JPH0510416A - 無段変速機 - Google Patents

無段変速機

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JPH0510416A
JPH0510416A JP6708091A JP6708091A JPH0510416A JP H0510416 A JPH0510416 A JP H0510416A JP 6708091 A JP6708091 A JP 6708091A JP 6708091 A JP6708091 A JP 6708091A JP H0510416 A JPH0510416 A JP H0510416A
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JP
Japan
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continuously variable
variable transmission
oil pump
power
input side
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JP6708091A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Ueda
和彦 上田
Seiji Ezaki
誠司 江崎
Osamu Sado
修 佐渡
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トルクコンバ−タと無段変速機構とを備えた無
段変速機において、オイルポンプの無駄な作動を低減
し、エンジンの駆動損失を軽減し燃費の向上を図る。 【構成】エンジン出力軸1からトルクコンバ−タ2に伝
達された動力を順次カウンタギヤ4、前後進切換及び減
速機構3を経て出力軸6に伝達し、ファイナルギヤ5か
ら車軸7に伝達する第1の動力伝達経路25と、エンジ
ン出力軸1の動力を入力側クラッチ30を経て無段変速
機32に伝達した後、カウンタギヤ37、出力軸6に伝
達する第2の動力伝達経路40との双方の経路を備えた
場合に、第1の動力伝達経路25に第1のオイルポンプ
41を設け、第2の動力伝達経路40に第2のオイルポ
ンプ43を設ける。これにより、Nレンジ時、及び第1
の動力伝達経路25を経るR又はDレンジでの発進時
に、第2のオイルポンプ43は回転せず、その分、エン
ジンの駆動損失が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無段変速機に関し、特
に、トルクコンバ−タと無段変速機構との双方を備えた
ものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の無段変速機として、
例えば特開平2−240444号公報に開示されるよう
に、エンジンの動力を順次トルクコンバ−タ、前後進切
換及び減速機構を経て出力軸に伝達する第1の動力伝達
経路と、エンジンの動力をクラッチ及び無段変速機構を
経て出力軸に伝達する第2の動力伝達経路とを備え、車
両の発進時には動力を第1の動力伝達経路を経て伝達
し、その後、トルクコンバ−タのトルク増倍作用が不要
な状況になると、動力を第2の動力伝達経路を経て伝達
することにより、無段変速機のコンパクト化を図るよう
にしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な無段変速機に対して、これに備えるトルクコンバ−タ
や無段変速機構の作動及び潤滑用のオイルポンプを設け
る場合に、通常通りエンジンにより常時駆動されるよう
に配置したときには、このオイルポンプの容量は、トル
クコンバ−タの作動、前後進切換及び減速機構の作動、
入力側クラッチの作動、無段変速機の潤滑及びその油圧
制御の全てに対してオイルを供給する大容量のものが必
要になる。
【0004】しかしながら、上記の2つの動力伝達経路
を有する無段変速機では、そのオイルの供給の様子を仔
細に見ると、第2の動力伝達経路はNレンジ(ニュート
ラルレンジ)時や発進時には動力が伝達されず、無段変
速機構の潤滑及びその油圧制御に要するオイルは不要で
ある。このため、オイルはNレンジ時や発進時に必要以
上のオイルを供給しており、その分、駆動損失が存在す
ると共に、燃費が低下する欠点が生じる。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、上記のようにトルクコンバ−タと無
段変速機構とを備えて2つの動力伝達経路を有する無段
変速機において、オイルポンプを適切に配置して、必要
十分なオイルのみを供給することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、オイルポンプを2つに区分し、その一
方を第1の動力伝達経路側に配置し、他方を第2の動力
伝達経路側に配置することとする。
【0007】つまり、請求項1記載の発明の具体的な解
決手段は、エンジンの動力を順次トルクコンバ−タ、前
後進切換及び減速機構を経て出力軸に伝達する第1の動
力伝達経路と、エンジンの動力を入力側クラッチ及び無
段変速機構を経て出力軸に伝達する第2の動力伝達経路
とを備えた無段変速機を前提とする。そして、上記エン
ジンにより常時駆動される第1のオイルポンプと、上記
第2の動力伝達経路の入力側クラッチの締結により動力
が伝達される経路に配置された第2のオイルポンプとを
設ける構成とする。
【0008】また、請求項2記載の発明では、第2のオ
イルポンプの設ける位置を更に特定し、第2の動力伝達
経路の無段変速機構の入力側に配置する構成とする。
【0009】更に、請求項3記載の発明では、第2のオ
イルポンプの吐出圧を、第1の動力伝達経路を経た動力
の伝達時には低下制御する構成とする。
【0010】
【作用】以上の構成により、請求項1記載の発明では、
第1のオイルポンプはエンジンにより常時駆動されてい
て、そのオイルが第1の動力伝達経路のトルクコンバ−
タ、前後進切換及び減速機構に供給されるので、車両の
発進が可能になる。ここに、この発進時及びNレンジ
時、つまり動力が第2の動力伝達経路を経ていない際に
は、無段変速機構は入力側クラッチの開放により作動を
停止していて、その作動及び潤滑が本来不要であって、
第2のオイルポンプも入力側クラッチの開放によりその
作動を停止している。よって、該第2のオイルポンプが
作動しない分だけ、エンジンの動力が軽減されると共
に、燃費が良くなる。
【0011】そして、発進後は、入力側クラッチの締結
により動力が第2の動力伝達経路を経て伝達されるの
で、第2のオイルポンプも作動して、これから供給され
るオイルによって無段変速機構の作動及び潤滑が行われ
るので、無段変速機構の動作が確保される。
【0012】また、請求項2記載の発明では、第2のオ
イルポンプが第2の動力伝達経路における無段変速機構
の入力側に配置されていて、多用される変速域でのポン
プ回転数が高くなるので、無段変速機構の潤滑等が良好
に確保される。
【0013】さらに、請求項3記載の発明では、第1の
動力伝達経路を経た動力伝達時には、第1のオイルポン
プは第1の動力伝達経路から循環するトルクの一部によ
って空回りする場合があるが、この際の吐出圧が低下制
御されるので、エンジンの駆動損失が一層軽減され、燃
費の向上が図られる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明の無段変速機によれば、Nレンジ時、又はエンジン動
力をトルクコンバ−タを経て伝達する発進時には、無段
変速機構の制御や潤滑に対して不要となるオイルの供給
を行わないので、その分、エンジンの駆動損失を軽減で
きると共に、燃費の向上を図ることができる。
【0015】また、請求項1記載の発明によれば、無段
変速機構の入力側にオイルポンプを設けて、その回転数
を多用される変速域で高回転数に確保したので、無段変
速機構の作動や潤滑を良好に行うことができる。
【0016】さらに、請求項3記載の発明では、トルク
コンバ−タを経た動力伝達時には、第2の動力伝達経路
側のオイルポンプは空回りするものの、その吐出圧を低
下制御したので、エンジンの駆動損失を一層軽減できる
と共に、その分、更に燃費の向上が図れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0018】図1は無段変速機の全体概略構成を示す。
同図において、1はエンジン出力軸、2は該エンジン出
力軸1に連結されたトルクコンバ−タ、3は該トルクコ
ンバ−タ2にカウンタギヤ4を介して連結された前後進
切換及び減速機構、5は該機構3の出力軸6から動力が
伝達されるファイナルギヤであって、該ファイナルギヤ
5には前車軸7を経て左右の前車輪(図示せず)が接続
される。
【0019】上記トルクコンバ−タ2は、エンジン出力
軸1に連結されたポンプ2aと、該ポンプ2aに対向し
て配置されたタ−ビン2bと、この両者の間に配置され
たステータ2cとを有し、上記タ−ビン2bはコンバー
タ出力軸8に連結され、該出力軸8の図中右端に上記カ
ウンタギヤ4が連結される。また、ステータ2cは、自
身をタ−ビン2bと逆方向に回転させないためのワンウ
ェイクラッチ2dを介してケースに固定される。
【0020】上記前後進切換及び減速機構3は、シング
ルプラネタリギヤ式の前側遊星歯車機構10と、ダブル
プラネタリギヤ式の後側遊星歯車機構11とを有する。
両歯車機構10,11は、図2及び図3にも示すよう
に、サンギヤ12及びピニオンギヤ13とを共用すると
共に、該サンギヤ12は、出力軸6と同軸状に配置した
入力軸15に連結され、該入力軸15に上記カウンタギ
ヤ4が連結される。また、前側の遊星歯車機構10のリ
ングギヤ16はリバースクラッチ17を経て出力軸6に
連結され、後側の遊星歯車機構11のリングギヤ18は
フォワードクラッチ19を経て出力軸6に連結される。
また、後側の遊星歯車機構11のショートピニオンギヤ
22及び(ロング)ピニオンギヤ13のキャリア24は
ケースに固定されている。
【0021】よって、以上の構成により、上記のトルク
コンバ−タ2及び前後進切換及び減速機構3により、エ
ンジン動力をトルクコンバ−タ2からカウンタギヤ4、
及び前後進切換及び減速機構3を経て出力軸6に伝達す
る第1の動力伝達経路25を構成している。
【0022】また、30は上記エンジン出力軸1に直結
した直結軸31の端部に配置されたロックアップ兼入力
側クラッチ(以下、入力側クラッチと略す)、32は無
段変速機構である。該無段変速機構32は、互いに対峙
する入力側ディスク33及び出力側ディスク34と、該
両ディスク33,34の側面に形成した球面33a,3
4aに跨って該球面に沿って摩擦摺動するローラ35と
を有し、該ローラ35により入力側ディスク33に伝達
された動力を出力側ディスク34に伝達すると共に、該
ローラ35の傾転角度に応じて両ディスク33,34の
各有効半径を変化させて、変速比を無段階に調整する機
能を有する。
【0023】そして、上記入力側ディスク33には上記
入力側クラッチ30が接続され、出力側ディスク34は
他のカウンタギヤ37を経て上記出力軸6に連結され
る。
【0024】よって、上記の構成により、エンジン動力
を直結軸31から入力側クラッチ30を経て無段変速機
構32に伝達した後、カウンタギヤ37を経て出力軸6
に伝達するようにした第2の動力伝達経路40を構成し
ている。
【0025】次に、上記無段変速機での動力の伝達の様
子を説明する。
【0026】Dレンジの発進時には、第1の動力伝達経
路25を使用し、フォワードクラッチ19のみを締結す
る。これにより、トルクコンバ−タ2から伝達される動
力はサンギヤ12に伝達された後、順次、ピニオンギヤ
23、後側遊星歯車機構11のショートピニオンギヤ2
3及びリングギヤ18並びにフォワードクラッチ19を
経て出力軸6に伝達される。
【0027】一方、Rレンジの後退時には、第1の動力
伝達経路25を使用し、リバースクラッチ17のみを締
結する。これにより、動力はサンギヤ12に伝達された
後、ピニオンギヤ13及び前側遊星歯車機構11のリン
グギヤ16、並びにリバースクラッチ17を経て、上記
Dレンジ時とは回転方向を反転した状態で出力軸6に伝
達される。
【0028】また、Dレンジの走行時には、第2の動力
伝達経路40を使用し、入力側クラッチ30のみを締結
する。これにより、動力は直結軸31から入力側クラッ
チ30を経て無段変速機構32に伝達された後、カウン
タギヤ37を経て出力軸6に伝達される。
【0029】さらに、Nレンジ時には、全てのクラッチ
17、19及び30を開放する。これにより、エンジン
動力はトルクコンバ−タ2、カウンタギヤ4及びサンギ
ヤ12、前側遊星歯車機構10のリングギヤ16に伝達
され、これ等が空転する。
【0030】そして、上記直結軸31には、入力側クラ
ッチ30の図中左側に第1のオイルポンプ41が配置さ
れている。また、無段変速機構32の入力側ディスク3
3の中芯部を貫通して出力側ディスク34を支持する軸
42、つまり無段変速機構32の入力側には、その出力
側ディスク34の図中右方の他端部に第2のオイルポン
プ43が設けられている。
【0031】続いて、上記2個のオイルポンプ41,4
3による無段変速機の作動及び潤滑回路を図4に示す。
同図において、上記直結軸31に連結された第1のオイ
ルポンプ41は第1の動力伝達経路25用であり、無段
変速機構32の図1右方に配置した第2のオイルポンプ
43は第1の動力伝達経路25用である。
【0032】第1のオイルポンプ41から吐出されたオ
イルは、レギュレータバルブ50、マニュアルバルブ5
1を経てリバースクラッチ17、フォワードクラッチ1
9及び入力側クラッチ30に供給される。また、第1の
オイルポンプ41のオイルの一部はレデューシングバル
ブ52で減圧され、その減圧された油圧は更にデュ−テ
ィ電磁弁SOL1でデュ−ティ制御される。上記レギュレー
タバルブ50は、上記デュ−ティ電磁弁SOL1で制御され
たパイロット圧を入力し、そのパイロット圧に応じた高
圧のライン圧をマニュアルバルブ51に供給し、残る低
圧のオイルはトルクコンバ−タ2に供給されると共に前
後進切換及び減速機構3の潤滑に供される。
【0033】また、マニュアルバルブ51と入力側クラ
ッチ30との間には、入力側クラッチ30へのライン圧
の供給を許容及び停止するシフトバルブ53が配置され
ていて、該シフトバルブ53は、電磁弁SOL により供給
位置と停止位置との二位置に制御される。
【0034】一方、第2のオイルポンプ43から吐出さ
れたオイルは、レギュレータバルブ55、及びレシオコ
ントロールバルブ56を経て無段変速機構32のローラ
35の傾転角度の制御機構に供給される。上記レギュレ
ータバルブ55は、レデューシングバルブ57で減圧さ
れた油圧を更にデュ−ティ電磁弁SOL2によりデュ−ティ
制御されたパイロット圧で制御され、そのパイロット圧
に応じた高圧の油圧をレシオコントロールバルブ56に
供給し、残る低圧のオイルは無段変速機構32の潤滑に
供される。
【0035】また、上記レシオコントロールバルブ56
は、デュ−ティ電磁弁SOL3により制御され、そのパイロ
ット圧に応じた油圧を生成して、無段変速機構32のロ
ーラ35の傾転角度を目標角度に制御する。
【0036】そして、上記デュ−ティ電磁弁SOL2は、動
力が第2の動力伝達経路40を経て伝達されている際に
は、上記レギュレータバルブ55から供給するライン圧
を極く低圧に制御し、ほとんどのオイルを極く低圧で無
段変速機構32に供給させるように該レギュレータバル
ブ55を制御するようにコントローラ(図示せず)で制
御される。
【0037】したがって、上記実施例においては、第1
のオイルポンプ41はエンジン出力軸1に直結した軸3
1に設けられているので、常時駆動されて、その吐出オ
イルが第1の動力伝達経路のトルクコンバ−タ2及び前
後進切換及び減圧機構3に供給される。
【0038】これに対し、Nレンジ時には、3つのクラ
ッチ17,19及び30は開放状態にある。このため、
無段変速機構32は停止状態にあって、その潤滑及び傾
転制御が不要な状況であって、この状況の下で、第2の
オイルポンプ43は、無段変速機構32の入力側ディス
ク33の停止と共に回転を停止しているので、その分、
エンジンの駆動損失を軽減できると共に燃費の向上を図
ることができる。
【0039】そして、Dレンジでの発進から走行に移行
し、設定車速になった時点で入力側クラッチ32が締結
されると、今度は動力が無段変速機構32を含む第2の
動力伝達経路40を経て出力軸6に伝達される。この場
合、第2のオイルポンプは無段変速機構32の回転に伴
い回転してオイルを吐出し、その吐出圧が無段変速機構
32の潤滑及び傾転制御に供されるので、変速制御が良
好に確保されると共に、無段変速機構32の信頼性が確
保される。
【0040】しかも、第2のオイルポンプ43は無段変
速機構32の入力側、つまり低変速段で有効半径の小さ
い側に配置されているので、この使用頻度の多い低変速
段では該第2のオイルポンプ43の回転数が、出力側に
配置される場合に比して高回転数になり、吐出オイル量
を多く確保できる。
【0041】また、Dレンジでの発進時、及びRレンジ
での後退時には、第1の動力伝達経路25を経て動力伝
達されるものの、その動力の一部が出力軸6からカウン
タギヤ37を経て循環して無段変速機構32に伝達され
るため、その入力側ディスク33も回転して第2のオイ
ルポンプ43が回転する。そのため、該第2のオイルポ
ンプ43の油圧は、図5に示すように、通常では車速の
上昇に伴い回転数が高回転になって高油圧になるが、こ
の際には、レギュレータバルブ55がデュ−ティ電磁弁
SOL2により制御されて、ライン圧が低圧に調整されるの
で、その分一層、エンジンの駆動損失を軽減できると共
に燃費の向上を図ることができる。
【0042】図6は他の無段変速機に適用した実施例を
示す。上記実施例とは機器の配置位置を変更したもので
ある。
【0043】つまり、トルクコンバ−タ2´の図中右方
に前後進切換及び減速機構3´が配置されると共に、該
前後進切換及び減速機構3´と並列に無段変速機構32
´が配置されていて、前後進切換及び減速機構3´の出
力軸6´はカウンタギヤ4´を経て無段変速機構32´
の出力側ディスク34´に接続され、該出力側ディスク
34´の支持軸61がファイナルギヤ5´に連結され
る。
【0044】また、トルクコンバ−タ2´のポンプ2a
´には中間軸60を介して入力側クラッチ30´が連結
され、該入力側クラッチ30´は、該中間軸60に回転
自在に支持した他のカウンタギヤ37´を介して無段変
速機構32´の入力側ディスク33´の支持軸42´に
連結される。
【0045】そして、第1のオイルポンプ41´は、ト
ルクコンバ−タ2´のポンプ2a´の中間軸60におい
て、該トルクコンバ−タ2´のポンプ2a´とカウンタ
ギヤ37´との間の位置に配置される。また、第2のオ
イルポンプ43´は、カウンタギヤ37´とファイナル
ギヤ5´との間に配置される。他の構成については同一
部分に同一符号に´を付してその説明を省略する。
【0046】よって、本実施例においては、上記実施例
と同様にNレンジ時を含んで動力が第1の動力伝達経路
25を経て伝達されているときには、第2のオイルポン
プ43´が本来的に停止するので、その分、エンジンの
駆動損失を軽減できると共に、燃費の向上を図ることが
できる。しかも、第2のオイルポンプ43´は無段変速
機構32´とファイナルギヤ5´との間に配置されてい
るので、無段変速機の車幅方向の長さを短縮でき、コン
パクト化を図ることができる。
【0047】尚、本実施例では、エンジン動力をトルク
コンバ−タ2´のポンプ2a´から入力側クラッチ30
´及びカウンタギヤ37´を経て無段変速機構32´に
伝達したが、その他、エンジン出力軸1´に直結される
ロックアップクラッチを設け、該ロックアップクラッチ
を経て無段変速機構32´に動力を伝達してもよい。
【0048】また、以上の説明では、前輪駆動車に適用
した無段変速機を例に挙げたが、本発明は後輪駆動車に
も同様に適用できるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体概略構成を示す図である。
【図2】前後進切換及び減速機構のシングルプラネタリ
ギヤユニットの正面図である。
【図3】前後進切換及び減速機構のダブルプラネタリユ
ニットギヤの正面図である。
【図4】油圧回路を示す図である。
【図5】車速に対する第2のオイルポンプの通常の油圧
特性を示す図である。
【図6】他の無段変速機に適用した全体概略構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 エンジン出力軸 2 トルクコンバ−タ 3 前後進切換及び減速機構 6 出力軸 25 第1の動力伝達経路 30 入力側クラッチ 32 無段変速機構 33 入力側ディスク 34 出力側ディスク 35 ローラ 40 第2の動力伝達経路 41 第1のオイルポンプ 43 第2のオイルポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの動力を順次トルクコンバ−タ、
    前後進切換及び減速機構を経て出力軸に伝達する第1の
    動力伝達経路と、エンジンの動力を入力側クラッチ及び
    無段変速機構を経て出力軸に伝達する第2の動力伝達経
    路とを備えた無段変速機であって、上記エンジンにより
    常時駆動される第1のオイルポンプと、上記第2の動力
    伝達経路の入力側クラッチの締結により動力が伝達され
    る経路に配置された第2のオイルポンプとを備えたこと
    を特徴とする無段変速機。
  2. 【請求項2】第2のオイルポンプは、第2の動力伝達経
    路の無段変速機構の入力側に配置されていることを特徴
    とする請求項1記載の無段変速機。
  3. 【請求項3】第2のオイルポンプは、第1の動力伝達経
    路を経た動力の伝達時に吐出圧が低下制御されることを
    特徴とする無段変速機。
JP6708091A 1991-03-29 1991-03-29 無段変速機 Pending JPH0510416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157987A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Jtekt Corp 油圧制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157987A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Jtekt Corp 油圧制御装置

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