JPH048753Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は草木を植えるプランターに関するもの
である。

〈従来の技術及び問題点〉 従来、此種のものはFRP製本体をアクリル樹
脂系で表面仕上げしている。

しかしながら駅前や街路などの人通りの多い所
に設置して緑化に役立ち、美化にも貢献している
にもかかわらず、何かがぶつかつたりすることに
より傷付きやすく、その傷やはがれが目立ち好ま
しいものではない。又、厳しい気象条件にさらさ
れる為永年の使用によつて耐侯性が悪く艶を失う
欠点を有していた。

〈問題点を解決する手段〉 FRP製本体の表面に着色せる水系エポキシ樹
脂を適宜凹凸状に吹きつけ、その表面に同色に着
色したウレタン塗膜を設けると共に、更にその表
面にクリヤーウレタン樹脂塗装保護膜を設ける。

〈実施例〉 本考案の実施の一例を図面について説明すると
本体Ａは此種の技術分野において周知の形態およ
び構造のFRP製のもので、その表面に調合原色
又は傷が目立たない色の着色剤の入つた水系エポ
キシ樹脂１を吹きつけてクレーター状、タイル状
など適宜凹凸状にすると共に、それらの表面に同
色の着色ウレタン樹脂を塗装して塗膜２を設け、
更にその表面にクリヤーウレタン樹脂保護膜３を
形成する。

保護膜３は、本体Ａの表面に原料そのものの色
（調合原色）や着色剤により着色した水系エポキ
シ樹脂１で下吹きし、同色の着色ウレタン樹脂で
上塗りした塗膜２の更にその表面に光沢性、耐薬
品性、耐侯性、硬度を有するクリヤーウレタン樹
脂を吹きつけ塗装することにより形成する。

〈効果〉 本考案はFRP製本体の表面に着色した水系エ
ポキシ樹脂を適宜凹凸状に吹きつけ、その表面に
同色の着色ウレタン樹脂塗膜を形成すると共に、
更にその表面にクリヤーウレタン樹脂保護膜を最
表面に設けたから表面は堅固であつて傷付きが少
なく、仮に傷付きが生じても、下地の水系エポキ
シと同色のためそれが目立たないすぐれたもので
ある。また、耐侯性が大であつて艶の落ちがなく
耐久性のあるものを提供出来る。

しかも、水系エポキシ樹脂を吹きつけてタイル
状、クレーター状の凹凸状にすることによつて自
然観のある見映の良いものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案プランターの一実施例を示すもの
で、第１図は斜視図、第２図は断面図、第３図は
要部の拡大断面図であり、図中Ａは本体、１は水
系エポキシ樹脂、２は着色ウレタン塗膜、３は保
護膜である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. FRP製本体の表面に、着色せる水系エポキシ
   樹脂を適宜凹凸状に吹きつけ、その表面に同色の
   着色ウレタン塗膜を設けると共に更にその表面に
   クリヤーウレタン樹脂塗装保護膜を形成してなる
   プランター。