JPH04246420A - 連続処理槽での樹脂のブロック化防止方法 - Google Patents

連続処理槽での樹脂のブロック化防止方法

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JPH04246420A
JPH04246420A JP1012591A JP1012591A JPH04246420A JP H04246420 A JPH04246420 A JP H04246420A JP 1012591 A JP1012591 A JP 1012591A JP 1012591 A JP1012591 A JP 1012591A JP H04246420 A JPH04246420 A JP H04246420A
Authority
JP
Japan
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tank
neutralization
continuous
resin
blocks
Prior art date
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Pending
Application number
JP1012591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Nakamoto
中本 好三
Tadashi Hirakawa
忠司 平川
Koichi Odonari
大隣 孝一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP1012591A priority Critical patent/JPH04246420A/ja
Publication of JPH04246420A publication Critical patent/JPH04246420A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、ポリビニ
ルブチラール樹脂の合成反応後に樹脂スラリーを連続的
に中和する連続中和槽等、連続処理槽での樹脂のブロッ
ク化を防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルブチラール(以下、「PVB
」と記す)樹脂は、反応槽において水に溶解したポリビ
ニルアルコール(PVA)とブチルアルデヒドを触媒(
強酸)のもとで反応させ、得られた樹脂スラリーにアル
カリを添加して所定のブチル化度を得るようにするとと
もに、撹拌機を備えた多数の中和槽を連結した連続中和
槽で60〜90℃の温度に中和処理液を保持しながら樹
脂の表面に付着している酸を中和除去して得るようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】連続中和槽では各中和
槽の上部側面からつぎの中和槽へ中和処理液がオーバー
フローして流れていくようになっているが、撹拌等によ
り飛散し、槽壁に付着し乾燥硬化した樹脂が剥離して中
和処理液内に落下するか、滞留した樹脂が合着してブロ
ックの種となり、これが他の樹脂と合着吸収してブロッ
ク化する。このブロックがある程度大きくなると樹脂は
浮遊せず、オーバーフロー管から次の槽へ流れていかな
くなる。そして、最終的に、次々と成長して巨大ブロッ
クとなり、製造ロスが大きくなると言う問題がある。そ
こで、従来は、運転中に網でブロック化した樹脂をすく
いあげ、巨大ブロック成長の種となる未成長のブロック
を除去するようにしているが、撹拌機が回っているため
、非常に危険でかつ手間がかかり非生産的なものであっ
た。この発明は、このような事情に鑑みて、新規な連続
中和槽での樹脂のブロック化防止方法を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、所望の処理を連続して行う連続
処理槽中で樹脂のブロック化を防止するにあたり、各処
理槽の処理液を連続的に順次抜き出して1台の湿式粉砕
機を通したのち、再び元の処理槽に戻すことを特徴とす
る連続処理槽での樹脂のブロック化防止方法を要旨とし
ている。
【0005】
【作用】上記構成によれば、各処理槽中の処理液を連続
的に順次抜き出して湿式粉砕機を通し再び元の処理槽に
戻すようになっている。すなわち、処理液中で発生した
ブロックの種となる固形物(槽壁に付着した付着物が落
下したもの等)や小さなブロックが処理液とともに湿式
粉砕機を通る。そして、巨大なブロックとなる前に粉砕
機により粉砕される。したがって、巨大なブロックの発
生を防止することができる。
【0006】
【実施例】以下に、この発明を、その実施例をあらわす
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1はこの発明にか
かる樹脂のブロック化防止方法を実施するのに用いる連
続中和槽の1例をあらわしている。図にみるように、こ
の連続中和槽1は、処理槽として4基の中和槽2〜5を
備えている。各中和槽2〜5は、流入口6が下部側面に
、排出口7が上部側面に、抜き出し口2a,3a,4a
,5aが底部側面に、戻し口2b,3b,4b,5bが
上部に設けられているとともに、撹拌翼9が中央に垂下
されている。また、各中和槽2〜5は配管11を介して
連結されているとともに、その出入り口に自動制御弁1
2がそれぞれ設けられている。また、配管11の途中に
湿式粉砕機10が設けられている。なお、図中、21は
反応槽(図示せず)で得られた樹脂スラリーを第1中和
槽2へ送るスラリーポンプ、22はアルカリ注入ノズル
、23はマンホール、24は中和槽2〜5を加温あるい
は冷却するためのジャケットである。つぎに、上記連続
中和槽1を用いたPVB樹脂製造における連続中和工程
を説明する。まず、反応槽で得られた樹脂スラリーは、
スラリーポンプ21を用いて流入口6から第1中和槽2
へ送り込まれ、排出口7からオーバーフローして第2中
和槽3,第3中和槽4,第4中和槽5へと次々に移動す
るようになっていて、第1中和槽2へ送り込まれる途中
でアルカリ注入ノズル22から所定量のアルカリが注入
されるようになっている。また、各中和槽2〜5内の処
理液は、撹拌翼9によって撹拌されながら第1中和槽(
昇温槽)2で、ジャケット24に蒸気を通して60〜9
0℃まで昇温され、第2中和槽(恒温槽)3、第3中和
槽(恒温槽)4で60〜90℃の恒温に保たれ、第4中
和槽5では、ジャケット24に冷水を通して35℃まで
冷却されるようになっている。すなわち、アルカリ注入
ノズル22からアルカリを注入しただけでは、樹脂表面
に付着した酸まで完全に中和することができないため、
60〜90℃の恒温状態に一定時間保持して樹脂表面の
酸を中和するようにしている。さらに、各中和槽2〜5
中の中和処理液は、その一部が抜き出し口2a,3a,
4a,5aから順次抜き出され、湿式粉砕機10を通し
て再び戻し口2b,3b,4b,5bから抜き出された
中和槽2〜5へ戻されるようになっている。すなわち、
自動制御弁12の開閉を調整して各中和槽2〜5中の処
理液を順に一定時間毎湿式粉砕機10を通して循環させ
、中和槽2〜5内に発生してた小さいブロックを大きく
なる前にこの湿式粉砕機10で粉砕するようになってい
る。なお、中和槽によってブロックの出来やすさが異な
るため、ブロックのできやすい中和槽の処理液を長く循
環させるように自動制御弁12のシーケンスを組んでお
くことが好ましい。
【0007】(実施例1)上記連続中和装置1を用いて
自動制御弁12を制御して第1中和槽2の処理液を5分
間、第2中和槽3の処理液を10分間、第3中和槽4の
処理液を3分間、第4中和槽5の処理液を2分間の割合
(20分1サイクル)で順次湿式粉砕機10を通して循
環した。なお、湿式粉砕機への循環流量は、4M3 /
h (槽容量の50%) とした。なお、運転中、中和
槽2〜5内で浮遊している浮遊物を網ですくい#10の
ふるいでふるったところ、ふるい上に残ったブロック量
は、全樹脂の0.8 %であった。また、半年連続運転
後停止して槽内を調べたが巨大ブロックは、ゼロであっ
た。
【0008】(比較例1)湿式粉砕機10を用いなかっ
た以外は、実施例1と同様にして中和処理を行った。そ
して、通常のルーティンワークとして毎日運転中に網て
浮遊している浮遊物をすくい#10のふるいでふるった
ところ、ふるい上に残ったブロック量は、全樹脂の6.
3 %であった。また、半年連続運転後停止すると、中
和槽内に巨大ブロックが26個存在していた。これらは
大きくなりすぎて浮遊せず、槽底部に滞留していたため
網ですくえなかったものと思える。
【0009】この発明にかかる連続処理槽での樹脂のブ
ロック化防止方法は、上記の実施例に限定されない。た
とえば、上記の実施例では、連続中和処理に用いられて
いたが、連続反応槽にも用いることができる。また、上
記の実施例では、中和槽が4基であったが、5基以上で
も構わないし、3基でも構わない。
【0010】
【発明の効果】この発明にかかる連続処理槽での樹脂の
ブロック化防止方法は、以上のように構成されているの
で、ブロック量が減少し、製品ロスが少なくなるととも
に、網でブロックをすくうと言う作業も不要となり、安
全性および作業性も向上する。また、連続運転しても槽
内に巨大なブロックが滞留することがなくなり、連続運
転が可能となる。さらに、1台の湿式粉砕機で全ての処
理槽の処理液を処理するようになっているので、投資面
でみても効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる連続処理槽での樹脂のブロッ
ク化防止方法を実施するのに用いる連続中和装置の1例
を模式的にあらわす説明図である。
【符号の説明】
1  連続中和装置(連続処理槽) 2  第1中和槽(処理槽) 3  第2中和槽(処理槽) 4  第3中和槽(処理槽) 5  第4中和槽(処理槽) 10  湿式粉砕機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の処理を連続して行う連続処理槽中で
    樹脂のブロック化を防止するにあたり、各処理槽の処理
    液を連続的に順次抜き出して1台の湿式粉砕機を通した
    のち、再び元の処理槽に戻すことを特徴とする連続処理
    槽での樹脂のブロック化防止方法。
JP1012591A 1991-01-30 1991-01-30 連続処理槽での樹脂のブロック化防止方法 Pending JPH04246420A (ja)

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JP (1) JPH04246420A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9239228B2 (en) 2014-04-28 2016-01-19 Sinfonia Technology Co., Ltd. Wafer mapping apparatus and load port including same
US9324595B2 (en) 2011-09-26 2016-04-26 Tdk Corporation Load port apparatus and method of detecting object to be processed
CN107746441A (zh) * 2017-09-26 2018-03-02 四川东材科技集团股份有限公司 一种新型高效的聚乙烯醇缩丁醛树脂的制备方法

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CN107746441B (zh) * 2017-09-26 2020-04-07 四川东材科技集团股份有限公司 一种高效的聚乙烯醇缩丁醛树脂的制备方法

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