JPH0482456A - コーデック折返し試験方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通信路を介して対向するコーデックの折返し試
験方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、対向するコーデックの折返し試験方式としては、
一方のコーデックより試験データを送出し、他方の折返
し側コーデックで受信したデータを即時折返し、試験デ
ータを送出したコーデック側で折返しデータを確認する
試験方式がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の試験方式は、折返しコーデックに対向す
るコーデック側で、折返って来たデータと送信したデー
タとを比較し試験の合否を判断する機能、及び試験の合
否を試験指示者に伝える機能が必要であるという欠点が
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のコーデック折返し試験方式は、通信路を介して
対向するコーデックの折返し試験方式において、一方の
コーデックに電話機を接続し、他方のコーデックに、受
信したディジタル音声信号を所定時間遅延させる遅延手
段と、前記遅延手段により遅延したディジタル音声信号
を折返し送信する折返し手段とを備え、前記電話機より
音声を入力し、前記一方のコーデックを介してディジタ
ル音声信号に変換し前記他方のコーデックに送出し、遅
延したディジタル音声信号を前記一方のコーデックに折
返し送信し、前記電話機より入力した前記音声に対し前
記所定時間分の遅延を生じた音声を出力する構成である
。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図である。本実施
例は、試験を行う試験側電話機１と、試験側電話機１か
らの音声を符号化し通信路からの信号を復号化する試験
側コーデック２と、通信路からの信号を折返す折返し側
コーデック４と、試験側コーデック２及び折返し側コー
デック４を接続する通信路ａ３１１通信路ｂ３２からな
る被試験通信路３とにより構成される。

また、折返し側コーデック４は、試験側コーデック２か
らの折返し試験開始指示信号、折返し試験終了指示信号
を検出する折返し試験信号検出部４１と、折返し試験信
号検出部４１からの指示により通信路ａ３１及び通信路
ｂ３２を通話路５あるいはデイレイメモリ４３への接続
切替を行う通信路切替器４２と、通信路ａ３１からの音
声デジタル信号を所定時間遅延させたのち通信１ｂ３２
へ出力するデイレイメモリ４３とを有している。

なお、被試験通信路３は、交換機やその他の通信装置を
含んでいてもよい。

次に具体的な動作について説明する。第２図は第１図の
実施例の動作シーケンスを示す図である。

折返し試験を行っていない状態では、通信路切替器４２
は、ディジタルアナログ信号変換回路（Ｄ／Ａ）４４及
びアナログディジタル信号変換回路（Ａ／Ｄ）４５を介
して通信路ａ３１及び通信路ｂ３２を通話路５側へ接続
している。

折返し試験を行う場合、試験側コーデック２より通信路
ａ３１へ折返し試験開始指示信号を送出する。折返し側
コーデック４では、常に折返し試験信号検出部４１が通
信路ａ３１上の信号をモニタしており、折返し試験開始
指示信号を検出すると、通信路切替器４２に対し通信路
ａ３１及び通信路ｂ３２をデイレイメモリ４３側へ接続
（折返し設定）するよう指示を出す。

その後、試験側電話機１から音声を入力すると、試験側
コーデック２で符号化された音声信号が、通信路ａ３１
を通してデイレイメモリ４３へ入力される。入力された
音声信号は、所定の遅延時間経過後、通信路ｂ３２を通
して試験側コーデック２へ送り返され復号化され試験側
電話機１へ送出される。

折返し試験を終了する場合は、試験側コーデック２から
通信路ａ３１を通じて折返し試験終了指示信号を送出す
ることにより、折返し試験信号検出部４１がこれを検出
し、通信路切替器４２に対し通信路ａ３１及び通信路ｂ
３２を通話路５側へ接続（折返し解除）するよう指示を
出し、折返し試験を終了する。

なお、折返し側コーデック４の通信路切替器４２による
折返しの設定、解除は、手動により制御することも可能
である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、折返し側コーデックにお
いて受信したデジタル音声信号にデイレイメモリを介し
て所定時間の遅延を生じさせ、これを返送することによ
り、試験指示者は自分の送信音声に対して十分な遅延を
伴った自分の折返し音声を聞くことになり、手軽に折返
し試験ができ、また、試験側コーデックにおいて、送信
データと折返されて来たデータを比較する機能及び試験
の合否を試験指示者に伝える機能を具備する必要がなく
なるという効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は第１
図の実施例の動作シーケンスを示す図である。 １・・・試験側電話機、２・・・試験側コープ・ンク、
３・・・被試験通信路、４・・・折返し側コーデック、
５・通話路、３１・・・通信路ａ、３２・・・通信路ｂ
、４１・・・折返し試験信号検出部、４２・・・通信路
切替器、４３・・・デイレイメモリ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 通信路を介して対向するコーデックの折返し試験方式に
   おいて、一方のコーデックに電話機を接続し、他方のコ
   ーデックに、受信したディジタル音声信号を所定時間遅
   延させる遅延手段と、前記遅延手段により遅延したディ
   ジタル音声信号を折返し送信する折返し手段とを備え、
   前記電話機より音声を入力し、前記一方のコーデックを
   介してディジタル音声信号に変換し前記他方のコーデッ
   クに送出し、遅延したディジタル音声信号を前記一方の
   コーデックに折返し送信し、前記電話機より入力した前
   記音声に対し前記所定時間分の遅延を生じた音声を出力
   することを特徴とするコーデック折返し試験方式。