JPH05108613A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH05108613A
JPH05108613A JP26512691A JP26512691A JPH05108613A JP H05108613 A JPH05108613 A JP H05108613A JP 26512691 A JP26512691 A JP 26512691A JP 26512691 A JP26512691 A JP 26512691A JP H05108613 A JPH05108613 A JP H05108613A
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JP
Japan
Prior art keywords
input
character
key
display
handwriting
Prior art date
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Pending
Application number
JP26512691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Watanabe
正信 渡辺
Yasushi Yamamoto
康 山本
Shinji Tabata
新二 田畑
Katsunori Takeda
克典 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP26512691A priority Critical patent/JPH05108613A/ja
Publication of JPH05108613A publication Critical patent/JPH05108613A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学的入力手段を備え、該光学的入力手段を
用いての情報入力時の操作性および利便性を向上する。 【構成】 OCR9を用いて文字を読込む場合、表示画
面上に入力した文字を表示しかつ編集するためのOCR
入力ボード55を表示させる。文字表示枠56内におい
て認識不能文字は「?」で表示されており、この「?」
にカーソル57を移動させることによって認識不能文字
の訂正を行う訂正モードが設定される。OCR入力モー
ドでは、まず受信モードが設定されOCR9からのデー
タが送信される。データ送信が完了すると、自動的に受
信した文字の編集を行う編集モードが設定される。その
後、OCR入力ボード55上の「書込み」キーまたは
「全書込み」キーを入力することによって表示画面上の
カーソル42の位置に表示枠56内に表示された文字列
が挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータなどの情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ワードプロセッサやパーソナ
ルコンピュータなどの情報処理装置に用いられる入力手
段としては、キーボード、手書きタブレット、OCR
(Optical Character Reader;光学的文字読取装置)な
ど、幾つかの種類がある。しかしながら、前記複数の入
力手段のうち、いずれか1つの入力手段だけが装置に装
備されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の各入力手段は、
その使用用途に応じて固有の効果および問題点がある。
キーボードは、高速入力が可能ではあるが、熟練者でな
いと入力効率はよくない。手書きタブレットは、熟練者
でなくても入力できるが、入力速度は遅い。OCRは、
活字原稿は高速で入力できるが、それ以外のたとえば手
書き原稿には使えない。
【0004】本発明の目的は、複数種類の入力手段を備
え、入力情報の種類に応じて入力手段を選択して使用
し、情報入力時の操作性および利便性を向上することが
できる情報処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示手段と、
複数のキースイッチを備え、文字情報の入力および各種
動作状態の指示入力を行うキー入力手段と、前記表示手
段の表示画面側に配置され、表示画面とほぼ同一の大き
さの入力面を備え、表示画面上に表示される疑似キース
イッチに対向する入力面上を予め定める指示手段によっ
て指示することによって各種動作状態の指示入力を行
い、かつ表示画面上に設定される文字入力領域内に前記
指示手段を用いて文字を書くことによって文字情報の入
力を行う手書き入力手段と、入力すべき文字を光学的に
読取って画像情報に変換し、該画像情報に基づいて文字
認識を行う光学的入力手段と、前記キー入力手段または
手書き入力手段の出力に応答し、キー入力手段を用いて
文字情報を入力するキー入力モードと、手書き入力手段
を用いて文字情報を入力する手書き入力モードと、光学
的入力手段を用いて文字情報を入力する光学入力モード
とを選択して設定する入力モード設定手段と、前記入力
モード設定手段の出力に応答し、手書き入力モードが設
定されると表示手段の表示画面上に、前記文字入力領域
を規定する文字入力枠および入力文字の各種編集のため
の複数の疑似キースイッチを含む第1編集画面を表示
し、手書き入力文字および各種指示入力を検出する手書
き入力モード制御手段と、前記入力モード設定手段の出
力に応答し、光学入力モードが設定されると表示手段の
表示画面上に、光学的入力手段によって入力された文字
が表示される文字表示枠と入力文字の各種編集のための
複数の疑似キースイッチとを含む第2編集画面を表示
し、光学的入力手段からの文字情報を受信して表示する
光学入力モード制御手段と、文章編集プログラムを実行
し、前記複数の入力手段によって入力された文字情報を
表示手段に表示するとともに、メモリに格納する文章編
集手段とを含み、前記光学入力モード制御手段は、認識
不能文字を特定のキャラクタで表示し、該キャラクタ表
示位置に、文字表示枠内での入力位置を示すカーソルが
位置したときに入力文字情報の訂正を行う訂正モードを
設定することを特徴とする情報処理装置である。
【0006】また本発明は、表示手段と、複数のキース
イッチを備え、文字情報の入力および各種動作状態の指
示入力を行うキー入力手段と、前記表示手段の表示画面
側に配置され、表示画面とほぼ同一の大きさの入力面を
備え、表示画面上に表示される疑似キースイッチに対向
する入力面上を予め定める指示手段によって指示するこ
とによって各種動作状態の指示入力を行い、かつ表示画
面上に設定される文字入力領域内に前記指示手段を用い
て文字を書くことによって文字情報の入力を行う手書き
入力手段と、入力すべき文字を光学的に読取って画像情
報に変換し、該画像情報に基づいて文字認識を行う光学
的入力手段と、前記キー入力手段または手書き入力手段
の出力に応答し、キー入力手段を用いて文字情報を入力
するキー入力モードと、手書き入力手段を用いて文字情
報を入力する手書き入力モードと、光学的入力手段を用
いて文字情報を入力する光学入力モードとを選択して設
定する入力モード設定手段と、前記入力モード設定手段
の出力に応答し、手書き入力モードが設定されると表示
手段の表示画面上に、前記文字入力領域を規定する文字
入力枠および入力文字の各種編集のための複数の疑似キ
ースイッチを含む第1編集画面を表示し、手書き入力文
字および各種指示入力を検出する手書き入力モード制御
手段と、前記入力モード設定手段の出力に応答し、光学
入力モードが設定されると表示手段の表示画面上に、光
学的入力手段によって入力された文字が表示される文字
表示枠と入力文字の各種編集のための複数の疑似キース
イッチとを含む第2編集画面を表示し、光学的入力手段
からの文字情報を受信して表示する光学入力モード制御
手段と、文章編集プログラムを実行し、前記複数の入力
手段によって入力された文字情報を表示手段に表示する
とともに、メモリに格納する文章編集手段とを含み、前
記光学入力モード制御手段は、光学的入力手段からの文
字情報が受信されると自動的に入力文字情報の編集を行
う編集モードを設定することを特徴とする情報処理装置
である。
【0007】また本発明は、表示手段と、複数のキース
イッチを備え、文字情報の入力および各種動作状態の指
示入力を行うキー入力手段と、前記表示手段の表示画面
側に配置され、表示画面とほぼ同一の大きさの入力面を
備え、表示画面上に表示される疑似キースイッチに対向
する入力面上を予め定める指示手段によって指示するこ
とによって各種動作状態の指示入力を行い、かつ表示画
面上に設定される文字入力領域内に前記指示手段を用い
て文字を書くことによって文字情報の入力を行う手書き
入力手段と、入力すべき文字を光学的に読取って画像情
報に変換し、該画像情報に基づいて文字認識を行う光学
的入力手段と、前記キー入力手段または手書き入力手段
の出力に応答し、キー入力手段を用いて文字情報を入力
するキー入力モードと、手書き入力手段を用いて文字情
報を入力する手書き入力モードと、光学的入力手段を用
いて文字情報を入力する光学入力モードとを選択して設
定する入力モード設定手段と、前記入力モード設定手段
の出力に応答し、手書き入力モードが設定されると表示
手段の表示画面上に、前記文字入力領域を規定する文字
入力枠および入力文字の各種編集のための複数の疑似キ
ースイッチを含む第1編集画面を表示し、手書き入力文
字および各種指示入力文字を検出する手書き入力モード
制御手段と、前記入力モード設定手段の出力に応答し、
光学入力モードが設定されると表示手段の表示画面上
に、光学的入力手段によって入力された文字が表示され
る文字表示枠と入力文字の各種編集のための複数の疑似
キースイッチとを含む第2編集画面を表示し、光学的入
力手段からの文字情報を受信して表示する光学入力モー
ド制御手段と、文章編集プログラムを実行し、前記複数
の入力手段によって入力された文字情報を表示手段に表
示するとともに、メモリに格納する文章編集手段とを含
み、前記文章編集手段は、光学的入力手段によって入力
され、前記第2編集画面の文字表示枠内に表示された文
字列を表示画面上のカーソル位置に挿入することを特徴
とする情報処理装置である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、文字情報はキー入力手段、手
書き入力手段および光学的入力手段のうちいずれか1つ
の入力手段によって入力される。すなわち、いわゆるキ
ーボードであるキー入力手段の操作に熟練した操作者で
あれば原稿を見ながらあるいは文章を考えながらキー入
力手段を操作して入力すればよく、キー入力手段に不慣
れな操作者であれば手書き入力手段を用いて直接文字を
書くことによって入力すればよく、また活字原稿のよう
に文字が奇麗な原稿であれば光学的入力手段を用いて一
括して入力することができる。このように操作者および
入力原稿の種類に応じて入力手段を選択して使用するこ
とができ、効率よく文字情報の入力を行うことができ
る。
【0009】また、光学入力モード設定時には表示手段
には第2編集画面が表示される。該第2編集画面上には
光学的読取手段によって入力された文字が表示され、複
数の編集キーを用いることによってたとえばかな−漢字
変換などの各種編集処理を行うことができる。このとき
認識不能文字は特定のキャラクタで表示されており、該
キャラクタの表示位置にカーソルを移動させることによ
って入力文字情報の訂正を行う訂正モードが自動的に設
定される。
【0010】また本発明に従えば、光学的入力手段によ
って文字情報が入力されると自動的に文字情報の編集を
行う編集モードが設定される。光学的入力手段によって
読取られた文字は必ずしも正確に読取られている訳では
なく、たとえば認識不能文字あるいは誤認識文字などが
ある場合は訂正・修正などの編集を行う必要がある。こ
のため、光学的入力手段からの文字情報の受信を行う受
信モードから受信した文字情報の編集を行う編集モード
に自動的に移行させる。
【0011】さらに本発明に従えば、光学入力モード制
御手段によって第2編集画面上で光学的入力手段から入
力された文字列を編集した後に文章編集手段内のメモリ
に取込まれる。したがって光学的入力手段によって入力
された文字列を直接文章編集手段に与えるのではなく、
一旦光学入力モード制御手段に取込み、情報の訂正・修
正などの編集を行った後に文章編集手段に与える。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である情報処理装
置1の外観を示す斜視図である。情報処理装置1は、本
体2と、チルト部3によって本体2に接続されるタブレ
ット/表示部4とから構成される。
【0013】本体2は、キーボード5と、ファンクショ
ンキー6と、赤外線受光部7と、ICカード挿入口8と
を備える。キーボード5は、仮名キー、英字キー、置数
キー、記号キーなどの複数のキーからなり、文字などの
各種情報入力を行う。ファンクションキー6は、たとえ
ば書式設定、印刷などのように、情報処理装置1の動作
状態の設定・指示入力を行う。赤外線受光部7は、後述
する携帯型OCRからの送信信号(赤外線)を受光す
る。ICカード挿入口8には、情報処理装置1にて実行
する各種アプリケーションプログラムなどが格納された
ICカードが挿入される。
【0014】タブレット/表示部4は、キーボード5か
ら入力した文字列、後述する手書き入力した文字列、あ
るいは後述するOCRから読込んだ文字列などを表示す
るための表示装置と、後述するペンによる手書き入力お
よびポインティングなどを行うためのタブレットとが一
体的に構成されている。
【0015】タブレット/表示部4は、チルト部3によ
って、本体2に対して予め定める角度にて固定すること
ができる。たとえば図1は、本体2に対して120度開
いた状態で固定されており、通常この状態ではキーボー
ド5による入力および後述するOCRによる入力が行わ
れる。
【0016】図2は、情報処理装置1の他の使用状態を
示す斜視図である。図2(1)は、OCR9を用いる場
合の使用状態を示している。OCR9で原稿を読取り、
認識を終了した後、本体2の赤外線受光部7に対して認
識結果を送信する。該認識結果は、タブレット/表示部
4に表示される。その後、キーボード5あるいはタブレ
ット4を用いて認識結果の訂正・編集などを行う。
【0017】図2(2)は、ペン11を用いて手書き入
力を行う場合の使用状態を示している。ペン11を用い
て手書き入力を行うためには、タブレット/表示部4が
水平になっている必要があるので、図2(1)に示す状
態からさらに矢符10方向にタブレット/表示部4を押
すことによって図2(2)に示すように本体2に対して
180度開いた状態、すなわち水平状態に固定される。
この状態でペン11によって表示/入力面12上に文字
を書くことによっていわゆる手書き入力を行う。
【0018】本実施例では、タブレットは、いわゆる静
電結合型タブレットまたは電磁誘導型タブレットである
ので、ペン11と本体2とはライン13によって電気的
に接続されている。しかしながら、いわゆる感圧型タブ
レットを用いる場合はペン11は本体2と電気的に接続
される必要はなく、ペン11は先端部が比較的鋭利なた
とえばボールペンなどであってもよい。手書き入力によ
って入力された文字列は、キーボード5あるいはタブレ
ット4を用いて修正・編集する。
【0019】図3は、情報処理装置1の電気的構成を示
すブロック図である。メインCPU(中央演算処理装
置)15は、情報処理装置1全体の動作を制御する。R
OM(リードオンリメモリ)16は、各種制御プログラ
ムおよびCGを格納する。各種制御プログラムには、文
章編集プログラム、手書き認識プログラム、ディスプレ
イ制御プログラム、OCR受信プログラム、手書き入力
ボードプログラム、OCR入力ボードプログラム、仮名
−漢字変換プログラムなどがある。
【0020】文章編集プログラムは、キーボード5、手
書き入力、OCR入力によって入力された文字列をキー
ボードまたは手書き入力によって編集するためのプログ
ラムである。手書き認識プログラムは、操作者がペン1
1によってタブレット4T上に書いたパターン(タブレ
ット4T上の座標点列)を文字認識して、文字コード
(たとえばJISコードなど)に変換するためのプログ
ラムであり、認識の確からしさによって候補文字、たと
えば10個の候補文字の出力を行う。
【0021】ディスプレイ制御プログラムは、たとえば
縦400ドット×横640ドットのドット点列から成る
表示部4D上の各ドットのオン/オフを制御することに
よって様々なパターン、たとえば手書き入力の軌跡、キ
ーボード5から入力された文字の対応するCGパター
ン、後述する手書き入力ボードなどを表示部4D上に表
示するためのプログラムである。OCR受信プログラム
は、OCR9から送信されてきた文字コード列(候補を
含む)を受信するためのプログラムである。
【0022】手書き入力ボードプログラムは、操作者が
ペン11によってタブレット4T上に文字を書けるよう
に文字入力枠を表示し、この文字入力枠内に操作者が書
いたパターンに対して手書き認識プログラムを移動する
ことによって文字コード列(候補を含む)に変換し、候
補選択/文章編集プログラムへの引渡しを行うためのプ
ログラムである。
【0023】OCR入力ボードプログラムは、操作者が
OCR9を操作することによってOCR受信プログラム
から引渡されてきた文字列(候補を含む)を表示し、候
補選択/編集/文章編集プログラムへの引渡しを行うた
めのプログラムである。仮名−漢字変換プログラムは、
仮名文字列を漢字仮名混じり文に変換するためのプログ
ラムである。
【0024】またCGとは、文字フォントパターンであ
り、手書き認識結果/OCR認識結果/キーボード5か
ら入力した文字の表示の際に使用する。
【0025】RAM(ランダムアクセスメモリ)17
は、各種データの保持用バッファ、各種制御用ワークエ
リア、各種制御用フラグエリアから成る。すなわち、入
力文章メモリ、OCR入力ボード受信/編集メモリ、手
書き/OCR/キーボード入力モードフラグ、手書き入
力文字種限定フラグ、手書き認識ワーク、仮名漢字変換
ワーク、仮名漢字変換対象文字列仮名バッファなどから
成る。
【0026】入力文章メモリは、キーボード5、手書き
入力、OCR入力で入力した文章を、保持しておくメモ
リである。操作者からの編集操作に基づく文章編集プロ
グラムの制御は、このメモリ上で行われる。OCR入力
ボード受信/編集メモリは、OCR9から受信した文字
列を、候補選択/編集/文章編集プログラムへの引渡し
を行うために保持しておくためのメモリである。手書き
/OCR/キーボード入力モードフラグは、手書き/O
CR/キーボードのうち、いずれの入力モードであるか
を示すフラグである。
【0027】手書き入力文字種限定フラグは、手書き認
識の文字種(ひら仮名、かた仮名、漢字など)を限定す
るためのフラグである。手書き認識ワークは、手書き認
識プログラムが手書き認識を行う際に用いるワークエリ
アである。仮名漢字変換ワークは、仮名漢字変換プログ
ラムが仮名漢字変換を行う際に用いるワークエリアであ
る。仮名漢字変換対象文字列仮名バッファは、仮名漢字
変換の対象となる漢字文字列を格納しておくためのバッ
ファである。
【0028】ICカード読取装置18は、ICカード1
9に格納されたアプリケーションプログラムあるいはデ
ータなどを読出すための装置である。読出されたプログ
ラムあるいはデータは、メインCPU15の制御によっ
てRAM17に格納されるとともに、表示部4Dに表示
される。
【0029】受信回路20は、OCR9から送信される
文字列などを表す信号を受信する。受信された信号は、
メインCPU15の制御によってRAM17に格納され
るとともに、表示部4Dに表示される。
【0030】キー/タブレット制御部21は、1チップ
CPU22と、タブレット制御部23と、キーボード制
御部24とから成る。1チップCPU22は、タブレッ
ト制御部23およびキーボード制御部24を制御するC
PUである。タブレット制御部23は、タブレット制御
プログラムに従ってタブレット4Tおよびペン11を制
御する。タブレット制御プログラムは、タブレット4T
上のペン11のオン/オフ状態、オフの場合のペン11
の位置情報をメインCPU15に伝送するためのプログ
ラムである。キーボード制御部24は、キーボード制御
プログラムに従ってキーボード5を制御する。キーボー
ド制御プログラムは、押下されたキーのコードをメイン
CPU15に伝送するためのプログラムである。
【0031】表示部4Dは、液晶表示装置などで実現さ
れ、キーボード/手書き入力/OCR入力で入力した文
章や、手書き入力ボードあるいはOCR入力ボードなど
を表示し、この入力ボードが入力された表示画面上で文
字列の編集などを行うための装置である。
【0032】タブレット4Tは、前述の表示部4Dと一
体構造となっており、ペン11でポイント(指示)され
た部分の位置情報を出力する。タブレット4Tには、前
述したように感圧型、電磁誘導型、静電結合型などいく
つか種類がある。
【0033】キーボード5は、操作者が文字入力などを
行うためのものであり、キーマトリックスを走査(スキ
ャン)することによってどのキーが押下されたかを知る
ことができる。
【0034】OCR9は、スキャナ26で元となる原稿
(イメージ情報)を読取ることによって認識が行われ、
文字コード列に変換される。送信を指示する操作を行う
と送信回路29からこの文字コード列が情報処理装置1
に送信される。OCR9は、CPU25と、スキャナ2
6と、スキャナ制御部27と、文字認識部28と、送信
回路29と、イメージバッファ30と、認識結果バッフ
ァ31とを含んで構成される。
【0035】CPU25は、文字認識部28、送信回路
29を制御する。スキャナ26は、元となる原稿(イメ
ージ情報)を読取るための装置である。スキャナ制御部
27は、スキャナ制御プログラムに従って、スキャナ2
6から元となる原稿のイメージ情報を読取り、イメージ
バッファ30に格納する。表示認識部28は、文字認識
プログラムに従って、イメージバッファ30に格納され
た原稿のイメージ情報を認識し、文字コード列(候補を
含む)に変換し、認識結果バッファ31に格納する。
【0036】送信回路29は、送信プログラムに従っ
て、認識結果バッファ31内の文字コード列(候補を含
む)、すなわち文字認識部28からの出力情報を本体側
に送信する。イメージバッファ30は、スキャナ26か
ら読取った元となる原稿のイメージ情報を格納し、文字
認識部28に引渡すためのバッファである。認識結果バ
ッファ31は、文字認識部28が認識結果を格納するた
めのバッファである。
【0037】図4〜図6は、表示部4Dの表示画面の一
例を示す図である。本実施例では、情報処理装置1をワ
ードプロセッサとして使用する場合を説明する。図4
は、キーボード5を入力手段としたときの表示画面の一
例である。キーボード5から入力したひら仮名に対して
仮名漢字変換を行うことによって、漢字仮名混じり文を
入力することができる。また、かた仮名、英数字、記号
などの入力も可能である。さらに、表示画面最上段のア
イコン(疑似キースイッチ)および最下段からのファン
クションボタンをペン11によってポインティングする
ことによって各種機能を起動することができる。
【0038】画面最上段の左端は日付表示欄35であ
り、現在の年月日および時刻が表示される。日付表示欄
35の右側には、複数のアプリケーションキー36a〜
36gが表示される(なお、ここで言うキーとは実際の
キースイッチではなく、画面上に表示される疑似キース
イッチである。以下同様)。ワープロキー36aは、ワ
ードプロセッサとして使用する場合にペン11によって
ペンポイントする。スケジュールキー36bは、スケジ
ュール帳として使用するときに、アドレスキー36cは
アドレス帳として使用するときに、メモキー36dはメ
モ帳として使用するときに、カルクキー36eは数値計
算を行うときに、手書きメモキー36fは手書きで文字
入力を行うメモ帳として使用するときに、通信キー36
gはデータ通信を行うときに、それぞれペン11によっ
てペンポイントする。
【0039】アプリケーションキー36の右側には入力
手段の種類を選択する手書きキー37およびOCRキー
38が表示される。手書きキー37は、ペン11を用い
て手書きによって文字を入力する手書き入力モードを設
定する場合にペンポイントする。OCRキー38は、O
CR9によって文字入力を行うOCR入力モードを設定
する場合にペンポイントする。
【0040】OCRキー38の右側には、文字の入力あ
るいは挿入位置を示すためのカーソルを移動させるため
のカーソルキー39が表示される。カーソルキー39の
右側には実行キー40および解除キー41が表示され
る。実行キー40は動作の実行を指示する際にペンポイ
ントし、解除キー41は設定モードを解除する場合など
にペンポイントする。
【0041】表示画面の最下段に表示されるファンクシ
ョンボタン34は、ワードプロセッサにおける各種機能
を実行する場合にペンポイントする。したがってこのフ
ァンクションボタン34の表示内容はアプリケーション
プログラムの種類によって異なる。また、同じアプリケ
ーションプログラム内であっても、入力モードが異なる
場合は必要に応じて表示内容を変更する。ファンクショ
ンボタン34の画面上側には、ワードプロセッサにおい
て現在設定されている書式などが表示される。
【0042】図5は、ペン11を用いる手書き入力を入
力手段とした場合の表示画面を示している。手書き入力
モードは、手書きキー37をペンポイントすることによ
って設定される。手書き入力モードが設定されると、画
面には手書き入力文字の編集などを行うための編集画面
としての手書き入力ボード45が表示される。手書き入
力モードには、入力した文字列がそのままカーソル位置
に入力されていく直接入力モードと、仮名文字を入力し
て仮名漢字変換にて漢字変換する変換入力モードとがあ
る。図5では、直接入力モードの場合を説明する。
【0043】手書き入力ボード45は、ボード中央部分
に設定される複数(本実施例では3)の文字入力枠46
a,46b,46cと、文字入力枠46の画面左側に設
定される変換入力切換部47、入力モード切替部48お
よび候補選択部49と、文字入力枠の画面右側に設定さ
れるファンクションボタン50およびボード移動ボタン
51とで構成される。
【0044】文字入力枠46は、ペン11を用いて文字
を書く領域であり、文字入力枠46a〜46cの順に入
力していくと、入力枠内に書いた文字は認識が終了しだ
い消去され、順次カーソル42の位置に取込まれてい
く。変換入力切換部47は、前述した直接入力モードと
変換入力モードとの切換えを行う場合にペンポイントす
る。すなわち、「直接入力」および「変換入力」の文字
の左側に表示される「□」(白四角記号)の部分をペン
ポイントすることによって「□」は黒四角記号に変わ
り、これによって入力モードの切換えが行われる。図5
では直接入力モードが設定されているので、「直接入
力」の文字の左側に黒四角記号が表示される。
【0045】入力モード切替部48は、文字入力枠46
から入力される文字の種類を限定する。すなわちひら仮
名、かた仮名、英字、数字、漢字、記号の6種類の文字
種の中から1種類または複数種類を選択する。切換え
は、前述と同様にペン11を用いるペンポイントによっ
て行われる。図5では、入力文字はひら仮名とかた仮名
とに限定されている。
【0046】候補選択部49は、カーソル42の位置の
文字の候補が表示されており、選択されている候補が反
転表示される。また、その選択されている文字の属性
(ひら/カタ/英/数/漢/記)が表示されている。こ
の候補選択部49に表示されている他の候補をペン11
によってポイントすることによって、カーソル42の位
置の文字がそのポイントした文字に変わり、同時に前述
の属性表示も変わる。またカーソル42は、キーボード
5に設けられるカーソルキーまたは表示画面最上段に表
示されるカーソルキー39を用いることによって移動さ
せることができる。
【0047】ファンクションボタン50は、「一字抹
消」、「後退」などの編集用のボタンであり、手書き入
力と並行して文章変換が可能である。ボード移動ボタン
51は、手書き入力ボード45を移動させる場合にぺン
ポイントする。したがって図5に示す状態でボード移動
ボタン51をペンポイントすると、手書き入力ボード4
5は表示画面の上部、すなわち最上段のキースイッチ表
示領域の下側に表示される。したがってカーソル42の
位置に応じて操作者にとって入力しやすい位置に手書き
入力ボード45を移動させて手書き入力を実行すること
ができる。これによって手書きによる文字入力時の操作
性が向上する。
【0048】続いて手書き入力モードにおける変換入力
モードを説明する。変換入力モードは、変換入力切換部
47の「変換入力」の文字の左側に入力される「□」を
ペンポイントすることによって設定される。変換入力モ
ードにおける手書き入力ボード45の構成は前述した直
接入力モードとほぼ同一であるが以下の点において直接
入力モードとは異なる。
【0049】すなわち変換入力モードでは、漢字および
記号の入力はできない。すなわち、変換入力切換部47
の漢字ボタン(「□漢字」)および記号ボタン(「□記
号」)が消去される。また変換入力モードでは、入力し
た文字列は変換対象文字となる。したがってカーソル移
動は変換対象文字列内でのみ可能である。また候補選択
部49における認識候補選択も変換対象文字列内でのみ
選択可能である。
【0050】さらにファンクションボタン50の中に、
「変換」、「無変換」、「前候補」、「音訓」、「取
消」が追加して表示される。したがって「変換/無変換
/前候補/音訓」ボタンを用いて変換対象文字列を漢字
に変換することができる。この仮名漢字変換の仕様は、
キーボード5からひら仮名を入力して漢字に変換する場
合の変換動作の場合と同様である。また、「取消」ボタ
ンは、一旦変換された文字列を最初の入力状態である変
換対象文字に戻す場合に操作する。
【0051】このように変換入力モードは、入力したひ
ら仮名またはかた仮名を漢字に変換するためのファンク
ションボタン50が追加される以外は直接入力モードと
基本的に同一である。したがってボード移動ボタン51
をペンポイントすることによって変換入力モードにおけ
る手書き入力ボード45も画面上部に移動する。
【0052】ここでボード移動ボタン51は、手書き入
力ボード45が画面の下部に表示されているため「↑」
であるけれども、手書き入力ボード45が画面上部に表
示された場合は「↓」となる。
【0053】図6は、OCR9を入力手段とした場合の
表示画面の一例を示している。OCR入力モードは、表
示画面の最上段に表示されるOCRキー38をペンポイ
ントすることによって設定される。OCR入力モードが
設定されると表示画面には、OCR9によって入力され
た文字列の編集を行うための編集画面としてOCR入力
ボード55が表示される。OCR入力ボード55の最上
段左側には、現在OCR入力モードであることを示すた
めに「OCR」の文字が表示され、さらにその右側に
は、OCR入力ボードでの動作モードを示すために、
「(受信)」または「(編集)」が表示される。
【0054】OCR入力ボード55は、OCR9によっ
て取込まれた文字列が表示される表示枠56と、表示枠
56の左右両側に設定され、表示枠56内のカーソル5
7を移動させるカーソルキー群58,59と、表示枠5
6内のカーソル57が位置する文字の候補が表示される
候補選択部60と、OCR入力モードでの各種機能の実
行を指示するファンクションボタン61と、OCR入力
ボード55の表示位置を移動させるボード移動ボタン6
2とを含んで構成される。
【0055】キーボード入力画面でOCRキー38をペ
ンポイントすると、図6に示すようにOCR入力ボード
55が表示される。このとき表示枠56内には文字列は
表示されておらず、OCR9からの受信待ち状態であ
る。したがって、図6において「(編集)」と表示され
ている部分は「(受信)」となっている。OCR9から
の文字列を受信すると受信した文字列が表示枠56内に
表示され、自動的に編集モードに移行する。すなわち、
この編集モードにおいて文字列の編集/候補選択が可能
な状態となる。
【0056】OCR9側で認識できなかった文字は、表
示枠56内で「?」で表示されており、この文字は編集
モードにて訂正する必要がある。したがって、通常は挿
入モードであるが、「?」の位置にカーソル57を移動
させることによって自動的に訂正モードとなる。この状
態でキーボード5を操作して必要な文字を入力する。
【0057】編集モードでは、表示枠56の左側に表示
される「>」で示される行(編集対象行)に対して編集
が可能である。この「>」マークは、カーソル57を別
の行に移動させるとその移動させた行の左側に表示され
る。この「>」マークが表示された状態でファンクショ
ンボタン61の「書込み」キーをペンポイントすると、
表示枠56内の編集対象行の文字列が表示画面上のカー
ソル42の位置に取込まれる。また、ファンクションボ
タン61の「全書込み」キーをペンポイントすると、表
示枠内に表示されている文字列全てが、表示画面上のカ
ーソル42の位置に取込まれる。
【0058】図6では、OCR入力ボード55は、表示
画面の下部に表示されているけれども、ボード移動ボタ
ン62をペンポイントすることによって、OCR入力ボ
ード55は表示画面の上部に移動する。したがって、表
示画面上のカーソル42の位置に応じて表示画面の上部
あるいは下部のいずれかにOCR入力ボード55を表示
させることができる。このように操作者にとって都合の
良い場所にOCR入力ボード55を表示させることがで
き、OCR9によって取込んだ文字列の編集および訂正
などを容易に行うことができる。なお、図6ではボード
移動ボタン62は「↑」とされているけれども、OCR
入力ボード55を上部に表示させた場合はボード移動ボ
タン62は「↓」となる。
【0059】図7は、情報処理装置1における入力手段
の切換時の処理を示すフローチャートである。情報処理
装置1において操作者が選択した特定のアプリケーショ
ンプログラムが読出されると、たとえばワードプロセッ
サが選択されると、ステップn1において前述の図4に
示すような入力画面が表示され、キーボード5またはペ
ン11による入力待ち状態となる。なお図4では既に文
章が入力された後の表示画面であるが、初期状態ではカ
ーソル42が表示画面の左端上部(「川」の位置)に点
滅表示される。
【0060】ステップn2では、キーボード5またはペ
ン11による入力の種類が判断される。図4において手
書きキー37が入力されるとステップn3に進み、図5
に示すように手書き入力ボード45が表示され、手書き
入力状態でのキー/ペン入力待ち状態となる。ステップ
n4では、キー/ペン入力の種類が判断される。終了キ
ーが入力されると手書き入力モードを解除し、再びステ
ップn1に戻り、図4に示すキーボード入力画面とな
る。ステップn4において、終了キー以外の有効なキー
入力があると、ステップn5において対応する処理が行
われた後に再びステップn3に戻り、次のキー/ペン入
力待ちとなる。
【0061】ステップn2においてOCRキー38が入
力されると、ステップn6に進み、表示画面には図6に
示すようにOCR入力ボード55が表示され、OCR入
力状態でのキー/ペン入力待ち状態となる。ステップn
7では、キー/ペンの入力の種類が判断される。終了キ
ーが入力された場合はOCR入力モードを解除し、ステ
ップn1に戻り、再び図4に示すキーボード入力画面と
なる。終了キー以外の有効なキー/ペン入力があるとス
テップn8に進み、対応する処理が行われた後再びステ
ップn6に戻り、次のキー/ペン入力待ち状態となる。
【0062】ステップn2において手書きキー37およ
びOCRキー38以外のキーであって有効なキー/ペン
入力の場合はステップn9に進み、対応する処理が行わ
れた後にステップn1に戻り、次の入力待ち状態とな
る。
【0063】図8は、情報処理装置1における入力画面
の対応関係を示す模式図である。すなわち、図4に示す
キーボード入力画面において手書きキー37を入力する
と図5に示される手書き入力画面となり、この手書き入
力画面上において手書きキー37を入力するとキーボー
ド入力画面に戻る。また、キーボード入力画面において
OCRキー38を入力すると図6に示すOCR入力画面
となり、このOCR入力画面においてOCRキー38を
入力すると、キーボード入力画面に戻る。
【0064】このような3種類の入力画面の切換えは同
一アプリケーションプログラム内で実行されるので、操
作者の必要に応じて入力手段を切換えて文字入力を行う
ことができる。したがって、たとえばOCR9によって
取込んだ文字列を表示画面上に表示させた後にキーボー
ド5または手書き入力によって前記OCRによって取込
んだ文字列の編集が可能となる。これによって、入力す
る情報の種類に応じて入力手段を選択して使用すること
ができ、情報処理装置1への情報入力時の操作性および
利便性が格段に向上する。
【0065】図9は、情報処理装置1におけるアプリケ
ーションプログラム読出時の動作を説明するフローチャ
ートである。ステップm1においてアプリケーションプ
ログラムが読出されると、ステップm2において前記R
AM17に設定されている手書き入力フラグがオンであ
るかどうかが判断される。手書き入力フラグがオンであ
る場合はステップm3に進み、手書き入力状態に設定す
る。すなわち前述の図5に示すように手書き入力ボード
45を表示画面上に表示して手書き入力モードに設定す
る。
【0066】ステップm2において手書き入力フラグが
オフである場合は図4に示すキーボード入力画面を表示
して、ステップm1にて読出されたアプリケーションプ
ログラムを実行する。
【0067】したがって、情報処理装置1において新た
なアプリケーションプログラムに移行する場合、その直
前に実行していたアプリケーションプログラムにおいて
手書き入力状態が設定されており、その手書き入力状態
にてアプリケーションプログラムの終了が指示された場
合、手書き入力フラグはオンのまま保持され、次のアプ
リケーションプログラムを読出した時点で該手書き入力
フラグに基づいて自動的に手書き入力モード、すなわち
手書き入力ボード45の表示を行う。
【0068】これによって、操作者がアプリケーション
プログラムが変わるたびに手書きキー37を入力して手
書き入力モードを設定するといった手間を省くことがで
き、操作性が格段に向上する。つまり、キーボード5の
操作に熟練していない操作者であれば、通常どのような
アプリケーションプログラム実行時においても手書き入
力モードにて文字情報の入力を行っている。したがっ
て、このような操作者がアプリケーションプログラムを
変更した場合であっても入力モードは常に手書き入力モ
ードのまま保持されるため、前述したような手書きキー
37のペンポイントといった手間を省くことができ便利
である。
【0069】図10は、情報処理装置1においてワード
プロセッサを実現するための文章編集プログラムが前述
の手書き入力ボード45を駆動して手書き入力を実現し
ているときの動作を説明するフローチャートである。ス
テップa1では、前述の図4に示すキーボード入力画面
におけるキー/ペン入力待ち状態であり、手書きキー3
7以外のキー入力またはペンポイントが行われると、ス
テップa2に進み、様々な操作者の入力操作に対応した
処理たとえば、1字抹消や後退などを行う。
【0070】ステップa1において手書きキー37がペ
ンポイントされるとステップa3に進み、手書き入力ボ
ード45の表示開始行などの入力パラメータがセットさ
れ、ステップa4において表示画面に手書き入力ボード
45が表示される。すなわち前述の図5に示す手書き入
力画面となり、手書き入力ボードルーチン内でのキー/
ペン入力待ち状態となる。なお手書き入力ボードルーチ
ンは後述する。
【0071】ステップa5では、手書き入力ボードルー
チンからの出力に基づいて手書き入力モードを解除する
か、あるいは5つのリターン条件に従って手書き入力状
態のまま文章編集プログラム側、すなわちステップa4
に戻る。
【0072】ステップa5において、手書きキー37が
ペンポイントされた場合はステップa6に進み、手書き
入力ボード45を消去し、ステップa1に戻り、キーボ
ード入力状態に戻る。
【0073】ステップa5において、手書き認識結果が
出力されてきた場合はステップa7に進み、カーソル位
置に認識結果を挿入し、ステップa4に戻る。
【0074】ステップa5において、選択候補の文字コ
ードが出力されてきた場合はステップa8に進み、カー
ソル位置の文字を選択候補の文字に置換する。その後再
びステップa4に戻る。
【0075】ステップa5において、直接/変換入力切
換のコードが出力されてきた場合はステップa9に進
み、内部の設定状態をそれぞれのモードに切換える。す
なわち、直接入力モードから変換入力モードに変更する
コードが出力された場合は、出力されてきた認識結果を
変換対象文字として扱い、変換入力モードから直接入力
モードに変更するコードが出力された場合は、出力され
てきた認識結果を変換対象文字としては扱わず、確定文
字として扱う。その後、ステップa4に戻る。
【0076】ステップa5において、ファンクションボ
タン50に対応するキーコードが出力された場合は、ス
テップa10に進み、そのままそのキーコードを出力し
対応する処理を行う。
【0077】ステップa5において、ボード移動ボタン
51に対応するキーコードが出力された場合はステップ
a11に進み、現在表示している手書き入力ボード45
を消去し、入力パラメータ内の表示開始行を変更してス
テップa4に戻る。すなわち、ボード移動ボタン51を
押すことによって手書き入力ボード45の表示場所を変
更することができる。上部に表示されていた場合は下部
に表示され、下部に表示されていた場合は上部に表示さ
れる。
【0078】図11は、前述の図10におけるステップ
a4の手書き入力ボードルーチンを説明するフローチャ
ートである。ステップa41では手書き入力ボード45
の表示を行い、ステップa42において手書き入力ボー
ド45内でのキー/ペンセンス状態となる。キー/ペン
センスがない場合はステップa43に進み、キー/ペン
センスがあった場合は後述する処理を実行する。
【0079】ステップa43では、操作者によるキー/
ペンの操作がない場合であり、この空き時間を利用して
文字入力枠46に入力された文字の認識動作を進めるた
めに、認識タスクに切換える。認識タスクでは、手書き
軌跡の座標点列バッファ65から座標を取出して文字認
識を行う。ステップa44において1文字分の認識が終
了すると、手書き入力ボードルーチンは認識タスクから
認識結果を受取り、ステップa45において認識結果で
ある文字コードを出力する。
【0080】ステップa42において候補選択部49が
入力された場合は、ステップa46に進み、選択された
候補の文字コードを出力する。
【0081】ステップa42において変換入力切換部4
7が操作された場合はステップa47に進み、直接入力
モードを変換入力モードに変換するコードまたは変換入
力モードを直接入力モードに変更するコードをそれぞれ
出力する。
【0082】ステップa42においてファンクションボ
タン50およびボード移動ボタン51が入力された場合
はステップa48に進み、対応するキーコードを出力す
る。
【0083】ステップa42において入力モード切替部
48の文字種限定ボタンが入力されると、ステップa4
9に進み、前述した認識タスクにおいて利用するために
文字種限定フラグの切換えが行われる。すなわち図12
に示すように文字種限定フラグ64は8ビットから成
り、第0ビットはひら仮名、第1ビットはかた仮名、第
2ビットは英字、第3ビットは数字、第4ビットは記
号、第5ビットは漢字にそれぞれ対応している。したが
って文字種限定ボタンが入力された場合、対応する文字
種のビットが「1」とされる。
【0084】図13は、座標点列バッファ65の構成を
示す図である。前述の図10および図11の処理(文章
入力/手書き入力ボードルーチン)と並行して、手書き
文字の追従表示/手書き認識ロジックへの入力座標点列
の引渡しのために、以下の処理が一定間隔の割込み処理
として実行されている。
【0085】すなわち、一定間隔毎にタブレット4T上
のペンポイント座標を検出し、3つの文字入力枠46内
に入っていれば、その座標点を結んで表示することによ
って手書き文字の追従表示を行うと同時に、その座標点
列を座標点列バッファ65に格納し、前述の手書き認識
ロジックに引渡す。座標点列はX座標とY座標とで1座
標点を構成し、複数の座標点で1文字が構成される。1
文字分の座標点列の最後には文字と文字との切れ目を示
すためのエンドコードを付加する。
【0086】前述したように手書き入力ボードルーチン
内でキー/ペン操作がない場合、すなわち空き時間にお
いては、手書き認識ロジックをタスク切換えで起動する
ことによって、手書き入力ボードルーチンの処理と手書
き認識処理とを並行して行っている。手書き認識タスク
においては、前述の座標点列バッファ65を監視し、1
文字分の座標データが格納されると、これに対して手書
き認識ロジック(この内容については一般的であるので
ここでは詳述しない)を起動し、文字コードに変換す
る。この場合、1文字に限らず複数の文字候補が選択さ
れる。
【0087】すなわち図14の候補バッファ66に示す
ように、本実施例では前記認識ロジックにて変換された
文字コードは、最大で第1候補文字コードから第10候
補文字コードまでが候補バッファ66に格納される。一
方、手書き入力ボードルーチンでは、図14に示す候補
バッファ66を監視し、該バッファ66にデータがセッ
トされると、文章編集プログラム側に出力する。これに
よって手書き入力ボード45の候補選択部49に最大で
も10文字が表示される。
【0088】図15は、前述の図10のステップa9の
処理を説明するためのフローチャートである。ステップ
a21では前述の手書き入力ボードルーチンからの出力
コードの種類が判断される。変換入力モードに変更する
コードが出力された場合はステップa22に進み、手書
き入力ボード45内の入力モード切替部48の漢字ボタ
ンおよび記号ボタンを消去し、ステップa23において
前述の図12に示す文字種限定フラグ64の漢字ビット
および記号ビットをオフ(0)とする。
【0089】ステップa21において直接入力モードに
変更するキーコードが出力された場合はステップa24
に進み、手書き入力ボード45内の入力モード切替部4
8の文字種限定ボタンを全種類表示し、ステップa25
において文字種限定フラグ64の全ビットをオン(1)
とする。
【0090】手書き入力文字に対して仮名漢字変換を行
う場合、漢字および記号の認識を禁止する必要がある。
本発明の情報処理装置1では、変換入力モードを設定す
ると自動的に認識文字種をひら仮名、かた仮名、英字、
数字に限定する。したがって、手書き入力モードにおい
て変換入力モードを設定した場合に操作者が手書き入力
ボード45内の入力モード切替部48をペンポイントす
ることによって認識文字種を限定するといった操作の手
間を省くことができる。これによって、操作性および利
便性が格段に向上する。
【0091】図16は、前述の図10のステップa7の
処理の一例を説明するためのフローチャートである。ス
テップa31では、手書き入力ボードルーチンから出力
された認識結果がスペースを表すキーコードであるかど
うかが判断される。スペースを表すキーコードである場
合はステップa32に進み、前回の認識結果が数字であ
るかどうかが判断される。前回の認識結果が数字である
場合はステップa33に進み、前回の認識結果である数
字分のスペースを表示画面上のカーソル位置に挿入す
る。
【0092】ステップa32において前回の認識結果が
数字でない場合はステップa34に進み、スペースを1
つだけ表示画面上のカーソル位置に挿入する。
【0093】ステップa31において、スペースを表す
キーコードでない場合はステップa35に進み、認識し
た文字、すなわち出力されたキーコードに対応する文字
をカーソル位置に挿入する。
【0094】通常の手書き入力でたとえば9個のスペー
スを入力したい場合、9回スペース記号を手書き入力す
る必要があるけれども、本実施例の情報処理装置1では
「9」と「スペース記号」とを入力することによって9
個のスペースがカーソル位置に挿入されるため、操作者
の入力の手間を省くことができる。
【0095】図17は、手書き入力モードでの仮名漢字
変換処理を説明するためのフローチャートである。まず
手書き入力ボードルーチンにおいてステップa51では
手書き入力ボード45が表示画面上に表示される。ステ
ップa52ではペン11を用いて文字入力枠46内に文
字が手書きで入力される。ステップa53では手書き入
力が完了したかどうかが前述の図13に示す座標点列バ
ッファ65を監視することによって判断される。入力が
完了していない場合はステップa52に戻り、引続き手
書き入力が行われる。
【0096】ステップa53において手書き入力が完了
した場合はステップa54に進み、前述の図11のステ
ップa43における手書き認識タスクによって入力文字
の認識、すなわち文字コードへの変換が行われる。
【0097】ステップa55では変換入力モードが設定
されているかどうかが判断される。変換入力モードが設
定されている場合はステップa56に進み、表示画面の
カーソル42の位置に変換対象文字として認識した文字
を表示する。続いてステップa57において変換キーが
入力されたかどうかが判断される。変換キーが入力され
ない場合はステップa52に戻り、引続き手書きによる
次の文字の入力が行われる。
【0098】ステップa57において変換キーが入力さ
れると、ステップa53において仮名漢字変換処理が行
われる。その後、ステップa59において終了キーが入
力されたかどうかが判断され、終了キーが入力された場
合は仮名漢字変換処理を終了し、終了キーが入力されな
い場合は再びステップa52に戻り、手書きによる次の
文字入力が行われる。
【0099】前述のステップa55において変換入力モ
ードが設定されていない場合は、ステップa60に進
み、認識結果(文字コード)を表示画面上のカーソル4
2の位置に確定文字として表示し、ステップa59に進
む。
【0100】このように手書き入力モードでの仮名漢字
変換処理においては、手書き認識と仮名漢字変換処理と
は別々の処理であり同時に実行されることはない。した
がって図18に示すようにRAM17内に設定されるワ
ークエリア17Wにおいて、手書き認識処理に使用する
ワークエリアA1と仮名漢字変換処理に使用するワーク
エリアA2とを同一のワークエリアを重複して使用する
ことによってRAM17を効率よく利用することができ
る。またこれによってRAM17の記憶容量を削減する
ことができる。
【0101】図19は、手書きによる文字入力時の動作
を説明するフローチャートである。ステップa71にお
いてペン11によって手書き入力ボード45上がペンポ
イントされたかどうかが判断される。ペンポイントされ
た場合はステップa72において該ポイントされた座標
点を検出する。ステップa73では検出した座標点が文
字入力枠46内であるかどうかが判断される。座標点が
文字入力枠46内である場合はステップa74において
検出した座標点を前述の図13に示す座標点列バッファ
65に格納し、ステップa71に戻り次の入力を待つ。
【0102】ステップa73において検出された座標点
が文字入力枠46内でない場合はステップa75に進
み、検出した座標点を無効とし、再びステップa71に
戻り、次の入力を待つ。
【0103】ステップa71において一定時間経過して
もペン11によるペンポイントがない場合は、前述の図
13に示すように座標点列データの最後にエンドコード
を付加して1文字分の文字入力を終了し、次の処理に移
行する。
【0104】図20は、前述の手書きによる文字入力を
具体的に説明するための図である。前述の手書き入力に
おいて、図20(1)に示すように座標A,B,Cをこ
の順序で検出した場合、以下の2種類の処理が想定され
る。すなわち、図20(2)に示すように座標Bを検
出した時点でペン11が離れたものとみなし、座標Cを
無効として1文字分の座標点列の格納処理を終了する。
図20(3)に示すように、座標Bそのものは無効と
するがその後ペン11がタブレット4Tから離れること
なく再び文字入力枠46内に入ってきた場合は座標Cを
有効とする。
【0105】本実施例の情報処理装置1では上述のの
処理を採用し、文字入力枠46をはみ出した座標Bを無
効とし、その前後の座標A,Cを結ぶことによって補間
処理を行う。これによって、前述のの処理を採用した
場合に比べて手書きによる文字入力の誤認識を少なくす
ることができる。
【0106】図21は、前述の図10のステップa6内
の処理を説明するためのフローチャートである。ステッ
プa81では前述の図11に示す手書き入力ボードルー
チンによる手書き入力状態とされる。ステップa82に
おいて手書き入力モードを解除するための手書きキー3
7が入力されると、ステップa83において手書き入力
ボード45が表示画面から消去される。続いてステップ
a84において図22(1)に示す仮名バッファ67に
変換対象文字のデータが格納されているかどうかが判断
される。仮名バッファ67にデータが格納されている場
合はステップa85において仮名バッファ67の格納デ
ータをそのまま保持してキーボード/ペン入力状態に移
行させる。
【0107】通常、仮名漢字変換においては変換対象文
字を図22(1)に示す仮名バッファ67に格納し、変
換結果を図22(2)に示す変換結果バッファ68に格
納する。本発明の情報処理装置1では、手書き入力によ
って仮名漢字変換対象文字列を入力している状態で手書
き入力モードを解除してキーボード/ペン入力モードに
移行する場合であっても、変換対象文字列を確定文字と
することなくそのまま保持させる。したがって手書き入
力で入力したひら仮名文字列に対してキーボード入力状
態での変換操作が可能となる。これによって操作方法の
範囲を広げることができ、多様な入力操作を実現するこ
とができる。
【0108】図23は、OCR9を用いて文章編集を行
う場合の処理を示すフローチャートである。ステップb
1では、前述の図3に示すように、キーボード/ペン入
力待ち状態となり、OCRキー38以外のキーが入力さ
れるとステップb2に進み、対応する処理が実行され、
ステップb1に戻る。
【0109】ステップb1においてOCRキー38が入
力されると、ステップb3においてOCR入力ボード5
5の表示開始行などを含む入力パラメータをセットした
後に、ステップb4において後述するOCR入力ボード
ルーチンを起動する。これによって、前述の図6に示す
ように表示画面にはOCR入力ボード55が表示され、
OCR入力モードとなる。OCR入力ボードルーチンで
は、OCR9からの文字情報の受信および編集が行われ
た後に文章編集プログラム側に戻ってくる。
【0110】ステップb5では、OCR入力ボードルー
チンから出力される各種のキーコードに基づいて各種の
処理が実行される。
【0111】ステップb5において、OCRキー38が
入力された場合はステップb6に進み、OCR入力ボー
ド55を消去し、その後ステップb1に戻り、キーボー
ド/ペン入力待ち状態となる。
【0112】ステップb5において、書込み/全書込み
に対応するキーコードが出力された場合は、ステップb
7に進み、前記キーコードと同時に出力される文字列を
表示画面上のカーソル42の位置に挿入し、再びステッ
プb4に戻る。
【0113】ステップb5において、文章編集用カーソ
ルに対応するキーコードが出力された場合はステップb
8に進み、OCR入力ボード55上のカーソル57を移
動した後に再びステップb4に戻る。
【0114】ステップb5においてボード移動ボタン6
2に対応するキーコードが出力された場合はステップb
9に進み、現在表示されているOCR入力ボード55を
消去し、前記入力パラメータ内の表示開始行を変更し、
再びステップb4に戻る。これによってOCR入力ボー
ド55は、表示画面の上部に表示されていた場合は下部
に移動し、下部に表示されていた場合は上部に移動す
る。
【0115】図24は、前述の図23のステップb4の
OCR入力ボードルーチンの処理を説明するフローチャ
ートである。ステップb41ではOCRキー38の押下
直後であるかどうかが判断される。判断が肯定ならばス
テップb42に進み、OCR9からの受信待ち状態とな
る。その後、ステップb43においてOCRからの受信
が完了するとステップb44に進み、編集モードに入
る。なおOCR9の動作は後述する。
【0116】ステップb44ではペン/キー入力待ち状
態であり、入力の種類に応じて各種動作が実行される。
【0117】ステップb44において、「受信」キーが
入力されるとステップb42に進み、OCR9からのデ
ータの受信待ち状態(受信モード)となる。このときO
CR入力ボード55内の表示枠56内に文字列が表示さ
れていた場合は、該文字列を消去する。
【0118】ステップb44において、「候補選択」キ
ーが入力されると、ステップb45に進み、表示枠56
内のカーソル57の位置の文字を選択された候補文字に
置変えて表示する。すなわち、表示枠56内のカーソル
57の位置の候補文字が表示枠56の下部左側に表示さ
れており、候補選択キーが入力されると、候補文字の反
転表示(現在選択されている候補文字が反転表示されて
いる)が順次右に移動し、同時にカーソル57の位置の
文字が移動した候補文字に変更される。また、表示枠5
6下部左側に表示される候補文字を直接ペン11でポイ
ントすることによっても同様の処理が行われる。情報処
理装置1の内部には、表示枠56内の1文字に対して5
文字分の文字バッファを持っており、該文字バッファに
候補文字を表すコードを保持している。したがってカー
ソル57の位置の文字については、この文字バッファ内
の5つの文字コードに対応する候補文字を表示枠56の
下部左側に表示している。その後、再びステップb44
に戻り、OCR入力ボード内のキー/ペン入力待ち状態
に戻る。
【0119】ステップb44において、「1字抹消/後
退」などの文章編集関係のキーが入力されると、表示枠
56内での対応する編集処理が実行される。その後、再
びステップb44に戻り、OCR入力ボード上でのキー
/ペン入力待ち状態に戻る。
【0120】ステップb44において、「書込み」キー
および「全書込み」キーが入力されるとステップb47
に進む。ステップb47では文章編集プログラム側に取
込んだ文字列を出力するために文字コードを出力バッフ
ァにセットする。すなわち、「書込み」キーが入力され
た場合は表示枠56内のカーソル57が位置する編集行
の文字列を出力バッファにセットし、「全書込み」キー
が入力された場合は表示枠56内に表示されている全文
字列を出力バッファにセットする。その後、前述の図2
3に示すステップb5に移行する。
【0121】ステップb44において、ファンクション
ボタン61、カーソルキー群58,59、ボード移動ボ
タン62が入力されると、ステップb48に進み、入力
されたキーに対応するキーコードを出力し、前述の図2
3に示すステップb5に移行する。
【0122】前述のステップb42におけるOCR9か
らの受信待ち状態では、OCR9からの文字コードの送
信があると一定時間間隔で割込み処理が行われる。この
割込み処理によって文字コード(候補/制御コードを含
む)を、図25に示すOCR文字列バッファ69に順次
書込んでいく。OCR入力ボードルーチン側ではこのO
CR文字列バッファ69を監視し、文字列を順次抜取り
表示枠56に表示していく。OCR9からの文字コード
の送信が終了すると、自動的に編集モードに移行する。
【0123】図26は、OCR9の処理動作を説明する
フローチャートである。ステップc1で操作者によって
スキャン開始ボタンが押されると、ステップc2に進
み、入力すべき原稿を走査することによって画像データ
を読取り、イメージバッファ30に格納していく。
【0124】ステップc3では走査が終了したかどうか
が判断される。この判断は、一定時間読取動作が終了し
たかどうか、あるいはイメージバッファ30の容量一杯
にデータが格納されたかどうかに基づいて行われる。入
力すべき原稿の走査が終了すると、ステップc4に進み
イメージバッファ30に格納されている読取りデータを
文字認識部28内に格納されている認識ロジックに引渡
す。
【0125】ステップc5では与えられた読取りデータ
を文字コードに変換する。この変換された文字コードに
は候補文字の文字コードも含まれる。
【0126】ステップc6では、文字認識部28による
認識結果を認識結果バッファ31に格納する。その後、
ステップc7において操作者によって送信ボタンが押さ
れると、ステップc8において認識結果バッファ31に
格納された認識結果(候補を含む複数の文字コード)を
情報処理装置1側に送信する。
【0127】図27は、前述の図24のステップb46
の処理の一例を示すフローチャートである。ステップb
81ではOCR入力状態でのキー入力状態が設定されて
いる。ステップb82において表示枠56内のカーソル
57を移動させるためのカーソルキー群58,59が押
されたかどうかが判断される。カーソルキーが入力され
た場合は、ステップb83に進みカーソルを移動させ
る。
【0128】ステップb84ではカーソル位置が認識不
能文字であるかどうかが判断される。すなわち前述の図
6に示すように表示枠内において「?」で示される文字
部分にカーソルが位置しているかどうかが判断される。
判断が肯定ならばステップb85において挿入/訂正モ
ードフラグを訂正に設定し、その後訂正モードに入る。
【0129】ステップb84において判断が否定ならば
ステップb81に戻り、キー入力待ち状態となる。また
ステップb82においてカーソルキー以外のキーが入力
された場合はステップb86において対応する処理が実
行された後に、ステップb81に戻り、キー入力待ち状
態となる。
【0130】OCR入力で認識できなかった認識不能文
字は正しい文字に訂正する必要がある。この場合表示枠
56内のカーソル57を認識不能文字に移動させてから
訂正モードを設定してたとえばキーボード5を用いて正
しい文字を入力することによって訂正が行われる。この
とき、カーソル57を認識不能文字部分に移動させるこ
とによって自動的に訂正モードに切換えることができ、
操作者の手間を省くことができる。
【0131】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、文字情報
はキー入力手段、手書き入力手段および光学的入力手段
のうちいずれか1つの入力手段によって入力されるの
で、操作者および入力原稿の種類に応じて入力手段を選
択して使用することができ、効率よく文字情報の入力を
行うことができる。
【0132】また、光学入力モード設定時には表示手段
には第2編集画面が表示され、このとき認識不能文字は
特定のキャラクタで表示されており、該キャラクタの表
示位置にカーソルを移動させることによって入力文字情
報の訂正を行う訂正モードが自動的に設定される。光学
的入力手段によって認識できなかった文字は正しい文字
に訂正する必要がある。このとき操作者は訂正モードを
設定するためのキー操作を行う必要がなく、操作者の手
間を省くことができる。
【0133】また本発明によれば、光学的入力手段によ
って文字情報が入力されると自動的に文字情報の編集を
行う編集モードが設定される。光学的入力手段によって
読取られた文字は必ずしも正確に読取られている訳では
なく、たとえば認識不能文字あるいは誤認識文字などが
ある場合は訂正・修正などの編集を行う必要がある。こ
のため、光学的入力手段からの文字情報の受信を行う受
信モードから受信した文字情報の編集を行う編集モード
に自動的に移行させる。したがって操作者が受信モード
から編集モードに移行するためのキー操作を省くことが
でき、操作者の操作の手間を省くことができる。
【0134】さらに本発明によれば、光学入力モード制
御手段によって第2編集画面上で光学的入力手段から入
力された文字列を編集した後に文章編集手段内のメモリ
に取込まれる。したがって光学的入力手段によって入力
された文字列を直接文章編集手段に取込むのではなく、
一旦光学入力モード制御手段に取込み、情報の訂正・修
正などの編集を行った後に文章編集手段に与えられる。
これによって光学的入力手段を用いてのデータ入力時の
操作性および利便性が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である情報処理装置1の外観
を示す斜視図である。
【図2】情報処理装置1の仕様状態を説明するための斜
視図である。
【図3】情報処理装置1の概略的構成を示すブロック図
である。
【図4】キーボード入力状態における表示画面の一例を
示す図である。
【図5】手書き入力モードにおける表示画面の表示例を
示す図である。
【図6】OCR入力モードにおける表示画面の一例を示
す図である。
【図7】情報処理装置1における入力手段の切換手順を
説明するフローチャートである。
【図8】情報処理装置1における入力画面の切換え態様
を示す図である。
【図9】情報処理装置1におけるアプリケーションプム
グラム実行時の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図10】手書き入力によって文章編集を行う場合の処
理手順を説明するフローチャートである。
【図11】手書き入力ボードルーチン内の処理を説明す
るフローチャートである。
【図12】文字種限定フラグの構成を示す図である。
【図13】座標点列バッファ65の構成を示す図であ
る。
【図14】候補バッファ66の構成を示す図である。
【図15】図10のステップa9の処理手順を詳細に説
明するフローチャートである。
【図16】図10のステップa7内の処理の一例を説明
するためのフローチャートである。
【図17】手書き入力での仮名漢字変換処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図18】図17に示す手書き入力による仮名漢字変換
処理におけるワークエリアの割付け例を説明する図であ
る。
【図19】手書き入力モードにおける文字入力時の処理
を説明するフローチャートである。
【図20】手書き入力による文字入力時の補間処理を説
明する図である。
【図21】手書き入力による仮名漢字変換処理を説明す
るフローチャートである。
【図22】手書き入力による仮名漢字変換処理時に使用
されるバッファを示す図である。
【図23】OCR9を用いて文章編集を行う場合の処理
手順を説明するフローチャートである。
【図24】図23に示すステップb4のOCR入力ボー
ドルーチン内の処理を説明するフローチャートである。
【図25】OCR文字列バッファの構成を示す図であ
る。
【図26】OCR9の処理動作を説明するフローチャー
トである。
【図27】OCR入力モードでの認識不能文字訂正時の
処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 本体 3 チルト部 4 タブレット/表示部 5 キーボード 6 ファンクションキー 7 赤外線受光部 9 OCR 11 ペン 12 表示/入力面 15 メインCPU 16 ROM 17 RAM 20 受信回路 21 キー/タブレット制御部 22 1チップCPU 23 タブレット制御部 24 キーボード制御部 25 CPU 26 スキャナ 27 スキャナ制御部 28 文字認識部 29 送信回路 30 イメージバッファ 31 認識結果バッファ 37 手書きキー 38 OCRキー 45 手書き入力ボード 51,62 ボード移動ボタン 55 OCR入力ボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 克典 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と、 複数のキースイッチを備え、文字情報の入力および各種
    動作状態の指示入力を行うキー入力手段と、 前記表示手段の表示画面側に配置され、表示画面とほぼ
    同一の大きさの入力面を備え、表示画面上に表示される
    疑似キースイッチに対向する入力面上を予め定める指示
    手段によって指示することによって各種動作状態の指示
    入力を行い、かつ表示画面上に設定される文字入力領域
    内に前記指示手段を用いて文字を書くことによって文字
    情報の入力を行う手書き入力手段と、 入力すべき文字を光学的に読取って画像情報に変換し、
    該画像情報に基づいて文字認識を行う光学的入力手段
    と、 前記キー入力手段または手書き入力手段の出力に応答
    し、キー入力手段を用いて文字情報を入力するキー入力
    モードと、手書き入力手段を用いて文字情報を入力する
    手書き入力モードと、光学的入力手段を用いて文字情報
    を入力する光学入力モードとを選択して設定する入力モ
    ード設定手段と、 前記入力モード設定手段の出力に応答し、手書き入力モ
    ードが設定されると表示手段の表示画面上に、前記文字
    入力領域を規定する文字入力枠および入力文字の各種編
    集のための複数の疑似キースイッチを含む第1編集画面
    を表示し、手書き入力文字および各種指示入力を検出す
    る手書き入力モード制御手段と、 前記入力モード設定手段の出力に応答し、光学入力モー
    ドが設定されると表示手段の表示画面上に、光学的入力
    手段によって入力された文字が表示される文字表示枠と
    入力文字の各種編集のための複数の疑似キースイッチと
    を含む第2編集画面を表示し、光学的入力手段からの文
    字情報を受信して表示する光学入力モード制御手段と、 文章編集プログラムを実行し、前記複数の入力手段によ
    って入力された文字情報を表示手段に表示するととも
    に、メモリに格納する文章編集手段とを含み、 前記光学入力モード制御手段は、認識不能文字を特定の
    キャラクタで表示し、該キャラクタ表示位置に、文字表
    示枠内での入力位置を示すカーソルが位置したときに入
    力文字情報の訂正を行う訂正モードを設定することを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 表示手段と、 複数のキースイッチを備え、文字情報の入力および各種
    動作状態の指示入力を行うキー入力手段と、 前記表示手段の表示画面側に配置され、表示画面とほぼ
    同一の大きさの入力面を備え、表示画面上に表示される
    疑似キースイッチに対向する入力面上を予め定める指示
    手段によって指示することによって各種動作状態の指示
    入力を行い、かつ表示画面上に設定される文字入力領域
    内に前記指示手段を用いて文字を書くことによって文字
    情報の入力を行う手書き入力手段と、 入力すべき文字を光学的に読取って画像情報に変換し、
    該画像情報に基づいて文字認識を行う光学的入力手段
    と、 前記キー入力手段または手書き入力手段の出力に応答
    し、キー入力手段を用いて文字情報を入力するキー入力
    モードと、手書き入力手段を用いて文字情報を入力する
    手書き入力モードと、光学的入力手段を用いて文字情報
    を入力する光学入力モードとを選択して設定する入力モ
    ード設定手段と、 前記入力モード設定手段の出力に応答し、手書き入力モ
    ードが設定されると表示手段の表示画面上に、前記文字
    入力領域を規定する文字入力枠および入力文字の各種編
    集のための複数の疑似キースイッチを含む第1編集画面
    を表示し、手書き入力文字および各種指示入力を検出す
    る手書き入力モード制御手段と、 前記入力モード設定手段の出力に応答し、光学入力モー
    ドが設定されると表示手段の表示画面上に、光学的入力
    手段によって入力された文字が表示される文字表示枠と
    入力文字の各種編集のための複数の疑似キースイッチと
    を含む第2編集画面を表示し、光学的入力手段からの文
    字情報を受信して表示する光学入力モード制御手段と、 文章編集プログラムを実行し、前記複数の入力手段によ
    って入力された文字情報を表示手段に表示するととも
    に、メモリに格納する文章編集手段とを含み、 前記光学入力モード制御手段は、光学的入力手段からの
    文字情報が受信されると自動的に入力文字情報の編集を
    行う編集モードを設定することを特徴とする情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 表示手段と、 複数のキースイッチを備え、文字情報の入力および各種
    動作状態の指示入力を行うキー入力手段と、 前記表示手段の表示画面側に配置され、表示画面とほぼ
    同一の大きさの入力面を備え、表示画面上に表示される
    疑似キースイッチに対向する入力面上を予め定める指示
    手段によって指示することによって各種動作状態の指示
    入力を行い、かつ表示画面上に設定される文字入力領域
    内に前記指示手段を用いて文字を書くことによって文字
    情報の入力を行う手書き入力手段と、 入力すべき文字を光学的に読取って画像情報に変換し、
    該画像情報に基づいて文字認識を行う光学的入力手段
    と、 前記キー入力手段または手書き入力手段の出力に応答
    し、キー入力手段を用いて文字情報を入力するキー入力
    モードと、手書き入力手段を用いて文字情報を入力する
    手書き入力モードと、光学的入力手段を用いて文字情報
    を入力する光学入力モードとを選択して設定する入力モ
    ード設定手段と、 前記入力モード設定手段の出力に応答し、手書き入力モ
    ードが設定されると表示手段の表示画面上に、前記文字
    入力領域を規定する文字入力枠および入力文字の各種編
    集のための複数の疑似キースイッチを含む第1編集画面
    を表示し、手書き入力文字および各種指示入力文字を検
    出する手書き入力モード制御手段と、 前記入力モード設定手段の出力に応答し、光学入力モー
    ドが設定されると表示手段の表示画面上に、光学的入力
    手段によって入力された文字が表示される文字表示枠と
    入力文字の各種編集のための複数の疑似キースイッチと
    を含む第2編集画面を表示し、光学的入力手段からの文
    字情報を受信して表示する光学入力モード制御手段と、 文章編集プログラムを実行し、前記複数の入力手段によ
    って入力された文字情報を表示手段に表示するととも
    に、メモリに格納する文章編集手段とを含み、 前記文章編集手段は、光学的入力手段によって入力さ
    れ、前記第2編集画面の文字表示枠内に表示された文字
    列を表示画面上のカーソル位置に挿入することを特徴と
    する情報処理装置。
JP26512691A 1991-10-14 1991-10-14 情報処理装置 Pending JPH05108613A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09167058A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Sharp Corp 情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09167058A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Sharp Corp 情報処理装置

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