JPH051080A - 撥水撥油性粉体 - Google Patents
撥水撥油性粉体Info
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- JPH051080A JPH051080A JP15481291A JP15481291A JPH051080A JP H051080 A JPH051080 A JP H051080A JP 15481291 A JP15481291 A JP 15481291A JP 15481291 A JP15481291 A JP 15481291A JP H051080 A JPH051080 A JP H051080A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 一般式(1)
で表わされるジルコニムウ化合物、及びこれを含有する
化粧料。この化合物は、一般式(2)の化合物と層状リ
ン酸ジルコニウムを接触させて製造される。 (Rは総炭素数1〜22の炭素原子間に酸素原子が挿入
されていてもよいフルオロアルキル基を示し、Bは2価
の架橋基を示し、pは0又は1の数を示し、mは1〜1
2の数を示し、Aは同一又は異なっていてもよい炭素数
2〜3のアルキレン基を示し、nは0〜50の数を示
し、xは0.2〜1.8の数を示し、yは0〜10の数
を示す。M1及びM2は同一又は異なっていてもよい水
素原子及び1価の陽性基から選ばれる2つの基を示すか
又はM1M2として2価の陽性基を示す) 【効果】 この化合物は、極めて優れた撥水・撥油性を
持つため、これを用いた化粧料は、化粧持ちがよく、伸
び、付着性、平滑性に優れ使用感が良好である。
化粧料。この化合物は、一般式(2)の化合物と層状リ
ン酸ジルコニウムを接触させて製造される。 (Rは総炭素数1〜22の炭素原子間に酸素原子が挿入
されていてもよいフルオロアルキル基を示し、Bは2価
の架橋基を示し、pは0又は1の数を示し、mは1〜1
2の数を示し、Aは同一又は異なっていてもよい炭素数
2〜3のアルキレン基を示し、nは0〜50の数を示
し、xは0.2〜1.8の数を示し、yは0〜10の数
を示す。M1及びM2は同一又は異なっていてもよい水
素原子及び1価の陽性基から選ばれる2つの基を示すか
又はM1M2として2価の陽性基を示す) 【効果】 この化合物は、極めて優れた撥水・撥油性を
持つため、これを用いた化粧料は、化粧持ちがよく、伸
び、付着性、平滑性に優れ使用感が良好である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水・撥油性に優れた
新規ジルコニウム化合物、及びこの化合物を含み、化粧
持ち、使用感等に優れた化粧料に関する。
新規ジルコニウム化合物、及びこの化合物を含み、化粧
持ち、使用感等に優れた化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧料
用粉体を含有する化粧料としては、ファンデーション、
白粉、ほほ紅、アイシャドー、アイブロウ等のメイクア
ップ化粧品、ボディパウダー、ベビーパウダー等のボデ
ィ化粧品などが市販されている。これらの化粧品におい
ては、粉体によって皮膚を覆うためのものであるが故
に、肌上での伸び、平滑感、付着性及び化粧崩れなどの
化粧性能が問題とされる。
用粉体を含有する化粧料としては、ファンデーション、
白粉、ほほ紅、アイシャドー、アイブロウ等のメイクア
ップ化粧品、ボディパウダー、ベビーパウダー等のボデ
ィ化粧品などが市販されている。これらの化粧品におい
ては、粉体によって皮膚を覆うためのものであるが故
に、肌上での伸び、平滑感、付着性及び化粧崩れなどの
化粧性能が問題とされる。
【0003】従来、これらの化粧性能を向上させるため
に、粉体の表面を種々の物質で被覆処理することにより
表面特性を改変しようとする試みがなされている。これ
らの表面処理のうち、化粧崩れ防止を目的としたものと
しては、汗等による化粧崩れを防止するために撥水性を
有する処理剤で粉体を処理する技術、及び皮脂等による
化粧崩れを防止するために撥油性を有する処理剤で粉体
を処理する技術がある。
に、粉体の表面を種々の物質で被覆処理することにより
表面特性を改変しようとする試みがなされている。これ
らの表面処理のうち、化粧崩れ防止を目的としたものと
しては、汗等による化粧崩れを防止するために撥水性を
有する処理剤で粉体を処理する技術、及び皮脂等による
化粧崩れを防止するために撥油性を有する処理剤で粉体
を処理する技術がある。
【0004】このような粉体表面処理剤を用いた粉体処
理方法としては例えば以下の(1)〜(5)の方法があ
る。 (1)フッ素系の化合物(リン酸エステル、スルホアミ
ド含有カルボン酸、アクリル酸エステル系コポリマー
等)を使用して粉体を処理する方法。〔米国特許3,6
32,744号〕。特に、ジ−(フルオロアルキル)リ
ン酸エステルとモノ−(フルオロアルキル)リン酸エス
テルの含有率が約1対1のフルオロアルキルリン酸エス
テルのジエタノールアミン塩で粉体を処理する方法。 (2)フルオロアルキル基を含有する重合体を用いて粉
体を処理する方法〔特開昭61−55481号〕。 (3)フルオロアルキルリン酸エステルジエタノールア
ミン塩のモノエステル体及びジエステル体を用いて粉体
を処理する方法〔特開昭62−250074号〕。 (4)フルオロアルコールを用いて粉体を処理する方法
〔特開昭63−2251号、同63−2252号〕。 (5)フルオロアルキル含有多価アルコールやフルオロ
アルキル含有ポリオキシエチレン化合物を用いて粉体を
処理する方法〔特開平1−180810号、同1−18
0811号〕。 しかしながら、(1)の方法で処理された化粧料用粉体
は撥水性撥油性いずれの点でも充分に満足できるもので
はなかった。(2)の方法によるときは、処理剤の極性
基の粉体への吸着性が充分でないため、これによって処
理された化粧料用粉体は撥水性撥油性ともに充分でなか
った。(3)の方法によるときは、処理剤がジエタノー
ルアミン塩であるため、処理剤の極性基の粉体への吸着
性が充分でなく、特に撥水性が充分でなかった。また、
(4)、(5)の方法で処理された化粧料用粉体は撥水
性が不十分であった。
理方法としては例えば以下の(1)〜(5)の方法があ
る。 (1)フッ素系の化合物(リン酸エステル、スルホアミ
ド含有カルボン酸、アクリル酸エステル系コポリマー
等)を使用して粉体を処理する方法。〔米国特許3,6
32,744号〕。特に、ジ−(フルオロアルキル)リ
ン酸エステルとモノ−(フルオロアルキル)リン酸エス
テルの含有率が約1対1のフルオロアルキルリン酸エス
テルのジエタノールアミン塩で粉体を処理する方法。 (2)フルオロアルキル基を含有する重合体を用いて粉
体を処理する方法〔特開昭61−55481号〕。 (3)フルオロアルキルリン酸エステルジエタノールア
ミン塩のモノエステル体及びジエステル体を用いて粉体
を処理する方法〔特開昭62−250074号〕。 (4)フルオロアルコールを用いて粉体を処理する方法
〔特開昭63−2251号、同63−2252号〕。 (5)フルオロアルキル含有多価アルコールやフルオロ
アルキル含有ポリオキシエチレン化合物を用いて粉体を
処理する方法〔特開平1−180810号、同1−18
0811号〕。 しかしながら、(1)の方法で処理された化粧料用粉体
は撥水性撥油性いずれの点でも充分に満足できるもので
はなかった。(2)の方法によるときは、処理剤の極性
基の粉体への吸着性が充分でないため、これによって処
理された化粧料用粉体は撥水性撥油性ともに充分でなか
った。(3)の方法によるときは、処理剤がジエタノー
ルアミン塩であるため、処理剤の極性基の粉体への吸着
性が充分でなく、特に撥水性が充分でなかった。また、
(4)、(5)の方法で処理された化粧料用粉体は撥水
性が不十分であった。
【0005】従って、本発明の目的は撥水性、撥油性及
び伸び、付着性、平滑性等の感触に優れた化粧料用粉体
として使用できる新規化合物、並びにこれを含有する化
粧料を提供することにある。
び伸び、付着性、平滑性等の感触に優れた化粧料用粉体
として使用できる新規化合物、並びにこれを含有する化
粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において本発
明者らは、種々のリン酸エステルの金属塩を合成し、そ
の物性について検討してきた結果、後記一般式(1)で
表わされるジルコニウム化合物が化粧料用粉体として優
れた特性を有しており、これを配合すれば化粧崩れがな
く、化粧性能に優れた化粧料が得られることを見出し、
本発明を完成した。
明者らは、種々のリン酸エステルの金属塩を合成し、そ
の物性について検討してきた結果、後記一般式(1)で
表わされるジルコニウム化合物が化粧料用粉体として優
れた特性を有しており、これを配合すれば化粧崩れがな
く、化粧性能に優れた化粧料が得られることを見出し、
本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は次の一般式(1)
【化3】
【0008】(式中、Rは総炭素数1〜22の炭素原子
間に酸素原子が挿入されていてもよいフルオロアルキル
オキシ基を示し、Bは2価の架橋基を示し、pは0又は
1の数を示し、mは1〜12の数を示し、Aは同一又は
異なっていてもよい炭素数2〜3のアルキレン基を示
し、nは0〜50の数を示し、xは0.2〜1.8の数
を示し、yは0〜10の数を示す)で表わされるジルコ
ニウム化合物、その製造法及びそのジルコニウム化合物
を含有する化粧料を提供するものである。
間に酸素原子が挿入されていてもよいフルオロアルキル
オキシ基を示し、Bは2価の架橋基を示し、pは0又は
1の数を示し、mは1〜12の数を示し、Aは同一又は
異なっていてもよい炭素数2〜3のアルキレン基を示
し、nは0〜50の数を示し、xは0.2〜1.8の数
を示し、yは0〜10の数を示す)で表わされるジルコ
ニウム化合物、その製造法及びそのジルコニウム化合物
を含有する化粧料を提供するものである。
【0009】本発明の一般式(1)で表わされるジルコ
ニウム化合物において、Rのフルオロアルキルオキシ基
が置換していてもよいフルオロアルキル基としては総炭
素数1〜22の直鎖、分岐鎖、環状又はこれらを組合わ
せた構造のフルオロアルキル基、又は基(CF3)2CF
OCF2CF2−等の様に炭素原子間に酸素原子が挿入さ
れたフルオロアルキル基が挙げられる。Bで示される2
価の架橋基としては通常2分子間の架橋化に用いられる
二価の架橋基であれば特に限定されないが、例えば−C
OO−,−SO2−,−O−,−(CH2)a−0−,−
S−,−(CH2)a−NR1−, −NR1−,−CONR
1−,−SO2NR1−(aは1〜6の数を示し、R1 は
水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示す)等を挙
げることができる。また、xは0.2〜1.8の数を示
すが、1付近のものが粉体とした場合の性能が良く好ま
しい。yは0〜10の数を示すが、2付近のものがxの
場合と同様な理由で好ましい。
ニウム化合物において、Rのフルオロアルキルオキシ基
が置換していてもよいフルオロアルキル基としては総炭
素数1〜22の直鎖、分岐鎖、環状又はこれらを組合わ
せた構造のフルオロアルキル基、又は基(CF3)2CF
OCF2CF2−等の様に炭素原子間に酸素原子が挿入さ
れたフルオロアルキル基が挙げられる。Bで示される2
価の架橋基としては通常2分子間の架橋化に用いられる
二価の架橋基であれば特に限定されないが、例えば−C
OO−,−SO2−,−O−,−(CH2)a−0−,−
S−,−(CH2)a−NR1−, −NR1−,−CONR
1−,−SO2NR1−(aは1〜6の数を示し、R1 は
水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示す)等を挙
げることができる。また、xは0.2〜1.8の数を示
すが、1付近のものが粉体とした場合の性能が良く好ま
しい。yは0〜10の数を示すが、2付近のものがxの
場合と同様な理由で好ましい。
【0010】ジルコニウム化合物(1)は、例えば次の
一般式(2)
一般式(2)
【化4】
【0011】(式中、R、B、p、m、A及びnは前記
と同じものを示し、M1 及びM2 は同一又は異なってい
てもよい水素原子及び1価の陽性基から選ばれる2つの
基を示すか又はM1 M2 として1個の2価の陽性基を示
す)で表わされる化合物と、層状リン酸ジルコニウムと
を接触させることにより製造される。この製造方法に用
いられる原料の化合物(2)の式中M1 M2 で表わされ
る陽性基としては特に限定されないが、例えばアルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基、アルキルア
ンモニウム基、アルカノールアンモニウム基等を挙げる
ことができる。
と同じものを示し、M1 及びM2 は同一又は異なってい
てもよい水素原子及び1価の陽性基から選ばれる2つの
基を示すか又はM1 M2 として1個の2価の陽性基を示
す)で表わされる化合物と、層状リン酸ジルコニウムと
を接触させることにより製造される。この製造方法に用
いられる原料の化合物(2)の式中M1 M2 で表わされ
る陽性基としては特に限定されないが、例えばアルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基、アルキルア
ンモニウム基、アルカノールアンモニウム基等を挙げる
ことができる。
【0012】また、原料化合物(2)は、精製されたも
のを用いてもよいが、次の一般式(3)で表わされる化
合物が混入したものであっても、そのまま用いることが
できる。
のを用いてもよいが、次の一般式(3)で表わされる化
合物が混入したものであっても、そのまま用いることが
できる。
【0013】
【化5】
(式中、R、B、p、m、A及びnは前記と同じものを
示し、Mは同一又は異なっていてもよい水素原子又は陽
性基を示し、qはMの原子価を示す)
示し、Mは同一又は異なっていてもよい水素原子又は陽
性基を示し、qはMの原子価を示す)
【0014】もう一方の原料である層状リン酸ジルコニ
ウムの種類は特に制限されない。一般に層状リン酸ジル
コニウムは製法によりα型とγ型が知られており、本発
明においてはどちらも用いることができるが、γ型の方
が反応性が高く、より好適である。
ウムの種類は特に制限されない。一般に層状リン酸ジル
コニウムは製法によりα型とγ型が知られており、本発
明においてはどちらも用いることができるが、γ型の方
が反応性が高く、より好適である。
【0015】化合物(2)と層状リン酸ジルコニウムと
を接触させる方法は、特に制限されないが、通常化合物
(2)を溶解しておき、その溶液に層状リン酸ジルコニ
ウムを加え、適当な温度で撹拌しつつ混合する方法が採
られる。
を接触させる方法は、特に制限されないが、通常化合物
(2)を溶解しておき、その溶液に層状リン酸ジルコニ
ウムを加え、適当な温度で撹拌しつつ混合する方法が採
られる。
【0016】このとき用いる溶媒としては特に制限され
ないが、通常、化合物(2)が溶解する溶媒が好まし
く、例えばアルコール類と水の混合溶媒が一般的に使用
される。化合物(2)と層状リン酸ジルコニウムとの仕
込みモル比としては、特に制限されないが、通常リン酸
エステルの交換率を高めるために、層状リン酸ジルコニ
ウムに対して過剰の化合物(2)が用いられ、この量は
通常層状リン酸ジルコニウムに対して1〜10モル倍で
ある。また、接触時の温度は、特に制限は無いが、室温
から150℃程度の範囲が好ましく、特に実用上、30
〜100℃が適当である。過剰の化合物(2)と、イン
ターカレーションにより遊離してくる無機のリン酸塩
は、通常溶媒により抽出することにより、除去される。
従って、抽出溶媒としては化合物(2)と無機のリン酸
塩が溶解する様な溶媒より選択することが好ましい。実
用的には、水とアルコール類の混合溶媒が適当である。
ないが、通常、化合物(2)が溶解する溶媒が好まし
く、例えばアルコール類と水の混合溶媒が一般的に使用
される。化合物(2)と層状リン酸ジルコニウムとの仕
込みモル比としては、特に制限されないが、通常リン酸
エステルの交換率を高めるために、層状リン酸ジルコニ
ウムに対して過剰の化合物(2)が用いられ、この量は
通常層状リン酸ジルコニウムに対して1〜10モル倍で
ある。また、接触時の温度は、特に制限は無いが、室温
から150℃程度の範囲が好ましく、特に実用上、30
〜100℃が適当である。過剰の化合物(2)と、イン
ターカレーションにより遊離してくる無機のリン酸塩
は、通常溶媒により抽出することにより、除去される。
従って、抽出溶媒としては化合物(2)と無機のリン酸
塩が溶解する様な溶媒より選択することが好ましい。実
用的には、水とアルコール類の混合溶媒が適当である。
【0017】上記の如くして得られた化合物(1)は、
通常、粉体の形で得られる。この粉体は、極めて優れた
撥水撥油性を示すため、化粧料用粉体としてそのまま用
いることができる。化粧料への本発明化合物の配合量
は、化粧品の剤型、目的により異なるが、0.1〜99
重量%とすることが好ましい。
通常、粉体の形で得られる。この粉体は、極めて優れた
撥水撥油性を示すため、化粧料用粉体としてそのまま用
いることができる。化粧料への本発明化合物の配合量
は、化粧品の剤型、目的により異なるが、0.1〜99
重量%とすることが好ましい。
【0018】化合物(1)を含有する本発明の化粧料に
は上記の必須成分に加えて、必要に応じて通常の化粧料
に配合される成分を配合しうる。例えば、ワセリン、ラ
ノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カ
ルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アル
コール等の固形・半固形油分;スクワラン、流動パラフ
ィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセライ
ド、シリコーン油等の流動油分;パーフルオロポリエー
テル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等
のフッ素系油剤;水溶性及び油溶性ポリマー、界面活性
剤、無機及び有機顔料、金属石鹸処理又はシリコーンで
処理された無機及び有機顔料、有機染料等の色剤、エタ
ノール、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整
剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感
剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等は本発明の目的、効
果を損なわない質的、量的範囲内で配合可能である。
は上記の必須成分に加えて、必要に応じて通常の化粧料
に配合される成分を配合しうる。例えば、ワセリン、ラ
ノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カ
ルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アル
コール等の固形・半固形油分;スクワラン、流動パラフ
ィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセライ
ド、シリコーン油等の流動油分;パーフルオロポリエー
テル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等
のフッ素系油剤;水溶性及び油溶性ポリマー、界面活性
剤、無機及び有機顔料、金属石鹸処理又はシリコーンで
処理された無機及び有機顔料、有機染料等の色剤、エタ
ノール、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整
剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感
剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等は本発明の目的、効
果を損なわない質的、量的範囲内で配合可能である。
【0019】また、本発明の化粧料は、通常の方法に従
って製造することができ、ファンデーション、アイシャ
ドー、ほほ紅等のメイクアップ化粧料や乳液、クリーム
等の基礎化粧料などに適用することができる。
って製造することができ、ファンデーション、アイシャ
ドー、ほほ紅等のメイクアップ化粧料や乳液、クリーム
等の基礎化粧料などに適用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明化合物(1)は、極めて優れた撥
水・撥油性を持つため、これを用いた化粧料は、化粧持
ちがよく、伸び、付着性、平滑性に優れ、使用感が良好
である。
水・撥油性を持つため、これを用いた化粧料は、化粧持
ちがよく、伸び、付着性、平滑性に優れ、使用感が良好
である。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 撹拌機、冷却管、温度計を備えた500mlの4つ口丸底
フラスコに、イソプロピルアルコール150ml、水15
0ml、含フッ素リン酸エステルとしてモノ(n−ヘプタ
デカフルオロデシル)リン酸エステル100g(0.1
84mol)、及びγ型の層状リン酸ジルコニウム(Zr
(HPO4)2・2H2O)〔X線回析より層間距離1
2.2Å〕15g(0.047mol)を仕込み、2.5
時間還流した。冷却後、遠心分離(3000rpm,30m
in)を行い、粉末部をさらにイソプロピルアルコール/
水=1/1にて、約3回(約200ml/回)水洗した。
減圧乾燥後、24.5gの粉体を得た。得られた粉体を
示差走査熱量分析(DSC)、熱重量分析(TG分
析)、X線回折より構造を解析した結果、Zr(HPO
4)1.4(C8F17CH2CH2OPO3)0.6の構造を有
し、面間隔は、34.6Åであった。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 撹拌機、冷却管、温度計を備えた500mlの4つ口丸底
フラスコに、イソプロピルアルコール150ml、水15
0ml、含フッ素リン酸エステルとしてモノ(n−ヘプタ
デカフルオロデシル)リン酸エステル100g(0.1
84mol)、及びγ型の層状リン酸ジルコニウム(Zr
(HPO4)2・2H2O)〔X線回析より層間距離1
2.2Å〕15g(0.047mol)を仕込み、2.5
時間還流した。冷却後、遠心分離(3000rpm,30m
in)を行い、粉末部をさらにイソプロピルアルコール/
水=1/1にて、約3回(約200ml/回)水洗した。
減圧乾燥後、24.5gの粉体を得た。得られた粉体を
示差走査熱量分析(DSC)、熱重量分析(TG分
析)、X線回折より構造を解析した結果、Zr(HPO
4)1.4(C8F17CH2CH2OPO3)0.6の構造を有
し、面間隔は、34.6Åであった。
【0022】実施例2
撹拌機、冷却管、温度計を備えた500mlの4つ口丸底
フラスコに、イソプロピルアルコール150ml、水15
0ml、含フッ素リン酸エステルとしてC8F17SO2N
(C2H5)CH2CH2OPO3H2 100g(0.15
2mol)、及びγ型の層状リン酸ジルコニウム(Zr
(HPO4)2・2H2O)〔X線回析より層間距離1
2.2Å〕12.1g(0.038mol)を仕込み、
2.5時間還流した。冷却後、遠心分離(3000rp
m,30min)を行い、粉末部をさらにイソプロピルアル
コール/水=1/1にて、約3回(約200ml/回)水
洗した。減圧乾燥後、21.5gの粉体を得た。得られ
た粉体をDSC、TG分析、X線回折より構造を解析し
た結果、Zr(HPO4)1.4(C8F17SO2N(C
2H5)CH 2CH2OPO3)0.6 の構造を有し、面間隔
は、39.7Åであった。
フラスコに、イソプロピルアルコール150ml、水15
0ml、含フッ素リン酸エステルとしてC8F17SO2N
(C2H5)CH2CH2OPO3H2 100g(0.15
2mol)、及びγ型の層状リン酸ジルコニウム(Zr
(HPO4)2・2H2O)〔X線回析より層間距離1
2.2Å〕12.1g(0.038mol)を仕込み、
2.5時間還流した。冷却後、遠心分離(3000rp
m,30min)を行い、粉末部をさらにイソプロピルアル
コール/水=1/1にて、約3回(約200ml/回)水
洗した。減圧乾燥後、21.5gの粉体を得た。得られ
た粉体をDSC、TG分析、X線回折より構造を解析し
た結果、Zr(HPO4)1.4(C8F17SO2N(C
2H5)CH 2CH2OPO3)0.6 の構造を有し、面間隔
は、39.7Åであった。
【0023】実施例3
撹拌機、冷却管、温度計を備えた500mlの4つ口丸底
フラスコに、イソプロピルアルコール150ml、水15
0ml、含フッ素リン酸エステルとしてC8F17CH2CH
2OCH2CH2OPO3H2 100g(0.170mo
l)、及びγ型の層状リン酸ジルコニウム(Zr(HP
O4)2・2H2O)〔X線回析より層間距離12.2
Å〕13.7g(0.043mol)を仕込み、2.5時
間還流した。冷却後、遠心分離(3000rpm,30mi
n)を行い、粉末部をさらにイソプロピルアルコール/
水=1/1にて、約3回(約200ml/回)水洗した。
減圧乾燥後、22.7gの粉体を得た。得られた粉体を
DSC、TG分析、X線回折より構造を解析した結果、
Zr(HPO4)1.4(C8F17CH2CH2OPO3)0.6
の構造を有し、面間隔は、41.3Åであった。
フラスコに、イソプロピルアルコール150ml、水15
0ml、含フッ素リン酸エステルとしてC8F17CH2CH
2OCH2CH2OPO3H2 100g(0.170mo
l)、及びγ型の層状リン酸ジルコニウム(Zr(HP
O4)2・2H2O)〔X線回析より層間距離12.2
Å〕13.7g(0.043mol)を仕込み、2.5時
間還流した。冷却後、遠心分離(3000rpm,30mi
n)を行い、粉末部をさらにイソプロピルアルコール/
水=1/1にて、約3回(約200ml/回)水洗した。
減圧乾燥後、22.7gの粉体を得た。得られた粉体を
DSC、TG分析、X線回折より構造を解析した結果、
Zr(HPO4)1.4(C8F17CH2CH2OPO3)0.6
の構造を有し、面間隔は、41.3Åであった。
【0024】比較例1、2
イソプロピルアルコール50gを入れた丸底フラスコ
へ、(C8F17CH2CH 2O)PO3H・NH2(CH2C
H2OH)2 60.4g及び(C8F17CH2CH 2O)2
PO2・NH2(CH2CH2OH)2 5gを溶解後、セ
リサイトA(堀江加工社製)50gを入れ、室温下、1
時間撹拌した。次いで溶媒を留去し、乾燥して、比較粉
体1を5.4g得た。又、セリサイトAの代わりにマイ
カA(堀江加工社製)を用いて上記と同様にして、比較
粉体2を52g得た。
へ、(C8F17CH2CH 2O)PO3H・NH2(CH2C
H2OH)2 60.4g及び(C8F17CH2CH 2O)2
PO2・NH2(CH2CH2OH)2 5gを溶解後、セ
リサイトA(堀江加工社製)50gを入れ、室温下、1
時間撹拌した。次いで溶媒を留去し、乾燥して、比較粉
体1を5.4g得た。又、セリサイトAの代わりにマイ
カA(堀江加工社製)を用いて上記と同様にして、比較
粉体2を52g得た。
【0025】実施例4 パウダーファンデーション:表
1に示す組成のパウダーファンデーションを製造し、汗
及び皮脂に対する化粧持ち、使用感について下記評価基
準により評価した。結果を表2に示す。 (製法)粉体成分を混合し、粉砕機を通して粉砕する。
これを高速ブレンダーに移し、結合剤等を加熱混合し均
一にしたものをこの粉体に加えてさらに混合し均一にす
る。これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒度をそろ
えた後、数日間放置してから金皿中に圧縮成形する。
1に示す組成のパウダーファンデーションを製造し、汗
及び皮脂に対する化粧持ち、使用感について下記評価基
準により評価した。結果を表2に示す。 (製法)粉体成分を混合し、粉砕機を通して粉砕する。
これを高速ブレンダーに移し、結合剤等を加熱混合し均
一にしたものをこの粉体に加えてさらに混合し均一にす
る。これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒度をそろ
えた後、数日間放置してから金皿中に圧縮成形する。
【0026】
【表1】
【0027】(評価基準)専門パネラー10名によっ
て、汗又は皮脂に対する化粧持ち及び使用感を評価して
もらい、次の基準で評価した。 ○:8人以上のパネラーが良いと感じた。 △:4〜7人のパネラーが良いと感じた。 ×:4人未満のパネラーのみ良いと感じた。
て、汗又は皮脂に対する化粧持ち及び使用感を評価して
もらい、次の基準で評価した。 ○:8人以上のパネラーが良いと感じた。 △:4〜7人のパネラーが良いと感じた。 ×:4人未満のパネラーのみ良いと感じた。
【0028】
【表2】
【0029】実施例5 プレス状フェイスパウダー:実
施例4と同様にして下記組成のプレス状フェイスパウダ
ーを得た。 (重量%) (1)実施例2の粉体 40.0 (2)タルク バランス (3)マイカ 30.0 (4)ベンガラ 0.1 (5)流動パラフィン 4.0 (6)防腐剤 0.2 (7)香料 0.1
施例4と同様にして下記組成のプレス状フェイスパウダ
ーを得た。 (重量%) (1)実施例2の粉体 40.0 (2)タルク バランス (3)マイカ 30.0 (4)ベンガラ 0.1 (5)流動パラフィン 4.0 (6)防腐剤 0.2 (7)香料 0.1
【0030】実施例6 ほほ紅:実施例4と同様にして
下記組成のほほ紅を得た。 (重量%) (1)実施例3の粉体 30.0 (2)マイカ バランス (3)酸化チタン 10.0 (4)酸化鉄(赤、黒、黄) 5.0 (5)赤色202号 2.5 (6)スクワラン 7.5 (7)ジメチルポリシロキサン 7.5 (8)防腐剤 0.2 (9)香料 0.1
下記組成のほほ紅を得た。 (重量%) (1)実施例3の粉体 30.0 (2)マイカ バランス (3)酸化チタン 10.0 (4)酸化鉄(赤、黒、黄) 5.0 (5)赤色202号 2.5 (6)スクワラン 7.5 (7)ジメチルポリシロキサン 7.5 (8)防腐剤 0.2 (9)香料 0.1
【0031】実施例7 パウダーアイシャドー:雲母チ
タン以外の粉体を先に混合、粉砕した後、雲母チタンを
混合する。その他は実施例4と同様にして下記組成のパ
ウダーアイシャドーを得た。 (重量%) (1)実施例1の粉体 35.0 (2)雲母チタン 4.9 (3)セリサイト バランス (4)酸化鉄(赤、黒、黄) 2.0 (5)群青 9.8 (6)紺青 14.6 (7)ジメチルポリシロキサン 1.9 (8)スクワラン 1.9 (9)ワセリン 1.9 (10)ソルビタントリオレエート 1.0 (11)防腐剤 0.2 (12)香料 0.1
タン以外の粉体を先に混合、粉砕した後、雲母チタンを
混合する。その他は実施例4と同様にして下記組成のパ
ウダーアイシャドーを得た。 (重量%) (1)実施例1の粉体 35.0 (2)雲母チタン 4.9 (3)セリサイト バランス (4)酸化鉄(赤、黒、黄) 2.0 (5)群青 9.8 (6)紺青 14.6 (7)ジメチルポリシロキサン 1.9 (8)スクワラン 1.9 (9)ワセリン 1.9 (10)ソルビタントリオレエート 1.0 (11)防腐剤 0.2 (12)香料 0.1
【0032】実施例8 二層分離型サンスクリーン乳
液:油相成分(1)〜(3)及び(7)を室温にて溶解
した後、粉体(8)を添加しディスパーで分散させる。
水相成分(4)〜(6)を撹拌しながら添加して乳化
し、下記組成のサンスクリーン乳液を得た。 (重量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (2)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04 モンテフロス社製) 10.0 (3)ジメチルポリシロキサン ポリオキシアルキレン共重合体 1.0 (4)グリセリン 2.0 (5)エタノール 10.0 (6)精製水 バランス (7)メトキシ桂皮酸オクチル 5.0 (8)実施例2の粉体 8.0
液:油相成分(1)〜(3)及び(7)を室温にて溶解
した後、粉体(8)を添加しディスパーで分散させる。
水相成分(4)〜(6)を撹拌しながら添加して乳化
し、下記組成のサンスクリーン乳液を得た。 (重量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (2)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04 モンテフロス社製) 10.0 (3)ジメチルポリシロキサン ポリオキシアルキレン共重合体 1.0 (4)グリセリン 2.0 (5)エタノール 10.0 (6)精製水 バランス (7)メトキシ桂皮酸オクチル 5.0 (8)実施例2の粉体 8.0
【0033】実施例9 クリーム:成分(10)を成分
(9)にディスパーにて分散させたものと成分(6)〜
(8)の均一混合溶液を撹拌下、成分(1)〜(5)の
水性成分に添加して乳化し、下記組成のクリームを得
た。 (重量%) (1)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 0.5 (2)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンパルミテート 1.0 (3)グリセリン 6.0 (4)1,3−ブチレングリコール 6.0 (5)精製水 バランス (6)スクワラン 5.0 (7)ホホバ油 5.0 (8)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (9)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04 モンテフロス社製) 33.0 (10)実施例3の粉体 7.0
(9)にディスパーにて分散させたものと成分(6)〜
(8)の均一混合溶液を撹拌下、成分(1)〜(5)の
水性成分に添加して乳化し、下記組成のクリームを得
た。 (重量%) (1)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 0.5 (2)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンパルミテート 1.0 (3)グリセリン 6.0 (4)1,3−ブチレングリコール 6.0 (5)精製水 バランス (6)スクワラン 5.0 (7)ホホバ油 5.0 (8)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (9)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04 モンテフロス社製) 33.0 (10)実施例3の粉体 7.0
【0034】実施例10 クリーム状ファンデーショ
ン:粉体成分(11)〜(15)を混合粉砕する。別に
水相成分(7)〜(10)を混合した溶液を調製し、粉
砕した顔料を加えて分散させた後、75℃に加熱した。
油相成分(1)〜(6)を80℃に加熱溶解したもの
を、先に調製した水相に撹拌しながら加え、乳化する。
これを撹拌しながら冷却して50℃で香料(16)を加
え、撹拌しながら冷却して下記組成のクリーム状ファン
デーションを得た。 (重量%) (1)ステアリン酸 5.0 (2)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.5 (3)セトステアリルアルコール 1.0 (4)モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0 (5)スクワラン 7.0 (6)オリーブ油 8.0 (7)精製水 バランス (8)防腐剤 0.1 (9)トリエタノールアミン 1.2 (10)ソルビット 3.0 (11)酸化チタン 5.0 (12)実施例1の粉体 15.0 (13)ベンガラ 1.0 (14)黒酸化鉄 0.1 (15)黄酸化鉄 0.6 (16)香料 0.1
ン:粉体成分(11)〜(15)を混合粉砕する。別に
水相成分(7)〜(10)を混合した溶液を調製し、粉
砕した顔料を加えて分散させた後、75℃に加熱した。
油相成分(1)〜(6)を80℃に加熱溶解したもの
を、先に調製した水相に撹拌しながら加え、乳化する。
これを撹拌しながら冷却して50℃で香料(16)を加
え、撹拌しながら冷却して下記組成のクリーム状ファン
デーションを得た。 (重量%) (1)ステアリン酸 5.0 (2)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.5 (3)セトステアリルアルコール 1.0 (4)モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0 (5)スクワラン 7.0 (6)オリーブ油 8.0 (7)精製水 バランス (8)防腐剤 0.1 (9)トリエタノールアミン 1.2 (10)ソルビット 3.0 (11)酸化チタン 5.0 (12)実施例1の粉体 15.0 (13)ベンガラ 1.0 (14)黒酸化鉄 0.1 (15)黄酸化鉄 0.6 (16)香料 0.1
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】比較例1、2
イソプロピルアルコール50gを入れた丸底フラスコ
へ、(C8F17CH2CH 2O)PO3H・NH2(CH2C
H2OH)2 及び(C8F17CH2CH2O)2PO 2・N
H2(CH2CH2OH)2 の40:60(重量比)の混
合物5gを溶解後、セリサイトA(堀江化工社製)50
gを入れ、室温下、1時間撹拌した。次いで溶媒を留去
し、乾燥して、比較粉体1を5.4g得た。又、セリサ
イトAの代わりにマイカA(堀江化工社製)を用いて上
記と同様にして、比較粉体2を52g得た。
へ、(C8F17CH2CH 2O)PO3H・NH2(CH2C
H2OH)2 及び(C8F17CH2CH2O)2PO 2・N
H2(CH2CH2OH)2 の40:60(重量比)の混
合物5gを溶解後、セリサイトA(堀江化工社製)50
gを入れ、室温下、1時間撹拌した。次いで溶媒を留去
し、乾燥して、比較粉体1を5.4g得た。又、セリサ
イトAの代わりにマイカA(堀江化工社製)を用いて上
記と同様にして、比較粉体2を52g得た。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
C07F 9/09 U 7106−4H
// C09K 3/18 101 8318−4H
Claims (5)
- 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 (式中、Rは総炭素数1〜22の炭素原子間に酸素原子
が挿入されていてもよいフルオロアルキル基を示し、B
は2価の架橋基を示し、pは0又は1の数を示し、mは
1〜12の数を示し、Aは同一又は異なっていてもよい
炭素数2〜3のアルキレン基を示し、nは0〜50の数
を示し、xは0.2〜1.8の数を示し、yは0〜10
の数を示す)で表わされるジルコニウム化合物。 - 【請求項2】 請求項1記載のジルコニウム化合物より
なる化粧料用粉体。 - 【請求項3】 次の一般式(2) 【化2】 (式中、Rは総炭素数1〜22の炭素原子間に酸素原子
が挿入されていてもよいフルオロアルキル基を示し、B
は2価の架橋基を示し、pは0又は1の数を示し、mは
1〜12の数を示し、Aは同一又は異なっていてもよい
炭素数2〜3のアルキレン基を示し、nは0〜50の数
を示し、M1 及びM2は同一又は異なっていてもよい水
素原子及び1価の陽性基から選ばれる2つの基を示すか
又はM1 M 2 として1個の2価の陽性基を示す)で表わ
される化合物と、層状リン酸ジルコニウムとを接触させ
ることを特徴とする請求項1記載のジルコニウム化合物
の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載のジルコニウム化合物を含
有する化粧料。 - 【請求項5】 請求項2記載の化粧料用粉体を含有する
化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15481291A JP2949380B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 撥水撥油性粉体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15481291A JP2949380B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 撥水撥油性粉体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051080A true JPH051080A (ja) | 1993-01-08 |
JP2949380B2 JP2949380B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=15592418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15481291A Expired - Fee Related JP2949380B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 撥水撥油性粉体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949380B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP15481291A patent/JP2949380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2949380B2 (ja) | 1999-09-13 |
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