JPH0510619Y2 - - Google Patents

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JPH0510619Y2
JPH0510619Y2 JP1986110145U JP11014586U JPH0510619Y2 JP H0510619 Y2 JPH0510619 Y2 JP H0510619Y2 JP 1986110145 U JP1986110145 U JP 1986110145U JP 11014586 U JP11014586 U JP 11014586U JP H0510619 Y2 JPH0510619 Y2 JP H0510619Y2
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confectionery
mounting bracket
basket portion
basket
cage
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、菓子の油揚装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、花林糖等の菓子は小麦粉を主成分とす
る菓子素体を油揚装置で油揚げすることにより製
造される。この油揚げに際し最も重要なことは、
油揚げした後の菓子の焼き上りが十分でかつ適量
の油が被着していることがあり、この被着量が多
過ぎると味が低下して商品価値を失なう。
したがつて、従来、第2図に示す油揚装置が提
案され実施されている。同図において、1は開口
部に油収容釜2が配置される炉であり、外部には
図示しないバーナが配置される。油収容釜2の内
部には移送機3から延在する支持軸4に固定され
た籠部5が収容される。この籠部5は金網等より
形成されるもので、この籠部5の中に小麦粉等を
主成分とする複数の菓子素体を入れることによ
り、これ等素体を一定温度状態にある油で揚げる
ことができる。
上記籠部5の底から垂直棒体6が延在し、この
垂直棒体6の上端には水平棒体(図示せず)が固
定される。この水平棒体の両側には蝶番7を介し
て半円状の蓋部8,9が固定される。これら蓋部
8,9は油面よりも下側に位置するもので、上記
籠部5と同様に金網により形成される。各蓋部
8,9に設けられた突部11,12には、油圧シ
リンダ等の駆動機構13に具備されている直線運
動自在な可動体14が軸着される。なお、駆動機
構13は籠部5に設けた図示しない保持体で保持
される。
上記移送機3は籠部5を持ち上げて油揚げされ
た籠部5の中の素体を油分離機15に移送するも
ので、正逆回転をするモータ機構16から延在す
るチエーン17の力で支持軸4を約110°往復回動
することができる。
支持軸4で持ち上げられた籠部5は油分離機1
5のシユート18側に臨み、このシユート18に
素体を移す。油分離機15は、複数の孔を有する
回転筒19を有しており、シユート18からこの
回転筒19に導びかれた素体は、回転筒19の回
転に伴ないその表面の油が遠心分離され、シユー
ト20を介して外部に排出されることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来技術においては以
下の問題点があつた。
即ち、菓子素体同士のくつつきを防止する意図
で、従来、籠部を人手によつてゆすつていた。こ
のため、籠部をゆする作業が大変であり、面倒で
あるという問題点があつた。
従つて、本考案の目的は、籠部をゆする作業を
自動化させた菓子の油揚装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る菓子の油揚装置にあつては、籠部
に取付けられてこの籠部の上方に延長する取付金
具と、この取付金具を上下方向に移動させて上記
籠部に上下振動を与える油圧シリンダとを有する
駆動手段を備えたものである。
〔作用〕
駆動手段は籠部に上下振動を与えることによ
り、この籠部をゆする。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を第1図に基づき説明す
る。なお、第2図に示すものと同一構成要素には
同一符号を付して説明を省略するものとする。
21は回動枠4の先端に取付けられた取付金具
で、該取付金具21はL字状を成している。該取
付金具21には、上下方向にスライドレール22
がボルト23,23により取付けられている。
又、上記取付金具21は油圧シリンダ24が取
付けられている。該油圧シリンダ24のロツド2
5は、上記取付金具21を貫通して真下に延びて
いる。ここで、該ロツド25は、油圧によつて例
えば、1回/secの割合で上、下に伸縮動するも
のである。該ロツド25は、ストロークAだけ伸
縮動するものである。
一方、籠部5の上縁には、取付金具26が取付
けられている。該取付金具26の上端には、上記
ロツド25の下端が取付けられている。従つて、
籠部5は、上記油圧シリンダ24に駆動されて、
上、下に振動することになる。このように、油圧
シリンダ24を使用することで、籠部5に細かい
上下振動を与えることができる。
ここで、上記取付金具26には、スライドベア
リング27が取付けられている。該スライドベア
リング27には、上記スライドレール22の一側
部22Aが嵌入するスライド溝(図示せず)が形
成されている。該スライドベアリング27は、ス
ライドレール22を上記スライド溝に嵌入した状
態で上、下方向へのみ運動できるものである。上
記油圧シリンダ24及びロツド25により、上記
籠部5に振動を与える駆動手段28が構成され
る。
次に、作用について説明する。
油圧源(図示せず)から油圧シリンダ24に対
し油を吸、排することにより、ロツド25を例え
ば、1回/secの割合で伸縮動させる。このとき、
スライドベアリング27はスライドレール22に
案内される如くして上、下に振動する。従つて、
籠部5は、油圧シリンダ42により、取付金具2
6を介して上下に細かく振動し、油が波打たたな
いので、菓子素体同士のくつつきを防止すること
ができ、品質を向上させることができる。
なお、上記実施例では、籠部5の一例に設けた
駆動手段28について説明したが、該駆動手段2
8は、籠部5の両側に設けることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明した如く本考案によれば、籠部に蓋を
し、菓子素体を完全に油中に沈め、該籠部に上下
振動を与えるための、籠部に取付けられてこの籠
部の上方に延長する取付金具と、この取付金具を
上下方向に移動させて上記籠部に上下振動を与え
る油圧シリンダとを有する駆動手段を設けたの
で、油圧シリンダにより、取付金具を介して籠部
に細かい上下振動を与えることができ、油が波打
たず、菓子素体同士のくつつきを防止し、品質を
向上させることができ、しかも、これを自動的に
行なうので人手による面倒な作業を省略できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図
は従来の菓子の油揚装置の構成を示す側面図であ
る。 2……収容釜、4……支持軸、5……籠部、2
8……駆動手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 油収容釜と、該油収容釜内に収容される籠部を
    支持する支持軸とを有し、上記籠部内に菓子素体
    を入れることにより、この菓子素体を油揚げする
    ようにした菓子の油揚装置において、 上記籠部に取付けられてこの籠部の上方に延長
    する取付金具と、この取付金具を上下方向に移動
    させて上記籠部に上下振動を与える油圧シリンダ
    とを有する駆動手段を備えたことを特徴とする菓
    子の油揚装置。
JP1986110145U 1986-07-18 1986-07-18 Expired - Lifetime JPH0510619Y2 (ja)

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JP1986110145U JPH0510619Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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JPS6315790U JPS6315790U (ja) 1988-02-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0419519A (ja) * 1990-05-14 1992-01-23 Kubota Corp 高速計量用はかりとその信号処理方法
CN107361089B (zh) * 2016-02-22 2020-05-12 烟台知兴知识产权咨询服务有限公司 一种糖糕油炸设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5381664A (en) * 1976-12-24 1978-07-19 Osaka Seika Kikai Kk Frying method and apparatus for confectionery

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