JPH0510725U - オイルパン油抜用座板付ナツト - Google Patents

オイルパン油抜用座板付ナツト

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JPH0510725U
JPH0510725U JP6427991U JP6427991U JPH0510725U JP H0510725 U JPH0510725 U JP H0510725U JP 6427991 U JP6427991 U JP 6427991U JP 6427991 U JP6427991 U JP 6427991U JP H0510725 U JPH0510725 U JP H0510725U
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oil
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seat plate
bolt
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JP6427991U
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敏治 風間
正明 大庭
善保 影山
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山川工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】車輌用オイルパン11の油抜ナット12の製造
を容易にし、コストダウンを達成する。 【構成】平板から成る座板13にボルト挿通孔13aと
油抜孔13bとを連穿し、該平板上面にナット14を溶
接付けし、該ナット14のボルト螺合孔14aと上記ボ
ルト挿通孔13aとを一致させると共に、ボルト周域に
上記油抜孔13bが開口するように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車輌におけるオイルパン油抜用の座板付ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に示すように、車輌用オイルパン1の底部には油抜ナット3が設けられて おり、従来品においては図9乃至図11に示すような雌ねじ筒部3aと取付フラ ンジ部3bとを持った油抜ナット3を冷間鍛造により一体加工し、該取付フラン ジ部3bにボルト螺合孔3cとオイルパン内を連通する油抜溝3eを形成してい る。
【0003】 又該油抜溝3eを形成する一手段として、上記油抜ナット3を冷間鍛造した上 で、同ナット3の取付フランジ部3bの縁部から雌ねじ筒部3aの首部に至る部 位に切削加工を施し上記油抜溝3eを開設する構造、又は図10に示すように取 付フランジ部3bの取付面に冷間鍛造を施し油抜溝3eを据込加工する構造を採 用している。
【0004】 斯くして形成した油抜ナット3をその取付フランジ部3bを以ってオイルパン 1の内底面にスポット溶接付けし、図11Bに示すようにオイルパン底面に穿け た油抜ナット3と連通する油抜孔5からボルト4を挿入して同ナット3に螺合し 、ナット頭部とオイルパン底壁間にパッキン6を介在して上記ボルト締めを行な うことにより油抜溝3eを封止し、又図11Aに示すようにボルト4を抜去する ことにより上記油抜溝3eを開放して油抜きを行なう構造となっている。図11 A,Bは油抜溝3eを切削加工した油抜ナットを用いた場合を示している。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】
而して、上記油抜ナット3は何れも冷間鍛造品であることに加え、図9のナッ トは切削加工で上記油抜溝3eを形成しているため価格が高価となる問題を有し 、又図10のナットは鍛造により油抜溝3eを形成しているため、高価であるこ とに加えて加工上図示のように溝巾が拡大し、ボルト締付トルク3〜4Kgf・ mで締め付けた場合オイルパンの油抜孔5周縁に変形を来しオイル漏れを発生す る恐れを有している。
【0006】 又何れも高重量となる欠点を有しており、軽重量化とコストダウンの車輌にお ける命題に逆行する結果となっている。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
本考案は上記問題を解決するオイルパン油抜用の座板付ナットを提供するもの であり、該ナットはボルト挿通孔の周縁に油抜孔を連穿して打ち抜いた座板を準 備し、該座板の上面に別部品から成るナットを溶接付けして該ナットの螺合孔と 上記ボルト挿通孔とを連通させると共に、上記油抜孔を該ナットの周域において 開口させる構成としたものである。
【0008】
【作用】
上記のように、本考案に係るオイルパン油抜用の座板付ナットは平板に一つの 孔(ボルト挿通孔と油抜孔の連穿孔)を打ち抜いた座板とナットから成り、二部 品構造とはなるが、座板は板金加工で容易に量産でき、又ナットは汎用のものを 使用できる。
【0009】 又該ナットを座板上面に溶接付けするのみで目的とする油抜ナットが容易に製 造でき、従来の全体を鍛造加工し更に油抜溝を切削加工や鍛造加工にて形成した 油抜ナットに比べ、製造の簡略化とコストダウンが達成され、軽量化が図れる。
【0010】 又打ち抜きにて適正な寸法の油抜孔を形成でき、鍛造にて油抜溝を形成した場 合の如き油抜溝の過拡巾、これに起因するボルト締めに伴うオイルパンの油抜孔 周縁の変形、油漏れ等の瑕疵を有効に防止する。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1乃至図7に基づいて詳述する。12はオイルパン1 1の油抜用座板付ナットを示し、13は該座板付ナット12を形成する座板、1 4はナットを示す。
【0012】 平板から成る座板13を所要の外形に打ち抜き、同時に該座板13の中央部に ボルト挿通孔13aを穿け、該挿通孔13aの周縁の適所に複数の油抜孔13b を連穿する。
【0013】 ボルト挿通孔13aと油抜孔13bは互いに連穿された一つの打抜孔であり、 座板13の外形の打ち抜きと同時に打ち抜かれる。又この打ち抜き時に座板13 の下面に膨出するスポット溶接用突起13cを加工する。
【0014】 他方別部品から成る角形のナット14を準備し、該ナット14を上記座板13 の上面に溶接付けし、座板13の油抜孔13bとナット14のボルト螺合孔14 aとを同心に連通し、該ナット14の周域に上記油抜孔13bを開口せしめる。
【0015】 詳述するとナット14の下面をボルト挿通孔13aの周縁に据え、該ナット1 4の角部下端縁に形成したスポット溶接用突起14bを上記油抜孔13b間に配 して上記ボルト挿通孔13aとボルト螺合孔14aとを一致させ、通電加圧によ り両者13,14をスポット溶接して一体化し、よってナット14の取付面の域 外に上記油抜孔13bを開口せしめる。
【0016】 斯くして形成された座板付ナット12を座板13を以ってオイルパン11の内 底面に据え、スポット溶接用突起13cを以って同オイルパン内底面にスポット 溶接し、該オイルパン内底面に穿けた油抜孔11aと上記座板13に穿けた油抜 孔13aとを連通させ、図7Bに示すように該油抜孔11aからボルト15を挿 通し、ボルト螺合孔14aに螺合し締結する。
【0017】 ボルト15の頭部とオイルパン11の底壁間にはパッキン16を介在し上記締 結を行なうことにより上記油抜孔13bを封止する。
【0018】 而して、図7aに示すように上記ボルト15の螺合を解除し抜去することによ り油抜孔13bが開放され、即ち油抜孔13bを介してオイルパン11の油抜孔 11aが開放され油抜きが行なわれる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、本考案は座板にボルト挿通孔と油抜孔とを連穿して打ち抜く工 夫を施し、これにナットを上記配置で溶接する手段を採ることにより、所期の油 抜用のナットが容易に製造でき、軽量化とコストダウンを達成できる。
【0020】 再述すると、上記連穿孔を持った座板はプレス打抜により容易に量産でき、又 汎用のナットを用いることができ、該ナットを座板上面にボルト挿通孔と一致し 且つボルト周域に油抜孔が配置されるよう溶接付けするのみで目的とする油抜用 のナットが容易に得られ、従来の全体を鍛造加工し更に油抜溝を切削加工や鍛造 加工にて形成した油抜ナットに比べ、製造の簡素化とコストダウンが達成され、 軽量化が図れる。
【0021】 又打ち抜きにて適正な寸法の油抜孔を形成でき、鍛造にて油抜溝を形成した場 合の如き油抜溝の過拡巾を招来せず、ボルト締めによるオイルパンの油抜孔周縁 の変形、油漏れ等の瑕疵を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すオイルパン油抜用座板付
ナットの分解斜視図である。
【図2】同組立斜視図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同底面図である。
【図5】図3におけるA−A線断面図である。
【図6】図3におけるB−B線断面図である。
【図7A】同座板付ナットをオイルパンに取付けした状
態を示す断面図である。
【図7B】同座板付ナットをオイルパンに取付けボルト
をパッキンを介し螺合締結した状態を示す断面図であ
る。
【図8】従来の油抜ナットをオイルパンに取付けた状態
を示す断面図である。
【図9】同ナットの斜視図である。
【図10】同ナットの他の従来例を示す斜視図である。
【図11A】同ナットをオイルパンに取付けボルトを解
除した状態の断面図である。
【図11B】同ナットをオイルパンに取付けボルトを螺
合した状態の断面図である。
【符号の説明】
11 オイルパン 12 座板付ナット 13 座板 13a ボルト挿通孔 13b 油抜孔 14 ナット 14a ボルト螺合孔 15 ボルト

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】座板にボルト挿通孔を穿け、該ボルト挿通
    孔の周縁に油抜孔を連穿し、上記座板の上面に上記ボル
    ト挿通孔と連通するようにナットを溶接付けし、該ナッ
    トの周域に上記油抜孔を開口させたことを特徴とするオ
    イルパン油抜用座板付ナット。
JP6427991U 1991-07-18 1991-07-18 オイルパン油抜用座板付ナット Expired - Lifetime JP2553191Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537984U (ja) * 1976-07-02 1978-01-24
JPS5329599U (ja) * 1976-08-17 1978-03-14
JP2012149766A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Profil Verbindungstechnik Gmbh & Co Kg 機能要素、コンポーネントアセンブリ、および機能要素の製造方法
EP2644855A1 (de) * 2012-03-30 2013-10-02 Gindullin, Damir F. Vorrichtung für einen Flüssigkeitsablass aus einer Wanne

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