JPH05101170A - 画像データ処理装置 - Google Patents
画像データ処理装置Info
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- JPH05101170A JPH05101170A JP26187891A JP26187891A JPH05101170A JP H05101170 A JPH05101170 A JP H05101170A JP 26187891 A JP26187891 A JP 26187891A JP 26187891 A JP26187891 A JP 26187891A JP H05101170 A JPH05101170 A JP H05101170A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、コンピュータへのデジタル画像デ
ータの取り込みを、高速にしかも簡易な構成で経済的に
有利に行なうことができ画質の劣化もない画像データ処
理装置を提供することを目的としている。 【構成】デジタル画像データをコンピュータ13での処
理に対応したフォーマットに変換し、この変換出力を2
つの保存手段17,18に選択的に保存させ、この保存
手段17,18の保存データにアスペクト変換処理を施
し再度保存手段17,18に保存させ、この保存手段1
7,18のアスペクト変換後のデータをコンピュータ1
3に導出する。このとき、一方の保存手段17または1
8に対して変換出力の保存及びアスペクト変換処理状態
で、他方の保存手段18または17に対してデータの読
み出しを行なうように構成する。
ータの取り込みを、高速にしかも簡易な構成で経済的に
有利に行なうことができ画質の劣化もない画像データ処
理装置を提供することを目的としている。 【構成】デジタル画像データをコンピュータ13での処
理に対応したフォーマットに変換し、この変換出力を2
つの保存手段17,18に選択的に保存させ、この保存
手段17,18の保存データにアスペクト変換処理を施
し再度保存手段17,18に保存させ、この保存手段1
7,18のアスペクト変換後のデータをコンピュータ1
3に導出する。このとき、一方の保存手段17または1
8に対して変換出力の保存及びアスペクト変換処理状態
で、他方の保存手段18または17に対してデータの読
み出しを行なうように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータにデジ
タル画像データを取り込むための画像データ処理装置に
関する。
タル画像データを取り込むための画像データ処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、コンピュータにデジタル
画像データを取り込むためには、通常のカメラで撮影し
て得られた写真の画像を、イメージスキャナを利用して
デジタル画像データに変換してコンピュータに転送する
手段と、VTR(ビデオテープレコーダ)やLD(レー
ザーディスク)プレーヤ等の映像機器から出力されるア
ナログ画像(NTSC)信号に、フレームグラバー等を
使用してA/D(アナログ/デジタル)変換を実行した
フレームあるいはフィールドのデジタル画像データをコ
ンピュータに転送する手段との、いずれかの手段が用い
られるのが一般的である。
画像データを取り込むためには、通常のカメラで撮影し
て得られた写真の画像を、イメージスキャナを利用して
デジタル画像データに変換してコンピュータに転送する
手段と、VTR(ビデオテープレコーダ)やLD(レー
ザーディスク)プレーヤ等の映像機器から出力されるア
ナログ画像(NTSC)信号に、フレームグラバー等を
使用してA/D(アナログ/デジタル)変換を実行した
フレームあるいはフィールドのデジタル画像データをコ
ンピュータに転送する手段との、いずれかの手段が用い
られるのが一般的である。
【0003】しかしながら、前者の手段では、撮影した
画像をリアルタイムでコンピュータに取り込むことがで
きないとともに、デジタル画像データの取り込み速度が
遅く、撮影した画像の保存も煩雑であるという問題が生
じている。また、後者の手段では、必ずフレームあるい
はフィールドのデジタル画像データを保存するための半
導体メモリを必要とするため経済的に不利になるととも
に、アナログ画像信号をA/D変換するため画質の劣化
が生じるという不都合もある。
画像をリアルタイムでコンピュータに取り込むことがで
きないとともに、デジタル画像データの取り込み速度が
遅く、撮影した画像の保存も煩雑であるという問題が生
じている。また、後者の手段では、必ずフレームあるい
はフィールドのデジタル画像データを保存するための半
導体メモリを必要とするため経済的に不利になるととも
に、アナログ画像信号をA/D変換するため画質の劣化
が生じるという不都合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、コンピ
ュータにデジタル画像データを取り込むための従来の手
段では、デジタル画像データの取り込み速度が遅いとい
う問題や、構成の点及び画質の点にも問題を有してい
る。
ュータにデジタル画像データを取り込むための従来の手
段では、デジタル画像データの取り込み速度が遅いとい
う問題や、構成の点及び画質の点にも問題を有してい
る。
【0005】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、コンピュータへのデジタル画像データの
取り込みを、高速にしかも簡易な構成で経済的に有利に
行なうことができ画質の劣化もない極めて良好な画像デ
ータ処理装置を提供することを目的とする。
されたもので、コンピュータへのデジタル画像データの
取り込みを、高速にしかも簡易な構成で経済的に有利に
行なうことができ画質の劣化もない極めて良好な画像デ
ータ処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像デー
タ処理装置は、コンピュータにデジタル画像データを取
り込むためのもので、デジタル画像データを所定のブロ
ック単位に分割し、各ブロック毎にコンピュータでの処
理に対応したフォーマットに変換する変換手段と、この
変換手段から出力されるデータを選択的に保存する第1
及び第2の保存手段と、この第1及び第2の保存手段に
保存されたデータを読み出しアスペクト変換処理を施し
て、該第1及び第2の保存手段に保存させる加工手段
と、第1及び第2の保存手段に保存されたアスペクト変
換されたデータをコンピュータに導出する導出手段とを
備え、第1及び第2の保存手段のうちの一方に対して変
換手段から出力されるデータの保存及び加工手段による
アスペクト変換処理状態で、他方の保存手段に対して導
出手段によるデータの読み出しを行なうように構成した
ものである。
タ処理装置は、コンピュータにデジタル画像データを取
り込むためのもので、デジタル画像データを所定のブロ
ック単位に分割し、各ブロック毎にコンピュータでの処
理に対応したフォーマットに変換する変換手段と、この
変換手段から出力されるデータを選択的に保存する第1
及び第2の保存手段と、この第1及び第2の保存手段に
保存されたデータを読み出しアスペクト変換処理を施し
て、該第1及び第2の保存手段に保存させる加工手段
と、第1及び第2の保存手段に保存されたアスペクト変
換されたデータをコンピュータに導出する導出手段とを
備え、第1及び第2の保存手段のうちの一方に対して変
換手段から出力されるデータの保存及び加工手段による
アスペクト変換処理状態で、他方の保存手段に対して導
出手段によるデータの読み出しを行なうように構成した
ものである。
【0007】
【作用】上記のような構成によれば、第1及び第2の保
存手段を設置し、一方の保存手段が変換手段からのデー
タの入力状態及び加工手段によるアスペクト変換状態に
あるとき、他方の保存手段がコンピュータへのデータ転
送状態となるようにしているので、コンピュータへのデ
ジタル画像データの転送を高速に行なうことができる。
また、第1及び第2の保存手段において、変換処理や加
工処理をブロック単位で実行するとともに、変換処理後
のデータの保存領域とアスペクト変換後のデータの保存
領域とを共有させるようにしたので、保存手段としても
小記憶容量のものを用いることができ、簡易な構成で経
済的に有利に実現することができ画質の劣化もなくする
ことができる。
存手段を設置し、一方の保存手段が変換手段からのデー
タの入力状態及び加工手段によるアスペクト変換状態に
あるとき、他方の保存手段がコンピュータへのデータ転
送状態となるようにしているので、コンピュータへのデ
ジタル画像データの転送を高速に行なうことができる。
また、第1及び第2の保存手段において、変換処理や加
工処理をブロック単位で実行するとともに、変換処理後
のデータの保存領域とアスペクト変換後のデータの保存
領域とを共有させるようにしたので、保存手段としても
小記憶容量のものを用いることができ、簡易な構成で経
済的に有利に実現することができ画質の劣化もなくする
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1において、11は半導体メ
モリをカード状ケース内に収容してなるメモリカードで
あり、図示しない電子スチルカメラに装着される。この
電子スチルカメラは、撮影した被写体の光学像を固体撮
像素子を用いてアナログ静止画像信号に変換し、このア
ナログ静止画像信号をデジタル静止画像データにA/D
変換した後、データ圧縮処理を施してメモリカード11
に記録するものである。
照して詳細に説明する。図1において、11は半導体メ
モリをカード状ケース内に収容してなるメモリカードで
あり、図示しない電子スチルカメラに装着される。この
電子スチルカメラは、撮影した被写体の光学像を固体撮
像素子を用いてアナログ静止画像信号に変換し、このア
ナログ静止画像信号をデジタル静止画像データにA/D
変換した後、データ圧縮処理を施してメモリカード11
に記録するものである。
【0009】そして、メモリカード11に記録されたデ
ジタル静止画像データは、画像データ処理ブロック12
を介してホストコンピュータ13に転送され取り込まれ
る。この画像データ処理ブロック12は、メモリカード
11とのデータ転送を行なう入出力制御回路14,デコ
ード回路15,セレクタ16,2つのデータ保存回路1
7,18,セレクタ19,データ加工回路20,セレク
タ21及びホストコンピュータ13とのデータ転送を行
なうホストI/F(インターフェース)回路22を有し
ており、MPU(マイクロプロセッサユニット)23に
よってその動作が制御されている。
ジタル静止画像データは、画像データ処理ブロック12
を介してホストコンピュータ13に転送され取り込まれ
る。この画像データ処理ブロック12は、メモリカード
11とのデータ転送を行なう入出力制御回路14,デコ
ード回路15,セレクタ16,2つのデータ保存回路1
7,18,セレクタ19,データ加工回路20,セレク
タ21及びホストコンピュータ13とのデータ転送を行
なうホストI/F(インターフェース)回路22を有し
ており、MPU(マイクロプロセッサユニット)23に
よってその動作が制御されている。
【0010】まず、メモリカード11に記録された圧縮
処理されたままのデジタル静止画像データをホストコン
ピュータ13に取り込む場合、メモリカード11から読
み出されたデジタル静止画像データは、入出力制御回路
14,セレクタ21及びホストI/F回路22を介して
ホストコンピュータ13に転送され取り込まれる。ま
た、逆に、ホストコンピュータ13から圧縮処理された
デジタル静止画像データをメモリカード11に転送する
場合、ホストコンピュータ13から出力されたデジタル
静止画像データは、ホストI/F回路22,セレクタ2
1及び入出力制御回路14を介してメモリカード11に
転送される。
処理されたままのデジタル静止画像データをホストコン
ピュータ13に取り込む場合、メモリカード11から読
み出されたデジタル静止画像データは、入出力制御回路
14,セレクタ21及びホストI/F回路22を介して
ホストコンピュータ13に転送され取り込まれる。ま
た、逆に、ホストコンピュータ13から圧縮処理された
デジタル静止画像データをメモリカード11に転送する
場合、ホストコンピュータ13から出力されたデジタル
静止画像データは、ホストI/F回路22,セレクタ2
1及び入出力制御回路14を介してメモリカード11に
転送される。
【0011】次に、メモリカード11に記録されたデジ
タル静止画像データを、ホストコンピュータ13にとっ
て有効なデータフォーマットにデコードして転送する場
合について説明する。この場合、デコード回路15は、
上記電子スチルカメラの持つ解像度が768(水平画
素)×491(垂直画素で)あり、その圧縮方法がライ
ン単位で相関関係を持っていることから、デコード処理
は1ラインを1ブロックとしてライン単位で実行する方
式をとっている。また、デコード開始時点において、2
つのデータ保存回路17,18は、データ保存回路17
がデコード回路15と接続され、データ保存回路18が
ホストI/F回路22と接続されるように初期設定され
ているものとする。
タル静止画像データを、ホストコンピュータ13にとっ
て有効なデータフォーマットにデコードして転送する場
合について説明する。この場合、デコード回路15は、
上記電子スチルカメラの持つ解像度が768(水平画
素)×491(垂直画素で)あり、その圧縮方法がライ
ン単位で相関関係を持っていることから、デコード処理
は1ラインを1ブロックとしてライン単位で実行する方
式をとっている。また、デコード開始時点において、2
つのデータ保存回路17,18は、データ保存回路17
がデコード回路15と接続され、データ保存回路18が
ホストI/F回路22と接続されるように初期設定され
ているものとする。
【0012】すなわち、メモリカード11から読み出さ
れた圧縮処理された1ラインのデジタル静止画像データ
は、入出力制御回路14を介してデコード回路15に供
給されて、ホストコンピュータ13で使用可能なデータ
フォーマットにデコードされた後、セレクタ16を介し
てデータ保存回路17に転送され保存される。また、デ
ータ保存回路17への1ライン分のデータ転送が終了し
た時点で、データ加工回路20にデータ加工開始の指令
がMPU23から与えられる。
れた圧縮処理された1ラインのデジタル静止画像データ
は、入出力制御回路14を介してデコード回路15に供
給されて、ホストコンピュータ13で使用可能なデータ
フォーマットにデコードされた後、セレクタ16を介し
てデータ保存回路17に転送され保存される。また、デ
ータ保存回路17への1ライン分のデータ転送が終了し
た時点で、データ加工回路20にデータ加工開始の指令
がMPU23から与えられる。
【0013】このデータ加工回路20で行なうデータ加
工とは、アスペクト変換である。すなわち、電子スチル
カメラは、撮影した画像を一般の家庭用テレビジョン受
像機に画像表示することを目的としているため、画素の
X(水平):Y(垂直)の比率が0.85:1となって
いる。これに対し、ホストコンピュータ13に取り込み
使用するデータは、画素比率1:1を必要とする。この
ため、デコード処理後の画素比率0.85:1の768
個のデータを、画素比率1:1の640個のデータに線
形補間法を用いて変換する必要が生じることになる。
工とは、アスペクト変換である。すなわち、電子スチル
カメラは、撮影した画像を一般の家庭用テレビジョン受
像機に画像表示することを目的としているため、画素の
X(水平):Y(垂直)の比率が0.85:1となって
いる。これに対し、ホストコンピュータ13に取り込み
使用するデータは、画素比率1:1を必要とする。この
ため、デコード処理後の画素比率0.85:1の768
個のデータを、画素比率1:1の640個のデータに線
形補間法を用いて変換する必要が生じることになる。
【0014】線形補間法は、ある2点のデータの重み付
けにしたがって新たなデータを作成する方法であるが、
図2に示すように、データ量の多いものを少ないものに
変換するため、ある点のデータを変換した段階で元デー
タが消滅しても、それによって、その後の変換処理が影
響を受けることはない。なお、図2(a)はデコード処
理後の1ラインのデータ列を示し、図2(b)はアスペ
クト変換後の1ラインのデータ列を示している。
けにしたがって新たなデータを作成する方法であるが、
図2に示すように、データ量の多いものを少ないものに
変換するため、ある点のデータを変換した段階で元デー
タが消滅しても、それによって、その後の変換処理が影
響を受けることはない。なお、図2(a)はデコード処
理後の1ラインのデータ列を示し、図2(b)はアスペ
クト変換後の1ラインのデータ列を示している。
【0015】例えば図2において、データ保存回路17
のアドレス“0”,“1”にはデコード完了後のデータ
D1,D2が入っているが、この2つのデータD1,D
2を読み出してアスペクト変換したデータA1をデータ
保存回路17のアドレス“0”に書き込んでも、その次
のデータA2は、デコード完了後のデータD2,D3を
利用して作成されるため、データD1が削除されても何
ら問題がなく、アスペクト変換後のデータA1をデータ
D1が保存されている領域に保存することが可能とな
る。そして、このようにデコード処理後のデータの保存
領域と、アスペクト変換後のデータの保存領域とを共有
させることで、データ保存回路17の効率化を図るよう
にしている。
のアドレス“0”,“1”にはデコード完了後のデータ
D1,D2が入っているが、この2つのデータD1,D
2を読み出してアスペクト変換したデータA1をデータ
保存回路17のアドレス“0”に書き込んでも、その次
のデータA2は、デコード完了後のデータD2,D3を
利用して作成されるため、データD1が削除されても何
ら問題がなく、アスペクト変換後のデータA1をデータ
D1が保存されている領域に保存することが可能とな
る。そして、このようにデコード処理後のデータの保存
領域と、アスペクト変換後のデータの保存領域とを共有
させることで、データ保存回路17の効率化を図るよう
にしている。
【0016】ここで、アスペクト変換は、上述したよう
にデータ保存回路17からデータを読み出しセレクタ1
9を介してデータ加工回路20で加工し、加工後のデー
タを再びセレクタ19を介してデータ保存回路17に保
存させる動作を繰り返すことによって行なわれる。そし
て、アスペクト変換が完了した後のデータ保存回路17
には、ホストコンピュータ13に転送可能なデータが保
存されているため、この時点で、MPU23は、データ
保存回路17,18の接続を、データ保存回路17がホ
ストI/F回路22と接続され、データ保存回路18が
デコード回路15と接続されるように切り替える。
にデータ保存回路17からデータを読み出しセレクタ1
9を介してデータ加工回路20で加工し、加工後のデー
タを再びセレクタ19を介してデータ保存回路17に保
存させる動作を繰り返すことによって行なわれる。そし
て、アスペクト変換が完了した後のデータ保存回路17
には、ホストコンピュータ13に転送可能なデータが保
存されているため、この時点で、MPU23は、データ
保存回路17,18の接続を、データ保存回路17がホ
ストI/F回路22と接続され、データ保存回路18が
デコード回路15と接続されるように切り替える。
【0017】すると、データ保存回路18には、デコー
ド回路15でデコード処理された次の1ラインのデータ
が転送されて保存され、上記と同様にデータ加工回路2
0によってアスペクト変換が行なわれて、変換後のデー
タが再びデータ保存回路18に保存される。このとき、
データ保存回路17に保存されたアスペクト変換後のデ
ータは、セレクタ16,21及びホストI/F回路22
を介してホストコンピュータ13に転送されて取り込ま
れる。
ド回路15でデコード処理された次の1ラインのデータ
が転送されて保存され、上記と同様にデータ加工回路2
0によってアスペクト変換が行なわれて、変換後のデー
タが再びデータ保存回路18に保存される。このとき、
データ保存回路17に保存されたアスペクト変換後のデ
ータは、セレクタ16,21及びホストI/F回路22
を介してホストコンピュータ13に転送されて取り込ま
れる。
【0018】このように、2つのデータ保存回路17,
18の接続を切り替えることによって、デコード処理開
始時点を除き、デコード及び加工処理を実行中のデータ
保存回路17または18以外のデータ保存回路18また
は17には、必ず現在実行中の1ライン前にアスペクト
変換処理の完了したデータが準備されていることにな
り、そのデータがホストコンピュータ13に転送される
ので、ホストコンピュータ13に対するデータ転送速度
を向上させることができる。
18の接続を切り替えることによって、デコード処理開
始時点を除き、デコード及び加工処理を実行中のデータ
保存回路17または18以外のデータ保存回路18また
は17には、必ず現在実行中の1ライン前にアスペクト
変換処理の完了したデータが準備されていることにな
り、そのデータがホストコンピュータ13に転送される
ので、ホストコンピュータ13に対するデータ転送速度
を向上させることができる。
【0019】図3(a),(b)は、それぞれデータ保
存回路17,18の動作状態を示している。すなわち、
一方のデータ保存回路17または18がデコード回路1
5からのデータ入力状態及びデータ加工回路20による
データ変換状態に供されている間、他方のデータ保存回
路18または17は、ホストコンピュータ13へのデー
タ出力をしており、ホストコンピュータ13側からみれ
ば、常に画像データ処理ブロック12からデータが転送
されていることになる。
存回路17,18の動作状態を示している。すなわち、
一方のデータ保存回路17または18がデコード回路1
5からのデータ入力状態及びデータ加工回路20による
データ変換状態に供されている間、他方のデータ保存回
路18または17は、ホストコンピュータ13へのデー
タ出力をしており、ホストコンピュータ13側からみれ
ば、常に画像データ処理ブロック12からデータが転送
されていることになる。
【0020】これに対し、データ保存回路を1個しか設
けないと、図4に示すように、1つのデータ保存回路で
デコード回路15からのデータ入力状態及びデータ加工
回路20によるデータ変換状態の後、ホストコンピュー
タ13へのデータ転送を行なうというシーケンシャル処
理が繰り返されるため、全データをホストコンピュータ
13に転送するのに要する時間は、 (デコード時間a+加工時間b+転送時間c)×ブロッ
ク数となる。
けないと、図4に示すように、1つのデータ保存回路で
デコード回路15からのデータ入力状態及びデータ加工
回路20によるデータ変換状態の後、ホストコンピュー
タ13へのデータ転送を行なうというシーケンシャル処
理が繰り返されるため、全データをホストコンピュータ
13に転送するのに要する時間は、 (デコード時間a+加工時間b+転送時間c)×ブロッ
ク数となる。
【0021】一方、上記実施例のように2つのデータ保
存回路17,18を設けて平行して処理を実行すること
により、全データをホストコンピュータ13に転送する
のに要する時間は、 (デコード時間a+加工時間b)×ブロック数 または、 転送時間c×ブロック数 のいずれか遅い方の時間となる。もちろん速く終わった
方は、その処理がもう一方の処理が完了するまで、時間
待ち状態となるのは自明である。
存回路17,18を設けて平行して処理を実行すること
により、全データをホストコンピュータ13に転送する
のに要する時間は、 (デコード時間a+加工時間b)×ブロック数 または、 転送時間c×ブロック数 のいずれか遅い方の時間となる。もちろん速く終わった
方は、その処理がもう一方の処理が完了するまで、時間
待ち状態となるのは自明である。
【0022】もし、デコード回路15からのデータ入力
状態及びデータ加工回路20によるデータ変換状態に要
する時間と、ホストコンピュータ13へのデータ転送に
要する時間とが同じであるようなシステムの場合、2系
統のデータ保存回路17,18を持つことは、1系統の
データ保存回路しか持たないものに比してデータ転送期
間を約半分に短縮することができる。もちろん、システ
ムによっては、どちらか一方の処理時間が2倍以上の速
度があるようなものもあり、その場合はデータ保存回路
の数を増やすことにより転送効率を向上させることがで
きる。
状態及びデータ加工回路20によるデータ変換状態に要
する時間と、ホストコンピュータ13へのデータ転送に
要する時間とが同じであるようなシステムの場合、2系
統のデータ保存回路17,18を持つことは、1系統の
データ保存回路しか持たないものに比してデータ転送期
間を約半分に短縮することができる。もちろん、システ
ムによっては、どちらか一方の処理時間が2倍以上の速
度があるようなものもあり、その場合はデータ保存回路
の数を増やすことにより転送効率を向上させることがで
きる。
【0023】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、電子スチルカメラで撮影しメモリカード11に記
録されたデジタル静止画像データを、リアルタイムでデ
ータ加工(アスペクト変換処理)を施してホストコンピ
ュータ13に転送し取り込ませることができる。また、
2系統のデータ保存回路17,18を設置し、一方のデ
ータ保存回路17または18がデコード回路15からの
データ入力状態及びデータ加工回路20によるデータ変
換状態にあるとき、他方のデータ保存回路18または1
7がホストコンピュータ13へのデータ転送状態となる
ようにしているので、ホストコンピュータ13へのデジ
タル静止画像データの取り込みを、高速に行なうことが
できる。さらに、デコード処理やデータ加工処理をブロ
ック(ライン)単位で実行するとともに、デコード処理
後のデータの保存領域とアスペクト変換後のデータの保
存領域とを共有させるようにしたので、データ保存回路
17,18としても小記憶容量のものを用いることがで
き、簡易な構成で経済的に有利に実現することができ画
質の劣化もなくすることができる。なお、この発明は上
記実施例に限定されるものではなく、この外その要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
れば、電子スチルカメラで撮影しメモリカード11に記
録されたデジタル静止画像データを、リアルタイムでデ
ータ加工(アスペクト変換処理)を施してホストコンピ
ュータ13に転送し取り込ませることができる。また、
2系統のデータ保存回路17,18を設置し、一方のデ
ータ保存回路17または18がデコード回路15からの
データ入力状態及びデータ加工回路20によるデータ変
換状態にあるとき、他方のデータ保存回路18または1
7がホストコンピュータ13へのデータ転送状態となる
ようにしているので、ホストコンピュータ13へのデジ
タル静止画像データの取り込みを、高速に行なうことが
できる。さらに、デコード処理やデータ加工処理をブロ
ック(ライン)単位で実行するとともに、デコード処理
後のデータの保存領域とアスペクト変換後のデータの保
存領域とを共有させるようにしたので、データ保存回路
17,18としても小記憶容量のものを用いることがで
き、簡易な構成で経済的に有利に実現することができ画
質の劣化もなくすることができる。なお、この発明は上
記実施例に限定されるものではなく、この外その要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
コンピュータへのデジタル画像データの取り込みを、高
速にしかも簡易な構成で経済的に有利に行なうことがで
き画質の劣化もない極めて良好な画像データ処理装置を
提供することができる。
コンピュータへのデジタル画像データの取り込みを、高
速にしかも簡易な構成で経済的に有利に行なうことがで
き画質の劣化もない極めて良好な画像データ処理装置を
提供することができる。
【図1】この発明に係る画像データ処理装置の一実施例
を示すブロック構成図。
を示すブロック構成図。
【図2】同実施例のアスペクト変換処理を説明するため
に示す図。
に示す図。
【図3】同実施例の効果を説明するために示す図。
【図4】データ保存回路を1つしか設けない場合の問題
点を説明するために示す図。
点を説明するために示す図。
11…メモリカード、12…画像データ処理ブロック、
13…ホストコンピュータ、14…入出力制御回路、1
5…デコード回路、16…セレクタ、17,18…デー
タ保存回路、19…セレクタ、20…データ加工回路、
21…セレクタ、22…ホストI/F回路、23…MP
U。
13…ホストコンピュータ、14…入出力制御回路、1
5…デコード回路、16…セレクタ、17,18…デー
タ保存回路、19…セレクタ、20…データ加工回路、
21…セレクタ、22…ホストI/F回路、23…MP
U。
フロントページの続き (72)発明者 平林 正浩 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 渡部 桂一 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 コンピュータにデジタル画像データを取
り込むための画像データ処理装置において、前記デジタ
ル画像データを所定のブロック単位に分割し各ブロック
毎に前記コンピュータでの処理に対応したフォーマット
に変換する変換手段と、この変換手段から出力されるデ
ータを選択的に保存する第1及び第2の保存手段と、こ
の第1及び第2の保存手段に保存されたデータを読み出
しアスペクト変換処理を施して該第1及び第2の保存手
段に保存させる加工手段と、前記第1及び第2の保存手
段に保存された前記加工手段によるアスペクト変換され
たデータを前記コンピュータに導出する導出手段とを具
備し、前記第1及び第2の保存手段のうちの一方に対し
て前記変換手段から出力されるデータの保存及び前記加
工手段によるアスペクト変換処理状態で、他方の保存手
段に対して前記導出手段によるデータの読み出しを行な
うように構成してなることを特徴とする画像データ処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26187891A JPH05101170A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 画像データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26187891A JPH05101170A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 画像データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05101170A true JPH05101170A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17368021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26187891A Pending JPH05101170A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 画像データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05101170A (ja) |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP26187891A patent/JPH05101170A/ja active Pending
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