JPH051042A - 新規なシクロブタン誘導体及びその製造法 - Google Patents

新規なシクロブタン誘導体及びその製造法

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JPH051042A
JPH051042A JP3199840A JP19984091A JPH051042A JP H051042 A JPH051042 A JP H051042A JP 3199840 A JP3199840 A JP 3199840A JP 19984091 A JP19984091 A JP 19984091A JP H051042 A JPH051042 A JP H051042A
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JP
Japan
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hydroxymethyl
bis
tris
cyclobutyl
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Pending
Application number
JP3199840A
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English (en)
Inventor
Hideo Sugimura
秀夫 杉村
Koji Yamada
浩司 山田
Takemitsu Nagahata
武光 長幡
Kazuhisa Narita
和久 成田
Akira Shiozawa
明 塩沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH051042A publication Critical patent/JPH051042A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(1) 【化1】 [式中Bは核酸塩基誘導体であり、Rは各々独立して水
素原子、置換または無置換アシル基、置換または無置換
リン酸基、または保護基であり、R’及びR”は各々独
立して水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基またはアリール基を示す。]で表
されるシクロブタン誘導体及びその生理学的に許容され
る塩。 【効果】本発明化合物は、強い抗ウイルス作用を持ち、
毒性も少ないことから、抗ウイルス薬として期待され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば抗ウイルス薬あ
るいは制癌剤等の医薬として期待されるシクロブタン誘
導体及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】核酸関連物質には抗ウイルス作用あるい
は制癌作用を持つものが数多く知られており、そのうち
いくつかのものは有用な医薬品として臨床に供されてい
る。例えば抗ウイルス剤としてはビダラビン (M.Privat
de Garilhe and J.de Rubber,C.R. Acad. Soc.D(Pari
s)259, 2725(1964))、アシクロビル(G.B.Elion et al.,
Proc.Natl.Acad.Sci.USA, 74, 5716(1977))、アジドチ
ミジン(H.Mitsuya et al., Proc.Natl.Acad.Sci.USA, 8
2, 7096(1985))等が知られている。また、制癌剤として
は5−フルオロウラシル、シトシンアラビノシド等が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記抗
ウイルス薬は適用範囲が狭く、また溶解度、経口吸収
性、代謝等の影響により投与方法が限られる。また、骨
髄毒等の副作用のため長期投与が困難である等問題点を
多く残している。また、後天性免疫不全症候群(AID
S)、成人T細胞白血病(ATL)等悪性なウイルス病
が増加の傾向にあることから、新たな抗ウイルス薬の開
発が望まれている。また、上記制癌剤についても適用範
囲、副作用などに問題を多く残している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(1)
【0005】
【化4】
【0006】[式中Bは核酸塩基誘導体であり、Rは各
々独立して水素、置換または無置換アシル基、置換また
は無置換リン酸基、または保護基であり、R’および
R”は各々独立して水素、アルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基およびアリ−ル基であ
る]で表わされるシクロブタン誘導体及びその製造法に
関する。一般式(1)において、Bの核酸塩基誘導体と
しては、例えば次のような核酸塩基誘導体等が挙げられ
る。例えば式
【0007】
【化5】
【0008】[ここで、Yは水素、アミノ基、及び塩
素、臭素、フッ素等のハロゲンを示し、Zは水素、水酸
基および塩素、臭素、フッ素等のハロゲンを示し、Rは
一般式(1)のRと同じ、R1 はメチル基、エチル基、
ブチル基、メトキシエチル基、ベンジル基等のアルキル
基、置換または無置換アシル基、または置換または無置
換リン酸基を示し、R2 は、水素、メチル基、エチル
基、ブチル基、ベンジル基等のアルキル基、2−ブロモ
ビニル、2−ヨ−ドビニル等のビニル基、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを示す]で示される化合
物が挙げられる。一般式(1)に於ける置換基の立体配
置は、好ましくは2−ヒドロキシメチル基と3−ヒドロ
キシメチル基とがトランス位である化合物がよい。一般
式(1)で示される化合物のうち代表的な化合物につい
て具体例を以下に示す。
【0009】1)9−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]アデニン 2)(±)−9−[(1β,2α,3β,4β)−2,
3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]ア
デニン 3)9−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]アデニン 4)9−[[2S−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]アデニン 5)9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4−
トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]グアニン 6)(±)−9−[(1β,2α,3β,4β)−2,
3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]グ
アニン 7)9−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]グアニン
【0010】8)9−[[2S−(1β,2α,3β,
4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シ
クロブチル]グアニン 9)9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4−
トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]ヒポキサン
チン 10)(±)−9−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]ヒポキサンチン 11)9−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]ヒポキサンチン 12)9−[[2S−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]ヒポキサンチン 13)2−アミノ−9−[(1β,2α,3β,4α)
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]プリン 14)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4β)−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)
シクロブチル]プリン
【0011】15)2−アミノ−9−[[2R−(1
β,2α,3β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒド
ロキシメチル)シクロブチル]プリン 16)2−アミノ−9−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]プリン 17)2−アミノ−9−[(1β,2α,3β,4α)
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−6−クロロプリン 18)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4β)−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)
シクロブチル]−6−クロロプリン 19)2−アミノ−9−[[2R−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−6−クロロプリン 20)2−アミノ−9−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−6−クロロプリン 21)2,6−ジアミノ−9−[(1β,2α,3β,
4α)−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シク
ロブチル]プリン
【0012】22)(±)−2,6−ジアミノ−9−
[(1β,2α,3β,4β)−2,3,4−トリス
(ヒドロキシメチル)シクロブチル]プリン 23)2,6−ジアミノ−9−[[2R−(1β,2
α,3β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシ
メチル)シクロブチル]プリン 24)2,6−ジアミノ−9−[[2S−(1β,2
α,3β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシ
メチル)シクロブチル]プリン 25)9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4
−トリス(アセトキシメチル)シクロブチル]アデニン 26)(±)−9−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(アセトキシメチル)シクロブチ
ル]アデニン 27)9−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(アセトキシメチル)シクロブチ
ル]アデニン
【0013】28)9−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(アセトキシメチ
ル)シクロブチル]アデニン 29)9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4
−トリス(アセトキシメチル)シクロブチル]グアニン 30)(±)−9−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(アセトキシメチル)シクロブチ
ル]グアニン 31)9−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(アセトキシメチル)シクロブチ
ル]グアニン 32)9−[[2S−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(アセトキシメチル)シクロブチ
ル]グアニン 33)2−アミノ−9−[(1β,2α,3β,4α)
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−6−エトキシプリン 34)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4β)−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)
シクロブチル]−6−エトキシプリン
【0014】35)2−アミノ−9−[[2R−(1
β,2α,3β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒド
ロキシメチル)シクロブチル]−6−エトキシプリン 36)2−アミノ−9−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−6−エトキシプリン 37)2−アミノ−9−[(1β,2α,3β,4α)
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−6−(2−メトキシエトキシ)プリン 38)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4β)−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)
シクロブチル]−6−(2−メトキシエトキシ)プリン 39)2−アミノ−9−[[2R−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−6−(2−メトキシエトキシ)プ
リン 40)2−アミノ−9−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−6−(2−メトキシエトキシ)プ
リン
【0015】41)2−アミノ−9−[(1β,2α,
3β,4α)−2,3,4−トリス(アセトキシメチ
ル)シクロブチル]プリン 42)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4β)−2,3,4−トリス(アセトキシメチル)
シクロブチル]プリン 43)2−アミノ−9−[[2R−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(アセトキシメチ
ル)シクロブチル]プリン 44)2−アミノ−9−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(アセトキシメチ
ル)シクロブチル]プリン 45)1−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4
−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−2,4
(1H,3H)−ピリミジンジオン 46)(±)−1−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン
【0016】47)1−[[2R−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−2,4(1H,3H)−ピリミジ
ンジオン 48)1−[[2S−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン 49)1−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4
−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−5−メ
チル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン 50)(±)−1−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−メチル−2,4(1H,3H)−ピリミジン
ジオン 51)1−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−メチル−2,4(1H,3H)−ピリミジン
ジオン
【0017】52)1−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−5−メチル−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 53)1−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4
−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]−5−ヨ
−ド−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン 54)(±)−1−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−ヨ−ド−2,4(1H,3H)−ピリミジン
ジオン 55)1−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−ヨ−ド−2,4(1H,3H)−ピリミジン
ジオン 56)1−[[2S−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−ヨ−ド−2,4(1H,3H)−ピリミジン
ジオン
【0018】57)1−[(1β,2α,3β,4α)
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−(2−ブロモビニル)−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 58)(±)−1−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−(2−ブロモビニル)−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 59)1−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−(2−ブロモビニル)−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 60)1−[[2S−(1β,2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]−5−(2−ブロモビニル)−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン
【0019】61)4−アミノ−1−[(1β,2α,
3β,4α)−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−2(1H)−ピリミジノン 62)(±)−4−アミノ−1−[(1β,2α,3
β,4β)−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)
シクロブチル]−2(1H)−ピリミジノン 63)4−アミノ−1−[[2R−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−2(1H)−ピリミジノン 64)4−アミノ−1−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]−2(1H)−ピリミジノン 65)(±)−9−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]アデニン 66)9−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]アデニン 67)9−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]アデニン
【0020】68)(±)−9−[(1α,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]アデニン 69)9−[(1S,2S,3S,4R)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]アデニン 70)9−[(1R,2R,3R,4S)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]アデニン 71)(±)−9−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]グアニン 72)9−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]グアニン 73)9−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]グアニン 74)(±)−9−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]グアニン
【0021】75)9−[(1S,2S,3S,4R)
−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒ
ドロキシメチルシクロブチル]グアニン 76)9−[(1R,2R,3R,4S)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]グアニン 77)(±)−9−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]ヒポキサンチン 78)9−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]ヒポキサンチン 79)9−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]ヒポキサンチン 80)(±)−9−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]ヒポキサンチン 81)9−[(1S,2S,3S,4R)−2,3−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブチル]ヒポキサンチン
【0022】82)9−[(1R,2R,3R,4S)
−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒ
ドロキシメチルシクロブチル]ヒポキサンチン 83)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]プリン 84)2−アミノ−9−[(1R,2S,3S,4R)
−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒ
ドロキシメチルシクロブチル]プリン 85)2−アミノ−9−[(1S,2R,3R,4S)
−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒ
ドロキシメチルシクロブチル]プリン 86)(±)−2−アミノ−9−[(1α,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]プリン 87)2−アミノ−9−[(1S,2S,3S,4R)
−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒ
ドロキシメチルシクロブチル]プリン
【0023】88)2−アミノ−9−[(1R,2R,
3R,4S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4
−フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]プリン 89)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−クロロ
プリン 90)2−アミノ−9−[(1R,2S,3S,4R)
−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒ
ドロキシメチルシクロブチル]−6−クロロプリン 91)2−アミノ−9−[(1S,2R,3R,4S)
−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒ
ドロキシメチルシクロブチル]−6−クロロプリン 92)(±)−2−アミノ−9−[(1α,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−クロロ
プリン
【0024】93)2−アミノ−9−[(1S,2S,
3S,4R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4
−フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−クロ
ロプリン 94)2−アミノ−9−[(1R,2R,3R,4S)
−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒ
ドロキシメチルシクロブチル]−6−クロロプリン 95)(±)−2,6−ジアミノ−9−[(1β,2
α,3β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)
−4−フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]プリン 96)2,6−ジアミノ−9−[(1R,2S,3S,
4R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェ
ニルヒドロキシメチルシクロブチル]プリン 97)2,6−ジアミノ−9−[(1S,2R,3R,
4S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェ
ニルヒドロキシメチルシクロブチル]プリン
【0025】98)(±)−2,6−ジアミノ−9−
[(1α,2α,3β,4α)−2,3−ビス(ヒドロ
キシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチルシクロブ
チル]プリン 99)2,6−ジアミノ−9−[(1S,2S,3S,
4R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェ
ニルヒドロキシメチルシクロブチル]プリン 100)2,6−ジアミノ−9−[(1R,2R,3
R,4S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]プリン 101)(±)−9−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセ
トキシメチルシクロブチル]アデニン 102)9−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセトキシメ
チルシクロブチル]アデニン 103)9−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセトキシメ
チルシクロブチル]アデニン 104)(±)−9−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセ
トキシメチルシクロブチル]アデニン
【0026】105)9−[(1S,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニ
ルアセトキシメチルシクロブチル]アデニン 106)9−[(1R,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセトキシメ
チルシクロブチル]アデニン 107)(±)−9−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセ
トキシメチルシクロブチル]グアニン 108)9−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセトキシメ
チルシクロブチル]グアニン 109)9−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセトキシメ
チルシクロブチル]グアニン 110)(±)−9−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセ
トキシメチルシクロブチル]グアニン
【0027】111)9−[(1S,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニ
ルアセトキシメチルシクロブチル]グアニン 112)9−[(1R,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(アセトキシメチル)−4−フェニルアセトキシメ
チルシクロブチル]グアニン 113)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−エトキ
シプリン 114)2−アミノ−9−[(1R,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−エトキシプリ
ン 115)2−アミノ−9−[(1S,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−エトキシプリ
ン 116)(±)−2−アミノ−9−[(1α,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−エトキ
シプリン
【0028】117)2−アミノ−9−[(1S,2
S,3S,4R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)
−4−フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−
エトキシプリン 118)2−アミノ−9−[(1R,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−エトキシプリ
ン 119)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−(2−
メトキシエトキシ)プリン 120)2−アミノ−9−[(1R,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−(2−メトキ
シエトキシ)プリン
【0029】121)2−アミノ−9−[(1S,2
R,3R,4S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)
−4−フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−
(2−メトキシエトキシ)プリン 122)(±)−2−アミノ−9−[(1α,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−(2−
メトキシエトキシ)プリン 123)2−アミノ−9−[(1S,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−(2−メトキ
シエトキシ)プリン 124)2−アミノ−9−[(1R,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−6−(2−メトキ
シエトキシ)プリン 125)(±)−2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−
フェニルアセトキシメチルシクロブチル]プリン
【0030】126)2−アミノ−9−[(1R,2
S,3S,4R)−2,3−ビス(アセトキシメチル)
−4−フェニルアセトキシメチルシクロブチル]プリン 127)2−アミノ−9−[(1S,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニ
ルアセトキシメチルシクロブチル]プリン 128)(±)−2−アミノ−9−[(1α,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−
フェニルアセトキシメチルシクロブチル]プリン 129)2−アミノ−9−[(1S,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニ
ルアセトキシメチルシクロブチル]プリン 130)2−アミノ−9−[(1R,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(アセトキシメチル)−4−フェニ
ルアセトキシメチルシクロブチル]プリン 131)(±)−1−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]−2,4(1H,3H)−
ピリミジンジオン
【0031】132)1−[(1R,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 133)1−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−2,4(1H,3H)−ピリミジ
ンジオン 134)(±)−1−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]−2,4(1H,3H)−
ピリミジンジオン 135)1−[(1S,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−2,4(1H,3H)−ピリミジ
ンジオン
【0032】136)1−[(1R,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 137)(±)−1−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]−5−メチル−2,4(1
H,3H)−ピリミジンジオン 138)1−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−5−メチル−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 139)1−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−5−メチル−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 140)(±)−1−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]−5−メチル−2,4(1
H,3H)−ピリミジンジオン
【0033】141)1−[(1S,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−5−メチル−2,
4(1H,3H)−ピリミジンジオン 142)1−[(1R,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−5−メチル−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 143)(±)−1−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]−5−ヨ−ド−2,4(1
H,3H)−ピリミジンジオン 144)1−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−5−ヨ−ド−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン
【0034】145)1−[(1S,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−5−ヨ−ド−2,
4(1H,3H)−ピリミジンジオン 146)(±)−1−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]−5−ヨ−ド−2,4(1
H,3H)−ピリミジンジオン 147)1−[(1S,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−5−ヨ−ド−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 148)1−[(1R,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−5−ヨ−ド−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン 149)(±)−1−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]−5−(2−ブロモビニ
ル)−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン
【0035】150)1−[(1R,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−5−(2−ブロモ
ビニル)−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン 151)1−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−5−(2−ブロモビニル)−2,
4(1H,3H)−ピリミジンジオン 152)(±)−1−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]−5−(2−ブロモビニ
ル)−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン 153)1−[(1S,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]−5−(2−ブロモビニル)−2,
4(1H,3H)−ピリミジンジオン
【0036】154)1−[(1R,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−5−(2−ブロモ
ビニル)−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン 155)(±)−4−アミノ−1−[(1β,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]−2(1H)
−ピリミジノン 156)4−アミノ−1−[(1R,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−2(1H)−ピリ
ミジノン 157)4−アミノ−1−[(1S,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−2(1H)−ピリ
ミジノン
【0037】158)(±)−4−アミノ−1−[(1
α,2α,3β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメ
チル)−4−フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]
−2(1H)−ピリミジノン 159)4−アミノ−1−[(1S,2S,3S,4
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−2(1H)−ピリ
ミジノン 160)4−アミノ−1−[(1R,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]−2(1H)−ピリ
ミジノン 161)7−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,
4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]アデニ
ン 162)(±)−7−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]アデニン 163)7−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]アデニン
【0038】164)7−[[2S−(1β,2α,3
β,4β)]−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチ
ル)シクロブチル]アデニン 165)7−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,
4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]グアニ
ン 166)(±)−7−[(1β,2α,3β,4β)−
2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]グアニン 167)7−[[2R−(1β,2α,3β,4β)]
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]グアニン 168)7−[[2S−(1β,2α,3β,4β)]
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]グアニン 169)(±)−7−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]アデニン 170)7−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]アデニン
【0039】171)7−[(1S,2R,3R,4
S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]アデニン 172)(±)−7−[(1α,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]アデニン 173)7−[(1S,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]アデニン 174)7−[(1R,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]アデニン 175)(±)−7−[(1β,2α,3β,4α)−
2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒド
ロキシメチルシクロブチル]グアニン 176)7−[(1R,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]グアニン 177)7−[(1S,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]グアニン
【0040】178)(±)−7−[(1α,2α,3
β,4α)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブチル]グアニン 179)7−[(1S,2S,3S,4R)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]グアニン 180)7−[(1R,2R,3R,4S)−2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメ
チルシクロブチル]グアニン 本発明化合物の一般式(1)で表わされる化合物は一般
式(2)
【0041】
【化6】
【0042】[式中Rは各々独立して水素、置換または
無置換アシル基、置換または無置換リン酸基または保護
基を示し、Xは脱離基を示し、R’およびR”は各々独
立して水素、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基およびアリ−ル基である]で表わされ
る化合物と核酸塩基誘導体とを反応することにより得ら
れる一般式(3)
【0043】
【化7】
【0044】[式中B1 は保護されていてもよい核酸塩
基誘導体であり、Rは各々独立して水素、置換または無
置換アシル基、置換または無置換リン酸基、または保護
基であり、R’およびR”は各々独立して水素、アルキ
ル基、置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基お
よびアリ−ル基である]で表わされる化合物を得、この
化合物に保護基または、容易に脱離する置換基が存在す
る場合は、所望によりその保護基等を適当な脱保護試剤
等で除去するか或は他の保護基で置き換えることにより
製造される。
【0045】一般式(1)〜(3)に於ける置換アシル
基とは、例えばアミノアセチル基、ジエチルアミノプロ
ピオニル基、ジメチルアミノブチリル基、N−メチル−
1,4−ジヒドロニコチノイル基等の置換または無置換
アミノアシル基、例えばヒドロキシアセチル基、ヒドロ
キシプロピオニル基等のヒドロキシアシル基、例えばサ
クシニル基、グルタリル基、フタロイル基、テレフタロ
イル基等のカルボキシル基が存在するアシル基、及びこ
れら置換アシル基に更に、保護基が導入されたものを示
し、無置換アシル基とは、例えばホルミル基、プロピオ
ニル基、イソバレリル基、ピバロイル基、ステアロイル
基、アクリロイル基、プロピオロイル基、ナフトイル基
などを示す。また、置換リン酸基とは、例えばリン酸基
にリン酸エステル結合を介して一つまたは二つの例えば
メチル基、エチル基、オクチル基、オクタデシル基等の
アルキル基或は、置換アルキル基が結合しているものを
示す。ここで置換アルキル基の置換とは、置換アシル基
の置換と同じ意味である。また、保護基とは、一般に保
護基として使用されるものなら特に制限なく、エステル
型保護基例えば、アセチル基、ベンゾイル基等のアシル
基、ジメチルカルバモイル基、ジフェニルカルバモイル
基等のカルバモイル基または、エ−テル型保護基例え
ば、t−ブチルジメチルシリル基、t−ブチルジフェニ
ルシリル基等のシリル基または、メトキシメチル基等の
(C1−C4アルコキシ)C1−C4アルキル基、テト
ラヒドロピラニル基、ベンジル基、4−メトキシベンジ
ル基、トリチル基等の一つ以上の置換または無置換フェ
ニル基で置換されたメチル基が挙げられる。
【0046】一般式(2)に於ける脱離基(X)として
は、例えば、メタンスルホニルオキシ基、p−トルエン
スルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオ
キシ基等のスルホニルオキシ基、塩素、臭素、ヨウ素等
のハロゲンが挙げられる。核酸塩基誘導体としては、ア
デニン、ヒポキサンチン、グアニン、2−アミノ−6−
クロロプリン、2−アミノプリン、2,6−ジアミノプ
リン、2−アミノ−6−エトキシプリン、2−アミノ−
6−(2−メトキシエトキシ)プリンおよびシトシン、
ウラシル等の核酸塩基誘導体が挙げられる。これらの化
合物は保護基を有していてもよい。例えば一般式(4)
【0047】
【化8】
【0048】[式中、Y1 は水素又は、NHRを示し、
2は水素、NHR又はOR1 を示す。Rは一般式
(1)のRと同じ、R1 はベンジル基、ブチル基等C1
−C5の低級アルキル基、メトキシエチル基等の(C1
−C5アルコキシ)C1−C5アルキル基、或はRを示
す]に示されるような化合物を挙げることができる。一
般式(1)で表わされる化合物と、核酸塩基誘導体、例
えば一般式(4)の化合物との反応に於て、一般式
(2)の化合物と例えば一般式(4)の化合物の使用割
合は、前者1当量に対し後者約0.5−10倍当量、好
ましくは約1−5当量程度がよい。又、両者の反応は、
塩基触媒存在下に或は無触媒で行なわれる。塩基触媒と
しては、炭酸カリウム、水素化リチウム、水素化ナトリ
ウム等を用い、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリノン、ヘキサメチルホスホリッ
クトリアミド(HMPA)等の溶媒中、0℃から溶媒の
還流温度、好ましくは、室温付近から170℃程度で行
なわれる。塩基触媒の使用量は、例えば一般式(4)の
化合物に対して0当量から2倍当量、好ましくは、0.
5から1.5倍当量程度、さらに好ましくは、0.8か
ら1.2倍当量程度がよい。
【0049】又、一般式(3)で示される化合物の保護
基及び容易に脱離する基(アルキル基を含む)の除去
は、その保護基の違いにより適当な脱保護試剤、或は、
脱保護方法を用いることで達成される。例えば、水酸化
ナトリウム、ナトリウムメチラ−ト、アンモニア等のア
ルカリ、塩酸、硫酸等の酸、フッ化テトラブチルアンモ
ニウム等のフッ素試剤、水素化分解などが挙げられる。
一般式(2)で表される化合物は、例えば、反応式
(1)
【0050】
【化9】 反応式(1)
【0051】[式中、Pは、t−ブチルジフェニルシリ
ル基を示し、R’およびR”は各々独立して水素、アル
キル基、置換アルキル基、アルケニル基、アルキニル基
およびアリ−ル基であり、Xは脱離基を表わす]に示す
ような工程で、例えば、公知の化合物(5)より製造す
ることができる。即ち、文献記載の方法(Yuh-Ichiro I
chikawa,Aya Narita, Akira Shiozawa, Yujiro Hayashi
and Koichi Narasaka,J.Chem.Soc.,Chemical Commu-ni
cations, 1919(1989))に従って製造した化合物(5)
を、例えば、リチウムジイソプロピルアミドを用いたカ
ルボニル化合物とのアルド−ル反応により化合物(6)
を得る。ついで、化合物(6)の水酸基を保護して得ら
れる一般式(7)で表される化合物のカルボニル基を、
還元剤として例えば水素化リチウムアルミニウム、水素
化リチウムトリ(t−ブトキシ)アルミニウム、水素化
ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水
素化リチウムトリ(s−ブチル)ホウ素、水素化ホウ素
リチウム等の金属錯化合物または水素化ジイソブチルア
ルミニウム、ジボラン等の金属水素化物を用いて還元し
て一般式(8)で表される化合物を得る。化合物(8)
の水酸基を脱離基に転換した化合物(2a)へ導くこと
により一般式(2)で表わされる化合物が製造される。
【0052】[作用]本発明化合物は次の実験例から明
かなように、DNAウイルス、RNAウイルスのいずれ
に対しても抗ウイルス作用を発揮する。 実験例1.DNAウイルスであるB型肝炎ウイルス(H
BV)に対する作用を下記の方法で試験した。(方法
1) (細胞株)被検化合物の抗HBV活性は、持続的にHB
V粒子を産生している細胞株HB611(Proc.Natl.Ac
ad.Sci.,USA,84,444-448(1987)) を用いて試験した。H
B611細胞は釣本俊樹博士(大阪大学細胞工学センタ
ー助教授)によって樹立され、同センターで10%ウシ
胎児血清(Gibco社)を含むDulbecco's modified
Eagle medium(Gibco社) に、ストレプトマイシン 10
0μg/ml、ペニシリンG 100IU/ml、G4
18 200μg/ml(全てGibco 社製)を加えた培
養液(以下、単に培養液と略す)を用いて系代維持され
ているものを用いた。
【0053】(試験方法)試験は上田らの方法(Virolog
y,169,213-216(1989))に準じて行なった。HB611細
胞を24穴プレート(Corning 社)に3X104 cel
ls/wellずつ播き、2日間前培養後、培養液を被
検化合物を含むものと交換し15日間培養した。培養液
(被検化合物を含む)は培養期間中3日毎に新しいもの
と交換した。培養終了後、細胞をLysis buffer(10mM Tr
is-HCl,pH7.4/5mM Na2 EDTA/1%SDS/0.1mg/ml Proteina
se K) で溶解し、フェノール−クロロホルム法/エタノ
ール沈澱法で細胞総DNAを抽出精製した。次いでDN
Aを制限酵素HindIII (宝酒造)で完全消化し、その一
部(2〜3μg)を1.5%アガロースゲルで電気泳動
後、ナイロンメンブランHybond-N+(Amersham社)を用い
てサザンブロット(J.Mol.Biol.,98,503-517(1975)) を
行なった。プローブは32P−標識HBV−DNAを用い
た。得られたオートラジオグラムをデンシトメーター
(Shimadzu,Chromatoscana s930)で走査してバンド面積
を測定し、以下の式に従って阻害率(%)を算出した。
【0054】
【数1】
【0055】[S,D1,D2は細胞内のHBV−DN
A複製中間体に由来するバンド面積を示す。Iは染色体
に組み込まれたHBV−DNAに由来するバンド面積を
示す。drug,cont はそれぞれ被検化合物添加群、非添加
群を示す。]抗HBV活性(IC50)は、HBV−DN
Aの合成を対象群と比較して50%阻害する被検化合物
の濃度(μg/ml)で表現した。以上の実験の結果は
表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】[効果]本発明の一般式(I)で表される
化合物は広い抗ウイルス作用を持つことから、口唇、性
器ヘルペス、帯状疱疹、免疫抑制時の単純ヘルペスウイ
ルス−1型、2型(HSV−I,II)、バリセラゾス
タ−ウイルス(VZV)、サイトメガロウイルス(CM
V)、エプスタイン−バ−ルウイルス(EBV)感染
症、B型肝炎ウイルス等のウイルス性肝炎、ウイルス性
呼吸器疾患、ウイルス性呼吸器疾患、ウイルス性消化器
疾患、AIDS、ATL等の多くのウイルス性疾患に有
効であることが期待される。また、制癌作用も期待され
る。以上のようにして得られた本発明化合物を抗ウイル
ス剤として使用する場合、経口投与、静脈内投与、経皮
投与することができる。投与量は投与する患者の症状、
年齢、投与方法によっても異なるが、通常0.1〜50
0mg/kg/日である。本発明化合物は、適当な製剤
用担体と混合して調製した製剤の形で投与される。製剤
の形としては、錠剤・顆粒剤・細粒剤・散剤・カプセル
剤・注射剤・クリ−ム・座剤等が用いられる。
【0058】[実施例]次に、実施例を挙げて本発明化
合物の製造法について具体的に説明する。 実施例1. 9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4−トリ
ス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]グアニンの製造 (1)(2S,3S,4RS)−2,3−ビス(t−ブ
チルジフェニルシリルオキシメチル)−4−ヒドロキシ
メチルシクロブタノンの製造 ジイソプロピルアミン(1.28g, 12.6mmo
l)にエ−テル(50ml)を加え、氷冷下1.62M
n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(7.6ml,
12.3mmol)を5分間で滴下した後、15分間撹
拌する。ついで、−78℃に冷却し、(2S,3S)−
2,3−ビス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチ
ル)シクロブタノン(6.07g, 10.0mmo
l)のエ−テル(50ml)溶液を10分間で滴下した
後、15分間撹拌する。次に、ホルムアルデヒド(4
g、 133mmol)のエ−テル(35ml)溶液を
10分間で滴下した後、−78℃で3時間撹拌すること
により反応を終了とする。
【0059】反応液を飽和塩化アンモニウム溶液(50
0ml)−氷に注ぎ、エ−テルで抽出し、エ−テル層を
飽和食塩水で洗浄(2回)、ついで無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧濃縮することにより残渣を得る。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン:酢酸
エチル=5:1)で精製することにより目的物である
(2S,3S,4RS)−2,3−ビス(t−ブチルジ
フェニルシリルオキシメチル)−4−ヒドロキシメチル
シクロブタノン(1.90g, 29.8%)を得る。 NMR(200MHzFT,CDCl3 TMS)δ:1.01(9H,s),1.07(9H,s),1.
97-2.08(1H,m),2.62-3.43(3H,m),3.50-4.02(6H,m),7.28
-7.47(12H,m),7.55-7.72(8H,m).
【0060】(2)(2α,3β,4α)−2,3,4
−トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)
シクロブタノンの製造 実施例1の(1)で得られた(2S,3S,4RS)−
2,3−ビス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチ
ル)−4−ヒドロキシメチルシクロブタノン(1.90
g, 2.98mmol)とイミダゾ−ル(820m
g, 12.1mmol)にN,N−ジメチルホルムア
ミド(7ml)を加え、氷冷下t−ブチルクロロジフェ
ニルシラン(1.6g, 5.82mmol)を加え
て、30分間撹拌した後、室温で2時間撹拌することに
より反応を終了とする。反応液を氷水(100g)に注
ぎ、ヘキサン−エ−テル(1:1,200ml)で抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗浄、ついで無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、減圧濃縮することにより残渣3.6gを
得る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘ
キサン:1.2−ジクロロエタン=2:1)で精製する
ことにより目的物である(2α,3β,4α)−2,
3,4−トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメ
チル)シクロブタノン(2.12g, 81.2%)を
得る。
【0061】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.97(18H,s),
1.04(9H,s),2.70-2.86(1H,m),3.32-3.45(2H,m),3.70-3.
81(2H,m),3.85-3.98(4H,m),7.26-7.45(18H,m),7.58-7.6
7(12H,m). また異性体である[2S−(2α,3β,4β)]−
2,3,4−トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキ
シメチル)シクロブタノン(0.36g, 13.8
%)を得る。
【0062】(3)(1α,2α,3β,4α)−2,
3,4−トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメ
チル)シクロブタノ−ルの製造 (2α,3β,4α)−2,3,4−トリス(t−ブチ
ルジフェニルシリルオキシメチル)シクロブタノン
(2.12g, 2.42mmol)にトルエン(23
ml)を加え、−78℃で1M水素化ジイソブチルアル
ミニウムのトルエン溶液(3.4ml, 3.4mmo
l)を15分間で滴下した後、25分間撹拌することに
より反応を終了とする。反応液を氷冷下、pH7のリン
酸緩衝液(50ml)中に注ぎ、濾過補助剤を用いて濾
過、トルエンで洗浄する。濾液と洗液を合わし、トルエ
ンで抽出し、トルエン層を飽和食塩水で洗浄、ついで無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮することにより残
渣2.23gを得る。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−(ヘキサン:1.2−ジクロロエタン=4:
1)で精製することにより目的物である(1α,2α,
3β,4α)−2,3,4−トリス(t−ブチルジフェ
ニルシリルオキシメチル)シクロブタノ−ル(1.52
g, 71.6%)を得る。
【0063】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.98(9H,s),
1.02(18H,s),2.30-2.54(3H,m),3.23(1H,d),3.56(2H,d),
3.86(4H,d),4,52(1H,q),7.24-7.44(18H,m),7.54-7.68(1
2H,m).
【0064】(4)(1α,2α,3β,4α)−2,
3,4−トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメ
チル)シクロブチル=メタンスルホナ−トの製造 (1α,2α,3β,4α)−2,3,4−トリス(t
−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)シクロブタノ
−ル(1.50g, 1.71mmol)をピリジン
(20ml)に溶解後、氷冷下メタンスルホニルクロリ
ド(1ml 12.9mmol)を加え、室温で2日間
撹拌することにより反応を終了とする。次に反応液を減
圧濃縮し、エ−テルおよび氷水を加えて抽出後、エ−テ
ル層を水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾
燥、ついで減圧濃縮することにより残渣2.2gを得
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキ
サン:酢酸エチル=10:1)で精製することにより目
的物である(1α,2α,3β,4α)−2,3,4−
トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)シ
クロブチル=メタンスルホナ−ト(1.60g, 9
7.9%)を得る。
【0065】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:1.00(27H,s),
2.07-2.23(1H,m),2.68-2.83(2H,m),2.85(3H,s),3.54(2
H,d),3.71(2H,dd),3.90(2H,dd),5.31(1H,t),7.25-7.42
(18H,m),7.53-7.65(12H,m).
【0066】(5)2−アミノ−9−[(1β,2α,
3β,4α)−2,3,4−トリス(t−ブチルジフェ
ニルシリルオキシメチル)シクロブチル]−6−(2−
メトキシエトキシ)プリンの製造 2−アミノ−6−(2−メトキシエトキシ)−9H−プ
リン(232mg,1.11mmol)にN,N−ジメ
チルホルムアミド(5.0ml)および水素化リチウム
(8.6mg, 1.08mmol)を加え、室温で1
5分間ついで100℃で20分間撹拌後、(1α,2
α,3β,4α)−2,3,4−トリス(t−ブチルジ
フェニルシリルオキシメチル)シクロブチル=メタンス
ルホナ−ト(529mg, 0.554mmol)およ
びN,N−ジメチルホルムアミド(1.8ml)を加
え、135℃で約6時間加熱することにより反応を終了
とする。反応液を氷冷下、pH7のリン酸緩衝液(60
ml)中に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層
を水洗、飽和食塩水洗浄、ついで無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧濃縮することにより残渣0.64gを得
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(塩化
メチレン:酢酸エチル=10:1)で精製することによ
り目的物である2−アミノ−9−[(1β,2α,3
β,4α)−2,3,4−トリス(t−ブチルジフェニ
ルシリルオキシメチル)シクロブチル]−6−(2−メ
トキシエトキシ)プリン(158mg, 26.7%)
を得る。
【0067】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.96(18H,s),
1.02(9H,s),2.17-2.29(1H,m),2.74-2.92(2H,m),3.44(3
H,s),3.62-3.85(8H,m),4.52(2H,brs),4.57-4.70(3H,m),
7.24-7.65(31H,m).
【0068】(6)9−[(1β,2α,3β,4α)
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]グアニンの製造 2−アミノ−9−[(1β,2α,3β,4α)−2,
3,4−トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメ
チル)シクロブチル]−6−(2−メトキシエトキシ)
プリン(149mg, 1.40mmol)およびメタ
ノ−ル(2ml)に4規定塩化水素/ジオキサン溶液
(0.2ml)を加え、室温で一夜撹拌後、減圧濃縮す
る。残渣に水(4ml)を加え、エ−テル(2ml,
2回)で洗浄し、水層を減圧濃縮する。残渣に2規定塩
酸(10ml)を加え、1時間還流を行なうことにより
反応を終了とする。反応液を水酸化ナトリウム水溶液で
中和後、ダイヤイオンHP−20 (三菱 製することにより目的物である9−[(1β,2α,3
β,4α)−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)
シクロブチル]グアニン(22.6mg, 54.6
%)を得る。
【0069】NMR(200MHzFT,DMSO-d6,TMS)δ:1.77-1.94
(1H,m),2.58-2.76(2H,m),3.41-3.59(6H,m),4.38(1H,t),
4.63(1H,t),4.80(2H,t),7.23(2H,brs),8.13(1H,s),8.22
(1H,s).
【0070】実施例2. 9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4−トリ
ス(ヒドロキシメチル)シクロブチル]アデニンの製造 (1)9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4
−トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)
シクロブチル]アデニンの製造 アデニン(155mg, 1.15mmol)にN,N
−ジメチルホルムアミド(5.0ml)および60%水
素化ナトリウム(44.7mg, 1.12mmol)
を加え、室温で15分間ついで100℃で20分間撹拌
後、実施例1の(4)の方法で得られた(1α,2α,
3β,4α)−2,3,4−トリス(t−ブチルジフェ
ニルシリルオキシメチル)シクロブチル=メタンスルホ
ナ−ト(549mg, 0.574mmol)および
N,N−ジメチルホルムアミド(2.0ml)を加え、
135℃で約6時間加熱することにより反応を終了とす
る。以下、実施例1の(5)と同様に反応液を処理する
ことにより目的物である9−[(1β,2α,3β,4
α)−2,3,4−トリス(t−ブチルジフェニルシリ
ルオキシメチル)シクロブチル]アデニン(219m
g, 38.3%)を得る。
【0071】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.94(18H,s),
1.03(9H,s),2.10-2.28(1H,m),2.88-3.05(2H,m),3.64-3.
88(6H,m),4.69(1H,t),5.61(2H,brs),7.23-7.44(18H,m),
7.53-7.65(12H,m),7.79(1H,s),8.29(1H,s).
【0072】(2)9−[(1β,2α,3β,4α)
−2,3,4−トリス(ヒドロキシメチル)シクロブチ
ル]アデニンの製造 9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4−トリ
ス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)シクロ
ブチル]アデニン(203mg, 0.203mmo
l)およびメタノ−ル(2ml)に4規定塩化水素/ジ
オキサン溶液(0.2ml)を加え、室温で一夜撹拌
後、減圧濃縮する。残渣に水(4ml)を加え、エ−テ
ル(2ml, 2回)で洗浄し、水層を減圧濃縮するこ
とにより溶存エ−テルを留去し、水酸化ナトリウム水溶
液で中和後、ダイヤイオンHP−20(三菱化成┻)カ
ラムクロマトグラフィ−(メタノ−ル濃度勾配法/0→
30%)で精製することにより目的物である9−[(1
β,2α,3β,4α)−2,3,4−トリス(ヒドロ
キシメチル)シクロブチル]アデニン(47.6mg,
83.7%)を得る。
【0073】NMR(200MHzFT,DMSO-d6,TMS)δ:1.73-1.90
(1H,m),2.45-2.62(2H,m),3.41-3.59(6H,m),4.20(1H,t),
4.54-4.68(3H,m),6.40(2H,brs),7.82(1H,s),10.55(1H,b
rs).
【0074】実施例3. 9および7−[(1S,2R,3R)−2,3−ビス
(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチル
シクロブチル]グアニンの製造 (1)(2S,3S)−2,3−ビス(t−ブチルジフ
ェニルシリルオキシメチル)−4−フェニルヒドロキシ
メチルシクロブタノンの製造 ジイソプロピルアミン(1.21g, 12.0mmo
l)にエ−テル(50ml)を加え、−10℃で1.5
7M n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(7.6m
l, 12.0mmol)を5分間で滴下した後、20
分間撹拌する。ついで、−80℃〜−90℃に冷却し、
(2S,3S)−2,3−ビス(t−ブチルジフェニル
シリルオキシメチル)シクロブタノン(6.07g,
10.0mmol)のエ−テル溶液(50ml)を15
分間で滴下した後、30分間撹拌する。次に、ベンズア
ルデヒド(1.27g、 12.0mmol)のエ−テ
ル(25ml)溶液を10分間で滴下した後、30分間
撹拌することにより反応を終了とする。反応液を飽和塩
化アンモニウム溶液(500ml)−氷に注ぎ、エ−テ
ルで抽出し、エ−テル層を飽和食塩水で洗浄(2回)、
ついで無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮すること
により残渣7.60gを得る。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−(ヘキサン:酢酸エチル)で精製す
ることにより目的物である(2S,3S)−2,3−ビ
ス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4−
フェニルヒドロキシメチルシクロブタノン(3.44
g, 48.2%)を得る。
【0075】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.98(9H,s),
1.04(9H,s),2.50-2.64(1H,m),2.99(1H,d),3.31(1H,dd),
3.37-3.66(4H,m),3.96(1H,dd),4.92(1H,dd),7.25-7.70
(25H,m).
【0076】(2)(2S,3R)−2,3−ビス(t
−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4−フェニ
ル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)シクロ
ブタノンの製造 (2S,3S,4RS)−2,3−ビス(t−ブチルジ
フェニルシリルオキシメチル)−4−ヒドロキシメチル
シクロブタノンを用いる代わりに、上記(1)で得られ
た(2S,3S)−2,3−ビス(t−ブチルジフェニ
ルシリルオキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチ
ルシクロブタノン(3.44g, 4.82mmol)
を用いて実施例1の(2)と同様に反応および処理をす
ることにより(2S,3R)−2,3−ビス(t−ブチ
ルジフェニルシリルオキシメチル)−4−フェニル−t
−ブチルジフェニルシリルオキシメチルシクロブタノン
(3.9g, 85%)を得る。
【0077】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.92(9H,s),
1.01(18H,d),2.20-2.35(1H,m),3.21-3.33(2H,m),3.41-
3.53(2H,m),3.58-3.70(2H,m),4.90(1H,d),7.04(5H,s),
7.08-7.44(18H,m),7.48-7.66(12H,m).
【0078】(3)(1R,2R,3R)−2,3−ビ
ス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4−
フェニル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチルシ
クロブタノ−ルの製造 (2α,3β,4α)−2,3,4−トリス(t−ブチ
ルジフェニルシリルオキシメチル)シクロブタノンを用
いる代わりに、上記(2)で得られた(2S,3R)−
2,3−ビス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチ
ル)−4−フェニル−t−ブチルジフェニルシリルオキ
シメチルシクロブタノン(3.9g,4.1mmol)
を用いて実施例1の(3)と同様に反応および処理をす
ることにより(1R,2R,3R)−2,3−ビス(t
−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4−フェニ
ル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチルシクロブ
タノ−ル(3.4g, 87%)を得る。
【0079】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.92(9H,s),
1.00(18H,d),1.96-2.09(1H,m),2.35-2,62(3H,m),2.77(1
H,dd),3.21-3.81(3H,m),4.41(1H,q),4.82(1H,d),7.03-
7.74(35H,m).
【0080】(4)(1R,2S,3R)−2,3−ビ
ス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4−
フェニル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチルシ
クロブチル=メタンスルホナ−トの製造 (1α,2
α,3β,4α)−2,3,4−トリス(t−ブチルジ
フェニルシリルオキシメチル)シクロブタノ−ルを用い
る代わりに、上記(3)で得られた(1R,2R,3
R)−2,3−ビス(t−ブチルジフェニルシリルオキ
シメチル)−4−フェニル−t−ブチルジフェニルシリ
ルオキシメチルシクロブタノ−ル(3.4g, 3.5
6mmol)を用いて実施例1の(4)と同様に反応お
よび処理をすることにより(1R,2S,3R)−2,
3−ビス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)
−4−フェニル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメ
チルシクロブチル=メタンスルホナ−ト(2.4g,
64.3%)を得る。
【0081】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.92(9H,s),
1.00(18H,d),1.82-1.97(1H,m),2.45(3H,s),2.55(1H,d
d),2.69-2.86(1H,m),3.00-3.22(2H,m),3.65-3.89(2H,
m),4.89(1H,d),5.31(1H,t),6.94-7.06(5H,m),7.16-7.70
(30H,m).
【0082】(5)2−アミノ−9および7−[(1
S,2R,3R)−2,3−ビス(t−ブチルジフェニ
ルシリルオキシメチル)−4−フェニル−t−ブチルジ
フェニルシリルオキシメチルシクロブチル]−6−(2
−メトキシエトキシ)プリンの製造 (1α,2α,3β,4α)−2,3,4−トリス(t
−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)シクロブチル
=メタンスルホナ−トを用いる代わりに、上記(4)で
得られた(1R,2S,3R)−2,3−ビス(t−ブ
チルジフェニルシリルオキシメチル)−4−フェニル−
t−ブチルジフェニルシリルオキシメチルシクロブチル
=メタンスルホナ−ト(530mg, 0.514mm
ol)を用いて実施例1の(5)と同様に反応および処
理をすることにより2−アミノ−9および7−[(1
S,2R,3R)−2,3−ビス(t−ブチルジフェニ
ルシリルオキシメチル)−4−フェニル−t−ブチルジ
フェニルシリルオキシメチルシクロブチル]−6−(2
−メトキシエトキシ)プリン(35.6mg, 6.2
%)を得る。
【0083】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.90(18H,d),
0.96(9H,s),1.86-2.03(1H,m),2.46-2.63(1H,s),2.90-3.
15(2H,m),3.27(1H,dd),3.45(3H,s),3.39-3.50(1H,m),3.
72(1H,dd),3.83(2H,dd),4.42-4.53(3H,m),4.65(2H,dd),
4.88(1H,d),7.05-7.60(36H,m).
【0084】(6)9および7−[(1S,2R,3
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]グアニンの製造 2−アミノ−9−[(1β,2α,3β,4α)−2,
3,4−トリス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメ
チル)シクロブチル]−6−(2−メトキシエトキシ)
プリンを用いる代わりに、上記(5)で得られた2−ア
ミノ−9および7−[(1S,2R,3R)−2,3−
ビス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4
−フェニル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル
シクロブチル]−6−(2−メトキシエトキシ)プリン
(34.6mg, 0.0302mmol)を用いて実
施例1の(6)と同様に反応および処理をおこなった
後、高速液体クロマトグラフィ−(アセトニトリル:水
=9:1)を用いて精製、分取することにより目的物の
一方である9−[(1S,2R,3R)−2,3−ビス
(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチル
シクロブチル]グアニン(5.4mg, 48.0%)
を得る。
【0085】NMR(200MHzFT,DMSO-d6,TMS)δ:1.87-2.05
(1H,m),2.36-2.47(1H,m),2.67-2.85(1H,m),3.36-3.52(4
H,m),4.34(1H,t),4.53-4.72(3H,m),5.46(1H,d),6.41(2
H,brs),7.03-7.29(5H,m),7.57(1H,s),10.56(1H,brs).
【0086】また、その異性体であり、他方の目的物で
ある7−[(1S,2R,3R)−2,3−ビス(ヒド
ロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチルシクロ
ブチル]グアニン(3.6mg, 32.1%)を得
る。 NMR(200MHzFT,DMSO-d6,TMS)δ:2.25-3.35(3H,m),3.38-
3.53(4H,m),4.35(1H,m),4.53-4.64(3H,t),5.43(1H,d),
6.42(2H,brs),7.14-7.34(6H,m),7.67(1H,s).
【0087】実施例4. 9および7−[(1S,2R,3R)−2,3−ビス
(ヒドロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチル
シクロブチル]アデニンの製造 (1)9および7−[(1S,2R,3R)−2,3−
ビス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4
−フェニル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル
シクロブチル]アデニンの製造 (1α,2α,3β,4α)−2,3,4−トリス(t
−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)シクロブチル
=メタンスルホナ−トを用いる代わりに、実施例3の
(4)で得られた(1R,2S,3R)−2,3−ビス
(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4−フ
ェニル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチルシク
ロブチル=メタンスルホナ−ト(526mg, 0.5
09mmol)を用いて実施例2の(1)と同様に反応
および処理をすることにより9および7−[(1S,2
R,3R)−2,3−ビス(t−ブチルジフェニルシリ
ルオキシメチル)−4−フェニル−t−ブチルジフェニ
ルシリルオキシメチルシクロブチル]アデニン(33.
9mg, 5.9%)を得る。
【0088】NMR(200MHzFT,CDCl3,TMS)δ:0.90(18H,d),
0.97(9H,s),1.85-2.04(1H,m),2.62-2.77(1H,m),2.94(1
H,dd),3.16-3.30(2H,m),3.51(1H,dd),3.76(1H,dd),4.57
(1H,t),4.84(1H,d),5.97(2H,brs),7.04-7.61(36H,m),8.
28(1H,s).
【0089】(2)9および7−[(1S,2R,3
R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェニ
ルヒドロキシメチルシクロブチル]アデニンの製造 9−[(1β,2α,3β,4α)−2,3,4−トリ
ス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)シクロ
ブチル]アデニンを用いる代わりに、上記(1)で得ら
れた9および7−[(1S,2R,3R)−2,3−ビ
ス(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−4−
フェニル−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチルシ
クロブチル]アデニン(32.9mg, 0.0291
mmol)を用いて実施例2の(2)と同様に反応およ
び処理をおこなった後、高速液体クロマトグラフィ−
(アセトニトリル:水=9:1)を用いて精製、分取す
ることにより目的物の一方である9−[(1S,2R,
3R)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)−4−フェ
ニルヒドロキシメチルシクロブチル]アデニン(2.2
mg, 21.2%)を得る。
【0090】NMR(200MHzFT,DMSO-d6,TMS)δ:2.25-3.35
(3H,m),3.37-3.55(4H,m),4.53-4.75(4H,m),5.53(1H,d),
7.04-7.30(7H,m),7.93(1H,s),8.10(1H,s).
【0091】また、その異性体であり、他方の目的物で
ある7−[(1S,2R,3R)−2,3−ビス(ヒド
ロキシメチル)−4−フェニルヒドロキシメチルシクロ
ブチル]アデニン(2.7mg, 26.1%)を得
る。 NMR(200MHzFT,DMSO-d6,TMS)δ:2.24-3.35(3H,m),3.37-
3.57(4H,m),4.46-4.81(4H,m),5.62(1H,d),7.13-7.34(7
H,m),8.06(1H,s),8.13(1H,s).
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 473/18 8829−4C 473/30 8829−4C 473/32 8829−4C 473/34 321 8829−4C 361 8829−4C 473/40 8829−4C 487/04 146 7019−4C // A61K 31/505 ADU 7252−4C 31/52 ADY 7252−4C C07F 7/18 A 8018−4H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 [式中Bは核酸塩基誘導体であり、Rは各々独立して水
    素、置換または無置換アシル基、置換または無置換リン
    酸基、または保護基であり、R’基およびR”基は各々
    独立して水素、アルキル基、置換アルキル基、アルケニ
    ル基、アルキニル基およびアリ−ル基である]で表わさ
    れるシクロブタン誘導体
  2. 【請求項2】一般式(2) 【化2】 [式中Rは各々独立して水素、置換または無置換アシル
    基、置換または無置換リン酸基、または保護基を示し、
    Xは脱離基を示し、R’およびR”は各々独立して水
    素、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、アル
    キニル基およびアリ−ル基である]で表わされる化合物
    と核酸塩基誘導体とを反応させることを特徴とする一般
    式(1) 【化3】 [式中Bは核酸誘導体塩基であり、Rは各々独立して水
    素、置換または無置換アシル基、置換または無置換リン
    酸基、または保護基であり、R’およびR”は各々独立
    して水素、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル
    基、アルキニル基およびアリ−ル基である]で表わされ
    るシクロブタン誘導体の製造法
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