JPH05103963A - 連続混合攪拌装置 - Google Patents

連続混合攪拌装置

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Publication number
JPH05103963A
JPH05103963A JP3269329A JP26932991A JPH05103963A JP H05103963 A JPH05103963 A JP H05103963A JP 3269329 A JP3269329 A JP 3269329A JP 26932991 A JP26932991 A JP 26932991A JP H05103963 A JPH05103963 A JP H05103963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
rotational shafts
stirring
plural
continuous mixing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3269329A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Kondo
正實 近藤
Setsuo Omoto
節男 大本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH05103963A publication Critical patent/JPH05103963A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の回転軸と各回転軸のそれぞれに取り付
けられた偏心した攪拌板を容器内に収容した連続混合攪
拌装置において、処理物の混合を均一に行い、かつ、滞
留することなく十分に処理物を抜き出して更新できるよ
うにする。 【構成】 複数の回転軸2と各回転軸2のそれぞれに取
り付けられた複数の偏心した攪拌板3を収容し複数の円
筒を組み合わせた形状又は円筒状のケーシング1、及び
同ケーシング1の両端に回転軸の軸シール部を有する押
えフランジ部4,5で構成される連続混合攪拌装置にお
いて、処理物抜き出し口9を出口側の押えフランジ部5
に設け、処理物排出圧力損失を上廻る能力の押し出しス
クリュー抜き出し機10を前記抜き出し口9内に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高粘度流体又はスラリ
ー状物質等を連続的に攪拌混合する装置、特に重縮合系
重合体を製造するプロセスや高粘度液から揮発分を脱揮
する際に用いられる連続混合攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の一例を図4及び図5によって
説明する。この連続攪拌混合装置はセルフクリーニング
リアクタ(SCR)である。この装置は、2本の円筒を
組み合せたケーシング1内に、図5矢印に示すように、
同一方向に回転する2本の回転軸2と同回転軸2に取付
けられた多数の円形の攪拌板3を有し、ケーシング1両
端に軸シール6を有する押えフランジ4,5で構成され
ている。攪拌板3は回転軸2に偏心して取りつけられ、
また軸方向に沿って押し出しスクリューを模して、両回
転軸2の軸方向に対応する攪拌板3が同一の方向に同一
の距離だけ偏心して若干の隙間をおくように取付けら
れ、その突端部が螺旋状をなすように取り付けられてお
り、送液能力を有する。
【0003】原料11は供給口7より投入され、攪拌板
3によって混練される。混練された処理物には、出口側
の押えフランジ部5より供給口7寄りの位置において、
ケーシング1に設けられた抜き出し口9内の押し出しス
クリュー抜き出し機10を介して抜き出される。内部の
抽気は、ケーシング1に設けられた抽気口8より行う。
【0004】前記押し出しスクリュー抜き出し機10の
能力は、処理物12の流量範囲に見合ったものに設定さ
れている。また、出口側にいくに従って処理物12の粘
度が上昇するために、前記抜き出し口9のサイズは供給
口7より大きく設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記図4及び図5に示
す従来の攪拌混合装置では、次のような問題点がある。
【0006】ポリマーの重合反応をこの従来の装置を用
いて行う場合において、処理物12の流量より押し出し
スクリュー抜き出し機10の能力を大きくして、反応操
作を行えば、処理物12は、抜き出し口9より供給口7
側にある最後の攪拌板8a又は同攪拌板8aに隣接して
抜き出し口9に面して位置する攪拌板3bまでしか攪拌
されずにスクリュー抜き出し機10側へ吸い込まれるよ
うに流れていく。ただし、長時間この操作を行えば、供
給口7より最も離れて位置する攪拌板3cまで処理物1
2は届いていくが、同攪拌板3c部での更新性が悪く供
給口7より攪拌板3aまでの攪拌域より長い時間処理さ
れたものとなる。ポリマーの重合反応において、反応時
間が長すぎるとかえって分解が起こり好ましくない傾向
があり、前記のように、押し出しスクリュー抜き出し機
10の抜き出し能力を過大に設定することは、出口処理
物12の品質の低下を起こす原因となる。
【0007】また、この抜き出し能力を処理物12の流
量とほぼ同等で操作を行えば攪拌板3cでの更新性は向
上するが、装置内の温度,圧力等が変わり処理物粘度が
上昇した場合においては押し出しスクリューの抜き出し
能力が低下するため、出口側押えフランジ5内の軸シー
ル6部への処理物進出や、抽気口8へのベントアップが
起こる。
【0008】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる攪拌混合装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の回転軸
と各回転軸にそれぞれ取付けられた複数の偏心した攪拌
板を収容し複数の円筒を組み合わせた形状又は円筒状の
ケーシング、及び同ケーシングの両端に前記回転軸の軸
シール部を有する押えフランジ部で構成される連続混合
攪拌装置において、処理物抜き出し口を出口側の押えフ
ランジ部に設け、同処理物抜き出し口内に押し出しスク
リュー抜き出し機を設け、同抜き出し機の能力を処理物
の排出圧力損失より上まわるようにした。
【0010】
【作用】本発明によれば、処理物抜き出し口を出口側押
えフランジ部に、即ち攪拌体以降に設け、その内部に処
理物の排出圧力損失より上まわる能力をもつ押し出しス
クリュー抜き出し機を有するため、ケーシング内におい
て処理物抜き出し口まで処理物の均一な攪拌が行われ、
かつ、処理物はケーシング内より抜き出されて、円滑
に、かつ、十分に更新されることとなる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。本実施例は、図4及び図5に示される従来
の連続混合攪拌装置と同様な型式の連続混合攪拌装置に
係るものであって、図1ないし図3において同一の部分
は図4及び図5と同一の符号を付してその説明を省略
し、以下相違する点について説明する。
【0012】即ち、本実施例では、出口側の回転軸2の
押えフランジ部5に処理物抜き出し口9を設け、同抜き
出し口9内にその能力が処理物の排出圧力損失より上ま
わる押し出しスクリュー抜き出し機10を設けた。
【0013】なお、前記押えフランジ部5内の軸シール
6は、グランドシールとし、かつ、そのグランドパッキ
ンの本数も図4及び図5に示される従来装置より増加さ
せている。また、20は、押えフランジ部5とケーシン
グ1とを結合するボルト・ナットである。
【0014】本実施例においては、原料11は供給口7
より投入され、攪拌板3により混練されて抜き出し口9
内部にある押し出しスクリュー抜き出し機10を介して
処理物12として排出される。内部の抽気は抽気口8よ
り行われる。
【0015】押し出しスクリュー抜き出し機10の能力
は処理物12の排出圧力損失を上まわるように設定され
ているために、供給口17から処理物抜き出し口9に至
るまで処理物12はケーシング1内で均一に攪拌され、
かつケーシング1内に滞留することがなく、円滑に、か
つ、十分に更新されることになる。
【0016】従って、本実施例では、処理物12を十分
に攪拌した上所定の時間で抜き出すことができ、また、
出口側押えフランジ5内の軸シール6へ処理物12が侵
入したり、抽気口8へのベントアップの発生を防止する
ことができる。
【0017】なお、前記の実施例では、2本の回転軸を
有しているが、これを3本以上の複数にし、これに伴っ
てケーシングの断面を3本以上の複数の円筒を組み合わ
せたものにすることができ、また、ケーシングの断面を
円筒状とすることもできる。
【0018】本発明の効果を確認するため、前記実施例
に係る装置のケーシング1を透明アクリル製とし処理物
12に1000poise の水アメを用いて試験を行った。
【0019】攪拌板3の直径を60mm厚さを12mmと
し、ケーシング1の有効長200mmの寸法を有する装置
を用いて、処理流量2.0kg/hr、押し出しスクリュー
抜き出し機10の流量設定値を5kg/hrとして,ケーシ
ング1の内部が満液にならないようにし、攪拌板3の回
転数を10rpm とした上、攪拌板3c上部より赤インク
で着色した水アメを投入して内部を観察した。本発明の
装置では赤色が滞ることがなかった。これに対して、比
較例として、前記と同様の仕様の図4及び図5に示す装
置を用いて、同様な試験を行ったところ、攪拌板3cと
押えフランジ部の隙間に若干赤色が滞った。
【0020】
【発明の効果】本発明は、複数の回転軸と各回転軸のそ
れぞれに取り付けられた複数の偏心した攪拌体を収容し
たケーシングの軸シール部をもつ出口側の押えフランジ
部に処理物抜き出し口を設け、同抜き出し口に処理物排
出圧力損失を上まわる能力の押し出しスクリュー抜き出
し機を設けたことによって、攪拌不良部分が無くなるの
で均一で安定した処理物を得ることができる。
【0021】また、出口側軸シールへの処理物侵入や抽
気口へのベントアップの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】同実施例の出口側の押えフランジ部を示し、図
3(a)はその側面図,図3(b)は横断面図である。
【図4】従来の連続混合攪拌装置の縦断面図である。
【図5】同従来の連続混合攪拌装置の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 回転軸 3 攪拌板 4,5 押えフランジ部 6 軸シール 7 供給口 8 抽気口 9 処理物抜き出し口 10 押し出しスクリュー抜き出し機 11 原料 12 処理物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転軸と各回転軸のそれぞれに取
    り付けられた複数の偏心した攪拌板を収容し複数の円筒
    を組み合せた形状又は円筒状のケーシング、及び同ケー
    シングの両端に前記回転軸の軸シール部を有する押えフ
    ランジ部で構成される連続混合攪拌装置において、処理
    物抜き出し口を出口側の押えフランジ部に設け、同処理
    物抜き出し口内に押し出しスクリュー抜き出し機を設
    け、同抜き出し機の能力を処理物排出圧力損失より上ま
    わるようにしたことを特徴とする連続混合攪拌装置。
JP3269329A 1991-10-17 1991-10-17 連続混合攪拌装置 Withdrawn JPH05103963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3269329A JPH05103963A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 連続混合攪拌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3269329A JPH05103963A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 連続混合攪拌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05103963A true JPH05103963A (ja) 1993-04-27

Family

ID=17470847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3269329A Withdrawn JPH05103963A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 連続混合攪拌装置

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JP (1) JPH05103963A (ja)

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Effective date: 19990107