JPH05108622A - かな漢字変換装置 - Google Patents

かな漢字変換装置

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JPH05108622A
JPH05108622A JP3266258A JP26625891A JPH05108622A JP H05108622 A JPH05108622 A JP H05108622A JP 3266258 A JP3266258 A JP 3266258A JP 26625891 A JP26625891 A JP 26625891A JP H05108622 A JPH05108622 A JP H05108622A
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Ikuaki Kobayashi
生明 小林
Yuko Etsuno
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かな漢字変換装置の変換効率を向上する。 【構成】 このかな漢字変換装置は、かな読み文字列は
入力装置から入力され、かな漢字変換プログラムは基本
辞書と、単語の優先順位を記憶するための単語順記憶領
域とに基づいて、かな漢字変換を行う。規則検索プログ
ラムは規則辞書中から、変換結果記憶領域の内容と一致
する規則を検索する。規則書き換えプログラムは、一致
した規則に従って、該当の変換結果記憶領域の内容を書
き換える。そして、前記変換結果記憶領域の内容をかな
漢字文字列として表示する。ここで、ユーザーにより候
補変更処理が行われたときは、変換結果記憶領域の内容
に一致した規則の規則書換え禁止マーカーをONとし
て、規則学習記憶領域に記憶する。規則学習処理プログ
ラムは、規則書換え禁止マーカーがONの規則による規
則変換処理を行わない制御をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語ワードプロセッ
サ等のかな漢字変換処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のかな漢字変換装置におい
ては、特開平3−142658号公報で開示されている
ように、単語の読みに対する漢字等の表記を記憶した基
本辞書に基づいてかな漢字変換を行い、変換結果記憶部
にかな漢字変換結果が記憶される。そして、複数の単語
列のパターンとその書換え情報とを一組の規則として格
納したものを規則辞書とし、その規則辞書中の規則と一
致した規則が検索されたとき、前記かな漢字変換結果の
内容を書き換え、表示装置により表示するようにしてい
た。また、このような一連の作用を規則変換と称してい
た。
【0003】例えば、「くすりがきく」と入力した場合
に、学習機能を行うための単語順記憶部に記憶されたの
単語の優先順位に基づいて、基本辞書を参照してかな漢
字変換を行うとき、基本辞書の単語の出力順が、
「菊」、「効く」、「聞く」の順に単語順記憶部に記憶
されていた場合は、第一候補の「菊」が選択され、「薬
が菊」という誤変換になる。そして、その「薬が菊」と
いう変換結果が変換結果記憶部に記憶される。
【0004】次に、規則辞書を参照して規則変換を行う
とき、規則辞書中に<U−薬:N><U−が:N><D
−きく:効く>というパターンが記憶されていた場合に
は、U因子は読み及び表記との完全一致を意味し、D因
子は読みとの一致を意味し、さらに、規則項目中の書換
え情報としてNマーカーがあれば、書換えを行わないこ
とを表し、単語列があれば、その単語に書換えることを
表わすので、変換結果記憶部に記憶されている「薬が
菊」の「菊」の部分を「効く」に書き換えて、「薬が効
く」という正しい変換結果にするものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記規
則変換処理を行う場合でも、ユーザーが「きく」の部分
を平がなのままで使いたいときや、薬が菊から作られて
いることを表わす「薬が菊の花から作られた」のような
文章を使いたいときがある。この場合でも、規則辞書中
の<U−薬:N><U−が:N><D−きく:効く>と
いう規則により、「菊」の部分は「効く」と必ず書換え
られていた。このため、ユーザーが「効く」を平がな
「きく」や漢字「菊」に修正する必要があった。また、
再び同じ単語列「薬が菊の花から作られた」を使用した
いときでも、必ず「薬が効くの花からつくられた」と規
則変換されていた。そのため、ユーザーが「効く」の部
分を、漢字の「菊」に変換し直す手間がかかることにな
っていた。
【0006】従って、従来の規則変換では、ユーザーの
好みにあった変換結果が得られなかったり、1度変換し
た文字列を再度変換を行うときにも同じように修正しな
ければならなかった。
【0007】本発明では、上記問題点を解決するために
なされたものであり、規則書換え部において規則変換処
理されて出力された変換結果が、ユーザーによって修正
された場合に、その規則に適合する読みが再び入力され
たとき、規則書換え部での書換えを行わない制御をする
ことによって、ユーザーによる修正結果を規則変換処理
に優先させ、ユーザーの希望に合った変換処理を行うか
な漢字変換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のかな漢字変換装置は、図1に示すように、か
な読み文字列を入力するための入力手段と、単語の読み
に対する表記を記憶した基本辞書と、その辞書に基づい
て、かな漢字変換を行うかな漢字変換手段と、かな漢字
変換手段による変換結果を記憶する変換結果記憶手段
と、基本辞書の複数の単語列のパターンとその書換え情
報を持つ規則を記憶した規則辞書と、変換結果記憶手段
の内容について、規則辞書から一致するパターンを持つ
規則を検索する規則検索手段とを備えている。
【0009】そして更に、規則検索手段により一致した
規則が検索されたとき、該当の変換結果記憶手段の内容
を書換える規則書換え手段と、規則書換え手段において
書き換えられた変換結果が、ユーザーによって修正され
たことを記憶する規則学習記憶手段と、規則学習記憶手
段の情報に基づいて前記規則書換え手段での書換えを行
わない規則学習処理手段と、変換結果記憶手段の内容を
出力する出力手段を備えている。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明のかな漢字変換装置
では、かな読み文字列は、入力手段から入力され、単語
の読みとそれに対応した表記を記憶した基本辞書に基づ
いて、かな漢字変換手段によりかな漢字変換される。そ
の後、かな漢字変換された結果が変換結果記憶手段に記
憶され、規則検索手段により規則辞書中に格納されてい
る規則から変換結果記憶手段に記憶されている内容と一
致する規則が検索される。
【0011】そして、規則検索手段にて変換結果記憶手
段の内容と一致した規則が検索されたときに、規則書換
え手段により検索された規則の書換え指示に従って、変
換結果記憶手段中の書換えが行われる。さらに、規則学
習記憶手段は前期規則書換え手段において書換えられた
変換結果がユーザーによって修正されたことを記憶し、
規則学習処理手段は、規則学習記憶手段に記憶している
情報に基づいて規則書換え手段による書換えを取りや
め、出力手段により変換結果記憶手段の内容が出力され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0013】かな漢字変換装置全体の構成を図2を参照
して説明する。
【0014】かな漢字変換をする文字列を入力するため
のキーボード等の入力装置10は、装置全体を制御する
ための中央処理装置(CPU)12に接続されている。
記憶手段としてのRAM20はCPU12に接続され、
かな漢字変換された結果を記憶するための変換結果記憶
領域22と、入力されたかな読み文字列を記憶するため
の読み入力バッファ領域24と、変換結果記憶領域22
の内容をかな漢字文字列として記憶するための出力バッ
ファ領域26と、ポインタ情報を記録するワークエリア
27と、単語学習情報として新しく使用した順に単語I
Dを記憶する単語順記憶領域28と、規則書換え手段に
おいて書換えられた変換結果が、ユーザーによって修正
されたことを記憶する規則学習記憶領域29とを格納し
ている。規則学習記憶領域29には規則辞書番号とフラ
グのペアのテーブルが書き込まれている。
【0015】変換結果記憶領域22は、図3に示すよう
に、変換結果全体が単語単位で情報を付して記憶されて
おり、後述する基本辞書42中に記憶されているそれぞ
れの単語を識別するための固有の数値である単語ID2
2aと、単語の読み長22bと、単語の表記22cと、
同音語先頭ID22dと、同音語末尾ID22eとがデ
ータとして各単語ごとに記憶されている。
【0016】尚、同音語先頭ID22dは、入力装置1
0から入力された文字列(単語)と同音であり、基本辞
書42に記憶された単語ID42aの数値が最も小さい
ものを示すものである。また、同音語末尾ID22e
は、入力装置10から入力された文字列(単語)と同音
であり、基本辞書42に記憶された単語ID42aの数
値が最も大きいものを示すものである。
【0017】プログラムや辞書等を格納するROM30
はCPU12と接続され、プログラム部32と辞書部4
0とからなる。プログラム部32は、かな漢字変換プロ
グラム34と、規則検索プログラム36と、規則書換え
プログラム37と,単語学習処理プログラム38と、規
則学習処理プログラム39とを格納している。
【0018】尚、上記規則検索プログラム36と規則書
換えプログラム37とを使用した処理を規則変換処理と
呼ぶ。
【0019】辞書部40は、基本辞書42と、接続テー
ブル44と、規則辞書46とから構成されている。基本
辞書42は、図4に示すように、その単語の固有の識別
番号たる単語ID42aと、その単語の読み42bと、
その単語の漢字表記42cと、その単語の品詞42dと
が記憶されている。
【0020】接続テーブル44は、単語の同士の接続関
係の可否を品詞情報により判断するためのデータを記憶
している。例えば、名詞と格助詞の接続は可能という情
報や動詞と格助詞の接続はできないという情報をテーブ
ルデータとして記憶している。
【0021】規則辞書46は、図5に示すように、一般
に規則の項目は、<検索因子−単語パターン:書換え情
報>という形で書かれており、この項目の組合せで一つ
の規則がつくられる仕組みになっている。検索因子と
は、規則変換の書き換え方法の種類を示すもので、U因
子、D因子、Y因子があり、U因子は変換結果記憶領域
22に記憶されている単語についての読み及び表記と完
全一致を意味し、D因子は変換結果記憶領域22に記憶
されている単語についての読みつまりその単語と同音で
一致することを意味する。また、Y因子は変換結果記憶
領域22の中に記憶されている1単語以上の単語列につ
いての読みと一致することを意味する。単語パターン4
6a〜46dとは、その規則の各々の項目の該当する単
語のことを示し、ここには単語の読み及び表記が入る。
【0022】書換え情報は、無変化マーカーN、削除マ
ーカーD、または単語列のいずれかであり、無変化マー
カーNが格納されているときは規則辞書46の項目に一
致した変換結果記憶領域22中の単語をそのままにし、
書き換えないことを表す。また、削除マーカーDが格納
されているときはその項目を削除することを表し、単語
列のときは規則辞書46の項目と一致した変換結果記憶
領域22中の単語をその単語列に書き換えることを表し
ている。ここでいう単語列とは、複数の単語(一つの単
語だけでもよい)が規則辞書46に単語IDで記憶され
たものであり、この単語IDに基づいて基本辞書42を
参照することにより、変換結果記憶領域22の単語読み
長22b、同音語先頭ID22c、同音語末尾ID22
d等の設定が可能である。尚、図5においては、理解し
やすいように単語IDの部分を数値ではなく、読み、ま
たは表記で表している。
【0023】次に、このように構成されたかな漢字変換
装置の動作を図6のフローチャートを参照して説明す
る。
【0024】例えば、読み文字列「くすりがきく」が入
力装置10より入力されると、そのかな文字コードがR
AM20の読み入力バッファ領域24に記憶される(S
10)。その後、ROM30のかな漢字変換プログラム
34により基本辞書42と、単語順記憶領域29および
接続テーブル44を参照して、読み入力バッファ領域2
4に記憶されているかな文字コードが漢字かな混じり文
に変換され、変換結果記憶領域22に単語ID等が記憶
される。例えば、以前に単語「菊」が使われていて、単
語順記憶領域28の中で、単語「菊」の単語IDが同音
語「効く」や「聞く」の単語IDより先頭に記憶されて
いると、単語「菊」が優先され、漢字かな混じり文「薬
が菊」と変換される。そして、その単語IDが変換結果
記憶領域22に記憶される(S12)。そして、ROM
30の規則検索プログラム36及び規則書換えプログラ
ム37により、変換結果記憶領域22の内容と規則辞書
46を参照して規則変換処理が行われる(S14)。
【0025】次に、規則変換処理の具体的な処理につい
て図7、図8、図9のフローチャートを参照して説明す
る。
【0026】まず、前記変換結果記憶領域22に記憶し
た「薬が菊」の先頭の単語「薬」にポインタP1を設定
し、ポインタP1のポインタ情報がRAM20のワーク
エリア27に記憶される(S30)。
【0027】次に、ポインタP1の指す単語と一致する
規則が規則辞書46中にあるか否かを検索する(S3
2)。図9に示す規則検索サブルーチンにおいては、ま
ず、ポインタP5を規則辞書46中の先頭の規則5−1
に設定し、ポインタ情報をワークエリア27に記録する
(S320)。ここで、ポインタP5の示す規則の規則
変換禁止マーカーが規則学習記憶領域29にONとして
記憶されておれば(S321・YES)、S328に進
み、記憶されていなければ(S321・NO)、S32
2に進む。S322においては、ポインタP6をポイン
タP5指す規則5−1の先頭の項目46aに設定し、ポ
インタ情報がワークエリア27に記憶される(S32
2)。次いで、ポインタP7をポインタP1の指す変換
結果記憶領域22中のかな漢字変換結果の先頭の単語
「薬」に設定する(S324)。
【0028】ここでは、ポインタP6の指す規則<U−
聞き耳:N>とポインタP7の指す変換結果記憶領域2
2中の単語「薬」とを比較する(326)。この場合、
規則と単語は一致せず(S326・NO)、ポインタP
5の示す規則5−1が規則辞書46中で最後の規則では
ないので(S328・NO)、ポインタP5を次の規則
5−2に移動し、ポインタ情報がワークエリア27に記
憶され(S330)、S322に戻る。次に、ポインタ
P6をポインタP5指す規則5−2の先頭の項目47a
に設定し、ポインタ情報がワークエリア27に記憶され
る(S322)。次いで、ポインタP7をポインタP1
の指す変換結果記憶領域22中のかな漢字変換結果の先
頭の単語「薬」に設定する(S324)。
【0029】ここでは、ポインタP6の指す規則項目<
U−薬:N>47aとポインタP7の指す変換結果記憶
領域22中の単語「薬」とを比較する(326)。この
場合、規則と単語は一致し(S326・YES)、ポイ
ンタP6が末尾項目ではないので(S332・NO)、
ポインタP7を変換結果記憶領域22中に記憶されてい
る「薬」の次の単語「が」に移動し、ポインタP6も規
則5−2中の次の項目<U−が:N>(47b)に移動
して、そのポインタ情報をワークエリア27に記憶し
(S334)、前記S326に戻る。
【0030】ここで、ポインタP6の指す規則項目<U
−が:N>47bとポインタP7の指す変換結果記憶領
域22中の単語「が」とを比較する(326)。この場
合、規則と単語は一致し(S326・YES)、ポイン
タP6が末尾項目ではないので(S332・NO)、ポ
インタP7を変換結果記憶領域22中に記憶されている
「が」の次の単語「菊」に移動し、ポインタP6も規則
5−2中の次の項目<D−きく:効く>(47c)に移
動して、そのポインタ情報をワークエリア27に記憶し
(S334)、前記S326に戻る。
【0031】ここで、ポインタP6の指す規則項目<D
−きく:効く>(47c)は、D因子が付されており、
読みで一致を意味する。従って、ポインタP7の示す単
語「菊」と一致し(S326・YES)、ここで、ポイ
ンタP6の示す項目47cは末尾項目なので(S332
・YES)、ワークエリア27に規則フラグONを記憶
し(S336)、図7に示すS34に進む。
【0032】尚、一致する規則が検索されないときは
(S326・NO)、ポインタP5の指す規則が規則辞
書中で最後の規則になるまで(S328・NO)、ポイ
ンタP5を次の規則へ順次移動し(S330)、一致す
る規則を検索する(S322〜S330)。ポインタP
5が示す規則が、規則辞書で最後の規則となったときは
(S328・YES)、一致する規則がなかったことを
示す規則フラグOFFをワークエリア27に記憶する
(S338)。
【0033】ここでは、図7のS32においてワークエ
リア27の規則フラグがONとなっており(S34・Y
ES)、規則書換えプログラム37による規則書換え処
理に入る。まず、ポインタP2をポインタP1の指す変
換結果記憶領域22に記憶した単語列「薬が菊」の先頭
の単語「薬」に設定し、ポインタP2のポインタ情報を
ワークエリア27に記憶する(S36)。次いで、ポイ
ンタP3をポインタP7が指す変換結果記憶領域22に
記憶した単語列「薬が菊」の末尾の「菊」に設定し、ポ
インタP3の情報をワークエリア27に記憶する(S3
8)。続いて、ポインタP4を規則辞書46中のマッチ
した規則5−2の先頭項目に設定し、ポインタP4のポ
インタ情報をワークエリア27に記憶する(S40)。
規則辞書46中の規則5−2においてポインタP4の指
す先頭項目<U−薬:N>(47a)は無変化マーカー
Nが付与されている(S44・YES)ので、書き換え
ずそのままにし、S46に進む。
【0034】もし、ポインタP4の指す項目46b中の
書換え情報の場所に削除マーカーDが立っているときは
(S44・NO、S48・YES)、変換結果記憶領域
22のポインタP2の指す単語「薬」を削除し(S5
0)、S46に進む。さらにポインタP4の指す項目4
7a中の書換え情報の場所に単語列があるときは(S4
4・NO、S48・NO、S52・YES)、変換結果
記憶領域22のポインタP2の指す単語「薬」をその単
語列と書き換え(S54)、S46に進む。
【0035】S46においては、ポインタP2の指す単
語とポインタP3の指す単語が同じかどうか比較する。
つまり、ポインタP2示す単語とポインタP3の示す単
語が同じときは、ポインタP2が最後の単語まで進んだ
ことを意味する。この場合は、ポインタP2の指す
「薬」は変換結果記憶領域22に記憶されている変換結
果の最後の単語ではないので(S46・NO)、単語ポ
インタP2を変換結果記憶領域22に記憶している次の
単語「が」に移動し、ポインタP4を規則5−2中の次
の項目<U−が:N>(47b)に移動すると共に(S
56)、前記S44に戻る。
【0036】ここでは、ポインタP4の指す項目<U−
が:N>に無変化マーカーNがあるので(S44・YE
S)、書き換えずそのままにして、S46に進む。この
場合は、ポインタP2の指す「が」は変換結果記憶領域
22に記憶している変換結果の最後の単語ではないので
(S46・NO)、単語ポインタP2を次の単語「菊」
に移動し、ポインタP4を規則5−2中の次の項目<D
−きく:効く>(47c)に移動すると共に(S5
6)、前記S44に戻る。
【0037】次いで、ポインタP4の指す項目<D−き
く:効く>の書換え情報に単語列「効く」があるので
(S44・NO、S48・NO、S52・YES)、変
換結果記憶領域22に記憶されているポインタP2の示
す単語「菊」を「効く」と書き換え(S54)、前記S
46に進む。
【0038】ここで、ポインタP2が指す単語が、ポイ
ンタP3の示す変換結果記憶領域22に記憶されている
の末尾の単語になったとき(S46・YES)、ポイン
タP1が変換結果記憶領域22に記憶されている単語列
の末尾の単語になければ(S58・NO)、ポインタP
1を次の単語へ一つずつ移動させ(S60)、再び同様
の規則検索処理(S32)を規則検索プログラム36に
より行う。この場合は、ポインタP1を変換結果記憶領
域22に記憶された文字列「薬が菊」の二番目の単語
「が」に移動する。そして、S32〜S60の処理を繰
り返す。最後にポインタP1が変換結果記憶領域22中
の末尾の単語のとき(S58・YES)、規則変換処理
を終了する。
【0039】尚、ワークエリア27に記憶されている規
則フラグがOFFであるときは(S34・NO)、前記
S58に進む。ここで、ポインタP1が変換結果記憶領
域22中の記憶されている単語列の末尾の単語になけれ
ば(S58・NO)、ポインタP1を次の単語へ一つず
つ移動させ(S60)、再び同様の規則検索処理(S3
2)を規則検索プログラム36により行う。この場合
は、ポインタP1を変換結果記憶領域22に記憶された
文字列「薬が菊」の二番目の単語「が」に移動する(S
58・NO、S60)。そして、S32〜S60の処理
を繰り返す。最後にポインタP1が変換結果記憶領域2
2中の末尾の単語のとき(S58・YES)、規則変換
処理を終了する。
【0040】この結果が再度変換結果記憶領域22に格
納され、そして、前記変換結果記憶領域22の内容が出
力バッファ領域26に格納され、出力装置50に表示さ
れる(図6・S16)。その後、ユーザーから確定キー
が入力されれば(S18・YES)、単語学習処理プロ
グラム38により確定処理が行われ、変換結果記憶領域
22に記憶されている単語が、単語順記憶領域29に優
先単語として記憶され(S19)、終了する。
【0041】ここで、候補変更キーが入力されたときは
(S18・NO、S20・YES)、候補変更処理に進
み、その結果は再度、変換結果記憶領域22に格納され
る(S24)。そして、候補変更処理を受けた単語が変
換結果記憶領域22に記憶されている内容の中で、ポイ
ンタP5の示す規則に一致した単語であるときは(S2
6・YES)、規則学習処理プログラム39により、そ
のポインタP5の示す規則による書換えを行わないこと
を表す規則書換え禁止マーカーのONを規則学習記憶領
域29に記憶させ(S28)、前記S16にもどる。
【0042】尚、ユーザーから確定キーが入力されず
(S18・NO)、候補変更キーも入力されないときは
(S20・NO)、削除等の処理を行い(S22)、前
記S16に戻る。
【0043】以上説明したように規則変換処理におい
て、規則書換え処理を受けた単語を、ユーザーが候補変
更したときに、その規則の規則書換え禁止マーカーをO
Nとして、RAM20中の規則学習記憶領域29に記憶
されるので、次に同じ文字列を入力したときには、規則
書換え処理が行われず、単語順記憶領域28に記憶され
ている学習単語が優先して変換されるので、ユーザーが
繰り返し同じ文字列を使用するときに、希望に合ったか
な漢字変換結果が出力される。
【0044】本発明は、日本語ワードプロセッサのかな
漢字変換装置に限ったものではなく、日本語入力を伴う
各種の機器に応用可能なものである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のかな漢字変換装置は規則変換処理と規則学習処理
と組み合わせることにより、入力されたかな文字列によ
っては、規則変換処理を行わないことにより、ユーザー
の希望に合った変換結果を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】本実施例によるかな漢字変換装置の制御部のブ
ロック図である。
【図3】本実施例の変換結果記憶領域の内容の概念図で
ある。
【図4】本実施例の基本辞書の内容の概念図である。
【図5】本実施例の規則辞書の内容の概念図である。
【図6】本実施例のかな漢字変換装置のフローチャート
である。
【図7】本実施例の規則変換のフローチャートである。
【図8】本実施例の規則変換のフローチャートである。
【図9】本実施例の規則検索サブルーチンのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 入力装置 12 CPU 20 RAM 22 変換結果記憶領域 24 読み入力バッファ領域 26 出力バッファ領域 27 ワークエリア 28 単語順記憶領域 29 規則学習記憶領域 30 ROMエリア 32 プログラム部 34 かな漢字変換プログラム 36 規則検索プログラム 37 規則書き換えプログラム 38 単語学習処理プログラム 39 規則学習処理プログラム 40 辞書部 42 基本辞書 44 接続テーブル 46 規則辞書 50 出力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かな読み文字列を入力するための入力手
    段と、 単語の読みに対する表記を記憶した基本辞書と、 その基本辞書に基づいて、かな漢字変換を行うかな漢字
    変換手段と、 そのかな漢字変換手段による変換結果を記憶する変換結
    果記憶手段と、 前記基本辞書の複数の単語列のパターンとその書換え情
    報を持つ規則を記憶した規則辞書と、 前記変換結果記憶手段の内容について、前記規則辞書か
    ら一致するパターンを持つ規則を検索する規則検索手段
    と、 その規則検索手段により一致した規則が検索されたと
    き、検索された規則に一致した変換結果記憶手段の内容
    を書換える規則書換え手段と、 その規則書換え手段において書き換えられた変換結果
    が、ユーザーによって修正されたことを記憶する規則学
    習記憶手段と、 その規則学習記憶手段の情報に基づいて前記規則書換え
    手段での書換えを行わない規則学習処理手段と、 前記変換結果記憶手段の内容を出力する出力手段とを備
    えることを特徴としたかな漢字変換装置。
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