JPH049608Y2 - - Google Patents

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JPH049608Y2
JPH049608Y2 JP3078488U JP3078488U JPH049608Y2 JP H049608 Y2 JPH049608 Y2 JP H049608Y2 JP 3078488 U JP3078488 U JP 3078488U JP 3078488 U JP3078488 U JP 3078488U JP H049608 Y2 JPH049608 Y2 JP H049608Y2
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spindle
diaphragm
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governor
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばガス供給管でのガス供給圧を
一定に維持する場合等に用いられるガバナで、詳
しくは、流体供給圧の変化に応じて変位するダイ
ヤフラムと圧力調整用のバルブとを設け、前記ダ
イヤフラムの変位によつて前記バルブが流体供給
圧を設定値にさせる開度位置に位置するようにダ
イヤフラムとバルブとを連動連結するスピンドル
を設け、そのスピンドルの長手方向中間部に、上
流側圧を受けることにより、前記バルブに上流側
圧が作用することでスピンドルに付与される移動
力を相殺する力をスピンドルに付与するバランス
ダイヤフラムを固定連結してあるガバナに関す
る。
〔従来の技術〕
従来のこの種のガバナでは、第4図に示すよう
に、前記スピンドル8にバランスダイヤフラム1
0を固定連結するに、前記スピンドル8をねじ連
結する複数本のスピンドル部材8Aから構成し、
長手方向の中間においてねじ連結する2本のスピ
ンドル部材8Aのうち、ダイヤフラム16側のも
のに、バランスダイヤフラム10のスピンドル8
に対するダイヤフラム16側への移動を阻止する
接当部14A′を、かつ、バルブ9側のものに、
バランスダイヤフラム10のスピンドル8に対す
るバルブ9側への移動を阻止する接当部14
B′を夫々形成していた(文献を示すことができ
ない)。
〔課題を解決するための手段〕
しかし、前記従来のガバナによるときは、スピ
ンドル部材をねじ連結してスピンドルを構成する
ため、たとえ、それらスピンドル部材のねじ連結
部に緩止め用のワツシヤ等を設けてあつても、ス
ピンドル部材のねじ連結が緩んで所期の調圧作動
を正確に行なえなくなるおそれがあり、信頼性に
欠けていた。
本考案の目的は、信頼性を向上する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるガバナの特徴構成は、前記スピン
ドルを、前記ダイヤフラムとバルブとにわたる一
連の一体物に構成し、前記バランスダイヤフラム
のスピンドルに対するダイヤフラム側およびバル
ブ側への移動を阻止する一対の接当部のうちの一
方を、前記ダイヤフラムまたはバルブへの接当に
よりそのダイヤフラム側またはバルブ側への移動
が阻止される状態に前記スピンドルに外嵌させた
筒軸に形成してある点にある。そして、その作
用・効果は次の通りである。
〔作用〕
バランスダイヤフラムをスピンドルに固定連結
するための一対の接当部のうちの一方をスピンド
ルに外嵌する筒軸に形成してあるため、筒軸をス
ピンドルから離脱させた状態でその筒軸を離脱さ
せた側の端部側からバランスダイヤフラムをスピ
ンドルに外嵌させたのち、筒軸をスピンドルに外
嵌させることにより、バランスダイヤフラムをス
ピンドルの中間部に固定連結でき、その結果、バ
ランスダイヤフラムをスピンドルの中間部に固定
連結する上で、スピンドルを、ねじ連結する複数
本のスピンドル部材から構成する必要がない。そ
して、そのことを利用して、前記スピンドルをダ
イヤフラムとバルブとにわたる一連の一体物に構
成してあるため、ダイヤフラムとバルブとのスピ
ンドルを介する連動連結の信頼性を向上できる。
しかも、筒軸のダイヤフラムまたはバルブへの接
当と、バランスダイヤフラムへの接当とにより、
筒軸のスピンドルに対する移動を阻止するため、
例えば、筒軸をねじによつてスピンドルに固定す
る場合に比較して、筒軸固定の信頼性が高い。
〔考案の効果〕
従つて、本考案によれば、組付け状態におい
て、スピンドルにより連結されたバルブ、ダイヤ
フラム、バランスダイヤフラムの位置関係が不用
意に変わることがなく、所期の調圧を精度良く行
なえるガバナを提供できるようになつた。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を示す。
第1図に示すように、ガス供給管Aに介装され
て、ガス供給圧を設定値に自動維持するガスガバ
ナであつて、これは、前記ガス供給管Aに介装さ
れるバルブボデイ1と、このバルブボデイ1の上
端面に取外し自在にボルト2を介して連結したト
ツプカバー3と、このトツプカバー3の上端面に
取外し自在にボルト4を介して装着したダイヤフ
ラムケース5と、このダイヤフラムケース5の上
面に取外し自在に装着したスプリングケース6
と、そのスプリングケース6の上部に装着したイ
ンジケータ7と、前記トツプカバー3を上下に貫
通する状態で下端をバルブボデイ1内に、かつ、
上端をダイヤフラムケース5内に位置させるスピ
ンドル8を有する。
前記バルブボデイ1内には、上方に移動するこ
とによりそのバルブボデイ1側のシート1aにそ
のシート9aを接当させてバルブボデイ1内の流
路を閉じる圧力調整用のバルブ9が設けられてい
る。このバルブ9は、前記スピンドル8の下端に
取付けられており、その取付構造は、バルブ9に
スピンドル8の大径下端部8aを挿入させ、バル
ブ9に、前記大径下端部8aに接当してそのバル
ブ9のスピンドル8に対する下方への移動を阻止
する当り9bを一体に形成して、構成されてい
る。
前記トツプカバー3内には、前記バルブボデイ
1内の上流側圧を受けることにより、その上流側
圧がバルブ9の上面に作用することでスピンドル
8に付与される開弁側への移動力を相殺する力を
前記スピンドル8に付与するバランスダイヤフラ
ム10が前記スピンドル8の長手方向中間部に固
定連結する状態で設けられている。そして、この
バランスダイヤフラム10は、その周部のビード
10aをトツプカバー3の下端面に形成の溝に嵌
合させた状態でシートリング11でそのトツプカ
バー3の下端面に押え付けられることにより、ト
ツプカバー3に取付けられている。なお、前記シ
ートリング11と前記バルブボデイ1のシート1
aとは、1つのシート材12として構成されてい
る。
かつ、前記バランスダイヤフラム10のスピン
ドル8への連結構造は、前記バランスダイヤフラ
ム10にピストン13を介して接当することによ
りそのバランスダイヤフラム10のスピンドル8
に対するダイヤフラムケース5側への移動を阻止
する第1の接当部14Aと、前記バランスダイヤ
フラム10にリテーナー15を介して接当するこ
とによりそのバランスダイヤフラム10のスピン
ドル8に対するバルブ9側への移動を阻止する第
2の接当部14Bとを設けて、構成されている。
前記ダイヤフラムケース5は、上下に2割り可
能なものであつて、前記ガス供給管Aの下流側に
連通する下部の2次圧室5Aと大気に連通する上
部の大気圧室5Bとにその内部を仕切るダイヤフ
ラム16を備えている。このダイヤフラム16
は、前記スプリングケース6内に保持させた調整
圧設定用のスプリングSによる下方への押圧力と
2次圧室5A内の2次側圧との差、つまり、ガス
供給圧の変化に応じて上下に変位するものであつ
て、上方への変位によつて前記バルブ9が閉じ側
に変位するように前記スピンドル8の上端部に連
結されている。その連結機構は、スピンドル8の
上端部をダイヤフラム16に挿通させ、そのスピ
ンドル8の挿通上端部分に、スピンドル8に上下
位置決め状態に外嵌させたリングカラー17とで
ダイヤフラム16を上下から挾持するナツト18
を螺合させた構造であり、ナツト18は、前記ス
ピンドル8のうちナツト18に螺合する挿通上端
部分の断面形状およびナツト18に対する座金1
9のスピンドル挿通孔19aの形状を、スピンド
ル8と座金19とを回止めするD字形に形成し、
座金19の周辺一部19Aを、ナツト18の締込
み後においてそのナツト18の1つの側面に回止
め状態に接当するように起立させることによつ
て、スピンドル8に対して回止めされている。
もつて、ガスガバナは、ガス供給圧の変動をダ
イヤフラム16で感知し、そのダイヤフラム16
の変位でバルブ9を、ガス供給圧がスプリング1
7で設定された圧力となるように調節作動させる
ように構成されている。
前記スピンドル8は、前記バルブ9とダイヤフ
ラム16とにわたる一連の一体物であつて、前記
第1の接当部14Aは、前記ピストン13とリン
グカラー17とに接当する状態で前記スピンドル
8の上側部分にその上下間隔を規制する状態でス
ピンドル8と一体に移動する筒軸20の下端部を
もつて構成されている。かつ、前記第2の接当部
14Bは、スピンドル8の中間部よりも上方の上
側部分を下方の下側部分よりも小径にして中間部
に段部を形成することでスピンドル8に一体形成
されている。なお、前記筒軸20には、その筒軸
20のトツプカバー3に対する上方への抜け移動
を阻止するための止め輪21が装着されている。
前記インジケータ7は、前記ダイヤフラム16
にロツド22を介して連動している。
23は、前記シート材12をトツプカバー3に
仮止めするためのボルトであり、24は前記バル
ブ9にシート9aを固定するためのシート押えで
あり、25は、上流側圧の急激な上昇でバルブ9
が開動したとき、バランスダイヤフラム10に作
用する上流側圧をそのバルブ9の開動に伴なうガ
ス流れで低下させて、バルブ9の開動を急速に行
なわせるための圧抜き管である。
次に上記構成のガスガバナの組立要領を説明す
る。
〔1〕 スピンドル8の上端側からバルブ9を外
嵌させて、スピンドル8の下端部にバルブ9を
装着したのち、スピンドル8の上端側からシー
ト材12を外嵌させる。
〔2〕 トツプカバー3に筒軸20をその上端側
から挿通させたのち、ピストン13、バランス
ダイヤフラム10、リテーナー15をトツプカ
バー3内に組込み、バルブ9が装着され、か
つ、シート材12が外嵌された前述のスピンド
ル8をその上端側からリテーナー15、バラン
スダイヤフラム10、ピストン13、トツプカ
バー3とその順に挿通させたのち、トツプカバ
ー3にシート材12を仮止めする。なお、この
作業は、トツプカバー3の天地を逆にして行な
うことが望ましい。
〔3〕 スピンドル8の上端部には、リングカラ
ー17、ダイヤフラム16、座金19を外嵌さ
せ、ナツト18を締付る。
〔4〕 スピンドル8の下端部をバルブボデイ1
内に挿入する。
〔5〕 ダイヤフラム16をダイヤフラムケース
5に取付け、前記座金19の周辺一部19Aを
起立させて、ナツト18をロツクする。
〔6〕 スプリングケース6、インジケータ7の
取付け等を行なう。
〔別実施例〕
以下、本考案の別実施例を示す。
〔1〕 上記実施例では、第2の接当部14Bを
スピンドル8に一体形成したが、第3図に示す
ように、筒軸20を、バルブ9に接当してバル
ブ9側への移動を阻止される状態にスピンドル
8に外嵌させ、この筒軸20に第2の接当部1
4Bを形成しても良い。
〔2〕 上記実施例では、ガスガバナを対象した
が、液体供給圧を設定値に維持するガバナであ
つても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示し、
第1図は縦断面図、第2図は分解縦断面図であ
り、第3図は本考案の別実施例を示す要部の縦断
面図である。第4図は従来例を示す要部の縦断面
図である。 16……ダイヤフラム、9……バルブ、8……
スピンドル、10……バランスダイヤフラム、1
4A,14B……接当部、20……筒軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体供給圧の変化に応じて変位するダイヤフラ
    ム16と圧力調整用のバルブ9とを設け、前記ダ
    イヤフラム16の変位によつて前記バルブ9が流
    体供給圧を設定値にさせる開度位置に位置するよ
    うにダイヤフラム16とバルブ9とを連動連結す
    るスピンドル8を設け、そのスピンドル8の長手
    方向中間部に、上流側圧を受けることにより、前
    記バルブ9に上流側圧が作用することでスピンド
    ル8に付与される移動力を相殺する力をスピンド
    ル8に付与するバランスダイヤフラム10を固定
    連結してあるガバナであつて、前記スピンドル8
    を、前記ダイヤフラム16とバルブ9とにわたる
    一連の一体物に構成し、前記バランスダイヤフラ
    ム10のスピンドル8に対するダイヤフラム16
    側およびバルブ9側への移動を阻止する一対の接
    当部14A,14Bのうちの一方を、前記ダイヤ
    フラム16またはバルブ9への接当によりそのダ
    イヤフラム16側またはバルブ9側への移動が阻
    止される状態に前記スピンドル8に外嵌させた筒
    軸20に形成してあるガバナ。
JP3078488U 1988-03-08 1988-03-08 Expired JPH049608Y2 (ja)

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JP3078488U JPH049608Y2 (ja) 1988-03-08 1988-03-08

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