JPH0497604A - スロット板を有するパッチアンテナ - Google Patents

スロット板を有するパッチアンテナ

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Publication number
JPH0497604A
JPH0497604A JP21441590A JP21441590A JPH0497604A JP H0497604 A JPH0497604 A JP H0497604A JP 21441590 A JP21441590 A JP 21441590A JP 21441590 A JP21441590 A JP 21441590A JP H0497604 A JPH0497604 A JP H0497604A
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JP
Japan
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slot
patch antenna
slot plate
radiating element
plate according
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Application number
JP21441590A
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English (en)
Inventor
Masanobu Ota
太田 雅信
Kazuo Kaneko
一男 金子
Hiroyuki Iyama
井山 博之
Seiji Kado
誠司 嘉戸
Mitsuru Hirao
充 平尾
Hironobu Ishizaka
裕宣 石坂
Kenji Oumaru
王丸 謙治
Takao Murata
村田 孝雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd, Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はスロット板を有するパッチアンテナに関する。
(従来の技術) 現在、マイクロ波帯用のアンテナとしては、パラボラア
ンテナや各種の平面アンテナか使用され、特に衛星放送
が開始されて以来、薄形・軽量で取り扱いが容易な平面
アンテナか注目されている。
この平面アンテナとしては、マイクロスI・リップアン
テナや、ストリップパッチアンテナ、ラジアルラインア
ンテナ、トリプレートアンテナ、サスベンゾイドライン
アンテナ等の各種のアンテナが研究開発されている。
特に、トリプレートアンテナなどストリップパッチアン
テナとスロット板とを組み合わせた方式のアンテナは、
高い利得を確保できることから近年、盛んに研究開発さ
れている。
第24図はこのようなスロット板を有するストリップパ
ッチアンテナの一例を示す断面図である。
この図に示すスロット板を有するマイクロストリップパ
ッチアンテナ101は、板状に形成される誘電体基板1
02と、この誘電体基板102の裏面側に形成される接
地導体板103と、第25図に示す如く前記誘電体基板
102の表面側に形成される方形状の放射素子104と
、この放射素子104に接続される給電線路105と、
前記放射素子104と対応する位置にスロット106を
有し前記誘電体基板102の表面から所定距離だけ上方
に配置されるスロット板107とを備えており、給電線
路105を介して送信機等から送信信号が供給されたと
き、これを放射素子104によって電波に変換してスロ
ット106がら外部に放射し、またスロット106を介
して電波が供給されたとき、これを放射素子104によ
って受信信号に変換し、給電線路105を介して受信機
等に供給する。
上述したスロット板を有するストリップパッチアンテナ
101において、1つの放射素子104と、1つのスロ
ット106との対で形成されるアンテナの放射指向特性
は第26図に示すようになる。このとき、誘電体基板1
02に用いられる材料の比誘電率と放射利得との関係は
第27図に示すようになり、通常は比誘電率が“2”前
後の材料が使用されることから、その放射利得は“7〜
8dB”となる。したかって、衛星放送受信に必要とさ
れる“32dB”以上の利得を確保するためには、給電
導体105による損失の補償を考慮して、放射素子を“
500〜1000”程度アレイ化して使用している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の技術では、利得を高め
るために、多数の放射素子をアレイ化しているが、その
ために多数の給電導体が必要となり、さらに給電導体の
インピーダンスを整合して最大の有能電力を伝送するた
めに途中で給電導体の幅を変えたり、放射素子の間に配
置するために曲げたりしなければならず、スロット板の
ないマイクロストリップパッチアンテナでは、その幅が
変わる箇所や曲げた箇所から放射される分の損失および
放射素子か多くなるはと給電体の長さか長くなりそのこ
とによって生I〜る導体損か発生ずるのは避けられない
ことであった。
前記のスロット板を有するストリップパッチアンテナに
おいては、上述した一般のマイクロスI・リップパッチ
アンテナに比べ、給電導体105が接地導体103とス
ロット板107とにLってシールドされている構造なの
で、給電導体からの放射損失は少なくなっているが、そ
れでもスト・リップ線路(給電導体)の伝送損失が大き
く、放射利得が衛星放送受信に必要な“33〜34dB
“となるように作成lまた場合に、効率が“50〜60
%”となっている。
これに対し、同し利得か得られるパラボラアンテナでは
、“70%”以上の効率か実現されており、第24図お
よび第25図に示すアンテナで同等の効率を得ようとす
ると、同等のパラボラアンテナより“20〜40%″広
い面積を必要としていた。
本発明は上記の事情に鑑み、放射利得特性を向」ニさせ
ることかできるとともに、給電線路での損失を低減さぜ
ることがてきるスロット板を有するパッチアンテナを提
供することを目的と【2ている。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明によるスロット板を
有するパッチアンテナは、電波の送受信を行なう複数の
放射素子と、この放射素子に給電する給電導体と、該放
射素子と給電導体を同一平面に支持する誘電体基板と、
この誘電体基板の一方の面から所定距離離して配置され
る接地導体と、前記誘電体基板の他方の面から所定圧M
ML、−て設けられ、かつ前記放射素子n個に対してm
個(n、、m:整数、かつn<m)のスロットを有する
スロット板とを備えたことを特徴と【7ている。
本発明は、第24図および第25図に示すスロット板を
有するストリップパッチアンテナの性能を向上させるた
め、その基本特性を測定しているときに、スロット10
6の中心と放射素子1.04の中心の上面から見たとき
の位置とを変化させて放射利得を測定したところ、放射
素子からかなりずれた箇所においても放射利得の低下が
あまりないという第1−の知見と、その知見に基づいて
1つの放射素子に対して複数のスロットを放射素子から
ずれた箇所に設けると、利得が向J−するという第2の
知見とによってなされたものである。
さらに、別の実施態様についても、後述の実施個におい
て述べるようにこれらの知見を基としたものである。
(作用) 本発明の構成によって、1つの放射素子が複数のスロッ
トと結合して動作する。17たがって、アンテナの前面
から見たとき、あたかも個々のスロットが1つの素子ア
ンテナであるかのように振る舞うので、実際の1つの放
射素子力たりの利得が向上している。事実、第24図に
示す誘電体基板102を4個アレイ化したアンテナと、
本発明の各スロットをそのアレイアンテナの各放射素子
の配置と同一にしたアレイアンテナと比較した場合には
、3dB以上の利得の向」−があった。
このことは、同じ面積のアレイアンテナで、同じ利得を
得るために必要な放射素子の数が半分以下で良いことを
意味している。
したかって、放射素子の数が少なくとも利得を高く取れ
るので、給電導体の数を低減でき、給電導体に形成され
たインピーダンス整合部や曲がりの数を低減した上で、
その長さを低減でき、給電導体による伝送損失を抑制で
きるものである。
(実施例) 第1図は本発明によるスロット板を有するパッチアンテ
ナの第1実施例を示す断面図、第2図はその平面図であ
る。
この図に示ずスロット板を有するパッチアンテナ1は板
状に形成される誘電体基板2と、この誘電体基板2の裏
面側に形成される接地導体板3と、第2図に示す如く前
記誘電体基板2の表面側に形成される方形状の放射素子
4と、この放射素子4の二辺に接続される給電線路5と
、これら放射素子4や給電線路5が形成された前記誘電
体基板2上に配置される一定厚の空気層6と、前記放射
素子4とを中心とした円周上に複数のスロット7を有し
前記空気層6上に配置される金属板8とを備えており、
給電線路5を介して送信機等から送信信号が供給された
とき、これを放射素子4によって電波に変換して各スロ
ット7から外部に放射し、またこれらの各スロット7を
介して電波が供給されたとき、これを放射素子4によっ
て受信信号に変換した後、給電線路5を介して受信機等
に供給する。
前記誘電体基板2は誘電体損失および比誘電率の小さい
絶縁材料(例えば、発泡ポリエチレン等)によって構成
されており、その裏面に接地導体板3が配置され、また
表面に放射素子4と給電線路5とが形成されている。
接地導体板3はアルミニウム、鉄、銅、ニッケルまたは
これらを含む合金をスパッタリング技術や蒸着技術、圧
延技術、電解めっき技術等によって処理して形成された
金属膜であり、前記誘電体基板2の裏面側に所定距離離
されて(または、密着状態で)配置されている。
また、前記放射素子4は前記誘電体基板2に予め貼付さ
れた金属箔を選択的にエツチングしたり、必要な導体を
無電解めっきによって形成したり、必要な導体をペース
ト状にしたものをシルク印刷したりして形成した方形状
の金属箔であり、その2辺には同様な方法によって形成
された給電線路5が接続されている。
また、前記空気層6は誘電体基板2と金属板8との間に
形成された隙間であり、誘電体基板2と金属板8との間
を一定間隔にする。
金属板8はアルミニウム、鉄、銅、ニッケルまたはこれ
らを含む合金によって構成されており、前記放射素子4
を中心とした円周上の等間隔となる部分にプレス打ち抜
き加工やエツチング加工、レーザによる加工によってX
字状のスロット7が8個、形成されている。
そして、上述した構成で、金属板8として厚さ1mmの
アルミニウムを使用し、誘電体基板2として比誘電率が
1.77で厚さ0.8mmの発泡ポリエチレンシートを
使用し、放射素子4および給電線路5、接地導体板3と
して前記発泡ポリエチレンシートの両面に貼付された3
5μmの圧延導体をエツチング加工したものを使用した
。そしてこのとき、誘電体基板2と金属板8との間に厚
さ8mmの空気層6を形成し、さらに各スロット7の形
状として前記放射素子4を中心として半径14mmの円
周上に幅3mm、長さ12.5mmスロットをX字状に
組み合わせたスロット7を等間隔で8つ形成した。
このとき、第3図に示すような放射指向特性を得るとと
もに、第4図に示すような放射利得周波数特性を得るこ
とができた。
このようにこの実施個においては、金属板8に形成した
8つのスロット7によって1つの放射素子4で送受信さ
れる電波のビーム幅を絞って指向性を向上させるように
したので、放射利得特性を向上させることができる。
また、放射利得特性を向上させることができるので、衛
星放送受信に必要な利得を確保するのに必要な放射素子
4の数を大幅に低減させることがてき、これによって給
電線路5の長さや分岐、曲げ部の数を低減させて、給電
線路5での損失を低減させることができる。
次に、このような放射素子4をアレイ化したときの給電
線路5は放射素子4の配置によって最も損失を少なくす
るように決定すれば良いので1組の放射素子とスロット
とについて第5図ないし第23図を参照しながら上述し
た第1図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1を
基本形とする各実施例を順次、説明する。
(空気層、金属板等の変形例) 第5図は本発明によるスロット板を有するパッチアンテ
ナの第2実施例を示す断面図である。なおこの図におい
て、第1図および第2図に示す各部と同じ部分には同じ
符号が付しである。
この図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1bが
第1図および第2図に示すスロット板を有するパッチア
ンテナ1と異なる点は空気層6に代えて一定の厚みを有
する発泡体1oを用いたことである。
そして、発泡体10として比誘電率が約“1“厚さ8r
nmの発泡体を使用し、他の条件を第1実施例と同じ条
件にしたとき、上述した第1実施例とほぼ同様な放射利
得特性、放射利得周波数特性を得ることができた。
第6図は本発明によるスロット板を有するパッチアンテ
ナの第3実施例を示す断面図である。なおこの図におい
て、第1図および第2図に示す各部と同じ部分には同じ
符号が付しである。
この図に示すスロット板を有するパッチアンテナICが
第1図および第2図に示すスロット板を有するパッチア
ンテナ1と異なる点は誘電体基板2として誘電体フィル
ム(厚さ25μmのポリエチレンフィルム等)を用いる
とともに、その誘電体フィルムと接地導体3との間に空
気層13を形成したことである。
そして、上述した第1実施例と同じ条件に17たとき、
」二連した第1実施例とほぼ同様な放射利得特性、放射
利得周波数特性を得ることができた。
第7図は本発明によるスロット板を有するパッチアンテ
ナの第4実施例を示す断面図である。なおこの図におい
て、第1図および第2図に示す各部と同じ部分には同じ
符号か付しである。
この図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1dが
第1図および第2図に示すスロット板を有するパッチア
ンテナ1と異なる点は誘電体基板2と接地導体3との間
に、スペーサとして誘電率の低い発泡体10を介挿した
ことである。
そ【−で、他の条件を上述した第1実施例と回し。
条件に(、たとき、」二連した第1実施例とほぼ同様な
放射利得特性、放射利得周波数特性を得ることができた
第8図は本発明によるスロット板を有するパッチアンテ
ナの第5実施例を示す断面図である。なおこの図におい
て、第1図および第2図に示す各部と同じ部分には同じ
符号が付しである。
この図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1eが
第1図および第2図に示すスロワ]・板を有するパッチ
アンテナ1と異なる点は誘電体フィルム20と銅箔21
との積層フィルム22をエツチング処理して銅箔21に
スロット7を形成するとともに、空気層6に代えて一定
の厚みを有する発泡体23を用いたことである。
そして、発泡体23として比誘電率か約“1“厚さ8m
mの発泡体を使用し、積層フィルム22として比誘電率
が2.44で厚さ25μmのポリエチレンシートと、厚
さ35μmの圧延銅箔とを貼り合わせたものを使用し、
他の条件を上述した第1実施例と同じ条件にしたとき、
上述した第1実施例とほぼ同様な放射利得特性、放射利
得周波数特性を得ることができた。
第9図は本発明によるスロット板を有するバッチアン子
すの第6実施例を示す断面図である。なおこの図におい
て、第1図および第2図に示す各部と同じ部分には同じ
符号が付しである。
この図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1fが
第1図および第2図に示すスロット板を有するパッチア
ンテナ1と異なる点は誘電体フィルム24と銅箔25と
の積層フィルム26に穴開は加工処理を行なって銅箔お
よび誘電体フィルl、にスロット7を形成したことであ
る。
そして、積層フィルム26として比誘電率が2゜4で厚
さ25μmのポリエチレンシートと、厚さ35μmの圧
延銅箔とを貼り合わせたものを使用し、他の条件を上述
した第1実施例と同し条件にしたとき、」二連した第1
実施例とほぼ同様な放射利得特性、放射利得周波数特性
を得ることができた。
第10図は本発明によるスロット板を有するパッチアン
テナの第7実施例を示す断面図である。
なおこの図において、第1図および第2図に示す各部と
同じ部分には同じ符号が付しである。
この図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1gが
第1図および第2図に示すスロット板を有するパッチア
ンテナ1と異なる点は誘電体フィルム28と、銅箔29
とを積層した積層フィルム31をエツチング処理して銅
箔29にスロット7を形成1.たことである。さらに、
第8図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1eと
異なる点は誘電体フィルムと銅箔との順序を逆したこと
である。
そして、積層フィルム31として比誘電率が2゜4で厚
さ25μmのポリエチレンシートと、厚さ35μmの圧
延銅箔とを貼り合わせたものを使用し、他の条件を上述
した第1実施例と同じ条件にしたとき、上述した第1実
施例とほぼ同様な放射利得特性、放射利得周波数特性を
得ることができた。
(スロットの変形例) 第11図は本発明によるスロット板を有するパッチアン
テナの第8実施例を示す断面図、第12図は同実施例の
平面図である。なおこれらの図において、第1図および
第2図に示す各部と同じ部分には同じ符号が付しである
これらの図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1
hが第1図および第2図に示すスロット板を有するパッ
チアンテナ1と異なる点は金属板8上の放射素子4と対
向する部分にスロット39を形成し、さらに発泡体40
によって誘電体シート2と金属板8との間隔を一定に保
持するようにしたことである。
そして、比誘電率が約“1”で厚さ8mmの発泡体40
を使用し、放射素子4の上部にスロット39を形成する
とともに、この放射素子4を中心として半径14mm 
(または、16mm、18mm、20mm)の部分にス
ロット7を等間隔に8個形成し、他の条件を上述した第
1実施例と同し条件にしたとき、第15図に示す如く上
述した第1実施例とほぼ同様な放射利得周波数特性を得
ることができた。
第13図は本発明によるスロット板を有するパッチアン
テナの第9実施例を示す断面図、第14図は同実施例の
平面図である。なおこれらの図において、第1図および
第2図に示す各部と同じ部分には同じ符号が付しである
これらの図に示すスロット板を有するバ;ソチアンテナ
11が第1図および第2図に示すスロット板を有するパ
ッチアンテナ1と異なる点は金属板8上の放射素子4と
対向する部分にスロット43を形成するとともに、前記
金属板8上の前記放射素子4を中心とした円周上の各ス
ロット7とずれたの位置にスロット45を形成し、さら
に発泡体44によって誘電体基板2と金属板8との間隔
を一定に保持するようにしたことである。
そして、比誘電率が約“1”で厚さ8mmの発泡体44
を使用し、放射素子4の上部にスロット43を形成する
とともに、前記放射素子4を中心として半径14mm 
(または、16 m m s 18 mm、20mm)
の部分にスロット45を等間隔に8個形成し、他の条件
を上述した第1実施例と同じ条件にしたとき、第15図
に示す如く上述した第1実施例とほぼ同様な放射利得周
波数特性を得ることができた。
第16図は本発明によるスロット板を有するパッチアン
テナの第10実施例を示す断面図、第17図は同実施例
の平面図である。なおこれらの図において、第1図およ
び第2図に示す各部と同じ部分には同じ符号が付しであ
る。
これらの図に示すスロット板を有するパッチアンテナ1
」が第1図および第2図に示すスロット板を有するパッ
チアンテナ1と異なる点は金属板8上の放射素子4を中
心とした円周上に4個のスロット46を形成したことで
ある。
そして、条件を上述した第1実施例と同じ条件にしたと
き、上述した第1実施例とほぼ同様な放射利得特性、放
射利得周波数特性を得ることができた。
また、上述した各実施個においては、各放射素子4.1
1.16.33、毎にスロット7.45.46を同心円
上に形成するようにしているが、第18図(a)または
同図(b)に示す如く各放射素子4毎のスロット7を一
部、共有化するようにしても良い。
このように構成することにより、放射素子4の数nと、
スロット7の数mとの関係はnくmとなる。
(放射素子、スロット等の変形例) 第19図は本発明によるスロット板を有するパッチアン
テナの第11実施例を示す断面図、第20図は同実施例
の平面図である。
これらの図に示すスロット板を有するパッチアンテナ5
0は板状に形成されるトリプレート線路基板51と、板
状に形成される金属板52と、これら金属板52と前記
トリプレート基板51との間隔を一定に保持する保持誘
電体53とを備えており、送信機等から送信信号が供給
されたとき、これをトリプレート線路基板51に形成さ
れた給11に導体54と第2のスロット55との相互作
用によって電波に変換してこれを金属板52に形成され
た各スロット56から外部に放射(2、また各スロット
56を介して電波が供給されたとき、これを前記給電導
体54と第2のスロット55との相互作用によって受信
信号に変換した後、受信機等に供給する。
トリプレート線路基板51は誘電体基板58の上に形成
される給電導体54と、前記誘電体基板58の裏面に形
成される接地導体59と、前記給電導体54と第2のス
ロット55とを有する金属板60との間にスペーサとし
て介挿される誘電体板57と、その一部に第1スロツト
55が形成された金属板60とを備えており、送信機等
から送信信号が供給されたとき、これを給電導体54と
第2のスロット55との相互作用にによって電波に変換
して金属板52に形成された各スロット56から外部に
放射し、また各スロット56を介して電波が供給された
とき、これを前記給電導体54と第2のスロット55と
の相互作用によって受信信号に変換した後、受信機等に
供給する。
前記誘電体基板58、誘電体板57は各々誘電体損失お
よび比誘電率の小さい絶縁材料(例えば、有機絶縁材料
)によって構成されており、これら各誘電体基板58、
誘電体板57の間に給電導体54が形成されるとともに
、誘電体基板58の裏面に接地導体59が形成され、誘
電体板57の表面側に金属板60が形成されている。
給電導体54は前記誘電体基板58、誘電体板57のい
ずれか一方に予め貼付された金属箔を選択的にエツチン
グしたり、必要な導体を無電貯めつきによって形成した
り、必要な導体をベースト状にしたものをシルク印刷し
たりして形成したテープ状の金属箔であり、その一端側
が送信機や受信機に接続されている。
また、接地導体59はアルミニウム、鉄、銅、ニッケル
またはこれらを含む合金をスパッタリング技術や蒸着技
術、圧延技術、電解めっき技術等によって処理して誘電
体基板58の裏面に形成された金属膜である。
また、金属板60はアルミニウム、鉄、銅、ニッケルま
たはこれらを含む合金をスパッタリング技術や蒸着技術
、圧延技術、電解めっき技術等によって処理して誘電体
板57の表面に形成された金属膜でも良く、前記給電導
体54の先端部分側に対応する部分に長方形状の第2の
スロット55が形成されるとともに、その部はボルト、
ナツト等によって接地導体59に機械的に接続されてい
る。
また、金属板52はアルミニウム、鉄、銅、ニッケルま
たはこれらを含む合金によって構成されており、前記給
電導体54に沿って等間隔となるようにプlノス打ち抜
き加工やエツチング加工、レーザによる加工によって前
記給電導体54に沿って等間隔に長方形状のスロット5
6が複数個、形成されている。
また、保持誘電体53は誘電体損失および比誘電率の小
さい絶縁材料(例えば、有機絶縁材料)によって構成さ
れており、トリプレート線路基板51と金属板52との
間を一定間隔に保持する。
このようにこの実施個においては、トリプレート線路基
板51を構成する金属板60に形成した第2のスロット
55から電波を漏洩させて、これを金属板52に形成し
た各スロット56を介して外部に放射するようにしたの
で、各スロット56の形状、個数、ピッチ等を調整する
ことにより、これら各スロット56を電波レンズとして
作用させて等化開口面を拡大し大きな指向性利得を得る
ことができる。
また、この実施個においては、トリプレート線路基板5
1を使用して送受信信号の伝送を行なうようにしている
ので、給電線路となる給電導体54部分での損失を小さ
くすることができるとともに、同一面積における放射素
子数を大幅に低減することができ、これによって不連続
部分を少なくして不連続部分からの反射損失を小さくし
て、アレイ化したときにおけるアンテナ全体の面積を小
さくすることができる。
また、この実施例では上述した手法によって金属板52
.60および接地導体59、誘電体基板58、誘電体板
57を形成するようにしているが、第1図ないし第18
図(b)までの各実施個に示す手法を用いてこれら金属
板52.60および接地導体59、誘電体基板58、誘
電体板57を形成するようにしても良い。
第21図は本発明によるスロット板を有するパッチアン
テナの第12実施例を示す一部裁断平面図である。なお
この図において、第19図および第20図に示す部分と
同じ部分には同じ符号が付しである。
この図に示すスロット板を有するパッチアンテナ50b
が第19図および第20図に示すものと異なる点は誘電
体基板58、誘電体板57間に給電導体65を形成する
とともに、金属板60に十字形の第2のスロット66を
1つ形成し、さらに金属板52に十字形のスロット67
を4つ形成したことである。
給電導体65は先端側で2つの給電導体65a、65b
に・分岐し、これらの各給電導体65a、65bの一方
の先端側と、他方の先端側とか互いに90度だけずらさ
れるとともに、その長さが使用波長の約1/4λだけず
らされている。
また、金属板60に形成される第2のスロット66は十
字形に形成されたスロットであり、前記各給電導体65
a、65bに囲まれ−る位置に配置されている。
また、金属板52に形成される各スロット67は十字形
に形成されたスロットであり、前記第2のスロット66
を中心として等間隔に配置されている。
このようにこの実施個においては、給電導体65を先端
側で2つの給電導体65a、65bに分岐させるととも
に、各給電導体65a、65bの長さを使用波長の約1
/4λだけずらし、さらに90度ずらして直交するよう
に配置したので、上述した第11実施例と同様に給電路
となる給電導体65部分での損失を小さくすることがで
きるとともに、円偏波で電波を送受信することができる
第22図は本発明によるスロット板を有するパッチアン
テナの第13実施例を示す一部裁断平面図である。なお
この図において、第21図に示す部分と同じ部分には同
じ符号が付しである。
この図に示すスロット板を有するパッチアンテナ50c
が第21図に示すものと異なる点は各給電導体65a、
65bを方形状のバッチ68に接続するとともに、金属
板60に方形状の第2のスロット70を形成したことで
ある。
このようにしても、上述したji12実施例と同様な効
果を得ることができる。
また、上述したjill実施例〜第13実施個において
は、各誘電体基板57.58のいずれか一方に予め貼付
された金属箔を選択的にエツチングしたり、必要な導体
を無電解めっきによって形成したり、必要な導体をペー
スト状にしたものをシルク印刷したりしてテープ状の給
電導体54.65を形成するとともに、誘電体基板58
の裏面および誘電体基板57の表面にアルミニウム、鉄
、銅、ニッケルまたはこれらを含む合金をスパッタリン
グ技術や蒸着技術、圧延技術、電解めっき技術等によっ
て処理して誘電体基板58の裏面に接地導体59を形成
し、誘電体基板57の表面に金属板60を形成するよう
にしているが、第23図に示す如くフィルム状の誘電体
70にテープ状の圧延銅箔71を貼付して給電導体54
(または、給電導体65)とし、これを2つの誘電体基
板57.58によって挟み込むとともに、誘電体基板5
7の表面側にスロット55(または、スロット66.7
0)が形成された板状の導体板72を積層してこれを金
属板60とし、さらに誘電体基板58の裏面側に板状の
導体板74を積層してこれを接地導体59とするように
しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、放射利得特性を向
上させることができるとともに、給電線路での損失を低
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるスロット板を有するパッチアンテ
ナの第1一実施例を示す断面図、第2図は第1図に示す
第1実施例の平面図、第3図は第1図に示す第1実施例
の放射特性図、第4図は第1図に示す第1実施例の周波
数・利得特性図、第5図は本発明によるスロット板を有
するパッチアンテナの第2実施例を示す断面図、第6図
は本発明によるスロット板を有するパッチアンテナの第
3実施例を示す断面図、第7図は本発明によるスロット
板を有するパッチアンテナの第4実施例を示す断面図、
第8図は本発明によるスロット板を有するパッチアンテ
ナの第5実施例を示す断面図、第9図は本発明によるス
ロット板を有するパッチアンテナの第6実施例を示す断
面図、第10図は本発明によるスロット板を有するパッ
チアンテナの第7実施例を示す断面図、第11図は本発
明によるスロット板を有するパッチアンテナの第8実施
例を示す断面図、第12図は第11図に示す第8実施例
の平面図、第13図は本発明によるスロット板を有する
パッチアンテナの第9実施例を示す断面図、第14図は
第13図に示す第9実施例の平面図、第15図は第8実
施例および第9実施例の効果を説明するための相対利得
特性図、第16図は本発明による第10実施例を示す断
面図、第17図は第16図に示す第10実施例の平面図
、第18図は第1実施例ないし第10実施例のアレイ化
例を示す平面図、第19図は本発明による第11実施例
を示す断面図、第20図は第19図に示す第11実施例
の平面図、第21図は本発明による第12実施例を示す
一部裁断平面図、第22図は本発明による第13実施例
を示す一部裁断平面図、第23図は第11実施例ないし
第13実施例の変形例を示す断面図、第24図は従来か
ら知られているスロット板を有するパッチアンテナの一
例を示す断面図、第25図は第24図に示すスロット板
を有するパッチアンテナの平面図、第26図は第24図
に示すスロット板を有するパッチアンテナの放射利得特
性図、第27図は第24図に示すスロット板を有するパ
ッチアンテナの比誘電率・利得特性図である。 ]・・・スロット板を有するパッチアンテナ2・・・誘
電体基板 3・・・接地導体 4・・・放射素子 5・・・給電線路 7・・・スロット 第1図

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電波の送受信を行なう複数の放射素子と、この放
    射素子に給電する給電導体と、該放射素子と給電導体を
    同一平面に支持する誘電体基板と、この誘電体基板の一
    方の面から所定距離離して配置される接地導体と、前記
    誘電体基板の他方の面から所定距離離して設けられ、か
    つ前記放射素子n個に対してm個(n、m:整数、かつ
    n<m)のスロットを有するスロット板とを備えたこと
    を特徴とするスロット板を有するパッチアンテナ。
  2. (2)誘電体上に金属層を積層するとともに、その金属
    層に金属の無い部分を形成して前記スロットを構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のスロット板を有する
    パッチアンテナ。
  3. (3)前記金属層とともに前記誘電体の無い部分を形成
    して前記スロット板を構成したことを特徴とする請求項
    2記載のスロット板を有するパッチアンテナ。
  4. (4)誘電体の表面に形成した金属層によって、前記放
    射素子を形成したことを特徴とする請求項1〜3のうち
    いずれかに記載のスロット板を有するパッチアンテナ。
  5. (5)誘電体上に積層した金属層によって、前記接地導
    体を形成したことを特徴とする請求項1〜4のうちのい
    ずれかに記載のスロット板を有するパッチアンテナ。
  6. (6)前記放射素子の真上からずれた位置に、前記スロ
    ットを配置したことを特徴とする請求項1〜5のうちの
    いずれかに記載のスロット板を有するパッチアンテナ。
  7. (7)前記放射素子の真上にもスロットを配置したこと
    を特徴とする請求項6に記載のスロット板を有するパッ
    チアンテナ。
  8. (8)前記放射素子の中心に対して、点対象となる位置
    に前記スロットを配置したことを特徴とする請求項1〜
    7のうちのいずれかに記載のスロット板を有するパッチ
    アンテナ。
  9. (9)前記放射素子の中心に対して、同心円上に前記ス
    ロットを配置したことを特徴とする請求項1〜8のうち
    のいずれかに記載のスロット板を有するパッチアンテナ
  10. (10)前記各放射素子に対する各スロットの一部を各
    放射素子で共有することを特徴とする請求項1〜9のう
    ちのいずれかに記載のスロット板を有するパッチアンテ
    ナ。
  11. (11)前記放射素子に代えて、前記各給電導体上にの
    みスロットを有する第2のスロット板を設けた放射素子
    を有することを特徴とする請求項1〜10のうちのいず
    れかに記載のスロット板を有するパッチアンテナ。
  12. (12)前記放射素子に代えて、ストリップラインによ
    る給電導体と第2のスロットの組み合わせによる放射素
    子を用いたことを特徴とする請求項1〜10のうちのい
    ずれかに記載のスロット板を有するパッチアンテナ。
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JP2006180444A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Tatung Co 円形分極アレイアンテナ
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