JPH05101765A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH05101765A
JPH05101765A JP25746791A JP25746791A JPH05101765A JP H05101765 A JPH05101765 A JP H05101765A JP 25746791 A JP25746791 A JP 25746791A JP 25746791 A JP25746791 A JP 25746791A JP H05101765 A JPH05101765 A JP H05101765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc gas
opening
contact
closing mechanism
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP25746791A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumi Shimano
輝美 嶋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH05101765A publication Critical patent/JPH05101765A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アークガスが消弧室内より機構動作部に直接流
入するのを防ぐ構造を有する構造を特徴を持つ回路遮断
器。 【構成】アークガスが直接に機構動作部に流入するのを
防止するため、消弧室と機構部室との境界に有るモール
ドケース隔壁の2ヶ所を印ろう形状に、又、その形状に
沿った可動接触子形状として構成する。 【効果】印ろう形状に設けたモールドケースの隔壁によ
りアークガスの直接流入を防ぎ、溶融物等飛散による損
焼,絶縁低下等を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路遮断器に係り、特
に、遮断時におけるアークガスの機構部内への流出防止
に好適な接点台形状及びモールドケース筐体構造を有す
る回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、実公昭57−19796
号公報、実開昭54−24678号公報に記載されたよ
うに、発生したアークガスが機構部室に流入した場合の
保護用絶縁板を装備したものであり、アークガスが流入
するのを防止することは考慮されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、可動
接点台の反発により発生した溶融物を含んだアークガス
が機構部内に流入した際の保護を行なったものであり、
根本のアークガス流出の対策については考慮されていな
い。すなわち、アークガスの流出をアーク発生場所であ
る消弧室内で処理することが必要である。又、機構部の
保護には専用の絶縁板の追加が必要であるため部品点数
が増し、原価面でも十分であるとはいい難かった。
【0004】本発明の目的は、遮断時の溶融物飛散の防
止と機構部分の保護を図るに好適な回路遮断器を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ケースと、
このケースの上面を覆うカバーと、上記ケース内に設け
られた固定接触子と、この固定接触子に対向して設けら
れた可動接触子と、この可動接触子を開閉する開閉機構
と、上記可動接触子を流れる過電流に応動して上記開閉
機構の引外し動作を行なう過電流検出部を有する回路遮
断器において、上記可動接触子と上記開閉機構との境界
近傍に上記固定接触子と可動接触子の間に発生するアー
クガスの上記開閉機構方向への移動を防止する遮蔽手段
を設けることにより達成される。
【0006】
【作用】可動接触子と開閉機構との境界近傍に設けられ
た遮蔽手段は固定接触子と可動接触子の間に発生するア
ークガスの開閉機構方向への移動時の流入を妨げる。こ
れにより、消弧室で発生したアークガスと溶融物の機構
部への直接の流入が防止され、機構部の動作に及ぼす影
響は無くなる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図5により
説明する。
【0008】本発明の第1実施例を図1ないし図3によ
り説明する。
【0009】図1は、本実施例に係る回路遮断器の主要
部を上面より見た図面を示し、同図中の可動接触子2周
辺の矢印は遮断時に発生したアークを示す。
【0010】図2は、図1の斜視図を示す。
【0011】本実施例の全体構成を図3に示す。回路遮
断器のモールドケース1の一端には電源側端子6が配置
され、この電源側端子6は固定接点台(固定接触子)3
の一端に接続され、固定接触子3の他端には固定接点7
が固着される。固定接点台は、更に、モールドケース1
に固定されている。固定接点台3に対向して可動接触子
2が設けられる。また、可動接触子2と固定接点台3と
は消弧装置が設けられた消弧室12内に収納される。可
動接触子2は固定接点7に対向する可動接点8をその一
端に有し、略中央部が開閉機構14に接続されてこの開
閉機構により固定接点台3に対して接離自在となるよう
設けられている。可動接触子3の他端には可撓導体を介
して過電流検出部としての過電流リレー5が接続され、
さらにこの過電流リレー5はモールドケース1の他端に
設けられた負荷側端子36に接続される。過電流リレー
5は可動接触子2を流れる過電流に応動して動作し、引
き外し機構を介して開閉機構14の引外し動作を行な
う。開閉機構14にはケース1から突出するハンドル1
0が接続される。回路遮断器は、操作ハンドル10によ
りON−OFF操作され、それにより開閉機構部14が
連動し、可動接触子2が開閉動作を行う。
【0012】図1,図2に示すON状態では可動接触子
2の端部に位置する可動接点8が固定接点7に接触して
いる。この状態で短絡電流のような大電流が流れ、電流
リレー5が動作して遮断が発生すると、可動接触子2と
固定接触子3の間にはこの大電流によりアークが発生す
る。このアークにより発生する熱のため、固定接点7,
可動接点8及び近傍の金属物及び絶縁物が溶融し飛散す
る。
【0013】本実施例は消弧室12と機構部の収納室1
3を各室ごとに区別し、更に全体を囲むモールドケース
1の内部形状及び可動接触子2の形状を変更したもので
ある。機構部の操作ハンドル10により操作される可動
接触子2は、機構部の収納室13内で開閉機構14に接
続され、その一端が収納室13より消弧室12内に延
び、固定接点台3に接続されるものである。遮断時に発
生するアークガスは、接点部からほぼ放射状に広がる。
そのため、収納室13と消弧室12との間にアークガス
を遮るものがないと、図6に示すようにアークガスは消
弧室12内から機構部収納室13内にほぼ直線的に流入
する。
【0014】そこで本実施例では、アークガスの直進を
妨げるよう可動接触子2のほぼ中央部に形成された折り
曲げ部2aを設け、ケース1内で折り曲げ部2aに沿っ
て形成された隔壁1a、1bを設けて遮蔽手段としたも
のである。
【0015】具体的には、可動接触子2のほぼ中央部分
の一方の側面に凹部を設け、他方の側面に凸部を設けて
折り曲げ部2aを形成し、モールドケース1の消弧室1
2側から機構部収納室13内への境界部分に隔壁1a、
1bを設け、このうち、隔壁1aは折り曲げ部2aの凹
部内に延びるよう形成され(図3ではその上部の図示が
省略されている。)、隔壁1bは折り曲げ部2aの凸部
の側面に沿って延びるよう形成されている。
【0016】消弧室12内で発生した金属溶融物を含む
アークガスは、図1、図2に示す矢印で示す経路を通
り、消弧室12より機構部収納室13に流入する。この
モールドケース1に設けた隔壁1a、1bは、消弧室1
2側から見ると印ろう形状となっており、直線的に流入
するアークガスを受け止める構造となっている。
【0017】この可動接触子2の折り曲げ部2aと隔壁
1a、1bの間に形成される凹凸の溝形状の部分に沿っ
てアークガスは流入する。そのため、この区間における
流路抵抗増大によりアークガスのエネルギが失われ、機
構部収納室13に到達するアークガスのエネルギが減少
する。また、この区間でアークガスは隔壁1a、1bに
接触しながら流れるので冷却されて温度が下がる。さら
に、アークガス中の金属溶融物の少なくとも一部をこの
区間で除去でき、機構部収納室13に到達するアークガ
スの金属溶融物が減少する。
【0018】この構造により、アークガスは直接に機構
部側に流入することが無く、そのためアークガスととも
に飛散した溶融物の、接点部の接圧を出す接点ばね1
5、それを保持するモールド製の連動軸,S相部に位置
する開閉機構部14等への付着、およびこれによる上記
部品の動作不良、溶断、焼損又は損傷を防止できる。
【0019】本発明の第2実施例を図4、図5に示す。
【0020】本実施例は、アークガスの直進を妨げるよ
う可動接触子2のほぼ中央部分にツバ付の保護板9を設
け、モールドケース1の消弧室12側から機構部収納室
13内への境界部分に可動接触子2の側面に向かって延
びる隔壁1aを設けて遮蔽手段としたものである。他の
部分は第1実施例と同様である。
【0021】具体的には、可動接触子2のほぼ中央部分
にツバ付の保護板9を設けている。この保護板9は9
a,9bに分割されて、可動接触子2の両側面に当接
し、その中央がリベット16で圧着されている。保護板
9は可動接触子2が固定接点台3からアークが発生する
程度に多少開離しても可動接触子2と隔壁1a間の隙間
を塞ぐことができる寸法に形成される。
【0022】発生したアークガスは、可動接触子2のほ
ぼ中央に設けた保護板9のツバ部9cと隔壁1aにより
遮蔽され、直接に機構部室13への流入は防止される。
本実施例では部品点数は2点増すが、モールドケース
1,可動接触子2の形状変更なしで実施できるため、従
来品の即日対策として採用できる。
【0023】又、この保護板9のツバ部分9cを軟質の
絶縁物により構成することにより、隔壁1a間に形成さ
れた可動接触子2の貫通するU字形溝部分を遮断初期に
発生したアークガスのガス圧で瞬時に封止することが可
能となり、遮断効果を一層高めることができる。
【0024】本実施例によれば、遮断時のアークガス流
入を直接的に遮へいすることが可能となり、溶融物を含
む流入アークガスによる開閉機構部及び接点ばね等の動
作不良、損傷、絶縁劣化等を防ぐことができる。
【0025】以上の実施例は固定接触子と可動接触子を
流れる電流の向きが同方向である通常の回路遮断器に本
発明を実施した例であるが、これに限ることはなく、固
定接触子と可動接触子を流れる電流の向きを逆方向とし
て反発作用をもたせた限流型回路遮断器に適用してもよ
い。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、遮断時の溶融物飛散の
防止と機構部分の保護が可能な回路遮断器を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示す側断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例を示す側断面図である。
【図6】従来の遮断器におけるアークガスの流入を示す
側断面図である。
【符号の説明】
1:モールドケース、1a,1b:モールドケースのリ
ブ部分、2:可動反発子、2a:可動反発子の凹凸部、
3:固定接点台、4:連動軸、5:過電流検出リレー
部、6:端子ねじ、7:固定接点、8:可動接点、9
a,9b:保護板、9c:ツバ、10:操作ハンドル、
11:カバー、12:消弧室、13:機構部室、14:
開閉機構部、15:接点ばね、16:リベット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースと、このケースの上面を覆うカバー
    と、上記ケース内に設けられた固定接触子と、この固定
    接触子に対向して設けられた可動接触子と、この可動接
    触子を開閉する開閉機構と、上記可動接触子を流れる過
    電流に応動して上記開閉機構の引外し動作を行なう過電
    流検出部を有する回路遮断器において、上記可動接触子
    と上記開閉機構との境界近傍に上記固定接触子と可動接
    触子の間に発生するアークガスの上記開閉機構方向への
    移動を防止する遮蔽手段を備えたことを特徴とする回路
    遮断器。
  2. 【請求項2】上記遮蔽手段は上記可動接触子のほぼ中央
    部に形成された折り曲げ部と、上記ケース内で上記折り
    曲げ部に沿って形成された隔壁であることを特徴とする
    請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】上記遮蔽手段は上記ケース内で上記可動接
    触子に向かって延びる隔壁と、上記可動接触子に感想嵌
    挿された遮蔽板であることを特徴とする請求項1記載の
    回路遮断器。
JP25746791A 1991-10-04 1991-10-04 回路遮断器 Pending JPH05101765A (ja)

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JP25746791A JPH05101765A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 回路遮断器

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JP25746791A JPH05101765A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 回路遮断器

Publications (1)

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JPH05101765A true JPH05101765A (ja) 1993-04-23

Family

ID=17306720

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JP25746791A Pending JPH05101765A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 回路遮断器

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JP (1) JPH05101765A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10141140B2 (en) 2016-12-05 2018-11-27 Lsis Co., Ltd. Air circuit breaker

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10141140B2 (en) 2016-12-05 2018-11-27 Lsis Co., Ltd. Air circuit breaker

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