JPH0482378A - 垂直偏向用鋸歯状波発生回路 - Google Patents

垂直偏向用鋸歯状波発生回路

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JPH0482378A
JPH0482378A JP19837290A JP19837290A JPH0482378A JP H0482378 A JPH0482378 A JP H0482378A JP 19837290 A JP19837290 A JP 19837290A JP 19837290 A JP19837290 A JP 19837290A JP H0482378 A JPH0482378 A JP H0482378A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はテレビジョン受像機等の垂直偏向用鋸歯状波発
生回路に関し、特に、異なる垂直周波数の複数の映像信
号を表示可能なマルチシステムテレビジョン受像機等に
好適の垂直偏向用鋸歯状波発生回路に関する。
(従来の技術) 第3図はテレビジョン受像機に採用されている垂直偏向
回路を示す回路図であり、破線にて囲った部分は鋸歯状
波発生回路である。
破線にて囲った鋸歯状波発生回路は基準電圧vOを発生
する基準電圧源vO1垂直ランプパルスによってオン、
オフ制御されるスイ・ンチSO1容量がCOのコンデン
サCO及び定電流IOを流す定電流源IOによって精成
されている。
誤差検出増幅器A1は直流増幅器によって構成されてお
り、反転入力端はコンデンサCOの出力端に接続されて
いる。誤差検出増幅器A1の出力端は増幅器A2を介し
て偏向コイルDyの一端に接続され、偏向コイルDyの
他端はコンデンサC1及び帰還抵抗R1を介して基準電
位点に接続される。偏向コイルDYとコンデンサC1と
の接続点は抵抗R2を介して誤差検出増幅器A1の非反
転入力端に接続されており、非反転入力端とコンデンサ
C1及び帰還抵抗R1の接続点との間にはコンデンサC
2が接続されている。
上記構成によれば、スイッチSOは垂直ランプパルス(
垂直同期分離パルス)のパルス期間にオンとなり、ラン
プパルス期間にコンデンサCOは基準電圧■0によって
充電される。コンデンサCOは非パルス期間に定電流源
■0を介して充電電荷を放電する。この充放電によって
コンデンサCOの出力端には垂直周期の鋸歯状波電圧が
発生し、この鋸歯状波電圧が誤差検出増幅器A1の反転
入力端に与えられる。定電流源10によってコンデンサ
COの放電電流が規制されることにより、直線性が良好
な鋸歯状波電圧を得ることができる。
一方、帰還抵抗R2には偏向コイルDVからの電流が流
れ、帰還抵抗R2の電圧降下による交流信号がコンデン
サC1を介して誤差検出増幅器A1の非反転端に帰還さ
れる。誤差検出増幅器A1は、抵抗R2からの帰還信号
とコンデンサCOからの鋸歯状波電圧波形との誤差に基
づく信号を増幅器A2に出力する。これにより、更に一
層直線性が良好な垂直鋸歯状波を得ることができる。
第4図(a)、(b)は夫々垂直ランプパルス及びコン
デンサCOの出力端に発生する鋸歯状波電圧を示してい
る。
第4図(b)に示すように、鋸歯状波電圧のピーク値は
基準電圧VOによって決定され、コンデンサCOの放電
期間の傾斜は下記(1)式−によって示すことができる
鋸歯状波電圧のピーク値が基準電圧VOによって規定さ
れていることから、鋸歯状波電圧の振幅は鋸歯状波電圧
の傾斜によって決定される。すなわち、上記(1)式に
示すように、定電流値IOによって鋸歯状波電圧の振幅
が決定する。定電流値■0を可変とすることによって、
コンデンサCOに発生する鋸歯状波電圧の振幅を変化さ
せることができ、画面の垂直振幅調整が可能となる。
ところで、世界の放送方式は、垂直周波数について大別
すると、50Hzと60H2に分けられる。第3図の回
路では、垂直周波数が変化すると、コンデンサCOから
の垂直鋸歯状波電圧の振幅が変化して画面の垂直振幅が
変化してしまう。そこで、垂直周波数が異なる2種類の
映像信号を表示可能なマルチシステムのテレビジョン受
像機では、垂直周波数に拘らず垂直振幅を一定にする手
段を必要とする。
第5図はマルチシステムテレビジョン受像機に採用され
る従来の垂直偏向用鋸歯状波発生回路を示す回路図であ
る。
コンデンサCOに現れる垂直鋸歯状波電圧は図示しない
誤差検出増幅器AI  (第3図参照)に与えられると
共に、比較増幅器A3の一方入力端にも与えられる。比
較増幅器A3の他方入力端には基準電圧Vrが印加され
、出力端はコンデンサC×を介して基準電位点に接続さ
れると共に、電圧−電流変換器A4の一方入力端に接続
される。
比較増幅器A3は垂直振幅比較用パルスのタイミングで
2人力を比較して、比較誤差に基づく出力を出力するよ
うになっている。コンデンサC×はこの出力を次の垂直
振幅比較用パルス期間まで保持し制御電圧として電圧−
電流変換器A4の一方入力端に与える。電圧−電流変換
器A4の他方入力端には基準電圧Vxが与えられており
、電圧−電流変換器A4はコンデンサC×からの制御電
圧と基準電圧Vxとの差分に基づく電流を流すようにな
っている。この電流がコンデンサCOの放電電流■とな
る。
第6図は第5図の従来例の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。第6図(a)は垂直ランプパルス
を示し、第6図(b)は垂直振幅比較用パルスを示し、
第6図(c)は鋸歯状波電圧を示し、第6図(d)はコ
ンデンサC×に現れる制御電圧を示している。
垂直振幅比較用パルスは、第6図(a>、(b)に示す
ように、垂直ランプパルスが発生する直前に発生する。
比較増幅器A3はこの垂直振幅比較用パルスのパルス期
間に基準電圧■rとコンデンサCOからの鋸歯状波電圧
とを比較する。つまり、比較増幅器A3は鋸歯状波電圧
の終期の電圧を比較している。これにより、比較増幅器
A3は、両電圧の誤差に応じた電圧をコンデンサCXに
与える。コンデンサC×に保持された制御電圧は、電圧
−電流変換器A4に供給されて基準電圧Vxと比較され
る。を圧−電流変換器A4は両電圧の差分に基づく電流
をコンデンサCOの放電電流Iとして流す。すなわち、
コンデンサCOの放電電流Iは、鋸歯状波の垂直期間の
終期の電圧値に基づくものとなる。
例えば、垂直期間の終期の鋸歯状波電圧が基準電圧V「
に比して高い場合には、コンデンサCXの制御電圧は増
加して(第6図(d)の実線)、電流変換器A4に流れ
る電流工が増加する。これにより、コンデンサCOの鋸
歯状波電圧の振幅は大きくなる。逆に、垂直期間の終期
の鋸歯状波電圧が基準電圧Vrより小さい場合には、コ
ンデンサC×の制御電圧は減少して(第6図(d)の破
線)、電圧−電流変換器A4に流れる@iIは小さくな
る。そうすると、鋸歯状波電圧の振幅は小さくなる。
このように、コンデンサCOの放電電流が自動調整され
て、垂直周波数に拘らず、略同−振幅の垂直偏向用鋸歯
状波を得ている。
ところで、ビデオテープレコーダにおいては、静止モー
ドを指定すると垂直周期がフィールド毎に相違すること
がある。また、電子スチルカメラ等から出力される映像
信号においても、フィールド毎に垂直周期が異なること
がある。テレビジョン受像機にこのような映像信号が入
力されると、画面の下側において画像のぶれが発生して
しまうという問題があった。
第7図はこの問題点を説明するためのタイミングチャー
トである。第7図(a)乃至(d)は夫々第6図(a)
乃至(d)に対応している。なお、T1は第1フィール
ド期間を示し、T2は第2フィールド期間を示している
第7図(a)に示すように、第1フイールドの垂直ラン
プパルスの間隔T1と第2フイールドの垂直ランプパル
スの間隔T2とは相違し、第1フィールド期間T1は比
較的長く、第2フィールド期間T2は比較的短い、第1
フィールド期間T1にはコンデンサCOの放電時間が長
いので、期間T1終期の垂直振幅比較用パルス期間の鋸
歯状波電圧値は基準電圧Vrよりも低い(第7図(b)
(c))、そうすると、垂直振幅比較用パルス期間にお
いて、第7図(d)に示すように、コンデンサCxの制
g4電圧が低下してしまう。これにより、電圧−電流変
換器A4に流れる放を電流Iは小さくなる。コンデンサ
Cxの制御電圧は次の垂直振幅比較用パルス期間まで保
持され、結局、次の第2フィールド期間T2には、第7
図(C)に示すように、鋸歯状波電圧の傾斜は小さくな
る。
逆に、第2フィールド期間においては、期間T2が期間
T1に比して短く、前述したように、この期間の放電電
流Iが小さいことから、鋸歯状波電圧の振幅は小さく垂
直振幅比較用パルス期間における鋸歯状波電圧値は基準
電圧vrよりも高い、したがって、第7図(d)に示す
ように、振幅比較用パルス期間においてコンデンサC×
の制御電圧が上昇して次の第1フィールド期間T1の放
電電流■が大きくなる。
本来、期間が長い第1フィールド期間にコンデンサCO
の放電電流Iを小さくして鋸歯状波の傾斜を小さくし、
振幅が増大することを抑制する必要があり、短い期間の
第2フィールド期間にはコンデンサCOの放電電流Iを
大きくして振幅が小さくなることを抑制する必要がある
。しかしながら、前述したように、第5図の回路では、
第1フィールド期間の鋸歯状波電圧の傾斜は大きく、第
2フィールド期間の鋸歯状波電圧の傾斜は小さくなる。
すなわち、垂直周期が長い第1フィールドでは垂直振幅
が一層大きくなり、垂直周期が短い第2フイールドでは
垂直振幅が一層小さくなる。
この第1及び第2フイールドの垂直振幅の相違によって
、画面の下側にぶれが発生する。
そこで、例えばコンデンサCxの容量値を大きくするこ
とにより、入力垂直周期の変動に対する垂直鋸歯状波の
傾きの変動を小さくして、垂直振幅を一定にすることが
考えられる。しかしながら、この場合には、受像チャン
ネルの切換え時等において、垂直画面サイズが正規の大
きさになるまでに長時間を要するという欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) このように、上述した従来の垂直偏向用鋸歯状波発生回
路においては、第1フイールドと第2フイールドとで垂
直周期が変化する場合には、垂直振幅が大きく変動して
、画面の下側にぶれが発生するという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
フィールド周期が変化する場合でも、画面のぶれを低減
するができる垂直偏向用鋸歯状波発生回路を提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の請求項1に係る垂直偏向用鋸歯状波発生回路は
、垂直周期で充放電を繰返して垂直周期の鋸歯状波を発
生するコンデンサを有する鋸歯状波発生回路と、前記鋸
歯状波の垂直期間の終期における電圧と所定の基準電圧
とを比較して比較誤差を所定の利得で増幅して出力する
比較手段と、この比較手段の出力を保持する保持手段と
、この保持手段からの出力に基づいて前記コンデンサの
放電電流量を決定する電圧−電流変換器と、前記比較手
段の利得を制御する利得制御手段とを具備したものであ
り、 本発明の請求項2に係る垂直偏向用鋸歯状波発生回路は
、前記利得制御手段が、垂直同期がとれている場合には
前記比較手段の利得を小さくし、非同期である場合には
前記比較手段の利得を大きくするものである。
(作用) 本発明においては、コンデンサに発生する鋸歯状波は垂
直期間の終期に比較手段によって所定の基準電圧と比較
される。比較手段は両者の比較誤差を所定の利得で増幅
して出力する。比較手段からは鋸歯状波の振幅に基づく
出力が出力されることになり、この出力は保持手段によ
って次の垂直期間の終期まで保持される。電圧−電流変
換器は保持手段の出力に基づいてコンデンサの充電又は
放電電流量を決定する。これにより、鋸歯状波の振幅に
基づいてコンデンサの充電又は放電電流量が制御されて
鋸歯状波の振幅が一定となる。また、垂直同期がとれて
いる場合には、利得制御手段は比較手段の利得を小さく
するにれにより、鋸歯状波の振幅の変化に対して比較手
段の出力の変化は比較的小さく、垂直周期がフィールド
毎に変化して鋸歯状波の振幅が変化する場合でも、鋸歯
状波の振幅の変化は小さい。また、垂直同期がとれてい
ない場合には、比較手段の利得は大きく、垂直振幅の変
化に対して比較手段の出力の変化は大きい、したがって
、鋸歯状波の振幅は短時間に所定の大きさに到達する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。第1図は本発明に係る垂直偏向用鋸歯状波発生回路の
一実施例を示す回路図である。
第1図において第5図と同一物には同一符号を付しであ
る。
コンデンサCOの一端は基準電位点に接続されており、
出力端にはスイッチSOを介して基準電圧■0が与えら
れるようになっている。スイッチSOは垂直ランプパル
スのパルス期間にオンとなる。コンデンサCOの出力端
は出力端子1に接続されると共に、放電電流路を形成す
る電圧−電流変換器A4の出力端にも接続される。
コンデンサCOの放を電iIは利得可変比較回路A5、
基準電圧源Vr 、 Vx 、コンデンサC×及び電圧
−電流変換器A4によって制御されるようになっている
。すなわち、コンデンサCOの出力端に現れる鋸歯状波
電圧は出力端子1に供給されると共に、利得可変比較回
路A5の一方入力端にも供給される。利得可変比較回路
A5の他方入力端には基準電圧Vrが与えられており、
利得可変比較回路A5は垂直振幅比較用パルスのパルス
期間に2人力を比較して、比較誤差を利得切換制御信号
に基づいた利得で増幅して出力するようになっている。
利得可変比較回路A5の出力端はコンデンサC×を介し
て基準電位点に接続されると共に、電圧−電流変換器A
4の一方入力端に接続される。電圧−電流変換器A4の
他方入力端には基準電圧Vxが与えられており、電圧−
電流変換器A4は2人力の差分に基づく電流を放電電流
Iとして流すようになっている。
第2図は利得可変比較回路A5の具体的な構成を示す回
路図である。
入力端子2を介して供給されるコンデンサCOからの鋸
歯状波電圧はトランジスタQ5のベースに与えられる。
トランジスタQ5のコレクタは基準電位点に接続され、
エミッタはトランジスタQ6のベースに接続される。ト
ランジスタQ6はトランジスタQ7と共に差動増幅器を
構成しており、コレクタはトランジスタQ9のコレクタ
及びベースに接続され、共通エミッタはトランジスタQ
4のコレクタに接続される。トランジスタQ7のコレク
タはトランジスタQ10のコレクタに接続され、ベース
はトランジスタQ8のエミッタに接続される。トランジ
スタQ9 、QIOのエミッタはいずれも基準電位点に
接続されており、トランジスタQ9 、Q10によって
カレントミラー回路が構成される。トランジスタQ8は
トランジスタQ5と共に差動対を成し、コレクタは基準
電位点に接続され、ベースには基準電圧vrが印加され
る。
これらのトランジスタQ5乃至Q10によって比較回路
が構成され、この比較回路の出力はトランジスタQ7の
コレクタからコンデンサCXに与えられる。
トランジスタQ4のエミッタは電源端子3に接続され、
ベースはトランジスタQ3のベース及びコレクタに接続
されている。トランジスタQ3のエミッタは電源端子3
に接続されており、トランジスタQ3 、Q4によって
カレントミラー回路が構成される。トランジスタQ3の
コレクタはトランジスタQ2のコレクタ・エミツタ路及
び抵抗R3を介して基準電位点に接続されている。トラ
ンジスタQ2のエミッタは抵抗R4及びトランジスタQ
1のコレクタ・エミツタ路を介して基準電位点にも接続
されており、ベースには端子4を介して垂直振幅比較用
パルスが与えられる。トランジスタQ1のベースには端
子5を介して利得切換制御信号が与えられるようになっ
ている。
トランジスタQ5乃至QIOによって構成される比較回
路によって、コンデンサCOからの鋸歯状波電圧は基準
電圧Vrと比較される。ここで、垂直振幅比較用パルス
のパルス期間以外の期間にはトランジスタQ2はオフで
あり、トランジスタQ3 、Q4のエミッタ・コレクタ
路には電流が流れず、比較回路の出力は発生しない、垂
直振幅比較用パルスのパルス期間にはトランジスタQ2
はオンであり、トランジスタQ6 、Q7の共通エミッ
タに流れる電流に基づく利得で、誤差電圧に応じた電流
がトランジスタQ7のコレクタから出力される。
トランジスタQ6 、Q7の共通エミッタに流れる電流
は利得切換制御信号によって制御される。
例えば、ハイレベル(以下、”H”という)の利得切換
制御信号が端子5を介して入力されると、トランジスタ
Q1はオンとなって、抵抗R4は抵抗R3に並列接続さ
れる。一方、ローレベル(以下、“L”という)の利得
切換制御信号によってトランジスタQ1はオフとなり、
トランジスタQ2のエミッタと基準電位点との間には抵
抗R3のみが接続されることになる。つまり、“H”の
利得切換制御信号によってトランジスタQ2のコレクタ
電流が増加し、トランジスタQ3 、Q4から成るカレ
ントミラー回路によってトランジスタQ6 、Q7の共
通エミッタ電流も増加する。逆に、“L”の利得切換制
御信号によってトランジスタQ2のコレクタ電流は減少
し、トランジスタQ6゜Q7の共通エミッタ電流は減少
する。
いま、トランジスタQ6 、Q7の共通エミッタ電流を
工1とし、トランジスタQ5のベースの鋸歯状波電圧と
基準電圧vrとの誤差電圧をΔVとし、トランジスタQ
7のコレクタからの出力電流をI outとすると、出
力電流l0Utは下記(2)式によって示される。
但し、kはボルツマン定数であり、qはクーロン電荷で
ある。
この(2)式に示すように、比較回路の利得は共通エミ
ッタ電流■1に比例する。したがって、“H”の利得切
換制御信号によって比較回路の利得は増加し、“L”の
利得切換制御信号によって比較回路の利得は低下する。
なお、利得切換制御信号は、図示しない垂直同期回路が
入力映像信号の垂直同期信号に同期している場合には“
L”を呈し、垂直同期回路が入力映像信号の垂直同期信
号に非同期であるか又は同期した直後である場合には“
H”を呈するようになっている。
次に、このように構成された垂直偏向用鋸歯状波発生回
路の動作について説明する。
垂直ランプパルスのパルス期間にスイッチSOがオンと
なって、コどデンサCOは基準電圧VOまで充電される
。ランプパルス期間が終了すると、コンデンサCOに蓄
積された電荷は電圧−電流変換器A4を介して放電され
る。放電の終期、すなわち、垂直ランプパルスのパルス
期間の直前において垂直振幅比較用パルス期間が開始さ
れる。そうすると、トランジスタQ2がオンとなって、
トランジスタロ5乃至Q10による比較回路において、
コンデンサCOからの鋸歯状波電圧と基準電圧vrとが
比較される。
いま、垂直同期がとれて利得切換制御信号が“L”であ
る場合には、トランジスタQ1はオフであり、トランジ
スタQ2のコレクタ電流値は比較的小さい、このため、
トランジスタQ6 、 Q7の共通エミッタ電流11も
小さく、比較回路は鋸歯状波電圧と基準電圧Vrとの誤
差電圧を比較的小さい利得で増幅してトランジスタQ7
のコレクタからコンデンサCXに与える。コンデンサC
Xからの制御電圧は電圧−電流変換器A4において基準
電圧v×と比較され、誤差分に基づく電流がコンデンサ
COから電圧−電流変換器A4を介して流れる。
比較回路の利得が小さいことから、コンデンサCxに現
れる制御電圧の変化は小さい。したがって、第7図に示
すように、第1フイールドと第2フイールドとで垂直周
期が相違する場合でも、コンデンサCOの放電電流Iの
変化は小さく、フィールド毎の垂直振幅の変動量は小さ
い、これにより、画面のぶれを低減することができる。
一方、チャンネル切換え時等のように、垂直同期がとれ
ておらず利得切換制御信号が“H”である場合には、ト
ランジスタQ1はオンであり、抵抗R3、R4は並列接
続される。このため、トランジスタQ2のコレクタ電流
は比較的大きく、トランジスタQ6 、Q7の共通エミ
ッタ電流は大きい、すなわち、比較回路の利得は大きく
、コンデンサC×には鋸歯状波の終期の電圧の変化に応
じて大きく変化する制御電圧が現れることになる。
したがって、コンデンサCOの放電電流Iの変化量も大
きく、鋸歯状波電圧の振幅は短期間で所定値に到達する
。これにより、画面の垂直振幅は短期間で安定する。
このように、本実施例においては、垂直同期がとれてい
る場合には、利得可変比較回路A5の利得を小さくする
ことにより、フィールド毎の垂直振幅の変動を低減して
、画面のぶれを抑制しており、垂直同期がとれていない
場合には、利得可変比較回路A5の利得を大きくするこ
とにより、画面サイズを短時間に所定の大きさにするよ
うにしている。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、比較手段の利得を
利得制御手段が制御することにより、フィールド周期が
変化する場合でも、画面のぶれを低減するができるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る垂直偏向用鋸歯状波発生回路の一
実施例を示す回路図、第2図は第1図中の利得可変比較
回路A5の具体的な構成を示す回路図、第3図は垂直偏
向回路を示す回路図、第4図は第3図の動作を説明する
ためのタイミングチャート、第5図は従来の垂直偏向用
鋸歯状波発生回路を示す回路図、第6図は従来例の動作
を説明するためのタイミングチャート、第7図は従来例
の問題点を説明するためのタイミングチャートである。 co 、cx・・・コンデンサ、 A5・・・利得可変比較回路、 Vr 、Vx・・・基準電圧源、 A4・・・電圧−電流変換器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)垂直周期で充放電を繰返して垂直周期の鋸歯状波
    を発生するコンデンサを有する鋸歯状波発生回路と、 前記鋸歯状波の垂直期間の終期における電圧と所定の基
    準電圧とを比較して比較誤差を所定の利得で増幅して出
    力する比較手段と、 この比較手段の出力を保持する保持手段と、この保持手
    段からの出力に基づいて前記コンデンサの充電又は放電
    電流量を決定する電圧−電流変換器と、 前記比較手段の利得を制御する利得制御手段とを具備し
    たことを特徴とする垂直偏向用鋸歯状波発生回路。
  2. (2)前記利得制御手段は、垂直同期がとれている場合
    には前記比較手段の利得を小さくし、非同期である場合
    には前記比較手段の利得を大きくすることを特徴とする
    請求項1に記載の垂直偏向用鋸歯状波発生回路。
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Cited By (3)

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