JPH05101895A - 無電極高輝度放電ランプ用励起コイルとその製造方法 - Google Patents

無電極高輝度放電ランプ用励起コイルとその製造方法

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JPH05101895A
JPH05101895A JP3070331A JP7033191A JPH05101895A JP H05101895 A JPH05101895 A JP H05101895A JP 3070331 A JP3070331 A JP 3070331A JP 7033191 A JP7033191 A JP 7033191A JP H05101895 A JPH05101895 A JP H05101895A
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excitation coil
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 効率を最大限にし、出力光妨害を最小限にす
る。 【構成】 コイル20はその中心線と交差することなく
同じ平面内にある等脚台形をコイル中心線のまわりに回
転させたものに対応する形状の導電性表面を有する。コ
イルから熱を効率的に除去するために熱伝電性コアの上
に導電性表面が配置されて、コイル損失が少なくなる。
一実施例では、台形部分に長方形部分30を付加するこ
とによってコイルの横断面を大きくする。これによりコ
イル中心線からコイルを外側に伸ばして、ランプからの
光出力に影響を与えることなくコイルからの熱除去を素
早く行なう。コイルはその巻回部を別々に鋳造し、それ
らの間に接続部材をろう付けした後、各巻回部にスリッ
トを切削してそれらを電気的に直列接続することにより
作られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に無電極の高輝度放
電(HID)ランプに関するものである。更に詳しく述
べると、本発明はランプからの光出力に対する妨害を最
小限にする最適な構成を有するHIDランプ用高効率励
起コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高輝度放電(HID)ランプでは、水銀
やナトリウムの蒸気のような中圧から高圧の電離可能な
ガスは通常そのガスに無線周波(RF)電流を通すこと
によって生じる励起時に可視光を放射する。ある種類の
HIDランプには、高圧のガス状ランプ充填物の中にソ
レノイド電界を発生することによってア―ク放電を生ず
る無電極ランプが含まれる。詳しく説明すると、ア―ク
管を囲む励起コイルにRF電流を供給することによって
ランプ充填物に放電プラズマが励起される。ア―ク管と
励起コイルとのアセンブリは本質的に、RFエネルギ―
をプラズマに結合する変圧器として動作する。すなわ
ち、励起コイルは一次コイルとして動作し、プラズマは
単巻二次コイルとして動作する。励起コイルのRF電流
によって変化する磁界が生じ、その結果、プラズマ中に
それ自身完全に閉じた電界すなわちソレノイド電界が形
成される。この電界により電流が流れ、その結果、ア―
ク管にド―ナツ形のア―ク放電が生じる。
【0003】効率的なランプ動作のためには、励起コイ
ルは放電プラズマに対して充分な結合を持つだけでな
く、低抵抗で小形でもなければならない。実際的なコイ
ル構成はできる限り光を妨害しないようにして光出力を
最大限にしている。このようなコイル構成の1つが米国
特許第4,812,702号に述べられている。この特
許の励起コイルは、コイル中心線の両側の横断面がほぼ
偏菱形またはV字形になっている円環体の表面上に全体
が配置された少なくとも1回巻の導線を有する。別のコ
イル構成例が米国特許第4,894,591号に述べら
れている。この特許では第1および第2のソレノイド状
に巻かれた部分を含む逆転励起コイルについて述べられ
ている。各コイル部分は頂点がア―ク管の中または他の
コイル部分の容積の中に位置している仮想円錐の表面上
に配置されている。
【0004】HIDランプの動作中、励起コイルの温度
が上昇するにつれて、コイルの抵抗が増大し、その結果
コイル損失が大きくなる。したがって、コイルの効率を
増大するため、HIDランプの励起コイルは通常、ラン
プ動作中に励起コイルから過剰な熱を除去するためのヒ
―トシンクに結合されている。このようなヒ―トシンク
はたとえば、米国特許第4,910,439号に述べら
れているようにランプに無線周波(RF)電力を供給す
るために使用される安定器に結合された熱放射フィンで
構成することができる。
【0005】以上説明したHIDランプ励起コイルの構
成は多くの照明用途に適しているが、更に高い効率たと
えば90%を超える効率を有するとともに、コイルから
効率的な熱消散を行ない、ランプからの光に対する妨害
を最小限にする励起コイルを提供することが望ましい。
【0006】
【発明の目的】したがって、本発明の1つの目的はでき
る限りランプからの光を妨害しない最適な構成の無電極
HIDランプ用高効率励起コイルを提供することであ
る。
【0007】本発明のもう1つの目的はランプからの光
出力を少なくすることなくコイルから熱を除去する有効
な手段をそなえた無電極HIDランプ用高効率励起コイ
ルを提供することである。
【0008】本発明の更にもう1つの目的は無電極HI
Dランプ用高効率励起コイルの製造方法を提供すること
である。
【0009】
【発明の概要】本発明の上記および他の目的は非常に高
い効率を示し、ランプからの光に対する妨害を最小限に
する新規な無電極HIDランプ用励起コイルで達成され
る。これらの目的のため、コイルとア―ク放電との間の
結合係数およびコイルの品質係数Qについてコイル構成
が最適化される。本発明の励起コイルの全体的な形状
は、ほぼ等脚の台形と同じ平面内にあるが該台形と交差
しない中心線のまわりに、該台形を回転させることによ
り形成される表面の形状を有する。その際、台形の平行
な2辺のうちの短い方の辺はコイルの中心線に向けて配
置されている。台形の隅すなわち縁は丸められているこ
とが好ましい。本発明によれば、その特定の用途に応じ
てコイルの巻数が変ることはあるが、全体の形状は同じ
ままである。代替実施例では、コイルの外側部分に長方
形の横断面の部分を付加して、台形の平行な2辺のうち
長い方の辺が長方形の一辺と一致するようにすることに
より、ほぼ台形の横断面が修正される。その結果、横断
面の面積がより大きくなるので、励起コイルからの熱消
散がより効率的になるが、付加的な光妨害を生じること
はない。
【0010】本発明の励起コイルはコイルの巻回部(tu
rn)を別々に鋳造し、各巻回部の間に接続部材をろう付
けして一緒に接続することにより組立てることができ
る。次に巻回部を電気的に直列接続するために巻回部の
中にスリットが形成される。代案として、各コイル巻回
部から対応する部分を切削して、コイル端子が接続され
た単一の密実な接続部材をコイル巻回部の間にろう付け
してもよい。次に、接続部材にスリットを形成して、コ
イル巻回部が電気的に直列接続されるようにする。
【0011】本発明の特徴および利点は付図を参照した
本発明についての以下の詳細な説明から明らかとなろ
う。
【0012】
【詳しい説明】図1Aから1Cは本発明の一実施例によ
るア―ク管14を囲む単巻励起コイル12を用いた無電
極HIDランプ装置10を示す。ア―ク管は融解石英の
ような高温ガラスや多結晶アルミナのような光学的に透
明なセラミックスで形成することが好ましい。例示のた
めと説明をわかりやすくするため、ア―ク管14は球形
として示してある。しかし、用途によっては他の形状の
ア―ク管が好ましいことがある。たとえば希望によっ
て、ア―ク管14の形状は米国特許第4,810,93
8号に述べられているように両端部を丸めた短い円筒、
すなわち丸薬容器のようにしてもよい。この特許に説明
されているように、このような構造はより等温動作に近
づけるので熱損失が小さくなり、したがって効率が向上
する。
【0013】ア―ク管14には充填物が封入されてお
り、ランプ動作中にその中でソレノイド状ア―ク放電が
励起される。上記の米国特許第4,810,938号に
述べられているように適当な充填物としてはハロゲン化
ナトリウム、ハロゲン化セリウムおよびキセノンを重量
比で組み合わせたものが含まれ、これにより白色温度で
高性能と良好な演色性能を示す可視光が放射される。た
とえば、上記の特許による充填物は、等しい重量比のヨ
ウ化ナトリウムと塩化セリウムを約500トルの部分圧
力でキセノンと組み合わせたものである。別の適当な充
填物は特願平2−117027号に述べられている。こ
の出願には充填物として、ハロゲン化ランタン、ハロゲ
ン化ナトリウム、ハロゲン化セリウム、および緩衝ガス
としてのキセノンまたはクリプトンの組み合わせが記載
されている。たとえば、上記の出願による充填物は、ヨ
ウ化ランタン、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化セリウム、お
よび250トルの部分圧力のキセノンよりなる。
【0014】図1Aに示すように、無線周波(RF)電
力がRF安定器16によりそれに結合された励起コイル
12を介してHIDランプに与えられる。励起コイル1
2から熱を除去するため図示するようにヒ―トシンク手
段18がコイル12および安定器16に熱的に結合され
ている。動作については、コイル12のRF電流によっ
て、変化する磁界が生じ、これによりア―ク管14の中
にそれ自身完全に閉じた電界が形成される。このソレノ
イド電界の結果としてア―ク管14の中の充填物を通っ
て電流が流れ、その中にド―ナツ形のア―ク放電が生じ
る。RF安定器16のための適当な動作周波数は1から
30メガヘルツ(MHz)の範囲にある。典型的な動作
周波数は13.56MHzである。
【0015】適当な安定器16は1990年1月30日
に出願された米国特許出願第472,144号に述べら
れている。上記特許出願のランプ安定器はD級電力増幅
器および同調回路網を含む高効率安定器である。同調回
路網には集積化された同調コンデンサ回路網およびヒ―
トシンクが含まれる。詳しく述べると、直列/阻止コン
デンサおよび並列同調コンデンサが共通のコンデンサ板
を共通使用することによって集積化される。更に、並列
同調コンデンサの金属板にはランプの励起コイルから過
剰な熱を除去するために使用されるヒ―トシンク平面を
構成する。代案として、上記の特許出願に述べられてい
るように、適当な無電極HIDランプ安定器はインピ―
ダンス整合とヒ―トシンクの両方の目的で使用されるコ
ンデンサ回路網を含む。詳しく述べると、一対の並列接
続されたコンデンサが、励起コイルおよびア―ク管によ
り発生された熱を消散するために使用される大きな板を
そなえている。
【0016】本発明によれば、コイル効率を最大限に
し、コイルによる光妨害を最小限にするように励起コイ
ル12の構成が最適化される。これらの目的のため、次
式に従ってコイルのQおよびコイル12とア―ク放電と
の間の結合係数kについてコイル構成が最適化される。
【0017】 (コイル効率)=(k2 Qα)/(k2 Qα+1) ここでαは定数であり、その値はア―ク管14の寸法に
よってきまる。上式から明らかなように、積k2 Qを最
大にすることによってコイル効率が最大になる。このた
め、反復プロセスによって最適コイル構成が得られる。
【0018】本発明の一実施例による最適化された構成
を有する単巻励起コイルの平面図が図1Aに、斜視図が
図1Bに、横断面図が図1Cに示されている。励起コイ
ルの全体的形状は、ほぼ等脚の台形と同じ平面内にある
が該台形と交差しない中心線のまわりに、該台形の平行
な2辺のうちの短い方の辺を中心線に向けて配置した状
態で該台形を回転することによって形成される表面形状
を有する。台形の隅は曲線状すなわち丸まっていること
が好ましい。図1Cでは、コイルの中心線はZ軸として
表わされており、図示するようにX軸はZ軸に対して垂
直であり、単巻コイルを二等分している。励起コイルの
内径R1 は中心線からX軸に沿って台形の短い方の平行
な辺まで伸びる距離であり、外径R2は中心線からX軸
に沿ってコイルの外側の縁まで伸びる距離である。Z軸
すなわち中心線に沿って見たX軸からコイルの内側の縁
までの距離はh1 と表わされ、X軸からコイルの外側の
縁までの距離はh2 と表わされる。
【0019】図2は一定の横断面積Aの場合の、励起コ
イルのQと輪郭角θとの関係を表わしたグラフであり、
輪郭角θは台形の平行でない各辺の傾斜によってきまる
角度と定義される。図2に示すように、選択された一定
の横断面積の場合、Qはθがほぼ28°で最大となる。
したがって、輪郭角θ=28°の場合、最適化されたコ
イル構成の横断面は下記の比によって規定される。
【0020】 R/h2 =1.2 および R/h1 =3.2 ここでRは台形の高さを表わし、式R=R2 −R1 によ
って定められる。横断面の面積Aが一定である励起コイ
ルにおいて最大コイル効率を得るため、上記の比は一定
に維持されるが、励起コイルの内径および外径はア―ク
管の寸法に応じて変えることができる。
【0021】本発明の原理は任意の巻数の励起コイルに
適用可能である。本発明の一実施例による2回巻の励起
コイル20が図3Aから3Dに示されている。横断面の
面積および輪郭角θは上記の単巻コイルに対するものと
ほぼ同じである。コイルの2つの巻回部(タ―ン)はギ
ャップ22によって隔てられている。たとえば、ア―ク
直径が約12ミリメ―トル、すなわちα=0.3に対応
するア―ク管の場合、ギャップ22の幅は約4ミリメ―
トルである。
【0022】実施例では、2回巻の励起コイルは各々が
端子23を含む2つのコイル巻回部を別々に鋳造し、そ
れらの間に(図3Aおよび3Dに示される)三角形の導
体片24をろう付けしてそれらを一緒に接続することに
より形成される。最後に、巻回部を電気的に直列に接続
するために、各巻回部鋳造物にスリット26が作られ
る。別々に鋳造されたコイル巻回部を一緒に接続するた
め他の適当に構成された導体を用いてもよい。たとえ
ば、図4に示すように、コイル巻線を電気的に直列接続
するため輪郭に従うスリット126でコイル巻回相互の
間に長方形の導体片124がろう付けされる。もう1つ
の代替実施例の図5Aおよび5Bに示すように、接続導
体224をアコ―ディオンのように折り畳んで、コイル
巻回部相互の間にろう付けしてもよい。コイル巻回部を
電気的に直列接続するためコイル巻回部の中にスリット
226が作られる。図6に示すような代替方法では、各
コイル巻回部から対応する部分が除去され、端子23を
含む単一の密実な接続部材250が、各コイル巻回部か
ら対応する部分を除去することによって形成されたギャ
ップの中にろう付けされる。次に、コイル巻回を直列接
続するように接続部材の中に斜めのスリット256が作
られる。当業者には明らかなように、本発明の励起コイ
ルを作る上記の方法のどれを使っても任意の巻数のコイ
ルを作ることもできる。
【0023】図7および8は本発明の原理に従うそれぞ
れ巻数が3および4の励起コイルの横断面図である。詳
しく述べると、3回巻のコイルおよび4回巻のコイルの
場合、横断面の面積および輪郭角度θは図1の単巻コイ
ルおよび図3−6の2回巻のコイルの場合とほぼ同じで
ある。図3−6の2回巻のコイルについて前に説明した
ような方法でコイル巻回部が直列接続される。
【0024】図1および図3−8に示すように、励起コ
イルはそれぞれ一体金属で構成される。しかし、HID
ランプ励起コイルは上に説明したように通常、高周波で
動作するので、コイル電流はほぼコイル表面の表皮深さ
の部分の中を通る。たとえば13.56MHzで、銅の
表皮深さは約1ミルに過ぎない。したがって、コイルか
ら熱を除去するためにコイルコアが用いられない場合、
すなわち、別の熱消散方法を使用する場合、鋳造、スピ
ニング、または導電性材料の鋳型上への電着等により励
起コイルを中空構造として作ることができる。このよう
に作られたコイルに対して、たとえば当業者には周知の
方法に従って水を循環させることにより熱消散を行なっ
てもよい。
【0025】本発明の一実施例に従って熱伝導性コアを
覆って配置された導電性表面を持つ励起コイルの代替実
施例が図9Aおよび9Bに示されている。説明のため、
図9Aおよび9Bの代替実施例では2回巻のコイルが示
されている。コイルの外側部分の所でほぼ台形の横断面
に長方形の部分30を実際上付加することによって図3
−7のものに比べてコイルの横断面が大きくなってい
る。その結果、ランプからの光出力を余分に阻止するこ
となくコイルから更に素早く熱が除去される。
【0026】本発明の実施例を図示し説明してきたが、
このような実施例は例示のためのものに過ぎないことは
明らかである。当業者には本発明を逸脱することなく多
数の変形、変更および置換を考え得よう。したがって、
本発明はその趣旨と請求の範囲により限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本発明の一実施例による高効率単巻励
起コイルを用いる無電極HIDランプを含むHIDラン
プ装置の概略平面図であり、図1Bは図1Aの単巻励起
コイルおよびア―ク管の斜視図であり、図1Cは線1C
−1Cに沿って見た図1Aの単巻励起コイルの横断面図
である。
【図2】本発明の理解に有用な一定の横断面積の場合の
励起コイルのQと輪郭角θとの関係を示すグラフであ
る。
【図3】図3Aは本発明の一実施例による2回巻の高効
率励起コイルを用いるHIDランプを含むHIDランプ
装置の概略平面図であり、図3Bは図3Aの励起コイル
の斜視図であり、図3Cは線3C−3Cに沿って見た図
3Aの励起コイルの横断面図であり、図3Dは線3D−
3Dに沿って見た図3Bの励起コイルの切断斜視図であ
る。
【図4】本発明の代替実施例による2回巻の励起コイル
の切断斜視図である。
【図5】図5Aは本発明の代替実施例による2回巻の励
起コイルの切断斜視図であり、図5Bはコイル巻回部を
直列に接続するために図5Aの励起コイルに用いられる
導体の斜視図である。
【図6】本発明の代替実施例による2回巻の励起コイル
の切断斜視図である。
【図7】本発明の一実施例による3回巻の励起コイルの
横断面図である。
【図8】本発明の一実施例による4回巻の励起コイルの
横断面図である。
【図9】図9Aは図3A−3Dの励起コイルの代替実施
例の斜視図であり、図9Bは線9B−9Bに沿って見た
図9Aの励起コイルの横断面図である。
【符号の説明】
10 HIDランプ装置 12 励起コイル 14 ア―ク管 16 RF安定器 18 ヒ―トシンク手段 20 励起コイル 22 ギャップ 23 端子 24,124,224 接続導体 26,126,226 スリット 250 接続部材 256 斜めのスリット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による高効率単巻励起コイル
を用いる無電極HIDランプを含むHIDランプ装置の
概略平面図である。
【図2】図1の単巻励起コイルおよびア―ク管の斜視図
である。
【図3】線3−3に沿って見た図1の単巻励起コイルの
横断面図である。
【図4】本発明の理解に有用な一定の横断面積の場合の
励起コイルのQと輪郭角θとの関係を示すグラフであ
る。
【図5】本発明の一実施例による2回巻の高効率励起コ
イルを用いるHIDランプを含むHIDランプ装置の概
略平面図である。
【図6】図5の励起コイルの斜視図である。
【図7】線7−7に沿って見た図5の励起コイルの横断
面図である。
【図8】線8−8に沿って見た図6の励起コイルの切断
斜視図である。
【図9】本発明の代替実施例による2回巻の励起コイル
の切断斜視図である。
【図10】本発明の代替実施例による2回巻の励起コイ
ルの切断斜視図である。
【図11】コイル巻回部を直列に接続するために図10
の励起コイルに用いられる導体の斜視図である。
【図12】本発明の代替実施例による2回巻の励起コイ
ルの切断斜視図である。
【図13】本発明の一実施例による3回巻の励起コイル
の横断面図である。
【図14】本発明の一実施例による4回巻の励起コイル
の横断面図である。
【図15】図5−8の励起コイルの代替実施例の斜視図
である。
【図16】線16−16に沿って見た図15の励起コイ
ルの横断面図である。
【符号の説明】 10 HIDランプ装置 12 励起コイル 14 ア―ク管 16 RF安定器 18 ヒ―トシンク手段 20 励起コイル 22 ギャップ 23 端子 24,124,224 接続導体 26,126,226 スリット 250 接続部材 256 斜めのスリット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図4】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個のコイル巻回部を持つ無
    電極高輝度放電ランプ用励起コイルの製造方法に於い
    て、 ほぼ等脚の台形をそれと交差しない中心線のまわりに、
    上記台形の平行な2辺のうちの短い方の辺を上記中心線
    に向けて配置した状態で回転させることにより定められ
    る形状の導電性表面を励起コイルが有するように、各コ
    イル巻回部を別々に鋳造するステップ、 それぞれのコイル巻回部の間に導電性部材をろう付けす
    るステップ、およびコイル巻回部を相互に電気的に直列
    接続するように各コイル巻回部にスリットを切削するス
    テップ、を含むことを特徴とする無電極高輝度放電ラン
    プ用励起コイルの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記鋳造ステップが更に、上記コイル巻
    回部の2つに、無線周波電源に結合するための端子を形
    成するステップを含む請求項1記載の無電極高輝度放電
    ランプ用励起コイルの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記鋳造ステップが更に、縁を丸めた上
    記台形を形成するステップを含む請求項1記載の無電極
    高輝度放電ランプ用励起コイルの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記鋳造ステップが、上記台形の高さを
    Rとし、上記平行な2辺のうちの短い方の辺の長さを2
    1 、長い方の辺の長さを2h2として、上記励起コイ
    ルの横断面をR/h2 =1.2およびR/h1 =3.2
    として定めるように上記台形を形成するステップを含む
    請求項1記載の無電極高輝度放電ランプ用励起コイルの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも2個の巻回部を持つ無電極高
    輝度放電ランプ用励起コイルの製造方法に於いて、 ほぼ等脚の台形をそれと交差しない中心線のまわりに、
    上記台形の平行な2辺のうちの短い方の辺を該中心線に
    向けて配置した状態で回転させることにより定められる
    形状の導電性表面を励起コイルが有するように、上記コ
    イルの巻回部を鋳造するステップ、 上記コイルの各巻回部から対応する部分を除去すること
    により上記巻回部に対応するギャップを形成するステッ
    プ、 上記巻回部に導電性部材をろう付けし、上記ギャップを
    充てんするステップ、および上記巻回部を電気的に直列
    接続するように上記導電性部材に斜めのスリットを切削
    するステップ、を含むことを特徴とする無電極高輝度放
    電ランプ用励起コイルの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記コイルを無線周波電源に結合するた
    めの2個の端子が上記導電性部材に含まれている請求項
    5記載の無電極高輝度ランプ用励起コイルの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記台形の高さをRとし、上記平行な2
    辺のうちの短方の辺の長さを2h1 、長い方の辺の長さ
    を2h2 として、上記励起コイルの横断面がR/h2
    1.2およびR/h1 =3.2となるように定められる
    請求項5記載の無電極高輝度ランプ用励起コイルの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 上記励起コイルから熱を除去するため上
    記導電性表面の中にほぼ入る熱伝導手段を設けるステッ
    プを含む請求項1または5記載の無電極高輝度ランプ用
    励起コイルの製造方法。
  9. 【請求項9】 上記の熱伝導手段を設けるステップが熱
    伝導性コアの上に上記導電性表面を配置するステップを
    含む請求項8記載の無電極高輝度ランプ用励起コイルの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 無電極高輝度放電ランプのア―ク放電
    を励起するための励起コイルに於いて、 少なくとも1個のコイル巻回部を形成するように構成さ
    れた導電性表面であって、ほぼ等脚の台形をそれと交差
    しない中心線のまわりに、上記台形の平行な2辺のうち
    の短い方の辺を該中心線に向けて配置した状態で回転さ
    せることによって定められた形状を有している導電性表
    面、および上記励起コイルを無線周波電源に接続するた
    めの手段、 を含むことを特徴とする励起コイル。
  11. 【請求項11】 無電極高輝度放電ランプに於いて、 充填物を封入する光透過性ア―ク管、 上記充填物の中にア―ク放電を励起するために上記ア―
    ク管のまわりに配置された励起コイルであって、上記励
    起コイルは少なくとも1個のコイル巻回部を形成するよ
    うに構成された導電性表面を含み、上記導電性表面はほ
    ぼ等脚の台形をそれと交差しない中心線のまわりに、上
    記台形の平行な2辺のうちの短い方の辺を該中心線に向
    けて配置した状態で回転させることによって定められた
    形状を有している励起コイル、および上記励起コイルを
    無線周波電源に結合するための手段、 を含むことを特徴とする無電極高輝度放電ランプ。
  12. 【請求項12】 上記台形の縁が丸められている請求項
    11記載の無電極高輝度放電ランプ。
  13. 【請求項13】 上記台形の高さをRとし、上記平行な
    2辺のうちの短い方の辺の長さをh1 、長い方の辺の長
    さをh2 として、上記励起コイルの横断面がR/h2
    1.2およびR/h1 =3.2となるように上記台形が
    定められている請求項11記載の無電極高輝度放電ラン
    プ。
  14. 【請求項14】 電気的に直列に接続された少なくとも
    2個のコイル巻回部を形成するように上記導電性表面が
    構成されている請求項11記載の無電極高輝度放電ラン
    プ。
  15. 【請求項15】 上記励起コイルから熱を除去するため
    に上記導電性表面内にほぼ含まれる熱伝導手段が設けら
    れている請求項11記載の無電極高輝度放電ランプ。
  16. 【請求項16】 その上に上記導電性表面を配置した熱
    電導性コアが上記熱伝導手段を構成している請求項15
    記載の無電極高輝度放電ランプ。
  17. 【請求項17】 上記導電性表面が上記台形の上記長い
    方の平行な辺の上に配置された長方形部分をそなえ、上
    記長い方の平行な辺が上記長方形部分の1つの辺と一致
    し、上記コイルの形状が上記中心線のまわりに上記長方
    形部分を回転させることによっても定められており、上
    記熱伝導手段が熱電導性コアで構成され、このコアの上
    に上記導電性表面が配置されている請求項15記載の無
    電極高輝度放電ランプ。
  18. 【請求項18】 上記励起コイルの縁が丸められている
    請求項17記載の無電極高輝度放電ランプ。
  19. 【請求項19】 電気的に直列に接続された少なくとも
    2個のコイル巻回部を形成するように上記導電性表面が
    構成されている請求項17記載の無電極高輝度放電ラン
    プ。
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