JPH0510450A - パツキン - Google Patents

パツキン

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JPH0510450A
JPH0510450A JP16311991A JP16311991A JPH0510450A JP H0510450 A JPH0510450 A JP H0510450A JP 16311991 A JP16311991 A JP 16311991A JP 16311991 A JP16311991 A JP 16311991A JP H0510450 A JPH0510450 A JP H0510450A
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Japan
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expanded graphite
packing
graphite tape
exposed
cut end
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JP16311991A
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Takahisa Ueda
隆久 上田
Shinichiro Tanaka
紳一郎 田中
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膨脹黒鉛テープ層にスクレーパー機能をもた
せて、所定のシール性を長期間にわたり十分に確保でき
る以外に、層間剥離による摺動面の破壊をなくするとと
もに、膨脹黒鉛の軸外周面への付着による回転トルクの
上昇を防止することができるようにする。 【構成】 複数層の膨脹黒鉛テープ2A,2B,2Cを
その厚さ方向に山折り、谷折りの繰り返しでジグザグ状
に折り畳んで形成した紐状体4を上記膨脹黒鉛テープの
切断端面2a,2b,2cが径方向の内外に露出する状
態で回転軸5の外周に巻回させるように構成されたパッ
キン1において、上記膨脹黒鉛テープ2A,2B,2C
またはこれに積層されたシートの少なくとも径方向の内
側に露出する切断端面の硬度を他の部分よりも高い硬度
に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバルブやポンプ
などの流体機器の軸封部に用いるグランドパッキンなど
に好適なパッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば流体機器の軸封部に用いる
グランドパッキンとして、図11に示すように、膨脹黒
鉛テープ12をうず巻き状または同心円状に巻き重ねた
後、金型内で加圧してリング状に成形したダイモールド
式パッキン13や、図12に示すように、シート状の膨
脹黒鉛テープ12をリング状に打抜き、その打抜いたリ
ング状の膨脹黒鉛テープ12の多数枚を積層して成形し
たラミネート式パッキン14が知られている。その他
に、図示は省略するが、図11に示したダイモールド式
パッキンの軸線方向の両側に、強度の大きいアダプタパ
ッキンを組合わせたパッキンセットや、図11に示した
ラミネート式パッキンの各膨脹黒鉛テープの表面にポリ
テトラフルオロエチレン(以下、PTFEと略称する)
樹脂を含浸させて補強したものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来のパッキンのうち、図11に示すダイモールド式パ
ッキン13では、径方向に層状を呈する膨脹黒鉛テープ
12が各層間において回転軸の軸方向にすべりを生じて
層間剥離しやすく、このような層間剥離にともない、摺
動面が層間で剪断破壊し、その結果、回転軸の外周面に
膨脹黒鉛が付着しこれが続くと、表面粗度の大きい膨脹
黒鉛同志の摺動となって、摺動抵抗が異常に増大し動力
ロスを招く。また、このダイモールド式パッキンにアダ
プタパッキンを組合わせたパッキンセットにおいても、
ダイモールド式パッキンに対応する回転軸の外周面に膨
脹黒鉛が付着することは避けられない。
【0004】また、図12に示すラミネート式パッキン
14やその膨脹黒鉛テープの表面にPTFE樹脂を含浸
させたものは、膨脹黒鉛テープ12が軸方向に層状を呈
するために、軸方向のすべりによる層間剥離を生じにく
いが、材料の歩留まりが悪いとともに、膨脹黒鉛テープ
12自体が伸縮性の低いものであるから、加圧時の変形
による軸外周面への密着性、なじみ性に欠けて所期のシ
ール性、特に摩耗に対する追随性が悪くて経時的にシー
ル破壊を招きやすい。
【0005】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、所定のシール性を長期間にわたり十分に確保
できるとともに、層間剥離およびそれにともなう膨脹黒
鉛の軸外周面への付着を防止することができるパッキン
をを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るパッキンは、少なくとも二層の膨脹黒
鉛テープを、その厚さ方向に山折り、谷折りの繰り返し
でジグザグ状に折り畳んで紐状体を形成し、この紐状体
を上記膨脹黒鉛テープの切断端面が径方向の内外に露出
する状態で回転軸の外周に巻回させて、その回転軸の外
周面との間をシールするように構成されたパッキンにお
いて、上記膨脹黒鉛テープまたはこれに積層されたシー
トの少なくとも径方向の内側に露出する切断端面の硬度
を他の部分よりも高い硬度に構成したものである。
【0007】また、前記膨脹黒鉛テープ層のうち、少な
くとも一層の膨脹黒鉛テープの切断端面を含む表面全体
に樹脂コーティング層を形成して、その樹脂コーティン
グにより補強された切断端面部分を径方向の内側に露出
させる構成としてもよい。
【0008】また、前記膨脹黒鉛テープ層のうち、少な
くとも一層の膨脹黒鉛テープの厚さ方向の中間部に網状
体を配置して、この網状体により補強された切断端面部
分を径方向の内側に露出させる構成としてもよい。
【0009】さらに、前記膨脹黒鉛テープに、この膨脹
黒鉛テープよりも硬度の高い材料からなるシートを、そ
の切断端面が径方向の内側に露出するように積層させた
構成としてもよい。
【0010】
【作用】本発明によれば、紐状体を回転軸の外周に巻回
させたとき、この紐状体を構成する膨脹黒鉛テープ層の
幅方向が径方向に指向されて、各膨脹黒鉛テープ層に
は、その厚み方向に対して直角方向の剪断力が作用する
ことになり、軸方向のすべりによる層間剥離、およびそ
の層間剥離にともなう摺動面の破壊が生じにくい。ま
た、硬度の高い切断端面部分が径方向の内側に露出さ
れ、この露出部分が回転軸の外周面に摺接してスクレー
パー機能を発揮することになるので、破損した一部の膨
脹黒鉛が軸外周面に付着しても、それをスクレープして
付着の進行を防止し、摺動抵抗が増大することを抑制す
る。さらに、三次元的に折り畳まれているので、加圧時
の変形性に優れ、軸外周面への密着性、なじみ性を良好
にして、特に摩耗に対する追随性を向上することができ
る。
【0011】また、径方向の内側に露出する切断端面を
樹脂コーティングにより補強したり、膨脹黒鉛テープの
厚さ方向の中間部に配置した網状体により補強された切
断端面部分を径方向の内側に露出させたり、さらには、
膨脹黒鉛テープよりも硬度の高い材料からなるシート
を、その切断端面が径方向の内側に露出するように積層
させる構成とすることにより、スクレーパー機能を一層
強力確実なものにできるとともに、そのスクレーパー機
能部の耐磨耗性も高めて長期間の使用に耐応させること
ができる。
【0012】特に、膨脹黒鉛テープに樹脂を含浸させて
補強する場合は、回転軸とパッキンとの間の潤滑性能の
向上にも有効である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にに基づいて詳
細に説明する。図1は本発明に係るパッキンの第1実施
例を示す部分斜視図、図2は図1の拡大斜視図であり、
同図において、パッキン1は、3枚の膨脹黒鉛テープ2
A,2B,2Cを三層重ねにして、その厚さ方向に山折
り、谷折りの繰り返しでジグザク状に折り畳んで山折り
部3Aと谷折り部3Bとが形成されているとともに、そ
の折り畳み方向、つまり厚さ方向に直交して加圧するこ
とで、くの字状に曲げて保形された紐状体4から構成さ
れている。
【0014】上記紐状体4を構成する各膨脹黒鉛テープ
2A,2B,2Cは、それぞれ厚さ0.38mm、幅12.5mm、
密度1.0g/cm3 のものが使用され、これを例えばフェノ
ールやエポキシなどの熱硬化性の樹脂溶液に浸したの
ち、圧縮成形し、かつ熱処理して樹脂分を硬化させるこ
とで補強され、かつ、密度が1.38/cm3 に高められて保
形性が向上されており、このように樹脂の含浸により補
強された各膨脹黒鉛テープ2A,2B,2Cの切断端面
2a,2b,2cが径方向の内外に露出する状態で、上
記紐状体4をリング状に巻回させることでパッキン1が
構成されている。
【0015】上記のような構成のパッキン1において
は、図3に示すように、回転軸5とパッキンボックス6
との間に介挿するとともに、軸方向の外方からパッキン
押え7を介して押圧し締め付けることにより、各膨脹黒
鉛テープ2A,2B,2Cの切断端面2a,2b,2c
を回転軸5の外周面に密着させて所定の軸シールをおこ
なうべく使用される。ここで、上記各膨脹黒鉛テープ2
A,2B,2Cが径方向に層を呈しないので、強い締め
付け力を付与したとしても、軸方向のすべりを生じず、
層間剥離による摺動面の破壊が発生しない。そのため、
シール性の低下が抑制される。
【0016】また、上記各膨脹黒鉛テープ2A,2B,
2Cの切断端面2a,2b,2cが径方向の内外に露出
しており、特に径方向の内方へ露出する補強された内側
切断端面2a,2b,2cが回転軸5の外周面に擦れる
ことによるスクレーパー機能によって、破損あるいは破
断した一部の黒鉛が回転軸5の外周面に付着したとして
も、その付着が進行しないうちにスクレープすることが
可能であり、摺動抵抗が次第に増大されることを防止で
きる。
【0017】さらに、紐状体4は三次元的に折り畳まれ
ており、押圧締め付け時の変形性に優れ、摩耗にともな
う追随性が良いため、経時的なシール破壊も確実に防止
して長期間にわたり良好なシール性を確保できる。
【0018】図4は本発明の第2実施例を示し、三層重
ねの膨脹黒鉛テープ2A,2B,2Cのうち、上下二層
の膨脹黒鉛テープ2A,2Cに熱硬化性樹脂を含浸させ
て補強し、これら二層の膨脹黒鉛テープ2A,2Cの内
側切断端面2a,2cにスクレーパー機能をもたせたも
のであり、上記第1実施例のものと同様な作用効果を奏
する。
【0019】図5は本発明の第3実施例を示し、三層重
ねの膨脹黒鉛テープ2A,2B,2Cそれぞれの切断端
面2a,2b,2cを含む表面全体に、上記したような
熱硬化性樹脂を含浸させて樹脂コーティング層8A,8
B,8Cを形成したものである。この実施例の場合も、
樹脂コーティング層8A,8B,8Cにより補強されて
硬度が他の部分よりも高い状態にある径方向内側への露
出切断端面2a,2b,2cにより、スクレーパー機能
が発揮されて上記の各実施例と同様な作用効果を奏す
る。
【0020】図6は本発明の第4実施例を示し、三層重
ねの膨脹黒鉛テープ2A,2B,2Cのうち、上下二層
の膨脹黒鉛テープ2A,2Cの軸方向に露出する表面に
PTFE樹脂によるコーティング層9A,9Cを熱処理
により硬化形成したものであり、この実施例による場合
は、コーティング層9A,9Cが膨脹黒鉛よりも硬度が
高く、この硬度の高いコーティング層9A,9Cの径方
向内側への露出切断端面2a,2cにより、スクレーパ
ー機能が発揮されるとともに、回転軸との間の潤滑性の
向上を図ることができる。
【0021】図7は本発明の第5実施例を示し、三層重
ねの膨脹黒鉛テープ2A,2B,2Cのうち、上下二層
の膨脹黒鉛テープ2A,2Cの軸方向に露出する表面側
に、例えば日本精線製商品名「ナスロン」フェルトなど
の膨脹黒鉛テープよりも強度が大きく、硬度の高い金属
細線不織布シート10A,10Cを積層させ、その金属
細線不織布シート10A,10Cの切断端面10a,1
0cを径方向の内外に露出させるように構成したもので
ある。この実施例によれば、上記金属細線不織布シート
10A,10Cの径方向の内側に露出する切断端面10
a,10cがスクレーパー機能を発揮するとともに、パ
ッキン全体の強度を向上させることができる。
【0022】図8は本発明の第6実施例を示し、三層重
ねの膨脹黒鉛テープ2A,2B,2Cの厚さ方向の中間
部それぞれに、例えば銅、アルミ、モネル、ステンレ
ス、カーボンファイバー、あるいはガラスファイバーな
どのニットメッシュからなる網状体11A,11B,1
1Cを配置して、この網状体11A,11B,11Cに
より補強された膨脹黒鉛テープ2A,2B,2Cの切断
端面2a,2b,2cを径方向の内側に露出させる構成
としたものであり、この実施例によっても、上記各実施
例と同様にスクレーパー機能を発揮させて、膨脹黒鉛の
付着にともなう経時的な動力トルクの上昇を防止するこ
とができる。
【0023】なお、本発明の第1実施例品と図11に示
す従来のダイモールド式パッキンとのスクレーパー機能
に関する比較テストを行なった結果について、以下、簡
単に説明する。なお、テスト条件は、φ32×φ48×8 の
パッキン4個を使用し、300Kg /cm2 の締付け面圧を
付加した。そして、このような締付け後に回転軸を回転
させて、各回転数における回転トルクを実測した。
【0024】上記の比較テストの結果、本発明の第1実
施例品の場合は、図9の実線で示すように、回転軸の回
転数が2回のとき、回転トルク(摺動抵抗)が減少し、
それ以降はほぼ一定の傾向を繰り返すのみで、トルクの
上昇はみられない。また、テスト後の回転軸の周面も黒
色になる程度で、膨脹黒鉛の付着はみられなかった。こ
れに対して、図11に示す従来のダイモールド式パッキ
ンの場合は、図9の点線で示すように、回転軸の回転数
が2回のとき、回転トルク(摺動抵抗)が一旦減少する
が、それ以降は回転数の増加とともに、回転トルク(摺
動抵抗)が増大する。回転数が100回程度になると、
トルクが22〜25kgm位まで上昇する。また、テス
ト後の回転軸の周面には膨脹黒鉛が異常に付着してお
り、局部的には0.1〜0.2mmの厚みで付着してい
た。
【0025】なお、上記各実施例では、紐状体4をくの
字状に折り曲げて保形したもので説明したが、図10に
示すように、軸線に対してθ°だけ一方向に傾斜させて
折り曲げたものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転軸の
外周に巻回し装着したとき、膨脹黒鉛テープ層の幅方向
が径方向に指向されて、各膨脹黒鉛テープ層にその厚み
方向に対して直角方向の剪断力が作用するようにしたの
で、軸方向のすべりによる層間剥離およびその層間剥離
にともなう摺動面の破壊を発生させないで済む。しか
も、硬度の高い切断端面部分を径方向の内側に露出させ
て、この露出部分で回転軸の外周面に対するスクレーパ
ー機能を発揮させることができるので、破損した一部の
膨脹黒鉛が軸外周面に付着しても、それをスクレープし
て付着の進行を防止し、摺動抵抗の増大を抑制し動力ロ
スを従来に比べて著しく減少することができる。また、
膨脹黒鉛テープ層からなる紐状体が三次元的に折り畳ま
れているので、加圧時の変形性に優れ、軸外周面への密
着性、なじみ性を良好にして、特に摩耗に対する追随性
を向上することができる。
【0027】また、径方向の内側に露出する切断端面を
樹脂コーティングにより補強したり、膨脹黒鉛テープの
厚さ方向の中間部に配置した網状体により補強された切
断端面部分を径方向の内側に露出させたり、さらには、
膨脹黒鉛テープよりも硬度の高い材料からなるシート
を、その切断端面が径方向の内側に露出するように積層
させる構成とすることにより、スクレーパー機能を一層
強力確実なものにできるとともに、そのスクレーパー機
能部の耐磨耗性も高めて長期間の使用に十分に耐応させ
ることができる。
【0028】特に、膨脹黒鉛テープに樹脂を含浸させて
補強する場合は、回転軸とパッキンとの間の潤滑性能の
向上にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパッキンの第1実施例を示す部分
斜視図である。
【図2】図1の要部の拡大斜視図である。
【図3】使用例を説明する断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の拡大斜視図で
ある。
【図5】本発明の第3実施例を示す要部の拡大斜視図で
ある。
【図6】本発明の第4実施例を示す要部の拡大斜視図で
ある。
【図7】本発明の第5実施例を示す要部の拡大斜視図で
ある。
【図8】本発明の第6実施例を示す要部の拡大斜視図で
ある。
【図9】本発明品と従来品とのスクレーパー機能に関す
る比較テストの結果を説明するグラフである。
【図10】本発明の他の実施例によるパッキンの部分斜
視図である。
【図11】従来のダイモールド式パッキンの部分斜視図
である。
【図12】従来のラミネーテ式パッキンの部分斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 パッキン 2A,2B,2C 膨脹黒鉛テープ 2a,2b,2c 切断端面 3A 山折り部 3B 谷折り部 4 紐状体 5 回転軸 8A,8B,8C 樹脂コーティング層 9A,9C PTFE樹脂によるコーティング層 10A,10C 金属細線不織布シート 11A,11B,11C 網状体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二層の膨脹黒鉛テープを、そ
    の厚さ方向に山折り、谷折りの繰り返しでジグザグ状に
    折り畳んで紐状体を形成し、この紐状体を上記膨脹黒鉛
    テープの切断端面が径方向の内外に露出する状態で回転
    軸の外周に巻回させて、その回転軸の外周面との間をシ
    ールするように構成されたパッキンにおいて、上記膨脹
    黒鉛テープまたはこれに積層されたシートの少なくとも
    径方向の内側に露出する切断端面の硬度を他の部分より
    も高い硬度に構成していることを特徴とするパッキン。
  2. 【請求項2】 少なくとも一層の膨脹黒鉛テープの切断
    端面を含む表面全体に樹脂コーティング層が形成されて
    いる請求項1のパッキン。
  3. 【請求項3】 少なくとも一層の膨脹黒鉛テープの厚さ
    方向の中間部に網状体が配置されている請求項1のパッ
    キン。
  4. 【請求項4】 膨脹黒鉛テープに、この膨脹黒鉛テープ
    よりも硬度の高い材料からなるシートを、その切断端面
    が径方向の内側に露出するように積層されている請求項
    1のパッキン。
JP16311991A 1991-07-03 1991-07-03 パッキン Expired - Lifetime JPH0737828B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2445567A (en) * 2007-01-10 2008-07-16 Ernest Stephenson Terry A wiper seal/thermal barrier formed of exfoliated graphite for prevention of ingress of solids and liquids into a stuffing box
JP2019041069A (ja) * 2017-08-29 2019-03-14 日本ピラー工業株式会社 熱伝導成形体

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GB2445567A (en) * 2007-01-10 2008-07-16 Ernest Stephenson Terry A wiper seal/thermal barrier formed of exfoliated graphite for prevention of ingress of solids and liquids into a stuffing box
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