JPH048644Y2 - - Google Patents

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JPH048644Y2
JPH048644Y2 JP160586U JP160586U JPH048644Y2 JP H048644 Y2 JPH048644 Y2 JP H048644Y2 JP 160586 U JP160586 U JP 160586U JP 160586 U JP160586 U JP 160586U JP H048644 Y2 JPH048644 Y2 JP H048644Y2
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holes
dielectric
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の背景 技術分野 本考案は自動車電話用等のアンテナ共用器等に
使用される誘電体フイルタに関する。
先行技術とその問題点 この種の誘電体フイルタの従来例としては、例
えば第4図に示すように、チタン酸カルシウム−
チタン酸マグネシウム等を主成分とする誘電体磁
器材料を用いてブロツク状に形成された誘電体磁
器10に、間隔をおいて複数個の貫通孔21,2
2を形成すると共に、貫通孔21,22を開口さ
せた両面のうちの一面101を開放端面とし、こ
の開放端面101を除く全面および貫通孔21,
22の内周面にメタライズを施して、電気的に互
いに導通する導電膜31,32および33を形成
した誘電体共振器を使用し、この誘電体共振器に
対して開放端面101上で、貫通孔21,22の
導電膜31,32のそれぞれに、入出力用のコン
デンサ4,5を接続したものが知られている。
第5図は上述した誘電体フイルタの電気的等価
回路図であり、貫通孔21の導電膜31と外周面
の導電膜33との間に形成されるコンデンサC1
およびインダクタンスL1の並列共振回路A1と、
貫通孔22の導電膜32と外周面の導電膜33と
の間に形成されるコンデンサC2およびインダク
タンスL2の並列共振回路A2を、貫通孔21,2
2の導電膜31−32間の電磁気的結合CCによ
つて結合した回路として表現され、主として並列
共振回路A1,A2の共振周波数および結合量によ
つて定まるバンド幅を持つフイルタとなる。
しかしながら、上記入出力用のコンデンサ4,
5を貫通孔21,22の導電膜31,32上にそ
れぞれ配置・固着した構造を有する誘電体フイル
タは、上記コンデンサ4,5の配置・固着作業が
困難であり、そのため製造工程での歩留りもわる
くなる。
また、例えば、送信器、受信器やアンテナへの
リード線の接続に際し、作業が煩雑であり、しか
も接続の確実性に欠けるという不都合がある。
考案の目的 本考案の目的は、本来必要部品とされていた入
出力用のコンデンサの接着をやめ、それに代わる
機能をもたせ、しかも接続が確実で、製造の容易
である端子部を有する誘電体フイルタを提供する
ことにある。
考案の開示 このような目的は、下記の本考案によつて達成
される。
すなわち、本考案は、ブロツク状誘電体磁器に
1個以上の貫通孔を形成すると共に、この貫通孔
を開口させた両面のうちの一面の貫通孔の周囲に
開放端面を形成し、底面および側面ならびに貫通
孔の内周面に導電膜を形成し、上記貫通孔に端子
部を嵌着した誘電体フイルタにおいて、 上記端子部が、上記貫通孔に嵌入する基部とこ
の基部の一端に設けられたフランジ部とフランジ
部側から基部内に設けられた孔部とを有するホル
ダーと、このホルダーの孔部に嵌着される突出部
と突出部に連接する広径の巻線部とを有する中心
導体とから構成されることを特徴とする誘電体フ
イルタである。
考案の具体的構成 以下、本考案の具体的構成について詳細に説明
する。
本考案の誘電体フイルタの1実施例を第1図〜
第3図に示す。
図示のように、本考案の誘電体フイルタ1は、
ブロツク状誘電体磁器10に少なくとも1個以
上、通常複数(図示の場合は2個)の貫通孔2
1,22を有するフイルタ本体11と、この貫通
孔21,22に嵌入して設けられる端子部15と
を有する。
端子部15は、絶縁性のホルダー7と、中心導
体8とから構成される。
ホルダー7はフイルタ本体11に設けられ、導
電膜31,32を設けた貫通孔21,22内に嵌
入される基部71とその基部71の端面に設けら
れたフランジ部75とを有している。
基部71の形状は、フイルタ本体11に設けら
れた貫通孔21,22に嵌入できるような形状お
よび寸法とされ、通常は円柱形状とすることが好
ましいが、その他種々の形状であつてもよい。
なお、基部71の長さは、貫通孔21,22の
長さ以下の範囲にて種々変更可能であり、この長
さによつて、フイルタの入出力結合容量を変更す
ることができる。
このような基部71の長手方向の一方の端面に
は、基部71の外径よりも大きな外径を有するフ
ランジ部75が一体的に連接される。
このフランジ部75は、通常円板状等の板状を
なし、その基部71側の面751は、ホルダー7
嵌着時、フイルタ本体11に形成された開放端面
101とほぼ密着するようにされる。
一方、フランジ部75の上部側の面755は、
通常、後述する中心導体8の巻線部85の下部側
の面851とほぼ密着するようにされる。
なお、必要に応じてフランジ部75の上部側の
面755や基部側の面751の面上に凹部や凸部
を設けてもよい。
さらに、基部71とフランジ部75を有するホ
ルダー7は、そのフランジ部側から基部内に孔部
77が設けられている。
この孔部77は、後述の中心導体8の突出部8
1が嵌入するためのものであつて、フランジ部7
5側から基部71のほぼ中央に設けられる。そし
て、この孔部77は、通常、図示のように透孔と
して形成されるが、中心導体8の突出部81およ
び基部71の寸法によつては盲孔であつてもよ
い。
中心導体8の突出部81をこの孔部77に嵌入
することにより、第2図に示されるように、フイ
ルタ本体11の貫通孔21,22の内周面に形成
された導電膜31,32と、突出部81と、基部
71とからコンデンサが形成され、入出力結合容
量となる。
このような基部71とフランジ部75と孔部7
7とを持つホルダー7は、通常、同一材質で一体
的に形成され、その材質は絶縁性材料であつて損
失の小さいものであればよいが、中でも特にポリ
テトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体、ポリふつ化ビニリデ
ン、ポリフツ化ビニル等のふつ素系樹脂が好まし
い。
ホルダー7は、突出部81と巻線部85とを有
する中心導体8との組み合せによつて一体化さ
れ、端子部を構成する。この組み合せ一体化は通
常、ホルダー7の孔部77へ中心導体8の突出部
81を嵌入することによつて行われる。
中心導体8の突出部81の形状は、通常円柱形
状をなし、その長手方向に対して垂直方向の断面
形状および大きさは、前記のホルダー7の孔部7
7の形状とほぼ同一とされる。
なお、この突出部81の形状は円柱形状の他、
角柱形状等であつてもよい。
孔部77に嵌入される突出部81は、第3図に
示されるように、巻線部85の一方の下部側の面
851のほぼ中心に連接して一体化されている。
この巻線部85は、送信器、受信器、アンテナ等
とのリード線を巻き線するためのものであり、従
つて巻線部85の形状には特に制限はなく、種々
の形状がとられうる。
その一例として、2つのほぼ平行な上部側の面
855と下部側の面851を有する円板状の巻線
部85が第3図に示されている。
下部側の面851は、突出部81をホルダー7
の孔部77に嵌入する際、前述したフランジ部7
5の上部側の面755とほぼ密着するように組立
られる。
一方、巻線部85の上部側の面855のほぼ中
央には必要に応じて、図示のように棒状の端子接
続ピン82を一体的に有してもよい。
このすることによつて、他のリード線や端子ピ
ン等との接続が容易になる。
さらにこのような巻線部85の上部側の面85
5上には、図示のように、保護板9を設けること
が好ましい。そして、この保護板9は、通常、巻
線部85の上部側の面855とほぼ同様な形状・
大きさの平面を有する平板状とすればよい。な
お、図示のごとく巻線部85の上部側の面855
上に棒状の端子接続ピン82を設けた場合には、
通常保護板9の中央部には端子接続ピン82が貫
通可能となるように孔部99が設けられる。この
保護板9の材質は前述したホルダー7と同様なも
のとすればよい。
突出部81、巻線部85、必要に応じて設けら
れる端子接続ピン82を有する中心導体8は、通
常、同一材質で一体的に成形されており、その材
質は比抵抗が小さく導電性を有するものであれば
よく、例えば、Cu、Al、Ag、Fe、Ni、Pt,Ti
等の各種金属やこれらを含有する各種合金等を用
いる。これらの材質のなかでも特に中心導体8
は、ピンとして機械的強度と、電気的特性を要求
されるので、ベリリウム鋼またはリン青銅等の堅
い材質に導電性の高い材質である銀等のメツキを
ほどこしたものを使用することが好ましい。
上述したようなホルダー7と中心導体8とを有
する端子部15は、フイルタ本体11にとりつけ
られる。
フイルタ本体11は、ブロツク状誘電体磁器1
0に少なくとも1個以上の貫通孔(図面において
は2個の貫通孔21,22が例示してある)を有
し、この貫通孔を開口させた両面のうちの上端面
の少なくとも1個の貫通孔を有する面を開放端面
101とし、底面および側面ならびに貫通孔の内
周面にメタライズを施して電気的に導通する導電
膜31,32,33を形成して短絡面として構成
される。
この場合、誘電体磁器10は、通常、直方体と
するが、その形状は、複数個の貫通孔21,22
を形成できるものであれば制限はない。
また、開放端面としては、一般に貫通孔開口側
の一面側のほぼ全面とすればよいが、開放端面を
分離し、複数個存在させることも可能である。
導電膜31,32,33を形成するメタライズ
は、金属ペーストを印刷する方法などにより行
う。
上記では全側面を短絡面とする場合について述
べたが、側面のうち一部、例えば一対の対向面は
開放面とすることもできる。
そして、上面、底面、側面には、結合量を制御
するためなどの各種の溝や凹部などを形成するこ
ともできる。
さらには、底面等には、所定のパターン、例え
ば楕円等の絶縁帯部を設けることもできる。
絶縁帯部を設ける場合は、エツチング、研削
等、あるいは印刷時に絶縁体を設ける方法等を適
宜選択すればよい。
さらには、これら誘電体共振器を複数個ブロツ
ク状に連接して帯域等価型フイルタとしたり、こ
れに帯域除去用フイルタを一体化したりすること
もできる。
さらには、前記貫通孔の配置方向と同方向の対
向する2つの側面に直交するように形成される孔
を有してもよい。
考案の具体的作用効果 本考案によれば、本考案の誘電体フイルタは、
フイルタ本体に端子部がとりつけられており、そ
の端子部は、フイルタ本体の貫通孔に嵌着される
基部とフランジ部とを有する絶縁性のホルダー
と、このホルダーのほぼ中央に設けられた孔部に
嵌着される突出部と巻線部とを有する中心導体と
を有し構成されている。そのため、この端子部
は、従来、別途設けれていたコンデンサの機能を
も合せもち、しかも接続端子としての構造がきわ
めて簡単であり、接続が容易にしかも確実に行な
える。
従つて、このものを用いることによつて、工程
作業の簡素化、部材コストの低減等が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案における誘電体フイルタの1
実施例を示す平面図である。第2図は、第1図の
A−A′線断面図である。第3図は、本考案の誘
電体フイルタの端子部の組み合せ前の斜視図であ
る。第4図は、従来の誘電体フイルタの断面図で
あり、第5図はその電気的等価回路図である。 符号の説明、1……誘電体フイルタ、11……
フイルタ本体、15……端子部、101……開放
端面、21,22……貫通孔、31,32,33
……導電膜、5,6……コンデンサ、7……ホル
ダー、71……基部、77……孔部、75……フ
ランジ部、8……中心導体、81……突出部、8
5……巻線部、9……保護板、99……孔部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブロツク状誘電体磁器に1個以上の貫通孔を形
    成すると共に、この貫通孔を開口させた両面のう
    ちの一面の貫通孔の周囲に開放端面を形成し、底
    面および側面ならびに貫通孔の内周面に導電膜を
    形成して、上記貫通孔に端子部を嵌着した誘電体
    フイルタにおいて、 上記端子部が、上記貫通孔に嵌入する基部とこ
    の基部の一端に設けられたフランジ部とフランジ
    部側から基部内に設けられた孔部とを有するホル
    ダーと、このホルダーの孔部に嵌着される突出部
    と突出部に連接する広径の巻線部とを有する中心
    導体とから構成されることを特徴とする誘電体フ
    イルタ。
JP160586U 1986-01-09 1986-01-09 Expired JPH048644Y2 (ja)

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JP160586U JPH048644Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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JP160586U JPH048644Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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JPS62114504U JPS62114504U (ja) 1987-07-21
JPH048644Y2 true JPH048644Y2 (ja) 1992-03-04

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