JPH0510816A - 赤外線検知素子の製造方法 - Google Patents

赤外線検知素子の製造方法

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JPH0510816A
JPH0510816A JP16683991A JP16683991A JPH0510816A JP H0510816 A JPH0510816 A JP H0510816A JP 16683991 A JP16683991 A JP 16683991A JP 16683991 A JP16683991 A JP 16683991A JP H0510816 A JPH0510816 A JP H0510816A
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JP
Japan
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light receiving
cold shield
detecting element
receiving portion
curable fluid
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Withdrawn
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JP16683991A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Ueda
知史 上田
Hiroyuki Tsuchida
浩幸 土田
Makoto Ito
真 伊藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は赤外線検知素子の製造方法に関し、空
間分解能の高い同素子の実現を目的とする。 【構成】素子基板22上に受光部24を形成するステッ
プと、該素子基板22上に硬化性流動体30を塗布して
これを硬化させるステップと、硬化した上記硬化性流動
体をエッチングにより部分的に除去して立体格子状のコ
ールドシールド本体32を形成するステップと、該コー
ルドシールド本体32の表面に低反射コーティング34
を形成するステップとを含んで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線検知素子の製造方
法に関する。赤外線検知素子は、受光部に入射した赤外
線の強度を電気信号に変換して出力するものである。赤
外線検知素子の検知感度を高めるためには、検知対象物
から受光部に入射する赤外線の視野角をできるだけ狭め
て、検知対象物以外の背景からくる余分な輻射線を排除
することが望ましい。このため、受光部の赤外線入射側
に視野角を制限する遮蔽部材を配置して、背景からの輻
射線を排除するようにしている。この場合、遮蔽部材の
温度が高いと遮蔽部材からの輻射線が受光部に入射して
検知感度を低下させるので、遮蔽部材は受光部と同様低
温に冷却して使用され、この遮蔽部材はコールドシール
ドと称される。
【0002】
【従来の技術】コールドシールドを備えた従来の赤外線
検知素子の構成を図3に示す。2はサファイア等からな
る素子基板、4は素子基板2上に形成された受光部、8
は素子基板2の受光部4が形成されている側の面に支持
体6を介して取り付けられたコールドシールド母材、1
0はコールドシールド母材8の下面側に形成された赤外
線を吸収する低反射コーティング、12は低反射コーテ
ィング10の受光部4に対向する部分を除去してなるコ
ールドシールド開口部である。
【0003】受光部4の図中左右方向の幅は例えば約5
0μmであり、開口部12の同方向の幅は例えば約60
μmである。また、受光部4の上面と開口部の間の隙間
は例えば10μmである。この場合、各受光部4に対す
る視野角(FOV)は60°〜70°となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の赤外線
検知素子にあっては、その構造上受光部4と開口部12
の間の隙間を大きくすることができないので、受光可能
な実質的な開口角はFOVよりも大きくなり(例えば1
60°)、図示しないレンズ保持部や検知器容器の外筒
からの迷光が受光されて、受光感度の低下により空間分
解能が低下するという問題があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、空間分解能の高い赤外線検知素子の製造方法
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を解
決するために創作された本発明の赤外線検知素子の製造
方法は、素子基板上に受光部を形成するステップと、該
素子基板上に硬化性流動体を塗布してこれを硬化させる
ステップと、硬化した上記硬化性流動体をエッチングに
より部分的に除去して立体格子状のコールドシールド本
体を形成するステップと、該コールドシールド本体の表
面に低反射コーティングを形成するステップとを含んで
いる。
【0007】
【作用】本発明方法によると、素子基板上に塗布された
硬化性流動体を硬化させてこれに基づいて立体格子状の
コールドシールド本体を形成するようにしているので、
開口部と受光部の間の隙間を大きくすることができるよ
うになり、実質的な開口角をFOVに近づけて、受信感
度の増大により空間分解能を高めることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の実施例を示す赤外線検知素子の製造
プロセスの説明図である。
【0009】まず、図1(A)に示すように、サファイ
アからなる素子基板22上に液相エピタキシャル結晶成
長法等により半導体(例えば水銀、カドミウム、テルル
化合物半導体)からなる受光部24を形成する。この例
では、受光部24は等間隔で一列に複数形成されてい
る。
【0010】また、受光部24を形成する半導体の抵抗
値変化を検出するために、共通電極26と個別電極28
とを設けておく。受光部24に所定波長の赤外線が入射
すると、入射赤外線の強度に応じて受光部24を形成し
ている半導体の抵抗値が変化するので、入射赤外線の強
度を電気信号として取り出すことができる。
【0011】次いで、図1(B)に示すように、素子基
板22上に受光部24及び電極26,28を覆うように
ポリイミド、PGS(リンガラス)、低粘度ネガレジス
ト等の硬化性流動体30を塗布して、これをその種類に
応じた方法により硬化させる。
【0012】しかる後、通常の半導体製造プロセスにお
けるのと同様にエッチングを含むパターニングプロセス
により、硬化した硬化性流動体を部分的に除去して、図
1(C)に示すように立体格子状のコールドシールド本
体32を形成する。
【0013】そして最後に、コールドシールド本体32
の表面に低反射コーティングを形成する。この低反射コ
ーティングは、例えば、コールドシールド本体32上に
厚い金属膜と所定厚みの絶縁膜と薄い金属膜とを積層す
ることにより形成される。
【0014】図2は図1(C)に示されたA−A線に沿
った赤外線検知素子の断面図である。図1に示された製
造プロセスによる場合、コールドシールド本体32の高
さ(開口部と受光部の間の隙間に相当)を60μm以上
にすることができるので、図中破線で示される実質的な
開口角を100°以下に設定して迷光による感度の低下
を小さく抑えることができる。その結果、空間分解能の
高い赤外線検知素子の提供が可能になる。図2において
34で示されるのは低反射コーティングである。
【0015】図2の左右方向におけるコールドシールド
本体32の各厚みは、厚すぎるとFOVが小さくなり、
薄すぎると強度が低下するので、受光部24の同方向に
おける長さが50μm程度である場合には、25μm程
度であることが望ましい。
【0016】コールドシールド本体32の材質としてポ
リイミド樹脂を用いた場合、線熱膨張係数の差に起因す
る素子基板との接合部の破損の恐れが少ないので、コー
ルドシールド本体の高さを十分高くすることができ、よ
り一層の高感度化が可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
検知感度が高く従って空間分解能の高い赤外線検知素子
の製造方法の提供が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す赤外線検知素子の製造プ
ロセスの説明図である。
【図2】図1(C)におけるA−A線に沿った赤外線検
知素子の断面図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
22 素子基板 24 受光部 30 硬化性流動体 32 コールドシールド本体 34 低反射コーティング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子基板(22)上に受光部(24)を形成する
    ステップと、該素子基板(22)上に硬化性流動体(30)を塗
    布してこれを硬化させるステップと、 硬化した上記硬化性流動体をエッチングにより部分的に
    除去して立体格子状のコールドシールド本体(32)を形成
    するステップと、 該コールドシールド本体(32)の表面に低反射コーティン
    グ(34)を形成するステップとを含むことを特徴とする赤
    外線検知素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記硬化性流動体(30)がポリイミド樹脂
    であることを特徴とする請求項1に記載の赤外線検知素
    子の製造方法。
JP16683991A 1991-07-08 1991-07-08 赤外線検知素子の製造方法 Withdrawn JPH0510816A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09318446A (ja) * 1996-05-27 1997-12-12 Yokogawa Electric Corp マイクロ分光分析器
JP2007127496A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Nec Corp 熱型赤外線検知器

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JPH09318446A (ja) * 1996-05-27 1997-12-12 Yokogawa Electric Corp マイクロ分光分析器
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19981008