JPH0488093A - ガソリン添加用組成物 - Google Patents

ガソリン添加用組成物

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Publication number
JPH0488093A
JPH0488093A JP20490290A JP20490290A JPH0488093A JP H0488093 A JPH0488093 A JP H0488093A JP 20490290 A JP20490290 A JP 20490290A JP 20490290 A JP20490290 A JP 20490290A JP H0488093 A JPH0488093 A JP H0488093A
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JP
Japan
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acid
gasoline
derivative
additive composition
molecular weight
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Pending
Application number
JP20490290A
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English (en)
Inventor
Tadamori Sakakibara
榊原 忠守
Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
Fumio Ohashi
大橋 文雄
Kiyomi Adachi
安達 清美
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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Priority to DE69111702T priority patent/DE69111702T2/de
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガソリン添加用組成物に関し、特に自動車用
エンジンの吸気弁における堆積物を著しく減少させるこ
とができるガソリン添加用組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車におけるキャブレター及びエンジンの清浄
剤としてポリアルケニルコハク酸イミドやヒドロキシポ
リエーテルポリアミン等が知られ、またガソリン添加用
組成物としてポリアルケニルコハク酸イミドとオキシ化
合物とをキシレン等の有機溶媒に分散又は溶解させたも
のも知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はこの種ガソリン添加用組成物の改良に関するも
ので、特に吸気弁における堆積物を著しく減少しろるガ
ソリン添加用組成物の提供を課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のガソリン添加用組成物は、下記一般式で示され
る分子量500〜5000のベンジルアミン誘導体、及
びエステル、更に分子量500〜5000のポリオキシ
アルキレングリコール又はその誘導体を主成分とする。
一般式 (式中Rは分子量500〜4500のポリオレフィン重
合体から誘導されるアルキル基、R′はアルキレン基、
nは1〜10の整数を示す。)また、本発明のガソリン
添加用組成物は、上記ガソリン添加用組成物に更に粘度
3 mm2/s〜35mm”/s  (100℃)の潤
滑油留分を添加したものであることことを特徴とする。
上記一般式で示されるベンジルアミン誘導体の製造法と
しては、例えば2−ヒドロキシベンジルアミンを酸触媒
存在下にポリオレフィン重合体でアルキル化した後、更
にポリアルキレンポリアミンを反応させることにより調
製される。
上記ポリオレフィン重合体の単量体成分としては、例え
ばエチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、
1−ヘキセン、2−メチルペンテン−1,1−オクテン
等の炭素数2〜8のα−オレフィンであることができ、
好ましくはプロピレン、インブチレンである。ポリオレ
フィン重合体の分子量は、ガソリンとの相溶性を考慮し
、500〜4500のものとするとよい。
又、ポリアルキレンポリアミン重合体としては、前記一
般式における繰り返し単位数nが1〜10のものを使用
するとよく、ポリエチレンポリアミン、ポリプロピレン
ポリアミン、ポリブチレンポリアミン等が挙げられ、特
にポリエチレンポリアミンが好ましい。
このようにして製造されるベンジルアミン誘導体の分子
量は500〜5,000、好ましくは1000〜300
0のものを使用するとよく、分子量が500以下である
と堆積物の付着防止の効果が著しく低下し、また500
0を越えると吸気弁表面での流動性が低下し、それ自身
が堆積物の原因物質となるので好ましくない。
ベンジルアミン誘導体は、ガソリン全量に対して10p
pm〜5000 ppm含有するように添加するとよい
次に、エステルとしては、モノエステル、ジエステル、
ポリオールエステルが挙げられる。
本発明におけるモノエステルは、炭素数4以上のアルコ
ールと炭素数4以上の有機酸とのエステル化反応によっ
て得られるものである。
炭素数4以上のアルコールとしては、例えばn−ブタノ
ール、イソブタノール、n−ペンタノール、インペンタ
ノール、n−ヘキサノール、イソヘキサノール、n−ヘ
プタツール、イソヘプタツール、オクタツール、2−エ
チルヘキサノール、n−ノニルアルコール、イソノニル
アルコール、n−デシルアルコール、イソデシルアルコ
ール、ウンデカノール、ラウリルアルコール、ステアリ
ルアルコール等であり、好ましくは2−エチルヘキサノ
ール、イソノニルアルコール、イソデシルアルコールで
ある。
有機酸としては、例えばn−ブタン酸、イソブタン酸、
n−ペンタン酸、イソペンタン!、Tlヘキサン酸、2
−エチルブタン酸、シクロヘキサン酸、n−へブタン酸
、イソへブタン酸、メチルシクロヘキサン酸、n−オク
タン酸、ジメチルヘキサン酸、2−エチルヘキサン酸、
2. 4. 4トリメチルペンタン酸、イソオクタン酸
、3.55−トリメチルヘキサン酸、n−ノナン酸、イ
ソノナン酸、イソデカン酸、イソウンデカン酸、2−ブ
チルオクタン酸、トリデカン酸、テトラデカン酸、ヘキ
サデカン酸及びオクタデカン酸であり、好ましくはへブ
タン酸、n−オクタン酸、2−エチルヘキサン酸である
アルコールと有機酸とからのエステルの合成は、従来の
方法、例えば酸性触媒下で脱水縮合する方法によって行
うことができる。
好ましいモノエステルとしては、イソデシルブタノエー
ト、イソデシルへブタノエート、イソデシルオクタノエ
ート、2−エチルへキシルオクタノエート、2−エチル
へキシルオクタノエート、2−エチルへキシルデカンエ
ート、イソノニルヘプタノエート、イソノニルアルコー
ル、イソノニルウンデカノエート等である。
又、本発明で使用できるジエステルとしては、アルコー
ルとジカルボン酸とのエステル化反応によって得られる
ものである。
アルコールとしては、例えばメタノール、エタ/−ル、
n−7’ロバノール、イソプロパツール、n−ブタノー
ル、イソブタノール、n−ペンタノール、イソペンタノ
ール、n−ヘキサノール、イソヘキサノール、n−ヘプ
タツール、イソヘプタツール、オクタツール、2−エチ
ルヘキサノール、η−ノニルアルコール、イソノニルア
ルコール、n−デシルアルコール、イソデシルアルコー
ル、ウンデカノール、ラウリルアルコール、ステアリル
アルコール等であり、好ましくは2−エチルヘキサノー
ル、イソノニルアルコール、イソデシルアルコールであ
る。
ジカルボン酸としては、例えばマロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ダメリン酸、コルク酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカンニ酸、
トリデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカンニ酸、ヘ
キサデカンニ酸ヘプタデカンニ酸、オクタデカン酸、ノ
ナデカンニ酸、アイコサンニ酸、フタル酸、テレフタル
酸等であり、好ましくはアジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、フタル酸である。
アルコールとジカルボン酸とからのジエステル化反応は
、従来の方法、例えば酸性触媒下で脱水縮合する方法に
よって行うことができる。
好ましいジエステルとしては、ジ(2−エチルヘキシル
)アジペート、ジオクチルアジペート、ジイソノニルア
ジペート、ジイソデシルアジベト、ジ(2−エチルヘキ
シル)アゼレート、ジイソノニルアゼレート、ジオクチ
ルセバケート、ジイソデシルセバケート、ジ(2−エチ
ルヘキシル)フタレート等である。
また、本発明で使用するポリオールエステルとしては、
炭素数5〜9のポリオールと炭素数4〜18の有機酸と
の合成によって作られる。
炭素数5〜9のポリオールとしては、例えば22−ジメ
チルプロパン−1,3−ジオール(即チ、ネオペンチル
グリコール)、2−エチル−2ブチル−プロパン−1,
3−ジオール、2,2ジエチルプロパン−1,3−ジオ
ール、2,2ジブチルプロパン−1,3−ジオール、2
−メチル−2−プロピルプロパン−1,3−ジオール、
2−エチル−2−ブチルプロパン−1,3−ジオール、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリ
メチロールブタン、ペンタエリスリトール、好ましくは
ネオペンチルグリコール、2−メチル−2−プロピルプ
ロパン−13−ジオール、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトールであり、特に好ましいのは、ネオペ
ンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトールである。
又、有機酸は例えばn−ブタン酸、イソブタンe、n 
 Sブタン酸、イソペンタン酸、n−ヘキザン酸、2−
エチルブタン酸、シクロヘキサン酸、n−へブタン酸、
イソへブタン酸、メチルシクロヘキサン酸、n−オクタ
ン酸、ジメチルヘキサン酸、2−エチルヘキサン酸、2
,4.4−)リメチルベンクン酸、イソオクタン酸、3
.5.5トリメチルヘキサン酸、n−ノナン酸、イソノ
ナン酸、イソデカン酸、イソウンデカン酸、2ブチルオ
クタン酸、トリデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカ
ン酸及びオクタデカン酸であり、好ましくはへブタン酸
、n−オクタン酸、2−エチルヘキサン酸である。
有機酸とポリオールとからのポリオールエステルの合成
は、従来の方法、例えば酸性触媒下に脱水縮合する方法
によって行うことができる。
好ましいポリオールエステルとしては(以下、ネオペン
チルをNPG、)IJメチロールプロパンをTMP、ペ
ンタエリスリトールをPEと略称する。) 、NPC・
ジー(ヘプタノエート)、NPG・ジー(2−エチルブ
チレート)、NPG・ジ(シクロヘキサノニー)) 、
NPC・ジー(へブタノエート)、NPG・ジー(イソ
ヘプタノエート)、NPG・ジー(オクチレート) 、
NPC・ジー(2−エチルヘキサノエート)、NPG・
ジー(インオクタノエート) 、NPC・ジー(イソノ
ニレー)) 、NPC・ジー(イソデカノエート) 、
NPG・ジー(混合(ヘキサノエートヘプタノニー))
) 、NPC・ジー(混合(ヘキサノエート、オクタノ
エート)) 、NPC・ジー(混合(ヘキサノエート、
ノニレート))、NPC・ジー(混合(ヘプタノエート
、オクタノエート)) 、NPC・ジー(混合(ヘプタ
ノエート、ノニレー))) 、NPC・ジー(混合(ヘ
プタノエート、イソオクタノエート)) 、NPC・ジ
ー(混合(ヘプタノエート、イソノニレート))、NP
G・ジー(混合(イソオクタノエート、イソノニレート
)) 、NPC・ジー(混合(ブタノエート、トリデカ
ノエート)) 、NPC・ジー(混合(ブタノエート、
テトラゾカッエート))、NPG・ジー(混合(ブタノ
エート、ヘキサデカノエート)) 、NPC・ジ−C混
合(ブタノエート。
オクタデカノエー))) 、NPC・ジー(混合(ヘキ
サノエート、インオクタノエート、イソノニレー)))
 、NPG・ジー(混合(ヘキサノエート、イソオクタ
ノエート、イソデカノエート))、NPG・ジー(混合
(ヘプタノエート、イソオクタノエート、イソノニレー
ト)) 、NPC・ジ(混合(ヘプタノエート、イソオ
クタノエート、イソデカノエート)) 、NPC・ジー
(混合(オクタノエート、イソノニレート、イソデカノ
エー))) 、TMP・トリー(ペンタノエート)、T
MP・トリー(ヘキサノエート)、TMP・トリー(ヘ
プタノエート)、TMP・トリー(オクタノエート) 
、TMP・トリー(ノニレート)、TMP・トリー(イ
ソペンタノニー)) 、TMP・トリー(2−エチルブ
チレート)、TMP・トリー(イソペンタノエート) 
、TMP・トリー(イソオクタノニー)) 、TMP・
トリー(2−エチルヘキサノエート) 、TMP・トリ
ー(イソノニレート)、TMP・トリー(インデカノエ
ート) 、TMP・トリー〔混合(ブチレート、オクタ
デカノエー))) 、TMP・トリー[混合(ヘキサノ
エート、ヘキサデカノエー))] 、TMP・トリー〔
混合(ヘプタノエート、トリデカノエー)):] 、T
MP・トリー〔混合(オクタノエート、デカノエート)
) 、TMP・トリー〔混合(オクタノエート、ノニレ
ート)] 、TMP・トリ〔混合(ブチレート、ヘプタ
ノエート、オクタデカノエート)〕、TMP・トリー〔
混合(ペンタノエート、ヘプタノエート、トリテ゛カッ
エート)〕、TMP・トリー〔混合(ヘキサノエート、
ヘプタノエート、オクタノエート)〕、又、PE・テト
ラ(ペンタノエート)、PE・テトラ (ヘキサノエー
ト)、PE・テトラ (イソペンタノニー)) 、PE
・テトラ(2−エチルブチレート)、PE・テトラ(イ
ソヘプタノエート)、PE・テトラ (イソオクタノエ
ート)、PE・テトラ (2エチルヘキサノエート)、
PE・テトラ(イソノニレート)、PE・テトラ (オ
レエート)、及びPEと炭素数4〜8の直鎮状又は分岐
状カルボン酸の混合物とのエステル等である。
又、NPG、TMP及びPE以外のネオペンチルポリオ
ール、即ち2−メチル−2−プロピルプロパン−1,3
−ジオール、2.2−ジエチルプロパンジオール、トリ
メチロールエタン及ヒドリメチロールヘキサンと上記の
ごとき有機酸単独、又は混合とのエステル等が挙げられ
る。
これらのエステルは、ガソリン全量に対して10ppm
〜5000ppm含有するように添加するとよい。
また、本発明で使用するポリオキシアルキレングリコー
ルとしては、一般式 %式%) (但し、R1はアルキレン基であり、好ましくはエチレ
ン、プロピレン、ブチレン、またはそれらの混合アルキ
レン基を示す。)で示されるものである。
またポリオキシアルキレングリコールの誘導体としては
エーテル化合物、エステル化合物、またエーテル・アミ
ノ酸エステル化合物が挙げられる。
エーテル化合物としては、一般式 R20−R,−(OR,)  l、−OHで示されるモ
ノエーテル類と、一般式 %式% で示されるジエーテル類がある。
(但し、R1は上記と同じものであり、R2は脂肪族、
環式脂肪族、芳香族の炭化水素基を表わし、ジエーテル
類におけるR2は同じものでも文具なるものでもよい。
) 特に、R2はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル
、ブチル、イソブチル、(t)−ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、フェニ
ル、ベンジル、トリル、キシリル、フェネチル、p−メ
トキシフェニル、シクロヘキシル、シクロペンチル基が
好ましい。
エステル化合物としては、一般式 %式% で示されるモノエステル類と、一般式 R3COO−R,−(OR,)、 −0COR3で示さ
れるジエステル類がある。
(但しR1、R2は上記と同じものであるが、R2は水
素でもよく、R3は脂肪酸残基を示す。)R3における
脂肪酸としては、酢酸、プロピオン酸、醋酸、吉草酸、
カプロン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、
n−デカン酸、nウンデカン酸、n−ドデカン酸(ラウ
リン酸)、n−ペンタデカン酸、n−ヘプタデカン酸、
nヘプタデカン酸(パルミチン酸)、n−オクタデカン
酸(ステアリン酸)、n−エイコサン酸、nトコサン酸
くベヘニン酸)、n−ペンタエイコサン酸、n−へブタ
エイコサン酸、n−ヘキサエイコサン酸、n−オクタエ
イコサン酸、n−トリアコンタン酸等が挙げられ、また
魚油脂肪酸、牛脂脂肪酸、ヤシ脂肪酸等の天然物から誘
導されるような混合脂肪酸を用いることもでき、好まし
くはこれらの水添脂肪酸が使用される。
更ニ、エーテル・アミノ酸エステル化合物としては、下
記式で示される、ポリオキシアルキレングリコール又は
そのモノアルキルエーテルとωアミノ脂肪酸とのエステ
ルである。
式 %式% (式中R3は水素、又は低級アルキル基、R2は低級ア
ルキレン基を示す。mは2〜8の整数を表す。)式中、
R3は水素又は低級アルキル基、好ましくはメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、オクチル基であり、またR1は、低級アルキレン
基、好ましくはエチレン基(−CH,CH2−)、プロ
ピレン基(−CH(CH3)−CH□−)、ブチレン基
(−C)l(C2115)−CH2)−)が好ましい。
これらのポリオキシアルキレングリコール又はその誘導
体は、分子量500〜5000、好ましくは1000〜
3000のものを使用するとよく、分子量が500以下
であると堆積物の付着防止の効果が著しく低下し、また
5000を越えると吸気弁表面での流動性が低下し、そ
れ自身が堆積物の原因物質となるので好ましくない。
ポリオキシアルキレングリコール又はその誘導体は、ガ
ソリン全量に対して10ppm〜5000ppm含有す
るように添加するとよい。
本発明のガソリン添加用組成物において、ベンジルアミ
ン誘導体はポリオキシアルキレングリコール又はその誘
導体、エステルと共に吸気弁表面に付着することにより
堆積物の付着防止作用を示すものである。
又、エステルは吸気弁表面への堆積物の沈着を防止する
機能と共に、吸気弁表面でガソリンが蒸発した後のベン
ジルアミン誘導体、ポリオキシアルキレングリコール又
はその誘導体の流動性を高め、ガソリンへの溶解性を高
める機能、所謂キャリアオイルとして機能するものと推
定される。
又、必要に応じてキャリアオイルとして潤滑油留分が添
加されるが、潤滑油留分は、ベンジルアミン誘導体、エ
ステル、ポリオキシアルキレングリコール又はその誘導
体との相溶性がよく、吸気弁表面でガソリンが蒸発した
後のベンジルアミン誘導体、エステル、ポリオキシアル
キレングリコール又はその誘導体の流動性、及びガソリ
ンへの溶解性を高め、堆積物の沈着を防止する機能を有
するものである。
このような潤滑油留分としては、3 mm2/s〜35
mm2/s  (100℃)の粘度を有する潤滑油留分
てあり、例えば減圧薄部留出油をフェノール、フルフラ
ール、N−メチルピロリドン等の溶剤で抽出処理して得
られるラフィネートをプロパンやメチルエチルケトン等
の溶剤で溶剤脱線処理した後、必要に応じて更に水素化
精製に供して色相の改善や不安定な物質の除去を行った
後に得られる炭化水素留出油、又はこの炭化水素留出油
と溶剤抽出、溶剤脱線及び溶剤脱歴処理を行った残渣油
との混合物を使用することができる。また溶剤脱線処理
の代わりに接触脱線処理を行うこともある。
これらの精製鉱油は組成上、パラフィン系、ナフテン系
などで単独、又はこれらの混合系潤滑油留分である。
潤滑油留分の粘度が3mm2/Sより小さいとガソリン
と共に蒸発してしまい、キャリアオイルとして機能しな
くなり、また3 5 mm2/sを越えると流動性が低
下し、潤滑油留分自身が堆積物の原因物質になってしま
うので好ましくない。
潤滑油留分は、ベンジルアミン誘導体、エステル、ポリ
オキシアルキレングリコール又はその誘導体の合計量1
重量部に対して0,1重量部〜5重量部を使用するとよ
い。
本発明の組成物が添加されるガソリンは、直留ナフ勺、
重合ガソリン、天然ガソリン、また接触分解又は熱分解
、或いは接触改質した原料油から得られる、ガソリン沸
点範囲を有する通常の自動車用燃料である。
また、本発明の組成物の他にも、例えばメチルtert
−ブチルエーテル(MTBE)等のオクタン価向上剤、
静電防止剤、腐食抑制剤、酸化防止剤、氷結防止剤、染
料等が添加されてもよい。
〔作用及び発明の効果〕
本発明のガソリン添加用組成物は、ベンジルアミン誘導
体、エステルとポリオキシアルキレングリコール又はそ
の誘導体、また必要により更に粘度3 mm2/s〜3
5mm2/s  (100℃)の潤滑油留分を主成分と
することにより、熱安定性に優れると共にベンジルアミ
ン誘導体、エステル、ポリオキシアルキレングリコール
又はその誘導体による堆積物付着防止作用に加えて、エ
ステル又は潤滑油留分が添加剤のキャリアオイルとして
機能するものであり、ガソリンへの分散効果に優れ、吸
気弁等の金属表面への堆積物の付着を効果的に防止する
ことができるものである。
以下、実施例により本発明のガソリン添加用組成物につ
いて説明する。
〔実施例1〕 密度0. 752g/cm2(15℃)、リード蒸気圧
0. 750Kgf/cm2(37,8℃)、芳香族分
402%、オレフィン分19.6%、10%留出温度4
6.5℃、50%留出温度99.0℃、90%留出温度
147.0℃の蒸留性状を有するガソリンに、 ■、下記構造式を有するベンジルアミン誘導体く分子量
2500)をガソリン全量に対して100重量ppm (式中、Rは、重量平均分子量2000のポリイソブテ
ニル基、nは約8) ■、トリメチロールプロパン・トリー(2−エチルヘキ
サノエート)をガソリン全量に対して200重量ppm
■、ポリオキシプロピレングリコール(分子量1000
)をガソリン全量に対して100重量ppm\ 含有するようにガソリンに添加し、試料油1を調製した
この試料油1、及びエンジン油としてマルチグレード油
(SAEエンジン油粘度番号10W30)を使用し、実
機による吸気弁へのデポジット堆積試験を実施した。
この試験には、動力計に連結したトヨタIGFE型エン
ジン(直列6気筒4バルブ方式)を使用し、所定の条件
下で100時間運転後、エンジンを分解して吸気弁を取
り出し、堆積物の付着状態をCRC法の評価基準に基づ
いて付着物最大量の評価点1から、付着物無しの評価点
10まで10段階からなる目視判定で行った。また付着
物の重量は直接計量して求めた。サンプル(吸気弁)数
は12で行った。
結果を後述する表に示す。
〔実施例2〕 実施例1におけるガソリン添加用組成物において、更に
粘度が4. 7mm2/s  (100℃)の潤滑油(
150ニユートラル油)をガソリン全量に対して100
重量ppm含有するように添加し、試料油2を調製した
この試料油2を使用し、実施例1と同様の試験を実施し
、その結果を同じく表に示す。
〔実施例3〕 実施例1におけるエステルに代えて、ジイソノニルアジ
ペートを同量添加し、試料油3を調製した。
この試料油3を使用し、実施例1と同様の試験を実施し
、その結果を同じく表に示す。
〔実施例4〕 実施例1におけるポリオキシプロピレングリコールに代
えて、ポリオキシプロピレングリコールのモノブチルエ
ーテル(分子量1100)を同量添加し、試料油4を調
製した。
この試料油4を使用し、実施例1と同様の試験を実施し
、その結果を同じく表に示す。
〔実施例5〕 実施例1におけるポリオキシプロピレングリコールに代
えて、ポリオキシプロピレングリコールの酢酸エステル
(分子量1100)を同量添加し、試料油5を調製した
この試料油5を使用し、実施例1と同様の試験を実施し
、その結果を同じく表に示す。
〔実施例6〕 実施例1におけるポリオキシプロピレングリコールに代
えて、式 %式% で示される、ポリオキシイソブチレングリコールモノブ
チルエーテルと3−アミノプロピオン酸とのエステル(
分子量1000、分解開始温度320℃)を同量添加し
、試料油6を調製した。
この試料油6を使用し、実施例1と同様の試験を実施し
、その結果を同じく表に示す。
〔比較例1〕 実施例1において添加剤を添加しないで、ガソリンのみ
として比較油1を調製し、実施例1同様に試験をした結
果を同じく表に示す。
出   願  人 復代理人弁理士 東 燃 株式会社 内田亘彦(外7名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で示される分子量500〜5000の
    ベンジルアミン誘導体、及びエステル、更に分子量50
    0〜5000のポリオキシアルキレングリコール又はそ
    の誘導体を主成分とするガソリン添加用組成物。 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは分子量500〜4500のポリオレフィン重
    合体から誘導されるアルキル基、R′はアルキレン基、
    nは1〜10の整数を示す。)(2)上記請求項1記載
    のガソリン添加用組成物に、更に粘度3mm^2/s〜
    35mm^2/s(100℃)の潤滑油留分を添加して
    なるガソリン添加用組成物。
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