JPH0510748U - 多点同調型吸気装置 - Google Patents

多点同調型吸気装置

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JPH0510748U
JPH0510748U JP056541U JP5654191U JPH0510748U JP H0510748 U JPH0510748 U JP H0510748U JP 056541 U JP056541 U JP 056541U JP 5654191 U JP5654191 U JP 5654191U JP H0510748 U JPH0510748 U JP H0510748U
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JP
Japan
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engine speed
plenum chamber
engine
opening
throttle opening
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Pending
Application number
JP056541U
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English (en)
Inventor
悦正 松良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP056541U priority Critical patent/JPH0510748U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全エンジン回転数域において体積効率を向上
させることができる多点同調型吸気装置を提供するこ
と。 【構成】 スロットル開度センサ23とエンジン回転数
センサ24からの出力に基づいて第1のプレナムチャン
バ13と第2のプレナムチャンバ14とを連通する連通
路21に設けられた開閉弁Vをコントロ−ラ22により
開閉制御している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエンジンの吸気系の体積効率を低速、中速、高速の3点で同調させる ことができる多点同調型吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5を参照して従来の直列6気筒ディ−ゼルエンジンの吸気系について説明す る。図5において、11はシリンダブロックである。このシリンダブロック11 には6つのシリンダライナ121〜123が設けられている。シリンダライナ1 21乃至123の各燃焼室と第1のプレナムチャンバ13間はそれぞれ枝管A1 により接続される。さらに、シリンダライナ124乃至126の各燃焼室と第2 のプレナムチャンバ14間はそれぞれ枝管A2により接続される。これら枝管A 1,A2はいずれも体積効率ηvがエンジン回転数の高速に同調されている。
【0003】 また、エアクリ−ナ(図示しない)に連通する吸気管15は分岐部16におい て第1の吸気管B1と第2の吸気管B2に分岐し、その分岐した配管のうち一方 の吸気管B1は第1のプレナムチャンバ13に接続され、他方の吸気管B2は第 2のプレナムチャンバ14に接続される。これら吸気管B1,B2はいずれも体 積効率ηvがエンジン回転数の中速側に設定されている。
【0004】 なお、枝管A1,A2は長さL1,断面F1の形状を有し、吸気管B1,B2 は長さL2,断面F2の形状を有し、第1及び第2のプレナムチャンバ13,1 4の容積はいずれもV1である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
つまり、図5に示した吸気系の体積効率ηvのエンジン回転数特性は図6に示 すように高速及び中速においてピ−クを持つ特性となる。 従って、エンジン回転数が低速となればなるほど体積効率ηvが低下してしま い、全エンジン回転数域において体積効率を向上させることはできなかった。
【0006】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は全エンジン回転数域に おいて体積効率を向上させることができる多点同調型吸気装置を提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の多点同調型吸気装置は、エアクリ−ナからの吸気管が途中から第1及 び第2の吸気管に分岐した後第1のプレナムチャンバ及び第2のプレナムチャン バにそれぞれ連結され、第1のプレナムチャンバと複数のシリンダとの間及び第 2のプレナムチャンバと残りの複数のシリンダとの間にそれぞれ枝管が連結され ているエンジンにおいて、エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、エ ンジン回転数を検出するエンジン回転数センサと、前記第1のプレナムチャンバ と第2のプレナムチャンバとを連通する連通路に設けられた開閉弁と、前記エン ジン負荷検出手段とエンジン回転数センサからの出力に基づいて前記開閉弁を開 閉制御する制御手段とを備える。
【0008】
【作用】
第1のプレナムチャンバと第2のプレナムチャンバとを連通する連通路に開閉 弁を設け、エンジン負荷検出手段とエンジン回転数センサからの出力に基づいて 開閉弁を開閉制御するようにして、低速,中速,高速に亘って体積効率を向上さ せるようにしている。
【0009】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の一実施例について説明する。図1は本考案の一実 施例に係わる多点同調型吸気装置を示す構成図、図2は本装置の体積効率ηvの エンジン回転数特性を示す図、図3は開閉弁の開閉を制御するためのマップ、図 4は同調エンジン回転数と吸気系の容積との関係を示す図である。 図1において図5に同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明については 説明を省略する。
【0010】 図1において、第1のプレナムチャンバ13と第2のプレナムチャンバ14間 に連通管21を設け、この連通管21に開閉弁Vを設ける。この開閉弁Vはコン トロ−ラ22からの制御信号aにより開閉制御される。
【0011】 このコントロ−ラ22は例えばマイクロコンピュ−タ及びその周辺回路から構 成されているもので、内部のメモリには図3に示すような開閉弁Vの開閉マップ が記憶されている。
【0012】 このコントロ−ラ22にはスロットル開度θを検出するスロットル開度センサ 23及びエンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ24の出力が接続 される。
【0013】 図3に示すように、マップはエンジン回転数Neが基準エンジン回転数Ne1以 上である場合及びエンジン回転数Neが基準エンジン回転数Ne1より小さい場合 でしかもスロットル開度θが基準スロットル開度θoより小さい場合には「閉」 領域に設定され、エンジン回転数Neが基準エンジン回転数Ne1より小さい場合 でしかもスロットル開度θが基準スロットル開度θo以上では「開」領域に設定 される。なお、基準エンジン回転数Ne1はエンジン回転数Neが中速の同調点を 生じさせるエンジン回転数より小さく、図2に示すように体積効率ηvの高速の 同調点と中速の同調点との間の最小値ηvoにほぼ等しくなる回転数に設定されて いる。さらに、基準スロットル開度θoはほぼアイドル位置のスロットル開度に 設定されている。
【0014】 次ぎに、上記のように構成された本考案の一実施例の動作について説明する。 まず、コントロ−ラ22はスロットル開度センサ23で検出されるスロットル開 度θ及びエンジン回転数センサ24で検出されるエンジン回転数Neを読取り、 図3のマップを参照して読み取ったスロットル開度θ及びエンジン回転数Neに 対応する領域がバルブVを閉じる「閉」領域にあるか、バルブVを開ける「開」 領域にあるかを判定する。
【0015】 そして、エンジン回転数Neが基準エンジン回転数Ne1以上である場合には開 閉弁Vがコントロ−ラ22からの制御信号aにより閉じられる。この結果、第1 のプレナムチャンバ13と第2のプレナムチャンバ14は互いに独立し、エンジ ン回転数Neが基準エンジン回転数Ne1以上の中高速回転域では図2に示すよう に2つの同調点を得るようにしている。
【0016】 一方、エンジン回転数Neが基準エンジン回転数Ne1より小さい領域でしかも スロットル開度θが基準スロットル開度θo以上であれば、開閉弁Vがコントロ −ラ22からの制御信号aにより開かれる。この結果、第1のプレナムチャンバ 13と第2のプレナムチャンバ14は互いに連通し、エンジン回転数Neが基準 エンジン回転数Ne1より小さくしかもスロットル開度θが基準スロットル開度θ o以上であれば低速領域において図2に示すように体積効率は低速の同調点を得 ることができる。これは図4に示すように吸気系の容積Vとその吸気系に同調す るエンジン回転数とは反比例の関係にあるからである。 このようにして、3つ(低,中,高速)の同調点を得るので、エンジン回転数 全域に亘って燃焼を改善することができる。
【0017】 ところで、エンジン回転数Neが基準エンジン回転数Ne1より小さい場合でし かもスロットル開度θが基準スロットル開度θoより小さい場合には、開閉弁V がコントロ−ラ22からの制御信号aにより閉じられる。この結果、第1のプレ ナムチャンバ13と第2のプレナムチャンバ14は互いに独立する。
【0018】 従って、体積効率ηvの低速の同調点はないので、体積効率ηvは破線に示す ように低下する。つまり、エンジン回転数Neが基準エンジン回転数Ne1より小 さい場合でしかもスロットル開度θが基準スロットル開度θoより小さい、アイ ドリング時の場合に、体積効率を下げることにより、燃料をリッチ化して燃焼温 度を上げ、排気ガス中にHC成分が排出されることを低減させている。 なお、上記実施例はディ−ゼルエンジンに限らずガソリンエンジンにおいても 適用可能である。 さらに、スロットル開度センサ23の変わりにラック位置センサを用いても良 い。
【0019】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、目的は全エンジン回転数域において体 積効率を向上させることができる多点同調型吸気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる多点同調型吸気装置
を示す構成図。
【図2】本装置の体積効率ηvのエンジン回転数特性を
示す図。
【図3】開閉弁の開閉を制御するためのマップ。
【図4】同調エンジン回転数と吸気系の容積との関係を
示す図。
【図5】従来の多点同調型吸気装置を示す構成図。
【図6】従来装置の体積効率ηvのエンジン回転数特性
を示す図。
【符号の説明】
11…シリンダブロック、121〜126…シリンダラ
イナ、13…第1のプレナムチャンバ、14…第2のプ
レナムチャンバ、A1,A2…枝管、B1,B2…吸気
管、22…コントロ−ラ、23…スロットル開度セン
サ、24…エンジン回転数センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 エアクリ−ナからの吸気管が途中から第
    1及び第2の吸気管に分岐した後第1のプレナムチャン
    バ及び第2のプレナムチャンバにそれぞれ連結され、第
    1のプレナムチャンバと複数のシリンダとの間及び第2
    のプレナムチャンバと残りの複数のシリンダとの間にそ
    れぞれ枝管が連結されているエンジンにおいて、エンジ
    ン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、エンジン回
    転数を検出するエンジン回転数センサと、前記第1のプ
    レナムチャンバと第2のプレナムチャンバとを連通する
    連通路に設けられた開閉弁と、前記エンジン負荷検出手
    段とエンジン回転数センサからの出力に基づいて前記開
    閉弁を開閉制御する制御手段とを具備したことを特徴と
    する多点同調型吸気装置。
JP056541U 1991-07-19 1991-07-19 多点同調型吸気装置 Pending JPH0510748U (ja)

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JP056541U JPH0510748U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 多点同調型吸気装置

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JP056541U JPH0510748U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 多点同調型吸気装置

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JPH0510748U true JPH0510748U (ja) 1993-02-12

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ID=13029949

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JP056541U Pending JPH0510748U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 多点同調型吸気装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62126221A (ja) * 1985-11-26 1987-06-08 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気制御装置
JPS62191628A (ja) * 1986-02-17 1987-08-22 Nissan Motor Co Ltd 多気筒内燃機関の吸気路装置
JPS6318130A (ja) * 1986-07-10 1988-01-26 Mazda Motor Corp エンジンの制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970506