JPH0581262A - かな漢字変換装置 - Google Patents

かな漢字変換装置

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JPH0581262A
JPH0581262A JP3241517A JP24151791A JPH0581262A JP H0581262 A JPH0581262 A JP H0581262A JP 3241517 A JP3241517 A JP 3241517A JP 24151791 A JP24151791 A JP 24151791A JP H0581262 A JPH0581262 A JP H0581262A
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JP
Japan
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rule
kana
word
pointer
kanji
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JP3241517A
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English (en)
Inventor
Ikuaki Kobayashi
生明 小林
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0581262A publication Critical patent/JPH0581262A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かな漢字変換装置の変換効率を向上する。 【構成】 この発明のかな漢字変換装置は、かな読み文
字列は入力装置から入力され、かな漢字変換プログラム
は基本辞書に基づいて、かな漢字変換を行う。規則検索
プログラムは規則辞書中から、変換結果記憶領域の内容
と一致する規則を検索する。このとき、NULL項目を
含む規則は、当該項目を欠落させた状態で規則を検索す
る。規則書換えプログラムは、一致した規則に従って、
該当の変換結果記憶領域の内容を書換える。そして、前
記変換結果記憶領域の内容をかな漢字文字列として表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語ワードプロセッ
サ等のかな漢字変換処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のかな漢字変換装置は、特
開平3−142658号公報で開示されているように、
単語の読みに対する漢字等の表記を記憶した基本辞書に
基づいてかな漢字変換を行い、変換結果記憶部にかな漢
字変換結果を記憶し、そして、複数の単語列のパターン
とその書換え情報とを一組の規則として格納した規則辞
書をもうけ、その規則辞書中の規則と一致した規則が検
索されたとき、前記かな漢字変換結果の内容を書換え、
表示装置により表示するようにしたものであった。この
ような一連の作用は、規則変換と称していた。
【0003】この規則変換においては、規則辞書に記憶
されている規則中に記述されている単語の並びのパター
ンについては、必ず変換結果記憶部中に記憶されている
単語に1対1で一致しなければ規則による書換え処理は
行われなかった。
【0004】例えば、「ききのこうせい」と入力した場
合に、基本辞書を参照してかな漢字変換を行うときに、
基本辞書中に「きき」については「危機」、「機器」、
「鬼気」の順で記憶され、また、「こうせい」について
は「厚生」、「構成」、「公正」の順で記憶されていた
とすると、各々第一候補の「危機」と「厚生」が選択さ
れ、「危機の厚生」という誤変換が行われる。そして、
その「危機の厚生」という変換結果が変換結果記憶部に
記憶される。
【0005】次に規則辞書を参照して規則変換を行う場
合に、規則辞書中に<D−きき:機器><PP1><D
−こうせい:構成>、(PP1:<U−を:N>/<U
−の:N>/<U−も:N>)というパターンが記憶さ
れていたとすれば、規則項目中のD因子は読みでの一致
を意味し、PP1因子は<U−を:N>、<U−の:N
>、<U−も:N>の何れかで一致することを意味する
ので、変換結果記憶部に記憶されている「危機の厚生」
の「危機」の部分を「機器」に、「厚生」の部分を「構
成」に書換えて、「機器の構成」という正しい変換結果
にするものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記規
則変換を行う場合に、ユーザーが読み文字列「ききこう
せい」や「ききをせいかくにこうせい」などと入力した
ときには、<D−きき:機器><PP1><D−こうせ
い:構成>という規則では規則変換処理を行うことがで
きない。その場合、各々別に<D−きき:機器><D−
こうせい:構成>や<D−きき:機器><PP1><P
P2><D−こうせい:構成>との規則が必要であっ
た。
【0007】ここで、<PP1>は<U−を:N>/<
U−の:N>/<U−も:N>を表し、<PP2>は、
<*>/<*><*>/<*><*><*>/<*><
*><*>/<*><*><*><*>/<*><*>
<*><*><*>を表し、<*>には任意の一単語が
対応する。従って、<PP2>は任意の単語1語〜5語
が入ってもよいことを意味する。
【0008】上記のように文書中に助詞や修飾部のよう
にあってもなくても良いものが存在するような場合に、
かな漢字変換結果を規則変換処理するときには、それぞ
れの単語列ごとに別々のパターンをもつ規則を規則辞書
に記憶する必要があった。
【0009】本発明では、上記問題点を解決するために
なされたものであり、規則辞書のパターン中に欠落して
もよい規則項目を記述することにより、規則辞書のメモ
リに占める容量の削減をすると共に、変換効率を向上す
ることができるかな漢字変換装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明のかな漢字変換装置は、かな読み文字列を入力
するための入力手段と、単語の読みに対する表記を記憶
した基本辞書と、その基本辞書に基づいて、かな漢字変
換するかな漢字変換手段と、そのかな漢字変換手段によ
る変換結果を記憶する変換結果記憶手段と、前記基本辞
書の複数の文字列からなるパターンとその書換え情報を
持つ規則とを記憶した規則辞書と、前記変換結果記憶手
段の内容について、前記規則辞書から一致するパターン
を持つ規則を検索する第一規則検索手段と、前記変換結
果記憶手段の内容について、前記規則辞書のパターン中
の特定項目を欠落させた状態で一致するパターンを持つ
規則を検索する第二規則検索手段と、前記第一規則検索
手段または第二規則検索手段により一致した規則が検索
されたとき、該当の変換結果記憶手段の内容を前記一致
した規則に基づいて書換える規則書換手段と、前記変換
結果記憶手段の内容をかな漢字文字列として出力する出
力手段とを備えたものである。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明のかな漢字変換装置
は、入力手段から入力されたかな読み文字列は、かな漢
字変換手段にて、基本辞書に基づいてかな漢字変換され
る。そして、その変換結果は変換結果記憶手段に記憶さ
れる。
【0012】次いで、第一規則検索手段または第二規則
検索手段により、規則辞書中の各規則の単語列のパター
ンと変換結果記憶手段の内容とが比較され、第一規則検
索手段によって一致する規則があるか否かが検索され
る。また、第二規則検索手段によって規則辞書中の単語
列のパターン中の特定項目を欠落させた状態で一致する
規則があるか否かが検索される。
【0013】そして、一致する規則が検索されたとき
に、規則書換手段により検索された規則の書換え情報に
従って、変換結果記憶手段中の内容の書換えが行われ、
変換結果記憶手段の内容をかな漢字文字列にしたものが
出力手段により出力される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0015】かな漢字変換装置全体の構成を図2を参照
して説明する。
【0016】かな漢字変換をする文字列を入力するため
のキーボード等の入力装置10は、装置全体を制御する
ための中央処理装置(CPU)12に接続されている。
記憶手段としてのRAM20はCPU12に接続され、
かな漢字変換された結果を記憶するための変換結果記憶
領域22と、入力されたかな読み文字列を記憶するため
の読み入力バッファ領域24と、変換結果記憶領域22
の内容をかな漢字文字列として記憶するための出力バッ
ファ領域26と、ポインタ情報を記録するワークエリア
28とを格納している。
【0017】変換結果記憶領域22は、図3に示すよう
に、変換結果全体が単語単位で情報を付して記憶されて
おり、後述する基本辞書42中に記憶されているそれぞ
れの単語を識別するための固有の数値である単語ID2
2aと、単語の読み長22bと、単語の表記22cと、
同音語先頭ID22dと、同音語末尾ID22eとがデ
ータとして各単語ごとに記憶されている。
【0018】尚、同音語先頭ID22dは、入力装置1
0から入力された文字列(単語)と同音であり、基本辞
書42に記憶された単語ID42aの数値が最も小さい
ものを示すものである。また、同音語末尾ID22e
は、入力装置10から入力された文字列(単語)と同音
であり、基本辞書42に記憶された単語ID42aの数
値が最も大きいものを示すものである。
【0019】ROM30はCPU12と接続され、プロ
グラム部32と辞書部40とから構成されている。プロ
グラム部32は、かな漢字変換プログラム34と、規則
検索プログラム36と、規則書換えプログラム38とを
格納している。
【0020】辞書部40は、基本辞書42と、接続テー
ブル44と、規則辞書46とから構成されている。基本
辞書42は、図4に示すように、その単語の固有の識別
番号たる単語ID42aと、その単語の読み42bと、
その単語の漢字表記42cと、単語の品詞42dとが記
憶されている。
【0021】接続テーブル44は、単語の同士の接続関
係を品詞情報により規定するデータを記憶している。
【0022】規則辞書46は、図5に示すように、規則
番号46eと、規則の各項目46a〜46dが格納され
ている。規則の各項目46a〜46dは、<検索因子−
単語パターン:書換え情報>という形で書かれており、
この項目の組合せで一つの規則がつくられる仕組みにな
っている。検索因子とは、規則変換の書換え方法の種類
を示すもので、U因子、D因子、Y因子があり、U因子
は変換結果記憶領域22に記憶されている単語について
の読み及び表記と完全一致を意味し、D因子は変換結果
記憶領域22に記憶されている単語についての読みつま
りその単語と同音一致を意味する。また、Y因子は変換
結果記憶領域22の中に記憶されている単語列(一単語
でもよい)についての読みとの一致を意味する。単語パ
ターンとは、その規則の各々の項目の該当する単語のこ
とを示し、ここには単語の読み及び表記が入る。
【0023】書換え情報は、無変化マーカーN、削除マ
ーカーD、または単語列のいずれかであり、無変化マー
カーNが格納されているときは規則辞書46の項目に一
致した変換結果記憶領域22中の単語をそのままにし、
書換えないことを表す。また、削除マーカーDが格納さ
れているときはその項目を削除することを表し、単語列
のときは規則辞書46の項目と一致した変換結果記憶領
域22中の単語をその単語列に書換えることを表してい
る。ここでいう単語列とは、1つ以上の単語が規則辞書
46に単語IDで記憶されたものであり、この単語ID
に基づいて基本辞書42を参照することにより、変換結
果記憶領域22の単語読み長22b、同音語先頭ID2
2c、同音語末尾ID22d等の設定が可能である。
尚、図5においては、理解しやすいように単語IDの部
分を数値ではなく、読みまたは表記で表している。
【0024】また、規則項目には、<PP数字>という
形で記述しているものもある。例えば、規則7−3に
は、<PP1>48bという項目を記述している。この
<PP1>48b項目は、規則辞書46に記憶されてい
る規則PP1のパターン、<U−を:N>/<U−の:
N>/<U−も:N>/<N:N>に対応し、規則項目
<PP1>のところに、<U−を:N>49aか、<U
−の:N>49bか、<U−も:N>49cか、<N:
N>49dのいずれかの規則項目が入ることを意味す
る。
【0025】ここで、規則項目<N:N>49dは、N
ULL項目と称し、変換結果記憶領域22に記憶された
内容と規則7−3を比較するとき、規則検索プログラム
36において規則項目<PP1>を欠落させた状態で、
規則7−3を<D−きき:機器><D−こうせい:構成
>として比較させる働きがある。
【0026】次に、このように構成されたかな漢字変換
装置の動作を図6のフローチャートを参照して説明す
る。
【0027】例えば、読み文字列「ききこうせい」が入
力装置10より入力されると、そのかな文字コードがR
AM20の読み入力バッファ領域24に記憶される(S
10)。その後、ROM30のかな漢字変換プログラム
34により、基本辞書42と、接続テーブル44を参照
して、読み入力バッファ領域24に記憶されているかな
文字コードが漢字かな混じり文に変換され、変換結果記
憶領域22に単語IDで記憶される。例えば、このとき
に「危機厚生」と誤変換されたとすると、その単語ID
が変換結果記憶領域22に記憶される(S12)。そし
て、ROM30の規則検索プログラム36及び規則書換
えプログラム38により、変換結果記憶領域22の内容
と規則辞書46を参照して規則変換処理が行われる(S
14)。
【0028】次に、規則変換処理の具体的な処理につい
て図7、図8、図9のフローチャートを参照して説明す
る。
【0029】まず、前記変換結果記憶領域22に記憶し
た「危機厚生」の先頭の単語「危機」にポインタP1を
設定し、ポインタP1のポインタ情報がRAM20のワ
ークエリア28に記憶される(S30)。
【0030】次に、ポインタP1の指す単語と一致する
規則が規則辞書46中にあるか否かを検索する(S3
2)。すなわち、図9の規則検索サブルーチンに示すよ
うに、まず、ポインタP5を規則辞書46中の先頭の規
則7−1に設定し、ポインタ情報をワークエリア28に
記録する(S320)。続いて、ポインタP6をポイン
タP5の指す規則7−1の先頭の項目46aに設定し、
ポインタ情報がワークエリア28に記憶される(S32
2)。
【0031】次いで、ポインタP7をポインタP1の指
す変換結果記憶領域22中のかな漢字変換結果の先頭の
単語「危機」に設定する(S324)。ここでは、ポイ
ンタP6の指す規則<U−聞き耳:N>46aはNUL
L項目でなく(S326・NO)、ポインタP7の指す
変換結果記憶領域22中の単語「危機」と比較すると、
規則と単語とは一致せず(S328・NO)、ポインタ
P5の示す規則7−1が規則辞書46中で最後の規則で
はないので(S330・NO)、ポインタP5を次の規
則7−2に移動しポインタ情報がワークエリア28に記
憶され(S332)、前記S322に戻る。
【0032】次に、ポインタP6をポインタP5の指す
規則7−2の先頭の項目<U−わたし:N>47aに設
定し、ポインタ情報がワークエリア28に記憶される
(S322)。次いで、ポインタP7をポインタP1の
指す変換結果記憶領域22中のかな漢字変換結果の先頭
の単語「危機」に設定する(S324)。
【0033】ここでは、ポインタP6の指す規則7−2
の先頭の項目<U−わたし:N>47aはNULL項目
ではなく(S326・NO)、ポインタP7の指す変換
結果記憶領域22中の単語「危機」と比較すると、規則
と単語とは一致せず(S328・NO)、ポインタP5
の示す規則7−2が規則辞書46中で検索すべき最後の
規則ではないので(S330・NO)、ポインタP5を
次の規則7−3に移動させポインタ情報がワークエリア
28に記憶され(S332)、前記S322に戻る。
【0034】そして、ポインタP6をポインタP5の指
す規則7−3の先頭の項目48aに設定し、ポインタ情
報がワークエリア28に記憶される(S322)。次い
で、ポインタP7をポインタP1の指す変換結果記憶領
域22中のかな漢字変換結果の先頭の単語「危機」に設
定する(S324)。ここでは、ポインタP6の指す規
則<D−きき:機器>は48aはNULL項目ではなく
(S326・NO)、ポインタP7の指す変換結果記憶
領域22中の単語「危機」と比較すると(S328)、
規則中の項目<D−きき:機器>48aと単語[危機」
とはD因子により読みで一致し(S328・YES)、
ポインタP6が末尾項目ではないので(S334・N
O)、ポインタP7を変換結果記憶領域22中に記憶さ
れている「危機」の次の単語「厚生」に移動させ、ポイ
ンタP6も規則7−3の次の項目<PP1>(48b)
に移動させ、そのポインタ情報をワークエリア28に記
憶して(S336)、前記S326に戻る。
【0035】ここで、ポインタP6の指す規則<PP1
>は、NULL項目<N:N>49d以外の項目とポイ
ンタP7の単語とは一致せず、NULL項目のみと一致
するので(S326・YES)、ポインタP6を次の規
則項目<D−こうせい:構成>48cに移動し、ポイン
タ情報をワークエリア28に記憶する(S338)。次
に、ここでは、ポインタP6の指す規則<D−こうせ
い:構成>は48cはNULL項目ではなく(S326
・NO)、ポインタP7の指す変換結果記憶領域22中
の単語「構成」と比較すると(S328)、規則中の項
目<D−こうせい:構成>48cと単語「厚生」とはD
因子により読みで一致し(S328・YES)、ポイン
タP6が末尾項目なので(S334・YES)、ワーク
エリア28に規則フラグONを記憶し(S340)、規
則の検索を終了し、図7に示すS34に移行する。
【0036】尚、一致する規則が検索されないとき(S
328・NO)、ポインタP5の指す規則が規則辞書中
で検索すべき最後の規則になるまで(S328・N
O)、ポインタP5を順次、次の規則へ移動し(S33
2)、一致する規則を検索する(S322〜S33
2)。ポインタP5が示す規則が、規則辞書で最後の規
則となったときは(S330・YES)、一致する規則
がなかったことを示す規則フラグOFFをワークエリア
28に記憶する(S340)。
【0037】ここでは、S32においてワークエリア2
8の規則フラグがONとなっているので(S34・YE
S)、S36に進み、規則書換えプログラム38により
規則書換え処理を行う。
【0038】まず、ポインタP2をポインタP1の指す
変換結果記憶領域22に記憶した単語列「危機厚生」の
先頭の単語「危機」に設定し、ポインタP2のポインタ
情報をワークエリア28に記憶する(S36)。次い
で、ポインタP3をポインタP7が指す変換結果記憶領
域22に記憶した単語列「危機厚生」の規則に一致した
末尾の「厚生」に設定し、ポインタP3の情報をワーク
エリア28に記憶する(S38)。続いて、ポインタP
4を規則辞書46中のマッチした規則7−6の先頭項目
<D−きき:危機>に設定し、ポインタP4のポインタ
情報をワークエリア28に記憶する(S40)。規則辞
書46中の規則7−6においてポインタP4の指す先頭
項目<D−きき:機器>(48a)は、NULL項目で
なく(S42・NO)、書換え情報として単語「機器」
があるので(S44・NO、S46・NO、S48・Y
ES)、変換結果記憶領域22のポインタP2が指す
「危機」をポインタP4が指す書換え情報「機器」に書
換え(S50)、S52に進む。
【0039】もし、ポインタP4の指す項目47b中の
書換え情報の場所に削除マーカーDがあるときは(S4
4・NO、S46・YES)、変換結果記憶領域22の
ポインタP2の指す単語「危機」を削除し(S62)、
S52に進む。
【0040】S52においては、ポインタP2の指す単
語とポインタP3の指す単語とが同じかを比較する。つ
まり、ポインタP2指す単語とポインタP3の指す単語
とが同じときは、ポインタP2が最後の単語まで進んだ
ことを意味する。この場合は、ポインタP2の指す「機
器」は変換結果記憶領域22に記憶されている変換結果
の最後の単語ではないので(S52・NO)、単語ポイ
ンタP2を次の単語「厚生」に移動させ、ポインタP4
を規則7−3中の次の項目<PP1>(48b)に移動
させると共に(S54)、前記S42に戻る。
【0041】ここでは、ポインタP4の指す項目<PP
1>はNULL項目<N:N>49dが含まれるので
(S42・YES)、ポインタP4を次の項目<D−こ
うせい:構成>48cに移動し(S56)、S42に戻
る。規則項目<D−こうせい:構成>48cはNULL
項目でなく(S42・NO)、書換え情報として単語
「構成」があるので(S44・NO、S46・NO、S
48・YES)、変換結果記憶領域22のポインタP2
が指す「厚生」をポインタP4が指す書換え情報「構
成」に書換え(S50)、S52に進む。
【0042】S52においては、ポインタP2の指す単
語とポインタP3の指す単語とが同じかを比較する。こ
の場合は、ポインタP2とP3は等しく(S52・YE
S)、ポインタP1は変換結果記憶領域22に記憶され
ているの末尾の単語ではないので(S58・NO)、ポ
インタP1を次の単語へ一つ移動させ(S60)、再び
同様の規則検索処理(S32)を規則検索プログラム3
6により行う。最後にポインタP1が変換結果記憶領域
22中の末尾の単語のとき(S58・YES)、規則変
換処理を終了する。
【0043】この結果が再度変換結果記憶領域22に格
納され、そして、前記変換結果記憶領域22の内容が出
力バッファ領域26に格納され、出力装置50に表示さ
れる(図6・S16)。その後、ユーザーから確定キー
が入力されれば(S18・YES)、変換結果記憶領域
22に記憶されている単語が、確定処理がされ(S2
2)、終了する。確定キー以外のものが入力されたとき
は(S18・NO)、候補変更処理に進む(S20)。
その結果は再度、変換結果記憶領域22に格納される。
そして前記変換結果22の内容が出力バッファ領域26
に格納され、出力装置50に表示される(S16)。そ
の後、ユーザーから確定キーが入力されれば(S18・
YES)、確定処理がされ(S22)、終了する。
【0044】尚、S34において、一致する規則がなか
ったことを示す規則フラグがOFFとなっているときは
(S34・NO)、規則書換えプログラム38による処
理を行わずにS58に進む。
【0045】以上説明したように規則を<D−きき:機
器><PP1><D−こうせい:構成>と記述し、PP
1のパターンを<U−を:N>/<U−の:N>/<U
−も:N>/<N:N>とすることにより、「機器を構
成」、「機器の構成」、「機器も構成」、「機器構成」
という各パターンに一つの規則で対応することができ
る。
【0046】本発明は、日本語ワードプロセッサーのか
な漢字変換装置に限らず、各種日本語入力を伴う装置に
応用可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のかな漢字変換装置は規則変換処理において、規則
辞書中の規則の1項目にNULL項目を記述することに
よって、その項目を欠落させた状態で規則を適用するこ
とができる。そして、複数の規則の効果を1つの規則に
よって実現し、メモリに占める規則辞書の容量の縮小を
計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本実施例によるかな漢字変換装置の制御部のブ
ロック図である。
【図3】本実施例の変換結果記憶領域の内容の概念図で
ある。
【図4】本実施例の基本辞書の内容の概念図である。
【図5】本実施例の規則辞書の内容の概念図である。
【図6】本実施例のかな漢字変換装置のフローチャート
である。
【図7】本実施例の規則変換のフローチャートである。
【図8】本実施例の規則変換のフローチャートである。
【図9】本実施例の規則検索サブルーチンのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 入力装置 12 中央処理装置 20 RAM 22 変換結果記憶領域 24 読み入力バッファ領域 26 出力バッファ領域 28 ワークエリア 30 ROMエリア 32 プログラム部 34 かな漢字変換プログラム 36 規則検索プログラム 38 規則書換えプログラム 40 辞書部 42 基本辞書 44 接続テーブル 46 規則辞書 50 出力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かな読み文字列を入力するための入力手
    段と、 単語の読みに対する表記を記憶した基本辞書と、 その基本辞書に基づいて、かな漢字変換するかな漢字変
    換手段と、 そのかな漢字変換手段による変換結果を記憶する変換結
    果記憶手段と、 前記基本辞書の複数の文字列からなるパターンとその書
    換え情報を持つ規則とを記憶した規則辞書と、 前記変換結果記憶手段の内容について、前記規則辞書か
    ら一致するパターンを持つ規則を検索する第一規則検索
    手段と、 前記変換結果記憶手段の内容について、前記規則辞書の
    パターン中の特定項目を欠落させた状態で一致するパタ
    ーンを持つ規則を検索する第二規則検索手段と、 前記第一規則検索手段または第二規則検索手段により一
    致した規則が検索されたとき、該当の変換結果記憶手段
    の内容を前記一致した規則に基づいて書換える規則書換
    手段と前記変換結果記憶手段の内容をかな漢字文字列と
    して出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とするかな漢字変換装置。
JP3241517A 1991-09-20 1991-09-20 かな漢字変換装置 Pending JPH0581262A (ja)

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JP3241517A JPH0581262A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 かな漢字変換装置

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JPH0581262A true JPH0581262A (ja) 1993-04-02

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JP3241517A Pending JPH0581262A (ja) 1991-09-20 1991-09-20 かな漢字変換装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02145671A (ja) * 1988-11-09 1990-06-05 H B Fuller Co 使い捨て製品のマルチーライン構成接着剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02145671A (ja) * 1988-11-09 1990-06-05 H B Fuller Co 使い捨て製品のマルチーライン構成接着剤

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