JPH0487113A - 劣化反応碍子 - Google Patents

劣化反応碍子

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JPH0487113A
JPH0487113A JP19865490A JP19865490A JPH0487113A JP H0487113 A JPH0487113 A JP H0487113A JP 19865490 A JP19865490 A JP 19865490A JP 19865490 A JP19865490 A JP 19865490A JP H0487113 A JPH0487113 A JP H0487113A
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insulator
deterioration
liquid
crack
radical
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JP19865490A
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Norio Kondo
近藤 則雄
Ryuichi Mine
竜一 峯
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鉄塔に送電線を支持する際に使用され、特に
碍子の表面にクラックが発生したことを確実に表示する
ことができる劣化反応碍子に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、鉄塔に送電線を支持するための懸垂碍子は、長期
間使用していると、経年変化等によって碍子が劣化し笠
部にクラックを発生する場合がある。このため、5〜1
0年に一回の周期で全部の懸垂碍子について、鉄塔上等
から不良碍子検出器により作業者が碍子の劣化を点検し
ていた。そのために、従来では碍子の点検作業に多大な
時間と労力を必要とするとともに、高所作業であり、な
お且つ充電部へ接近する危険を伴う作業であり、又、雨
天時には作業できないという問題があった。
上記問題を解決するため、本願出願人は特開平1−24
1718号公報において、碍子の劣化を鉄塔に上ること
なく、地上やヘリコプタ−等から容易に目視点検するこ
とかでき、点検作゛業に要する時間や労力を削減するこ
とができる劣化反応碍子を提案した。
この碍子は懸垂碍子等の碍子本体に形成した笠部に劣化
表示液を充填した環状の収容部を設け、この収容部が笠
部のクラックにより破損し、内部の劣化表示液が筒部表
面を着色して劣化表示するように構成されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記劣化反応碍子に使用されている劣化表示
液は浸透性は優れているが、濡れ広がり性がない赤イン
クやツクシン染料等を使用していたので、実際にクラッ
クが発生した場合、赤インりやツクシン染料がクラック
から外部に表出する範囲が、クラック部だけであり、目
視による確認が困難であるという問題があった。
この発明の目的は碍子にクラックが生じた場合、碍子内
部から劣化表示液が確実に外部に流出して濡れ広がり性
により着色範囲を増大させ、それにより目視によるクラ
ックの確認を迅速かつ確実に行うことができる劣化反応
碍子を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、浸透性及び濡れ広
がり性を備えた溶液と、着色剤とからなる劣化表示液を
碍子の筒部に収容するという手段をとっている。
〔作 用〕
この発明は劣化表示液が浸透性の他、濡れ広がり性を備
えているため、碍子が劣化してクラックが生じた場合、
碍子内部からクラックを経て碍子の表面に出た劣化表示
液は、碍子表面に広範囲にわたって濡れ広がるため、目
視によるクラックの確認が確実に行われる。
〔実施例〕
以下、この発明を懸垂碍子に具体化した一実施例を第1
図及び第2図に基づいて説明する。
懸垂碍子の碍子本体lは筒状部2とひだ部3aを備えた
筒部3とを一体に形成してなり、その筒状部2内の中心
にはピン金具4がセメント5により固定されるとともに
、筒状部2の外面にはキャップ金具6がセメント7を介
して嵌合固定されている。そして、キャップ金具6の頂
部には係合凹部8が設けられ、この係合凹部8により懸
垂碍子のピン金具4を係合させることにより、複数の懸
垂碍子を縦方向に順次連結できるようになっている。
前記碍子本体lの筒部3内には三箇所に同心状に円環状
の中空部9が形成され、その中空部9内に2箇所の注入
孔10の一方から劣化表示液11が充填された状態で両
性入孔10が蓋12により閉鎖されている。
前記碍子の劣化表示液11は、この実施例ては絶縁性、
耐候性、浸透性及び濡れ広がり性を持つ溶液として、反
応性ポリシロキサンやアセトキシ基、アルコキシ基、ケ
トキシム基等の架橋剤から構成されたRTVシリコーン
ゴムを使用し、これに着色剤としてのアゾ系赤色油溶性
染料とキシレン等の有機溶剤を攪拌して形成している。
又、着色剤の混入比率は5〜20%が最も望ましい。
次に、前記のように構成された劣化反応碍子において、
碍子本体lの筒部3にクラック13が発生すると、中空
部9も筒部3とともに破損して、その内部の劣化表示液
11がクラック13から筒部3の表面に流出する。この
とき前記クラック13は非常に微小な間隙であるが、こ
の実施例では濡れ広がり性を有するRTVシリコーンゴ
ムを使用したので、流出した劣化表示液11はその濡れ
広がり性により第2図に示すように筒部3の表面を広範
囲に広がって着色表示し、約2時間経過すると常温で硬
化するため、懸垂碍子の劣化状態が鉄塔に上ることなく
地上やヘリコプタ−等からでも、肉眼又は望遠鏡等によ
り容易かつ確実に目視点検することかできる。そのため
に、点検作業に要する時間や労力を大幅に削減すること
かできる。
又、この実施例では耐候性を有する劣化表示液11が硬
化するため、雨水により洗い流されることはなく、従っ
て長期間劣化状態を表示することが可能となる。
〔別の実施例〕
次に、この発明の別の実施例を第3図及び第4図に基づ
いて説明する。
まず、第3図に示す実施例においては、前記碍子本体l
の筒部3の上面には円環状の凹所15か形成され、該凹
所15内に円環状のガラスパイプ16か配設され、フリ
ップト等の接着剤17により接着されている。ガラスパ
イプ16の上部は蓋体18により覆われている。
さらに第4図に示す実施例においては、碍子本体1に円
環状の溝19が一体に形成されるとともに、その上面が
円環状の蓋体20により覆われ、蓋体20に設けられた
2個の注入孔21の一方から溝19内に劣化表示液11
が充填された状態で、両性入孔21が閉鎖されている。
さらに、前記劣化表示液11の濡れ広がり性を持つ溶液
として、RTVシリコーンゴムに代えて例えばシリコー
ンオイルを使用してもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明は碍子の笠部にクラック
が発生した時、笠部の表面が広範囲にわたって着色され
て劣化状態が明瞭に表示され、その碍子の劣化状態を鉄
塔等に上ることなく、地上やヘリコプタ−等から容易に
点検することができ、目視性能を大幅に向上することが
できるとともに、点検作業に要する時間や労力を削減す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の劣化反応碍子を示す半縦断面図、第
2図は碍子の笠部にクラックが発生して着色表示された
状態を示す正面図、第3図及び第4図は劣化表示液の碍
子への収容構造の別個を示す部分断面図である。 l・・・碍子本体、3・・・笠部、11・・・中空部、
13・・・浸透性及び濡れ広がり性を備えた溶液と、着
色剤とからなる劣化表示液、13・・・クラック。 特許出願人      日本碍子 株式会社代 理 人
     弁理士  恩1)博宣(ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、浸透性及び濡れ広がり性を備えた溶液と、着色剤と
    からなる劣化表示液を碍子の笠部に収容したことを特徴
    とする劣化反応碍子。
JP19865490A 1990-07-26 1990-07-26 劣化反応碍子 Expired - Fee Related JP3150684B2 (ja)

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