JPH049099B2 - - Google Patents

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JPH049099B2
JPH049099B2 JP27122385A JP27122385A JPH049099B2 JP H049099 B2 JPH049099 B2 JP H049099B2 JP 27122385 A JP27122385 A JP 27122385A JP 27122385 A JP27122385 A JP 27122385A JP H049099 B2 JPH049099 B2 JP H049099B2
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JP
Japan
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mill
mill body
grinding
grinding medium
arc discharge
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JP27122385A
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JPS62132555A (ja
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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は振動ボールミル、とりわけ窯業原料や
研摩剤の原料に用いるマグネシア(MgO)、アル
ミナ(Al2O3)、ジルコニア(ZrO2)、炭化ケイ素
(SiC)等を粉砕するに適した振動ボールミルに
関するものである。
(従来の技術) 窯業原料や研摩研削剤の原料となるマグネシ
ア、アルミナ等の粉体製品は高アルミナ質原料や
マグネシア原料を予め電気炉で熔融し、結晶を大
きく発達させて電融アルミナや電融マグネシアを
生成し、しかる後にこれを適度の粒度に粉砕して
各種の用途に供されている。
すなわち上述したアルミナ、マグネシア、炭化
ケイ素、ジルコニア等の粉末製品の製造には当然
のことながら電気炉と粉砕機を使い、熔融工程と
粉砕工程を別々に行なうことが常識であつた。そ
のため生産性を低くコスト高となるのはやむを得
ないことと考えられていた。
(発明の目的、構成) 本発明は上記問題点に鑑み、粉砕機能だけでな
く熔融機能をも併せ持ち熔融工程と粉砕工程を同
時に実施できる、従来存在しなかつた粉砕機を提
供することを目的とする。
従来より粉砕機には種々の形式、構造のものが
提案されているが、上記目的を達成するため本発
明者は特に振動ボールミルに着目した。すなわち
上記目的に沿う本発明の構成は粉砕すべき原料と
粉砕媒体をミル本体に装填し、該ミル本体をスプ
リングで支持するとともに、モータにより回転駆
動されるシヤフトに偏心加振源を取り付け、該偏
心加振源の回転によりミル本体を振動させ、粉砕
媒体に運動を与えて粉砕を行う振動ボールミルに
おいて、 前記粉砕媒体を導電性材料でつくるとともにミ
ル本体内部にアーク放電を発生させるための電極
を配設したことを要旨とする。
(作用) 本発明によれば、ミル本体に振動を加えて、粉
砕媒体を跳躍させると電源と導電性粉砕媒体及び
導電性粉砕媒体同士の間で衝突、反発が繰り返さ
れる。そこで、電極間に高電圧を印加すると電極
と導電性粉砕媒体間でアーク放電が発生し、アー
ク熱によりアーク放電の電路中にある原料が瞬時
に熔融する。同時に粉砕媒体同士の衝突及び粉砕
媒体とミル周壁の衝突によりこれら両者の間にあ
る原料が粉砕される。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を詳述する。
図は本実施例の一部破断正面図である。図中、
1および2は円筒形のミル本体であり、フレーム
3により両者が一体に振動するように連結してあ
る。またミル本体1と2の間には通路(図示せ
ず)が設けてあり、粉砕すべき原料はミル1で粉
砕した後ミル2に移送され、ここでさらに微粉砕
される。フレーム3にはモータ(図示せず)によ
り回転駆動されるシヤフト4が回転自在に軸架し
てあり、このシヤフト4に偏心重錘5が加振源と
して取り付けてある。またフレーム3の左右に突
設したアーム6,7と機台8,9の間にスプリン
グ10,11が介装してある。
前記ミル本体1の内部にはその中心部に電極1
2を配設するとともにミル本体のケーシング13
の内側に電極14を取り付ける。両電極間には発
電機、変圧機等よりなる電源部15から高電圧が
印加される。また粉砕媒体としてチルド鋳鉄やモ
リブデン合金鋼など導電性の金属性ボール16を
装入しておく。
本実施例は以上の構成よりなり、モータを起動
してシヤフト4を駆動し偏心重錘5を回転させる
とミル本体1,2が加振されてミル内の金属性ボ
ール16が跳躍し始め、金属性ボール16が電極
12,14と衝突、反発を繰り返すとともにボー
ル16同士も衝突、反発を繰り返す。そこで電極
12,14間に電源部15から高電圧を印加する
と両電極間とその間に散在する金属性ボールとの
間でアーク放電が発生する。とくに金属性ボール
16と電極12,14及びボール同士間の衝突、
反発はミル1内の至るところで頻繁に繰り返され
るので安定したアーク放電が得られるとともに刻
一刻とその発生箇所を変えてアーク放電が発生す
る。アーク放電が発生すると放電路上にある原料
はアーク熱により瞬時に熔融して電融アルミナや
電融マグネシア等が生成する。同時に生成した電
融物質はボール16同士の衝突及びボールとミル
内壁との衝突により粉砕される。
(発明の効果) 本発明によれば、各種粉砕機のうちとくに振動
ボールミルに着目し、これに熔融機能を付加する
ことにより電融アルミナや電融マグネシア等の電
融物質を生成するための熔融工程とその後に行う
粉砕工程が一台の装置で同時に実施できるので、
工程が簡略化されて生産コストを低減できるうえ
に製品の品質が均一になるという顕著な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示す一部破断正面図で
ある。 1……ミル本体、4……シヤフト、5……偏心
加振源、10,11……スプリング、12,14
……電極、15……電源部、16……導電性粉砕
媒体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉砕すべき原料と粉砕媒体をミル本体に装填
    し、ミル本体をスプリングで支持するとともに、
    モータにより回転駆動されるシヤフトに偏心加振
    源を取り付け、該偏心加振源の回転によりミル本
    体を振動させ、粉砕媒体に運動を与えて粉砕を行
    う振動ボールミルにおいて、 前記粉砕媒体を導電性材料でつくるとともに、
    ミル本体内部にアーク放電を発生させるための電
    極を配設したことを特徴とする前記振動ボールミ
    ル。
JP27122385A 1985-12-02 1985-12-02 振動ボ−ルミル Granted JPS62132555A (ja)

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JP27122385A JPS62132555A (ja) 1985-12-02 1985-12-02 振動ボ−ルミル

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JP27122385A JPS62132555A (ja) 1985-12-02 1985-12-02 振動ボ−ルミル

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JPS62132555A JPS62132555A (ja) 1987-06-15
JPH049099B2 true JPH049099B2 (ja) 1992-02-19

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JP2006150160A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Hosokawa Funtai Gijutsu Kenkyusho:Kk 粉体膜形成装置

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JPS62132555A (ja) 1987-06-15

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