JPH0510516B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0510516B2 JPH0510516B2 JP59011872A JP1187284A JPH0510516B2 JP H0510516 B2 JPH0510516 B2 JP H0510516B2 JP 59011872 A JP59011872 A JP 59011872A JP 1187284 A JP1187284 A JP 1187284A JP H0510516 B2 JPH0510516 B2 JP H0510516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- crankshaft
- crank
- shaft body
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
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- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は空気調和機等に組込まれて使用される
圧縮機に係り、特に運転振動を小さくできるよう
にした圧縮機に関する。
圧縮機に係り、特に運転振動を小さくできるよう
にした圧縮機に関する。
一般に圧縮機は、第1図に示すように同心的に
形成された主軸部1aおよび副軸部1bとこれら
と偏心して形成されたクランク部1cとから成る
クランクシヤフト1を備えている。そのため、前
記クランク部の偏心回転運動により大きな回転ア
ンバランス力を生ずる。この回転アンバランス力
FはF=m・r・w2 ただし m:クランク部1cの質量 r:クランクシヤフト1の軸心とクランク部1c
の重心との距離 w:角速度 で表わされ、この回転アンバランス力Fによる圧
縮機の大きな運転振動を生する。
形成された主軸部1aおよび副軸部1bとこれら
と偏心して形成されたクランク部1cとから成る
クランクシヤフト1を備えている。そのため、前
記クランク部の偏心回転運動により大きな回転ア
ンバランス力を生ずる。この回転アンバランス力
FはF=m・r・w2 ただし m:クランク部1cの質量 r:クランクシヤフト1の軸心とクランク部1c
の重心との距離 w:角速度 で表わされ、この回転アンバランス力Fによる圧
縮機の大きな運転振動を生する。
そのため、従来クランクシヤフト1の主軸部の
一端に固着される電動機回転子2の上部および下
部にバランスウエイト2a,2bを設けて前記回
転アンバランス力Fを打消し、圧縮機の運転振動
を小さくするようにしている。
一端に固着される電動機回転子2の上部および下
部にバランスウエイト2a,2bを設けて前記回
転アンバランス力Fを打消し、圧縮機の運転振動
を小さくするようにしている。
しかしながら、前記従来のものにおいては完全
にバランスを保つことは困難であり、さらに、ク
ランクシヤフトの曲りや製造時の寸法のバラツキ
等により増幅され特に周波数可変装置(インバー
タ)により圧縮機の高速運転を行う場合には、こ
の運転振動が大きくなるため、90Hz(5400r・
p・m)程度までしか高速にすることができなか
つた。
にバランスを保つことは困難であり、さらに、ク
ランクシヤフトの曲りや製造時の寸法のバラツキ
等により増幅され特に周波数可変装置(インバー
タ)により圧縮機の高速運転を行う場合には、こ
の運転振動が大きくなるため、90Hz(5400r・
p・m)程度までしか高速にすることができなか
つた。
また、前記バランスウエイトの重量および容積
が大きく、圧縮機全体が重量大となると共に大形
化する欠点があつた。
が大きく、圧縮機全体が重量大となると共に大形
化する欠点があつた。
本発明は前記従来の不具合を改善し、運転振動
の小さな圧縮機を得ることを目的としている。
の小さな圧縮機を得ることを目的としている。
本発明は圧縮機のクランクシヤフトを円筒状外
形面を有するシヤフト本体と、このシヤフト本体
に接合されシヤフト本体よりも比重の小さな材料
で形成されたクランク部材とにより構成すること
により、クランク部の質量を減少しクランクシヤ
フトの回転アンバランス力を小さくしたものであ
る。
形面を有するシヤフト本体と、このシヤフト本体
に接合されシヤフト本体よりも比重の小さな材料
で形成されたクランク部材とにより構成すること
により、クランク部の質量を減少しクランクシヤ
フトの回転アンバランス力を小さくしたものであ
る。
本発明の一実施例に係る回転式圧縮機について
図面に基いて説明する。第2図において圧縮機3
は密閉ケース4内に電動要素5および圧縮要素6
を収納して構成されている。前記電動要素5は密
閉ケース4内壁に固着された固定子5aと、この
固定子5aの内側に小間隙を介して配置された回
転子5bとから構成されていると共に、前記圧縮
要素6は円筒状内周面を有するシリンダ7と、こ
のシリンダ7の上下端面に取着され、第3図乃至
第5図に詳示するクランクシヤフト8の主軸部8
a、副軸部8bを軸支してシリンダ室7aを形成
する主軸受9、副軸受10を備えている。また、
クランクシヤフト8の主軸部8aの一端側には前
記電動要素5の回転子5bが圧入等により固着さ
れていると共に、主軸部8aと副軸部8b間には
これらと偏心したクランク部8cが形成されてお
り、このクランク部8cの外周部にはシリンダ室
7a内を偏心回動するローラ11が嵌挿されてい
る。さらに、前記回転子5bの上部および下部に
はバランスウエイト12a,12bが取着されて
いる。
図面に基いて説明する。第2図において圧縮機3
は密閉ケース4内に電動要素5および圧縮要素6
を収納して構成されている。前記電動要素5は密
閉ケース4内壁に固着された固定子5aと、この
固定子5aの内側に小間隙を介して配置された回
転子5bとから構成されていると共に、前記圧縮
要素6は円筒状内周面を有するシリンダ7と、こ
のシリンダ7の上下端面に取着され、第3図乃至
第5図に詳示するクランクシヤフト8の主軸部8
a、副軸部8bを軸支してシリンダ室7aを形成
する主軸受9、副軸受10を備えている。また、
クランクシヤフト8の主軸部8aの一端側には前
記電動要素5の回転子5bが圧入等により固着さ
れていると共に、主軸部8aと副軸部8b間には
これらと偏心したクランク部8cが形成されてお
り、このクランク部8cの外周部にはシリンダ室
7a内を偏心回動するローラ11が嵌挿されてい
る。さらに、前記回転子5bの上部および下部に
はバランスウエイト12a,12bが取着されて
いる。
一方、本発明の特徴をなすクランクシヤフト8
は第3図に示すように、主軸部8a、副軸部8b
を形成する円筒状外形面を有するシヤフト本体1
3と第4図に示すように、前記シヤフト本体13
と略同一径の内周面14aと、この内周面14a
と偏心した外周面14bを有し、クランク部8c
を形成するクランク部材14とから構成されてい
る。また、前記シヤフト本体13は鋼や鋳鉄等に
より形成されていると共に、クランク部材14は
前記シヤフト本体より比重の小さな焼結合金や樹
脂材料によつて形成されており、前記両者は第5
図に示すように、圧入、焼嵌め、溶接、接着等の
任意の方法により接合されている。
は第3図に示すように、主軸部8a、副軸部8b
を形成する円筒状外形面を有するシヤフト本体1
3と第4図に示すように、前記シヤフト本体13
と略同一径の内周面14aと、この内周面14a
と偏心した外周面14bを有し、クランク部8c
を形成するクランク部材14とから構成されてい
る。また、前記シヤフト本体13は鋼や鋳鉄等に
より形成されていると共に、クランク部材14は
前記シヤフト本体より比重の小さな焼結合金や樹
脂材料によつて形成されており、前記両者は第5
図に示すように、圧入、焼嵌め、溶接、接着等の
任意の方法により接合されている。
次に本発明の作用効果について説明する。
電動要素5への通電により回転子5bとクラン
クシヤフト8とが一体的に回転し、周知の圧縮運
転が行なわれる。一方、このクランクシヤフト8
の回転に伴つて、前記クランク部8cの偏心回転
運動により回転アンバランス力を生ずるが、本発
明においては比重の小さな材料で形成したクラン
ク部材14をシヤフト本体13に接合することに
よりクランク部8cを形成したので、クランク部
の質量が小さくなり、回転アンバランス力を従来
のものに比べて大幅に小さくすることができる。
また、この小さな回転アンバランス力は回転子5
bに取着したバランスウエイト12a,12bに
より打消され、略完全なバランスを保つことがで
きる。
クシヤフト8とが一体的に回転し、周知の圧縮運
転が行なわれる。一方、このクランクシヤフト8
の回転に伴つて、前記クランク部8cの偏心回転
運動により回転アンバランス力を生ずるが、本発
明においては比重の小さな材料で形成したクラン
ク部材14をシヤフト本体13に接合することに
よりクランク部8cを形成したので、クランク部
の質量が小さくなり、回転アンバランス力を従来
のものに比べて大幅に小さくすることができる。
また、この小さな回転アンバランス力は回転子5
bに取着したバランスウエイト12a,12bに
より打消され、略完全なバランスを保つことがで
きる。
さらに、クランクシヤフト8の曲りや寸法のバ
ラツキ等が生じても、その影響は小さく、したが
つて、圧縮機の振動が小さくなり、圧縮機を90Hz
(5400r・p・m)以上の高速で運転することも可
能である。
ラツキ等が生じても、その影響は小さく、したが
つて、圧縮機の振動が小さくなり、圧縮機を90Hz
(5400r・p・m)以上の高速で運転することも可
能である。
また、バランスウエイト12a,12bを従来
のものに比べて大幅に、小形軽量化することがで
き、したがつて、圧縮機全体を小形軽量化するこ
とができる。
のものに比べて大幅に、小形軽量化することがで
き、したがつて、圧縮機全体を小形軽量化するこ
とができる。
なお、前記実施例においては、本発明を回転式
圧縮機に適用したものについて説明したが、本発
明はこれに限らず、往復動式圧縮機等にも適用可
能である。
圧縮機に適用したものについて説明したが、本発
明はこれに限らず、往復動式圧縮機等にも適用可
能である。
本発明は以上説明したように、軸部とこの軸部
と偏心して形成されたクランク部とからなるクラ
ンクシヤフトを回転させる電動機回転子にバラン
スウエイトを設けた圧縮機において、円筒状外形
面を有するシヤフト本体と、このシヤフト本体に
接合され、シヤフト本体よりも比重の小さな材料
で形成されたクランク部材とによりクランクシヤ
フトを形成したので、クランク部の質量が小さく
なると共に回転アンバランス力も小さくなつて、
圧縮機の運転振動を小さくすることができ、圧縮
機を高速運転することができる。また、バランス
ウエイトを小さくすることができ、圧縮機全体を
小形軽量化することができる。
と偏心して形成されたクランク部とからなるクラ
ンクシヤフトを回転させる電動機回転子にバラン
スウエイトを設けた圧縮機において、円筒状外形
面を有するシヤフト本体と、このシヤフト本体に
接合され、シヤフト本体よりも比重の小さな材料
で形成されたクランク部材とによりクランクシヤ
フトを形成したので、クランク部の質量が小さく
なると共に回転アンバランス力も小さくなつて、
圧縮機の運転振動を小さくすることができ、圧縮
機を高速運転することができる。また、バランス
ウエイトを小さくすることができ、圧縮機全体を
小形軽量化することができる。
第1図は従来の圧縮機の要部縦断面図、第2図
は本発明の一実施例に係る回転式圧縮機の縦断面
図、第3図はシヤフト部材の斜視図、第4図はク
ランク部材の斜視図、第5図はシヤフト部材とク
ランク部材を接合したクランクシヤフトの縦断面
図を示したものである。 8……クランクシヤフト、13……シヤフト部
材、14……クランク部材。
は本発明の一実施例に係る回転式圧縮機の縦断面
図、第3図はシヤフト部材の斜視図、第4図はク
ランク部材の斜視図、第5図はシヤフト部材とク
ランク部材を接合したクランクシヤフトの縦断面
図を示したものである。 8……クランクシヤフト、13……シヤフト部
材、14……クランク部材。
Claims (1)
- 1 軸部とこの軸部と偏心して形成されたクラン
ク部とからなるクランクシヤフトを回転させる電
動機回転子にバランスウエイトを設けた圧縮機に
おいて、円筒状外形面を有するシヤフト本体と、
このシヤフト本体に接合され、シヤフト本体より
も比重の小さな材料で形成されたクランク部材と
からなるクランクシヤフトを具備したことを特徴
とする圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1187284A JPS60159392A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1187284A JPS60159392A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60159392A JPS60159392A (ja) | 1985-08-20 |
JPH0510516B2 true JPH0510516B2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=11789812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1187284A Granted JPS60159392A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60159392A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57181984A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-09 | Hitachi Ltd | Rotary shaft of rotary compressor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5460713U (ja) * | 1977-10-06 | 1979-04-26 | ||
JPS55139287U (ja) * | 1979-03-24 | 1980-10-04 |
-
1984
- 1984-01-27 JP JP1187284A patent/JPS60159392A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57181984A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-09 | Hitachi Ltd | Rotary shaft of rotary compressor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60159392A (ja) | 1985-08-20 |
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