JPH05102790A - 電流合成回路 - Google Patents

電流合成回路

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JPH05102790A
JPH05102790A JP15318391A JP15318391A JPH05102790A JP H05102790 A JPH05102790 A JP H05102790A JP 15318391 A JP15318391 A JP 15318391A JP 15318391 A JP15318391 A JP 15318391A JP H05102790 A JPH05102790 A JP H05102790A
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JP15318391A
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Hisako Watabe
弥子 渡部
Masaaki Kawai
正昭 河合
Hidetoshi Naito
英俊 内藤
Yuji Takizawa
雄二 滝沢
Kazuyuki Tajima
一幸 田島
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる位相の電流の合成比を制御して、所望
の位相の信号を出力する電流合成回路に関し、入力イン
ピーダンスを大きくして縦続接続を可能とすることを目
的とする。 【構成】 第1と第2との差動増幅器1,2にそれぞれ
異なる位相の信号を入力し、第1,第2の差動増幅器
1,2に流れる電流比を、定電流回路4を接続した第3
の差動増幅器3に制御信号を加えることにより制御し、
第1,第2の差動増幅器1,2に流れる電流を合成して
所望の位相の信号を出力し、第1,第2の差動増幅器
1,2の入力段にエミッタフォロア回路4を接続して入
力インピーダンスを大きくし、容量結合回路5を接続し
て前段の直流レベルの影響を除いた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なる位相の電流を合
成して所望の位相の信号を出力する為の電流合成回路に
関する。データの中継伝送システムに於いては、伝送路
の所定距離毎に再生中継器が設けられ、各再生中継器は
受信データからクロック信号を抽出再生し、そのクロッ
ク信号のタイミングに於いて受信データの“1”,
“0”を識別し、その識別データを伝送路に送出するも
のである。その場合にクロック信号の位相を微調整し
て、データの識別タイミングを最適化することが必要で
ある。その為に種々の位相調整手段が提案されている。
【0002】
【従来の技術】再生中継器は、例えば、図3に示すよう
に、等化増幅回路31と、タイミング抽出回路32と、
位相調整部33と、識別回路34と、再生回路35とか
ら構成され、入力端子30に伝送データが入力されて、
等化増幅回路31により波形歪等についての等化増幅が
行われ、タイミング抽出回路32によりクロック信号成
分が抽出され、そのクロック信号は位相調整部33によ
り位相が微調整されて識別回路34に識別タイミング信
号として加えられる。この識別タイミング信号により等
化増幅されたデータの“1”,“0”の識別が行われ、
再生回路35により所望のレベルに増幅されて、出力端
子36から伝送路に送出される。
【0003】位相調整部33の最も原理的なものは、同
軸ケーブル等を遅延線として用い、その長さを調整する
ものである。しかし、作業性が悪く且つ高速クロック信
号については位相の微調整の精度が低い欠点がある。そ
こで、再生したクロック信号を異なる位相のクロック信
号に分離し、ベクトル合成により所望の位相のクロック
信号を得る電流合成回路を用いた位相調整部33が提案
されている。
【0004】図4は先に提案された電流合成回路を用い
た位相調整部のブロック図であり、41は入力クロック
信号Sinを0°と90°との位相のクロック信号に分
離する移相器、42,43は入力クロック信号の位相の
クロック信号と、それを反転して180°位相差とした
クロック信号とを分配出力する第1,第2の分配器、4
4,45は第1段の電流合成回路、46,47は第(n
−1)段の電流合成回路、48は第n段の電流合成回路
である。
【0005】第1段の一方の電流合成回路44に、第1
の分配器42からの0°位相のクロック信号と第2の分
配器43からの90°位相のクロック信号とが入力さ
れ、制御信号に従った電流合成により0°〜90°の位
相に調整されたクロック信号と、その逆相のクロック信
号とが出力される。又第1段の他方の電流合成回路45
に、第1の分配器42からの180°位相のクロック信
号と第2の分配器43からの90°位相のクロック信号
とが入力され、制御信号に従った電流合成により90°
〜180°の位相に調整されたクロック信号と、その逆
相のクロック信号とが出力される。
【0006】第2段の一方の電流合成回路(図示せず)
には、第1段の一方の電流合成回路44からの0°〜9
0°位相のクロック信号と、他方の電流合成回路45か
らの90°〜180°位相のクロック信号とが入力さ
れ、制御信号に従った電流合成により0°〜180°の
位相に調整されたクロック信号とその逆相のクロック信
号とが出力され、第2段の他方の電流合成回路(図示せ
ず)には、第1段の一方の電流合成回路44からの18
0°〜270°位相のクロック信号と、他方の電流合成
回路45からの90°〜180°位相のクロック信号と
が入力され、制御信号に従った電流合成により90°〜
270°の位相に調整されたクロック信号とその逆相の
クロック信号とが出力される。
【0007】最終段の電流合成回路48は、その前段の
一方の電流合成回路46からの0°〜90×(n−1)
°の位相に調整されたクロック信号と、他方の電流合成
回路47からの90°〜90×n°の位相に調整された
クロック信号とが入力され、制御信号に従った電流合成
により0°〜90×n°の位相に調整された出力クロッ
ク信号Soutとなる。なお、制御信号は各段の電流合
成回路に共通的に加えられるものであり、又nは電流合
成回路の段数を示す。従って、4段構成とすることによ
り、0°〜360°の位相に調整することができる。
【0008】図5は、前述の電流合成回路44〜48の
一例を示す従来例の要部回路図を示す。同図に於いて、
51,52,53は第1,第2,第3の差動増幅器、5
4は定電流回路、55〜60はトランジスタ、61〜6
6は抵抗、VCCは電源電圧、Sin1,Sin2は位相
の異なる入力信号、Sout1,Sout2は出力信
号、Vctは制御信号、Vr1,Vr2,Vr3は基準
電圧である。第1の差動増幅器51は、1対のトランジ
スタ55,56と抵抗63,64とにより構成され、第
2の差動増幅器52は、1対のトランジスタ57,58
と抵抗65,66とにより構成され、第3の差動増幅器
53は、1対のトランジスタ59,60により構成され
ている。
【0009】第1の差動増幅器51では、一方のトラン
ジスタ55のベースに入力信号Sin1、他方のトラン
ジスタ56のベースに基準電圧Vr1がそれぞれ加えら
れ、第2の差動増幅器52では、一方のトランジスタ5
7のベースに入力信号Sin2、他方のトランジスタ5
8のベースに基準電圧Vr2がそれぞれ加えられ、第3
の差動増幅器53の一方のトランジスタ59のベースに
制御信号Vct、他方のトランジスタ60のベースに基
準電圧Vr3がそれぞれ加えられ、第3の差動増幅器5
3に定電流回路54が接続されている。
【0010】従って、第1,第2の差動増幅器51,5
2に流れる電流Ia,Ibの比を、制御信号Vctによ
り制御することができる。例えば、入力信号Sin1を
0°位相、入力信号Sin2を90°とし、制御信号V
ctを0Vとした場合、第1の差動増幅器51の電流I
aは0、第2の差動増幅器52の電流Ibは定電流回路
54による電流Iとなり、90°位相の入力信号Sin
2と同相の出力信号Sout2とその逆相の出力信号S
out1とが出力される。又制御信号Vctにより第2
の差動増幅器52の電流Ibを0とすると、第1の差動
増幅器51に流れる電流Iaは定電流回路54による電
流Iとなるから、0°位相の入力信号Sin1と同相の
出力信号Sout2とその逆相の出力信号Sout1と
が出力される。又第1,第2の差動増幅器51,52に
流れる電流Ia,Ibの比を、1対1に制御すると、出
力信号Sout2は45°位相となり、又出力信号So
ut1はその逆相の225°位相となる。即ち、図4に
於ける電流合成回路44と同様に、制御信号Vctに従
って、0°〜90°位相及びその逆相の180°〜27
0°位相に制御された信号を出力することができる。
【0011】又第1の差動増幅器51の一方のトランジ
スタ55のベースに、前述のように0°位相の入力信号
Sin1を加え、他方のトランジスタ56のベースに、
逆相の180°位相の入力信号*Sin1を加え、第2
の差動増幅器52の一方のトランジスタ57のベースに
90°位相の入力信号Sin2を加え、他方のトランジ
スタ58のベースに、逆相の270°位相の入力信号*
Sin2を加える構成として、制御信号Vctにより出
力信号の位相を制御することもできる。
【0012】
【発明が解決しようとする問題点】図5に示す電流合成
回路を縦続接続して出力信号を0°〜360°の任意の
位相に制御する場合、第1,第2の差動増幅器51,5
2を含む電流合成回路の入力インピーダンスは比較的小
さいので帯域が制限される。従って、高速データ伝送に
於けるクロック信号の位相調整に適用することは困難と
なる。そこで、電流合成回路の入力段にエミッタフォロ
ア回路を接続して、入力インピーダンスを大きくするこ
とが考えられる。
【0013】図5に示す電流合成回路の入力段に前述の
ようにエミッタフォロア回路を接続して入力インピーダ
ンスを大きくした場合、例えば、電源電圧VCCを0V、
定電流回路54の電源電圧VEEを−5.2V、各トラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧を0.8Vとし、入力
信号レベルをxとすると、エミッタフォロア回路のトラ
ンジスタのベース・エミッタ間電圧により、例えば、第
1の差動増幅器51のトランジスタ55のベースのa点
の電位は、(x−0.8)Vとなる。又制御信号Vct
を入力する第3の差動増幅器53のトランジスタ59の
ベース電位は、そのベース・エミッタ間電圧と定電流回
路54のトランジスタのベース・エミッタ間電圧とによ
り、(−5.2+0.8+0.8)V=−3.6Vとな
る。
【0014】制御信号Vctを0.8Vの幅で変化させ
るとすると、トランジスタ59のコレクタ、即ち、b点
は(−3.6+0.8)Vとなる。そして、抵抗63,
64による電圧降下を無視すると、a点の電位は、(x
−0.8)≧(−2.8+0.8)=−2.0Vとな
る。従って、入力信号レベルxは、x≧−1.2Vとな
る。更に抵抗63,64による電圧降下を考慮すると、
入力信号レベルxは、少なくとも−1V程度となる。
【0015】ECLレベルに於いては、ハイレベルを−
0.9V、ローレベルを−1.7Vとするもので、その
場合の出力信号レベルは−1.3Vとなる。従って、第
1,第2の差動増幅器51,52の出力段にエミッタフ
ォロア回路を接続し、ECLレベルの出力信号とするこ
とができ、この出力信号を次段の電流合成回路に入力し
ようとしても、直流レベルが整合しないことになる。即
ち、入力段にエミッタフォロア回路を接続して入力イン
ピーダンスを大きくした場合に、レベル変換回路等を介
在させなければならないことになり、直接接続する回路
構成に比較して帯域が狭くなる欠点がある。本発明は、
入力段にエミッタフォロア回路を接続して入力インピー
ダンスを大きくし、且つ直流レベルの整合が取れるよう
にすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の電流合成回路
は、図1を参照して説明すると、第1,第2の差動増幅
器1,2の電流比を、定電流回路6を接続した第3の差
動増幅器3に加える制御信号によって制御し、第1,第
2の差動増幅器1,2にそれぞれ入力する異なる位相の
入力信号を、電流合成により所望の出力信号位相とする
電流合成回路に於いて、第1,第2の差動増幅器1,2
の入力段に、エミッタフロォア回路4を接続し、このエ
ミッタフォロア回路4の前段に容量結合回路5を接続し
た構成とする。
【0017】又容量結合回路5とエミッタフォロア回路
4とを有する電流合成回路を、複数段縦続接続し、入力
段に入力信号を90°位相差の信号として出力する移相
器9と、この移相器からの90°位相差の信号をそれぞ
れ同相と逆相とに分配する分配器7,8とを接続した構
成とする。
【0018】
【作用】エミッタフォロア回路4を接続することによ
り、電流合成回路としての入力インピーダンスを大きく
し、容量結合回路5をエミッタフォロア回路4の前段に
接続することにより、直流カットを行って直流レベルの
不整合を回避し、電流合成回路の縦続接続を可能とする
ことができる。
【0019】又移相器9により入力信号を0°位相と9
0°位相との90°位相差の信号として出力し、分配器
7,8により同相の0°とその逆相の180°の信号及
び同相の90°とその逆相の270°の信号とに分配
し、複数段縦続接続した電流合成回路に入力する。例え
ば、第1段の一方の電流合成回路に0°位相と90°位
相との信号を入力し、0°〜90°位相範囲及びその逆
相の180°〜270°の位相範囲の信号を出力し、他
方の電流合成回路に90°位相と180°位相との信号
を入力し、90°〜180°位相範囲及びその逆相の2
70°〜360°位相範囲の信号を出力し、これらの出
力信号を組み合わせて次段の電流合成回路に入力するこ
とにより、0°〜360°の位相範囲の任意の位相に調
整された信号を出力することができる。
【0020】
【実施例】図2は本発明の実施例の要部回路図であり、
11,12は第1,第2の差動増幅器、13は第3の差
動増幅器、14はエミッタフォロア回路、15は容量結
合回路、Q1〜Q20はトランジスタ、R1〜R15は
抵抗、C1〜C4はコンデンサ、VCC,VEEは電源電
圧、Vctは制御信号、Vrは基準電圧、IN1〜IN
4は入力端子、T1,T2は出力端子である。
【0021】第1,第2,第3の差動増幅器11,1
2,13と、トランジスタQ17〜Q20を含む定電流
回路とによる電流合成回路の基本構成に、エミッタフォ
ロア回路14と容量結合回路15と、トランジスタQ1
1,Q12からなる出力回路とが設けられている。従っ
て、トランジスタQ1〜Q4からなるエミッタフォロア
回路14により、電流合成回路としての入力インピーダ
ンスを大きくすることができる。又コンデンサC1〜C
4からなる容量結合回路15により、前段の直流レベル
との不整合が回避される。又第1,第2の差動増幅器1
1,12と出力端子T1,T2との間に、トランジスタ
Q11,Q12からなるエミッタフォロア回路が接続さ
れている。
【0022】例えば、入力端子IN1,IN2に、0°
とその逆相の180°の位相の入力信号が加えられ、入
力端子IN3,IN4に、90°とその逆相の270°
の位相の入力信号が加えられると、それぞれの入力信号
は、容量結合回路15のコンデンサC1〜C4を介して
エミッタフォロア回路14のトランジスタQ1〜Q4か
ら、第1,第2の差動増幅器11,12のトランジスタ
Q5〜Q8のベースに加えられる。又制御信号Vctが
第3の差動増幅器13の一方のトランジスタQ9のベー
スに加えられ、他方のトランジスタQ10のベースに基
準電圧Vrが加えられ、トランジスタQ9,Q10の共
通に接続されたエミッタに定電流回路のトランジスタQ
20が接続されている。
【0023】従って、制御信号Vctにより第1,第2
の差動増幅器11,12の電流比が制御され、電流合成
により位相調整された出力信号は、トランジスタQ1
1,Q12を介して出力端子T1,T2から出力され
る。この場合、例えば、出力端子T1から0°〜90°
の位相範囲に調整された出力信号が出力され、出力端子
T2からその逆相の180°〜270°の位相範囲に調
整された出力信号が出力される。
【0024】前述のように、エミッタフォロア回路14
により入力インピーダンスを大きくしても、容量結合回
路15により直流レベルの不整合の問題がなくなるか
ら、図1及び図4に示すように、電流合成回路を縦続接
続し、移相器9によって入力信号を0°と90°との位
相のように、90°位相差の信号とし、それぞれの信号
を分配器7,8により、例えば、0°とその逆相の18
0°の位相の信号、及び90°とその逆相の270°の
位相の信号に分配し、第1段の一方の電流合成回路に、
0°と90°との位相の信号を入力して、制御信号Vc
tに従って0°〜90°の位相範囲及びその逆相の18
0°〜270°の位相範囲の信号を出力し、他方の電流
合成回路に、90°と180°との位相の信号を入力
し、制御信号Vctに従って90°〜180°の位相範
囲の信号を出力する。
【0025】次の第2段の一方の電流合成回路に、0°
〜90°の位相範囲の信号と90°〜180°の位相範
囲の信号とを入力し、制御信号Vctにより0°〜18
0°の位相範囲及びその逆相の180°〜360°の位
相範囲の信号を出力し、他方の電流合成回路に、90°
〜180°の位相範囲の信号と、180°〜270°の
位相範囲の信号とを入力し、制御信号Vctに従って9
0°〜270°の位相範囲の信号を出力し、次の第3段
の一方の電流合成回路に、0°〜180°の位相範囲の
信号と、180°〜270°の位相範囲の信号とを入力
し、制御信号Vctに従って0°〜270°の位相範囲
の信号を出力し、他方の電流合成回路に、180°〜3
60°の位相範囲の信号と、90°〜270°の位相範
囲の信号とを入力し、制御信号Vctに従って90°〜
360°の位相範囲の信号を出力し、次の第4段の電流
合成回路に、0°〜270°の位相範囲の信号と90°
〜360°の位相範囲の信号とを入力し、制御信号Vc
tに従って0°〜360°の位相範囲の信号を出力する
ことができる。即ち、制御信号Vctにより、クロック
信号等の入力信号の位相を0°〜360°の範囲にわた
って制御することができる。
【0026】本発明は、前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、種々付加変更することができるものであ
り、例えば、第1,第2の差動増幅器11,12の入力
段に、複数段のエミッタフォロア回路を接続することも
可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1,
第2の差動増幅器1,2の電流比を、第3の差動増幅器
3に制御信号を加えることにより制御し、第1,第2の
差動増幅器1,2に異なる位相の信号を入力して、第
1,第2の差動増幅器1,2の電流合成により、所望の
位相の信号を出力するものであり、その入力段にエミッ
タフォロア回路4を接続して入力インピーダンスを大き
くし、入出力端子間に接続されるトランジスタ数が多く
なることにより、複数段の縦続接続時の直流レベルの不
整合を、コンデンサによる容量結合回路5を接続するこ
とにより回避するものであり、高速クロック信号の位相
を高精度に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の要部回路図である。
【図3】再生中継器の要部ブロック図である。
【図4】位相調整部のブロック図である。
【図5】従来例の電流合成回路の要部回路図である。
【符号の説明】
1 第1の差動増幅器 2 第2の差動増幅器 3 第3の差動増幅器 4 エミッタフォロア回路 5 容量結合回路 6 定電流回路 7,8 分配回路 9 移相器
フロントページの続き (72)発明者 滝沢 雄二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 田島 一幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2の差動増幅器(1),(2)
    の電流比を、第3の差動増幅器(3)に加える制御信号
    によって制御して合成出力し、前記第1,第2の差動増
    幅器(1),(2)のそれぞれ異なる位相の入力信号を
    基に、前記制御信号によって出力信号位相を制御する電
    流合成回路に於いて、 前記第1,第2の差動増幅器(1),(2)の入力段に
    エミッタフォロア回路(4)を接続し、該エミッタフォ
    ロア回路(4)の前段に容量結合回路(5)を接続した
    ことを特徴とする電流合成回路。
  2. 【請求項2】 前記容量結合回路(5)とエミッタフォ
    ロア回路(4)とを有する電流合成回路を複数段縦続接
    続し、且つ入力段に入力信号を90°位相差の信号とし
    て出力する移相器(9)と、該移相器からの90°位相
    差の信号をそれぞれ同相と逆相とに分配する分配器
    (7),(8)とを接続したことを特徴とする請求項1
    記載の電流合成回路。
JP15318391A 1991-06-25 1991-06-25 電流合成回路 Pending JPH05102790A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100699862B1 (ko) * 2005-08-26 2007-03-27 삼성전자주식회사 반도체 장치의 이중 기준 입력 수신기 및 이의 입력 데이터신호 수신방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100699862B1 (ko) * 2005-08-26 2007-03-27 삼성전자주식회사 반도체 장치의 이중 기준 입력 수신기 및 이의 입력 데이터신호 수신방법

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