JPH0496924A - エポキシ樹脂組成物およびそれからなるプリプレグ - Google Patents

エポキシ樹脂組成物およびそれからなるプリプレグ

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JPH0496924A
JPH0496924A JP21393790A JP21393790A JPH0496924A JP H0496924 A JPH0496924 A JP H0496924A JP 21393790 A JP21393790 A JP 21393790A JP 21393790 A JP21393790 A JP 21393790A JP H0496924 A JPH0496924 A JP H0496924A
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resin
epoxy
epoxy resin
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aromatic
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Application number
JP21393790A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamura
宏 中村
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Masanao Hata
畑 誠直
Masao Yamagiwa
山極 正夫
Shigeki Naito
茂樹 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性、強靭性に優れたエポキシ樹脂組成物
、および耐熱性、強靭性に優れた複合材料を得ることが
できるプリプレグに関するものである。
〔従来の技術〕
一般的にエポキシ樹脂は硬化性、機械的強度、耐薬品性
、強化繊維との接着性に優れた特性を有しており、成形
、積層、接着剤、繊維強化複合材用マトリックス樹脂等
の幅広い分野で使用されている。
しかしながら、−船釣にエポキシ樹脂硬化物は靭性に乏
しく、脆いという欠点を有している。特に、繊維強化複
合材料のマトリックスとしてのエポキシ樹脂の分野では
靭性の改良のため各種の組成物が提案されている。
エポキシ樹脂の靭性を向上させる方法として、例えば、
特開昭57−21450号公報、特開昭58−1206
39号公報には、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
体などのゴム状ポリマーをエポキシ樹脂に添加して、ゴ
ム相が分離相となるような、いわゆる海/島構造を利用
する方法が記載されている。
特公昭48−5107号公報には、エポキシ樹脂にポリ
スルホン樹脂を添加した組成物により耐衝撃性を改良す
ることか記載されている。
特開昭61−228016号公報ではエポキシ樹脂と芳
香族オリゴマーからなる強靭な熱硬化性エポキシ樹脂組
成物について、芳香族オリゴマーを主成分とする連続相
と、エポキシ樹脂を主成分とする島状に分散した不連続
相の二相構造となる硬化物か示されている。
さらに特開昭63−170428号公報には、エポキシ
樹脂組成物と強化繊維とからなるプリプレグ表面に樹脂
を素材とする微粒子を分散した構造を有するプリプレグ
についての記載がある。該公報によれば、該プリプレグ
を積層した状態ではプリプレグの界面に微粒子が存在す
るので、積層体の靭性が改善されると記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら特開昭57−21450号公報、特開昭5
8120639号公報のようにゴム状ポリマーを添加し
た系は、硬化エポキシ樹脂の靭性は改善されるものの、
耐熱性か低下する等の耐環境性が不満足なものとなる。
また、特公昭48−5107号公報のように、ポリスル
ホンを添加して、十分な靭性を発揮させるためには、多
量の添加が必要であり、エポキシ樹脂組成物の加工性が
低下する。例えば、該樹脂から繊維強化複合材料用プリ
プレグを作る場合、該樹脂が高粘度なので、繊維束へ樹
脂を含浸させることが困難で、かつ出来上がったプリプ
レグは、タック性、ドレープ性などの取扱い性に問題が
ある。
特開昭61−228016号公報に記載の組成物の二相
構造は、連続相を形成している芳香族炭化水素オリゴマ
ーが溶剤に溶解しやすく、結果として該組成物は耐溶剤
性については不満足なものとなっている。また、このよ
うな二相分離した系においては、硬化物は、より低温の
ガラス転移温度(Tg)を持つ相に耐熱性が支配され、
高耐熱の硬化物を得ることができない。
さらに、特開昭63−170428号公報では、マトリ
ックス樹脂そのものの靭性が改良されてはいないのて完
全なものとはいえない。すなわち、平面状の積層板の面
に垂直な衝撃か加わった場合には高い靭性を示すが、積
層体の形状や衝撃の角度などが変化したときの靭性には
不安か残る。
本発明の目的は、上記問題点を解決して、機械的強度、
耐熱性、および強靭性に優れた硬化物を提供するエポキ
シ樹脂組成物、および機械的強度、耐熱性、および強靭
性に優れた繊維強化複合材料となる繊維強化複合材料用
プリプレグを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の問題点を解決するために鋭意検討
した結果、エポキシ樹脂に特定の構造のポリイミドフェ
ノキシ樹脂を配合することにより、上記目的を達成でき
ることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、エポキシ樹脂100重量部、繰り返
し構造単位が下記式(I)および(IV)からなる数平
均分子量が3.000ないし30.000の範囲にある
ポリイミドフェノキシ樹脂lO〜100重置部および必
要量のエポキン硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物および
該樹脂組成物および強化繊維を含む繊維強化複合材料用
プリプレグに関するものである。
→O−R六B−AチーB −R−0セ (I)(上式中
、AとRは芳香族残基、Bは、下記式(IT)および/
または式(III)で表される二価の基であり、nは4
〜75の整数である。)(上式中R1は水素または炭素
数1〜IOのアルキル基、R2は水素、炭素数1〜20
のアルキル基または水酸基を表す。) OHOH (上式中R3は芳香族残基を表す。) 本発明のエポキシ樹脂は、分子中に2個以上のエポキシ
基を有する化合物であり、可撓性の向上には2官能型か
優れ、耐熱性の面では3個以上のエポキシ基を有する多
官能型か優れ、本−発明においては、両者の中から1種
または2種以上が使用される。
分子中に2個のエポキシ基を有するエポキシ樹脂として
は、例えばビスフェノールA1ビスフエノールF1ビス
フエノールAD、ハイドロキノン、レゾルシン等の二価
フェノール類またはテトラブロムビスフェノールA等の
ハロゲン化ビスフェノール類から誘導されるジグリシジ
ルエーテル化合物、p−オキシ安息香酸、m−オキシ安
息香酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族カルボ
ン酸から誘導されるグリシジルエステル系化合物、5.
5−ジメチルヒダントイン等から誘導されるヒダントイ
ン系エポキシ樹脂、2,2−ビス(3゜4−エポキンシ
クロヘキシル)プロパン、2,2ビスC4−(2,3−
エポキシプロピル)シクロヘキシル〕プロパン、ビニル
シクロヘキセンジオキサイト、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカル
ボキシレート等の脂環式エポキシ樹脂、その他N、N−
ジグリシジルアニリン等があるがこれらに限定されるも
のではない。
また、1分子あたり3個以上のエポキシ基を有するエポ
キシ樹脂としては、p−アミンフェノール、m−アミン
フェノール、4−アミノ−m−クレゾール、6−アミノ
−m−クレゾール、4,4゜ジアミノジフェニルメタン
、3,3′ −ジアミノジフェニルメタン、4,4° 
−ジアミノジフェニルエーテル、3,4° −ジアミノ
ジフェニルエーテル、1,4−ビス(4−アミノフェノ
キシ)ベンゼン、1.4−ビス(3−アミノフェノキシ
)ベンセン、l、3−ビス(4−アミノフェノキン)ベ
ンセン、1,3−ヒス(3−アミノフェノキシ)ヘンセ
ン、2,2−ヒス(4−アミノフェノキシフェニル)フ
ロパン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジア
ミン、2.4−1ルエンシアミン、2.6−トルエンシ
アミン、p−キシリレンシアミン、m−キシリレンジア
ミン、■、4シクロヘキサン−ビス(メチルアミン)、
1.3−シクロヘキサン−ビス(メチルアミン)等から
誘導されるアミン系エポキシ樹脂、フェノール、0−ク
レゾー゛ル、m−クレゾール、p−クレゾール等のフェ
ノール類とホルムアルデヒドの反応生成物であるノボラ
ック樹脂から誘導されるノボラック系エポキシ樹脂、フ
ロログリシン、トリス−(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、L、1,2゜2−テトラキス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタン、ビス〔α−(ジヒドロキシフェニル)
−α−メチルエチル〕ベンセン等の3価以上のフェノー
ル類から誘導されるグリシジルエーテル化合物、その他
、トリグリシジルイソシアヌレート、2゜4.6−トリ
グリシジル−S−トリアジン、またはこれらのゴム、ウ
レタン変性化合物等があるか、これらに限定されるもの
ではない。
本発明のポリイミドフェノキシ樹脂についてさらに説明
を加えると、前記の式(I)中のAとRは単核あるいは
多核の2価の芳香族残基であり、芳香環は炭素数1〜5
のアルキル基、ハロゲン、炭素数1〜5のアルコキシ基
等が置換されているものおよび非置換のものが含まれる
。具体的には、Aは芳香族ジアミンの残基を1種または
2種以上あげることができ、Rは芳香族アミノフェノー
ルの残基である。
当該芳香族ジアミンAについて例示すると、4゜4′−
ジアミノジフェニルメタン、3,3° −ジアミノジフ
ェニルメタン、4,4° −ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,4゛−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′
 −ジアミノジフェニルプロパン、4.4’  −ジア
ミノジフェニルスルフォン、3.3′−ジアミノジフェ
ニルスルフォン、2゜4−トルエンジアミン、2.6−
トルエンジアミン、m−フェニレンシアミン、p−フェ
ニレンシアミン、ベンジジン、4,4′ −ジアミノジ
フェニルスルファイド、3,3“−シクロロー4,4−
ジアミノジフェニルスルフォン、3,3゛ −ジクロロ
−4,4゛ −ジアミノジフェニルプロパン、3.3′
−ジメチル−4,4゛ −ジアミノジフェニルメタン、
4,4゛−メチレン−ビス−(2゜6−シメチルアニリ
ン)、4.4 −メチレンビス−(2−メチル−6−二
チルアニリン)、4゜4°−メチレン−ビス−(2,6
−シエチルアニリン)、3,3°−ジメトキシ−4,4
° −ジアミノビフェニル、3,3′−ジメチル−4,
4゛−ジアミノビフエニル、■、3−ビス(4−アミノ
フェノキシ)ベンゼン、■、3−ビス(3−アミノフェ
ノキシ)ベンセン、l、4−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ベンセン、2,2−ビス(4アミノフエノキシフエ
ニル)プロパン、4,4“−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ジフェニルスルフォン、4,4゛−ビス(3−アミ
ノフェノキシ)ジフェニルスルフォン、α、α° −ビ
ス(4−アミノフェニル)−m−ジイソプロピルヘンセ
ン、α、α′−ビス(4−アミノフェニル)=p〜ジイ
ソプロピルベンセン、α、α゛−ビス(4−アミノ−3
−メチル)−m−ジイソプロピルベンセン、α、α −
ビス(4−アミノ−3−メチル)p−ジイソプロピルベ
ンセン、α、α゛ −ビス(4−アミノ−3,5−ジメ
チルフェニル) −m−ジイソプロピルベンゼン、α、
α′−ビス(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)
−p−ジイソプロピルベンゼン、9,9°−ビス(4−
アミノフェニル)フルオレン、3,3° 〜ジカルボキ
シー4,4°−ジアミノジフェニルメタン、2゜4′−
ジアミノアニソール、ビス(3−アミノフェニル)メチ
ルホスフィンオキサイド、3,3゜−ジアミノベンゾフ
ェノン、0−トルイジンスルフォン、4.4’ −メチ
レン−ビス−0−クロロアニリン、テトラクロロジアミ
ノジフェニルメタン、m−キシリレンジアミン、p−キ
シリレンジアミン、4,4“−ジアミノスチルベン、5
−アミノ−1−(4’ アミノフェニル−1,3,3−
トリメチルインダン、6−アミノ−1−(4’アミノフ
エニル)−1,3,3−1−リメチルインダン、5−ア
ミノ−6−メチル−1−(3’  −アミノ−4°−メ
チルフェニル)−1,3,3−トリメチルインダン、7
−アミノ−6−メチル−1−(3′ −アミノ−4゛−
メチルフェニル)−1゜3.3−トリメチルインダン、
6−アミノ−5−メチル−1−(4°−アミノ−3′ 
−メチルフェニル)−1,3,3−トリメチルインダン
、6アミノー7−メチルーI−(4°−アミノ−3′メ
チルフエニル)−1,3,3−1−リメチルインダン、 〜10)  、 式(IV)中の芳香族残基R3は、 べ■− R。
が挙げられる。
当該芳香族アミノフェノールRについて例示スると、p
−アミノフェノール、m−アミンフェノール等の単核ま
たは2−(4−アミノフェニル)2−(4’−ヒドロキ
シフェニル)−プロパン等の多核のアミノフェノールか
挙げられる。
本発明に使用のポリイミドフェノキシ樹脂についてさら
に説明を加えると、前記の式(IV)は末端エポキシオ
リゴマーの主鎖構造を示しており、−官能型エポキシ樹
脂の数平均分子量は190〜4゜00が好ましく、特に
600〜2000が好ましい。
(ここでR1は、炭素数1〜3のアルキル基である。) 具体的に例示すると分子中に2個のエポキシ基を有する
エポキシ樹脂であり、例えばビスフェノールA1ビスフ
エノールF1ビスフエノールAD。
ハイドロキノン、レゾルシン等の二価フェノール類また
はテトラブロムビスフェノールA等のハロゲン化ビスフ
ェノール類から誘導されるジグリシジルエーテル化合物
や、上記のエポキシ樹脂をビスフェノールA1ビスフエ
ノールF1ビスフエノールAD、ハイドロキノン、レゾ
ルシン等の二価フェノール類またはテトラブロムビスフ
ェノールA等のハロゲン化ビスフェノール類により変性
された末端エポキシ樹脂等が挙げられる。
共重合組成は、式(IV)で表される末端エポキンオリ
ゴマー含量が増すにつれ、低粘度化が図れるものの、ガ
ラス転移温度の低下を伴うため重量割合で、ポリイミド
フェノキシ樹脂の30%〜80%であることが好ましい
当該ポリイミドフェノキシ樹脂の分子量は、樹脂組成物
の取扱い性と靭性とが同時に満足されるためには、数平
均分子量が3.000ないし30.000の範囲にある
必要がある。さらには、s、 oooないし20、00
0の数平均分子量を持つポリマーが、取扱い性、硬化物
の強靭性をより満足し、好ましいものである。
本発明に使用のポリイミドフェノキシ樹脂は、エポキシ
樹脂100重量部に対して10〜100重量部、好まし
くは20〜80重量部配合さ配合。配合量が10重量部
未満では充分な靭性が発現しない。また100重量部を
越えるとエポキシ樹脂組成物の粘度が高くなり過ぎて、
取扱い性、加工性が低下する。特に、繊維強化複合材料
用プリプレグに加工する場合、繊維への含浸が難しいと
いう問題点、さらにエポキシ組成物を繊維に含浸して製
造されるプリプレグがドレープ性、タック性を失い所定
の形状に成形しにくい等の問題点か生じる。
本発明に使用のポリイミドフェノキシ樹脂の製造は、上
述の芳香族ジアミンと芳香族アミノフェノールと式(V
)および/または(VI)式で示される化合物より合成
される、末端フェノールイミドオリゴマーと主鎖構造が
(VI)で表される末端エポキシオリゴマーとを、通常
のフェノキシ樹脂化反応を行って、合成することができ
る。分子量は、仕込みモル比によって調節することがで
きる。
下記酸無水物については、公知の方法で合成することが
できる。
〔式中、R,、R,は前述と同し。〕
例示すると、式 (式中R,、R2は前述と同し) で示されるスチレン類と無水マレイン酸を、モル比力用
/2でラジカル重合触媒の非存在下、およびラジカル重
合禁止剤の存在下または非存在下に反応して得られる。
当該ポリイミドの合成において、式(V)及び(VI)
で示される酸無水物と、一部芳香族テトラカルボン酸無
水物を併用してもよい。併用するに好ましいテトラカル
ボン酸無水物については特に限定はなく、通常のポリイ
ミドの原料であるテトラカルボン酸無水物が使用される
例示すれば、ピロメリット酸、3,3,4゜4°−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸、2,3゜6.7−ナフタ
レンテトラカルボン酸、3,3゜4.4°−ビフェニル
テトラカルボン酸、l、2゜5.6−ナフタレンテトラ
カルボン酸、2,2′3.3゛−ビフェニルテトラカル
ホン酸、3,49、lO−ピレンテトラカルホン酸、2
,2−ビス(3,4−シカルボキンフェニル)プロパン
、2.2−ヒスC4−(2,3−ジカルボキシフェノキ
シ)フェニル〕プロパン、2.2−ビス〔4(3,4−
ジカルボキシフェノキシ)フェニルコプロパン、ビス(
3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン
、1.4−ヒス(2,3ジカルボキシフエノキシ)ベン
センなどのテトラカルボン酸のジ無水物などが例示され
、これらの1種または2種以上を用いることかできる。
本発明のポリイミドフェノキシ樹脂を含有するエポキシ
樹脂はさらにエポキシ硬化剤を必要とする。
エポキシ硬化剤としては、前述の芳香族アミンおよび脂
肪族アミンなどのアミン系硬化剤、フェノールノボラッ
クやクレゾールノボラックなどのポリフェノール化合物
、さらには酸無水物、ジシアンジアミド、ヒドラジド化
合物などが例示される。
エポキシ樹脂と硬化剤の割合は、硬化剤の活性水素かエ
ポキシ基1モルに対して0.5〜1.5モルとなるよう
配合される。
さらに必要に応じて、硬化促進剤を添加することができ
る。例えば硬化促進剤としては、ヘンシルジメチルアミ
ン、2,4.6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノール、1. 8−シアサビシクロウンデセンなどのア
ミン類や、2−エチル−4−メチルイミダゾールなどの
イミダゾール化合物、三フッ化ホウ素アミン錯体などが
挙げられる。
また、本発明の樹脂組成物は、使用目的によっては、タ
ルク、マイカ、炭酸カルシウム、アルミナ水和物、炭化
ケイ素、カーボンブラック、シリカ等の粒状物を混用す
ることも、加工性や取扱い性の改良のために有効である
本発明のプリプレグにおいて、強化材として使用される
繊維としては、炭素繊維、黒鉛繊維、ガラス繊維、炭化
ケイ素繊維、シリカアルミナ繊維、アルミナ繊維、チタ
ニア繊維、芳香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステル
繊維、ポリヘンズイミダゾール繊維等、有機質、無機質
の繊維を例示できるか、これらに限定されるものではな
い。特に該プリプレグが強靭性に優れた複合材料を提供
するためには、引張強度50kg/mm’以上、弾性率
5t/mm2以上の繊維か好ましい。なお、使用目的に
よっては、2種以上の繊維、形状の異なった繊維を併用
することも可能である。
さらに強化繊維の他にタルク、マイカ、炭酸カルシウム
、アルミナ水和物、炭化ケイ素、カーボンブラック、シ
リカ等の粒状物を混用することも樹脂組成物の粘性を改
良して複合材料の成形を容易にしたり、あるいは得られ
る複合材料の物性、例えば圧縮強度等を改良するために
有効である。
該プリプレグの製造法としては、エポキシ樹脂をマトリ
ックスとした従来公知の、製造法が採用できる。
該プリプレグの樹脂の含有率は一般に20〜90体積%
、特に25〜70体積%が好ましい。これらプリプレグ
を重ね、または巻きつけること等により所望の形状に賦
形した後、加熱、加圧することにより繊維強化複合材料
を得ることができる。
本発明のプリプレグは、樹脂を素材とする微粒子を分散
してもよい。この樹脂状微粒子は、高靭性の本発明の樹
脂組成物と相乗して、複合材中を進展する亀裂を抑止す
る働きかある。特に、該樹脂状微粒子は、高靭性である
ものが好ましい。例示すると、いわゆる・エンジニアリ
ングプラスチックと呼ばれているポリスルフォン、ポリ
エーテルスルフォン、ポリニーティミド、ポリエーテル
ケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ナイロン、ボリ
アリレート、ポリカーボネート、ポリアミドイミドなど
が挙げられる。
また、エポキシ樹脂と反応性エラストマー、硬化剤から
なる系の硬化物は、エポキシ樹脂との接着性、靭性の観
点から好ましい。反応性エラストマーとしては、ウレタ
ンエラストマー、末端カルボキシル基含有アクリロニト
リル−ブタジェン共重合体などが使用できるが、特に限
定はない。また、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
体からなるゴム状樹脂、あるいはニトリルゴムなどモ使
用できる。
樹脂状微粒子の形態は特に限定はなく、球形、不定形い
ずれでもよいか、平均粒径が5〜100μmのものか好
ましい。平均粒径が5μm未満の場合は、亀裂抑制効果
が小さく、100μmを超えると、繊維の配列を乱すこ
とにより成形された複合材料の物性低下を招く。
本発明で使用される樹脂状微粒子として、エポキシ樹脂
と反応性エラストマー、硬化剤からなる系の硬化物の中
でも次に記載する硬化物が特に好ましい。すなわち、(
a)グリシジル基を分子中に二個以上有するエポキシ樹
脂100重量部、(blグリシジル基に対し0.5〜1
.2当量の芳香族アミンおよび(C)グリシジル基また
は芳香族アミノ基と反応し得る官能基を有するエラスト
マー5〜100重量部からなるエポキシ樹脂系微粒子、
または、(a)グリシジル基を分子中に二個以上有する
エポキシ樹脂100重量部、(b)2−エチル−4−メ
チルイミダゾールなどのイミダゾール化合物1〜8重量
部および(C)グリシジル基と反応し得る官能基を有す
るエラストマー5〜100重量部からなるエポキシ樹脂
系微粒子が挙げられる。
本発明では、樹脂状微粒子を配合しない場合でもマトリ
ックス樹脂の靭性が充分高いので、樹脂状微粒子は少量
添加で所望の靭性が得られる。すなわち、樹脂状微粒子
は全エポキシ樹脂組成物に対して2〜15重量%配合さ
れることが好ましい。配合量が2重量%未満では無添加
の場合とほとんど同等な靭性となり配合する効果がない
。15重量%を超えても靭性は15重量%以下の量を配
合した場合の靭性とほぼ同等であり、逆に樹脂状微粒子
の分布状態の制御が困難となり工業的に再現性の良い積
層体が得られないので好ましくない。
〔発明の効果〕
本発明による樹脂組成物は、機械的強度、耐熱性および
強靭性に優れたエポキシ樹脂硬化物を提供する。また、
本発明によるプリプレグは、機械的強度、耐熱性および
強靭性に優れた繊維強化複合材料を提供する。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
なお、当該イミドフェノキシ系ポリマーの合成の原料と
して、例示した製造方法を用いて以下のものを合成して
使用した。
なお、X成分、Y成分の量比は、本実施例においては1
対0.6のものを使用した。以下このX成分とY成分の
混合物をASMと称する。
また、得られた生成物の数平均分子量は、ゲルパーミェ
ーションクロマトグラフィー法(以下GPCと略す)に
より求めた。カラムは昭和電工■製AD−805/Sと
AD−803/Sを連結して用い、溶媒として0.O1
モル/1のLiBrのDMF溶液、標準物質としてポリ
エチレングリコールを用いた。
合成例1 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサー、ディーンスター
クの水抜き装置の付いた31四ツロフラスコに、2,2
−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)プロパン36
8.8g (0,898モル)、N−メチルピロリドン
1500 gを仕込み、窒素雰囲気下、70℃で溶解し
、A S M 564.6g (1,797モル)を、
4分割して1時間で加え、2時間攪拌を続けた。
メタアミノフェノール196.1 g (1,797モ
ル)を加え、その後5時間同温度にて攪拌を続けた。キ
シレン600gを仕込み、180°Cまで昇温し、16
0〜270℃にて、30時間共沸脱水した。その留出水
は97.2 gであった。 180℃でキシレン留出後
、室温まで冷却しこの末端フェノールイミドオリゴマー
樹脂液を得た。
この樹脂液100 gを400−のメチルアルコールに
加え、沈澱化を行い、得られた沈澱物を濾別し、メチル
アルコール400−で2回洗浄した。
沈澱物を濾別し、80°Cで減圧乾燥し37.8 gの
粉末生成物を得た。GPCによる測定から、得られた生
成物の数平均分子量は1200であり、滴定によるフェ
ノール性水酸基当量は、645 g / eqであった
合成例2 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサーの付いた500−
四ツロフラスコに、ビスフェノールAのエポキシ樹脂(
住友化学工業(株)製スミエポキシ■ELA −128
) 74.8 g、ビスフェノールA 34.2 g 
メチルイソブチルケトン46.7gを仕込、100°C
に昇し、トリブチルアミン0.42gを加え、還流化2
時間撹拌を続けた。一部サンプリングしてエポキシ当量
を測定した結果、エポキシ当量は1050g /eqで
あった。
室温まで冷却後、合成例Iで作成した末端フェノールイ
ミドオリゴマー樹脂液を118g加え、150℃まで昇
温し、3時間保持し、その後N−メチルピロリドン74
.5gにて希釈し同温度にて8時間反応させ、増粘した
樹脂液を418.7 gのN−メチルピロリドンにて希
釈した。
この樹脂液をメチルアルコール30001nI!に高速
撹拌下、滴下し沈澱化を行った。沈澱物を濾別し、メチ
ルアルコール15001nlで2回洗浄した。
80℃で減圧乾燥し、138.2 gの白色粉末の生成
物を得た。GPCによる測定から、得られた生成物の数
平均分子量は22000であった。
合成例3 合成例1の2,2−ビス(4−アミノフェノキシフェニ
ル)プロパンの仕込量を287.4 g(0,700モ
ル)、N−メチルピロリドンの仕込量を240.3 g
、 A SMの仕込量を251.4 g (0,800
モル)メタアミノフェノールの仕込量を21.8 g 
(0,200モル)、キシレンの仕込量を75.6g、
希釈のN−メチルピロリドンを383.2gに変更する
以外は合成例1と全く同様の操作を行い、末端フェノー
ルイミドオリゴマー樹脂液を得た。
この樹脂液100gを400−のメチルアルコールに加
え、沈澱化を行い、得られた沈澱物を濾別し、メチルア
ルコール400−で2回洗浄した。沈澱物を濾別し、8
0°Cで減圧乾燥し38.5gの粉末生成物を得た。G
PCによる測定から、得られた生成物の数平均分子量は
5350であり、滴定によるフェノール性水酸基当量は
、2980g/eqであった。
合成例4 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサーの付いた500−
四ツロフラスコに、ビスフェノールAのエポキシ樹脂(
住友化学工業(練製 スミエポキシ■ELA −128
) 29.9 g、ビスフェノールA  13.7 g
、メチルイソブチルケトン18.7gを仕込、100℃
に昇し、トリブチルアミン0.16gを加え、還流化2
時間撹拌を続けた。一部をサンプリングしてエポキシ当
量を測定した結果、エポキシ当量は1050g /eq
であった。
室温まで冷却後、合成例3で作成した末端フェノールイ
ミドオリゴマー樹脂液を205.4g加え、150℃ま
で昇温し、11時間保持し、その後N−メチルピロリド
ン424.5gにて希釈した。
この樹脂液をメチルアルコール3000−に高速撹拌下
、滴下し沈澱化を行った。沈澱物を濾別し、メチルアル
コール1500−で2回洗浄した。80°Cで減圧乾燥
し、123.2gの白色粉末の生成物を得た。GPCに
よる測定から、得られた生成物の数平均分子量は150
00であった。
合成例5 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサー、ディーンスター
クの水抜き装置の付いたIA’四ツロフラスコに、α、
α゛−ビス(4−アミノフェニル)□−ジイソプロピル
ベンゼン200.3 g (0,50モル)、N−メチ
ルピロリドン235.8gを仕込み、窒素雰囲気下、7
0℃で溶解し、ASM235.7g(0,75モル)を
、4分割して1時間で加え、2時間撹拌を続けた。メタ
アミノフェノール54.6g(0,50モル)、キシレ
ン73.8gを加え、その後160〜170℃にて、2
4時間共沸脱水した。その留出水は28.6gであった
。N−メチルピロリドン214.5gにて希釈し末端フ
ェノールイミドオリゴマー樹脂液を得た。
この樹脂液100gを400のメチルアルコールに加え
、沈澱化を行い、得られた沈澱物を濾別し、メチルアル
コール400−で2回洗浄した。沈澱物を濾別し、80
°Cで減圧乾燥し45.9gの粉末生成物を得た。GP
Cによる測定から、得られた生成物の数平均分子量は1
850であり、滴定によるフェノール性水酸基当量は、
975 g/eqであった。
合成例6 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサーの付いた11四ツ
ロフラスコに、ビスフェノールAのエポキシ樹脂(住友
化学工業■製スミエポキシ■ELA128エポキシ当量
187 g /eq) 37.4 g、合成例5で作成
した末端フェノールイミドオリゴマー樹脂液を303.
3 g、  )リブチルアミン0.23gを加え150
℃まで昇温し、24時間保持し、その後N−メチルピロ
リドン619.7gにて希釈した。
この樹脂液をメチルアルコール20001nlに高速撹
拌下、滴下し沈澱化を行った。沈澱物を濾別し、メチル
アルコール1500TIで2回洗浄した。80℃で減圧
乾燥し、170.5gの白色粉末の生成物を得た。
GPCによる測定から、得られた生成物の数平均分子量
は +2000であった。
合成例7 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサーの付いた1e四ツ
ロフラスコに、ビスフェノールAのエポキシ樹脂(住友
化学工業(株制スミエポキシ■ESA011エポキシ当
量526 g /eq) 81.8 g、合成例5で作
成した末端フェノールイミドオリゴマー樹脂液を235
.8 g、トリブチルアミン0.23gを加え150°
Cまで昇温し、24時間保持し、その後N−メチルピロ
リドン743gにて希釈した。
この樹脂液をメチルアルコール2000−に高速攪拌下
、滴下し沈澱化を行った。沈澱物を濾別し、メチルアル
コール1500mt!で2回洗浄した。806Cで減圧
乾燥し、170.5gの白色粉末の生成物を得た。GP
Cによる測定から、得られた生成物の数平均分子量は1
0500であった。
合成例8 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサー、ディーンスター
クの水抜き装置の付いた11四ツロフラスコに、α、α
°−ビス(4−アミノフェニル)m−ジイソプロピルベ
ンセン140.2 g (0,35モル)、N−メチル
ピロリドン184.5gを仕込み、窒素雰囲気下、70
°Cで溶解し、A SM 125.7 g (0,40
モル)を、4分割して1時間で加え、2時間撹拌を続け
た。メタアミノフェノール10.9g(0,10モル)
、キシレン 73.8gを加え、その後160〜170
℃にて、40時間共沸脱水した。その留出水は21.7
gであった。室温に冷却して末端フェノールイミドオリ
ゴマー樹脂液を得た。
この樹脂110gを400−のメチルアルコールに加え
、沈澱化を行い、得られた沈澱物を濾別し、メチルアル
コール400−で2回洗浄した。沈澱物を濾別し、80
℃で減圧乾燥し7.0gの粉末生成物を得た。GPCに
よる測定から、得られた生成物の数平均分子量は510
0であり、滴定によるフェノール性水酸基当量は、27
00 g/eqであった。
合成例9 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサーの付いた11四ツ
ロフラスコに、ビスフェノールAのエポキシ樹脂(住友
化学工業(練製スミエポキン@ ESA−〇14エポキ
シ当量1044 g /eq) 43.2 g、合成例
8で作成した末端フェノールイミドオリゴマー樹脂液を
140.8g、トリブチルアミン0.34g、N−メチ
ルピロリドン18.9gを加え150℃まで昇温し、2
4時間保持し、その後N−メチルピロリドン484.1
gにて希釈した。
この樹脂液をメチルアルコール2000−に高速撹拌下
、滴下し沈澱化を行った。沈澱物を濾別し、メチルアル
コール1500−で2回洗浄した。80°Cで減圧乾燥
し、138.5gの白色粉末の生成物を得た。GPCに
よる測定から、得られた生成物の数平均分子量は150
00であった。
合成例10 攪拌装置、温度計、冷却装置の付いたフラスコにビスフ
ェノールAのグリシジルエーテル(住友化学工業■製E
LA−128)loog、カルボキシ末端アクリロニト
リル−ブタジェン共重合体(Goodrich社製CT
BN 1008s p ) 30g 、 150℃で2
時間溶解した。次にトリフェニルフォスフインIg (
和光紬薬(株制)を仕込み80°Cに冷却し2−エチル
、・1−メチルイミダゾール5gを添加し溶解した。
この樹脂液をメチルセルロース(メトローズ90SH4
000、信越化学工業(株制)の0.7%水溶液200
gに添加しオートホモミキサー(特殊機械(株制)で攪
拌しサスペンション液とした。このサスペンション液を
60℃で15時間攪拌した後メチルセルロースを除去し
て樹脂状微粒子を分離した。
この樹脂状微粒子の平均粒径は23μmであり、ガラス
転移温度は135℃であった。弾性率は150kg/m
m2であった。
合成例11 攪拌装置、温度計、冷却装置の付いたフラスコにビスフ
ェノールAのグリシジルエーテル(住友化学工業(4S
)製ELA−128)100 g、カルボキシ末端アク
リロニトリル−ブタジェン共重合体(Goodrich
社製CTBN 1008s p ) 30gを仕込み1
50℃で3時間溶解した。次に80℃に冷却し3,4°
−ジアミノジフェニルエーテル20gを添加し溶解した
この樹脂液をメチルセルロース(メトローズ90SH4
000、信越化学工業(!@製)の0.7%水溶液20
0gに添加しオートホモミキサー(特殊機械(株制)で
攪拌しサスペンション液とした。このサスペンション液
を60℃で15時間攪拌した後メチルセルロースを除去
して樹脂状微粒子を分離した。
この樹脂状微粒子の平均粒径は31μmであり、ガラス
転移温度は143℃であった。弾性率は170kg/a
im”であった。
比較合成例1 攪拌装置、温度計、冷却コンデンサー、ディーンスター
クの水抜き装置の付いた500−四ツロフラスコに、2
.2−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)プロパン
41.05g (0,1モル)、混合クレゾール280
gを仕込み、窒素雰囲気下で70℃に昇温、溶解し、数
分間かけてASM 31.42g(0,1モル)を添加
し、添加後4時間同温度で保温した。保温後、キシレン
110gを仕込み、160〜170℃まで昇温し、14
時間共沸脱水した。その留出水は3.3gであった。1
80℃でキンシン留去後、室温まで冷却しこの樹脂液を
メチルアルコール1400Jに高速攪拌下、滴下すると
、沈澱物が得られた。この沈澱物を濾別し、メチルアル
コール500−で3回洗浄後、さらに攪拌洗浄を、メチ
ルアルコール500−で還流下、1時間かけて行った。
沈澱物を濾別し、メチルアルコール100m!!で洗浄
濾別後、80℃で減圧乾燥し、粉末生成物64.2 g
を得た。GPCによる測定から、得られた生成物の数平
均分子量は9200であった。
比較合成例2 比較合成例2において2,2−ビス(4−アミノフェノ
キシフェニル)プロパンの仕込み量41.05 g (
0,1モル)を59.11g (0,144モル)に変
更する以外は合成例1と同様に反応を行い、白色粉末6
6、1 gを得た。GPCによる測定から得られた生成
物の数平均分子量は2000であった。
実施例1〜6および比較例1〜4 第1表に示す樹脂組成の各成分の内、硬化剤以外の成分
を減圧脱気しながら 120〜150°Cで30分から
1時間混練して均一透明な樹脂組成物を得た。
次に60〜80℃まで降温し、硬化剤を仕込み、60〜
80℃で混練して樹脂組成物を得た。該樹脂組成物を1
80℃で2時間硬化し性能評価した。その評価結果を第
2表に示した。
なお、物性の測定方法は次の通りである。
得られたエポキシ樹脂硬化板の煮沸吸水率は、沸騰水に
48時間浸積後測定した。
カラス転移温度(Tg)は、動的粘弾性測定による損失
弾性率のピーク温度とした。
曲げ強度、曲げ弾性率及び曲げ破断歪はJIS K69
11に準拠した。
歪エネルギー解放率はASTM E−399に準拠した
第1表に示す各成分の内容を下記に示す。
ELMloo    トリグリシジル−4−アミノ−m
クレゾール〔住友化学工業■製スミエポキシ■ELM1
00]、 EPICLON830    ジグリシジルビスフェノ
−/l/FC大日本インキ(株制 E P I CLO
N 8301ELAI28  ジグリシジルビスフェノ
ールA(住友化学工業(練製スミエポキシ■ELA1.
28)3.3° DDS 3,3° −ジアミノジフェ
ニルスルフォン〔三井東圧化学(株制〕、 4.4° DDS 4,4° ジアミノジフェニルスル
フォン〔住友化学工業(株制 スミキュア■S〕、ポリ
マーA −合成例2のイミド系ポリマーポリマーB  
合成例4のイミド系ポリマーポリマーC合成例6のイミ
ド系ポリマーポリマーD  合成例7のイミド系ポリマ
ーポリマーE  合成例9のイミド系ポリマーポリマー
F  比較合成例1のイミド系ポリマーポリマーG  
比較合成例2のイミド系ポリマーポリマーH−°゛I 
CI社製ポリエーテルスルフォン  5003P 実施例7〜10及び比較例5〜7 第2表に示す樹脂組成の各成分の内、硬化剤以外の成分
を減圧脱気しながら120〜150℃で30分から1時
間混練した。次に該樹脂組成物を60〜80℃まで降温
し、硬化剤を仕込み、60〜80℃で混練して、樹脂組
成物を得た。該樹脂組成物を炭素繊維強化複合材料用プ
リプレグのマトリックス樹脂とした。
なお、第2表に示した樹脂成分の内容は、第1表で用い
たものと同一である。また、使用した微粉の内容は下記
に示した通りである。
微粉Aは合成例1Oの微粉、微粉Bは合成例11の微粉
、微粉Cはポリアミドイミド樹脂(三井東圧化学(株制
)の冷凍粉砕品であり、平均粒径35μmである。
第3表には、炭素繊維強化成形体としての物性を示す。
実験番号は第2表に対応している。該成形体の先駆体で
あるプリプレグはプリプレグ製造機で次のようにして作
成した。すなわち、表面処理をした炭素繊維(マグナマ
イト■IM7ハーキユレス社製)をボビンより連続的に
引き出し、50cm幅に引揃えこれに、離型紙に薄膜状
に前述のマトリックス樹脂を塗布したものをロールによ
り圧着する。このようにしてマトリックス樹脂を含浸し
た炭素繊維からなる、繊維の目付が150g/rrrの
一方向引揃え繊維プリプレグを得た。
得られたブリプレグンートを切断して、強化繊維が同一
方向となるように積層し、180℃に加熱された油圧プ
レス熱板間に挿入し、徐々に加圧し、強化繊維含有率が
60体積%となるように樹脂量を減らしなから20at
m、1時間で硬化させた。
次に、成形体をさらに熱風オーブンの中で180℃にて
1時間ポストキュアーを行い、約2mmの厚みを有する
複合材料硬化板を得た。
得られた複合材料硬化板の0°曲げ強度、および層間剪
断強度をそれぞれASTM−D790、ASTM−D2
344に準拠して測定した。
次に、得られた複合材料硬化板を48時間沸水浸漬した
後、吸水後の複合材料硬化板の82℃および121’C
における0°曲げ強度及び層間剪断強度を同様に測定し
た。結果を第3表に示す。
また、該プリプレグを24プライ疑似等方に積層し、1
80℃、2時間プレス硬化成形した。得られた積層板を
80mm角に切出し、四辺を各10mm固定し、60岨
角の正方形の中心に350kg−cm / crnの落
錘衝撃を加え、その損傷面積を超音波C−3canによ
り定量した。
測定結果を第3表に示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂100重量部、繰り返し構造単位が
    下記式( I )および(IV)からなる、数平均分子量が
    3,000ないし30,000の範囲にあるポリイミド
    フェノキシ樹脂10〜100重量部および必要量のエポ
    キシ硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (上式中、AとRは芳香族残基、Bは下記式(II)およ
    び/または式(III)で表される二価の基であり、nは
    4〜75の整数である。) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (上式中R_1は水素または炭素数1〜10のアルキル
    基、R_2は水素、炭素数1〜20のアルキル基または
    水酸基を表す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (上式中R_3は芳香族残基を表す。)
  2. (2)請求項1記載の樹脂組成物および強化繊維を含む
    繊維強化複合材料用プリプレグ。
  3. (3)請求項1記載の樹脂組成物、樹脂状微粒子および
    強化繊維を含む繊維強化複合材料用プリプレグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012140570A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Sekisui Chem Co Ltd エポキシ樹脂材料及び多層基板

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