JPH0482844A - 芳香族アルコール水溶液を用いたメチルナフタレンの抽出分離濃縮法 - Google Patents

芳香族アルコール水溶液を用いたメチルナフタレンの抽出分離濃縮法

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JPH0482844A
JPH0482844A JP19419990A JP19419990A JPH0482844A JP H0482844 A JPH0482844 A JP H0482844A JP 19419990 A JP19419990 A JP 19419990A JP 19419990 A JP19419990 A JP 19419990A JP H0482844 A JPH0482844 A JP H0482844A
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JP
Japan
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methylnaphthalene
aqueous solution
aromatic alcohol
complex
layer
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Pending
Application number
JP19419990A
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English (en)
Inventor
Teisho Doi
土井 禎昭
Yuji Horii
堀井 雄二
Yoshihito Shimabukuro
島袋 義仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Original Assignee
SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Petroleum Energy Center PEC
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は新規なメチルナフタレンの抽出分離濃縮法、特
に分解軽油留分B4+lこ含まれるメチルナフタレンを
抽出分離濃縮してメチルナフタレンを容易に得る方法に
関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
メチルナフタレンは化学工業製品などの合成原料として
重要な物質である。その工業的製法はコールタールの精
留などが主であるが、この場合多大のエネルギーや設備
を必要とし、その作業も繁雑である。
また水溶性シクロファンの水溶液を用いて、分解軽油中
からナフタレン類を選択的に包接分離する方法が提案さ
れているが(特開平2−36134号)、シクロファン
の合成が多段のステップを必要とし、簡易的な合成法が
なく高価なことや、油水分離に時間がある程度必要であ
るなどの欠点があり、工業的にはそのままでは応用でき
ない。
特に分解軽油留分にアンスラセンやフェナンスレン等の
二環成分が含まれていると、油水分離のための静置時間
や抽出時間にたとえば数十時間という長い時間を必要と
する。
かくして本発明者らはこのような難点を解決して従来の
方法より少ないエネルギーや設備ですむことはもとより
、シクロファンよりも低価格で操作性の良い分離抽出剤
の開発を目的として種々研究を重ねた結果、芳香族アル
コール水溶液を用い、これをメチルナフタレンを含む混
合物と接触させその錯体をつくり後メチルナフタレンを
分離濃縮することによってその目的を達成しうろことを
見出して本発明に至ったものである。
〔発明の概要〕
よって、本発明は、メチルナフタレンを含む混合物と芳
香族アルコール水溶液を混合してメチルナフタレンの錯
体を形成し、後メチルナフタレンを分離濃縮することを
特徴とするメチルナフタレンの分離濃縮法を提供するも
のである。
〔発明の詳細な説明〕
本発明について更に詳細に説明する。
本発明ではメチルナフタレンを含む混合物からメチルナ
フタレンを抽出、分離するのであるがこの混合物として
は分解軽油又はこれに相当する沸点を有し、メチルナフ
タレンを含む軽油留分などがあげられる。ここにメチル
ナフタレンとしては1メチル又は2メチル−ナフタレン
が含まれる。
かかるメチルナフタレンの分離濃縮剤として本発明で用
いられる芳香族アルコールは通常ベンゼン核にヒドロキ
シル基又はヒドロキシルアルキル基を少くとも1個有し
、次の如き基本構造式を有するものである。
(OH) 〔(CH2)20H)Y 06H(6−X−Y)    X ここに、X−O〜6、Y−0〜6、Z=1以上の整数、
但しX+Y=1〜6であり、望ましくはX−2〜6、Y
=0〜6、Z=1である。上記式中CH2基の水素原子
が゛ヒドロキシル基等の置換基で置換された誘導体も含
まれる。
本発明で好んで用いられる芳香族アルコールはたとえば
カテコールCH(OH)2、ピロガ0−ルCH(OH)
3、サリチルアルコールC6H40H−CH20Hなど
である。これらはいずれもその合成は容易であり廉価に
入手できる。
又これらの化合物はいずれ水溶性であり、水溶液の形で
用いられる。
このような芳香族アルコール水溶液を用いて本発明方法
を実施するに当たっては、まず、かかる化合物の水溶液
を調製する。その水溶液の濃度は通常10〜200%、
望ましくは10〜100wt%であるが、芳香族アルコ
ールの種類により溶解特性が変わるので、錯体形成およ
び抽出分離に最適な濃度範囲も変化する。
このような水溶液にメチルナフタレンを含む混合物たと
えば分解軽油留分を添加する。芳香族アルコールとメチ
ルナフタレン錯体の生成反応は可逆反応であり、メチル
ナフタレンの芳香族アルコール分子に対する比は大きい
ほど錯体をつくり易い。従って芳香族アルコールとメチ
ルナフタレンは1:10以上(モル比)の割合で混合す
るのが望ましい。
添加した後は激しく攪拌混合するが、その時間は数分か
ら十数骨で十分である。錯体形成は0″〜80℃の範囲
で可能であるが、高温になるに従って錯体分解反応が多
くなるのて0°〜50℃で行うのが望ましい。
混合液は析出物の生成などなく、10分位静置すると油
層および水層に分離する。この水層に含まれている錯体
からメチルナフタレンを抽出するに当たって、水層部分
を取り出してこの水層にnヘキサン等の抽出に適当な揮
発性有機溶媒を加え、さきと同様に数分から十数骨激し
く攪拌する。
かかる抽出の際の温度は0℃から抽出溶媒の沸点まで可
能であるが、常温か、又はやや加温するとなおよい。加
温することにより錯体の分解が促進されるので抽出溶媒
にn−へキサンを使用する場合、30°〜50℃の範囲
が望ましい。
抽出を終えてこの有機溶媒層から有機溶媒を揮発させる
と濃縮したメチルナフタレンが得られる。
この抽出分離を繰り返すことによりメチルナフタレンの
濃度を高めることも可能である。
〔効 果〕
このように本発明方法によるときは、芳香族アルコール
を用いることにより、分解軽油等多種類の成分からなる
混合物中から特定の成分たるメチルナフタレンを短時間
に分離濃縮して、多大のエネルギーや設備そして高価な
試剤を要することなく容易に廉価にメチルナフタレンを
得ることができるのであり、工業的に貢献するところ誠
に大なるものがある。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 カテコールの50%水溶液5mlに150°〜170℃
の範囲で減圧蒸留(80+nnHg)した分解軽油留分
を3g加え、25℃で5分間激しく攪拌した。10分間
放置し、水層が澄んでから、水層3mlをとりだし、n
−へキサン1mlを加え25℃で5分間激しく攪拌し、
抽出した。本実施例における主な成分の組成変化を表1
に示した。
キャピラリーカラムガスクロマトグラフ法で分析したも
ので、表中の数字は各成分のピーク面積の、n−ヘキサ
ンのピークを除いた全ピーク面積に対する百分率を示す
表1. カテコール水溶液を用いた場合の成分組成変化 試料油   抽出油 1−メチルナフタレン  8,1% 19.9%2−メ
チルナフタレン 18.8% 35.9%実施例2 ピロガロールの30%水溶液を調製し、実施例1と同様
の実験を行った。結果を表2に示した。
表2.  ピロガロール水溶液を用いた場合の成分組成
の変化 試料油   抽出油 1−メチルナフタレン  8.1% 14.2%2−メ
チルナフタレン 18.8% 26.9%実施例3 サリチルアルコールの20%水溶液を調製し、実施例1
と同様の実験を行った。結果を表3に示した。
表3. サリチルアルコール水溶液を用いた場合の成分
組成の変化 試料油   抽出油 1−メチルナフタレン  8.1% 13.3%2−メ
チルナフタレン 18.8% 25,8%手  続  
補  正  書 平成 3年10月 23日 平成 年特許願第 !テ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メチルナフタレンを含む混合物と芳香族アルコール
    水溶液を混合し、水溶液中でメチルナフタレンと芳香族
    アルコールとの錯体を形成し、この水溶液から抽出溶媒
    を用いて、メチルナフタレンを濃縮することを特徴とす
    るメチルナフタレンの抽出分離濃縮法。 2、前記混合物は分解軽油並びに相当する沸点をもつメ
    チルナフタレンを含む軽油留分である請求項1記載の方
    法。
JP19419990A 1990-07-23 1990-07-23 芳香族アルコール水溶液を用いたメチルナフタレンの抽出分離濃縮法 Pending JPH0482844A (ja)

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JPH0482844A true JPH0482844A (ja) 1992-03-16

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