JPH05104723A - サーマルインクジエツト記録装置 - Google Patents

サーマルインクジエツト記録装置

Info

Publication number
JPH05104723A
JPH05104723A JP3269872A JP26987291A JPH05104723A JP H05104723 A JPH05104723 A JP H05104723A JP 3269872 A JP3269872 A JP 3269872A JP 26987291 A JP26987291 A JP 26987291A JP H05104723 A JPH05104723 A JP H05104723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
film
thermal head
thermal
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3269872A
Other languages
English (en)
Inventor
Noburo Oikawa
信朗 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3269872A priority Critical patent/JPH05104723A/ja
Publication of JPH05104723A publication Critical patent/JPH05104723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】サーマルヘッドの発熱抵抗体からの熱伝導が効
率良く行われるサーマルインクジェット記録装置を得
る。 【構成】このサーマルインクジェット記録装置は、第一
面に対向して配置される記録紙に向って噴出できるよう
に微量のインク2をそれぞれ保持する多数の微小孔11
を有し長さ方向に走行可能な帯状のフィルム1と、この
フィルム1の第二面側に設けられ微小孔11に保持され
たインク2を発熱抵抗体31の加熱作用により記録紙4
に向って噴出させるサーマルヘッド3とを備える。微小
孔11に保持されたインク2及びフィルム1の第二面に
存在するインク2に対して発熱抵抗体31を設けたサー
マルヘッド3の発熱面と垂直方向の電界を与えるように
フィルム1の第一面側及び第二面側にそれぞれ設けられ
た対向電極5a及びヘッド電極6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルインクジェット
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクを保持する多数の微小孔を有する
帯状のフィルムをサーマルヘッドとの接触を保った状態
で走行させ、対向する記録紙上にインクを噴出して画像
を記録するサーマルインクジェット記録装置の従来例に
ついて図6、図7及び図8を参照して説明する。インク
カートリッジ8は内部にフィルム1及びインク2を備
え、サーマルヘッド3と共にロッド9及びスパイラルロ
ッド10によって主走査方向(図6中の矢印A、B方
向)に駆動される。インクカートリッジ8の移動に伴い
プラテン12に沿って副走査方向(図6中の矢印C方
向)に送られる記録紙4にフィルム1からインク滴22
が噴出され、記録画像を形成する。インクカートリッジ
8内のインキング部101でフィルム1の微小孔11に
充填されたインク2は、フィルム1の走行と共に記録部
102へ移動する。フィルム1の背面にサーマルヘッド
3が位置し、それと対向して記録紙4が位置する。発熱
抵抗体31は記録信号に従って発熱し、サーマルヘッド
3の表面のインク2を急激に加熱する。インク2はそれ
により沸騰を起こし、蒸気泡21を形成する(図7
(a)参照)。この蒸気泡21はフィルム1とサーマル
ヘッド3との間に急速に広がり(図7(b)及び(c)
参照)、インク2をインク滴22として微小孔11から
噴出させる(図7(d)参照)。噴出したインク滴22
は微小距離を隔てて対向する記録紙4へ付着し浸透し
て、記録スポット23を形成する(図7(e)参照)。
記録スポット23は同一の発熱抵抗体31から噴出した
記録スポット23と共に発熱抵抗体31毎の記録ドット
24を形成する。微小孔11の密度が発熱抵抗体31の
密度に比較して高い場合には、1つの記録ドット24は
複数の微小孔11から噴出された複数のインク滴22に
よって構成される。従って、いくつかの微小孔11が目
詰まりを起こし、インク滴22の噴出が不能となった場
合でも、記録結果に大きな障害を及ぼすことが少なく、
ドット抜けの無い、高い印字品質の記録を行うことがで
きる。また、サーマルインクジェット記録装置において
は、熱転写式や感熱式などの記録装置とは異なり、サー
マルヘッド3とそれに接触して走行するフィルム1との
間に、微薄なインク層が介在するため、摩耗によるサー
マルヘッド3の発熱抵抗体31の破壊が起こりにくい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の装置で
は、サーマルヘッド3の発熱抵抗体31へ印加する記録
信号は、熱転写式や感熱式と比較して大きな電圧でかつ
短いパルスである。そのため、サーマルヘッド3は熱を
蓄積しやすく、高速に記録画像を形成しようとする場
合、発熱抵抗体31が破壊することを免れない。この破
壊問題を回避するためには、記録信号の履歴制御う必要
があり、制御の複雑化を招く。
【0004】また、フィルム1をサーマルヘッド3の発
熱抵抗体31上に常に一定の圧力で押し付けながら走行
させなければ、フィルム1により記録部102に搬送さ
れるインク2の量がばらつくため、サーマルヘッド1を
図8に示すように曲率を有する形状にする必要がある。
このような形状のサーマルヘッド3では、曲面上に発熱
抵抗体31が設けられるため、製造が複雑であり、歩留
りの低下に伴いコスト高を招くだけでなく、発熱抵抗体
の高密度配置が困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルインク
ジェット記録装置は、第一面に対向して配置される記録
紙に向って噴出できるように微量のインクをそれぞれ保
持する多数の微小孔を有し長さ方向に走行可能な帯状の
フィルムと、このフィルムの第二面側に設けられ前記微
小孔に保持された前記インクを発熱抵抗体の加熱作用に
より前記記録紙に向って噴出させるサーマルヘッドと、
前記微小孔に保持された前記インク及び前記フィルムの
前記第二面に存在するインクに対して前記発熱抵抗体を
設けた前記サーマルヘッドの発熱面と垂直方向の電界を
与えるように前記フィルムの前記第一面側及び前記第二
面側にそれぞれ設けられた第一及び第二の電極とを備え
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例について、図1、図
2及び図3を参照しながら説明する。このサーマルイン
クジェット記録装置では、インクカートリッジ8は内部
にフィルム1及びインク2を備え、サーマルヘッド3と
共にロッド9及びスパイラルロッド10によって主走査
方向(図1中の矢印A、B方向)に移動される。インク
カートリッジ8の移動に伴いプラテン12に沿って副走
査方向(図1中の矢印C方向)に送られる記録紙4にフ
ィルム1の微小孔11に保持されたインク2がインク滴
22として噴出され、記録画像を形成する。表面層状対
向電極5aはフィルム1の記録紙4側の表面に層状に形
成されている。また、ヘッド電極6はサーマルヘッド3
の発熱面の表面に形成されている。表面層状対向電極5
aとヘッド電極6との間には、直流電源7により約6M
V/m程度の強電界が印加される。
【0007】上述した構成において、発熱抵抗体31は
記録信号に従って発熱し、強電界中に存在するインク2
を急激に加熱する。インク2は加熱により沸騰を起こ
し、蒸気泡21を形成する(図2(a)参照)。この
時、インク2のサーマルヘッド3と接している近傍は温
度が他の部分より高くなるので、電気伝導度が大きくな
り、電界強度が小さくなる。また、蒸気泡21とインク
2との誘電率の違いにより誘電泳動力が働き、インク2
の電気伝導度が10-8S/m以上と大きいため電流が流
れ、誘電率の小さい蒸気泡21は電界強度の小さいサー
マルヘッド3側へ移動し、ヘッド電極6の表面に縦長の
形で押さえつけられる(図2(b)参照)。ヘッド電極
6の表面に押さえつけられた蒸気泡21は静電界力の作
用でサーマルヘッド3の発熱抵抗体31に対応する位置
上を激しく動き回るため、サーマルヘッド3からの加熱
と蒸気泡21下部の薄いインク膜部分の蒸発とにより蒸
気泡21は成長し、サーマルヘッド3の表面に沿った方
向で小さい蒸気泡21に分裂し、発熱抵抗体31に対応
する位置上の蒸気泡21の個数は大幅に増加する(図2
(c)参照)。増加した蒸気泡21の圧力によりインク
2は微小孔11からインク滴22として噴出し(図2
(d)参照)、微小距離を隔てて対向する記録紙4へ付
着し浸透して、記録スポット23を形成する(図2
(e)参照)。このようにサーマルヘッド3の発熱抵抗
体31に対応するヘッド電極6上に押し付けられた蒸気
泡21は、ヘッド電極6の表面上を激しく動き回って増
加するので、発熱抵抗体31からの熱伝導が効率良く行
われる。なお、このような電気流体力学現象の詳細につ
いては日本機械学会誌1990年11月号(第93巻、
第864号、第902頁〜第903頁)を参照できる。
【0008】上述した実施例では、対向電極は図3に示
すような表面層状対向電極5aとしたが、図4に示す板
状対向電極5b、また図5に示す板ばね状対向電極5c
を採用しても同様に実施できる。板ばね状対向電極5c
の場合はフィルム1をサーマルヘッド3の方向に押圧で
きるので、平滑形状のサーマルヘッド3が使用できる。
なお、対抗電極5b、5cはインクカートリッジ8又は
サーマルヘッド3などに固定されている。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微小孔に保持されたインク及びフィルムのサーマルヘッ
ド側に存在するインクに対して発熱抵抗体を設けたサー
マルヘッドの発熱面と垂直方向の電界を与えるようにフ
ィルムの両面にそれぞれ設けられた第一及び第二の電極
とを備えることにより、サーマルヘッドの発熱抵抗体か
らの熱伝導が効率良く行われ、サーマルヘッドの内部で
の熱の蓄積は起こりにくくなり、高速に記録画像を形成
しようとする場合においても、発熱抵抗体が破壊するこ
とを防止できる。また、記録信号の履歴制御を必要とす
ることなく、安定した記録画像の形成を行うことが可能
となる。さらに、フィルムをサーマルヘッド側に押圧す
る弾性作用を有する第一の電極を設けることにより、平
坦形状のサーマルヘッドを採用できる。これにより、サ
ーマルヘッドの製造が簡単になり、歩留りの向上に伴い
コスト低減を図れるだけでなく、発熱抵抗体の高密度配
置が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の一実施例におけるインク噴出状態を示
す図である。
【図3】本発明の一実施例における電極構成を示す図で
ある。
【図4】本発明の他の実施例における電極構成を示す図
である。
【図5】本発明の他の実施例における電極構成を示す図
である。
【図6】従来例の構成図である。
【図7】従来例におけるインク噴出状態を示す図であ
る。
【図8】従来例におけるサーマルヘッドの構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 フィルム 2 インク 3 サーマルヘッド 4 記録紙 5a 表面層状対向電極 5b 板状対向電極 5c 板ばね状対向電極 6 ヘッド電極 7 直流電源 8 インクカートリッジ 9 ロッド 10 スパイラルロッド 11 微小孔 12 プラテン 21 蒸気泡 22 インク滴 23 記録スポット 24 記録ドット 31 発熱抵抗体 101 インキング部 102 記録部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一面に対向して配置される記録紙に向
    って噴出できるように微量のインクをそれぞれ保持する
    多数の微小孔を有し長さ方向に走行可能な帯状のフィル
    ムと、このフィルムの第二面側に設けられ前記微小孔に
    保持された前記インクを発熱抵抗体の加熱作用により前
    記記録紙に向って噴出させるサーマルヘッドと、前記微
    小孔に保持された前記インク及び前記フィルムの前記第
    二面に存在するインクに対して前記発熱抵抗体を設けた
    前記サーマルヘッドの発熱面と垂直方向の電界を与える
    ように前記フィルムの前記第一面側及び前記第二面側に
    それぞれ設けられた第一及び第二の電極とを備えること
    を特徴とするサーマルインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の電極が前記フィルムの前記第
    一面に層状に設けられたことを特徴とする請求項1記載
    のサーマルインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の電極が板状を成し、前記フィ
    ルムと前記記録紙との間の空間に設けられたことを特徴
    とする請求項1記載のサーマルインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第一の電極が前記フィルムを前記サ
    ーマルヘッドの前記発熱面の方向に押圧する弾性作用を
    有することを特徴とする請求項3記載のサーマルインク
    ジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第二の電極が前記サーマルヘッドの
    前記発熱面に設けられたことを特徴とする請求項1記載
    のサーマルインクジェット記録装置。
JP3269872A 1991-10-18 1991-10-18 サーマルインクジエツト記録装置 Pending JPH05104723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3269872A JPH05104723A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 サーマルインクジエツト記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3269872A JPH05104723A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 サーマルインクジエツト記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05104723A true JPH05104723A (ja) 1993-04-27

Family

ID=17478390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3269872A Pending JPH05104723A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 サーマルインクジエツト記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05104723A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4737803A (en) Thermal electrostatic ink-jet recording apparatus
US4980702A (en) Temperature control for an ink jet printhead
EP1439064B1 (en) Ink ejecting method and ink-jet printhead adopting the method
JPS62225361A (ja) 画像記録ヘツド
JPH0450910B2 (ja)
JPH10138462A (ja) 印刷装置
JPS6018357A (ja) インクジエツト印刷ヘツド
JP2002273878A (ja) ライン型インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置
JPS62225358A (ja) 画像記録ヘツド
JPH05104723A (ja) サーマルインクジエツト記録装置
JPH0483644A (ja) インクジェット記録方法
JPH05338206A (ja) インクジェット記録装置
JPS6055312B2 (ja) マルチノズルインクジエツトプリンタ
JPS61254350A (ja) サ−マルジエツト用記録ヘツド
JP2795740B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH05177832A (ja) インクジェットプリントヘッド及びそれを備える電子機器
JPS61219660A (ja) サ−マルインクジエツト記録装置
KR20020048115A (ko) 잉크젯 프린트헤드
JPH11320894A (ja) インクジェットヘッド
JP2021142724A (ja) 圧電アクチュエータ及び記録ヘッド及び液滴吐出装置
JP2021112851A (ja) 圧電アクチュエータ及び記録ヘッド及び液滴吐出装置
JPH0444856A (ja) インクジェット記録装置
JPH0237301B2 (ja) Ekitaifunshakirokuho
JPS587360A (ja) 液体噴射記録ヘツドの製造法
JP3260546B2 (ja) インクジェットヘッド用基体、インクジェットヘッド、該インクジェットヘッド用基体の製造方法、および該インクジェットヘッドの製造方法