JPH049495Y2 - - Google Patents

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JPH049495Y2
JPH049495Y2 JP16412788U JP16412788U JPH049495Y2 JP H049495 Y2 JPH049495 Y2 JP H049495Y2 JP 16412788 U JP16412788 U JP 16412788U JP 16412788 U JP16412788 U JP 16412788U JP H049495 Y2 JPH049495 Y2 JP H049495Y2
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hole
magnetic valve
valve
fluid
magnetic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は磁力式緊急遮断弁に関し、特に、微
小な圧力が瞬時に作用した場合であつても作動す
ることのできる磁力式緊急遮断弁に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
一般に、磁力式緊急遮断弁にあつては、第3図
に示すように構成されている。
すなわち、ケーシング21内に、一端を貫通し
ない状態で大径孔24を穿設するとともに、閉塞
した部分に孔を穿設してこの孔を流入孔22と
し、この流入孔22を囲んだ状態で前記大径孔2
4の内部には所定の高さで内方に突出するととも
に、端部が開口している浮上台25が設けられ、
この浮上台25の周面には所定の間隔(実施例で
は4つ)の孔27が穿設されている。
また、ケーシング21の他端には中央部に流出
孔23が穿設されるとともに、この流出孔23を
囲んでコイル26が巻回されているマグネツト座
30が位置し、さらに、前記流出孔23とコイル
26との間にはOリング31が配設されている。
そして、前記大径孔24の内部には、前記浮上
台25の開口端を閉塞し得る大きさのマグネツト
弁29が設けられている。
上記のように構成されている磁力式緊急遮断弁
にあつては、通常は前記浮上台25の開口端はマ
グネツト弁29によつて閉塞されているので流入
孔22から流入した流体は浮上台25の孔27を
通つて大径孔24の中央部に達し、流出孔23を
介して流出するようになつている。
この時、前記マグネツト弁座30のコイル26
は通電されていて、マグネツト弁座30は所定の
磁力F2を矢印方向で作用しているとともに、前
記マグネツト弁29は所定の磁力F1で前記浮上
台25に吸着し、また、流体が前記マグネツト弁
29に作用する力はF3となつている。
したがつて、通常の流体圧の場合には流体によ
る作用力F3によつてはマグネツト弁29は浮上
台25から離間することなく、したがつて、流入
した流体は浮上台25の孔27を通過するように
なつている。
そして、流入する流体の圧力が高くなつた場
合、流体が前記マグネツト弁29に作用する力F
3がマグネツト弁29が浮上台25に吸着する力
F1に打ち勝つてマグネツト弁29を上昇し、こ
の上昇によつてマグネツト弁29にはマグネツト
弁座30のコイル26による吸着力F2が大きく
作用し、したがつて、マグネツト弁29はマグネ
ツト弁座30に吸着されて流出孔23を閉塞して
流体の流れを緊急に停止するようになつている。
しかしながら、上記のように構成されている従
来の磁力式緊急遮断弁にあつては、流体の流れの
上流側に瞬時に微小な圧力変動が発生した場合に
は、前記浮上台25の孔27を介してこの圧力が
逃げてしまい、すなわち、流体によるマグネツト
座の作用力F3としてこの作用力F3が増大する
以前に孔を介して圧力が逃げてしまうので、流体
内に生じた瞬時の微小な圧力には的確に作動する
ことができないという問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、流体内に瞬時に微小
な圧力変動が生じた場合であつても確実に遮断す
ることのできる磁力式緊急遮断弁を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、流
入孔と流出孔とを有するケーシングの内部の前記
流入孔側に、筒状をなし、かつ、側面に孔が穿設
されている浮上台を配設するとともに、前記流出
孔側に、マグネツト弁座を配設し、前記ケーシン
グの内部にマグネツト弁を位置して、前記浮上台
の上面に吸着されて上面を閉塞する位置と、前記
マグネツト弁座に吸着されて流出孔を閉塞する位
置との間を移動可能とし、さらに、前記浮上台
に、それを囲んだ状態で環状の補助弁を上下方向
に移動可能に配設し、流体の圧力が設定値以下の
時、流体は前記浮上台の孔、前記浮上台と環状の
補助弁との間、およびマグネツト弁と大径孔との
間を通つて流出孔から流出し、設定値になつた
時、前記補助弁が上昇してマグネツト弁と大径孔
との間を閉塞して前記マグネツト弁にのみ流体が
作用し、前記マグネツト弁が浮上台から離隔した
のち、前記マグネツト弁座に吸着され、前記流出
孔が閉塞して流体の流れが阻止される手段を採用
したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
流体が設定値以上の圧力となつた際には緊急に流
路を閉塞し、しかも、補助弁の作用によつて流体
の圧力がマグネツト弁にのみ作用するので瞬時に
微小な圧力変動が生じた場合であつても、確実に
流路を遮断できることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図および第2図にはこの考案による磁力式
緊急遮断弁が示されていて、前記従来のものと同
様に、ケーシング1内に、一端を貫通しない状態
で大径孔4を穿設するとともに、閉塞した部分に
孔を穿設してこの孔を流入孔2とし、この流入孔
2を囲んだ状態で前記大径孔4の内部には所定の
高さで内方に突出するとともに、端部が開口して
いる浮上台5が設けられ、この浮上台5の周面に
は所定の間隔(実施例では4つ)の孔7が穿設さ
れている。
また、ケーシング1の他端には中央部に流出孔
3が穿設されるとともに、この流入孔3を囲んで
コイル6が巻回されているマグネツト弁座10が
位置し、さらに、前記流出孔3とコイル6との間
にはOリング11が配設されている。
そして、前記大径孔4の内部には、前記浮上台
5の開口端を閉塞し得る大きさのマグネツト弁9
が設けられている。
さらに、前記浮上台5の外周部には、環状をな
した非磁性体からなる補助弁12が上下動可能に
配設されており、この補助弁12は、その外周が
前記大径部とほぼ同一の大きさとなつているとと
もに、内周はマグネツト弁9の外周よりも小径
で、かつ、前記浮上台5の外周よりも大きくなつ
ていて、浮上台との間で間隙を形成しており、そ
して、前記大径孔4の段部1aと係合して、それ
より下方への移動は阻止されている。
つぎに前記のものの作用について説明する。
まず、流入する流体の圧力が所定の圧力値より
も低い場合、前記浮上台5の上端の開口端はマグ
ネツト弁9が作用力F1で吸着しているので、こ
のマグネツト弁9で閉塞され、流入孔2から流入
した流体は浮上台5の孔7および浮上台5と補助
弁12との間の間隙を通り、さらに、マグネツト
弁9と大径孔4との間を通つて大径孔4の中央部
に達し、流出孔3を介して流出するようになつて
いる。
この時、前記マグネツト弁座10のコイル6は
通電されていて、マグネツト弁座10は所定の磁
力F2が矢印方向に作用し、一方、前記マグネツ
ト弁9は所定の磁力F1で前記浮上台5に吸着
し、また、前記補助弁12に関しては、流入する
流体の圧力が設定値よりも低い場合の作用力F3
によつては上昇することなく、段部1aに当接し
た状態で保持されるように補助弁12が設定され
ているので、通常の流体圧の場合には前記流体の
作用力F3によつては補助弁12は段部1aに当
接した下方位置に位置し、これによつて補助弁1
2と浮上台5との間、および補助弁12とマグネ
ツト弁9との間には通路が形成されるようになつ
ている。
そして、流入する流体の圧力が高くなつた場
合、流体が作用力F3で前記補助弁12の下面に
作用し、この作用力F3で前記補助弁12は上方
に移動して補助弁12の上面が前記マグネツト弁
9の下面に当接することとなり、したがつて、流
入した流体が大径部4の中央部に流れることは確
実に阻止され、流体の作用力F3が前記マグネツ
ト弁9にすべて作用することとなる。
この作用力F3が前記マグネツト弁9が浮上台
に吸着する力F1に打ち勝つた際にマグネツト弁
9を上昇し、この上昇時にマグネツト弁9には前
記マグネツト弁座10のコイル6による吸着力F
2が作用し、したがつて、マグネツト弁9は、そ
の上昇の初期には流体の作用力F3により、ま
た、上昇した後はコイル6による吸着力F2によ
つて上昇してマグネツト弁座10に吸着されて流
出孔3を閉塞して流体の流れを緊急に停止するよ
うになつている。
したがつて、補助弁12の作用によつて流体の
圧力が瞬時、かつ、微小に変動した場合であつて
も、その変動した圧力をすべて前記マグネツト弁
9に作用されることができ、これによつて、圧力
変動に対する応答性を著しく高めることができる
ものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
流体に生じた圧力変動を確実にマグネツト弁に伝
えることができ、これによつて瞬時、かつ、微小
な圧力変動であつてもマグネツト弁を確実に浮上
して流路を遮断することができ、しかも、従来の
ものに単に環状の補助弁を増加することだけで達
成することができるなどのすぐれた効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による磁力式緊急遮断弁の概
略縦断面図、第2図は平面図、第3図は従来の磁
力式緊急遮断弁の概略縦断面図である。 1,21……ケーシング、1a……段部、2,
22……流入孔、3,23……流出孔、4,24
……大径孔、5,25……浮上台、6,26……
コイル、7,8,27……孔、9,29……マグ
ネツト弁、10,30……マグネツト弁座、1
1,31……Oリング、12……補助弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入孔と流出孔とを有するケーシングの内部の
    前記流入孔側に、筒状をなし、かつ、側面に孔が
    穿設されている浮上台を配設するとともに、前記
    流出孔側に、マグネツト弁座を配設し、前記ケー
    シングの内部にマグネツト弁を位置して、前記浮
    上台の上面に吸着されて上面を閉塞する位置と、
    前記マグネツト弁座に吸着されて流出孔を閉塞す
    る位置との間を移動可能とし、さらに、前記浮上
    台に、それを囲んだ状態で環状の補助弁を上下方
    向に移動可能に配設し、流体の圧力が設定値以下
    の時、流体は前記浮上台の孔、前記浮上台と環状
    の補助弁との間、およびマグネツト弁と大径孔と
    の間を通つて流出孔から流出し、設定値になつた
    時、前記補助弁が上昇してマグネツト弁と大径孔
    との間を閉塞して前記マグネツト弁にのみ流体が
    作用し、前記マグネツト弁が浮上台から離隔した
    のち、前記マグネツト弁座に吸着され、前記流出
    孔が閉塞して流体の流れが阻止されることを特徴
    とする磁気式緊急遮断弁。
JP16412788U 1988-12-19 1988-12-19 Expired JPH049495Y2 (ja)

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JPH0284074U JPH0284074U (ja) 1990-06-29
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