JPH0489250A - 低発煙性床材 - Google Patents

低発煙性床材

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JPH0489250A
JPH0489250A JP20437490A JP20437490A JPH0489250A JP H0489250 A JPH0489250 A JP H0489250A JP 20437490 A JP20437490 A JP 20437490A JP 20437490 A JP20437490 A JP 20437490A JP H0489250 A JPH0489250 A JP H0489250A
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JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
chloride resin
smoke
pts
oxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP20437490A
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English (en)
Inventor
Chiyuki Hamada
浜田 千之
Takeo Tanaka
田中 丈夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Toli Corp
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Toli Corp
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Publication date
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  • Floor Finish (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は火災時等の燃焼に際して発煙量が極めて少な
い床材に関する。
(従来技術とその問題点) 従来よりポリ塩化ビニル(pvc)を使用した床材は多
数使用されている。
しかし、PvCを使用した床材は火災に際し多くの煙を
発生させるので好ましくない。
これまで数種類のpvc発煙抑制組成物として知られて
いるが、床材としての性質に優れ。
かつ、顕著な発煙抑制性のある床材用組成物は従来知ら
れていなかった。
(問題点を解決する手段) 本願は床材としての性能を満足させ、しかも発煙抑制量
の少ない床材に関するものである。
表面装飾層とポリ塩化ビニル裏打ち材を有する床材にお
いて、該裏打ち材が塩化ビニル樹脂100重量部に1〜
30重量部のアンチモン酸化物、酸化亜鉛及び多価アル
コール系安走化助剤とを配合してなる塩化ビニル樹脂組
成物からなることを特徴とする低発煙性床材である。
以下図面に基づいて本願発明を説明する。
第1図は本願発明床材の断面図で、1はPVC裏打ち材
である。
裏打ち材1において、 本発明に使用される塩化ビニル樹脂は、通常の塩化ビニ
ル樹脂でよく、重合度の大小は問わない。
本発明に使用されるアンチモン酸化物は、粒径が0.1
〜20μm程度の二酸化アンチモンまたは五酸化アンチ
モンの通常品でよい。
アンチモン酸化物の配合量は塩化ビニル樹脂組成物の目
的とする璽燃グレードによって配合量が異なるものの、
塩化ビニル樹脂100重量部に対し1〜30重量部が好
適である。
本発明に使用される酸化亜鉛は、粒径が0.2〜20μ
m程度の通常品でよい。酸化亜鈴の配合量は塩化ビニル
樹脂100重量部に対し好ましくは0.5〜10重量部
であり、より好ましくは1〜5重量部である。am化亜
鉛の配合量が1重量部より少ないと発煙抑止効果が小さ
く、逆に酸化亜鉛の配合量が10重量部以上では発煙抑
止効果の伸びが停止してしまう。
また他の亜鉛化合物、例えば炭酸亜鉛では、酸化亜鉛と
比較して発煙抑止効果が小さく、硫化亜鉛では、鉛系安
定剤を配合した系での硫化汚染がある等、酸化亜鉛以外
の亜鉛化合物では実用化が困難である。
本発明に使用される多価アルコール系安定化助剤は、ペ
ンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペ
ンタエリスリトール等を少なくとも一種含む多価アルコ
ール、または該多価アルコールと酢酸、プロピオン酸等
の一価のカルボン酸やアジピン酸1.グルタミン酸等の
二価のカルボン酸との部分エステルであって、その分子
中に一個以上の水酸基を持つ化合物であればよい。この
場合の多価アルコール系安定化助剤は多価アルコールま
たは多価アルコールと有機酸との部分エステルを各々単
独かまたはこれらの混合物であってもよい。配合量は塩
化ビニル樹脂100重量部に対し、好ましくは0.2〜
5重量部であり、さらに好ましくは塩化ビニル樹脂との
相溶性のよい、ジペンタエリスリトールとアジピン酸と
の部分エステルと多価アルコールとの混合物であって該
混合物中の多価アルコールの含有率が10〜80重量%
である混合物(例えば味の素■製プレンライザー 5T
−210)を0.5 〜3重量部である。
本発明に使用される塩化ビニル樹脂組成物は使用目的に
よって可塑剤、例えばジオクチルフタレート、ジイソデ
シルフタレート等のフタル酸エステル、トリクレジルホ
スフェート等のりん酸エステル、ジオクチルアジペート
、ジオクチルセバケート等の脂肪酸エステル、アジピン
酸ポリエステル、フタル酸ポリエステル等のポリエステ
ル系可塑剤の中から一種以上を塩化ビニル樹脂100重
量部に対し、25〜120重量部を配合し、また、その
−部をエポキシ化大豆油、塩素化脂肪酸エステル、塩素
化パラフィン等で置き換えてもよい。
さらに上記組成物中にPVC100重量部に対し水酸化
アルミニウムを10〜200重量部添加することにより
発煙抑制性はさらに向上する。
本発明の塩化ビニル樹脂組成物は、必要に応じ前記以外
に安定剤、滑剤、無機充填剤、難燃剤、着色剤等を添加
しても構わない。
裏打ち材1は厚さが好ましくは0.3〜7.0閣、さら
に好ましくは0,4〜5.5+m+であり、上記裏打ち
層中にガラス繊維基材2が介在される。基材2はガラス
繊維の織布または不織布で好適な寸法安定性と反り防止
性が得られる。
裏打ち層は上記基材により上層1aと下層lbに分けら
れる。
上記基材が裏打ち層の上層:下層の厚さの比が好ましく
は1 : 2−5になるように形成されると、タイルが
反らないので、置敷きタイルとしては画期的である。
上記裏打ち層上1に模様層3が形成される。
模様層はロータリースクリーンによる印刷でも、転写法
を利用してもよい、また、予め印刷されたフィルムを積
層してもよい、また、印刷によらないランダム模様でも
よい。
模様層3上に0.1〜1.0■、さらに好ましくは0 
、3〜0 、7 m (7)比較的厚いPvCペースト
層、他の軟質透明摺脂層4.またはUV硬化性樹脂層5
が形成されてる。この透明樹脂層4.5は立体感と傷付
防止に寄与する。
この時、この透明樹脂層4中にも発煙抑制組成物を添加
することにより、さらに床材の低発煙化を推進すること
ができる。
例えば、PvCペースト中に塩素化パラフィンと五酸化
アンチモンよりなる難燃剤に12−ヒドロキシステアリ
ン酸、ジベンジリデンソルビトール、N−ラウロイル−
し−グルタミン酸ジブチルアミドのうち少なくとも1種
を塩素化パラフィンに対し0.01〜0.5重量%配合
した混合物を添加することにより得られる。
本発明に係る塩素化パラフィンとしては、ワックスまた
はn−パラフィンを塩素化した塩素含有量10〜65%
の粘稠液体が用いられる。
また、五酸化アンチモンは金属アンチモンの混硝酸によ
る酸化、三酸化アンチモンの過酸化水素による酸化、ア
ンチモン酸塩の酸分解等により製造されたものが用いら
れる。五酸化アンチモンは塩素化パラフィンに対し同重
量以下が望ましい、五酸化アンチモンの分散性向上剤と
して、12−ヒドロキシステアリン酸、ジベンジリデン
ソルビトール、N−ラウロイル−し−グルタミン酸ブチ
ルアミドのうち少なくとも1種が塩素化パラフィンに対
し0.Olから0.5重量%用いられる。
組成物は塩素化パラフィンを8.0〜160℃に加熱し
、12−ヒドロキシステアリン酸、ジベンジリデンソル
ビトール、N−ラウロイル−し−グルタミン酸ブチルア
ミドのうち少なくとも1種を加え、溶解後冷却し、これ
に五酸化アンチモンを加え混合することにより得られる
。上記複合難燃組成物がpvcペースト中に混合される
と、PvCペースト層は透明性を損なうことなく難燃性
が付与され、床材の商品価値が格段に向上する。
さらに透明樹脂層にワックスまたはUV4td脂の0.
1〜100μmの厚さの被覆層5が形成され、傷付等が
防止される。
このようにして本願発明の低発煙性床材6が得られる。
第2図は本願発明の実施態様断面図で具体的にはカーペ
ット類の断面図であり、カーペット類とはPvC組成物
で裏打ちされたタイルカーペット、カーペットマット、
またはロール状カーペットである。
裏打ち材7は前述のようにPvC中に塩化ビニル樹脂1
00重量部に対し、望ましい実施態様として1〜30重
量部のアンチモン酸化物、1〜10重量部の酸化亜鉛及
び0.2〜5重量部の多価アルコール系安定化助剤とを
配合してなる塩化ビニル樹脂組成物であり、カーペット
類9の発煙抑制性能向上に大きく寄与する。
8はパイル生地であり、パイル生地としては、ループパ
イルタフト生機、カットパイルタフト生機、ボンデツド
パイル等が例示される。
このように本願発明はカーペットの低発煙性向上にも大
きく貢献する。
(発明の効果) ■裏打ち材の性能を何ら損なうことなく、N燃性と低発
煙性の優れた床材を得ることができた。
■タイルカーペット等のカーペット類にも優れた難燃性
と低発煙性を付与することができた。
(実施例) 実施例1〜3、比較例1.2 ポリエステル不織布に第1表の実施例1.2、比較例1
.2の配合A組成物を塗布し、さらにガラス不織布を積
層して硬化し、全体で1.35■厚の基材を形成し、そ
の上に0.15■厚の印刷層と、第1表の配合Bの実施
例1.2、比較例1.2の0.5■厚の透明表面層を積
層して全体が 2.00■厚の床材を得、さらにUV硬化性樹脂を塗布
しUvを照射して硬化した。
実施例および比較例の試料は燃焼試験箱内に設置された
燃焼炉により試料表面を一定幅射熱(2,5W/cff
l)で加熱しくノンフレーミング法はこのままだがフレ
ーミング法では更にプロパンガス50m1/分、空気5
00+++1/分を供給したバーナーの炎と併用し)発
生する煙の量を光学的に測定するNB5発煙性試験装置
(東洋精機製作所■製)により次式に従って発煙量DS
を求めた。結果は第1表に示す。
■ DS=      l o gIO(Fo/F)−L 式中の記号は以下の通り、 DS=比視覚濃度 V :燃焼箱の容積 A :試験片の暴露面積 L :光路長 Fo:入射光量 F :伝播光量 *I  AQ−Mg系  難燃剤 *2  ZnOと5b208とプレンライザー5T21
0の混合物からなる減煙型難燃剤 上記の結果、実施例1と比較例1、比較例2を比較して
も実施例1のDS値は顕著に優れていることが理解され
る。
また実施例2と比較例2を比較してもDS値は実施例2
の方が低く良好な低発煙性を示した。
実施例3 さらにナイロンBCFのパイルをポリエステル不織布に
タフティングした表面層に実施例1と同じ裏打ち層を形
成したタイルカーペットを実施例1と同じ方法でDS値
を測定した。
DS値(ノンフレーミング法)=420であり、極めて
低い低発煙性を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明床材断面図、第2図はカーペット類の断
面図である。 1はPvC裏打ち材、4は透明樹脂層、6は本発明低発
煙床材、8はパイル生地、9はカーペット類である。 以上 特許出願人 東洋リノリユーム株式会社同  味の素株
式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面装飾層とポリ塩化ビニル裏打ち材を有する床材
    において、該裏打ち材がポリ塩化 ビニルアンチモン酸化物、酸化亜鉛及び多 価アルコール系安定化助剤とを配合してな る塩化ビニル樹脂組成物から成ることを特 徴とする低発煙性床材。 2、多価アルコール系安定化助剤が、(イ)多価アルコ
    ール、(ロ)多価アルコールと有 機酸との部分エステル、又は(イ)と(ロ)の混合物を
    配合してなる請求項1の低発煙 性床材。 3、表面装飾層が低発煙性ポリ塩化ビニル組成物の樹脂
    層を含む請求項1の低発煙性床材。 4、表面装飾層がパイル生地であることを特徴とする請
    求項1の床材。
JP20437490A 1990-07-31 1990-07-31 低発煙性床材 Pending JPH0489250A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013540036A (ja) * 2010-11-09 2013-10-31 エルジー・ハウシス・リミテッド 寸法安定性に優れたスリム型カーペットタイル及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013540036A (ja) * 2010-11-09 2013-10-31 エルジー・ハウシス・リミテッド 寸法安定性に優れたスリム型カーペットタイル及びその製造方法

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