JPH0488195A - チタン及びチタン合金の着色方法 - Google Patents
チタン及びチタン合金の着色方法Info
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- JPH0488195A JPH0488195A JP20459490A JP20459490A JPH0488195A JP H0488195 A JPH0488195 A JP H0488195A JP 20459490 A JP20459490 A JP 20459490A JP 20459490 A JP20459490 A JP 20459490A JP H0488195 A JPH0488195 A JP H0488195A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈従来の技術とその問題点〉
チタンは元来卑金属であって、その表面に不動態の酸化
皮膜を容易に形成することが知られている。そのため、
全く表面処理をすることなくチタン表面に陽極酸化皮膜
を形成すると、くすんだ色の酸化皮膜しか形成されない
、このため、何らかの表面処理を施し、不動態皮膜を除
去した後、陽極酸化を施すのが従来の手法であった。し
かし、従来の表面処理は、フッ酸系のスケール除去側を
用いていたため、チタン表面が激しく浸食され、いわゆ
る梨地状の表面しか得られず、表面状態が凹凸であり、
汚れや指紋が付着し易く、除去が困難であった。また、
高温処理することによって、チタン表面に結晶微粒子を
成長させ、その後、陽極酸化を施すと従来にはない美麗
な紋様を持った酸化皮膜は得られるものの、汚れ、もし
くは指紋の付着は不可避であった。
皮膜を容易に形成することが知られている。そのため、
全く表面処理をすることなくチタン表面に陽極酸化皮膜
を形成すると、くすんだ色の酸化皮膜しか形成されない
、このため、何らかの表面処理を施し、不動態皮膜を除
去した後、陽極酸化を施すのが従来の手法であった。し
かし、従来の表面処理は、フッ酸系のスケール除去側を
用いていたため、チタン表面が激しく浸食され、いわゆ
る梨地状の表面しか得られず、表面状態が凹凸であり、
汚れや指紋が付着し易く、除去が困難であった。また、
高温処理することによって、チタン表面に結晶微粒子を
成長させ、その後、陽極酸化を施すと従来にはない美麗
な紋様を持った酸化皮膜は得られるものの、汚れ、もし
くは指紋の付着は不可避であった。
〈問題点を解決するための手段〉
本発明においては、上に述べられた熱処理を施したチタ
ン材の陽極酸化皮膜の欠点を解決すべく、チタン材に熱
処理を施した後、表面を化学研１することによって、汚
れ等の付着を、鰻小限に抑えることを目的とした。その
特徴としては、１）熱処理の温度範囲とその時間を検討
したこと、また、２）熱処理によって付着するスケール
除去に、機械的な手法と化学的な手法を組み合わせたこ
と。
ン材の陽極酸化皮膜の欠点を解決すべく、チタン材に熱
処理を施した後、表面を化学研１することによって、汚
れ等の付着を、鰻小限に抑えることを目的とした。その
特徴としては、１）熱処理の温度範囲とその時間を検討
したこと、また、２）熱処理によって付着するスケール
除去に、機械的な手法と化学的な手法を組み合わせたこ
と。
及び、３）鏡面仕上げに新たに開発した化学研磨液を用
いたこと、等が挙げられる。また、陽極酸化は、４〕従
来の手法を用いた。以下にその詳細を記す。
いたこと、等が挙げられる。また、陽極酸化は、４〕従
来の手法を用いた。以下にその詳細を記す。
ｌ）熱処理について
チタンは、その結晶組成が８２５度Ｃ付近で変化し、靭
性が向上する。この温度以上において、ある一定時間放
置すると、チタン金属中に結晶微粒子が成長し独特の紋
様が形成される。しかしながら本発明における熱処理は
、大気雰囲気で行ったため、酸化皮膜が形成されやすく
、高温で長時間の熱処理を施すと白色の比較的厚いスケ
ールが形成される。このスケールは通常のフッ酸系のス
ケール除去側では、除去しづらく、このため、機械研磨
によって除去した。また、１０００度Ｃ以上ではスケー
ルの厚さが厚く成り過ぎ、チタンの消費が著しくなるた
め、熱処理の温度は８２５度Ｃ−１０００度Ｃの間で数
分−数十分の時間、熱処理を施した。
性が向上する。この温度以上において、ある一定時間放
置すると、チタン金属中に結晶微粒子が成長し独特の紋
様が形成される。しかしながら本発明における熱処理は
、大気雰囲気で行ったため、酸化皮膜が形成されやすく
、高温で長時間の熱処理を施すと白色の比較的厚いスケ
ールが形成される。このスケールは通常のフッ酸系のス
ケール除去側では、除去しづらく、このため、機械研磨
によって除去した。また、１０００度Ｃ以上ではスケー
ルの厚さが厚く成り過ぎ、チタンの消費が著しくなるた
め、熱処理の温度は８２５度Ｃ−１０００度Ｃの間で数
分−数十分の時間、熱処理を施した。
２）３）スケール除去と化学研磨
チタンの陽極酸化においては、一般の機械研磨では、不
純物がチタン表面の隙間に混入し、均一な酸化皮膜の形
成が阻害される。このため、一般には化学研磨や或いは
電解研磨が行われるが、従来の化学研磨、電解研磨とも
に、その光沢において機械研磨と比較して、劣っており
、電解研磨ではコスト的にも難があった。本発明では、
この欠点を補うべく、新たに化学研磨液を調整した。組
成としては、市販のリン酸、酢酸、及びフッ酸の混合液
とフッ酸１、過酸化水素水７以上の混合液を順次用いる
。この研摩液では、１）の手法によって地金の露出した
チタン表面を均一にし、なおかつチタン表面の隙間に入
り込んだ不純物をも除去できる。このことによって、熱
処理によって形成された、結晶微粒子の紋様を持ち、し
かも均一で光沢を持ち、更に指紋等による汚れが目立た
ない、優れた性質を備えた表面が形成される。化学研磨
の処理時間は３−５分程度、温度は６０度Ｃ以上である
。
純物がチタン表面の隙間に混入し、均一な酸化皮膜の形
成が阻害される。このため、一般には化学研磨や或いは
電解研磨が行われるが、従来の化学研磨、電解研磨とも
に、その光沢において機械研磨と比較して、劣っており
、電解研磨ではコスト的にも難があった。本発明では、
この欠点を補うべく、新たに化学研磨液を調整した。組
成としては、市販のリン酸、酢酸、及びフッ酸の混合液
とフッ酸１、過酸化水素水７以上の混合液を順次用いる
。この研摩液では、１）の手法によって地金の露出した
チタン表面を均一にし、なおかつチタン表面の隙間に入
り込んだ不純物をも除去できる。このことによって、熱
処理によって形成された、結晶微粒子の紋様を持ち、し
かも均一で光沢を持ち、更に指紋等による汚れが目立た
ない、優れた性質を備えた表面が形成される。化学研磨
の処理時間は３−５分程度、温度は６０度Ｃ以上である
。
４）陽極酸化について
陽極酸化を行う際の電解液は、従来より一般的に使用さ
れているリン酸の１パーセント水溶液を用いた。温度は
室温、電流密度は４■Ａ／ｃ１である。
れているリン酸の１パーセント水溶液を用いた。温度は
室温、電流密度は４■Ａ／ｃ１である。
〈実施例〉
市販の純チタン板に脱脂を施し、数ｌＯセンチ角に切り
、プレス加工によってカップを作製する。
、プレス加工によってカップを作製する。
このようにして作製したカップを洗浄した後〈問題点を
解決するための手段〉１）によって、加熱炉で数分加熱
させ、結晶微粒子を成長させる。その後、同しく２）３
）の手段によって表面に成長したスケールを機械的に除
去し、化学研磨を施し、更に４）の手法によってリン＃
＠薄溶液中で酸化皮膜を成長させる。これらの工程を経
て美麗な結晶模様を持ち、なおかつ光沢を持ったカップ
を製作した。
解決するための手段〉１）によって、加熱炉で数分加熱
させ、結晶微粒子を成長させる。その後、同しく２）３
）の手段によって表面に成長したスケールを機械的に除
去し、化学研磨を施し、更に４）の手法によってリン＃
＠薄溶液中で酸化皮膜を成長させる。これらの工程を経
て美麗な結晶模様を持ち、なおかつ光沢を持ったカップ
を製作した。
〈発明の効果〉
本発明によって、表面に結晶微粒子紋様を持った着色チ
タン材は、化学研磨で表面に光沢を持たせることにより
、従来問題であった耐指紋性もかなり改善され、指紋が
付着しても比較的容易に除去できるように改善された。
タン材は、化学研磨で表面に光沢を持たせることにより
、従来問題であった耐指紋性もかなり改善され、指紋が
付着しても比較的容易に除去できるように改善された。
Claims (1)
- 本発明は、チタンの地金に熱処理と化学研磨を組み合わ
せ、従来にはなかった光沢を持った結晶微粒子紋様をチ
タン表面に成長させた後、陽極酸化を施すことにより、
美麗な陽極酸化皮膜を成長させるチタンの着色方法であ
る。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20459490A JPH0488195A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | チタン及びチタン合金の着色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20459490A JPH0488195A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | チタン及びチタン合金の着色方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0488195A true JPH0488195A (ja) | 1992-03-23 |
Family
ID=16493056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20459490A Pending JPH0488195A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | チタン及びチタン合金の着色方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0488195A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006299388A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Nippon Oil Corp | 多孔質チタン−チタン酸化物複合体の製造方法 |
| CN103590081A (zh) * | 2013-11-07 | 2014-02-19 | 昆明理工大学 | 一种低银铅合金表面的预处理方法 |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP20459490A patent/JPH0488195A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006299388A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Nippon Oil Corp | 多孔質チタン−チタン酸化物複合体の製造方法 |
| CN103590081A (zh) * | 2013-11-07 | 2014-02-19 | 昆明理工大学 | 一种低银铅合金表面的预处理方法 |
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