JPH05102955A - クロツク発振回路 - Google Patents
クロツク発振回路Info
- Publication number
- JPH05102955A JPH05102955A JP3256464A JP25646491A JPH05102955A JP H05102955 A JPH05102955 A JP H05102955A JP 3256464 A JP3256464 A JP 3256464A JP 25646491 A JP25646491 A JP 25646491A JP H05102955 A JPH05102955 A JP H05102955A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- frequency
- clock
- main body
- oscillator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度の基準発振器を使用することなく、周
波数の経時変化が少ない動作クロックを発生できるよう
にし、これにより小形で安価な回路により高安定の動作
クロックを発生する。 【構成】 ディジタル変復調回路本体43に対し動作ク
ロックを発生して供給するクロック発振回路において、
PLL回路を使用した発振回路本体に加えて、記憶回路
97と、補正回路95とを備え、上記記憶回路97に
は、基地局から送られた無線ディジタル信号の受信伝送
速度に対する上記発振回路本体が発生する出力の伝送速
度の経時変化量を周波数補正データとして予め記憶して
おき、経時変化に従ってこの記憶回路97から対応する
周波数補正データを読出して補正回路95に供給し、こ
の補正回路95で上記周波数補正データに基づいて上記
発振回路本体のVCOに供給する制御電圧値を補正する
ようにしたものである。
波数の経時変化が少ない動作クロックを発生できるよう
にし、これにより小形で安価な回路により高安定の動作
クロックを発生する。 【構成】 ディジタル変復調回路本体43に対し動作ク
ロックを発生して供給するクロック発振回路において、
PLL回路を使用した発振回路本体に加えて、記憶回路
97と、補正回路95とを備え、上記記憶回路97に
は、基地局から送られた無線ディジタル信号の受信伝送
速度に対する上記発振回路本体が発生する出力の伝送速
度の経時変化量を周波数補正データとして予め記憶して
おき、経時変化に従ってこの記憶回路97から対応する
周波数補正データを読出して補正回路95に供給し、こ
の補正回路95で上記周波数補正データに基づいて上記
発振回路本体のVCOに供給する制御電圧値を補正する
ようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル変調
方式を採用した自動車・携帯無線電話装置やコードレス
電話機において、変復調処理を少なくともディジタル信
号処理にて行なう回路に動作クロックを供給するために
設けられるクロック発振回路に関する。
方式を採用した自動車・携帯無線電話装置やコードレス
電話機において、変復調処理を少なくともディジタル信
号処理にて行なう回路に動作クロックを供給するために
設けられるクロック発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回路は一般に位相同期ル
ープ(PLL)を使用し、このループの電圧制御発振器
(VCO)から発生される動作クロックの周波数を、例
えは場水晶発振器を用いた基準発振器により発生される
基準発振周波数に応じて安定化するようにしている。
ープ(PLL)を使用し、このループの電圧制御発振器
(VCO)から発生される動作クロックの周波数を、例
えは場水晶発振器を用いた基準発振器により発生される
基準発振周波数に応じて安定化するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の回路にあっては、一般に基準発振器が発振周波数
の経時変化(経年変化を含む)を有しているため、それ
に応じて動作クロックの周波数が変化するという問題点
があった。動作クロックの周波数が変化すると、ディジ
タル処理回路が誤動作を起こし易くなったり、また場合
によっては動作停止に至るため極めて好ましくなかっ
た。また、このような問題点は発振周波数の経時変化が
少ない高精度の水晶発振器を使用すれば多少軽減するこ
とが可能である。しかし、このような基準発振器を使用
すると回路構成の大形化やコストアップを招くという別
の問題を生じていた。
従来の回路にあっては、一般に基準発振器が発振周波数
の経時変化(経年変化を含む)を有しているため、それ
に応じて動作クロックの周波数が変化するという問題点
があった。動作クロックの周波数が変化すると、ディジ
タル処理回路が誤動作を起こし易くなったり、また場合
によっては動作停止に至るため極めて好ましくなかっ
た。また、このような問題点は発振周波数の経時変化が
少ない高精度の水晶発振器を使用すれば多少軽減するこ
とが可能である。しかし、このような基準発振器を使用
すると回路構成の大形化やコストアップを招くという別
の問題を生じていた。
【0004】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、高精度の基準発振器を使
用することなく、周波数の経時変化が少ない動作クロッ
クを発生できるようにし、これにより小形で安価な回路
により高安定の動作クロックを発生することができるク
ロック発振回路を提供することである。
で、その目的とするところは、高精度の基準発振器を使
用することなく、周波数の経時変化が少ない動作クロッ
クを発生できるようにし、これにより小形で安価な回路
により高安定の動作クロックを発生することができるク
ロック発振回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基地局との間で送受信する無線ディジタル
信号の変復調処理を少なくともディジタル信号処理にて
行なう回路に対し、動作クロックを発生して供給する動
作クロック発振回路において、位相同期ループを使用し
た発振回路本体に加えて、記憶手段と、補正手段とを備
えている。そして、上記記憶手段には、基地局から送ら
れた無線ディジタル信号の受信伝送速度に対する、上記
発振回路本体が発生する出力の伝送速度の変化量を周波
数補正情報として予め記憶しておき、上記補正手段によ
り、少なくとも経時変化に従って上記記憶手段から対応
する周波数補正情報を読出し、この周波数補正情報に基
づいて上記発振回路本体の電圧制御発振器に供給する制
御電圧を補正するようにしたものである。
に本発明は、基地局との間で送受信する無線ディジタル
信号の変復調処理を少なくともディジタル信号処理にて
行なう回路に対し、動作クロックを発生して供給する動
作クロック発振回路において、位相同期ループを使用し
た発振回路本体に加えて、記憶手段と、補正手段とを備
えている。そして、上記記憶手段には、基地局から送ら
れた無線ディジタル信号の受信伝送速度に対する、上記
発振回路本体が発生する出力の伝送速度の変化量を周波
数補正情報として予め記憶しておき、上記補正手段によ
り、少なくとも経時変化に従って上記記憶手段から対応
する周波数補正情報を読出し、この周波数補正情報に基
づいて上記発振回路本体の電圧制御発振器に供給する制
御電圧を補正するようにしたものである。
【0006】
【作用】この結果本発明によれば、たとえ発振回路本体
の基準発振器が発振周波数の経時変化を起こしても、記
憶手段に記憶されている周波数補正情報に応じて、上記
経時変化による動作クロックの変化は補正されることに
なる。このため、基準発振周波数の経時変化による影響
は排除され、これにより動作クロックの周波数は安定に
保たれる。また、上記周波数補正情報は基地局の送信周
波数を基準に設定されているので、動作クロック周波数
は高安定な基地局の送信周波数に依存することになり、
極めて高安定に保持される。さらに、記憶手段および補
正手段を追加するだけで実現できるので、高精度の基準
発振器を設ける場合に比べて回路を極めて簡単かつ安価
に構成することができる。
の基準発振器が発振周波数の経時変化を起こしても、記
憶手段に記憶されている周波数補正情報に応じて、上記
経時変化による動作クロックの変化は補正されることに
なる。このため、基準発振周波数の経時変化による影響
は排除され、これにより動作クロックの周波数は安定に
保たれる。また、上記周波数補正情報は基地局の送信周
波数を基準に設定されているので、動作クロック周波数
は高安定な基地局の送信周波数に依存することになり、
極めて高安定に保持される。さらに、記憶手段および補
正手段を追加するだけで実現できるので、高精度の基準
発振器を設ける場合に比べて回路を極めて簡単かつ安価
に構成することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明をディジタル自動車電話装置の
ディジタル変復調回路に適用した場合を例にとって説明
する。図1はその構成を示す回路ブロック図であり、周
辺回路とともに示している。
ディジタル変復調回路に適用した場合を例にとって説明
する。図1はその構成を示す回路ブロック図であり、周
辺回路とともに示している。
【0008】図示しない基地局から送信された無線ディ
ジタル信号は、アンテナ1で受信されたのち共用器(D
UP)2を介して受信回路2に入力される。受信回路2
では、上記高周波の無線ディジタル信号が一旦中間周波
信号に周波数変換されたのち、さらにベースバンド信号
に周波数変換される。この受信ベースバンド信号はディ
ジタル変復調回路4に入力され、このディジタル変復調
回路4内において、低域通過フィルタ(LPF)41を
介してA/D変換器42でディジタル信号に変換された
のち、ディジタル変復調回路本体43に導入される。こ
のディジタル変復調回路本体43は集積化されたディジ
タル処理回路からなり、上記受信ベースバンド信号はこ
のディジタル処理回路で復調されたのち、誤り訂正復号
化および音声復号化のために符号復号回路(CODE
C)5に供給される。
ジタル信号は、アンテナ1で受信されたのち共用器(D
UP)2を介して受信回路2に入力される。受信回路2
では、上記高周波の無線ディジタル信号が一旦中間周波
信号に周波数変換されたのち、さらにベースバンド信号
に周波数変換される。この受信ベースバンド信号はディ
ジタル変復調回路4に入力され、このディジタル変復調
回路4内において、低域通過フィルタ(LPF)41を
介してA/D変換器42でディジタル信号に変換された
のち、ディジタル変復調回路本体43に導入される。こ
のディジタル変復調回路本体43は集積化されたディジ
タル処理回路からなり、上記受信ベースバンド信号はこ
のディジタル処理回路で復調されたのち、誤り訂正復号
化および音声復号化のために符号復号回路(CODE
C)5に供給される。
【0009】一方、符号復号回路5により音声符号化お
よび誤り訂正符号化が行なわれた送話信号は、ディジタ
ル変復調回路4のディジタル変復調回路本体43に入力
される。このディジタル変復調回路本体43では、上記
符号化送話信号に対しディジタル変調のための信号処理
が行なわれる。このディジタル変復調回路本体43から
出力された符号化送話信号は、D/A変換器44でアナ
ログ信号に変換されたのち帯域通過フィルタ(BPF)
45を経てミキサ46に入力され、ここで局部発振器4
7の発振周波数とミキシングされて中間周波信号に変換
される。そしてこの送信中間周波信号は、帯域通過フィ
ルタ48を経て送信周波数変換回路6により無線周波信
号に周波数変換され、さらに送信電力増幅器(HPA)
7で増幅されたのち共用器2を経てアンテナ1から基地
局へ向けて送信される。
よび誤り訂正符号化が行なわれた送話信号は、ディジタ
ル変復調回路4のディジタル変復調回路本体43に入力
される。このディジタル変復調回路本体43では、上記
符号化送話信号に対しディジタル変調のための信号処理
が行なわれる。このディジタル変復調回路本体43から
出力された符号化送話信号は、D/A変換器44でアナ
ログ信号に変換されたのち帯域通過フィルタ(BPF)
45を経てミキサ46に入力され、ここで局部発振器4
7の発振周波数とミキシングされて中間周波信号に変換
される。そしてこの送信中間周波信号は、帯域通過フィ
ルタ48を経て送信周波数変換回路6により無線周波信
号に周波数変換され、さらに送信電力増幅器(HPA)
7で増幅されたのち共用器2を経てアンテナ1から基地
局へ向けて送信される。
【0010】ところで、上記ディジタル変復調回路4内
には、ディジタル変復調回路本体43に対し動作クロッ
クを供給するためのクロック発振回路9が設けられてい
る。このクロック発振回路9は、電圧制御発振器(VC
O)91と、分周器92と、位相比較器93と、基準発
振器94と、ループフィルタ(LPF)96とにより構
成されるPLL回路を有し、さらに補正回路95および
記憶回路97を備えている。
には、ディジタル変復調回路本体43に対し動作クロッ
クを供給するためのクロック発振回路9が設けられてい
る。このクロック発振回路9は、電圧制御発振器(VC
O)91と、分周器92と、位相比較器93と、基準発
振器94と、ループフィルタ(LPF)96とにより構
成されるPLL回路を有し、さらに補正回路95および
記憶回路97を備えている。
【0011】記憶回路97は、例えばEEPROMから
なるメモリ部と、このメモリ部から読み出されたディジ
タルデータをアナログ信号に変換して保持するD/A変
換部とから構成される。上記メモリ部には、周波数の経
時変化量(周波数ずれ)に対応する電圧値が、周波数補
正データとして予め記憶してある。そしてこの周波数補
正データは、制御回路(CPU)8から供給されるアド
レスおよび読出し指示に従ってメモリ部から読み出さ
れ、D/A変換部でアナログ信号に変換されたのち補正
回路95に供給される。
なるメモリ部と、このメモリ部から読み出されたディジ
タルデータをアナログ信号に変換して保持するD/A変
換部とから構成される。上記メモリ部には、周波数の経
時変化量(周波数ずれ)に対応する電圧値が、周波数補
正データとして予め記憶してある。そしてこの周波数補
正データは、制御回路(CPU)8から供給されるアド
レスおよび読出し指示に従ってメモリ部から読み出さ
れ、D/A変換部でアナログ信号に変換されたのち補正
回路95に供給される。
【0012】補正回路95は、上記PLL回路の位相比
較器93とループフィルタ96との間に介挿されてい
る。この補正回路95では、位相比較器93から出力さ
れた差信号が、上記記憶回路97から供給された周波数
補正データのアナログ信号により補正される。そして、
この補正された差信号がループフィルタ96で平滑され
れたのち制御電圧としてVCO91に供給される。
較器93とループフィルタ96との間に介挿されてい
る。この補正回路95では、位相比較器93から出力さ
れた差信号が、上記記憶回路97から供給された周波数
補正データのアナログ信号により補正される。そして、
この補正された差信号がループフィルタ96で平滑され
れたのち制御電圧としてVCO91に供給される。
【0013】このような構成であるから、発呼操作が行
なわれるかまたは着呼が発生するごとに、CPU8から
その時点での装置の受信周波数のずれに対応するアドレ
スと読出し指示とが発生されて記憶回路97に供給され
る。このため、記憶回路97からは上記受信周波数のず
れを表わすデータに対応する周波数補正データが読み出
され、そのアナログ値が補正回路95に供給される。そ
うすると、補正回路95では位相比較器93から出力さ
れた差信号が、上記周波数補正データのアナログ値に応
じて補正され、この補正された差信号がループフィルタ
96で平滑されたのちVCO91に制御電圧として供給
される。このため、VCO91からは装置の通算使用時
間に応じて周波数が補正された動作クロックが発振さ
れ、ディジタル変復調回路本体43に供給される。
なわれるかまたは着呼が発生するごとに、CPU8から
その時点での装置の受信周波数のずれに対応するアドレ
スと読出し指示とが発生されて記憶回路97に供給され
る。このため、記憶回路97からは上記受信周波数のず
れを表わすデータに対応する周波数補正データが読み出
され、そのアナログ値が補正回路95に供給される。そ
うすると、補正回路95では位相比較器93から出力さ
れた差信号が、上記周波数補正データのアナログ値に応
じて補正され、この補正された差信号がループフィルタ
96で平滑されたのちVCO91に制御電圧として供給
される。このため、VCO91からは装置の通算使用時
間に応じて周波数が補正された動作クロックが発振さ
れ、ディジタル変復調回路本体43に供給される。
【0014】したがって、PLL回路の基準発振器94
の発振周波数が経時変化を起こしたとしても、この基準
発振周波数の経時変化による動作クロック周波数の変化
は自動的に補正され、この結果ディジタル変復調回路本
体43には周波数の経時変化が無い常に安定な動作クロ
ックを供給することができる。したがって、ディジタル
変復調回路本体43の動作を半永久的に安定に保つこと
ができる。
の発振周波数が経時変化を起こしたとしても、この基準
発振周波数の経時変化による動作クロック周波数の変化
は自動的に補正され、この結果ディジタル変復調回路本
体43には周波数の経時変化が無い常に安定な動作クロ
ックを供給することができる。したがって、ディジタル
変復調回路本体43の動作を半永久的に安定に保つこと
ができる。
【0015】また、記憶回路97には、周波数の経時変
化量に対応する電圧値が、周波数補正データとして記憶
されているので、動作クロック周波数は結果的に基地局
の極めて高精度の送信周波数を基準に補正されることに
なる。つまり、動作クロック周波数の精度を基地局の送
信周波数の精度に依存させて高精度に保持することがで
きる。
化量に対応する電圧値が、周波数補正データとして記憶
されているので、動作クロック周波数は結果的に基地局
の極めて高精度の送信周波数を基準に補正されることに
なる。つまり、動作クロック周波数の精度を基地局の送
信周波数の精度に依存させて高精度に保持することがで
きる。
【0016】さらに本実施例では、記憶回路97および
例えば電圧加算回路もしくはそれに相当する信号処理回
路からなる補正回路95を追加するだけで実現でき、し
かも高精度の基準発振器を設ける必要がないので、回路
を簡単かつ安価に構成することができる。
例えば電圧加算回路もしくはそれに相当する信号処理回
路からなる補正回路95を追加するだけで実現でき、し
かも高精度の基準発振器を設ける必要がないので、回路
を簡単かつ安価に構成することができる。
【0017】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではPLL回路に対応
させて記憶回路97および補正回路95をアナログ回路
により構成した場合について説明したが、ディジタルP
LL回路が使用されている場合には、それに対応させて
記憶回路および補正回路をディジタル回路により構成し
てもよい。
のではない。例えば、上記実施例ではPLL回路に対応
させて記憶回路97および補正回路95をアナログ回路
により構成した場合について説明したが、ディジタルP
LL回路が使用されている場合には、それに対応させて
記憶回路および補正回路をディジタル回路により構成し
てもよい。
【0018】また、前記実施例では位相比較器93の後
段に補正回路95を挿入して差信号を補正するようにし
たが、ループフィルタ96の後段に補正回路を挿入して
ループ回路96から出力される制御電圧を補正するよう
に構成してもよい。
段に補正回路95を挿入して差信号を補正するようにし
たが、ループフィルタ96の後段に補正回路を挿入して
ループ回路96から出力される制御電圧を補正するよう
に構成してもよい。
【0019】さらに、前記実施例では基準発振周波数の
経時変化のみを考慮して周波数補正データを設定するよ
うにしたが、基準発振器の基準発振周波数が温度特性を
有している場合には、この温度特性も考慮して周波数補
正データを設定するようにしてもよい。この場合には、
装置の受信周波数のずれおよび装置内の温度に応じてア
ドレスを生成して記憶回路をアクセスすることにより、
その時点で最適な周波数補正データを読み出して補正回
路に供給することができ、これによりさらに高精度の補
正を行なうことが可能となる。
経時変化のみを考慮して周波数補正データを設定するよ
うにしたが、基準発振器の基準発振周波数が温度特性を
有している場合には、この温度特性も考慮して周波数補
正データを設定するようにしてもよい。この場合には、
装置の受信周波数のずれおよび装置内の温度に応じてア
ドレスを生成して記憶回路をアクセスすることにより、
その時点で最適な周波数補正データを読み出して補正回
路に供給することができ、これによりさらに高精度の補
正を行なうことが可能となる。
【0020】その他、記憶回路および補正回路の回路構
成や制御回路による制御手順および制御内容、周波数補
正情報の構成、ディジタル変復調回路の構成、適用する
無線装置の用途や種類等についても、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
成や制御回路による制御手順および制御内容、周波数補
正情報の構成、ディジタル変復調回路の構成、適用する
無線装置の用途や種類等についても、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、基地局と
の間で送受信する無線ディジタル信号の変復調処理を少
なくともディジタル信号処理にて行なう回路に対し、動
作クロックを発生して供給するクロック発振回路におい
て、位相同期ループを使用した発振回路本体に加えて、
記憶手段と、補正手段とを備えている。そして、上記記
憶手段に、基地局から送られた無線ディジタル信号の受
信伝送速度に対する、上記発振回路本体が発生する出力
の伝送速度の変化量を周波数補正情報として予め記憶し
ておき、上記補正手段により、少なくとも経時変化に従
って上記記憶手段から対応する周波数補正情報を読出
し、この周波数補正情報に基づいて上記発振回路本体の
電圧制御発振器に供給する制御電圧を補正するようにし
たものである。
の間で送受信する無線ディジタル信号の変復調処理を少
なくともディジタル信号処理にて行なう回路に対し、動
作クロックを発生して供給するクロック発振回路におい
て、位相同期ループを使用した発振回路本体に加えて、
記憶手段と、補正手段とを備えている。そして、上記記
憶手段に、基地局から送られた無線ディジタル信号の受
信伝送速度に対する、上記発振回路本体が発生する出力
の伝送速度の変化量を周波数補正情報として予め記憶し
ておき、上記補正手段により、少なくとも経時変化に従
って上記記憶手段から対応する周波数補正情報を読出
し、この周波数補正情報に基づいて上記発振回路本体の
電圧制御発振器に供給する制御電圧を補正するようにし
たものである。
【0022】したがって本発明によれば、高精度の基準
発振器を使用することなく、周波数の経時変化が少ない
動作クロックを発生することができ、これにより小形で
安価な回路により高安定の動作クロックを発生すること
ができるクロック発振回路を提供することができる。
発振器を使用することなく、周波数の経時変化が少ない
動作クロックを発生することができ、これにより小形で
安価な回路により高安定の動作クロックを発生すること
ができるクロック発振回路を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例におけるクロック発振回路を
有するディジタル変復調回路の構成を示す回路ブロック
図。
有するディジタル変復調回路の構成を示す回路ブロック
図。
1…アンテナ、2…共用器(DUP)、3…受信回路、
4…ディジタル変復調回路、5…符号復号回路、6…送
信周波数変換回路、7…送信電力増幅器(HPPA)、
8…制御回路(CPU)、9…クロック発振回路、41
…低域通過フィルタ(LPF)、42…A/D変換器、
43…ディジタル変復調回路本体、44…D/A変換
器、45,48…帯域通過フィルタ(BPF)、46…
ミクサ、47…局部発振器、91…電圧制御発振器(V
CO)、92…分周器、93…位相比較器、94…基準
発振器、95…補正回路、96…ループフィルタ、97
…記憶回路。
4…ディジタル変復調回路、5…符号復号回路、6…送
信周波数変換回路、7…送信電力増幅器(HPPA)、
8…制御回路(CPU)、9…クロック発振回路、41
…低域通過フィルタ(LPF)、42…A/D変換器、
43…ディジタル変復調回路本体、44…D/A変換
器、45,48…帯域通過フィルタ(BPF)、46…
ミクサ、47…局部発振器、91…電圧制御発振器(V
CO)、92…分周器、93…位相比較器、94…基準
発振器、95…補正回路、96…ループフィルタ、97
…記憶回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 基地局との間で送受信する無線ディジタ
ル信号の変復調処理を少なくともディジタル信号処理に
て行なう回路に対し、動作クロックを発生して供給する
クロック発振回路において、 電圧制御発振器を有し、この電圧制御発振器から発生さ
れる動作クロック周波数を基準発振器の基準発振周波数
と位相比較し、その差に応じて制御電圧を生成して上記
電圧制御発振器に供給する発振回路本体と、 前記基地局から送られた無線ディジタル信号の受信伝送
速度に対する前記発振回路本体の出力の伝送速度の変化
量を周波数補正情報として記憶した記憶手段と、 少なくとも経時変化に従って前記記憶手段から対応する
周波数補正情報を読出し、この周波数補正情報に基づい
て前記電圧制御発振器に供給する制御電圧を補正する補
正手段とを具備したことを特徴とするクロック発振回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256464A JPH05102955A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | クロツク発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256464A JPH05102955A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | クロツク発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05102955A true JPH05102955A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17293004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3256464A Pending JPH05102955A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | クロツク発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05102955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7228117B2 (en) | 2003-03-12 | 2007-06-05 | Nec Corporation | Frequency correction method and apparatus for correcting secular change |
JP2011198466A (ja) * | 2011-06-10 | 2011-10-06 | Panasonic Corp | 半導体記憶装置 |
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1991
- 1991-10-03 JP JP3256464A patent/JPH05102955A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7228117B2 (en) | 2003-03-12 | 2007-06-05 | Nec Corporation | Frequency correction method and apparatus for correcting secular change |
JP2011198466A (ja) * | 2011-06-10 | 2011-10-06 | Panasonic Corp | 半導体記憶装置 |
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