JPH05103636A - 小魚類の全自動煮釜 - Google Patents

小魚類の全自動煮釜

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JPH05103636A
JPH05103636A JP3294981A JP29498191A JPH05103636A JP H05103636 A JPH05103636 A JP H05103636A JP 3294981 A JP3294981 A JP 3294981A JP 29498191 A JP29498191 A JP 29498191A JP H05103636 A JPH05103636 A JP H05103636A
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JP
Japan
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small fish
container
water
screw
jacket
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JP3294981A
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Yasuyuki Ogita
康之 荻多
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Samson Co Ltd Japan
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Samson Co Ltd Japan
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小魚類の煮上げの工程を自動化し、小魚類の
煮上げ状態を均質にし、かつ、煮上げる小魚類を傷つけ
ない自動煮釜の供給にある。 【構成】 スクリュー羽根の回転による押し出し方向に
水流を発生させ、スクリュー羽根での押し出し量と同量
か少し多めの流量の水を流す。この場合、処理容器から
流れ出た水を一度タンクに溜め、循環ポンプで処理容器
へ戻す方法をとる。処理容器からの加熱物の搬出方法
は、処理容器からのオーバーフローによる水の流れと搬
出口近くでの攪拌・かき出し方式によって行う。加熱
は、処理容器に下部に設けた加熱用のジャケット内での
蒸気加熱と同時に、処理容器からオーバーフローした水
をアク除去機能を設けた加熱水槽で、再加熱し処理容器
の投入側から流入させる。スクリュー羽根間に板を設け
て、スクリューの回転に伴って板が動くため、被加熱物
を攪拌されて被加熱物の煮ムラが低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小魚類の全自動煮釜の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小魚類の加工は、小魚類の鮮度が低下し
ないうちに速やかに行う必要がある。しかし、時期並び
に漁獲量によって処理量並び処理の小魚類の種類が異な
り、煮上げ加工にはかなり高度な熟練が必要で、処理方
法として煮沸釜に処理対象の小魚類を投入し煮る方法が
取られていたため、一度に処理する量も少なかった。そ
のため、小魚類の煮沸工程を全て機械化する装置がいろ
いろ考案され、製品化されいる。その自動化された機器
としては、特公昭51−33993並びに、特開昭62
−190063に記載されている方法と機器が良く知ら
れている。特に特開62−190063にはいろいろな
種類の自動釜上げ装置の問題点は、細かく記載されてい
る。
【0003】自動煮釜として必要な機能にはつぎの様な
点が上げられる。小魚類を均質に煮上げる為に一定の温
度でかつ所定の時間に煮上げることが必要である。さら
に、煮上げる際に小魚類を傷めない。言うまでもない
が、省エネ並びメンテナンスが容易であることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、小魚類の煮上げの工程を自動化し、小魚類
の煮上げ状態を均質にするために煮上げ時間と温度を一
定し、かつ、煮上げる小魚類を傷つけないことにある。
本発明では、煮上がりの小魚類の品質を重視するため
に、煮る場合の温度と煮上げる時間を確実に一定出来る
方法として、スクリューコンベア式を採用し、スクリュ
ーコンベア式の欠点とされているスクリュー羽根と処理
槽との間への処理物のかみ込み等の問題点を解決するこ
とにある。また、小魚類を煮ると生じるアクを処理し、
使用水量を低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記に記載した問題点を
解決するために、本発明においてはスクリュー羽根の回
転による押し出し方向に水流を発生させ、スクリュー羽
根での押し出し量と同量か少し多めの流量の水を流す。
この場合、処理容器から流れ出た水を一度タンクに溜
め、循環ポンプで処理容器へ戻す方法をとる。処理容器
からの加熱物の搬出方法は、処理容器からのオーバーフ
ローによる水の流れと搬出口近くでの攪拌・かき出し方
式によって行う。加熱は、処理容器に下部に設けた加熱
用のジャケット内での蒸気加熱と同時に、処理容器から
オーバーフローした水をアク除去機能を設けた加熱水槽
で、再加熱し処理容器の投入側から流入させる。
【0006】
【作用】スクリューの回転による押し出し方向に水流を
発生させ、スクリュー羽根での押し出し量と同等か少し
多めの流量の水を流すことにより、スクリュー羽根と処
理容器間に水流を発生させて、小魚類をスクリューの押
し出し方向に押しやり、スクリュー羽根と処理容器間の
巻き込みによる小魚類の損傷を防止する。水を循環させ
ることにより、小魚類を煮ることによって発生するアク
を処理容器外に搬出させることにより外部処理が可能と
なり、水の交換回数が減り節水となる。また、オーバー
フロー方式のため、強制かき出し方法と異なり小魚類を
傷めずに搬出でき、水もしくは塩水に沈むもの及び浮く
ものの区別無く、煮上げ処理が出来る。
【0007】
【実施例】本発明の実施の一例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を上から見た概要図であ
る。耐食性の金属(ステンレス、チタン等)によって形
成される上部を開放した半円筒柱状の処理槽(1)に、円
筒柱の中心軸にスクリュー羽根(4)並びにかき出し装置
(5)と接続し、それらを駆動するスクリュー軸(15)を
設けスクリュー軸(15)にはスクリュー軸を駆動するス
クリュー軸駆動装置(2)を設ける。半円筒柱状の処理槽
(1)の片方の隅に煮上げ処理を行う小魚類の投入口(7)
を設け、反対側の隅に搬出口(6)を設ける。
【0008】処理槽(1)の処理水は搬出口(6)からオー
バーフローで出された水は加熱槽(3)に入りアクの除去
並びに加熱をおこなってから循環ポンプ(8)を経て、処
理槽(1)の投入側から投入される。加熱槽の内部に蒸気
加熱管(19)を設け、加熱槽に設けた温度センサー並び
に温度制御装置により蒸気加熱管への蒸気量を調整し加
熱槽での温度調整を可能とする。図2に示すように処理
槽(1)の底部にジャケット(16)を設け、ジャケット内
の蒸気噴出口(17)より蒸気を噴出し、処理槽(1)を加
熱する。処理槽(1)の底部に取り付けられた温度センサ
ーと温度制御装置により蒸気噴出口(17)からの蒸気量
を調整し、処理槽内の温度調整を可能とする。
【0009】図3並びに図4に示すように、かき出し装
置(5)はスクリュー軸(15)に対して垂直に支柱(18)
を120度間隔を設け3本設置し、それを搬出口(6)の
両端に2組設ける。2組の支柱(18)のスクリュー軸に
近い方に搬出板(12)を設け、反対側の処理槽底部に攪
拌板(13)を設ける。攪拌板()は処理槽(1)の底部にあ
る小魚類を処理液の上部の方へかき上げるもので、かき
上げられた小魚類は搬出板(13)とオーバーフローによ
り作られる推進力により搬出口(6)から搬出される。処
理槽の開放した上部を蓋等で閉じられるようにしてもよ
い。スクリュー軸駆動装置(2)並びに循環ポンプ(8)は
制御装置により発停可能とし、回転速度等は任意の値に
設定可能とする。
【0010】
【発明の効果】本発明の実施により、煮上げ時間並びに
煮揚げ温度が均質に保たれるために、品質の一定した煮
上がり製品が供給出来るようになった。また、被加熱物
の小魚類の特性で、煮釜内で沈むものと浮くものに関係
なく処理が出来るようになった。容器内の水並びに循環
水が、処理物によって汚れてくるが、加熱槽に設けられ
たフィルター並びにアク取り装置により有る程度は濾過
が可能となり、使用水量の低減が可能となり、水を入れ
換えた際にも、水の加熱を処理槽の加熱ジャケットと循
環の加熱槽によっておこなうため、加熱時間が10分前
後となり作業時間が大幅に短縮された。また、処理槽の
上部が開放もしくは開放出来るようになっているので、
上部からの処理槽内部の清掃が容易にできるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概要説明図
【図2】 図1のA−A断面図
【図3】 図1のB−B断面図
【図4】 図3のかき出し装置の立体概要図
【符号の説明】
1 処理槽 2 スクリュー軸駆動装置 3 加熱槽 4 スクリュー羽根 5 かき出し装置 6 搬出口 7 投入口 8 循環ポンプ 9 流量調整バルブ 10 搬出コンベア 11 アクかき出し 12 搬出板 13 攪拌板 14 液面 15 スクリュー軸 16 ジャケット 17 蒸気噴出口 18 支柱 19 蒸気加熱管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項】両端に投入口と搬出口を有し、上部の全部も
    しくは一部を開放した半円筒状の容器の内部にスクリュ
    ー軸を設け、スクリュー軸の駆動装置を容器外に設け、
    そのスクリュー軸にスクリュー羽根状のものを容器内の
    端からもう片方の端に設けられた搬出口の近くまで設
    け、さらにそのスクリュー羽根の端もしくは端近くとも
    う一端の容器内の端に、スクリュー軸に垂直に支柱を設
    け、支柱にスクリュー軸の近くと容器近くに板を設けた
    小魚類の自動煮釜において、容器の底部にジャケットを
    設け容器をジャケット内の蒸気により加熱し、搬出口か
    ら搬出された小魚類と水を分離し、分離した小魚類を搬
    出用コンベアに、また水は加熱槽に投入し加熱槽により
    更に加熱し、循環ポンプにより再び自動釜の投入側に投
    入し再循環させることを特徴とした小魚類の自動釜。
JP3294981A 1991-10-15 1991-10-15 小魚類の全自動煮釜 Expired - Fee Related JP2588805B2 (ja)

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JPH05103636A true JPH05103636A (ja) 1993-04-27
JP2588805B2 JP2588805B2 (ja) 1997-03-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016041033A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 株式会社カワクボ製作所 小魚煮沸装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016041033A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 株式会社カワクボ製作所 小魚煮沸装置

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