JPH0510508Y2 - - Google Patents

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JPH0510508Y2
JPH0510508Y2 JP4081687U JP4081687U JPH0510508Y2 JP H0510508 Y2 JPH0510508 Y2 JP H0510508Y2 JP 4081687 U JP4081687 U JP 4081687U JP 4081687 U JP4081687 U JP 4081687U JP H0510508 Y2 JPH0510508 Y2 JP H0510508Y2
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conductor
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insulator
gas
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガス絶縁送電路の改良に関するも
のである。
〔従来の技術〕 第6図は、例えば、特公昭60−24645号公報に
示された従来のガス絶縁送電路を示す断面図であ
る。図において、1a,1b,1cはSF6ガスな
どが封入された金属外管、2a,2b,2cは導
体で、示す絶縁物3a,3b,3cで支えられて
いる。3aは円錐形、3b,3cは三脚形のもの
である。4は摺動体で導体2aと外管1aの熱膨
張差を逃げるため設けられている。5a,5bは
外管1a,1b及び1a,1cを接続する接続
管、6a,6bは摺動接触子で通電用である。7
は摺動接触子を圧接させるための環状ばねであ
り、8a,8bはそれらをおおうシールド電極で
ある。9は突起部、10は押え部で、パツキン1
1とともに、絶縁物3aを固定している。又、絶
縁物3cは接続管5bに固着されている。12は
パツキンでA,B部の溶接時にスパツターなどが
入らないようにする。13a,13b,13cは
不純物捕捉装置用の孔明き電極で切込み14a,
14b,14cが作られている。この孔明き電極
14a,14b,14cは大地電位の接続管5
a,5bと接続されており、それらの間の空間1
5は、低電界部となつている。これらの部分が不
純物捕捉装置となる。
次に動作を説明する。導体2a,2b,2cに
課電すると、Cで示す金属微小片などの不純物は
静電気力によつて、外管1aの下部から飛び上
り、交流電圧の変動と重力、浮力、落下衝突時の
反撥力などにより跳躍運動をする。この跳躍運動
を続けるうち、不純物捕捉装置の低電界部に不純
物Cが落ち込むと、静電気力の不足で跳び上れな
いで、捕捉されてしまう。
このように簡単な構造で、不純物捕捉装置を構
成することができ、不純物のため絶縁耐力のそこ
なわれないガス絶縁送電路が構成される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のガス絶縁送電路は以上のように構成され
ているので、絶縁物3aや3cは、溶接により接
続管5a,5bの内面に押え部10や孔明き電極
13cをDやEで示す点で固着する必要があり、
溶接時に絶縁物を汚損し、スパツターなどの不純
物を内部に多く残す恐れがあつた。又、組立作業
も熟練を要し、作業時間も大きなものとなつてい
た。
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、内部部品の総組立時に溶接
による絶縁物の汚損や金属片などの不純物を発生
させることがなく、組立が容易で、絶縁性能にお
ける信頼度の高いガス絶縁送電路を得ることを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るガス絶縁送電路は、。第一の外
管の一端部に内径の拡大部を備え、この拡大部内
に導体を絶縁物を介して支持するための取付具を
収め、上記拡大部に第二の外管の端部を挿入して
上記取付具を挿入方向に押圧固定したものであ
る。
〔作用〕
この考案におけるガス絶縁送電路は、内径拡大
部に導体を絶縁物を介して支持する取付具を収め
るようにしたことにより、外管、導体、導体の支
持絶縁物及び不純物捕捉装置を構成する電極から
なるユニツトの組立を可能とし、内径拡大部に第
二の外管端部を挿入することにより取付具が固定
され、ユニツト同士の接続も完成される。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図において1aは第一の外管であり、内
部にSF6などの絶縁ガスが封入される。E部は、
第一の外管1aの一端部に設けられた内径の拡大
部であり、第6図の接続管5a,5bに相当す
る。16a,16bは取付具であり、第2図に断
面図を示すように、絶縁物3aを取付けている。
この例では絶縁物3aの埋金17との間をピン1
8で固定している。ピン18の入る孔はこの例で
は19で示す孔は丸孔、20のものは小判孔とし
ている。第3図は取付具16aに設けた上記小判
孔20を示す正面図である。取付具16aには、
孔明き電極13aが取り付けられており、これら
は総組立後は第一の外管1aと第二の外管1bと
密着するので、同電位となつており、孔明き電極
13aと第一の外管1aの内径拡大部Eとの間の
空間15は低電界部となり、不純物捕捉装置を構
成している。なお21は、組立を容易にするため
のガイドであり、導体2a,2cなどの孔Gに丁
度はめることのできる大きさとし、しかも外管1
aよりも突き出した寸法とする。22は、パツキ
ン12を挿入するための溝であり、第4図のよう
に、輸送時、カバー23を取付けるための引掛部
として用いられる。このカバー23には、爪金具
24がばね25により内側に向く力を受けて取付
けられている。また、外管1aの反対側は第5図
のように、カバー27に取付けられた爪金具28
を外管あ1aの内径拡大部Eに当て、環状金具2
9を矢印の方向に移動させて取付ける。なお、外
管1aの端部とカバー27の間にはパツキン30
を挟んでいる。
上記のように構成されたこの考案の実施例によ
れば、まず、導体2a、絶縁物3a摺動接触子6
a、捕捉電極としての孔明き電極13aなどの内
部部品を組立てて、清掃後第一の外管1a内に挿
入するだけで、一つのガス絶縁送電路ユニツトと
することができる。従来のように内部固定のため
に溶接作業を行う必要がなく、内部が汚損されス
パツターなどの不純物の入る恐れが無くなり絶縁
性能において信頼度が向上する。このユニツト
は、先ず、第一の外管1aにカバー23を押し当
てて取付け、この中に内部部品を滑り込ませ、最
後に、カバー27を取付ければ、短時間で非常に
簡単な作業であり、ロボツトでも組立可能であ
る。そのため、組立中の汚損や不純物の侵入の恐
れはほとんどなく、輸送中にもその恐れはない。
現地における据付は、例えば、外管1aの場合で
説明すると、外管1cのカバー27を外し、外管
1aと内部部品より成るユニツトを近づけ、カバ
ー23を少し外したところで図示されていない
が、支持物をガイド21に当て、導体2aを支え
た後、カバー23を完全に外す。次に、導体2c
の左端の孔にガイド21を挿入し、上記支持物を
外した後、摺動接触子6bに導体2aを挿入しな
がら外管1aを外管2aの内径拡大部Eにはめ込
む。この時、パツキン12を入れておく。次に、
外管1aを図の右方に押し付け取付具16を外管
1aと1cの内径拡大部Eの肩部Fの内側で挟み
Aの部分で溶接する。パツキン12により、溶接
時のスパツターなどの汚損物質は内部に入ること
が阻止される。
なお、第3図のように取付具16aのうち一つ
の孔20は小判形としているので、組立中など
に、導体2aの先端に軸直角方向の力が加わつた
場合にも、この部分での軸方向の動きと、ピン1
8における回転により、絶縁物3aには曲げモー
メントが加わらず、もろい材質である絶縁物3a
の破壊の恐れがなく、組立や輸送時の作業が安全
に行われる。
なお、上記の実施例では、1個の導体2aに対
し、1個の二脚形絶縁物を固着した構造を示した
が、第6図の従来の例のように、円錐形や三脚形
などの絶縁物を用い一つの導体2aに複数の絶縁
物3a,3cを取りつけることもできる。例えば
二個とも三脚形絶縁物の場合は1個を第1図の3
aのように、他の1個を第6図の3bのように取
付ければよい。1個が円錐形の場合は、第6図の
接続管5aの部分を第1図の取付具16aに相当
した部品と考えればよい。もう1個の三脚形は第
6図の3bのように取付ける。
また、三脚形絶縁物1個を一個の導体と合体す
る場合は取付具16aのピン孔は1個は丸孔で2
個は第3図20のように小判形とするのがよい。
絶縁物への大きな曲げモーメントの加わることが
防がれる。
一方、孔明き電極13a,13b,13cなど
は、機能上、外管1aの下部に設置される必要が
あり、取付具16aと外管1a,1bとの間には
位置決め用のピンやマークを設けるのもよい。
また、上記は外管を溶接接続する場合を示した
が、フランジを持つ外管をシール材とボルトなど
で接続する場合にも適用できる。
さらに、外管1a内に導体を複数備えた多相の
ものにも適用できる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、第一の外管
の一端部に形成した内径拡大部に導体を絶縁物を
介して支持する取付具を収め、第二の外管を上記
内径拡大部に挿入して取付具を固定するようにし
たので内部部品の組立時に溶接による絶縁物の汚
損や、金属片などの不純物を発生させることがな
く、組立が容易で信頼度の高いものが得られる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すガス絶縁送
電路の断面図、第2図は第1図の−線におけ
る断面図、第3図は第1図中の取付具を説明する
ための側面図、第4図、第5図は上記実施例の送
電路を輸送時のユニツトとして組立てた場合の端
部のカバーの取付状態を示す図、第6図は従来の
ガス絶縁送電路の一例を示す断面図である。 図において、同一部分には同一符号を付してお
り、1aは第一の外管、1bは第二の外管、2a
は導体、3aは絶縁物、13aは孔明き電極、1
6aは取付具、Eは内径拡大部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端部に内径の拡大部を有し、絶縁性ガスを
    収容する第一の外管、この第一の外管に収容さ
    れた導体、上記内径拡大部に収められ上記導体
    を絶縁物に介して支持する取付具、この取付具
    に支持され、上記内径拡大部の内周面に対向し
    て設けられた不純物を捕捉する捕捉電極、上記
    内径拡大部に挿入され、上記取付具を挿入方向
    に押圧して上記内径拡大部に固定する第二の外
    管を備えたガス絶縁送電路。 (2) 取付金具は絶縁物を取付ける為の2個のピン
    孔を備え、このピン孔の1個はピン径より大き
    い円形であり他は、短径をピン径より大きく
    し、長径は導体が外管内で傾き得る角度以上の
    長さを有するものであることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のガス絶縁送電
    路。 (3) 導体は、一端部に導体同士の接続を助けるガ
    イドを備えたものからなることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
    のガス絶縁送電路。
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