JPH0499142A - インパクト成形性及び耐孔食性が優れたアルミニウム合金 - Google Patents

インパクト成形性及び耐孔食性が優れたアルミニウム合金

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JPH0499142A
JPH0499142A JP20555990A JP20555990A JPH0499142A JP H0499142 A JPH0499142 A JP H0499142A JP 20555990 A JP20555990 A JP 20555990A JP 20555990 A JP20555990 A JP 20555990A JP H0499142 A JPH0499142 A JP H0499142A
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JP
Japan
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corrosion resistance
aluminum alloy
pitting corrosion
content
weight
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Pending
Application number
JP20555990A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kaita
一浩 貝田
Sunao Aiura
直 相浦
Osamu Takezoe
竹添 修
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はカークーラー用レシーバタンク及び車積載用プ
ロパンガスボンベ等のように、冷間鍛造又は衝撃押出し
加工等の冷開成形加工により製造される圧力容器部品等
用の材料として好適のインパクト成形性及び耐孔食性が
優れたアルミニウム合金に関する。
[従来の技術] レシーバタンクは、カークーラーの冷媒回路内に設けら
れ、一定量の冷媒が封入される筒状の圧力容器である。
従来、このレシーバタンクは鉄製のものが主流であった
。しかし、近年、鉄に比して軽量であると共に耐食性が
優れていることがら、アルミニウム合金製のレシーバタ
ンクが使用されるようになった。
レシーバタンクの材料として使用されるアルミニウム合
金としては、Aeoet合金がある。このAGOG1合
金ハ0.4乃至0.8重量%ノS s X 0.15乃
至0.40重量%のCux  o、s乃至1.2重量%
のMg及び0.04乃至0.35重量%のCrを含有し
、残部がAIからなる合金である。従来は、このAGO
G 1合金の押出し材又は鋳造棒を熱間鍛造又は冷間鍛
造し、次いで焼入れ及び焼戻しを施した後、その端部を
溶接することにより筒状容器のレシーバタンクを製造し
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のAlliOfil合金では、上述
の如く焼入れ及び焼戻しを施さなければ所定の強度及び
切削性を得ることができず、このためレシーバタンクの
製造コストが高いという欠点がある。
また、カークーラーの使用年数の長期化に伴い、レシー
バタンク等の部品についても耐食性が要求され、長期間
に亘って使用できることが要望されている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
冷間鍛造及び衝撃押出し加工等による成形加工が容品で
あり、焼入れ及び焼戻しを施さなくても所定の強度を得
ることができると共に、耐食性が優れており、レシーバ
タンク等の圧力容器用材料として好適のインパクト成形
性及び耐孔食性が優れたアルミニウム合金を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るインパクト成形性及び耐孔食性が優れたア
ルミニウム合金は、0.05乃至0.3重量%のCu1
0.5乃至1.2重量%のMnz  O,fi乃至2.
0重量%のMg及び0.05乃至0.2重量%のCrを
含有すると共に、Feの含有量を0.2重量%以下に規
制し、残部がAl及び不可避的不純物からなることを特
徴とする。
[作用] 次に、本発明に係るアルミニウム合金の各成分の添加理
由及びその組成限定理由について説明する。
旦」− Cuはアルミニウム合金の強度を向上させる作用を有す
る。また、所定の範囲でCuを添加することにより、ア
ルミニウム合金の耐孔食性を向上させることができる。
しかし、Cu含有量が0.05重量%未滴の場合は十分
な強度向上効果及び耐孔食性を得ることができない。ま
た、Cu含有量が0.3重量%を超えると、インパクト
成形加工が困難になると共に、一般耐食性が著しく低下
し、更に溶接割れが発生しやすくなる。従って、Cu含
有量は0.05乃至0.3重量%とする。
k1工MJL Mn及びMgは、いずれもアルミニウム母相中に固溶し
てアールミ”ニウム合金の強度を向上させると共に、加
工硬化によってアルミニウム合金の強度を高める作用が
ある。特に、Mgはインパクト成形加工により生じる加
工硬化の割合を上昇させる。
Mnの含有量が0.5重量%未満の場合は、アルミニウ
ム合金の強度向上が不十分である。一方、Mnの含有量
が1.2重量%を超えると、インパクト成形加工が困難
になる。従って、Mn含有量は0.5乃至1.2重量%
とする。
これと同様に、Mgの含有量が0.6重量%未満の場合
は、アルミニウム合金の強度向上が不十分である。一方
、Mgの含有量が2.0重量%を超えると、インパクト
成形加工が困難になる。従って、Mg含有量は0.6乃
至2.0重量%とする。
以L Crはアルミニウム合金の耐孔食性を改善する作用を有
する。また、所定の範囲内でCrを添加することにより
、アルミ云つム合金の成形加工性(特に、インパクト加
工性)を改善することができる。Crの含有量が、0.
05重量%未満の場合は、耐孔食性及び成形加工性が十
分ではない。一方、Crの含有量が0.2重量%を超え
ると、耐孔食性に対する効果が飽和すると共に、逆に粗
大化合物が生成してインパクト成形性が低下してしまう
従って、Cr含有量はLO5乃至0.2重量%とする。
L+ 不純物としてのFeの含有量が0.2重量%を超えると
、巨大なAl−Fe化合物が晶出し、アルミニウム合金
の耐孔食性が低下する。従って、Fe含有量は0.2重
量%以下に規制する必要がある。
なお、上記成分の外に、鋳塊の結晶粒を微細化させるた
めに、0.1重量%以下のTiを含有させてもよい。
[実施例] 次に、本発明の実施例について、その特許請求の範囲か
ら外れる比較例と比較して説明する。
下記第1表に示す組成の各アルミニウム合金を通常の方
法で溶製し、直径が200mmの鋳塊を得た。
そして、これらの鋳塊に所定の均質化処理を施した後、
熱間押出し加工を施して直径がBOmmの丸棒を得た。
なお、比較例10はAGO[i I合金である。
次に、各丸棒を所定の長さに輪切りにしてこれを素材と
し、この素材に対して冷間鍛造加工を施して、第1図に
示す試料を形成した。この試料は筒状の本体1と、この
本体1の一方の端部を閉塞する頭部2により構成されて
おり、本体1の他方の端部側の開放端は窄められている
。なお、AGO61合金である比較例10については、
この冷間鍛造加工後に焼入れ及び焼戻しを施した。
第1表 実施例及び比較例の各試料について、冷間鍛造加工時の
割れの発生の有無を調べた。また、試料の頭部2におけ
る硬度を調べて、各合金の強度を評価した。
更に、10!の純水に食塩を500g、酢酸を20cc
及び塩化第二銅を2.6gだけ溶解して得たpH3の酸
性液を40℃に加温し、この酸性液を各試料に噴霧する
CASS試験を500時間に亘って行なった。
その後、各試料の最大孔食深さを調べて、実施例及び比
較例合金の耐孔食性を評価した。更にまた、10!の純
水に食塩を500g及び酢酸を15ccだけ溶解して得
たpH3の酸性液を40℃に加温し、この酸性液を各試
料に噴霧する酸性塩水噴霧試験を1600時間に亘って
行なった。そして、各試料の最大孔食深さを調べて、実
施例及び比較例合金の耐孔食性を評価した。
更にまた、第2図に示すように、各試料の本体1から板
状の試験片3を切り出し、この板状試験片3を2枚重ね
て、端部をなめ付は溶接した。そして、溶接部4のミク
ロ組織を観察して、ミクロ割れの程度により溶接性を評
価した。
これらの試験結果を下記第2表にまとめて示す。
但し、冷間鍛造性は、冷間鍛造時に割れが発生しなかっ
た場合を01微小な割れが発生した場合を△、大きな割
れが発生した場合を×で示した。また、CASS試験及
び酸性塩水噴霧試験においては、最大孔食深さが0.3
)未満の場合をQ、 0.3乃至0.5+eaの場合を
△、0.8mm以上の場合をXで示した。更に、溶接性
は、ミクロ割れがない場合を01 ミクロ割れが5ケ所
未満の場合を△、ミクロ割れが5ケ所以上発生した場合
を×で示した。
更にまた、上記の特性を考慮して、カークーラーのレシ
ーバタンク等の圧力容器としての適性を総合的に評価し
た。そして、レシーバタンク等の圧力容器用材料として
好適の場合を01適していない場合を×、その中間の場
合を△で示した。
第2表 この第2表から明らかなように、実施例1乃至6の合金
は、いずれも冷間鍛造性が優れており、焼入れ及び焼戻
しを行なわなくても比較例10(A8081合金)と同
等か、又はそれ以上の強度を示した。また、これらの実
施例合金は、耐孔食性においてもA30B1合金に比し
て優れている。更に、溶接性も良好であり、カークーラ
ー等のレシーバタンク等の圧力容器用材料として極めて
適している。一方、Cu含有量が少ない比較例1は強度
及び耐孔食性が十分でなく、Cu含有量が多い比較例2
は冷間鍛造性、耐孔食性及び溶接性が悪い。
また、Mn含有量が少ない比較例3及びMg含有量が少
ない比較例5はいずれも強度が低く 、M n含有量が
多い比較例4及びMg含有量が多い比較例6は冷間鍛造
性が悪い。更に、Cr含有量が少ない比較例7は冷間鍛
造性、強度及び耐孔食性が十分ではなく、Cr含有量が
多い比較例8は冷間鍛造性が悪い。更にまた、Fe含有
量が多い比較例8は耐孔食性が悪い。更にまた、比較例
10は強度を得るために焼入れ及び焼戻しが必要であり
煩雑であると共に、耐孔食性が十分ではない。このよう
に、比較例1乃至10はいずれも冷間鍛造加工性、強度
、耐孔食性又は溶接性が十分ではなく、圧力容器の材料
としては適していないものであった。
なお、上述の実施例においては押出し棒から試料を製造
した場合について説明したが、鋳造棒を鍛造加工した結
果についても、上述の実施例の結果と同様である。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明に係るアルミニウム合金は、
所定量のCu s M n 1M g及びCrを含有し
、Feの含有量を所定値以下に規制したから、インパク
ト成形加工が可能であり、焼入れ及び焼戻しを行なわな
くても十分な強度を有している。
また、このアルミニウム合金は、切削性が良好であり、
耐孔食性も優れている。従って、本発明に係るアルミニ
ウム合金は、カークーラーのレシーバタンク等の圧力容
器用の材料として、極めて適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は特性試験用の試料の形状を示す断面図、第2図
は溶接性を調べた試料片を示す断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)0.05乃至0.3重量%のCu、0.5乃至1
    .2重量%のMn、0.6乃至2.0重量%のMg及び
    0.05乃至0.2重量%のCrを含有すると共に、F
    eの含有量を0.2重量%以下に規制し、残部がAl及
    び不可避的不純物からなることを特徴とするインパクト
    成形性及び耐孔食性が優れたアルミニウム合金。
JP20555990A 1990-08-02 1990-08-02 インパクト成形性及び耐孔食性が優れたアルミニウム合金 Pending JPH0499142A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11519057B2 (en) 2016-12-30 2022-12-06 Ball Corporation Aluminum alloy for impact extruded containers and method of making the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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