JPH0496763A - 注射針離脱回収器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は注射針を注射器本体から取外し回収する注射針
Ｍ脱回収器に関する。

従来技術 使用済の注射針は院内感染の防止上、医師又は看護婦が
使用後直ちに手指を使わずに取外すことができ、又院外
感染及び危険防止の見地から取外した注射針は手を触れ
ずにそのまま封納し廃棄及び焼却処理に供し得るもので
あることが求められており、これらの課題に適正に応え
る注射針離脱回収器の提供が嘱望されている。

その手段として、従来回収容器に針取外し孔を設け、注
射針を注射器外筒に装着したままこの針取外し孔に挿入
し、注射針の差込ヘッド部の端面をこの針取外し孔の縁
部に引掛けて注射器外筒を抜きとることにより注射針を
容器内に脱落させるようにしたものが知られている。

一例として回収容器に設けた針取外し孔の縁部に放射状
の切目を入れておき、この切目を押し広げながら注射針
全体を孔内に押し込んだ時に孔縁が該切目により復元し
て注射針の差込ヘッド部端面に引掛るようにし、この状
態で注射器外筒に引抜力を加えることによって注射針の
脱落を生じさせている。

発明が解決しようとする問題点 然しながら、一般に注射針の差込ヘット部端面を取外し
孔の縁部に引掛けて注射器外筒の引抜力により注射針の
離脱を図る方法では、構造が極めて簡素且つ安価で廃棄
処分に通しているが、注射針が注射器外筒に強く装着さ
れている関係上、注射針の取外しに非常に大ぎな引抜力
を要し、力の弱い看護婦には負担となり利用を妨げる結
果となっている。又繰り返し使用により取外し孔の孔縁
にへたりを生じ易い欠点や、院内では様々の太さの注射
器が使用されているが、これらの何れにも同一条件で使
用できる条件が満たされておらず、採用し難い問題等を
有している。

又何れの回収容器にも共通の欠点として取外し孔から脱
落した注射針が容器底板に突き刺り起立してしまい爾後
の針取外しに支障を来し、所要本数を収容不能となる等
の問題を有している。

又外的衝撃による破損や液体の漏出等に対する安全性、
携行性に欠け、その改善も課題となる。

本発明は以上述べた種々の問題点について有効に対応し
た注射針離脱回収器を提供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決する手段として、上記針取外
し孔を細長にし、この細長の針取外し孔の左右縁部にて
形成した針ガイドを孔端部から挿入した注射器を横滑り
させつつ注射器外筒端面と注射針差込ヘッド部噛面で形
成する間隔内へ介入させるように構成すると共に、上記
針ガイドを取外し孔の一端から他端ヘテーパ形にし、該
テーパ形針ガイドのテーパに従い上記間隔への介入を行
ない、所要の介入位置で注射器外筒を傾けることにより
上記テーパ形針ガイドに係合している注射針差込ヘッド
部端面へ押下刃を与え軽微な力で容易に離脱し容器底部
へ落下させるように構成したものである。

又本発明は注射針回収容器の底板に同天板に設けた注射
針取外し孔に向って突出する錐形突起を設け、取外し孔
から落下した注射針を該錐形突起の錐形面に案内して確
実に伏倒するように構成したものである。

又本発明は注射針回収容器を外ケース内に収納して二重
構造にし、該外ケースに設けた蓋により開閉される開口
部から上記回収容器の取出しが行なえるようにすると共
に、該ＭＥしくは蓋によって開閉される開口部又は蓋開
閉面以外の面仮に設けた小孔に上記回収容器に設けたｉ
ｔ取外し孔を露出状態に配して外ケースの外方から側取
外し作業が行なえ、回収容器内への回収が行なえるよう
に構成し、回収容器を外的要因から安全に保護しつつ所
期の目的が達成し得るようにし、よって携行使用も適正
に行なえるようにしたものである。

又本発明は外ケースの面板に開設した小孔に回収容器の
針取外し孔を露出させる場合、この小孔を開閉するスラ
イド蓋を設（づ、小孔からの釧又は液体の漏出を確実に
防止するようにしたものである。

作用 本発明は上記テーパ形針ガイドにより注射器外筒端面と
注射針端面の間隔に差がある様々な注射器に的確に対応
でき、何れの注射器の場合にも針ガイドへの介入深さを
選んで注射器外筒を傾かせるのみで針ガイドに係合する
注射針差込ヘッド部の端面に大きな押下刃を与え、極め
て軽微な作業力で容易に離脱することができる。

従って針取外しに過大な力を要した従来品の問題を有効
に解決でき、又大きさの異なる注射器の針取外しにも有
効に対処できるように改善されている。

又本発明は斜口収容器の底板に錐形突起を設けることに
より、天板に設けた針取外し孔より落下する針を鉗形面
により案内して伏倒させることができ、針取外し孔より
落下した注射針が底板に突き刺さり起立する問題を有効
に解消できる。

又本発明は斜口収容器を外ケース内に収納し蓋によって
開閉される開口部から取出しと収納を行ない、収納した
状態で針取外し作業が行なえるよう釘することにより、
全ゆる外的要因に対し注射針を収容する回収容器を安全
に保護でき外的要因を受は易い携行使用も適正に行なえ
る。

又不測の事態における回収容器からの液や針の漏出を未
然に防止できる。

更に上記益に設けた小孔や蓋によって開閉される開口部
に針取外し孔を露出させることによって上記の如く回収
容器を外ケース内に収納したままで針取外し作業が適正
に遂行できる。

又蓋を開閉する部位以外の面板又は蓋に小孔を設けて上
記針取外し孔を露出状態にすることにより蓋を閉合し回
収容器を密封状態にしたままで上記針取外し作業が遂行
でき、この小孔をスライド蓋で開閉できるようにするこ
とにより回収容器内からの針や液の漏出の恐れを皆無と
し、白衣のポケットに携行しながら必要に応じ使用する
携行使用等が有利に行なえる。

実施例 先ず第１図乃至第７図に従い斜口収容器に関し説明する
。

１は密閉形の斜口収容器であり、該斜口収容器１の面板
、例えば天板中央部に細長い針取外し孔２を開設し、該
針取外し孔２の細長の左右孔縁で針ガイド３を形成する
。

注射針４は第２図、第３図に示すように該針取外し孔２
の一端から根元まで挿入した後模滑９させて針取外し孔
２内へ差込まれ、この時上記針ガイド３は注射器外筒５
の端面と注射針差込ヘッド６の端面間で形成する間隔７
内へ介入される。

第７図Ａ、Ｂに示すように、上記の針ガイド３の内面を
細長の針取外し孔２の一端から他端へテーパ形にする。

換言すると、第７図Ａに示すように針取外し孔２の孔縁
部を一端から他端へ漸次増厚してテーパ形にし、その外
面側で注射器外筒５の端面を、同内面側で注射針差込ヘ
ッド６の端面を夫々肉薄側から肉厚側へ案内するように
する０図面では上記テーパ形針ガイド３を段付きにした
が、これは注射針差込ヘッド端面を案内する内面側のテ
ーパ付形を容易にしている。

注射針４はその差込ヘッド６の端面を上記針ガイド３の
内面に沿い横滑りさせつつ、該テーパ３ａに従い上記間
隔７内への針ガイド３の介入がなされ、第４図に示すよ
うに間隔７に適合させた位置で注射器外筒５を傾かせる
ことにより針ガイド３に係合した注射針差込ヘッド部６
の端面に押下刃が与えらｔ、この結果注射針４は極めて
軽微な力で注射器外筒５より離脱し、回収容器１の底板
へ落下する。

上記回収容器ｌの底板には第１図、ｌｉ＠５図に示すよ
うに、上記天板に設けた針取外し孔２に向け突出する雌
形の針倒し用突起８を一体形成する。

前記のように針取外し孔２より落下した注射針４は針先
を下方にして底板へ向けられこれに突ぎ刺さる問題を１
足起している。上記錐形の突起８は針先を錐形外周面に
沿い案内し確実に伏倒に至らしめ上記注射針４が容器底
板に突き立つ不具合を解消する。

上記針取外し孔２、従って針ガイド３は第８図に示すよ
うに、−ｉから他端へ漸次狭巾となるようにテーパ形に
することができる。注射針４は釧取外し孔２及び針ガイ
ド３の広巾側から狭巾側へとテーパ６に従い差し入れら
れ、適当な差し込み介入位置で前記と同様、注射器外筒
５を傾かせることにより針の脱落がなされる。

上記によって各種の注射器の太さの差異、即ち注射針差
込ヘッド６を差し込んだ部分の太さの差異に全て対処す
ることができる。

又第１図乃至第５図に例示するように、上記針取外し孔
２の一端と直交するように細長の点滴針設入孔９を開設
し、該交叉部に両孔２．９より拡径した針挿入口１０を
連成する０点滴針１１及び注射針４は全てこの針挿入口
１０へ挿入され点滴針１１は基部にホルダーを有するの
で、上記投入孔９を介して回収容器１内へ投入される。

上記回収容器Ｊにはキャップ１２を着脱可に付属させて
置き、容器１を廃棄する時、該キャップ１２で上記針取
外し孔２及び７６滴１挿入孔９を閉鎖し液や針の濶人を
防止するようにする。１３は回収容器側板に設けた把手
であご。

上記針取外し孔２及び点滴針設入孔９を形成する手段と
して図示のように硬質材から成る口板１４を形成し、該
口板１４に上記孔２．９を開設し、該口板１４を回収容
器】の面板に開設した孔に着脱可に嵌着する構成とする
。

更に第９図、第１０図に従い説明すると、上記天板に注
射針取外し孔２を設けた斜口収容器１を外ケース１５内
に収納し、該外ケース１５に天蓋１６を設け、該天Ｍ１
６によって開閉される外ケース１５の開口部１７に上記
針取外し孔２を露出し、前記注射針取外しが行なえるよ
うにすると共に、同開口部１７から外ケース内に収納さ
れた上記斜口収容器を取出し可とする。

前記キャップ１２は斜口収容器１の天板に付属させるか
、又は図示のように天Ｍ１６の内面に付属させ、使用済
後口板１４に嵌合できるようにする。

天蓋１６は例えばヒンジ１９にて外ケース１５と一体に
開閉可に取付け、開閉ノブ２０にて開閉時のロックとロ
ック解除を行なう。２】は斜口収容器１の天板周縁を押
える押え枠である。

上記押え枠２１は天ｉ＋６の閉合にて押え込むか、又は
ロック部材２２を設けて着脱可となし、よって外ケース
１５内での１回収容器１の遊びを防止する。上記外ケー
ス１５には例えば上記天蓋１６に吊手２３を設は携行の
便に供する。

次に第１１図及び第１２図に示す実施例について説明す
る。

手帳大の扁平な斜口収容器１゛を形成し、この側部面板
に前記例示の如き針取外し孔２を設け、該１回収容器１
°を手帳大の扁平な外ケース１５′内に収納し、該外ケ
ース１５゛にその扁平面側で開閉されるＭ１６°を設け
、該Ｍ１６°によって開閉される外ケースの開口部１７
′から斜口収客器１°を取出し可にすると共に、外ケー
ス１５゛の側部面板に小孔２４を設け、該小孔２４に針
取外し孔２を露出するように配置する。

上記小孔２４はスライドｉ２５によフて開閉するように
設け、針取外し時にはスライド養２５を開き、小孔２４
に露出する針取外し孔２を用いて針の取外しを行ない、
取外し後スライドＭ２５を閉し針取外し孔２からの液や
針の漏出を防止する。

２０゛は上記ｆｌＩ６′の開閉操作用のノブ、１２°は
上記針取外し孔２を閉鎖するために付属されたキャップ
である。

上記針取外し孔２を斜口収客器１°の扁平な面板側に設
けると共に、上記小孔２４を上記蓋１６“に設け、該閉
合時に該小孔２４に１取外し孔２を露出するようにする
ことができる。

上記第１１．１２図に示した実施例は医師や看護婦の白
衣のポケットに収納し形、整するのに９ｉａな構造とし
たものである。

又上記実施例は蓋１６°の内部空間を利用し、その内面
に注射器ホルダー２６を設け、注射＆１４を取外した注
射器外筒５をこのホルダー２６に保持させるようにして
いる。

発明の効果 本発明によれば、テーパ形釘ガイドへの介入深さを通訳
し注射器外筒を傾かせるのみで軽微な力で容易に注射針
を超脱させ回数容器内へ落下させることができ、テーパ
形針ガイドによって様々な太さの注射針取外しにも有効
に対応できる。

又斜口収容器の天板に設けた釧取外し孔より落下する注
射針をその直下に配したＳ「形突起により案内して伏倒
させることができ、取外した注射針が底板に突き刺さり
起立するのを有効に防止できる。

又本発明は斜口収容器を外ケース内に収納し、該収納し
た状態で針取外し作業が行なえ、又使用時には蓋を閉じ
て斜口収容器を内在した状態にして同使用に供し、使用
済後は蓋を開いて斜口収容器を取出し別の容器に交換し
再使用が行なえる。

又使用時の全ゆる外的要因に対し注射針を収容する回収
容器を安全に保護し携行使用に供することができ、又容
器から液や針が漏出する不測の事態を未然に防止で館る
。

更に上記蓋に設けた小孔や蓋によって開閉される開口部
に針取外し孔を露出させることによって上記の如く回収
容器を外ケース内に収納したままで針取外し作業が適正
に遂行できる。

又蓋を開閉する部位以外の面板又は蓋に小孔を設けて上
記針取外し孔を露出状態にすることにより、蓋を閉合し
回収容器を密封状態にしたままで上記組数外し作業が遂
行でき、加えてこの小孔をスライド蓋で開閉てぎるよう
にすることにより、回収容器内からの針や液の漏出の恐
れを皆無とし、白衣のポケットに収納しながら使用する
携行使用が至便に行なえる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は斜口収容器を一
部切欠して示す斜視図、第２図乃至第４図は注射針の取
外しを説明する同容器斜視図、第５図は注射針取外し時
の針の落下状態を一部切欠して説明する同容器斜視図、
第６図は点滴針の投入状態を説明する同容器斜視図、第
７図Ａは針取外し孔の針ガイドを注射針取外し状態を以
って示す断面図、同図Ｂは同針ガイドを針取外し孔を切
欠して示す同斜視図、第８図は針取外し孔の実施例を示
す平面図、第９図は斜口収容器を外ケスに収納し蓋を開
いた状態の斜視図、第１０図は同着を閉した状態の斜視
図、第１１区は他側を示す斜口収容器と外ケースを分解
し且つ一部切欠して示す斜視図、第１２図は同外ケース
に１回収容器を収納し蓋を閉した状態の斜視図である。 １・・・斜口収容器、２・・・針取外し孔、３・・・テ
ーパ形針ガイド、４・・・注射針、５・・・注射器外間
、６・・・注射針差込ヘッド、７・・・間隔、８・・・
錐形の針倒し用突起、１５．１５’・・・外ケース、１
６１６゜・・・蓋、１７．１７’・・・開口部、２４・
・・小孔、２５・・・スライド蓋。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）針回収容器の面板に細長の針取外し孔を設け、該
   針取外し孔の左右縁部にて注射器の外筒端面と注射針の
   差込ヘッド端面間の間隔に介入する針ガイドを形成し、
   該針ガイドを針取外し孔の一端から他端へテーパ形にし
   、該テーパ形針ガイドのテーパに従い上記間隔への介入
   を行なって注射針を取外し容器内へ落下させるように構
   成したことを特徴とする注射針離脱回収器。
2. （２）針回収容器の天板に針取外し孔を設け、該天板と
   対向する底板に上記針取外し孔に向け突出する錐形の針
   倒し用突起を形成したことを特徴とする注射針離脱回収
   器。
3. （３）上記針回収容器の面板に注射針取外し孔を設け、
   該針回収容器を外ケース内に収納し、該外ケースに蓋を
   設け、該蓋によって開閉される外ケースの開口部に上記
   針取外し孔を露出し、同開口部から外ケース内に収納さ
   れた上記針回収容器を取出し可としたことを特徴とする
   注射針離脱回収器。
4. （４）針回収容器の面板に針取外し孔を設け、該針回収
   容器を外ケース内に収納し、該外ケースに蓋を設け、該
   蓋によって開閉される外ケースの開口部から上記針回収
   容器を取出し可にすると共に、外ケースの面板又は上記
   蓋に小孔を設け、該小孔に上記針取外し孔を露出するよ
   うに配置したことを特徴とする注射針離脱回収器。
5. （５）上記小孔を開閉するスライド蓋を備えることを特
   徴とする請求項４記載の注射針離脱回収器。