JPH05106549A - ギヤ・ホイール・アセンブリとその組立て方法 - Google Patents

ギヤ・ホイール・アセンブリとその組立て方法

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JPH05106549A
JPH05106549A JP4089063A JP8906392A JPH05106549A JP H05106549 A JPH05106549 A JP H05106549A JP 4089063 A JP4089063 A JP 4089063A JP 8906392 A JP8906392 A JP 8906392A JP H05106549 A JPH05106549 A JP H05106549A
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JP
Japan
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gear wheel
tooth
toothed ring
point
recess
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JP4089063A
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Hans C Petersen
クリスチヤン ペーテルセン ハンス
Tom Tychsen
テイクセン トム
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Danfoss AS
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Danfoss AS
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/103Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member one member having simultaneously a rotational movement about its own axis and an orbital movement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/082Details specially related to intermeshing engagement type machines or pumps
    • F04C2/084Toothed wheels

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 n個の内歯4を有する歯付きリング2と(n
−1)個の外歯6を有するギヤ・ホイール3を備えたギ
ヤ・ホイール・アセンブリ1であって、ギヤ・ホイール
3の中心点は、歯付きリング2の中心点に対する偏心点
のまわりに変位して、偏心点まわりに回転し、ギヤ・ホ
イール3は歯付きリング2上を回転し、各歯元面8、9
には凹部10、11が形成され、ギヤ・ホイール3がオ
ーバーサイズで、各凹部10、11は3つの連続する湾
曲部16、17、18を有し、歯12の変形されていな
いプロファイルの接線と同じ接線で始まり、終了する。 【効果】 油圧がない場合にも、通常の摩耗、損傷の程
度で、制動動作を生じさせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、n個の内歯を有する歯
付きリングと(n−1)個の外歯を有するギヤ・ホイー
ルを有する油圧用のギヤ・ホイール・アセンブリであっ
て、ギヤ・ホイールの中心点が、前記歯付きリングの中
心点に対して、偏心した偏心点のまわりに変位されると
ともに、前記偏心点まわりに回転し、前記ギヤ・ホイー
ルが、前記の歯付きリング上を回転し、各歯の歯元面
に、凹部が形成されたギヤ・ホイール・アセンブリおよ
びその組立て方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許出願公開第3831283号
公報に開示された既知の油圧ロータ装置においては、ギ
ヤ・ホイールが、歯付きリング内を軌道を描いて回転す
る際、凹部により、油圧流体用の複数の比較的小さいチ
ャンバは提供されず、2個のチャンバ、つまり、2個の
加圧領域のみが提供される。これは、油圧流体に相対的
に低い流体抵抗を与えることを糸するものである。この
場合、凹部は、実質的に2本の直線で区切られたプロフ
ァイルを有している。補強部分と称する拡大部分が、歯
元に最も近い凹部の端部だけに設けられ、変形されてい
ない歯のプロファイルの方向に突出している。これは、
ギヤ・ホイール・アセンブリの摩耗を防止し、耐用年数
および性能特性を改善するためである。
【0003】この種のギヤ・ホイール・アセンブリは、
とりわり、油圧モータとして使用されている。これらの
モータは、非常に低い摩耗率を有し、比較的小さな摩擦
で動作すること、すなわち、油圧流体によって伝達され
るエネルギーを、ロスなく、機械的エネルギーに変換す
ることが望ましい。この目的のために、内歯を、歯付き
リング内を自由に回転可能で、任意に給油可能なローラ
の形状にするのが普通である。しかし、最近では、セル
フロック型のモータ、すなわち、油圧流体の供給が中断
すると、ブレーキがかかるようなモータに対する需要が
高まっている。換言すれば、これは、油圧が供給されな
い場合に、駆動力に抗する力によって、モータが逆方向
に回転され得ないようにしなければならない。たとえ
ば、油圧流体の供給を中断した場合でも、この種のモー
タによって持ち上げられた負荷が、その持ち上げられた
位置にとどまっていなければならない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、n個の内歯を有する歯付きリ
ングと(n−1)個の外歯を有するギヤ・ホイールを有
する油圧用のギヤ・ホイール・アセンブリであって、そ
の中心点が、前記歯付きリングの中心点に対して、偏心
した偏心点のまわりに、変位され、この偏心点まわりに
回転し、前記ギヤ・ホイールが、前記の歯付きリング上
を回転し、各歯の歯元面に、凹部が形成されたギヤ・ホ
イール・アセンブリにおいて、油圧がない場合にも、通
常の摩耗および損傷の程度で、制動動作を発生すること
のできるギヤ・ホイール・アセンブリを提供することを
目的とするものである。
【0005】
【発明の構成および作用】本発明のかかる目的は、ギヤ
・ホイールがオーバーサイズで、各凹部が、湾曲方向が
交互に異なった3つの連続した湾曲部を有し、変形され
ていない歯形と同じ接線で始まり、かつ終了するように
構成することによって達成される。本発明によれば、制
動動作は、本質的には、ギヤ・ホイールがオーバーサイ
ズであることによってなされる。したがって、これは、
通常の状況下では、摩擦なしに、歯付きリング内を軌道
を描いて回転することができない程度に大きい。このた
めには、普通のギヤ・ホイールを、相対的に、若干大き
くするだけで十分である。しかし、ギヤ・ホイールが、
歯付きリング内で軌道を描いて回転することを可能にす
るため、複数の凹部が設けられる。これらの凹部は、湾
曲方向が交互に異なった3つの連続する湾曲部を有する
ため、ギヤ・ホイールが、歯付きリング内を軌道を描い
て回転するとき、これらの凹部が、歯付きリングの内歯
を通過して移動することができる形状になっている。し
かし、この目的のためには、ギヤ・ホイールが、これに
対応して、油圧流体によって加圧されることが必要であ
る。もし圧力がないと、すなわち、油圧流体の供給が中
断されると、油圧流体の入口側と出口側との間で圧力が
平衡する。この状態では、歯付きリング内でのギヤ・ホ
イールの摩擦は比較的大きく、その結果、制動動作がな
される。制動動作は、必ずしもギヤ・ホイールが、歯付
きリング内でロックすることを意味する必要はない。駆
動力が制動力を上回っているならば、比較的大きな力
で、ギヤ・ホイールを動かすことが可能である。凹部
は、歯元の面に収束する。歯と凹部の間には、屈曲部も
なければ、縁部もない。変形されていない歯の形状は、
凹部がない場合の歯の形状である。凹部の接線は、この
凹部の両端における歯のプロファイルの接線と同一であ
るので、動作中の挙動は、非常に静かであり、摩耗も生
じない。
【0006】凹部の最大深さは、数百分の1mmであるこ
とが好ましい。したがって、変形されていない歯形のプ
ロファイルをごくわずかに手直しするだけで、歯の調整
を行なうことができる。凹部の最深部は、中間の湾曲部
の頂点の領域にあることが好ましい。このことは、凹部
が対称的な構造であることを必ずしも意味するものでは
ない。
【0007】また動作中に、凹部の領域で、内歯が外歯
と接触しないように構成することが好ましい。したがっ
て、ギヤ・ホイールと歯付きリング間のシールは、常
に、凹部の外側で行なわれる。凹部は、ギヤ・ホイール
がオーバーサイズであるという事実にもかかわらず、歯
付きリングの内歯を困難なく通過して、動き得るように
作用する。
【0008】凹部の最深点の接線は、この最深点に対向
する変形されていない歯形上の点における接線と平行で
あることが好ましい。したがって、凹部のプロファイル
は、ギヤ・ホイールが加圧されずに静止しているとき
に、大きな摩擦が得られ、しかも、その摩擦が、原則と
して、モータが油圧流体の圧力によって動作している場
合の通常の摩擦よりも大きくならないように調整され
る。
【0009】凹部の一方の端部は、歯先の領域内の点に
よって限定されるのが好ましく、ギヤ・ホイールが歯付
きリング上を回転する場合、ギヤ・ホイールの次の外歯
が歯付きリングの次の内歯と接触するときに、この点は
歯付きリングの内歯と接触する。したがって、歯先の領
域には2つの点、すなわち、各歯元の面に点があり、こ
れらの間で、ギヤ・ホイールの外歯と歯付きリングの内
歯の間の部分が接触する。歯の形状のこの部分によっ
て、外歯は歯付きリングの内歯に対してシールされる。
動作中、すなわち、ギヤ・ホイールが油圧流体の圧力に
よって駆動されるとき、凹部はこの領域のすぐ隣りから
始まるので、ギヤ・ホイールの外歯と歯付きリングの内
歯とが接触しないことを保証するように回転が実行され
る場合に、使用可能な十分な空間がシール領域のすぐ隣
りに直ちに生じる。
【0010】また、凹部の他端部は、歯元面上の点によ
って限定されることが好ましく、ギヤ・ホイールが歯付
きリング上を回転するとき、この点は歯付きリングの内
歯と接触し、これと同時に、他方の歯元面は、歯付きリ
ングの次の歯と接触する。ギヤ・ホイールの外歯は、歯
付きリングの内歯と共に、圧力の異なる2つの圧力領域
の間にシールを形成する。2つの圧力領域を必要とする
だけなので、同時に全ての歯がシールを形成しなくても
よい。軌道運動の形状、すなわち、歯付きリングとギヤ
・ホイールの相対運動は、互いの上で回転する2つの円
を使用してモデル化することができる。これらの円の半
径は、偏心距離、すなわち、2つの円の2つの中心点距
離にそれぞれの歯の数、すなわち、歯付きリングの内歯
の数nとギヤ・ホイールの外歯の数(n−1)を乗じた
ものである。したがって、ギヤ・ホイールが、ギヤ・ア
センブリの歯付きリングに対して回転する場合、この運
動は、2つの円に沿って移動する回転中心を有する。し
たがって、シールは、常に2点で行なわれ、その1点
は、その点において、ギヤ・ホイールの表面が回転中心
に最も近くなる点であり、もう1つの点は、回転中心
が、ギヤ・ホイールの表面から最も遠くなる点である。
この2点が、回転中心から同じ距離の場合、シールは、
つねに、ある歯から次の歯へ「ジャンプ」する。シール
がジャンプした直後、歯付きリングの内歯は、再び凹部
に対向し、その結果、動作中、ここでは、認識し得る摩
擦は発生しない。
【0011】本発明の方法は、内歯が個々に取り付けら
れ、次の歯を取り付けるスペースを設けるために、各内
歯を別の位置に取り付けた後、ギヤ・ホイールを回転
し、内歯を軸方向に導くことを特徴としている。したが
って、たとえ、ギヤ・ホイールがオーバーサイズあって
も、すなわち、現実に歯付きリングに「適合」しなくて
も、本発明の方法によって、ギヤ・ホイール・アセンブ
リを組み立てることができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の実施例に
つき、詳細に説明を加える。図1は、本発明の実施例に
係るギヤ・ホイール・アセンブリの全体概略図であり、
図2は、図1のX部の拡大図である。ギヤ・ホイール・
アセンブリ1は、歯付きリング2およびギヤ・ホイール
3を備えている。歯付きリング2は、7つの内歯4を有
し、本実施例においては、この内歯は、概略的に示すよ
うに、ハウジング15に回転可能に取り付けられたロー
ラ5の形をし、歯付きリング2を形成している。ギヤ・
ホイール3は、6個の外歯6を有している。各外歯6
は、歯先7と2つの歯元面8、9を備えている。各歯元
面8、9には、凹部10、11が設けられている。外歯
6は、凹部10、11によって途切れるプロファイル1
2を有している。各凹部10、11は、交互に湾曲方向
の異なった3つの連続した湾曲部16、17、18を備
えている。外歯6の表面は、歯先7から始まって、ま
ず、湾曲部16では(外側から見て)凸状、すなわち、
ギヤ・ホイール3の中央向きになり、次いで、湾曲部1
7では凹状、すなわち、曲面は再び外側向きになり、さ
らに、第3湾曲部18では再び凸状になる。第1および
第3湾曲部16、18では、凹部10、11は歯のプロ
ファイル12の中へ滑らかに移行する、即ち、両端部で
は、外歯6と凹部10、11は、同じ接線を有してい
る。したがって歯のプロファイル12と凹部10、11
との間には、屈曲はない。
【0013】凹部の最深点での接線13は、この最深点
と対向する変形されていない歯形上の点の接線と平行で
ある。換言すれば、両接線に直角な線19でこれら2本
の接線を結ぶことが可能である。凹部10、11の深さ
は、便宜上、大きく図示されており、実際には、この凹
部の最大深さは、数百分の1mmに過ぎない。
【0014】凹部10、11は、図2にハッチングで示
す領域20を越えて延びている。凹部11の両端部で
は、凹部11と、歯元面9および歯先7との間に、事実
上、認識し得るような移行部は存在しない。凹部10、
11の正確な位置を、図3ないし図5を参照して、以下
に説明を加える。
【0015】ギヤ・ホイール3と歯付きリング2の相対
運動を2つの円21と22で示すことができ、これらの
2つの円21と22は、互いに向かって、あるいは、互
いの中で、回転する。内円21は中心点を有し、この中
心点は、中心点円23上を移動する。中心点円23の半
径は、偏心距離、すなわち、ギヤ・ホイール3の運動円
21の中心点と歯付きリング2の運動円22の中心点の
間の変位に対応している。円21の半径は、この偏心距
離に、ギヤ・ホイール3の歯の数を乗じた距離に対応し
ている。円22の半径は、この偏心距離に、歯付きリン
グ2の内歯の数を乗じた距離に対応している。2つの円
21、22の接触点は、ギヤ・ホイール3が歯付きリン
グ2内を回転するにしたがい、円22に沿って移動する
回転中心Oを形成している。
【0016】ギヤ・ホイール・アセンブリを変位手段と
して、たとえば、モータとして使用する場合には、少な
くとも2つの圧力の異なった圧力領域が存在し、これら
の圧力領域は、歯付きリング2の内歯4とギヤ・ホイー
ル3の外歯6によって、互いに、シールされなければな
らない。原則として、2つの圧力領域のみが必要であ
り、その結果、シールもまた2点だけで行なわれれば十
分である。2つの限定された位置、すなわち、点Oに最
も近いギヤ・ホイール3の表面上の点である点Aおよび
点Oから最も遠く離れたギヤ・ホイールの表面上の点で
ある点Bで、シールがなされる。
【0017】図3は、歯付きリング2に対して任意に選
択したギヤ・ホイール3の位置を示している。図4に
は、2つの点、即ちA′とA″が回転の中心点Oから等
距離にある位置が示されている。この位置で、シール部
は、外歯4′から、隣りの外歯4″へジャンプする。点
A′と点A″の上では、すなわち、2つの点A′または
A″と歯先7の間では、シールは必要ではない。すなわ
ち、これら部分は、歯付きリング2の内歯と接触してい
る。したがって2点A′、A″は、各歯元面8、9上
で、凹部10、11に対する下限を形成する。上限は、
図3ないし図5に、Bで示す歯先7の点によって形成さ
れる。点B′およびB″の設定は、点A′およびA″の
設定と同じように行なわれる、すなわち、図5において
模式的に示すように、シールが外歯4′から、隣りの外
歯4″へジャンプするときに、B′とB″がそれぞれ、
点Oから等距離となるように設定される。図4において
は、境界点A′、A″および点Bは、対向する歯に対し
て示されているが、ギヤ・ホイール3の6個の歯の全て
に対して、この種の境界点の設定することができること
は明らかである。図5は、次の複数の歯に対する設定の
開始を示している。
【0018】凹部10、11の最深部は、中間の湾曲部
17の頂点の領域に配置される。ギヤ・ホイール3が、
歯付きリング2内で軌道を描いて回転する場合、歯付き
リング2の内歯4は、凹部10、11の領域で、外歯6
と接触しないように、十分に深く凹部10、11と係合
することができる。このようにして、ギヤ・ホイール3
は、若干オーバーサイズであるが、サイズの一致したギ
ヤ・ホイールと全く同様のわずかな摩擦で、歯付きリン
グ2内を軌道を描いて回転することができる。このため
の唯一の必要条件は、一方の圧力領域の圧力が、他方の
圧力領域の圧力よりも高いことである。これらの圧力領
域は、外歯6と内歯7の間のシールによって相互に分離
されている。個々のシール点、たとえば、図2に示され
た点において、2つの圧力領域の間に圧力平衡が存在す
ると、ギヤ・ホイール3と歯付きリング2の間に大きな
摩擦が生じ、その結果、ギヤ・ホイール・アセンブリ
に、かなり大きい制動力が加わる。
【0019】図6ないし図10は、組み立て中のギヤ・
ホイール・アセンブリを示す。内歯4は、ここでは、ロ
ーラ5の形状、すなわち、円筒体の形状をなし、歯付き
リング2内を、自由に回転することができる。歯付きリ
ング2内のローラ5に適当に給油すれば、きわめて低い
摩擦を得ることができる。この摩擦により、他の悪い影
響が出なければ、ローラ5を、歯付きリング2内で静止
状態に配置された部分的円筒体に置き換えてもよい。
【0020】図6においては、歯付きリング内に3個の
内歯I、IIおよびIII がすでに取り付けられており、第
4の内歯が、一番右の任意の位置に今取り付けられよう
としている。しかし、歯先7が、取り付け位置に突出し
ているので、図6では、十分なスペースがない。図7に
おいては、内歯IVを取り付けることができるように、ロ
ータ3が、さらに、適度な角度、回転されている。これ
によって、内歯IVを取り付ける位置は、ロータ3上の凹
部10に対して、十分自由になり、その結果、内歯IVを
取り付けることが可能になる。歯付きリング2の内歯V
を取り付けることを可能とするため、ロータ3上の対応
する凹部は、内歯Vの取り付け位置に対向する位置にな
るように、ロータ3を再びさらに回転する(図8参
照)。同じことが、内歯VIおよびVII についても当ては
まり、ロータを適当に回転させた後、これらを挿入する
ことができる(図9および図10参照)。内歯は、軸方
向に取り付けられ、ギヤ・ホイール3の回転軸に平行
に、歯付きリング2の中へ押し込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ギヤ・ホイール・アセンブリの全体概
略図である。
【図2】図2は、図1のX部の拡大図である。
【図3】図3は、凹部の位置を決める方法を示す図面で
ある。
【図4】図4は、凹部の位置を決める方法を示す図面で
ある。
【図5】図5は、凹部の位置を決める方法を示す図面で
ある。
【図6】図6は、ギヤ・ホイール・アセンブリの組立て
方法を示す図面である。
【図7】図7は、ギヤ・ホイール・アセンブリの組立て
方法を示す図面である。
【図8】図8は、ギヤ・ホイール・アセンブリの組立て
方法を示す図面である。
【図9】図9は、ギヤ・ホイール・アセンブリの組立て
方法を示す図面である。
【図10】図10は、ギヤ・ホイール・アセンブリの組
立て方法を示す図面である。
【符号の説明】
1 ギヤ・ホイール・アセンブリ 2 歯付きリング 3 ギヤ・ホイール 4 内歯 6 外歯 7 歯先 8、9 歯元面 10、11 凹部 13 接線 16、17、18 湾曲部 21、22 円 23 中心点円

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個の内歯を有する歯付きリングと(n
    −1)個の外歯を有するギヤ・ホイールを有する油圧用
    のギヤ・ホイール・アセンブリであって、前記ギヤ・ホ
    イールの中心点が、前記歯付きリングの中心点に対し
    て、偏心した偏心点のまわりに、変位されるとともに、
    前記偏心点まわりに回転し、前記ギヤ・ホイールが、前
    記の歯付きリング上を回転し、各歯の歯元面に、凹部が
    形成されたギヤ・ホイール・アセンブリにおいて、前記
    ギヤ・ホイールがオーバーサイズで、前記各凹部が、湾
    曲方向が交互に異なった3つの連続した湾曲部を有し、
    変形されていない歯形と同じ接線で始まり、かつ終了す
    るように構成されたことを特徴とするギヤ・ホイール・
    アセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記凹部の最大深さが、数百分の1mmで
    あることを特徴とする請求項1に記載のギヤ・ホイール
    ・アセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記凹部の最深部が、前記湾曲部のう
    ち、中間の湾曲部の頂点の領域に位置することを特徴と
    する請求項1または2に記載のギヤ・ホイール・アセン
    ブリ。
  4. 【請求項4】 動作中に、前記内歯が、前記凹部の領域
    で、前記外歯と接触しないように構成されたことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のギヤ・
    ホイール・アセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記凹部の最深点の接線が、該最深点に
    対向する変形されていない前記歯形上の点における接線
    と平行であることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか1項に記載のギヤ・ホイール・アセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記凹部の一端部が、歯先の領域内の点
    によって限定され、前記ギヤ・ホイールが前記歯付きリ
    ング上を回転する場合、前記ギヤ・ホイールの次の外歯
    が歯付きリングの次の内歯と接触するときに、前記点が
    前記歯付きリングの内歯と接触するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のギヤ・ホイール・アセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記凹部の他端部が、歯元面上の点によ
    って限定され、前記ギヤ・ホイールが前記歯付きリング
    上を回転するとき、前記点が前記歯付きリングの内歯と
    接触し、これと同時に、他方の歯元面が、前記歯付きリ
    ングの次の歯と接触するように構成されたことを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のギヤ・ホ
    イール・アセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記内歯が個々に取り付けられ、次の歯
    を取り付けるスペースを設けるため、各内歯を別の位置
    に取り付けた後、前記ギヤ・ホイールを回転して、前記
    内歯を軸方向に導き、請求項1ないし7のいずれか1項
    に記載のギヤ・ホイール・アセンブリを組立てることを
    特徴とするギヤ・ホイール・アセンブリの組立て方法。
JP4089063A 1991-04-15 1992-04-09 ギヤ・ホイール・アセンブリとその組立て方法 Pending JPH05106549A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4112291A DE4112291A1 (de) 1991-04-15 1991-04-15 Zahnradsatz fuer hydraulische zwecke und verfahren zu seinem zusammenbau
DE41122917 1991-04-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05106549A true JPH05106549A (ja) 1993-04-27

Family

ID=6429639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4089063A Pending JPH05106549A (ja) 1991-04-15 1992-04-09 ギヤ・ホイール・アセンブリとその組立て方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5215453A (ja)
JP (1) JPH05106549A (ja)
CA (1) CA2062252A1 (ja)
DE (1) DE4112291A1 (ja)
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