JPH0482540A - 超音波プローブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、超音波診断装置における超音波の送受信を行
う部分をなす超音波プローブに関し、特に超音波パイプ
レーントランスデユーサ構造の超音波プローブの改良に
関する。

（従来の技術） 近年、循環器領域における経食道エコー断層法による超
音波診断能を向上させるため、直交する２断面の各断面
像を撮影するのに好適な超音波パイプレーントランスデ
ユーサ構造の超音波プローブが実用化されるようになっ
た。これは、軽食道的に心臓を診断する場合、短軸と長
軸との両側から診断できるため、ブラインド領域か低減
され、超音波診断能を向上させるうえて有効なものと言
われている。

（発明か解決しようとする課題） しかしながら、従来のこの種の超音波プローブの場合に
おいては、体腔内部へ挿入する部分をなす導中管におけ
る先端硬性部に、外形寸法が同一の２個のトランスデユ
ーサを実装した構造のものであるため、上記先端硬性部
の外形寸法を可及的に小さくしようとすると、２個のト
ランスデユーサの外形寸法をそれぞれ小さくし、各トラ
ンスデユーサの性能を低く抑えなければならない。

他方、２個のトランスデユーサの性能を現状のままにし
ておくと、上記先端硬性部の長さが長過ぎるため、被検
者が飲み込み難いという不具合がある。また２個のトラ
ンスデユーサの中心軸のズしが大きく、直交する２断面
の各断面像間に比較的大きな撮影位置誤差が生じたまま
となるという問題があった。

従って、従来は軽食道エコー断層法による超音波診断能
を更に向上させることが困難であり、また被検者が飲み
込みやすい先端硬性部を形成することが実質的にできな
かった。

本発明は、係る事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、被検者の体腔内部へ挿入し易く、且
つ超音波診断能を向上させるうえで好都合に構成された
超音波プローブを提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、上記の目的を達成するため、体腔内部へ挿入
する部分をなす導中管における先端硬性部ニ、２個のト
ランスデユーサを実装した超音波プローブであって、前
記２個のトランスデユーサのうち一方を他方よりも外形
寸法が小さくしてなることを特徴とするものである。

（作用） 本発明による超音波プローブの構成であれば、先端硬性
部における２個のトランスデユーサの占有部分を大幅に
小さくてき、これにともない先端硬性部全体の外形寸法
を大幅に小さくすること力曵可能となる。また、一方の
トランスデユーサの外形寸法が他方のトランスデユーサ
のそれよりも小さいから２個のトランスデユーサの中心
軸のズレを従来に比較して大幅に減らすことができる。

（実施例） 第１図は、本発明が適用された一実施例の超音波プロー
ブにおける要部概略を示す斜視図である。

この一実施例の超音波プローブは、体腔内部へ挿入する
部分をなす導中管１における先端硬性部２に、導中管１
の管軸に対し直角方向にスキャンするトランスデユーサ
３と、挿入方向にスキャンするトランスデユーサ４とを
実装している。そして、トランスデユーサ３の長さ：髪
１　　トランスデユーサの長さ二斐２としたとき、 髪１　〉髪２ の如く、トランスデユーサ４をトランスデユーサ３より
も外形寸法が小さくしてなるものである。

上述において、２つのトランスデユーサ３，４の各外形
寸法の大きさは、素子数（エレメント数）Ｘ素子ピッチ
と、レンズ向方幅とにより定まる。

例えば第２図に示すように、トランスデユーサ３の長さ
（素子数Ｘ素子ピッチ）：ｌｂ）ランスデューサ４の長
さ（素子数Ｘ素子ピッチ）：交２、トランスデユーサ３
のレンズ向方幅：！Ｌ３、トランスデユーサ４のレンズ
向方幅：丈４としたとき、ｌｂ、！Ｌ２．　　髪３．Ｉ
Ｌ４は長いほど、画質は向上するが飲み込み易さは失わ
れる。また、２つのトランスデユーサ３．４間の距離髪
は大きくなって中心軸間のズレは大きくなる。

一方、臨床報告によるとトランスデユーサ３゜４の使用
頻度は、トランスデユーサ３によって約８割の診断が可
能であり、残り約２割のケースでトランスデユーサ４の
必要が生じるという関係にある。

そこで、本実施例では、トランスデユーサ３の性能をト
ランスデユーサ４の性能よりも優先するという観点て、
１＋　＞１２とした。なお、従来は斐Ｉ″＝ｆＬ２．！
Ｌ３’＝斐４としていた。

従って、本実施例によれば、先端硬性部２における２個
のトランスデユーサ３，４の占有部分を従来に比較して
大幅に小さくでき、これにともない先端硬性部２の全体
の小型化を図った。また、１＋　＞（１２の関係からト
ランスデユーサ３．４の中心軸のズレを従来に比較して
大幅に小さくできた。

このようなことから本実施例の超音波プローブは、被検
者が飲み込み易く、また、本実施例の超音波プローブを
用いた超音波診断装置本体（不図示）上に表示される直
交する２断面の各断面像間の撮影位置誤差が従来に比較
して大幅に小さくすることができた。

なお、本実施例では、トランスデユーサ３を導中管１の
先端側に配置し、トランスデユーサ４を導中管１の基部
側に配置したが、そのトランスデユーザ３．４の配列順
序か入れ変っても、実用上の有効性は何んらかわらない
ものであり、本発明に包含されるものである。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明の超音波プローブは、先端硬
性部に実装した２個のトランスデユーサのうち一方を他
方よりも外形寸法を小さくしたものであるから、被検者
が飲み込み易い外形寸法の先端硬性部を形成することが
でき、また２個のトランスデユーサの中心軸間のズレを
大幅に小さくし得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された一実施例の超音波プローブ
における要部概略を示す斜視図、第２図は２個のトラン
スデユーサ相互の外形寸法乃至距離を示す構成説明図で
ある。 １・・・導中管　２・・先端構成 ３．４・・・トランスデユーサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）体腔内部へ挿入する部分をなす導中管における先
   端硬性部に、２個のトランスデューサを実装した超音波
   プローブであって、前記２個のトランスデューサのうち
   一方を他方よりも外形寸法が小さくしてなることを特徴
   とする超音波プローブ。