JPH0486645A - 複写装置の露光量決定方法 - Google Patents

複写装置の露光量決定方法

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JPH0486645A
JPH0486645A JP20098690A JP20098690A JPH0486645A JP H0486645 A JPH0486645 A JP H0486645A JP 20098690 A JP20098690 A JP 20098690A JP 20098690 A JP20098690 A JP 20098690A JP H0486645 A JPH0486645 A JP H0486645A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写装置の露光量決定方法に係り、特に、写真
焼付装置、カメラ、レーザプリンタ等のハードコピー装
置等の複写装置の露光量をファジィ推論を利用して決定
する複写装置の露光量決定方法に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕従来
より、カラー写真焼付装置では、フィルムに記録された
原画面、すなわち原画像を多数個に分割して測光し、こ
の測光により得られた測光データから、予め定められた
複数領域の画像特徴量、すなわち平均濃度、最大、最小
濃度等を求め、各領域の画像特徴量に基づいて焼付露光
量を決定することが行われている。この場合、主要部が
原画面の中央部に存在する確率が高いことから、中心部
を含む領域とその他の領域との複数領域に分割して画像
特徴量を求めることが多い。そして、中心部を含む領域
の画像特徴量の重みを重くして焼付露光量を決定してい
る。
第2図(1)、(2)に示す類似原画面の場合は、同一
焼付露光量に決定されるべきであるが、各原画面の中心
部を含む領域12の画像特徴量が異なり、従来の露光量
決定方法では中心部を含む領域の画像特徴量の重みを重
くして露光量が決定されるため、同一露光量にならなく
なり、類似原画面に対する露光量がばらつく、という問
題がある。同様のことは、複数個の測光素子からの測光
値に基づき露出決定を行う方式のカメラ撮影において同
一被写体に対してカメラ位置がわずかに違うときの各露
光量すなわち露出量や、写真焼付装置において同一原画
面を複数回焼付けるときにフィルムのフィルムキャリア
へのセット位置がばらついたときの各焼付露光量におい
ても発生する。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、被写
体、カラーフィルムに記録された画像、カラーハードコ
ピーの原稿等のカラー原画像を複写するときに、同一ま
たは類似のカラー画像に対する露光量がばらつかないよ
うにした複写装置の露光量決定方法を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、予め分類した複数
パターンの各々に対して定めた露光量演算式に基づいて
露光量を決定する複写装置の露光量決定方法において、
カラー原画像を多数個に分割して測光し、測光により得
られたデータからカラー原画像の複数の特徴量を求め、
前記特徴量の各々について定めた該特徴量の大きさを判
定する各判定条件との一致度を求め、各判定条件との一
致度を複数個用いて前記複数パターンの各々に対する一
致度を決定し、パターンに対する一致度から各パターン
に対する重みを定め、前記露光量演算式から定まる露光
量の各々に前証重みを付して露光量を決定することを特
徴とする。
本発明では、前記パターンに対する一致度を前記判定条
件との一致度の積で決定することができる。
また、前記判定条件との一致度を、所定値と前記特徴量
との差に応じて定め、差が0のときの一致度を0と1.
0との間の値に設定することができ、前記判定条件との
一致度を前言己特微量の大きさの出現頻度分布に基づい
て定め、出現頻度が最も多い値の一致度を0と1.0と
の間の値に設定することもできる。
〔作用〕
本発明は、予め分類した複数パターンの各々に対して定
めた露光量演算式に基づいて露光量を決定するに際し、
カラー原画面を多数個に分割して測光し、測光により得
られたデータからカラー原画像の複数の特徴量を求める
。この特徴量としては、カラー画像を複数の領域に分割
したときの各領域の平均濃度、最大濃度、最小濃度、各
測光点の濃度差、濃度ヒストグラム形状、色等またはこ
れらを組合せた値、若しくは平均輝度、最大輝度、最小
輝度等またはこれらを組合せた値を採用することができ
る。次に、各特徴量について定約だ特徴量の大きさを判
定する各判定条件との一致度を求める。この判定条件と
の一致度を複数個用いて、例えば−政変の積を演算する
ことにより、複数パターンの各々に対する一致度を決定
し、このパターンに対する一致度から各パターンに対す
る重みを定める。この重みは、パターンに対する一致度
が大きくなる程大きくなる。そして、露光量演算式から
定まる露光量の各々に重みを付して、例えば加算するこ
とにより最終露光量を決定する。
上記判定条件との一致度は、所定値と特徴量との差に応
じて定めることができる。このとき、差がOのときの一
致度をOと1.0との間の値、好ましくは0.5に設定
する。また、判定条件との−政変を特徴量の大きさの出
現頻度分布に基づいて定め、出現頻度が最も多い特徴量
に対する一致度をOと1.0との間の値、好ましくは0
. 5に設定してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、カラー原画像の特
徴量と判定条件との一致度からパターンに対する重みを
決定し、露光量演算式から定まる露光量の各々に重み付
けをして最終露光量を決定しているため、同一または類
似カラー原画像に対する露光量のばらつきを減少させる
ことができる、という効果が得られる。また同一カラー
原画像の露光量決定において良い繰返し再現性が得られ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1実施例は、本発明をカラー写真焼付装置に適用する
ものであり、第3図には本発明が適用可能なカラー写真
焼付装置の概略が示されている。
ネガキャリアに装填されて焼付部に搬送されたカラーネ
ガフィルム20の下方には、ミラーボックス18及びハ
ロゲンランプを備えたランプハウス10が配列されてい
る。ミラーボックス18とランプハウス10との間には
、調光フィルタ60が配置されている。調光フィルタ6
0は、周知のようにY(イエロ)フィルタ、M(マゼン
タ)フィルタ及びC(シアン)フィルタの3つの色フィ
ルタで構成されている。
ネガフィルム20の上方には、レンズ22、ブラックシ
ャッタ24及びカラーペーパー26が順に配置されてお
り、ランプハウス10から照射されて調光フィルタ60
、ミラーボックス18及びネガフィルム20を透過した
光線がレンズ22によってカラーペーパー26上に結像
するように構成されている。
上記結像光学系の光軸に対して傾斜した方向でかつネガ
フィルム20の画像濃度を測光可能な位置には、センサ
28が配置されている。センサ28は、CCD (電荷
結合素子)で構成された2次元イメージセンサやライン
センサ等で構成され、第4図に示すようにネガ像を多数
の画素Snに面分割して走査線SLに沿って測光する。
この場合、各画素の測光は、B、G、R3原色について
行われる。
センサ28は、露光量コントロール値を演算してトライ
バ30を介して調光フィルタ60を制御することによっ
て露光量を制御する露光制御回路40に接続されている
。この露光制御回路40は、第1図に示した露光制御ル
ーチンのプログラム、以下で説明するメンバシップ関数
等を記憶したり一ドオンリメモリ (ROM) 、ラン
ダムアクセスメモリ (RAM) 、中央処理装置(C
PU)を備えたマイクロコンピュータで構成されている
。なお、このマイクロコンピュータとしては、デジタル
ファジィチップを備えたものが好適である。
次に、本実施例のファジィ制御規則について説明する。
まず、本実施例では、第5図に示すように、カラーフィ
ルムの画面を中心部領域RI、周辺下半分領域R2、周
辺上半分領域R3の3つの領域に分割する。また、各領
域R+ 、R2、R1に含まれる測光データから得られ
る特徴量として以下の特徴量V1、V2、V3、■、を
採用する。
ナオ、この特1!1V+ 、V2 、V3 、vsはR
lG、83色の各々について求められるが、以下では区
別しないで説明する。
Vl :中心部領域R1の平均濃度一画面周辺部領域(
周辺下半分領域R2と周辺上半分領域R3とを加えた領
域)の平均濃度 V2 :全画面(中心部領域RI 、周辺下半分領域R
2および周辺上半分領域R3を加えた領域)の平均濃度
−全画面最小濃度 V3 :画面周辺部領域の各測光点間の濃度差が小さい
部分の画面周辺部領域に対する面積率 ■、:周辺下半分領域R2の最大濃度−全画面最小濃度 ファジィ制御規則としては、1f−then〜の形で以
下の(1)〜(5)の5つの規則を用いる。
(1)もし特徴量V1が小さくかつ特徴量v2が小さけ
れば、露光量演算式F1を用いて得られた露光量の最終
露光量(実際に露光量を制御するときの値)に対する反
映度合、すなわち重みを大きくする。
(2)もし特徴量Vlが小さくかつ特徴量V2が大きけ
れば、露光量演算式F2を用いて得られた露光量の最#
露光量に対する反映度合を大きくする。
(3)もし特徴量V1が大きくかつ特徴量V、が大きけ
れば、露光量演算式F3を用いて得られた露光量の最終
露光量に対する反映度合を大きくする。
(4)もし特徴量V、が大きくかつ特徴量V3が小さく
かつ特徴量V、が小さければ、露光量演算式F、を用い
て得られた露光量の最終露光量に対する反映度合を大き
くする。
(5)もし特徴量V、が大きくかつ特徴量V、が小さく
かつ特徴量V、が大きければ、露光量演算式F5を用い
て得られた露光量の最終露光量に対する反映度合を大き
くする。
上記大きい、小さい等の言語値は以下で説明する特mt
v、(ただし、i=1.2.3.4)のメンバシップ関
数によって定量化される。このメンバシブ関数は次のよ
うにして決定される。まず、類似する画面は、実際には
画像構造等も異るが、多くの場合画面中の主要被写体の
位置が異るだけであると仮定し、画面の類似性を画面と
センサの測光エリアとがずれた場合と等価であると仮定
する。この仮定のもとに、画面に対する測光エリアの位
置を左右に段階的にずらし、第6図(B)に破線で示す
測光エリアが正位置のときの特徴量VOi (所定値)
に対する、測光エリアをずらしたときの特徴量Vi’の
差ΔV、(=V、  V o t )のヒストグラムを
作成する。なお、第6図(A)、(C)は各々測光エリ
アを正位置から右、左にずらした状態を示す。このヒス
トグラムは、第7図(B)に示すようになる。このヒス
トグラムの頻度が最大の部分は測光エリアをずらしたに
も拘わらず特徴量が変化しなかった部分(差ΔV、−〇
)であり、画面の類似性が最も高いことを意味している
従ってヒストグラムの頻度が最大になる点に対応する特
徴量Viのメンバシップ値、すなわち−政変が0.5に
なるようにメンバシップ関数を決定する。なお、ヒスト
グラムの頻度が最大になる点に対応する特徴量V1のメ
ンバシップ値は、0゜0〜1.0の間の値に設定するこ
とが可能である。
また、メンバシップ値が1.0.0.0になる位置は、
ヒストグラムの頻度が最小になる位置又はこの位置近傍
に一致させてもよく、頻度が最大と最小との間になる位
置に一致させてもよい。
上記の方法でメンバシップ関数を定めると、特徴量V、
のメンバシップ関数は、上記規則(1)に対しては第8
図(A)、規則(2)に対しては第8図(B)、規則(
3)に対しては第8図(C)、規則(4)に対しては第
8図(D)、規則(5)に対しては第8図(E)に示す
ように決定される。特徴量V+のメンバシップ関数では
、メンバシップ値は各々V1=に1 (例えば、72、
値は濃度値の100倍、以下同様)で0.5に設定され
、その位置を点線で示している。また、特徴量v2のメ
ンバシップ関数は、規則(1)に対しては第8図(F)
、規則(2)に対しては第8図(G)に示すように、各
々V2=に2 (例えば、61)でメンバシップ値が0
゜5になるように決定される。更に、特徴量V3に対す
るメンバシップ関数は、規則(3)に対しては第8図(
H)、規則(4)に対しては第8図(I)、規則(5)
に対しては第8図(J)に示すように、各々V3=に3
  (例えば、13)でメンバシップ値が0.5になる
ように決定される。そして、特徴量v4に対するメンバ
シップ関数は、規則(4)に対しては第8図(K)、規
則(5)に対しては第8図(L)に示すように、V4 
=に4  (例えば、106)でメンバシップ値が0.
5になるように決定される。
これらのメンバシップ関数は、判定条件を定めるもので
あり、メンバシップ値が大きくなるに従って特徴量Vi
の判定条件との一致度が高くなることを表している。
なお、特徴量Vtの値の大きさの分布をヒストグラムで
表し、分布が最も多い値に対する一致度を0と1.0と
の間の値、好ましくは0.5に設定してもよい。 なお
、上記露光量演算式F、はV+ <K、かつV2 <K
2のときくパターン1)、露光量演算式F2はV+ <
K+かつV2≧に2のときくパターン2)、露光量演算
式F3はV1≧に+かつV3≧に3のとき(パターン3
)、露光量演算式F4 L!V+ ≧に+かつV3くに
3かつv。
< K 4のときくパターン4)、露光量演算式F5は
V + ≧K +かツV3〈K3かつv3≧に4のとき
(パターン5)、各々最適露光量が得られるように定め
られている。
上記のようにして定められたメンバシップ関数、露光量
演算式は予め露光制御回路40のROMに記憶されてい
る。
次に、第1図を参照して上記のメンバシップ関数を用い
て露光量を制御する本実施例の露光制御ルーチンを説明
する。ステップ100においてセンサ28で検出された
測光データを取り込み、ステップ102において測光デ
ータの各々が第5図に示すように分割された領域R1、
R2、R3のいずれに属するかを判断して測光データの
全てを分類する。ステップ104では、上記のように分
類された測光データを用いて、上記で説明した特111
V、〜V4を演算する。次のステップ106では、上記
で説明したファジィ制御規則(1〕〜(5)にしたがっ
て第8図に示すメンバシップ関数がら特徴量V1〜V4
に対応する一致度を演算し、すなわち特徴量V、−V、
について判定条件との一致度を演算し、ステップ108
において規則(1)〜(5)の各々に対して一致度の積
wl、すなわちパターン1〜5の各々に対する一致度を
演算する。このパターンに対する一致度は最終露光量に
対する各露光量演算式から求めた露光量の反映度を表す
ため、以下では反映度として説明する。第8図に示した
例では、規則(1)に対しては、特徴11V、に対する
一致度、すなわちメンバシップ値が0. 7(実線で表
す、以下同じ)、特徴量V2に対する一致度が0.4で
あるため、反映度は0. 7XO。
4=0.28になる。規則(2〕に対しては、特徴量v
1 に対する一致度が0. 7、特徴量V2に対する一
致度が0.6であるため、反映度w2は0゜7XO,6
=0.42になる。規則(3)に対しては、特徴量V1
に対する一致度が0.3、特徴量V3に対する一致度が
0であるため、反映度w3は0゜3XO=Oになる。規
則(4)に対しては、特徴量Vに対する一致度が0.3
、特徴量V3に対する一致度が1.0、特徴量V4に対
する一致度が0゜9であるたt、反映度w4は0.3X
1.OXo。
9=0.27になる。
そして、規則(5)に対しては、特徴量v1に対する一
致度が0. 3、特徴量V3に対する一致度が1゜0、
特徴量V4に対する一致度が0.1であるため、反映度
W、は0.3x1.OxO,1=0゜03となる。
次のステップ110では以下の式に従って反映度の規格
化処理を行う。
次のステップ112では、各露光量演算式Fiより露光
量fiを演算しくただし、1−1.2・・・5)、ステ
ップ114において露光量fiの各々に規格化反映度W
、に相当する重みを付加して(2)式に示すように積算
した値を最mW光量Xとする。
そして、この最終露光量Xで定まる露光コントロール値
でドライバ30を駆動することにより調光フィルタ60
の位置を制御して露光量を制御する。
同一原画像を用いて上記のように露光量を制御したとき
のフィルムのセット位置ずれによる本実施例(代数積に
よるファジィ推論)の露光量変化の分布を、従来例(現
行)、比較例(論理積によるファジィ推論)についての
分布と比較して第9図に示す。
第9図においてΔDKは、フィルムのセット位置ずれに
よる露光量変化を示し、0.5の変化で10%の露光量
変化に相当する。なお、論理積によるファジィ推論は、
上記規則(1)〜(5)の条件部(if〜)において最
小となる一致度を結論部(then〜)で採用したもの
である。図から理解されるように、代敷積によるファジ
ィ推論及び論理積によるファジィ推論では、ΔDKが小
さい部分(0,0〜0.5、−0. 5〜0.0)で現
行より分布が高くなっており、フィルムのセット位置が
ずれても露光量変化が小さいことの率が高いことがわか
る。また、本実施例の代数積によるファジィ推論は、比
較例の論理積によるファジィ推論よりフィルムのセット
位置ずれに対する露光量変化が少なくなっており、−政
変の積を用いる方が一致度の最小値を用いる場合より良
い結果が得られている。
以上説明したように本実施例によれば、フィルムのセッ
ト位置がずれても露光量変化が少なく、従って類似画像
に対する露光量の差も少なくなり、一連の類似画像が揃
った色、濃度として再現されることになる。
次に本発明の第2実施例を説明する。本実施例は、カメ
ラにおける露光制御に本発明を適用したものである。な
お、カメラの場合には露光を露出という場合が多いので
以下では露出という語を使用して説明する。本実施例で
は、第10図〔1)に示すように、ファインダーで目視
される撮影画面をフォーカス点(主要被写体が存在する
点)を含む中心部領域A1この中心部領域Aの周囲を囲
む領域B、この領域Bの外側に春在する領域Cの3つの
領域に分割する。
本実施例では、第10図(2)に示すように、6個の測
光素子P1〜P6を用いた測光器で撮影画面を測光する
。多数個の測光素子からなる測光器と複数個の測光器を
有し、フォーカス点を自動的に検出するカメラにおいて
は領域A、B、Cはフォーカス点の位置に領域Aが設定
され、B、Cが定まるようにしたのが好ましい。また、
各領域A、B、Cに含まれる測光データから得られる特
徴量として以下の特徴量B、 、B2を採用する。
B+ =Ba  Bbc B2 =Bab−Bc ただし、Baは一領域Aの平均輝度、Bcは領域Cの平
均輝度、Babは領域Aと領域Bとを加えた領域の平均
輝度、Bbcは領域Bと領域Cとを加えた領域の平均輝
度である。
ファジィ制御規則としては、以下の5つの規則を用いる
(1)もし特徴量B1が小さければ、超逆光撮影と判断
する。
(2)もし特徴量B1が中くらいの大きさでかつ特徴量
B2が小さければ逆光撮影と判断する。
(3)もし特徴量B、が中くらいの大きさでかつ特徴量
B2が中くらいの大きさならば、低コントラスト撮影と
判断する。
(4)もし特徴量B1が中くらいの大きさでかつ特徴量
B2が大きければ順光撮影と判断する。
(5)もし特徴量B1が大きければスポットライト撮影
と判断する。
上記規則の言語値は、以下で説明するメンバシップ関数
によって定量化される。すなわち、特徴量B1のメンバ
シップ関数は、規則(1)に対しては第11図(A)、
規則(2)に対しては第11図(B)、規則〔3〕に対
しては第11図(C)、規則(4)に対しては第11図
(D)、規則(5)に対しては第11図(E)に示すよ
うに決定されている。第11図(A)のメンバシップ関
数では、B、=α1でメンバシップ値が0.5になるよ
うに設定され、第11図(B)〜(D)のメンバシップ
関数では、B、=α1及びB=β1のときにメンバシッ
プ値が0,5になるように設定され、第11図(E)の
メンバシップ関数ではB、=β1のときにメンバシップ
値が0.5になるように設定されている。また、特徴量
B2のメンバシップ関数は、規則(2)に対しては第1
1図(F)、規則(3)に対しては第11図(G)、規
則(4)に対しては第11図(H)に示すように決定さ
れている。第11図(F)のメンバシップ関数はB2=
αlでメンバシップ値が0.5、第11図(G)のメン
バシップ関数はB2=α2、B2=β2のときにメンバ
シップ値が0. 5になるように、第11(H)のメン
バシップ関数はB、=β2でメンバシップ値が0.5に
なるように、それぞれ設定されている。これらのメンバ
シップ関数は、第7図で説明したように、カメラを正位
置に対して段階的に僅かずつずらし、正位置の特徴量と
ずらしたときの特徴量との差のヒストグラムを作成し、
差が0のときにメンバシップ値が0.5になるように決
定される。なお、差がOのときのメンパンツブ値は0と
1.0との間の値であればよい。また、上記で説明した
ように特徴量の分布からメンバシップ関数を定めてもよ
い。
また、超逆光撮影と判断されたときには露出演算式E1
て求めた露光量の重みを重くし、逆光撮影と判断された
ときには露出演算式E2て求めた露出量の重みを重くし
、低コントラスト撮影と判断されたときには露出演算式
E3で求めた露出量の重みを重くし、順光撮影と判断さ
れたときには露出演算式E。
で求めた露出量の重みを重くし、スポットライト撮影と
判断されたときには露出演算式E5で求めた露出量の重
みを重くして最#露出量を演算する。この露出演算式E
1〜E5は、以下に示す輝度BV、〜E1  : BV
t = klo + k1+ ・Bab++++h +
k 12 ・Ba  + k 13 ・BbcE2  
: BV2 =に2o’−L+ ’ Ba + k22
1Bab −に23・Bc B3 : BV3  =に3o’−に、++ ・Ba 
 +に32・Bb  +に33・Bc Ea  : BV4 =i<4o+1’(41HBa 
−+−1(4,I Bab十ksl ・Bc B5  : B V5  = kso+ k51 ・B
ab’max  +に51− Ba  + ks+ ・
Bbcなお、klo”k61は定数、Bbは領域Bの平
均輝度、B3 ab、、。は領域Aと領域Bとを加えた
領域の最小輝度、Bab□8は領域Aと領域Bとを加え
た領域の最大輝度である。
次に、第12図を参照して本実施例のn8制御ルーチン
を説明する。なお、第12図においテ第1図と対応する
部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。ステ
ップ90では、カメラに内蔵された多数個の測光素子を
有する測光器で測光された測光データおよびフォーカス
点情報を取り□ ・・・(3:・ 込み、ステップ92においてフォーカス位置が領域Aの
中心に位置するように領域Aの位置を決定するとともに
、領域Aが中央部に位置するように領域Bの位置を決定
する。なお、測距器が1個の場合はフォーカス点は中心
にあるので領域A、B、Cは固定される。ステップ10
2では第1実施例と同様に上記のように決定された領域
に属する測光データを判断して測光データを分類し、ス
テップ104において特徴量B、 、B2を演算する。
ステップ106では第11図に示すメンバシップ関数か
ら一致度を演算し、第1実施例と同様に一致度の積、規
格化反映度合を演算し、露出量E、を演算して上記と同
様に最終露出量Yを求めて露出量を制御する。
従来では特に最大輝度、最小輝度のような選択的測光値
はカメラの位置ずれによって選択されたり選択されなか
ったりして露出量決定に不安定な影響を与えるが、本実
施例によって安定性は増加し、小さな主要被写体に対し
ても適正な露出量の決定が可能となる。
本実施例によれば、同一被写体に対してカメラ位置がず
れて撮影したり、類似被写体を撮影したりする場合にも
一連の画像が揃った濃度、色で撮影される。
なお、上記では画面を3つの領域に分割する例について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
必要に応じて4つ以上に分割してもよい。また、メンバ
シップ関数も必要に応じて変更してよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の露光制御ルーチンを示す
流れ図、第2図(1)、(2)は類似画面に対する測光
エリアの位置を示す線図、第3図は本発明が適用可能な
カラー写真焼付装置の概略図、第4図はセンサが画面を
面分割して測光する状態を示す線図、第5図は画面を分
割した状態を示す線図、第6図(A)、(B)、(C)
は、画面に対する測光エリアの位置ずれを示す線図、第
7図はヒストグラムとメンバシップ関数との関係を示す
線図、第8図は第1実施例のメンバシップ関数等を示す
線図、第9図はフィルムのセット位置ずれによる露光量
変化の分布を示す線図、第10図(1)は第2実施例の
画面分割領域を示す線図、第10図(2)は第2実施例
に使用される測光素子の配置を示す線図、第11図は第
2実施例のメンバシップ関数等を示す線図、第12図は
第2実施例の露光制御ルーチンを示す流れ図である。 R,、R2、R3、A、B、C・・・領域、40・・・
露光制御回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)予め分類した複数パターンの各々に対して定めた
    露光量演算式に基づいて露光量を決定する複写装置の露
    光量決定方法において、 カラー原画像を多数個に分割して測光し、 測光により得られたデータからカラー原画像の複数の特
    徴量を求め、 前記特徴量の各々について定めた該特徴量の大きさを判
    定する各判定条件との一致度を求め、各判定条件との一
    致度を複数個用いて前記複数パターンの各々に対する一
    致度を決定し、 パターンに対する一致度から各パターンに対する重みを
    定め、 前記露光量演算式から定まる露光量の各々に前記重みを
    付して露光量を決定することを特徴とする複写装置の露
    光量決定方法。
  2. (2)前記パターンに対する一致度を前記判定条件との
    一致度の積で決定する請求項(1)の複写装置の露光量
    決定方法。
  3. (3)前記判定条件との一致度を、所定値と前記特徴量
    との差に応じて定め、差が0のときの一致度を0と1.
    0との間の値に設定した請求項(1)または(2)の複
    写装置の露光量決定方法。
  4. (4)前記判定条件との一致度を前記特徴量の大きさの
    出現頻度分布に基づいて定め、出現頻度が最も多い値の
    一致度を0と1.0との間の値に設定した請求項(1)
    または(2)の複写装置の露光量決定方法。
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