JPH0485284A - エレベータドアの制御装置 - Google Patents

エレベータドアの制御装置

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JPH0485284A
JPH0485284A JP2201675A JP20167590A JPH0485284A JP H0485284 A JPH0485284 A JP H0485284A JP 2201675 A JP2201675 A JP 2201675A JP 20167590 A JP20167590 A JP 20167590A JP H0485284 A JPH0485284 A JP H0485284A
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JP
Japan
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abnormality
inverter
control
program
microcomputer
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Pending
Application number
JP2201675A
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English (en)
Inventor
Kimimoto Mizuno
公元 水野
Masanori Tawada
多和田 正典
Terumi Hirabayashi
平林 輝美
Toshiyuki Kodera
利幸 小寺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0485284A publication Critical patent/JPH0485284A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はエレベータドアの制御装置に関するもので、特
に、エレベータドアを開閉する電動機をインバータによ
り駆動制御するエレベータドアの制御装置に関するもの
である。
[従来の技術] 第5図は従来のエレベータドアの制御装置が適用される
エレベータドアの機械的構成を示す正面図である。
図において、(1)はエレベータドア、(2)はエレベ
ータかごの出入口、(3)はエレベータドア(1)の上
部に固定されたドアハンガー(4)はドアハンガー(3
)が装着されているハンガーケース、(5)はハンガー
ケース(4)に取付けられたドアレール、(6)はドア
レール(5)の上部を回動しエレベータドア(1)の開
閉を案内するハンガーローラ、(7)はドアレール(5
)の下部を回動しエレベータドア(1)の開閉を案内す
るアップスラストローラであり、このハンガーローラ(
6)及びアップスラストローラ(7)は共にドアハンガ
ー(3)に回動自在に取付けられている。(8)はエレ
ベータドア(1)に取付けられた係合装置であり、ドア
ゾーン内で乗場ドアに設けられた装置(図示せず)と係
合することにより、エレベータかご側のエレベータドア
(1)と乗場ドアとが連動して開閉動作を行なう。(9
)はハンガーケース(4)上部に据付けられた駆動装置
であり、この駆動装置(9)がエレベータドア(1)を
駆動する。(lO)は駆動装置(9)に内蔵されたドア
駆動用の電動機、(11)は駆動装置(9)の駆動力を
エレベータドア(1)に伝達する4連のリンクであり、
このリンク(11)を介してエレベータドア(1)は開
閉駆動をする。(12)はドア閉状態を示す閉状態(C
LT)センサ、(13)はドア開状態を示す開状態(O
L T)センサ、(14a)及び(14b)は弾性体に
より構成された戸閉側及び戸開側のストッパーである。
(15)は電動機(10)を駆動するインバータ等によ
り構成されたドア制御装置、(16)はストッパー(1
4a)(14b)に当たる戸当金具、(17)は前記の
閉状態センサ(12)及び開状態センサ(13)を作動
させるセンサ用金具である。
上記構成のエレベータドアにおいては、ドア制御装置(
15)により駆動装置(9)の電動機(10)が適宜駆
動制御されることにより、リンク(11)を介してエレ
ベータドア(1)が開閉動作を行なう。
次ニ、上記構成のエレベータドアを駆動するベクトル制
御のインバータ回路について説明する。
第6図はベクトル制御によるインバータの制御回路を示
すブロック構成図である。なお、この回路の電源には、
例えば、200Vまたは220Vの三相交流または単相
交流が使用される。
図において、(18)は前記交流を整流するダイオード
ブリッジ、(19)はダイオードブリッジ(18)で整
流された直流を滑らかにする平滑コンデンサ、(20)
はトランジスタやFET等のスイッチング素子で構成さ
れたインバータ、(21)はパルス幅変II (PWM
)パルスを発生するPWM部である。このPWM部(2
1)からのPWMパルスによってインバータ(20)の
各スイッチング素子は適宜駆動し、パルス幅変調されて
、前記ダイオードブリッジ(18)及び平滑コンデンサ
(19)で整流された直流電圧を正弦波状の電動機(1
0)の制御電流に変換する。このように、インバータ(
20)によって電動機(10)の速度及びトルクは適宜
制御される。
(10a)は電動機軸に取付けられたエンコーダであり
、このエンコーダ(10a)により電動機(10)の実
際の速度が検出される。(22)は速度指令ωrを発生
する速度指令発生部、(23)は加算器であり、この加
算器(23)により前記速度指令ωrとエンコーダ(1
0a)で検出された電動機(10)の実際の速度ωr8
と比較されて速度偏差Δωrが求められる。(24)は
速度指令ωrに追従するように電動機(10)に必要な
トルクを計算してトルク指令iqを出力する速度アンプ
、(25)はすべり周波数ωSを発生するすべり計算部
であり、このすべり周波数ωSは、例えば、トルク分電
流iq及び定トルク領域では通常一定値である励磁分電
流指令idが入力されることにより求められる。(26
)は前記すべり周波数ωSとエンコーダ(10a)で検
出された速度ωr8を加算する加算器、(27)は積分
器として機能する位相カウンタで、電動機(10)の磁
界の回転角θr=、l’ (ωr7±ω5)dtが計算
される。(28)はトルク分電流iqと励磁分電流指令
idとから位相角θiを算出する位相角計算部、(29
)は位相角θiと前記磁界の回転角θrとを加算し実電
流位相角θ=θr+θiを算出する加算器、(30)は
トルク分電流iqと励磁分電流指令idとから電流振幅
II+を算出する電流振幅計算部、(31)は前記実電
流位相角θと電流振幅II+とからU相及びV相の電流
指令を発生する電流指令発生部である。
なお、U相電流指令Iuは Iu=  Il・sinθ として、また、V相電流指令1vは Iv=l I l ・sin (θ+2 yr / 3
 )として求まる。また、(32)は電動機(10)の
U相電流1u”及びV相電流Iv”を検出する直流CT
、(33)は前記電流指令発生部(31)からのU相及
びV相の電流指令Iu、IvとU相及び■相の実電動機
(10)の制御電流1u”Iv”とから各相の電流偏差 ΔIu、ΔIv、ΔIw=−ΔIu−ΔIvを各々求め
る電流アンプ部である。そして、これらの各相の電流偏
差Δlu、ΔIv、ΔIwに見合った三相PWM電圧指
令がPWM部(21)から切換信号Cとしてインバータ
(20)に出力される。なお、このインバータの制御回
路の速度指令発生部(22)から電流指令発生部(31
)の各構成要素は演算制御手段としてのマイクロコンピ
ュータ(40)によって構成されている。
上記構成のインバータの制御回路を介して、インバータ
(20)は適宜制御され、電動機(10)の速度及びト
ルクがフィードバック制御される。
即ち、電動機(10)の電流、電圧1周波数等が所定の
値になるように適宜制御することにより、電動機(10
)の回転速度及び駆動トルクを制御している。また、こ
のようなベクトル制御インバータは、通常、第6図の一
点鎖線で示した演算制御手段としてのマイクロコンピュ
ータ(40)で構成されている。
次に、この演算制御手段としてのマイクロコンピュータ
(40)のハードウェアの構成について説明する。
第1図は現在使用されているエレベータドアの制御装置
のインバータ制御を演算制御手段としてのマイクロコン
ピュータで構成した回路を示す回路図である。
図において、(41)は中央演算装置であるCPU、(
42)は所定の処理プログラム等が格納されているRO
M、(43)はデータ等が格納されているRAMである
。(44)はΣALARM信号により割込処理を行なわ
せる割込制御ユニット、(45)はU相、■相の各電流
指令1u。
Ivを出力するDAコンバータ、(46)は制御用各人
力信号をマイクロコンピュータ(40)に取込むための
入力インターフェイス、(47)はプログラム処理の結
果を出力する出力インターフェイス、(48)は異常内
容をコード番号で表示するセブンセグメント発光ダイオ
ード表示器からなる異常表示器、(49)はエンコーダ
(10a)からのパルス列により電動機(10)の速度
を検出するための可逆カウンタ、(50)はプログラム
の処理時間を監視するウオッチドツクカウンタであり、
プログラムが所定ルーチンを所定時間内で通過しないと
きにWD OU T信号を出力する。
(50A)はサンプリングタイマであり、第6図に示し
たブロック図の制御を実施するため、所定時間毎(サン
プリング周期毎)にCPU(41)に割込みをかけ、後
述する第7図のインバータ制御プログラムを起動させる
ためのSAMP−IT倍信号発生させる。(51)は各
データの通路であるバスである。
また、従来のエレベータドアの制御装置では、インバー
タ(20)の制御回路の異常等を検出し保持する異常検
出保持回路を有している。
第2図は従来のエレベータドアの制御装置に用いられる
異常検出保持回路を示す回路図である。
なお、この異常検出保持回路は機能回路の組合せで構成
したものである。
図において、(52)は2相の交流電動機(10)の制
御電流のフィードバック信号から直流信号を得る三相全
波整流回路、(53)はコンパレータ、(54)はコン
パレータ(53)用の基準電源である。(55)は電動
機(10)の制御電流1u、Iv、Iwが所定値Vre
f以上になったときに保持状態となるフリップフロップ
、(56)はORゲート、(57)は上記第7図中のウ
オッチドツクカウンタ(50)からのウオッチドツクア
ラーム信号WDOUTを微分するためのワンショット回
路、(58)はウオッチドツクアラーム信号’WDOU
Tが出力されたときに保持状態となるフリップフロップ
である。上記の各フリップフロップ(55)、  (5
8)は電源投入時のRESETパルス(図示せず)によ
ってリセットされる。
このような構成の異常検出保持回路においては、例えば
、過電流異常の検出をフリップフロップ(55)に保持
された場合には、ORゲート(56)を通してインバー
タ(20)を遮断するためのΣALARM信号が出力さ
れる。そして、このΣALARM信号が割込制御ユニッ
) (44)ヲ介してマイクロコンピュータ(40)に
入力されると、マイクロコンピュータ(40)では第4
図に示すプログラムが実行される。
第4図は異常発生時に演算制御手段としてのマイクロコ
ンピュータで実行される割込プログラムを示すフローチ
ャートである。
図において、まず、ステップS1でアラーム信号の有無
が判断される。アラーム信号が“有”の場合は、ステッ
プS2で異常コードの表示がされ、ステップS3でイン
バータ(20)のベースを遮断するためのBCUTI出
力が出力インターフェイス(47)から出力される。そ
して、ステップS4でゲート回路(図示せず)を介して
インバータ(20)を遮断状態にすることにより、電動
機電流の停止処理がなされる。また、ステップS1でア
ラーム信号が″無″の場合は、ステップS5で割込処理
は完了とみなされ、上記の割込処理は実行されず、その
ままメインルーチンに戻る。
上記のような一連の割込処理によって、インバータ(2
0)の制御回路に異常が発生した場合には、インバータ
(20)の駆動を即刻停止し、エレベータドアの誤動作
を防止している。
また、正常状態においては、演算制御手段としてのマイ
クロコンピュータ(40)では通常のインバータ制御プ
ログラムが実行される。このプログラムは第1図に示し
たサンプリングタイマ(50A)から所定時間毎発生す
るSAMP−IT倍信号より実行される。
第7図は従来エレベータドアの制御装置におけるインバ
ータ制御プログラムを示すフローチャートである。
図において、ステップSllは電動機(10)の速度指
令の演算を行なう速度指令演算ルーチン、ステップ51
2は現在の電動機(10)の速度の演算を行なう現在速
度演算ルーチン、ステップ813はフィードバックルー
プにより演算を行なう速度ループ演算ルーチン、ステッ
プ514はインバータ(20)のベクトル制御用の演算
を行なうベクトル演算ルーチンである。
なお、ここでは上記のステップSllからステップ51
4の各ルーチンで実行される各プログラムの詳細につい
ては、直接関係がないので説明を省略する。また、この
他の従来のエレベータドアの制御装置として、特開平1
−92191号公報に掲載された技術もあるが、これは
エレベータドアの駆動負荷の増大に応じて、ドアモータ
の駆動トルクを大きくし、エレベータドアの開閉動作を
確実に行なうものであり、この技術も上記技術とは直接
関係がないので、ここでは説明を省略する。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来のエレベータドアの制御装置では、イ
ンバータ(20)の制御回路の誤動作、破損等が起きた
場合には、安全性確保の観点より、前述したようにイン
バータ(20)のベースを遮断して電動機(10)の制
御電流を遮断し、電動機(10)を強制的に停止させ、
エレベータドア(1)の開閉動作を停止させていた。
しかし、この種のエレベータドアの制御装置では、演算
制御手段としてのマイクロコンピュータ(40)内で第
4図に示したような割込プログラムを実行することによ
り異常処理を行なうため、演算制御手段としてのマイク
ロコンピュータ(40)の割込制御ユニット(44)の
入力ΣALARM信号回路が破損した場合等においては
、演算制御手段としてのマイクロコンピュータ(40)
の外部回路の利用によりインバータのベース遮断はでき
るものの、演算制御手段としてのマイクロコンピュータ
(40)自体は異常状態を認識することができなかった
。このため、異常内容の表示がされなかったり、或いは
、ドア制御袋f!ff1(15)と信号線を介して接続
されている建屋に設置されているエレベータ巻上機の制
御盤等でも異常の発生を認識することができなかったり
し、異常処理に対する信頼性が低くく、この改善が望ま
れていた。
そこで、この発明はインバータ制御に異常が起きた場合
には、この異常状態を演算制御手段が確実に認識でき、
異常処理に対する信頼性の高いエレベータドアの制御装
置の提供を課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかるエレベータドアの制御装置は、エレベー
タドア(1)を開閉する電動機(10)の駆動制御を行
なうインバータ(20)と、前記インバータ(20)を
制御する演算制御手段としてのマイクロコンピュータ(
40)と、前記インバータ(20)の制御回路の異常を
検出し保持する異常検出保持手段と、前記異常検出保持
手段からの異常検出信号を前記マイクロコンピュータ(
40)に取込み所定の割込プログラムを実行することに
より異常処理を行なう第1の異常処理手段と、前記マイ
クロコンピュータ(40)のインバータ制御プログラム
中に前記割込プログラムと同様の処理が可能な異常処理
プログラムを組込み、前記インバータ制御プログラムを
実行することにより異常処理を行なう第2の異常処理手
段とを具備するものである。
[作用コ 本発明においては、電動機(10)を駆動するインバー
タ(20)の制御回路に異常が生じた場合には、これを
異常検出保持手段が検出し、第1の異常処理手段の働き
で異常検出信号をインバータ(20)制御用の演算制御
手段としてのマイクロコンピュータ(40)に取込み所
定の割込プログラムを実行することにより異常処理を行
なうとともに、第2の異常処理手段の働きでマイクロコ
ンピュータ(40)が異常処理プログラムを組込んだイ
ンバータ制御プログラムを実行することにより異常処理
を行なうものであり、マイクロコンピュータ(40)内
で実行されるプログラムによる異常処理手段を二重化し
たことにより、一方の異常処理系統が故障した場合にも
、他方の異常処理系統が正常に作動し、この異常状態を
マイクロコンピュータ(40)が確実に認識できる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。
第3図はこの発明の一実施例であるエレベータドアの制
御装置におけるインバータ制御プログラム例を示すフロ
ーチャートである。また、第1図及び第2図、第4図か
ら第6図はこの発明の実施例においても共通である。図
中、上記従来例と同−符号及び記号は上記従来例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示す。なお、この
実施例のインバータ(20)の動作原理及びインバータ
(20)の制御回路等は上記従来例で詳述したので、こ
こでは説明を省略する。
第3図において、正常状態においては、演算制御手段と
してのマイクロコンピュータ(4o)で通常のインバー
タ制御プログラムが実行される。
即ち、サンプリングタイマ(50A)から所定時間毎発
生するSAMP−IT倍信号より、従来例の第7図のス
テップs11からステップ814に示したような、速度
指令演算ルーチン、現在速度演算ルーチン、速度ループ
演算ルーチン、ベクトル演算ルーチンが行なわれる。ま
た、この実施例のインバータ制御プログラムには、ステ
ップs15からステップ518の異常処理プログラムが
組込まれている。
ここで、この異常処理プログラムについて述べる。まず
、ステップS15でアラーム信号の有無が判断される。
ここでいう、アラーム信号はALARM−1からALA
RM−Nの各信号であり、これらの各信号は、第2図に
示した異常検出保持回路から出力され、演算制御手段と
してのマイクロコンピュータ(40)の人力インターフ
ェイス(46)に入力される。このALARM−1から
ALARM−Hのいずれの信号も“無”の場合は、その
ままメインルーチンに戻る。しかし、このALARM−
1からALARM−Nのいずれかの信号が“有”の場合
は、ステップS16で異常コードの表示がされ、ステッ
プS17でインバータ(20)のベースを遮断するため
のBCUTI出力が出力インターフェイス(47)から
出力される。そして、ステップ518でゲート回路(図
示せず)を介してインバータ(20)を遮断状態にする
ことにより電動機(10)の制御電流の停止処理がなさ
れる。この一連の処理を終えた後は再びメインルーチン
に戻る。上記の異常処理プログラムは、上述の第4図に
示した割込プログラムとほぼ同様の処理を行なうもので
ある。相違点は、この異常処理プログラムを実行するた
めのアラーム信号がALARM−1からALARM−N
の各信号であり、これらの各信号は演算制御手段として
のマイクロコンピュータ(40)の人力インターフェイ
ス(46)に入力される点である。
このような異常処理プログラムを組込んだインバータ制
御プログラムを演算制御手段としてのマイクロコンピュ
ータ(40)で実行することにより、電動機(10)を
駆動するインバータ(20)の制御回路に異常が生じた
場合には、これを第2図の異常検出保持回路が検出し、
この異常検出保持回路からのALARM−1からALA
RM−Hのいずれかの信号がマイクロコンピュータ(4
0)の入力インターフェイス(46)から取込まれ、演
算制御手段としてのマイクロコンピュータ(40)によ
る異常処理プログラムを軽で、ベース遮断出力であるB
CUTI出力がインバータ(20)のゲート回路(図示
せず)に出力され、このゲート回路を介して、前記イン
バータ(20)による電動機(10)の制御電流が遮断
される。
また、これと同時に、電動機(10)を駆動するインバ
ータ(20)の制御回路に異常が生じた場合、第2図の
異常検出保持回路からのΣALARM信号がマイクロコ
ンピュータ(40)の割込制御ユニット(44)に取込
まれ、演算制御手段としてのマイクロコンピュータ(4
0)による割込プログラムを経て、ベース遮断出力であ
るBCUTI出力が出力される。そして、上記説明と同
様に、このBCUTI出力がインバータ(20)のゲー
ト回路(図示せず)出力されて、インバータ(20)に
よる電動機(10)の制御電流が遮断される。
上記のような一連の異常処理によって、インバータ(2
0)の制御回路に異常が発生した場合には、インバータ
(20)の駆動を即刻停止し、エレベータドアの誤動作
を防止している。
このように、この実施例のエレベータドアの制御装置は
、エレベータドア(1)を開閉する電動機(10)の駆
動制御を行なうインバータ(20)と、前記インバータ
(20)を制御する演算制御手段としてのマイクロコン
ピュータ(40)と、前記インバータ(20)の制御回
路の異常を検出し保持する第2図に示した異常検出保持
回路からなる異常検出保持手段と、前記異常検出保持手
段からの異常検出信号たるΣALARM信号を前記演算
制御手段としてのマイクロコンピュータ(40)に取込
み、第4図に示した所定の割込プログラムを実行するこ
とによりインバータ(2o)のベース遮断等の異常処理
を行なう第1の異常処理手段と、前記演算制御手段とし
てのマイクロコンピュータ(40)の所定のサンプリン
グ時間テ動作する第3図のステップSllがらステップ
S14に示す通常のインバータ制御プログラム中に、前
記第4図に示した割込プログラムと同様の処理が可能な
第3図のステップS15からステップS18に示す異常
処理プログラムを組込み、前記第3図に示したインバー
タ制御プログラムを実行することによりインバータ(2
0)のベース遮断等の異常処理を行なう第2の異常処理
手段とを備えている。
すなわち、この実施例では、従来例の第4図に示した割
込プログラムの実行のみによる異常処理に代えて、この
割込プログラムの実行による異常処理に加えて、同時に
、この割込プログラムと同様の処理が可能な第3図のス
テップS15がらステップ818に示した異常処理プロ
グラムをインバータ制御プログラム中に組込み、このイ
ンバータ制御プログラムを実行することにより異常処理
を行なうものであり、演算制御手段としてのマイクロコ
ンピュータ(40)内で実行されるプログラムによる異
常処理手段を二重化したものである。
このため、従来例のように単に割込プログラムの実行の
みによる異常処理とは異なり、電動機(10)を駆動す
るインバータ(20)の制御回路に異常が生じた場合に
は、これを異常検出保持手段が検出し、第1の異常処理
手段及び第2の異常処理手段の両方の働きで、演算制御
手段としてのマイクロコンピュータ(40)を介して電
動機(10)の制御電流等を遮断する。したがって、演
算制御手段としてのマイクロコンピュータ(40)の割
込制御ユニット(44)の入力ΣALARM信号回路が
破損した場合においても、演算制御手段としてのマイク
ロコンピュータ(40)自体が異常状態を認識できない
ということはなく、異常内容の表示がされなかったり、
或いは、ドア制御装置(15)と信号線を介して接続さ
れている建屋に設置されているエレベータ巻上機の制御
盤等で異常の発生を認識する二六ができないという問題
は極めて減少する。
故に、第1の異常処理手段、或いは第2の異常処理手段
のうちのいずれか一方に係る異常処理系統が故障した場
合にも、他方の異常処理系統が正常に作動するから、イ
ンバータ(20)の制御回路の故障に際し、この異常状
態を演算制御手段としてのマイクロコンピュータ(40
)が確実に認識でき、異常処理に対する信頼性が極めて
向上し、結果として、安全性の高いエレベータドアの制
御装置となる。
[発明の効果コ 以上のように、本発明のエレベータドアの制御装置は、
インバータ、演算制御手段、異常検出保持手段、第1及
び第2の異常処理手段とを備え、電動機を駆動するイン
バータ制御に異常が生じた場合には、これを異常検出保
持手段が検出し、第1の異常処理手段の働きで異常検出
信号を演算制御手段に取込み所定の割込プログラムを実
行することにより異常処理を行なうとともに、第2の異
常処理手段の働きで演算制御手段が異常処理プログラム
を組込んだインバータ制御プログラムを実行することに
より異常処理を行なうものであり、演算制御手段内で実
行されるプログラムによる異常処理手段を二重化したこ
とにより、一方の異常処理系統が故障した場合にも、他
方の異常処理系統が正常に作動し、この異常状態を演算
制御手段が確実に認識できるから、異常処理に対する信
頼性が極めて向上し、安全性の高いエレベータドアの制
御装置となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例及び従来のエレベータドア
の制御装置のインバータ制御を演算制御手段としてのマ
イクロコンピュータで構成した回路を示す回路図、第2
図はこの発明の一実施例及び従来のエレベータドアの制
御装置に用いられる異常検出保持回路を示す回路図、第
3図はこの発明の一実施例であるエレベータドアの制御
装置におけるインバータ制御プログラム例を示すフロー
チャート、第4図は異常発生時に演算制御手段で実行さ
れる割込プログラムを示すフローチャート、第5図はこ
の発明の一実施例及び従来のエレベータドアの制御装置
が適用されるエレベータドアの機械的構成を示す正面図
、第6図はベクトル制御によるインバータの制御を示す
ブロック構成図、第7図は従来エレベータドアの制御装
置におけるインバータ制御プログラムを示すフローチャ
ートである。 図において、 1:エレベータドア 10:電動機 20:インバータ 40:マイクロコンピュータ 44:割込制御ユニット 48:異常表示器 50A=サンプリングタイマ 55.58:フリップフロップ である。 なお、 図中、 同−符号及び同一記号は同一また は相当部分を示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  エレベータドアを開閉する電動機の駆動制御を行なう
    インバータと、 前記インバータを制御する演算制御手段と、前記インバ
    ータ制御の異常を検出し、それを保持する異常検出保持
    手段と、 前記異常検出保持手段からの異常検出信号を前記演算制
    御手段に取込み、所定の割込プログラムを実行すること
    により異常処理を行なう第1の異常処理手段と、 前記演算制御手段のインバータ制御プログラム中に前記
    割込プログラムと同様の処理が可能な異常処理プログラ
    ムを組込み、前記インバータ制御プログラムを実行する
    ことにより異常処理を行なう第2の異常処理手段と を具備することを特徴とするエレベータドアの制御装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021500848A (ja) * 2017-10-23 2021-01-07 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 電気機械における永久磁石の減磁を防止するためのシステムおよび方法

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