JPH05101061A - 文書作成機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接画面上で書式設定イメージを確認しなが
ら書式の入力変更などを操作を行なわせ、その画面指示
を演算することにより、容易に書式情報を設定する。 【構成】 操作者は、表示手段１２に表示された書式イ
メージを入力手段１１により指示変更を行なう。書式指
示手段１９は入力手段１１が変更指示を行なった表示手
段１２上の座標（変更前、変更後）を一時記憶し、また
その情報から書式の数値データを算出する。書式設定手
段１７は書式指示手段１９から数値データを受けて書式
の設定を行ない、書式記憶部１６に書式データを格納す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、文書作成機に関し、特
に、書式設定可能な文書作成機に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、文書作成機は、文書を作成する
ために文字を入力する機能と、入力された文字を編集す
る機能と、編集中の文書体裁を表示する機能と、作成し
た文書を格納する機能と、作成された文書の内容を訂正
する機能と、文書を印字する機能を備えており、表示を
見ながら文書の校正，編集を行い、文書を格納したり、
印字したりすることを目的としている。

【０００３】図３は、従来の文書作成機を例示するブロ
ック図である。

【０００４】図に示すごとく、この文書作成機は、入力
手段１１と、表示手段１２と、印字手段１３と、記憶手
段１４と、文書記憶部１５と、書式記憶部１６と、書式
設定手段２７と、編集制御手段２８とから構成される。
入力手段１１は操作者の指示や文字等を入力する。表示
手段１２は入力された文字や編集状態や書式設定の状態
を表示する。印字手段１３は与えられた文書データを印
字する。記憶手段１４は文書記憶部１５と書式記憶部１
６から構成され、文書記憶部１５は与えられた文書デー
タを記憶し、書式記憶部１６は設定された書式情報を記
憶する。編集制御手段２８は操作者の指示に従って入力
された文字、あるいは校正した文字データを文書データ
として編集し、また入力手段１１、表示手段１２、印字
手段１３、記憶手段１４、書式設定手段２８等の全体の
制御を行う。

【０００５】入力手段１１から入力された文字は、編集
制御手段２８によって文書データとして編集され、表示
手段１２に編集状態が表示される。編集された文書デー
タは、文書記憶部１６に格納される。編集制御手段２８
によって編集された文書データ、または文書記憶部１６
から読み出された文書データは印字手段１３で印字され
る。編集制御手段２８によって編集された文書データ、
または文書記憶部１６から読み出された文書データは、
文書の挿入，訂正，削除，移動，複写等が行われ、文書
の内容または体裁が校正される。

【０００６】書式については、文書入力開始時、または
入力，校正途中に図４の書式設定画面を呼出し、入力手
段１１より用紙の大きさ，１行の字詰数，行数，上左の
余白等の書式データを入力し、その入力データは編集制
御手段２８を経て新しい書式体裁に編集される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来の文書作成機にお
いては、書式設定機能は専用入力画面（書式設定画面）
を呼び出して数値データ入力のため手間が掛かる、また
書式設定イメージを確認するためには書式イメージ表示
画面を開いたり印刷結果を出力する等の操作が必要であ
り、操作者が必要とする書式が決まるまで、何度も同じ
作業を繰り返すという欠点がある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、データを入力
する入力手段と、入力されたデータや記憶手段の文書記
憶部に格納されているデータを読み出して修正，校正後
に編集および本文書作成機全体を制御する編集制御手段
と、用紙の大きさや１行の字詰め数や行数の設定を行う
書式設定手段と、作成した文書を格納したり格納されて
いる文書を読み出したりする文書記憶部と、設定された
書式を格納する書式記憶部と、この文書記憶部と書式記
憶部合わせた記憶手段と、入力されたデータや編集され
たデータを表示する表示手段と、入力されたデータや編
集されたデータを印刷する印刷手段とを具備する文書作
成機において、文書の入力開始時，または文書の作成途
中、新たに書式を設定指示する書式指示手段を具備する
ことを特徴とするものである。

【０００９】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【００１０】図１は、本発明の一実施例を示すブロック
図である。

【００１１】本実施例は、操作者が文字入力や動作指示
を行う入力手段１１と、作成途中の状態や文書記憶部１
５から読み出した文書を表示する表示手段１２と、作成
された文書を印刷するための印字手段１３と、作成した
文書を記憶格納する文書記憶部１５と、設定された書式
を格納する書式記憶部１６と、文書記憶部１５と書式記
憶部１６を有する記憶手段１４と、現在作成している文
書の書式設定を行う書式設定手段１７と、文書の入力開
始時，または文書の作成途中、新たに書式を設定指示す
る書式設定手段１９と、これら全体を制御する編集制御
手段１８とから構成される。

【００１２】文書の入力開始時、あるいは入力途中の書
式の設定は、印刷されるイメージと同様に表示されてい
る入力画面で、現在表示されている範囲（エリア）の始
点（通常左上）の元の位置と新たに移動したい位置と、
終点（通常右下）の元の位置と新たに移動したい位置を
指示することで行われ、書式指示手段１９はこの与えら
れた座標位置から新たに、字間，行間，上下左右の余白
等の書式設定を行う。

【００１３】次に書式設定についての動作を図３で説明
する。

【００１４】図３は書式指示手段のブロック図で、書式
指示手段は、マウスのような座標位置を入力する座標位
置入力手段３１と、入力された座標位置から字間や行間
等を算出するための演算手段３５と入力された座標位置
を一時記憶する座標保持記憶部３３と、演算手段３５か
ら算出した字間や行間等の値を一時記憶する書式パラメ
ータ記憶部３４と座標保持記憶部３３と書式パラメータ
記憶部３４とを管理する一時記憶手段３２とから構成さ
れる。

【００１５】操作者は書式設定の必要があると、書式指
示の操作を行い、デイスプレイの画面を見ながら座標入
力手段より、現在表示されている範囲（エリア）の始点
の元の位置と新たに移動したい位置と、終点の元の位置
と新たに移動したい位置を指示する。指示されたことに
より始点，終点の元の位置，新たに設定された位置の座
標を座標保持記憶部３３に一時記憶される。この座標位
置データは演算手段３５に送られ、演算手段３５は与え
られた座標位置データより演算を行い必要とする書式の
パラメータを算出し、書式パラメータ記憶部３４に送
る。書式パラメータ記憶部３４はその数値データを書式
設定手段１７に送出し、書式設定手段１７は書式の設定
を行うとともに、この書式データを書式記憶部１６に送
出し、格納させる。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように本発明の文書作成機
は、別途、マウスのような座標位置入力手段を設け、操
作者がデイスプレイ画面の表示イメージを見ながら書式
変更をすることを可能とするもので、書式を設定あるい
は変更する際、印刷されるイメージと同様な画面表示を
見ながら座標入力装置を利用するため入力の操作が少な
い、操作が容易なため文書作成機を使用する初心者でも
簡単に操作ができ、また画面を見ながら操作を行うた
め、間違いも少なく、捉え易い形の書式として効率の良
い作業を行うことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１中の書式指示手段のブロック図である。

【図３】従来例の文書作成機の機能を示すブロック図で
ある。

【図４】書式設定画面の一例である。

【符号の説明】

１１ 入力手段 １２ 表示手段 １３ 印字手段 １４ 記憶手段 １５ 文書記憶部 １６ 書式記憶部 １７ 書式設定手段 １８ 編集制御手段 １９ 書式指示手段 ２７ 書式設定手段 ２８ 編集制御手段 ３１ 座標入力手段 ３２ 一時記憶手段 ３３ 座標保持記憶部 ３４ 書式パラメータ記憶部 ３５ 演算手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 データを入力する入力手段と、入力され
   たデータや記憶手段の文書記憶部に格納されているデー
   タを読み出して修正，校正後に編集および本文書作成機
   全体を制御する編集制御手段と、用紙の大きさや１行の
   字詰め数や行数の設定を行う書式設定手段と、作成した
   文書を格納したり格納されている文書を読み出したりす
   る文書記憶部と、設定された書式を格納する書式記憶部
   と、この文書記憶部と書式記憶部合わせた記憶手段と、
   入力されたデータや編集されたデータを表示する表示手
   段と、入力されたデータや編集されたデータを印刷する
   印刷手段とを具備する文書作成機において、文書の入力
   開始時，または文書の作成途中、新たに書式を設定指示
   する書式指示手段を具備することを特徴とする文書作成
   機。