JPH0487712A - 金属帯のトリミング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属帯の側縁をトリミングすると同時にトリ
ミング直後の耳屑を裁断するようにした金属帯のトリミ
ング装置に関するものである。

〈従来の技術〉 一般に、鋼帯等の金属帯を所定の板幅に揃えるには、内
側及び外側丸刃対によって連続的に金属帯をトリミング
することが行われている。

そして、発生したトリミング屑を処理するには、従来、
トリミング屑を案内してチゴッピング装置に入れ、所定
の長さにカットし、スクラップバッグにためる方法（特
公昭６０−４９５３０号公報、同６０−５１９６９号公
報参照）や、スクラップポーラで所定の大きさに巻取る
方法や、スクラップピットに入れてプレスする方法が取
られていた。

しかし、このようなトリミング屑を案内して屑処理装置
に入れて処理する方法は、以下のような問題があった。

■　トリマ刃とガイドシュート間の隙間にトリミング屑
が入り、詰まってしまう。

■　ガイドシェードがトリミング屑との摩擦により摩耗
してしまう。

■　トリミング屑の寸法、形状が変化するため、屑処理
装置で処理ができない場合がある。例えば、トリミング
屑の寸法が薄い場合には、チョッピング時にクリアラン
スが合わず、切断できない場合がある。

■　トリミング開始時に、トリミング屑の通板が必要で
ある。

そこで、上記の諸問題を解決するために、内側丸刃の外
側にチョッパ刃を一体的に配し、外側丸刃の円周面と僅
かな間隙をおいて対向させることにより、トリミング直
後のトリミング屑を裁断する技術が、実開昭５１−３４
０９１号公報、同５Ｂ−８１５号公報、特公昭６１−５
３１６６号公報、特公昭６３−５２０４号公報、実開昭
６０−３１９１８号公報等で提案されている。

〈発明が解決しようとするｇＪＡ題〉 しかし、この方法を実際の金属帯処理ラインで実施する
には、下記の問題がある。

熔接継手部における材質の角変、板厚や板幅の変化、耳
形状の異常等による切断抵抗の変動により、裁断時にチ
ョッパ刃にかかる負荷の変動が多きい。

一方、チョッパ刃はスペースの制約から、刃に十分大き
な強度をもたせることができないので、上記の如き過負
荷によって刃が損傷する。また、ライン速度を高めると
当然損傷の度合いも高まる。

刃が損傷した場合、損傷の形態によっては、単にトリミ
ング屑が切断されないことにとどまらず、金属帯側のト
リミング面にも影響することがあり、製品不良の原因に
もなる。

本発明は、このような問題を解決した金属帯のトリミン
グ装置を提供することを目的とする９く課題を解決する
ための手段〉 本発明は、金属帯の側縁を連続的にトリミングする内側
及び外側丸刃対と、前記外側丸刃の円周面に対向して僅
かな間隙をおいて配設され、前記外側丸刃の円周面と協
働してトリミング直後のトリミング屑を裁断するチョッ
パ刃とを有する金属帯のトリミング装置において、前記
チョッパ刃をチョッパ本体に別個に摺動自在かつ前記外
側丸刃の円周面に近接する方向に弾発的に付勢して設け
るとともに、前記チョッパ刃と前記外側丸刃との間隙を
調整可能としたことを特徴とする金属帯のトリミング装
置である。

〈作　用〉 本発明によれば、チョッパ屑の切断時に、チョッパ刃に
過負荷がかかった場合には、チョッパ刃はスプリングの
弾発力に抗して、チリツバ本体側に逃げるので、チョッ
パ刃が損傷することはない。

〈実施例〉 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明の金属帯のトリミング装置の一実施例
の断面図を示す。

第１図において、ｌは外側の上丸刃、２は内側の上丸刃
である。３は、上丸刃２の外側に、上丸刃２と同心円状
に設けたチロツバ本体である。

４は、上丸刃１の円周面１′と協働して、トリミング直
後のトリミング屑を裁断するチョッパ刃である。チョッ
パ刃４は、チョッパ本体３に別個に摺動自在、かつスプ
リング５により上丸刃１の円周面１′に近接する方向に
弾発的に付勢して設けである。６は押付力の調整用スペ
ーサである。

また、チョッパ本体３にジャンピングストッパ７を設け
るとともにチョッパ刃４に段部８を設け、ジャンピング
ストッパ７と段部８の間にスペーサリング９を介在させ
ることにより、チョッパ刃４と上丸刃ｌの円周面１′と
の間隙δの調整を行う。

なお、チョッパ刃４を複数個設ける場合には、複数個の
チョッパ刃４の先端が真円になるようにする。

しかして、チョッパ屑の切断時に、チョッパ刃４に過負
荷がかかった場合には、チョッパ刃４はスプリング５の
弾発力に抗して、チぢンバ本体側に逃げるので、チぢツ
バ刃４が損傷することはない、この場合には、チョッパ
刃４の刃先が設定間隙まで達しないので、チョッパ屑が
切断されない場合がある。しかし、チョッパ屑が２〜３
個連続しても、排出運搬作業には何ら支障ない。

次に、第２図は、本発明の装置の他の実施例を示す断面
図である。

第２図の実施例では、第１図の実施例のスプリングの代
わりに流体圧加圧方式が採用されている。

即ち、第２図において、ｌＯはロータリシリンダ、１１
は圧力調整弁、１２は切替弁、１３はポンプである。

また、チョッパ刃４と上丸刃１の円周面１′との間隙δ
は、ネジ式固定リング１４により調整するようにしであ
る。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の装置により、千ｇツバ屑
の切断時に、チョッパ刃に過負荷がかかってもチョッパ
刃が損傷することがなくなる。これにより、トリミング
面が不良の製品がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の金属帯のトリミング装置の一実施例の
断面図、第２図は同じく他の実施例の断面図である。 ・・・上丸刃、 ・・・上丸刃の円周面、 ・・・上丸刃、 ・・・チョッパ本体、 ・・・チョッパ刃、 第　１　図 ・・・スプリング、 ・・・スペーサ、 ・・・ジャンピングストッパ、 ・・・段　部、 ・・・スペーサリング、 ・・・ロータリシリンダ、 ・・・圧力調整弁、 ・・・切替弁、 ・・・ポンプ、 ・・・ネジ式固定リング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属帯の側縁を連続的にトリミングする内側及び外側丸
   刃対と、前記外側丸刃の円周面に対向して僅かな間隙を
   おいて配設され、前記外側丸刃の円周面と協働してトリ
   ミング直後のトリミング屑を裁断するチョッパ刃とを有
   する金属帯のトリミング装置において、前記チヨッパ刃
   をチョッパ本体に別個に摺動自在かつ前記外側丸刃の円
   周面に近接する方向に弾発的に付勢して設けるとともに
   、前記チョッパ刃と前記外側丸刃との間隙を調整可能と
   したことを特徴とする金属帯のトリミング装置。