JPH0495579A - 四輪操舵車の後輪操舵制御装置 - Google Patents

四輪操舵車の後輪操舵制御装置

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JPH0495579A
JPH0495579A JP21350990A JP21350990A JPH0495579A JP H0495579 A JPH0495579 A JP H0495579A JP 21350990 A JP21350990 A JP 21350990A JP 21350990 A JP21350990 A JP 21350990A JP H0495579 A JPH0495579 A JP H0495579A
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wheel steering
temperature
rear wheel
displacement
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Susumu Ishikawa
将 石川
Osamu Takeda
修 武田
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
Shin Koike
伸 小池
Mizuho Sugiyama
杉山 瑞穂
Kaoru Ohashi
薫 大橋
Hitoshi Iwata
仁志 岩田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明は、後輪を操舵する四輪操舵車の後輪操舵制御装
置に関する。 【従来技術1 従来、この種の装置は、例えば特開平1−212667
号公報に示されるように、バルブとバルブ本体とからな
る油圧倣いバルブ装置を内蔵しバルブ本体に対するバル
ブの相対的変位により後輪を操舵する後輪操舵機構を備
えるとともに、バルブに動力伝達可能に接続した電気ア
クチュエータを備え、この電気アクチュエータを駆動す
ることによりバルブの変位量を制御して後輪を所望舵角
に操舵するようにしている。 【発明が解決しようとする課題] しかるに、上記従来の装置にあっては、油圧倣いバルブ
装置を介した作動油の還流、頻繁な後輪の操舵などの理
由により、後輪操舵機構の温度が上昇すると、同機構を
構成する各部品の材質、形状などの相違により、熱膨張
による各部品の変位に差が生じ、バルブとバルブ本体と
の間には前記熱膨張による相対的変位が発生する。この
場合、前記熱膨張による相対的変位がかさくで後輪操舵
機構の不感帯のために後輪が操舵されないときでも、油
圧倣いバルブ装置の中立状態がくずれて同バルブ装置を
含む油圧系の作動油圧が不必要に高くなるので、油圧系
に無駄な負荷が付与されてエネルギ損失になるとともに
同油圧系の耐久性が悪化する。また、前記熱膨張による
相対的変位が後輪を操舵してしまう程度に大きければ、
車両の直進性が悪化する。さらに、前記熱膨張による相
対的変位が大きくても小さくても、油圧倣いバルブ装置
の中立ずれにより、後輪の左右への操舵量に差が生じ、
すなわち後輪操舵制御の精度が悪化するので、車両の操
安性が悪化する。 本発明は上記問題に対処するためになされたもので、そ
の目的はバルブとバルブ本体との熱膨張による相対的変
位をなくした四輪操舵車の後輪操舵制御装置を提供する
ことにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、
第1図に示すように、バルブ1aとバルブ本体1bとか
らなる油圧倣いバルブ装置1cを内蔵しバルブ本体1b
に対するバルブ1aの相対的変位により後輪RWを操舵
する後輪操舵機構1と、バルブ1aに動力伝達可能に接
続した電気アクチュエータ2と、電気アクチュエータ2
を駆動してバルブ1aの変位量を制御する電気制御手段
3とを備えた四輪操舵車の後輪操舵制御装置において、
後輪操舵機構1の温度を検出する温度検出手段4と、温
度検出手段4により検出された温度に応じて電気制御手
段3を制御して同電気制御手段3により制御されるバル
ブ1aの変位量を同検出された温度に応じて修正するこ
とにより後輪操舵機構1の温度変化に伴うバルブ本体1
bに対するバルブ1aの相対的変位を打ち消す温度修正
手段5とを設けたことにある。 【作用】 上記のように構成した本発明においては、電気制御手段
3が電気アクチュエータ2を駆動してバルブ1aの変位
量を制御し、後輪操舵機構1がババルブ本体1bに対す
るバルブ1aの相対的変位により後輪RWを操舵するの
で、後輪RWは電気制御手段3によるバルブ1aの変位
制御に応じて操舵される。また、温度検出手段4は後輪
操舵機構1の温度を検出し、温度修正手段5がバルブ1
aの変位量を前記検出温度に応じて修正することにより
後輪操舵機構1の温度変化に伴うバルブ本体1bに対す
るバルブ1aの相対的変位を打ち消すので、後輪操舵機
構1の温度が上昇して同機構1内の各部品が膨張しても
、バルブ1aとバルブ本体1bとの間には前記熱膨張に
よる相対的変位が発生しなくなる。 【発明の効果) 上記作用説明のように、本発明によれば、熱膨張による
バルブ1a及びバルブ本体1b間の相対的変位が発生し
なくなるので、前記熱膨張に起因した油圧倣いバルブ装
置の中立ずれが防止され、後輪の非操舵時における油圧
系の無駄なエネルギ損失がなくなるとともに、油圧系の
耐久性が向上する。また、前記中立ずれの防止により、
後輪操舵における制御精度が向上し、車両の操安性が良
好となる。 【実施例1 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
2図は同実施例に係る四輪操舵車の全体を概略的に示し
ている。この四輪操舵車は左右前輪FWI、FW2を操
舵する前輪操舵装置Aと。 左右後輪RWI、RW2を操舵する後輪操舵装置Bと、
左右後輪RWI、RW2を後輪操舵装置Bによる機械的
な制御に加えて電気的に制御する電気制御装置Cとを備
えている。 前輪操舵装置Aは軸方向に変位して左右前輪FWl、F
W2を操舵するラックパー11を有し、同バー11はピ
ニオン12及び操舵軸13を介して操舵ハンドル14に
接続されており、同ハンドル14の回動に応じて軸方向
に変位するようになっている。ラックパー11の両端に
は左右タイロッド15a、15b及び左右ナックルアー
ム16a、16bを介して左右前輪FWI、FW2が操
舵可能に連結されており、同前輪FWI、FW2はラッ
クパー11の前記軸方向の変位に応じて操舵されるよう
になっている。操舵軸13には四方弁からなる制御バル
ブ17が組み付けられており、同バルブ17は、操舵軸
13に作用する操舵トルクに応じて、エンジン(図示し
ない)により駆動されるタンデムポンプ18からアキュ
ムレータ21を介して供給された作動油をパワーシリン
ダ22の一方の油室へ供給するとともに、同シリンダ2
2の他方の油室内の作動油をリザーバ23へ排出する。 パワーシリンダ22は作動油の給排に応じてラックパー
11を軸方向に駆動して、左右前輪FWI、FW2の操
舵を助勢する。 後輪操舵装置Bは、第2図及び第3図に示すように、軸
方向に変位して左右後輪RWI、RW2を操舵するリレ
ーロッド31を有する。リレーロッド31は車体に支持
されたハウジング32に軸線方向に変位可能に支持され
ており、その両端にて、上記前輪操舵装置Aの場合と同
様、左右タイロッド33 a、  33 b及び左右ナ
ックルアーム34a、34bを介して左右後輪RWI、
RW2を操舵可能に連結している。 ハウジング32内にはりレーロッド31を軸方向へ駆動
するためのパワーシリンダ35が形成されており、パワ
ーシリンダ35はピストン35aにより区画された左右
油室を有し、両油室に対する作動油の給排に応じてリレ
ーロッド31を軸方向に駆動する。ピストン35aの左
側にはりレーロッド31を貫通させてなる中立復帰用の
スプリング36が組み込まれており、同スプリング36
は左右リテーナ37 a、  37 bとの協働により
リレーロッド31を中立位置に付勢するようになってい
る。 ハウジング32内上部には、パワーシリンダ35と共に
油圧倣い機構を構成するスプールバルブ38が組み込ま
れている。このスプールバルブ38はハウジング32内
に軸方向に液密的かつ摺動可能に収容されて本発明のバ
ルブ本体として機能するスリーブ38aと同スリーブ3
8a内に軸方向に摺動可能に収容されて本発明のバルブ
として機能するスプール38bとからなり、スリーブ3
8aとスプール38bとの相対的な変位に応じて、タン
デムポンプ18からフィルタ41を介してパワーシリン
ダ35の一方の油室へ作動油を供給するとともに、他方
の油室からリザーバ23へ作動油を排出する。スプール
38bは連結ロッド42及びレバー43を介してリレー
ロッド31に連結されている。 レバー43の上端部は、第4図に示すように、偏心ロッ
ド44を回転可能に貫通させるとともに同ロッド44に
より回転可能に支持されている。 偏心ロッド44の一端はベヤリング45を介してハウジ
ング32に軸線L1回りに回転可能に支持されるととも
に、同ロッド44の他端は前記軸線L1から偏心した軸
線L2上にて回転板46に固定されている。回転板46
はベヤリング47を介してハウジング32に軸線L1回
りに回転可能に支持されている。この偏心ロッド44の
外周上にはホイール44aが一体形成されており、同ホ
イール44aにはハウジング32に回転可能に支持され
たウオーム48が噛合している。ウオーム48は一端に
てステップモータ51の回転軸51aに一体回転可能に
接続されている。 レバー43の中間部には外周を球面状に形成した凸部4
3aが設けられるとともに、同凸部43aは連結ロッド
42の先端部に形成した孔42a内に傾動かつ摺動可能
に嵌合されている。 レバー43の下端部は、ピストン
35aと一体的に形成されたスリーブ部材外周上に設け
た環状溝35a1内に摺動可能に嵌合されている。 また、スプールバルブ38のスリーブ38aはビン52
を介して連結ロッド53の一端に一体変位可能に連結さ
れている。連結ロッド53はハウジング32に軸方向に
変位可能に支持されるとともに、スプリング54により
中立位置に付勢されるようになっている。連結ロッド5
3の他端にはピン53aが一体的に設けられ、同ピン5
3aはカムプレート55の下面に形成したカム溝55a
にボールベヤリング56を介して係合している。 カムプレート55はハウジング32内に回転可能に収容
されるとともに、図示しないスプリングにより中立位置
に付勢されている。カム溝55aは略渦巻状に形成され
ていて、同プレート55の回転に応じて連結ロッド53
が軸方向に変位するが、カムプレート55が中立位置近
傍にあるときにはビン53aが係合している部分のカム
溝55aの半径は一定に保たれており、同プレート55
の中立位置から小さな回転範囲では連結ロッド53が変
位しないようになっている。 カムプレート55の外周側面には上下一対の溝が形成さ
れ、間溝には一対のケーブル57.58がそれぞれ巻き
付けられるとともに、同ケーブル57.58は各後端に
てカムプレート55に固定されている。これらのケーブ
ル57.58は左右前輪FWI、FW2の操舵に連動し
てカムプレート55を回動させるもので、ハウジング3
2から外部へ引き出されるとともに車両前方に延設され
て、それらの各前端はプーリ61に固定されている。プ
ーリ61にはピニオン62が固着されており、同ピニオ
ン62は、連結ロッド63,64を介してラックパー1
1に接続されて同バー11と一体的に変位するサブラッ
クパー65に噛合している。 このように構成した後輪操舵装置Bにおいては、各部品
は異なる材質、例えばハウジング32はアルミニウム製
、スリーブ38a及びスプール38bは鉄製であるとと
もに、異なる形状に形成されているので、ハウジング3
2内の温度が上昇すると、同ハウジング32内の各部品
の温度上昇に伴う熱膨張に差が生じ、スリーブ38aと
スプール38bとの間には熱膨張による相対的変位差が
生じてスプールバルブ38の中立状態がくずれる。 この実施例の場合、スプール38bがスリーブ38aに
対して第2図及び第3図にて右方向へ相対的に変位する
。 電気制御装置Cは、前記ステップモータ51の他に、前
輪操舵角センサ71、車速センサ72、ヨーレートセン
サ73、温度センサ74、回転角センサ75及びマイク
ロコンピュータ76を備えている。 前輪操舵角センサ71は操舵軸13の回転角を検出する
ことにより、左右前輪FWI、FW2の操舵角θfを表
す検出信号を出力する。この場合、操舵角θfは正によ
り左右前輪FWI、FW2の右操舵を表し、かつ負によ
り同前輪の左操舵を表す。 車速センサ72は変速機(図示しない)の出力軸の回転
数を検出することにより、車速Vを表す検出信号を出力
する。ヨーレートセンサ73は車体の重心垂直軸回りの
回転速度を検出することにより、車体のヨーレートωy
を表す検出信号を出力する。この場合、ヨーレートωy
は正により車両の右方向の角速度を表し、かつ負により
車両の左方向の角速度を表す。温度センサ74はハウジ
ング32に組み付けられて同ハウジング32内の油温を
検出することにより、ハウジング32内の温度Tを表す
検出信号を出力する。回転角センサ75はステップモー
タ51の基準回転角からの回転角を検出することにより
、同モータ51により設定されている現在のステップ数
Smを表す検出信号を出力する。この場合、ステップ数
S+は正によりステップモータ51の基準回転角から右
方向への回転を表し、かつ負により同モータ51の基準
回転角から左方向への回転を表す。 マイクロコンピュータ76はバス76aに共通に接続さ
れたROM76b、CPU76c、RAM76d、タイ
マ回路76e及びインターフェース76fからなる。R
OM76bは第5図及び第6図のフローチャートにそれ
ぞれ対応した「メインプログラム」及び「タイマインタ
ラブドプログラム」を記憶するとともに、車速Vに対す
る第1及び第2係数Kl、に2(第7図及び第8図)、
目標後輪操舵角01本に対するステップモータ51の回
転角を表す新ステップ数Sn (第9図)及び温度Tに
対するステップモータ51の修正ステップ数ΔS(第1
0図)をそれぞれテーブルの形で記憶している。CP 
U 76 cは常時「メインプログラム」を繰り返し実
行するとともに、割り込み信号の到来により前記「メイ
ンプログラム」の実行を中衛して「タイマインタラブド
プログラム」を割り込み実行するものであり、RAM7
6dは同各プログラムの実行に必要な変数を一時的に記
憶するものである。タイマ回路76eは所定時間(ステ
ップモータ51の駆動パルス間隔に対応)*に割り込み
信号をCP U 76 cに出力する。インターフェー
ス76fは、前述のように、各センサ71〜75からの
各検出信号を入力するとともに、ステップモータ51へ
駆動パルス信号を出力するものである。 次に、上記のように構成した実施例の動作を説明する。 イグニッションスイッチ(図示しない)が閉成されると
、CPU76cは第5図のステップ100にて「メイン
プログラム」の実行を開始し、ステップ101にて回転
角センサ75からの検出信号を入力するとともに、同検
出信号により表されているステップ数Smを旧ステップ
Soとして初期設定する。この場合、旧ステップ数So
はマイクロコンピュータ76内にて扱われるステップモ
ータ51の現在の回転角を表すもので、この初期設定に
より、前記旧ステップ数SOがステップモータ51の実
際の回転角に対応したものとなる。 この初期設定後、ステップ104にて、各センサ71〜
74からの各検出信号が取り込まれて、前輪操舵角θf
、車速V、ヨーレートωy及び温度Tとして設定される
。次に、ステップ106にてROM76b内のテーブル
が参照されて、車速Vに対応した第1及び第2係数Kl
、に2 (1! 7図及び第8図参照)が導出され、ス
テップ108にて前記導出した第1及び第2係数Kl、
に2、前記入力した前輪操舵角θf及びヨーレートωy
に基づく下記演算式の実行により、目標後輪操舵角θf
零が算出される。 θr本=に1 ・ θf十に2・ ωyこの場合、第1
係数に1は、第7図に示すように、車速Vが中程度のと
きに負になり、それ以外では「0」であるので、前記演
算式中の第1項に1・θfは中速走行時の車両の回頭性
を良好に制御する制御量として作用する。また、第2係
数に2は、第8図に示すように、車速Vの増加に従って
rOJから徐々に増加するので、前記演算式中の第2項
に2・ωyは中速及び高速走行時の車両の走行安定性を
良好に制御する彰御量として作用する。 この目標後輪操舵角θr8の算出後、ステップ110に
てROM76b内のテーブルが参照されて、この目標後
輪操舵角or京がステップモータ51の同操舵角or零
に対応したステップ数(第9図)に変換されて、同変換
されたステップ数が新ステップ数Snとして設定される
。次に、ステップ112にて、ふたたびROM76b内
のテーブルが参照されて、前記入力した温度Tに基づい
てステップモータ51に対する修正量ΔSが決定される
。この修正量ΔSは、ハウジング32内の温度上昇に伴
う熱膨張によるスプール38bのスリーブ38aに対す
る相対的変位量(本実施例の場合、第2,3図にて右方
向)をステップモータ51のステップ数に変換したもの
であって、第10図に示すように、温度Tが常温のとき
「0」であり、かつ温度Tが増加するに従って増加する
ものである。 前記ステップ112の処理後、ステップ114にて前記
算出した新ステップ数Snから前記決定修正量ΔSが減
算されて、同減算結果Sn−ΔSが新ステップ数Snと
して新たに設定される。これにより、新ステップ数Sn
は前記ステップ110にて決定した値に比べて小さな値
、すなわちステップモータ51を温度Tの上昇に従って
左回転方向へ修正する値に設定されることになる。 このステップ114の処理後、プログラムはステップ1
04へ戻され、前述したステップ104〜114からな
る循環処理が繰り返し実行されて、新ステップ数Snが
前記循環処理毎に更新される。 一方、この「メインプログラム」の実行中、タイマ回路
76eが割り込み信号をCP U 76 cに出力する
と、同CP U 76 cは第6図の[タイマインタラ
ブドプログラム」の実行をステップ200にて開始し、
ステップ202にて新ステップ数Snと旧ステップ数S
oとが一致しているか否かを判定する。この場合、ステ
ップモータ51の回転角が新ステップ数Snに既に設定
されていれば、前記ステップ202にてrYEsJとの
判定の基に、ステップ214にてこの「インタラブドプ
ログラム」の実行が終了される。 また、新ステップ数Snと旧ステップ数Soとが一敵し
ていなければ、ステップ202における「NO」との判
定の基に、ステップ204にて新ステップ数Snが旧ス
テップ数Soより大きいか否かが判定される。今、新ス
テップ数Snが旧ステップ数S。 より大きい、すなわちステップモータ51を右回転すべ
きときには、ステップ204における「YESJとの判
定の基に、ステップ206にてステップモータ51を右
方向に1ステツプだけ回転させるための駆動パルス信号
がインターフェース76fを介して同モータ51へ出力
される。これにより、ステップモータ51は右方向へ1
ステツプだけ回転される。前記ステップ206の処理後
、ステップ208にてこのステップモータ51の回転に
合わせて、同モータ51の現在の回転角を表す旧ステッ
プ数Soが「1」だけ増加され、ステップ214にてこ
の「インタラブドプログラム」の実行が終了される。 一方、新ステップ数Snが旧ステップ数Soより小サイ
、すなわちステップモータ51を左回転すべきときには
、ステップ204における「NO」との判定の基に、ス
テップ210にてステップモータ51が左方向に1ステ
ツプだけ回転制御され、ステップ212にて旧ステップ
数Soが前記ステップモータ51の回転に合わせて「1
」だけ減ぜられる。このように、新ステップ数Snと旧
ステップ数Soが異なる場合には、ステップ204〜2
12の処理によりステップモータ51の回転が制御され
、この「タイマインタラブドプログラム」は所定時間毎
に繰り返し実行されるので、ステップモータ51の回転
角は新ステップ数Snに設定制御されることになる。 このステップモータ51の回転はウオーム48及びホイ
ール42aを有する偏心ロッド44を介して回転板46
に伝達され、同回転板46は軸線L1回りに回転する。 この回転板46の回転の結果、前記軸線Llに対して偏
心したレバー43の上端部はステップモータ51の回転
量に応じて312図及び9J3図の左右方向へ変位する
。この変位により、レバー43の中間部に連結ロッド4
2を介して接続したスプール38bも同方向へ変位して
、スリーブ38aとスプール38bとの間には相対的な
変位が生じる。この場合、スプールバルブ38は、リレ
ーロッド31及びレバー43との協働により、スリーブ
38aとスプール38bとの相対的な変位をなくすよう
に、パワーシリンダ35に対する作動油の給排を制御し
て、リレーロッド31を前記レバー43の上端部の変位
量に対応した量だけ左右方向へ変位させるので、左右後
輪RWI、  RW2はステップモータ51の回転角す
なわち新ステップ数Snに対応して操舵される。 この場合、ハウジング32内が常温にあって、温度上昇
に伴うスリーブ38aに対するスプール38bの相対的
変位量が「0」であれば、前記ステップ112により設
定される修正量ΔSは「0」であり、かつ新ステップ数
Snは前記ステップ110の処理により目標後輪操舵角
θr傘に対応させて変換したものであるので、左右後輪
RWI、RW2は前記目標後輪操舵角01本に操舵され
ることになる。 一方、エンジン回転数の上昇に伴う作動油の急速な還流
、#I繁な左右後輪RWI、RW2の操舵(パワーシリ
ンダ35に対する作動油の頻繁な給排)などにより、ハ
ウジング32内の温度が上昇すると、前述したように、
スプール38bは熱膨張によりスリーブ38aに対して
jI2図及び第3図の右方向へ変位するようになる。こ
の場合、上記実施例においては、前記ステップ112,
114の処理により、温度Tに基づいて決定した修正量
ΔSだけ新ステップ数Snが7hさく設定されるので、
前記修正量ΔSがrOJの場合に比べて、ステップモー
タ51は修正量ΔSだけ左方向へ回転制御される。この
ステップモータ51の左方向への回転は回転板46の第
2図にて左方向の回転に対応するので、レバー43の上
端及びスプール38bは修正量ΔSに対応した量だけ左
側に修正設定される。 これにより、熱膨張によるスリーブ38aとスプール3
8bとの前記相対的な変位差は修正量Δ、Sにより打ち
消される。 その結果、左右後輪RWI、RW2を中立状態に制御し
ている場合には、スプールバルブ38が中立状態に維持
されて、同バルブ38に付与される作動油圧が低く保た
れるのでタンデムポンプ18、スプールバルブ38.パ
ワーシリンダ35、これらの配管などの油圧系の耐久性
が向上する。 このことについて、第11図を用いて説明する。 リレーロッド31はパワーシリンダ35の作動油圧がス
プリング36の付勢力より大きくなったときに初めて左
右に変位するので、熱膨張によるスリーブ38aに対す
るスプール38bの相対的変位ΔXが小さければ、パワ
ーシリンダ35に供給される作動油圧Δpが前記付勢力
よりホさいので、左右後輪RWI、RW2は中立状態に
保たれる。 しかし、前記修正量ΔSによるステップモータ51の制
御を行わない場合には、前記作動油圧Δpがパワーシリ
ンダ35に付与されるとともに、このためにスプールバ
ルブ38の入力油圧も上昇してタンデムポンプ18及び
スプールバルブ38には不必要な油圧力が付与されるの
で、タンデムポンプ18、スプールバルブ38、パワー
シリンダ35及びこれらの配管などからなる油圧系に無
駄な負荷が付与されて同油圧系の耐久性が悪化するが、
前記ΔSによる修正制御によって前記変位差ΔXが打ち
消されると、パワーシリンダ35に供給される作動油圧
はrOJになり、これに伴い他の油圧系に付与される油
圧も減少するので、油圧系の耐久性が向上する。また、
前記熱膨張によるスリーブ38aに対するスプール38
bの相対的変位が前記場合より大きくて、この相対的変
位のためにパワーシリンダ35に付与される作動油圧が
スプリング36の付勢力に打ち勝つと、前記修正量ΔS
によるステップモータ51の制御を行わない場合には、
前記熱膨張に起因して左右後輪RWI、  RW2が操
舵されて車両の直進性が悪化するが、前記修正量ΔSに
より前記変位差ΔXが打ち消されると、車両の直進性も
良好となる。 さらに、前記修正量ΔSによるステップモータ51の制
御を行わない場合には、前記熱膨張による相対的変位の
大きさとは無関係に、左右後輪RW1、RW2の左右の
操舵量に差が生じ、同後輪にの操舵における制御精度が
悪化するので、車両の操安性が悪化するが、前記修正量
ΔSにより前記変位差ΔXが打ち消されると、前記左右
後輪RWI。 RW2の操舵における制御精度が良好となるので、車両
の操安性が良好となる。 なお、上述のような各種センサ71〜75及びマイクロ
コンピュータ76による電気的な左右後輪RWI、RW
2の操舵制御はハンドル舵角θfが小さくて、カムプレ
ート55が回転しても、その回転量が小さいために、駆
動ロッド53及びスリーブ38aがほぼ基準位置にあっ
て、ケーブル57.58を介した機械的な制御が左右後
輪RWI。 RW2の操舵制御に影響を与えない場合におけるもので
ある。 一方、操舵ハンドル14が大きく回動されて左右前輪F
WI、FW2の操舵角が大きくなると、ラックパー11
に連動したサブラックパー65の軸方向の変位によりプ
ーリ61の回転角が大きくなるとともに、ケーブル57
,58及びプーリ55を介して回転駆動されるカムプレ
ート55の回転角も大きくなり、i動ロッド53が軸方
向に変位し始める。この変位により、スリーブ38aが
同方向へ変位して同スリーブ38aとスプール38bと
の間には相対的な変位が生じて、前述のスプールバルブ
38、パワーシリンダ35、リレーロッド31及びレバ
ー43の油圧倣い作用により、左右後輪RWI、RW2
が操舵制御される。この操舵制御においては、カムプレ
ート55のカム溝55aの形状により、左右後輪RWI
、RW2は左右前輪FWI、FW2に対して逆相に操舵
されるように設定されているので、かかるケーブル57
.58、カムプレート55等による機械的な逆相操舵制
御により、低速走行時の車両の小回り性能が向上する。 なお、かかる場合にも、前述の電気的な操舵制御も作用
しているが、その制御量がこの機械的な操舵制御に比べ
て小さいので、同場合には前記機械的な操舵制御が優先
する。 なお、上記実施例においては、温度Tに応じて変化する
修正量ΔSを新ステップSnから減算してハウジング3
2内の温度上昇に伴うスリーブ38aに対するスプール
38bの相対的変位を修正するようにしたが、新ステッ
プ数Snと旧ステップ数S。 はその相対的な差によりステップモータ51の回転角を
制御するものであるので、前記修正量ΔSを新ステップ
数Snに加味する代わりに旧ステップ数Soに加味して
も同じ結果が得られる。また、ステップモータ51の回
転角に対応した修正量ΔSを決定する代わりに、前記修
正量ΔSに相当する後輪操舵角の修正量Δθを決定して
、同修正量Δθを目標後輪操舵角θy4に加味して同操
舵角θylを温度Tに応じて修正するようにしても同じ
結果が得られる。 さらに、上記実施例においては、温度センサ74をハウ
ジング32に組み付けて直接的に同ハウジング32内の
温度を検出するようにしたが、ハウジング32内に供給
されている作動油は循環しているものであるので、前記
温度センサ74を、タンデムポンプ18、同ポンプ18
からスプールバルブ38への作動油供給路、同バルブ3
8からリザーバ23への排出路等に設けるようしてもよ
い。また、このハウジング32内の作動油の温度上昇は
、作動油の循環速度すなわちエンジンの回転数に大きく
依存しているので、前fil!温度Tをエンジン回転数
から推定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は上記特許請求の範囲に記載した本発明の構成に
対応したクレーム対応図、12図は本発明の一実施例に
係る四輪操舵車の全体概略図、第3図は第2図の後輪操
舵装置の詳細を示す縦断面図、第4図は第3図のIV−
IV線に沿って見た端面図、第5図及び第6図は111
図のマイクロコンピュータにて実行されるプログラムの
フローチャート、第7図は車速Vに対するj11係数に
+の変化特性グラフ、第8図は車速■に対する第2係数
に2の変化特性グラフ、!I9図は目標後輪操舵角θy
4からステップモータのステップ数への変換特性図、$
10図は後輪操舵装置の温度上昇に対する修正量の変化
特性図、第11図はスプールバルブの状態と後輪操舵量
及び同状態とパワーシリンダの作動油圧との関係を示す
グラフである。 符  号  の  説  明 A・・・前輪操舵装置、B・・・後輪操舵装置、C・・
・電気制御装置、FWI、FW2・・・前輪、RWI、
RW2− −v&輪、18・・・タンデムポンプ、31
・・・リレーロッド、 35・・パワーシリンダ、38
・・・スプールバルブ。 38a・・・スリーブ、 38b・・・スプール、43
・・・レバー、51・・・ステップモータ、71・・・
前輪操舵角センサ、72・・・車速センサ、 73・・
・ヨーレートセンサ、 74・温度センサ、75・・・
回転角センサ、76・・マイクロコンピュータ。 第1図 出願人  トヨタ自動車株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  バルブとバルブ本体とからなる油圧倣いバルブ装置を
    内蔵しバルブ本体に対するバルブの相対的変位により後
    輪を操舵する後輪操舵機構と、前記バルブに動力伝達可
    能に接続した電気アクチュエータと、前記電気アクチュ
    エータを駆動して前記バルブの変位量を制御する電気制
    御手段とを備えた四輪操舵車の後輪操舵制御装置におい
    て、後輪操舵機構の温度を検出する温度検出手段と、前
    記温度検出手段により検出された温度に応じて前記電気
    制御手段を制御して同電気制御手段により制御されるバ
    ルブの変位量を同検出された温度に応じて修正すること
    により前記後輪操舵機構の温度変化に伴うバルブ本体に
    対するバルブの相対的変位を打ち消す温度修正手段とを
    設けたことを特徴とする四輪操舵車の後輪操舵制御装置
JP21350990A 1990-08-10 1990-08-10 四輪操舵車の後輪操舵制御装置 Expired - Fee Related JPH0813651B2 (ja)

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