JPH05104527A - 再生発泡体の製造方法 - Google Patents
再生発泡体の製造方法Info
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- JPH05104527A JPH05104527A JP29978291A JP29978291A JPH05104527A JP H05104527 A JPH05104527 A JP H05104527A JP 29978291 A JP29978291 A JP 29978291A JP 29978291 A JP29978291 A JP 29978291A JP H05104527 A JPH05104527 A JP H05104527A
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- foam
- container
- resin foam
- strip
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱可塑性樹脂発泡体の廃棄物から、実用性の
ある再生発泡体を短時間にしかも簡単に得ることのでき
る製造方法を提供する。 【構成】 熱可塑性樹脂発泡体細片１４の所定量を容器
１２に収容し、その容器内に可燃性気体を充填し爆発燃
焼させて熱可塑性樹脂発泡体細片１４の表面を溶融し、
その熱可塑性樹脂発泡体細片１４をプレスすることによ
り、熱可塑性樹脂発泡体細片１４の表面を互いに溶着さ
せて再生発泡体を製造する
ある再生発泡体を短時間にしかも簡単に得ることのでき
る製造方法を提供する。 【構成】 熱可塑性樹脂発泡体細片１４の所定量を容器
１２に収容し、その容器内に可燃性気体を充填し爆発燃
焼させて熱可塑性樹脂発泡体細片１４の表面を溶融し、
その熱可塑性樹脂発泡体細片１４をプレスすることによ
り、熱可塑性樹脂発泡体細片１４の表面を互いに溶着さ
せて再生発泡体を製造する
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂発泡体の
廃棄物から再生発泡体を製造する方法に関する。
廃棄物から再生発泡体を製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ポリウレタン発泡体あるいはポリエチレ
ン発泡体等の合成樹脂発泡体は、軽量性、断熱性、緩衝
性等に優れるため、クッション材、梱包材、断熱材、保
温材等に幅広く用いられている。しかしながら、近年に
おける発泡体の大量使用により、廃棄物として出される
発泡体の量も膨大になり、その処理が問題になってき
た。特に最近になって、地球環境のことが大きな社会的
問題になり、廃棄物の減少、資源の有効活用が叫ばれる
ようになり、発泡体の再生利用が求められるようになっ
た。
ン発泡体等の合成樹脂発泡体は、軽量性、断熱性、緩衝
性等に優れるため、クッション材、梱包材、断熱材、保
温材等に幅広く用いられている。しかしながら、近年に
おける発泡体の大量使用により、廃棄物として出される
発泡体の量も膨大になり、その処理が問題になってき
た。特に最近になって、地球環境のことが大きな社会的
問題になり、廃棄物の減少、資源の有効活用が叫ばれる
ようになり、発泡体の再生利用が求められるようになっ
た。
【０００３】従来における発泡体廃棄物の処理方法とし
て、次のものがある。その一つは廃棄物としての軟質ポ
リウレタンフォーム等を細かく粉砕し、その発泡体細片
と接着剤を混合してその混合物を加圧、加熱することに
より、発泡体細片を接着して再生発泡体を製造する方法
である。また他のものは、廃棄物としての熱可塑性樹脂
発泡体を細かく粉砕し、その発泡体細片を発泡体の発火
点以下の温度に加熱したヒーターに押し付けて溶融処理
する方法である（特開昭６２−２０５１３８号）。
て、次のものがある。その一つは廃棄物としての軟質ポ
リウレタンフォーム等を細かく粉砕し、その発泡体細片
と接着剤を混合してその混合物を加圧、加熱することに
より、発泡体細片を接着して再生発泡体を製造する方法
である。また他のものは、廃棄物としての熱可塑性樹脂
発泡体を細かく粉砕し、その発泡体細片を発泡体の発火
点以下の温度に加熱したヒーターに押し付けて溶融処理
する方法である（特開昭６２−２０５１３８号）。
【０００４】しかし前者の接着剤を用いる方法にあって
は、熱可塑性樹脂発泡体、特にはポリエチレン発泡体あ
るいはポリプロピレン発泡体等のポリオレフィン系発泡
体廃棄物から再生発泡体を製造しようとすると、それら
の発泡体が接着性に劣るため、得られる再生発泡体が元
の発泡体細片に分離し易く、実用性のある再生発泡体を
得難い問題がある。また後者の方法にあっては、発泡体
細片をヒーターに強く押し付けながら溶融させねばなら
ないため、発泡体細片の気孔が潰れ易く、均一な再生発
泡体が得られない問題、およびその溶融等の処理に長く
かかる問題がある。さらに、発泡体細片をヒーターに押
し付けながら溶融炉から押し出さねばならない等、装置
が複雑になる問題もある。
は、熱可塑性樹脂発泡体、特にはポリエチレン発泡体あ
るいはポリプロピレン発泡体等のポリオレフィン系発泡
体廃棄物から再生発泡体を製造しようとすると、それら
の発泡体が接着性に劣るため、得られる再生発泡体が元
の発泡体細片に分離し易く、実用性のある再生発泡体を
得難い問題がある。また後者の方法にあっては、発泡体
細片をヒーターに強く押し付けながら溶融させねばなら
ないため、発泡体細片の気孔が潰れ易く、均一な再生発
泡体が得られない問題、およびその溶融等の処理に長く
かかる問題がある。さらに、発泡体細片をヒーターに押
し付けながら溶融炉から押し出さねばならない等、装置
が複雑になる問題もある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、一般
的に接着性の劣る熱可塑性樹脂発泡体の廃棄物から、実
用性のある再生発泡体を短時間にしかも簡単に得ること
のできる製造方法を提供しようとするものである。
的に接着性の劣る熱可塑性樹脂発泡体の廃棄物から、実
用性のある再生発泡体を短時間にしかも簡単に得ること
のできる製造方法を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明は、熱可塑性樹脂発泡体細片の所定量を容器に
収容し、その容器内に可燃性気体を充填し爆発燃焼させ
て熱可塑性樹脂発泡体細片の表面を溶融し、その熱可塑
性樹脂発泡体細片をプレスすることにより、熱可塑性樹
脂発泡体細片の表面を互いに溶着させて再生発泡体を製
造することにしたのである。
め本発明は、熱可塑性樹脂発泡体細片の所定量を容器に
収容し、その容器内に可燃性気体を充填し爆発燃焼させ
て熱可塑性樹脂発泡体細片の表面を溶融し、その熱可塑
性樹脂発泡体細片をプレスすることにより、熱可塑性樹
脂発泡体細片の表面を互いに溶着させて再生発泡体を製
造することにしたのである。
【０００７】
【作用】容器に収容された熱可塑性樹脂発泡体細片は、
容器に充填された可燃性気体の爆発燃焼熱によって表面
が溶融する。そしてその後のプレスにより隣接細片の溶
融表面が圧着し、その圧着により隣接細片が強固に溶着
して一体化し、一つの再生発泡体になる。その溶着は接
着に比べて結合力が大であるため、溶着後の熱可塑性樹
脂発泡体細片は分離する虞がない。また可燃性気体の爆
発による圧力が容器内の細片に均一に加わるため、得ら
れる再生発泡体は気孔が不均一になる虞がない。しかも
可燃性気体の爆発燃焼は一瞬に起きるため、再生発泡体
の製造に必要な時間が短くて済む。
容器に充填された可燃性気体の爆発燃焼熱によって表面
が溶融する。そしてその後のプレスにより隣接細片の溶
融表面が圧着し、その圧着により隣接細片が強固に溶着
して一体化し、一つの再生発泡体になる。その溶着は接
着に比べて結合力が大であるため、溶着後の熱可塑性樹
脂発泡体細片は分離する虞がない。また可燃性気体の爆
発による圧力が容器内の細片に均一に加わるため、得ら
れる再生発泡体は気孔が不均一になる虞がない。しかも
可燃性気体の爆発燃焼は一瞬に起きるため、再生発泡体
の製造に必要な時間が短くて済む。
【０００８】本発明で使用する熱可塑性樹脂発泡体とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン等を挙げることができる。その熱可塑
性樹脂発泡体を切断等してなる熱可塑性樹脂発泡体細片
の大きさは、通常２〜20mm程度が適当である。なお熱可
塑性樹脂発泡体細片の大きさは、すべて均一にする必要
はない。
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン等を挙げることができる。その熱可塑
性樹脂発泡体を切断等してなる熱可塑性樹脂発泡体細片
の大きさは、通常２〜20mm程度が適当である。なお熱可
塑性樹脂発泡体細片の大きさは、すべて均一にする必要
はない。
【０００９】また熱可塑性樹脂発泡体細片を容器内に過
度に密に収容すると、その細片と可燃性気体との接触面
積が小さくなって、可燃性気体の爆発燃焼による細片表
面の溶融が部分的に不十分になる虞がある。反面、熱可
塑性樹脂発泡体細片間に完全な穴のような空間が存在す
ると、その空間のみ燃焼エネルギーが大きくなって爆発
燃焼が不均一になるため、大きな空間が存在するのも好
ましくない。したがって、容器へ収容する熱可塑性樹脂
発泡体細片の量は、熱可塑性樹脂発泡体の種類、硬さ、
細片の大きさ等によっても異なるが、通常、自然の状態
で容器一杯になる程度（容器のコーナー等に細片が行き
渡るように少し手を加えた状態を含む）から、ほぼ１５
％以下の圧縮で容器を満たす程度までが好ましい。
度に密に収容すると、その細片と可燃性気体との接触面
積が小さくなって、可燃性気体の爆発燃焼による細片表
面の溶融が部分的に不十分になる虞がある。反面、熱可
塑性樹脂発泡体細片間に完全な穴のような空間が存在す
ると、その空間のみ燃焼エネルギーが大きくなって爆発
燃焼が不均一になるため、大きな空間が存在するのも好
ましくない。したがって、容器へ収容する熱可塑性樹脂
発泡体細片の量は、熱可塑性樹脂発泡体の種類、硬さ、
細片の大きさ等によっても異なるが、通常、自然の状態
で容器一杯になる程度（容器のコーナー等に細片が行き
渡るように少し手を加えた状態を含む）から、ほぼ１５
％以下の圧縮で容器を満たす程度までが好ましい。
【００１０】熱可塑性樹脂発泡体細片を収容する容器
は、可燃性気体の爆発燃焼に充分耐えることができる強
度のものを選択する。
は、可燃性気体の爆発燃焼に充分耐えることができる強
度のものを選択する。
【００１１】本発明で使用する可燃性気体としては、種
々の可酸化剤と酸化剤との混合物等を挙げることができ
る。可酸化剤としては水素が最適であるが、その他メタ
ン、エタン、プロパン、エチレン、プロピレン、アセチ
レン等も使用できる。一方酸化剤としては酸素が最適で
あるが、その他空気、オゾン等も使用できる。可酸化剤
と酸化剤の混合割合は、可酸化剤および酸化剤の種類、
あるいは容器に収容する熱可塑性樹脂発泡体細片の材質
等によって最適値が異なるが、例として水素と酸素を体
積比で２：１に混合したもの、およびアセチレンと酸素
を体積比で２：５に混合したものを挙げることができ
る。なお可燃性気体の爆発燃焼は、容器内で可燃性気体
に点火することにより行われる。
々の可酸化剤と酸化剤との混合物等を挙げることができ
る。可酸化剤としては水素が最適であるが、その他メタ
ン、エタン、プロパン、エチレン、プロピレン、アセチ
レン等も使用できる。一方酸化剤としては酸素が最適で
あるが、その他空気、オゾン等も使用できる。可酸化剤
と酸化剤の混合割合は、可酸化剤および酸化剤の種類、
あるいは容器に収容する熱可塑性樹脂発泡体細片の材質
等によって最適値が異なるが、例として水素と酸素を体
積比で２：１に混合したもの、およびアセチレンと酸素
を体積比で２：５に混合したものを挙げることができ
る。なお可燃性気体の爆発燃焼は、容器内で可燃性気体
に点火することにより行われる。
【００１２】熱可塑性樹脂発泡体細片の表面溶融後のプ
レスは、容器への熱可塑性樹脂発泡体細片の収容量、再
生発泡体に求められる硬さ等によって最適な程度が決定
される。
レスは、容器への熱可塑性樹脂発泡体細片の収容量、再
生発泡体に求められる硬さ等によって最適な程度が決定
される。
【００１３】
【実施例】以下本発明の一実施例について工程順に説明
する。まず、熱可塑性樹脂発泡体としてのポリエチレン
発泡体廃棄物を粉砕機で細かくし、５〜20mmの大きさの
熱可塑性樹脂発泡体細片を形成した。
する。まず、熱可塑性樹脂発泡体としてのポリエチレン
発泡体廃棄物を粉砕機で細かくし、５〜20mmの大きさの
熱可塑性樹脂発泡体細片を形成した。
【００１４】次に、その熱可塑性樹脂発泡体細片の１．
４７立方メートル量を、内形が1000×2000×700mm、内
容積が1.4立方メートルからなる図５に示す鉄製網状籠1
0に収容した。前記熱可塑性樹脂発泡体細片の収容量
は、その細片が容器内で過度に密とならず、後記する可
燃性気体との接触面積が十分となるように決定した。網
状籠10は、上部が開口し、また側面の一部が開閉可能に
なっている。網状籠10の網目は熱可塑性樹脂発泡体細片
が飛び出さない大きさからなる。
４７立方メートル量を、内形が1000×2000×700mm、内
容積が1.4立方メートルからなる図５に示す鉄製網状籠1
0に収容した。前記熱可塑性樹脂発泡体細片の収容量
は、その細片が容器内で過度に密とならず、後記する可
燃性気体との接触面積が十分となるように決定した。網
状籠10は、上部が開口し、また側面の一部が開閉可能に
なっている。網状籠10の網目は熱可塑性樹脂発泡体細片
が飛び出さない大きさからなる。
【００１５】そしてその網状籠を、図６に示す容器12に
収容した。図１はその収容後を示す容器12の断面図で、
14は熱可塑性樹脂発泡体細片を示す。容器12は、厚み70
mmの鉄板から形成されたもので、内形が1050×2050×78
0mmからなり、蓋16によって開閉可能にされたものであ
る。その容器12側面には、一端が真空ポンプ（図示せ
ず）に連結された吸引パイプ18と、気体充填用パイプ20
と、点火プラグ22と、圧力計（図示せず）とが設けられ
ている。なお点火プラグ22は自動車用のを用い、その点
火プラグ22の一端は電源（図示せず）に接続されてい
る。一方容器12の上部には、外部の油圧シリンダー24と
連結したプレス板26が、容器12及び網状籠10内を上下動
可能に配置されている。そのプレス板26は、下面にシリ
コン離型剤が塗布されて、後記する可燃性気体の爆発燃
焼時まで容器12内上部に位置する。プレス板26の大きさ
は、980×1980×20mmからなる。
収容した。図１はその収容後を示す容器12の断面図で、
14は熱可塑性樹脂発泡体細片を示す。容器12は、厚み70
mmの鉄板から形成されたもので、内形が1050×2050×78
0mmからなり、蓋16によって開閉可能にされたものであ
る。その容器12側面には、一端が真空ポンプ（図示せ
ず）に連結された吸引パイプ18と、気体充填用パイプ20
と、点火プラグ22と、圧力計（図示せず）とが設けられ
ている。なお点火プラグ22は自動車用のを用い、その点
火プラグ22の一端は電源（図示せず）に接続されてい
る。一方容器12の上部には、外部の油圧シリンダー24と
連結したプレス板26が、容器12及び網状籠10内を上下動
可能に配置されている。そのプレス板26は、下面にシリ
コン離型剤が塗布されて、後記する可燃性気体の爆発燃
焼時まで容器12内上部に位置する。プレス板26の大きさ
は、980×1980×20mmからなる。
【００１６】次いで真空ポンプの作動により吸引パイプ
18を介して容器12内の空気を吸い出し、容器12内が20mm
Hgになった時点で真空ポンプの作動を止め、吸引パイプ
18の途中に設けられた栓（図示せず）を閉じた。容器12
内の空気を外部へ吸引する理由は、容器12内に空気が多
量に存在すると、後に行う可燃性気体の充填が容易にで
きなくなるため、および可燃性気体の爆発燃焼力が低下
するためである。
18を介して容器12内の空気を吸い出し、容器12内が20mm
Hgになった時点で真空ポンプの作動を止め、吸引パイプ
18の途中に設けられた栓（図示せず）を閉じた。容器12
内の空気を外部へ吸引する理由は、容器12内に空気が多
量に存在すると、後に行う可燃性気体の充填が容易にで
きなくなるため、および可燃性気体の爆発燃焼力が低下
するためである。
【００１７】そして水素：酸素の容積比が２：1.1の混
合気体からなる可燃性気体を、気体充填用パイプ20を介
して0.5立方メートル／分の速度で容器12内に充填し、
容器12内の圧力が760mmHgになった時点で気体充填用パ
イプ20のコック（図示せず）を閉じた。その充填時間は
２分間であった。なお、水素と酸素の混合気体からなる
可燃性気体を、加圧して（たとえば２kg／cm2の圧力に
して）容器12内に充填すれば、爆発燃焼時のエネルギー
を大にでき、熱可塑性樹脂発泡体細片同志の溶着を一層
効率よくできる。
合気体からなる可燃性気体を、気体充填用パイプ20を介
して0.5立方メートル／分の速度で容器12内に充填し、
容器12内の圧力が760mmHgになった時点で気体充填用パ
イプ20のコック（図示せず）を閉じた。その充填時間は
２分間であった。なお、水素と酸素の混合気体からなる
可燃性気体を、加圧して（たとえば２kg／cm2の圧力に
して）容器12内に充填すれば、爆発燃焼時のエネルギー
を大にでき、熱可塑性樹脂発泡体細片同志の溶着を一層
効率よくできる。
【００１８】気体充填用パイプ20のコックを閉じたまま
１分間放置して、可燃性気体が容器12内および熱可塑性
樹脂発泡体細片14間に満遍無く行きわたるようにした。
その後点火プラグ22に点火し、容器12内の可燃性気体を
爆発燃焼させた。そしてその直後に、図２に示すように
油圧シリンダー24を作動させてプレス板26を下降させ、
熱可塑性樹脂発泡体細片14を、細片14全体の高さが400m
mになるまでプレスした。そのプレスに要した時間は20
秒であった。
１分間放置して、可燃性気体が容器12内および熱可塑性
樹脂発泡体細片14間に満遍無く行きわたるようにした。
その後点火プラグ22に点火し、容器12内の可燃性気体を
爆発燃焼させた。そしてその直後に、図２に示すように
油圧シリンダー24を作動させてプレス板26を下降させ、
熱可塑性樹脂発泡体細片14を、細片14全体の高さが400m
mになるまでプレスした。そのプレスに要した時間は20
秒であった。
【００１９】プレス板26により熱可塑性樹脂細片14をプ
レスした状態で前記気体充填用パイプ20を利用して二酸
化炭素を容器12内に充填し、容器12内の圧力が760mmHg
に戻るまで二酸化炭素の充填を続けた。二酸化炭素を容
器12内に充填する理由は、可燃性気体の爆発燃焼を早期
に終わらせて、熱可塑性樹脂発泡体細片14全体が溶け出
すのを防止するためである。また水素と酸素の混合から
なる可燃性気体の爆発燃焼により減圧となった容器内の
圧力を、大気圧760mmHgに戻す理由は、その後の再生発
泡体取り出し時に容器12の蓋を開け易くするためであ
る。
レスした状態で前記気体充填用パイプ20を利用して二酸
化炭素を容器12内に充填し、容器12内の圧力が760mmHg
に戻るまで二酸化炭素の充填を続けた。二酸化炭素を容
器12内に充填する理由は、可燃性気体の爆発燃焼を早期
に終わらせて、熱可塑性樹脂発泡体細片14全体が溶け出
すのを防止するためである。また水素と酸素の混合から
なる可燃性気体の爆発燃焼により減圧となった容器内の
圧力を、大気圧760mmHgに戻す理由は、その後の再生発
泡体取り出し時に容器12の蓋を開け易くするためであ
る。
【００２０】前記プレスを３分30秒続けた後、図３に示
すように油圧シリンダー24を作動させて、プレス板26を
容器12内上部に戻し、プレスを解除した。その後容器12
の蓋16を開けて網状籠10を取り出し、図４に示すように
網状籠10の側面を開けて、1000×2000×400mmの直方体
からなる一つの再生発泡体28を取り出した。得られた再
生発泡体28は、隣接する熱可塑性樹脂発泡体細片同志が
溶着により強固に結合一体化したもので、しかも気孔が
ほとんど潰れていない均一なものであった。
すように油圧シリンダー24を作動させて、プレス板26を
容器12内上部に戻し、プレスを解除した。その後容器12
の蓋16を開けて網状籠10を取り出し、図４に示すように
網状籠10の側面を開けて、1000×2000×400mmの直方体
からなる一つの再生発泡体28を取り出した。得られた再
生発泡体28は、隣接する熱可塑性樹脂発泡体細片同志が
溶着により強固に結合一体化したもので、しかも気孔が
ほとんど潰れていない均一なものであった。
【００２１】なお、前記実施例においては網状籠を使用
したが、網状籠は必ずしも必要ではない。
したが、網状籠は必ずしも必要ではない。
【００２２】
【発明の効果】本発明は前記のような構成からなるた
め、熱可塑性樹脂発泡体の廃棄物から実用性のある再生
発泡体を、簡単に短時間で製造することができる。しか
も、再生発泡体を構成する熱可塑性樹脂細片同志が強固
に結合し、分離する虞もない。
め、熱可塑性樹脂発泡体の廃棄物から実用性のある再生
発泡体を、簡単に短時間で製造することができる。しか
も、再生発泡体を構成する熱可塑性樹脂細片同志が強固
に結合し、分離する虞もない。
【図１】本発明の一実施例における熱可塑性樹脂発泡体
細片収容時の容器の断面図である。
細片収容時の容器の断面図である。
【図２】本発明の一実施例におけるプレス時を示す容器
の断面図である。
の断面図である。
【図３】本発明の一実施例におけるプレス解除時を示す
容器の断面図である。
容器の断面図である。
【図４】本発明の一実施例における再生発泡体取り出し
時を示す斜視図である。
時を示す斜視図である。
【図５】本発明の一実施例において使用する網状籠の斜
視図である。
視図である。
【図６】本発明の一実施例において使用する容器の断面
図である。
図である。
10 網状籠 12 容器 14 熱可塑性樹脂発泡体細片 16 容器の蓋 18 吸引パイプ 20 気体充填用パイプ 22 点火プラグ 24 油圧シリンダー 26 プレス板 28 再生発泡体
Claims (1)
- 【請求項１】 熱可塑性樹脂発泡体細片の所定量を容器
に収容し、その容器内に可燃性気体を充填し爆発燃焼さ
せて熱可塑性樹脂発泡体細片の表面を溶融し、その熱可
塑性樹脂発泡体細片をプレスすることにより、熱可塑性
樹脂発泡体細片の表面を互いに溶着させて一つの発泡体
にすることを特徴とする再生発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29978291A JPH05104527A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 再生発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29978291A JPH05104527A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 再生発泡体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05104527A true JPH05104527A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17876886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29978291A Pending JPH05104527A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 再生発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05104527A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102794909A (zh) * | 2012-08-01 | 2012-11-28 | 桐乡市恒发海绵有限公司 | 发泡海绵的开孔方法 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP29978291A patent/JPH05104527A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102794909A (zh) * | 2012-08-01 | 2012-11-28 | 桐乡市恒发海绵有限公司 | 发泡海绵的开孔方法 |
| CN102794909B (zh) * | 2012-08-01 | 2015-12-02 | 桐乡市恒发海绵有限公司 | 发泡海绵的开孔方法 |
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