
運用に利用できるシステムが望まれる。しかしその実現
手段として上記第一例の方式を考えると、光ディスク等
を患者単位に用意しなければならず、現状はもとより将
来十分な媒体価格の低減があったとしてもなお記録情報
量対価格の点で問題が残る。例えば上記文献での放射線
科の患者についての試算によれば、入院患者の一回の入
院で発生する情報量は平均で5インチの光磁気ディスク
の記録容量(約600MB)の1/3程度である。即ち
一枚の光ディスクに3回の入院で行う検査デ−タを記録
できる。さらに、外来患者の場合では、平均で30年
分、最大の場合でも2年分のデ−ダが記録できる。その
上、情報圧縮技術を適用すれば上記期間はさらに数倍長
くできる。従って、全ての患者対応で始めから上記大容
量媒体を用意する方式は経済的に問題である。一方、個
人の生涯にわたる医療情報の記録を目指した上記第二の
従来方式は、個人データベースとしての医学的価値は十
分だとしても、医療機関でのカルテに代る運用媒体とし
ては考慮されていない。その他、光記録媒体等を患者単
位としてではなく、病院、診療科、情報発生源等を単位
として、あるいはランダムな物理的記録領域を利用する
記録システムの例もある。しかしこの方式は媒体の利用
効率は高い反面患者単位の運用には不便である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く光記録媒体
等の発展により医療情報を個人単位に記録し活用する方
式が技術的には可能になってきている。しかし全ての患
者に始めから大容量の記録媒体を用意して、従来のカル
テと同様な運用を想定すると、記録情報の少ない患者の
割合も多いため全体的には経済的な問題を有している。
等の発展により医療情報を個人単位に記録し活用する方
式が技術的には可能になってきている。しかし全ての患
者に始めから大容量の記録媒体を用意して、従来のカル
テと同様な運用を想定すると、記録情報の少ない患者の
割合も多いため全体的には経済的な問題を有している。
【0005】そこで本発明の目的は、情報量が大小様々
で多様な患者の診療情報を扱う電子カルテシステムにお
いて、患者ごとに始めから大容量記録媒体を割当てるこ
とと論理的及び使い勝手上で変わらず、かつ上記大容量
記録媒体の価格に起因する経済的問題の無いシステムを
得ることにある。
で多様な患者の診療情報を扱う電子カルテシステムにお
いて、患者ごとに始めから大容量記録媒体を割当てるこ
とと論理的及び使い勝手上で変わらず、かつ上記大容量
記録媒体の価格に起因する経済的問題の無いシステムを
得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明においては、大容量の記録容量を有する第1の記
録媒体と、この第1の記録媒体と取扱いが同様で、かつ
それより記憶容量が小さな第2の記録媒体の複数の記録
媒体を使いわけることに特徴がある。すなわち患者ごと
記録媒体が個別に割当てられ、その記録媒体として第
1、第2の記録媒体の一方が患者ごとに選択的に使用さ
れる。より詳細に言えば、記録情報の論理構造は、第1
の記録媒体の記憶領域の特定の一部が当該患者の上記第
2の記録媒体の全体の記憶領域に対応し、上記第2の記
録媒体は当該患者の上記第1の記録媒体の記憶領域の上
記特定の一部を実際に、他の部分を仮想的に備えた構造
とする。患者の初診時には第2の記録媒体が用意され、
情報の記録がなされる。当該患者の診療の進行段階で画
像等の検査データが多量に発生し、この第2の記録媒体
の容量に対して過大な情報量になったときに第1の記録
媒体を用意し、第2の記録媒体に記録されていた情報を
転送するとともに、それ以降は第1の記録媒体へ情報が
記録される。電子化カルテの全体としては、第1、第2
の記録媒体が混在したものとなるが、これらの媒体の保
管等の取扱は一括して行う。そこで、第1、第2の記録
媒体として取扱上での外形をほぼ同一なものとするのが
良い。例えば、上記第1の記録媒体には光ディスクを、
上記第2の記録媒体にはフロピーディスクを用いる。
本発明においては、大容量の記録容量を有する第1の記
録媒体と、この第1の記録媒体と取扱いが同様で、かつ
それより記憶容量が小さな第2の記録媒体の複数の記録
媒体を使いわけることに特徴がある。すなわち患者ごと
記録媒体が個別に割当てられ、その記録媒体として第
1、第2の記録媒体の一方が患者ごとに選択的に使用さ
れる。より詳細に言えば、記録情報の論理構造は、第1
の記録媒体の記憶領域の特定の一部が当該患者の上記第
2の記録媒体の全体の記憶領域に対応し、上記第2の記
録媒体は当該患者の上記第1の記録媒体の記憶領域の上
記特定の一部を実際に、他の部分を仮想的に備えた構造
とする。患者の初診時には第2の記録媒体が用意され、
情報の記録がなされる。当該患者の診療の進行段階で画
像等の検査データが多量に発生し、この第2の記録媒体
の容量に対して過大な情報量になったときに第1の記録
媒体を用意し、第2の記録媒体に記録されていた情報を
転送するとともに、それ以降は第1の記録媒体へ情報が
記録される。電子化カルテの全体としては、第1、第2
の記録媒体が混在したものとなるが、これらの媒体の保
管等の取扱は一括して行う。そこで、第1、第2の記録
媒体として取扱上での外形をほぼ同一なものとするのが
良い。例えば、上記第1の記録媒体には光ディスクを、
上記第2の記録媒体にはフロピーディスクを用いる。
【0007】
【作用】上記のシステム構成により、電子化カルテの使
用者側からは、上記第1、第2記録媒体の区別を意識せ
ずに、つまり大容量の記憶媒体を各患者に割当た場合と
ほぼ変わらない使い勝手で電子化カルテを取り扱うこと
ができる。しかも、記憶媒体の全体の費用をおさえるこ
とができる。情報量のオーバーフローにより第1の記録
媒体に切り替えるた際には、第2の記録媒体自体は新規
媒体として次の患者用に利用できる。さらに上記第一の
媒体も、保管保存媒体としてそのままの形態であっても
よいが、カルテがインアクティブになった状況では、保
存用のさらに大容量の第3の記録媒体を持つシステムに
よって他の多くの同様な患者情報ととも保存するシステ
ムも可能である。
用者側からは、上記第1、第2記録媒体の区別を意識せ
ずに、つまり大容量の記憶媒体を各患者に割当た場合と
ほぼ変わらない使い勝手で電子化カルテを取り扱うこと
ができる。しかも、記憶媒体の全体の費用をおさえるこ
とができる。情報量のオーバーフローにより第1の記録
媒体に切り替えるた際には、第2の記録媒体自体は新規
媒体として次の患者用に利用できる。さらに上記第一の
媒体も、保管保存媒体としてそのままの形態であっても
よいが、カルテがインアクティブになった状況では、保
存用のさらに大容量の第3の記録媒体を持つシステムに
よって他の多くの同様な患者情報ととも保存するシステ
ムも可能である。
【0008】第1、第2の記録媒体のデータ形式が異な
る場合にも、システム側から見て第1、第2の記録媒体
のデータを同等に扱うには、第2の記録媒体のドライブ
装置にデータ形式を変換するデータコンバータを接続す
る。さらに、第1、第2の記録媒体のそれぞれのれのド
ライブ装置を共通のワークステーションで操作可能と
し、第2の記録媒体の記録容量の不足が生じた場合にこ
れを検出して第1の記録媒体への切り替えを促す容量超
過警告信号をこのワークステーションに表示する機能を
付加するのが好ましい。
る場合にも、システム側から見て第1、第2の記録媒体
のデータを同等に扱うには、第2の記録媒体のドライブ
装置にデータ形式を変換するデータコンバータを接続す
る。さらに、第1、第2の記録媒体のそれぞれのれのド
ライブ装置を共通のワークステーションで操作可能と
し、第2の記録媒体の記録容量の不足が生じた場合にこ
れを検出して第1の記録媒体への切り替えを促す容量超
過警告信号をこのワークステーションに表示する機能を
付加するのが好ましい。
【0009】
【実施例】図1は実施例の2種類の記憶媒体の概要を示
す。本実施例では比較的大容量の第1の記録媒体1とし
て光ディスクを、小容量の第2の記録媒体2としてフロ
ッピーディスクを用いる。図に示すごとく第2の記録媒
体2が第1の記録媒体1の一部であるごとき構成に成っ
ており、これらの記録媒体は個々の患者に個別に割り当
てられ、その患者の電子化カルテの記録媒体として用い
られる。
す。本実施例では比較的大容量の第1の記録媒体1とし
て光ディスクを、小容量の第2の記録媒体2としてフロ
ッピーディスクを用いる。図に示すごとく第2の記録媒
体2が第1の記録媒体1の一部であるごとき構成に成っ
ており、これらの記録媒体は個々の患者に個別に割り当
てられ、その患者の電子化カルテの記録媒体として用い
られる。
【0010】データ構造を図2により詳細に示す。記録
媒体1の記録領域10にたいして、その一部である領域
20が第2の記録媒体そのものに対応する。始めから第
1の記録媒体を使用すれば、患者の基本的情報記録領域
21に続いて検査デ−ダや所見その他の診療情報は記録
領域22に記録される。検査デ−タがこれらの領域を超
える量になれば領域23,24へと次々に記録される。
しかしながら、実際には、患者の初診時、つまりカルテ
を起こす際にはこの一部領域20に対応する第2の記録
媒体2が用いられる。当該患者の診療の進行段階で画像
等の検査デ−タが多量に発生し、この第2の記録媒体の
容量に対して過大な情報量になったときに、新規の第1
の記録媒体1が用意され、それまで第2の記録媒体に記
録されていた情報を第1の記録媒体の第一の媒体の領域
20の部分に移し、より以上のデ−タは領域23,24
に記録する。したがって、始めから第1の媒体を使った
場合とまったく変わらずに各患者の電子化カルテを構成
できる。即ち論理的には大容量の第1の記録媒体のみが
存在して各患者の電子カルテが記録され、一方、第2の
記録媒体は記憶領域20のみを実際に有し、記録領域2
3,24…以降は仮想領域とした第1の記録媒体である
とみなすことができる。
媒体1の記録領域10にたいして、その一部である領域
20が第2の記録媒体そのものに対応する。始めから第
1の記録媒体を使用すれば、患者の基本的情報記録領域
21に続いて検査デ−ダや所見その他の診療情報は記録
領域22に記録される。検査デ−タがこれらの領域を超
える量になれば領域23,24へと次々に記録される。
しかしながら、実際には、患者の初診時、つまりカルテ
を起こす際にはこの一部領域20に対応する第2の記録
媒体2が用いられる。当該患者の診療の進行段階で画像
等の検査デ−タが多量に発生し、この第2の記録媒体の
容量に対して過大な情報量になったときに、新規の第1
の記録媒体1が用意され、それまで第2の記録媒体に記
録されていた情報を第1の記録媒体の第一の媒体の領域
20の部分に移し、より以上のデ−タは領域23,24
に記録する。したがって、始めから第1の媒体を使った
場合とまったく変わらずに各患者の電子化カルテを構成
できる。即ち論理的には大容量の第1の記録媒体のみが
存在して各患者の電子カルテが記録され、一方、第2の
記録媒体は記憶領域20のみを実際に有し、記録領域2
3,24…以降は仮想領域とした第1の記録媒体である
とみなすことができる。
【0011】医療施設においては、カルテが準備された
多数の患者のうち、診断、治療の履歴が浅い患者がかな
りの割合となるのが通常の状態であり、しかもそのうち
のある割合の患者については、第1の記録媒体への情報
転送の必要が生じないままとなる。したがって本実施例
の医療情報システムでは、個々の患者別にカルテを取り
扱え、しかも第1の記録媒体の数を低減し、小容量では
あるが価格の低い第2の記録媒体に置き換えてカルテを
運用、保管することができる。第1、第2にお記録媒体
の間でデータ形式が異なる場合には、第2の記録媒体の
ドライブ装置にコンバータを追加することで、システム
側、使用者側からみて両記憶媒体のアクセスに格別の差
の無いシステムを実現できる。
多数の患者のうち、診断、治療の履歴が浅い患者がかな
りの割合となるのが通常の状態であり、しかもそのうち
のある割合の患者については、第1の記録媒体への情報
転送の必要が生じないままとなる。したがって本実施例
の医療情報システムでは、個々の患者別にカルテを取り
扱え、しかも第1の記録媒体の数を低減し、小容量では
あるが価格の低い第2の記録媒体に置き換えてカルテを
運用、保管することができる。第1、第2にお記録媒体
の間でデータ形式が異なる場合には、第2の記録媒体の
ドライブ装置にコンバータを追加することで、システム
側、使用者側からみて両記憶媒体のアクセスに格別の差
の無いシステムを実現できる。
【0012】また、医療施設ではカルテは特定の保管場
所に一括して保管されるか、あるいは複数の診療科があ
れば診療科ごとの保管場所に分散して保管される。本実
施例では、これらの保管場所で第1、第2の記録媒体が
混在することになる。そこで第1、第2の記録媒体とし
て、例えば3.5インチの光ディスク、3.5インチの
フロッピーディスクを用いればその外形はほぼ同じとな
る。つまり、図3に示すごとくカセットもしくはケース
12の厚さHに多少の違いはあるものの、その外形寸法
は中の媒体11によらず概ね同じであり、保管、搬送等
の取扱い上は両記録媒体でほとんど同様になる。
所に一括して保管されるか、あるいは複数の診療科があ
れば診療科ごとの保管場所に分散して保管される。本実
施例では、これらの保管場所で第1、第2の記録媒体が
混在することになる。そこで第1、第2の記録媒体とし
て、例えば3.5インチの光ディスク、3.5インチの
フロッピーディスクを用いればその外形はほぼ同じとな
る。つまり、図3に示すごとくカセットもしくはケース
12の厚さHに多少の違いはあるものの、その外形寸法
は中の媒体11によらず概ね同じであり、保管、搬送等
の取扱い上は両記録媒体でほとんど同様になる。
【0013】一方、電子化カルテのデータをアクセスす
るワークステーション(以下WSと略記)には光ディス
クとフロッピーディスクの両ドライブ装置を備える。図
4は上記WSの本発明に係る部分の要部を示す。101
は第1の記録媒体である光ディスク1のドライブ装置、
201は第2の記録媒体であるフロッピーディスク2の
ドライブ装置である。ワークステーション本体110か
ら光ディスク1への書き込みデーダWはインタフェイス
制御装置100を介して光ディスク1にデータW1とし
て与えられ、逆に光ディスク1から読みだされたデーダ
R1もインタフェイス制御装置100を介してリードデ
ータRとされてワ−クステ−ション本体110に表示の
ためのに転送される。一方、フロッピーディスクドライ
ブ装置201にもインタフェイス制御装置200が備え
られ、さらにワークステーション本体110からのデー
タ入出力線との間には光ディスクとフロッピーディスク
との記録、読み取り方式の違いを補償するフォーマット
変換手段が挿入される。さらに、インタフェイス制御装
置200は、データ書き込み時に、アクセスされている
フロッピーディスク2が満杯となることを検出する手段
を有し、このときワークステーション本体110へのオ
ーバーフロー警告信号OFを発する。信号OFが発生し
た場合にはWSの画面、もしくは特定の表示器にこれを
表示しオペレ−タに記録媒体2が満杯であることを報せ
る。この状態でドライブ装置101に記録媒体1がセッ
トされれば記録媒体2のデ−タは記録媒体1の所定の領
域に転送されて記録される。上記媒体間のデ−タ転送は
WSの機能として備えているのが普通であるから、上記
の信号OFに基づいて上記機能を起動すればよい。即ち
医師がWSを通じて本実施例における電子カルテシステ
ムを操作する場合には、当該患者のカルテが第1記録媒
体か第2記録媒体かによって使用するドライブ装置を選
ぶこと、また第2記録媒体の場合には上記過大デ−タ警
告メッセ−ジが発生したとき第1記録媒体1に切り替え
ることを行えばよい。
るワークステーション(以下WSと略記)には光ディス
クとフロッピーディスクの両ドライブ装置を備える。図
4は上記WSの本発明に係る部分の要部を示す。101
は第1の記録媒体である光ディスク1のドライブ装置、
201は第2の記録媒体であるフロッピーディスク2の
ドライブ装置である。ワークステーション本体110か
ら光ディスク1への書き込みデーダWはインタフェイス
制御装置100を介して光ディスク1にデータW1とし
て与えられ、逆に光ディスク1から読みだされたデーダ
R1もインタフェイス制御装置100を介してリードデ
ータRとされてワ−クステ−ション本体110に表示の
ためのに転送される。一方、フロッピーディスクドライ
ブ装置201にもインタフェイス制御装置200が備え
られ、さらにワークステーション本体110からのデー
タ入出力線との間には光ディスクとフロッピーディスク
との記録、読み取り方式の違いを補償するフォーマット
変換手段が挿入される。さらに、インタフェイス制御装
置200は、データ書き込み時に、アクセスされている
フロッピーディスク2が満杯となることを検出する手段
を有し、このときワークステーション本体110へのオ
ーバーフロー警告信号OFを発する。信号OFが発生し
た場合にはWSの画面、もしくは特定の表示器にこれを
表示しオペレ−タに記録媒体2が満杯であることを報せ
る。この状態でドライブ装置101に記録媒体1がセッ
トされれば記録媒体2のデ−タは記録媒体1の所定の領
域に転送されて記録される。上記媒体間のデ−タ転送は
WSの機能として備えているのが普通であるから、上記
の信号OFに基づいて上記機能を起動すればよい。即ち
医師がWSを通じて本実施例における電子カルテシステ
ムを操作する場合には、当該患者のカルテが第1記録媒
体か第2記録媒体かによって使用するドライブ装置を選
ぶこと、また第2記録媒体の場合には上記過大デ−タ警
告メッセ−ジが発生したとき第1記録媒体1に切り替え
ることを行えばよい。
【0014】カルテとしての保管管理の方法を図5によ
り説明する。WS上で使用される媒体は上記の如く第
一、第二のいずれかであるがその外形は図3の如く概略
同様である。そこで例えば媒体保管庫4等により共通な
保管管理が可能である。インアクティブ状態になったカ
ルテに対しては媒体1または2の全カルテ情報を第3の
媒体3に移して保存してもよい。記録媒体3は大容量
(例えば12インチ型)光ディスクで、30は上記記録
媒体3を集積した集合型光ディスクである。
り説明する。WS上で使用される媒体は上記の如く第
一、第二のいずれかであるがその外形は図3の如く概略
同様である。そこで例えば媒体保管庫4等により共通な
保管管理が可能である。インアクティブ状態になったカ
ルテに対しては媒体1または2の全カルテ情報を第3の
媒体3に移して保存してもよい。記録媒体3は大容量
(例えば12インチ型)光ディスクで、30は上記記録
媒体3を集積した集合型光ディスクである。
【0015】上記第1、第2記録媒体の容量と価格の関
係は、例えば容量で100:1の程度、価格で10:1
の程度であれば上記方式は有効に機能するであろう。光
ディスクとフロッピーディスクの関係は大略上記条件を
満足する。さらに同一サイズの記録媒体であっても種々
の記録容量のものがある。したがって第2記録媒体の範
囲であってもその中で容量の異なる複数の媒体を使いわ
けたり、切り替えて利用する事により媒体価格に基づく
問題に決め細かく対応できる。
係は、例えば容量で100:1の程度、価格で10:1
の程度であれば上記方式は有効に機能するであろう。光
ディスクとフロッピーディスクの関係は大略上記条件を
満足する。さらに同一サイズの記録媒体であっても種々
の記録容量のものがある。したがって第2記録媒体の範
囲であってもその中で容量の異なる複数の媒体を使いわ
けたり、切り替えて利用する事により媒体価格に基づく
問題に決め細かく対応できる。
【0016】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、患者ごとに
大容量記録媒体を割当てることと論理的及び使い勝手上
で変わらず、かつ上記大容量記録媒体の価格に起因する
経済的問題の無い電子カルテシステムを実現できる。
大容量記録媒体を割当てることと論理的及び使い勝手上
で変わらず、かつ上記大容量記録媒体の価格に起因する
経済的問題の無い電子カルテシステムを実現できる。
【図1】本発明の実施例における第1、第2の記録媒体
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図2】第1、第2の記録媒体の記録領域の関係を示す
概念図。
概念図。
【図3】記録媒体の外形構造の概略を示す図。
【図4】実施例におけるワ−クステ−ション主要部を示
すブロック図。
すブロック図。
【図5】実施例におけるアクティブカルテ、インアクテ
ィブカルテの保管又は保存の状況を示す図。
ィブカルテの保管又は保存の状況を示す図。
1:第1の記録媒体、 2:第2の記録媒体、 10:第1の記録媒体の記録領域、 20:記録領域の一部で、第2の記録媒体に代用させる
領域、 21:患者の基本情報、 22:患者の記録情報(デ−タ)、 101:光ディスクドライブ装置、 201:フロッピィ−ディスクドライブ装置、 100:光ディスク制御装置、 110:ワークステーション本体、 200:フロッピ−ディスク制御装置、 210:フォ−マット変換手段。
領域、 21:患者の基本情報、 22:患者の記録情報(デ−タ)、 101:光ディスクドライブ装置、 201:フロッピィ−ディスクドライブ装置、 100:光ディスク制御装置、 110:ワークステーション本体、 200:フロッピ−ディスク制御装置、 210:フォ−マット変換手段。
Claims (4)
- 【請求項1】患者の検査デ−タ、所見、その他の診療情
報を電子的情報記録媒体に記録し電子化カルテとした医
療情報システムにおいて、患者ごとに記録媒体が個別に
割当てられ、これらの記録媒体として大きな記録容量を
持つ第1の記録媒体と該第1の記録媒体に比べ小容量の
第2の記録媒体の2種類を有し、上記第1の記録媒体の
記憶領域の特定の一部が当該患者の上記第2の記録媒体
の記憶領域に対応し、上記第2の記録媒体は当該患者の
上記第1の記録媒体の記憶領域の上記特定の一部を実際
に、他の部分を仮想的に備えた論理構造とし、各患者ご
とに上記第1、第2の記憶媒体の一方が選択的に用いら
れるとともに上記第2の記憶媒体の容量を超えるデ−タ
が発生した時点で上記第2の記憶媒体に格納されている
情報を上記第1の記憶媒体に転送する手段を有してなる
ことを特徴とする医療情報システム。 - 【請求項2】上記第1、第2の記憶媒体の外形形状を大
略同様の構造とし、患者ごとに選択適に用いられている
これらの第1、第2の記憶媒体を共通の保管手段により
保管管理することを特徴とする請求項1に記載の医療情
報システム。 - 【請求項3】上記第1の記録媒体を光ディスク、第2の
記録媒体をフロッピーディスクとしたことを特徴とする
請求項1に記載の医療情報システム。 - 【請求項4】上記第2の記録媒体のへの情報記録の際に
上記第2の記録媒体の容量超過が生じたときこれを検知
して容量超過警告信号を発し、上記第2の記録媒体から
上記第1の記録媒体へのデ−タ転送が必要であることを
報せる機能をワークステーションに備えたことを特徴と
する請求項1に記載の医療情報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26743191A JPH05108677A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 医療情報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26743191A JPH05108677A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 医療情報システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05108677A true JPH05108677A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17444752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26743191A Pending JPH05108677A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 医療情報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05108677A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5913197A (en) * | 1995-12-27 | 1999-06-15 | Kameda Medical Information Laboratory | Medical care schedule and record aiding system and method |
US5923018A (en) * | 1997-01-31 | 1999-07-13 | Kameda Medical Information Laboratory | Medical care schedule and record aiding system, medical care schedule and record aiding method, and program storage device readable by the system |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP26743191A patent/JPH05108677A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5913197A (en) * | 1995-12-27 | 1999-06-15 | Kameda Medical Information Laboratory | Medical care schedule and record aiding system and method |
US6321203B1 (en) | 1995-12-27 | 2001-11-20 | Kameda Medical Information Laboratory | Medical care schedule and record aiding system and method |
US5923018A (en) * | 1997-01-31 | 1999-07-13 | Kameda Medical Information Laboratory | Medical care schedule and record aiding system, medical care schedule and record aiding method, and program storage device readable by the system |
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